JP3133230B2 - 片受け三層複合管 - Google Patents

片受け三層複合管

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JP3133230B2 JP07087538A JP8753895A JP3133230B2 JP 3133230 B2 JP3133230 B2 JP 3133230B2 JP 07087538 A JP07087538 A JP 07087538A JP 8753895 A JP8753895 A JP 8753895A JP 3133230 B2 JP3133230 B2 JP 3133230B2
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性樹脂を原料とす
る複合管、特に地中に配管して使用される下水用、農水
用、工水用などの埋設用の片受け三層複合管に係る。
【0002】
【従来の技術】従来、熱可塑性樹脂、たとえばポリエチ
レン、ポリプロピレンなどを原料とする管は広く製造さ
れ、各所で使用されているが、何れもその腐食性雰囲気
における耐性が優れて耐用年数が長いこと、金属管に比
べて比重が小さくて設計上、施工上有利であることが評
価されているが、その他の要素として優れた可撓性に着
目して装置や屋内、屋外の配管として使用する事例もき
わめて多い。
【0003】樹脂管は上記の長所を具える一方、金属に
比較すればなお、強度的には同レベルには届かないか
ら、その可撓性を保有しながらも曲げ強度、圧縮強度の
一層の向上を図ることが、この管種の用途をさらに拡大
する要件となることは明らかである。この要請に応えて
開発された管種が複合管である。しかし、単に管を重ね
合わせるだけでは、単管の肉厚を増大した結果とさほど
大きな違いが現われず、重量増加に見合うだけの強化に
留まるから必ずしも大きな利点が得られるとは言えな
い。そこで二層の複合管ではあるが内層管は直管であ
り、内層管の外周面上へ被覆する管は凹部と凸部を交互
に繰り返す波形管であって、内層管の外周面に波形管の
凹部の内周面が圧着して一体的な複合管を形成する形態
が高い評価を受け、曲げ強度、圧縮強度の向上が著し
く、材料が本来具えている可撓性が十分に発揮されつつ
も、偏荷重の負荷に耐え、管の自重増加の割合以上の大
きな強度向上が得られる構造が好評を得ている。
【0004】この形態の二層複合管の製造は自動化され
た大量生産方式が最も好適である。製造方法に関する従
来技術が幾つか見出されるが、何れも基本的な方式に大
きな違いは認められない。図9で引用する特公平3−7
4618号公報では、凹凸成形面を具えた二分割型の多
数の成形ブロックを定速で走行させ、この成形型内へ溶
融合成樹脂を押し出して環状の山部21a、谷部22a
が交互に連続する波形管23aを成形すると共に、該谷
部22a内面に溶着する直管1aを押し出して二重壁成
形体3aを成形する工法を従来技術として挙げた上で、
一定間隔毎に波形管23aの谷部22aと同一直径の円
筒部24aを介在させて、この円筒部24aで二層複合
管3aを切断し、加熱拡径して管継合用の受口を成形す
ることを要旨としている。
【0005】図10で例示する特公平6−6329号公
報でも実施の一例として図示したように、波形部23b
と内層管1bとが波形部の凹部の内周面で圧着する構成
を従来技術として捉え、受口(パイプソケット)を形成
するための凹みを成形することを課題とした発明であ
る。すなわち発明の要旨はこの凹みを成形するために凹
み部に到達した二層複合管3bの内層管1bと波形管2
bの受口部24bの重なり合った部分へ芯の内部から外
気よりも高圧の媒体(たとえば圧縮空気)を吹き込んで
金型内へ押圧し、金型の凹みと同形のソケット部を比較
的容易に成形することである。この製造方法によって、
たとえばドイツ特許公開第1,801,179号やアメ
リカ特許第4,003,685号のような複雑な工程や
設備の必要がなくなったと謳っている。
【0006】特公平6−15713号公報の従来技術も
前例と同様に波形部と受口部とがある長さ毎に繰り返す
被覆管と、その内面に圧着する内層管の製造方法に係
り、通常の波形部を成形するときには、僅かに過圧のガ
スが両管間の空間に吹き込まれるが、両者が直管状に複
合する受口部(パイプソケット)が製造される際には該
空間から排気されて、波形管の受口部と内層管の外周面
との表面圧着が実現し、最終段階では内層管の内周面側
から加圧して完全な塑性変形を完成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の例示のように直
管の内層管の外周面の上へ波形管を被覆し、波形の凹部
の底点で両者が圧着する構成は、内層管の曲げ強度を格
段に向上し特に管軸方向へ負荷する外力に対する抵抗が
強化されるという利点が認められる。そのために住宅や
事務所など建造物内の給排水用の配管や、化学装置類、
機械設備、屋外の環境関連設備の多目的配管などで従来
よりも適用できる用途が拡大し、その可撓性や化学的な
安定性を活用して振動や偏荷重や局部的な曲げ応力の生
じやすい箇所での使用に大きな利点をもたらしているこ
とは確かな事実である。
【0008】しかし、強化された二層複合管であっても
なお、その材料的な限界から適用が困難な場合も少なく
はない。その典型的な例の一つとして埋設管が挙げられ
る。埋設して地中に管路を形成する埋設管の機能は都市
のライフラインとして特に重視されているが、一旦地下
における布設工事が完了すれば、その後の点検、修理な
どの保全措置は地上の配管に比べて格段に煩瑣となるに
も拘らず、地中の管路が遭遇する変動はきわめて激し
く、かつ予測を越える複雑な要素が錯綜するという特異
性がある。特に地盤の不等沈下、地上を走行する重車両
による急激な偏荷重と振動、衝撃、地震による強烈な縦
横方向の揺動などが、地中に埋設した管路を直撃する可
能性が高い。
【0009】熱可塑性樹脂を原料とする二層複合管が、
地中の埋設管に適用されたとき、その外周面を取り囲む
土壌からの腐食性雰囲気に対しては、化学的に安定して
いるから適性を具えているが、管の上方には堆積した過
大な土壌の重量が負荷するという大きな課題に直面す
る。強化された二層複合管と雖も、深度の大きな埋設位
置においては、地表から管に至る土壌の重量に耐えられ
るだけの偏平強度(偏平剛性)は保証されておらず、特
に管軸と直交する垂直荷重に対する適応性には疑問が残
る。
【0010】近年の都市計画の一環として下水設備の完
備が自治体の大きな課題であるが、下水管路は一部を除
いて殆ど自然流下方式を採っているから、地中に埋設し
た管路は自然に流下するだけの勾配が必要であり、高深
度の管路を埋設することと、一旦埋設した管路の勾配が
常に維持されることが、下水管路として求められる要件
である。しかし、前記の二層複合管では管毎にその長手
方向に撓む危険性があると同時に、管の断面から見れば
土圧に耐え切れないで偏平となる変形が生じて管路内の
流水の抵抗が増加し、自然流下が円滑に機能しない原因
となる虞れがある。
【0011】一方、この課題を解決するために従来技術
の二層複合管をさらに強化した三層複合管の構成に着目
したとしても、その製造方法に係る別の大きな課題に直
面せざるを得ない。従来技術で使用される二層複合管の
成形装置は図9、図10で例示した通り、エンドレスに
回動する2列1組の金型群が係合する直線部で溶融熱可
塑性樹脂を押し込んで内層管と波形管とを同時に成形し
圧密する方式をベースとしている。溶融樹脂の押し込み
は金型内で二重の同心円状に形成した2個の環状スリッ
トを通路とするが、仮に該成形装置内でさらに外層管を
押し出して波形管の外周面上へ圧着しようとすれば、金
型内に別の環状スリット追加する必要があり、事実上、
従来の金型は転用不可能となって新規の装置を更新する
に等しい設備負担を強いられる。
【0012】従来技術の成形装置をそのまま流用して装
置外で二層複合管の外周面上へ外層管を被覆する三層複
合管の製造方法を成立するためには、さらに別の技術的
課題を解決することが条件となる。すなわち成形される
二層複合管の波形複合部の外径は管の挿口よりさらに小
径であるから、受口複合部の外周面の外径との間に相当
な差があることは言うまでなく、金型内で強制的に押圧
して金型の形状通りに転写する従来技術ならば容易であ
っても、金型の拘束から開放されたフリーの状態でこれ
だけの外径の差を吸収して平滑な圧着面を得ることは技
術的にかなり困難であり、少なからぬ皺の発生を誘発し
て商品としての外観価値を著しく損ねる懸念が大きい。
また、二層複合管と外層管との圧着が不完全であれば、
当初の意図に反して土圧による垂直方向の圧縮荷重への
耐性が期待通りには強化されず、まして地震による激し
い揺動、重車両の通行による偏荷重、振動、衝撃などに
遭遇すれば、直ちに圧着部から積層した管同士が剥離し
て管の複合による強化を瞬時に失う虞れさえ否定できな
いという品質上の課題もある。
【0013】本発明は以上の課題を解決するために従来
技術の二層複合管をさらに強化して地中に埋設して信頼
性の高い管路を形成することができる熱可塑性樹脂によ
片受け三層複合管の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る片受け三層
複合管は熱可塑性樹脂を原料とし、直管状の内層管1
内層管1Aの外周面11Aへ凹部の内周面26Aを一
体的に圧着する波形部23Aとを具えた中層管2A、該
波形部23Aの凸部の外周面25Aに圧着する外層管4
Aによって三層複合した一定管長の波形複合部Aと、波
形複合部Aの外層管4Aよりも若干大径に膨出した内周
面を具えた内層管1B、該内層管1B上へ添って圧着す
る同形状の中層管2B、外層管4Bがそれぞれ一体的に
積層して波形複合部Aよりも膨出した受口複合部Bとよ
りなり、受口複合部Bが波形複合部Aの外層管4の外周
面41Aよりも若干大径の内周面B−11よりなる直線
部B−1と、段差を以てさらに外径側へ拡径する段差部
B−2と、該段差B−2より円錐状に縮径する傾斜部B
−3よりなり、かつ該段差部B−2の内周面B−21と
前記波形複合部Aの外周面41A間へ嵌入した環状のゴ
ム輪6、および/または前記傾斜部B−3の縮径部の内
周面B−31と波形複合部Aの外周面41A間へ該外周
面41Aと鋸刃状に咬合する環状歯71を具えた離脱防
止リング7を挟持したことによって前記の課題を解決し
た。
【0015】さらに上記の構成に加え、受口複合部Bの
傾斜部B−3の外周面B−32から同部端面B−33に
かけて、ほぼL形に屈折した樹脂製または金属製の補強
環8を被冠したことも望ましい実施態様である。
【0016】
【作用】本発明に係る三層複合管の作用は、水平方向の
耐曲げ性に加え、従来技術の二層複合管にはなお、不十
分と認識されていた垂直方向の偏平剛性を格段に強化し
て、地下に高深度で埋設する下水管としても設定通りの
作用を果たす特性を付加した上で、請求項1の作用は地
下の埋設管として共通する要請に応えた構成であり、受
口複合部Bの段差部に嵌合したゴム輪6によって管内外
の流通を封じて汚水などが管外へ漏洩しない封止作用を
強化し、また、傾斜部に介装した離脱防止ゴムリング
は、三層複合管5の波形複合部A外周面と鋸刃状に咬止
して地震、振動、不等沈下などの異状現象に遭遇して
も、管同士が離脱しないように咬持する作用を発揮す
る。また請求項2のように、ほぼL形に屈折した樹脂製
または金属製の補強環8を受口複合部Bの傾斜部B−3
から端面B−33へかけて被冠しているので、三層複合
管5に各方向から外力が加わり端面が変形しようとする
ときに、この外力に耐えて現在の形状を保持する補強作
用が発揮され、たとえば受口複合部Bの肉厚が不足する
とか、外層管4が材質的にやや非力の懸念が残るときで
も、三層複合管5の端部を補強して円管の楕円化、それ
に伴う管継手の離脱などを防止する作用に繋がる。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を説明する。適用できる熱可
塑性樹脂としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
デン−1などのα−オレフィンの単独重合体、およびエ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン共
重合体などのα−オレフィンの共重合体、塩化ビニルな
どが挙げられる。本発明で使用される熱可塑性樹脂のメ
ルトインデックス(流動性)は、JIS−K−7210
−1976の規定(以下M1と記す)によって0.01
〜5.0g/10分の範囲にあることが好ましい。M1
が0.01以下であると押し出しが困難となり、5.0
以上になると成形時に溶融樹脂が垂れやすく所望の形状
を得ることが難しくなる。
【0018】図1は本発明に係る三層複合管を製造する
流れを示した概略の平面図であり、図2は製造の進行に
伴う各ステップを象徴的に表わしたもので、内層管1と
中層管2とが単独で押し出され(イ)、両管が複合して
二層複合管3を形成し(ロ)、さらに外層管4がその上
へ被覆して三層複合管5を形成する(ハ)状態を示して
いる。製造の手順は、エンドレスに定速度で回動する2
列1組の金型101の連結体によって内層管1と中層管
2とが一体的に圧着した二層複合管3が成形され、金型
101の回動と共に離型して二層複合管の成形ラインの
軸線の延長上に押し出される。内層管1と中層管2の複
合した二層複合管3は波形複合部Aと受口複合部Bとが
一定距離毎に間隔をおいて配置され、加熱装置102の
領域に前進してそれぞれの外周面25A、25Bが均一
に加熱され、表面が軟化する所定温度まで加熱される。
表面が軟化もしくは溶融状態に達した二層複合管3は、
さらに前進して真空設備103の領域に入り周囲の空気
は吸引されて所望の真空度の雰囲気に囲まれる。この雰
囲気と温度の条件下において、二層複合管3の外周面は
外層管被覆装置から押し出される溶融状態に加熱された
外層管4の被覆を受け、外層管4は外周面側からの大気
圧と内周面側の真空度との圧力差によって二層複合管3
の外周面に吸着して溶融状態であるから圧着する。この
工程の結果、図3のような三層複合管5が成形されるか
ら、図示しない切断装置によって連続した三層複合管5
を単管に切り揃えて製品となる(図4参照)
【0019】三層複合管5の受口形状は、金型内の塑性
変形によって成形される二層複合管の受口複合部Bの形
状が決定する。従来技術の中には三層複合管を成形した
後に連続した管を切断して切り揃え、一旦冷却した複合
管の該当部分を改めて再加熱し、軟化した状態で受口の
形状に拡径する方式もあるが(図9)、熱効率に着目す
れば、金型内で所望の形状の受口を既に成形しておくこ
とが有利なことは言うまでもない。しかし、周知のよう
に最近は特に地震に適応できる地下埋設管路の形成が重
要視されるから、管路の継手の形状についても多くの改
良や試行錯誤が続出する傾向にある。したがって免震構
造、耐震構造などの異なった継手が続々と提案されるこ
とは避け難いから、二層成形装置のうち、管の受口部を
成形する金型は他の波形部の金型とは切り離して単独で
交換可能とする配慮も一つの対案である。
【0020】この手順の特徴として、内層管1と中層管
2とを重ね合せて波形複合部Aと受口複合部Bとが定間
隔毎に交替する二層複合管3を成形する二層成形工程ま
では図9〜10の例示をはじめ既に提案された公知の従
来技術と特に変る点はないが、次の工程として離型した
二層複合管3は成形ラインの延長となる軸線を保って進
行しつつ外周全体から加熱され、中層管2の波型部凸部
の外周面25Aも、膨出した受口部の外周面25Bも直
径の差はあってもほぼ同一温度に達するから、両外周面
上へ溶融状態の環状の樹脂がさらに押し出されて重なっ
てきても、外径の差による皺の発生を防止して均一な被
覆作用が守られる。さらに二層複合管3の外周面と押し
出される外層管4との空間は排気されて真空状態となる
一方、接近する外層管4の外面側からは大気圧が掛かっ
ているから、中層管2の外周面に外層管4の内周面が吸
着して溶融状態の外層管4は圧力差のために強く押圧さ
れて両者は接触の瞬間に圧着状態となって強固に複合
し、中層管2の波型部、受口部の外周面のそれぞれの直
径に差があるにも拘らず、この吸着と押圧と樹脂の延展
性の複合作用が均等で皺のない平滑な被覆作用を保証す
る。
【0021】図5は本発明に係る三層複合管を製造する
前工程である二層複合管3の成形工程に適用した設備の
概略を示す参考図である。2列に連結した金型101は
中央の直線部で係合して重なり合い、同心円で形成する
外側の環状スリット111と内側の環状スリット112
から金型の空洞部分へ溶融状態の熱可塑性樹脂が押し込
まれ、軸線側には内層管1を成形し、外周側には波形部
23と受口部24とを交互に繰り返す中層管2を同時押
し出して成形し、途中で両管を重ね合せ軸線側から加圧
し外周側からは減圧して圧着すれば、波形複合部Aと受
口複合部Bとを交互に繰り返す二層複合管3が連続的に
大量生産される。
【0022】本発明に係る片受け三層複合管を製造する
には、二層複合管3の成形工程までの装置については公
知の従来技術の何れを流用しても足りる。すなわち基本
的にエンドレスに回動する1組2系列の金型群の相互に
係合する直線部へ、溶融状態の熱可塑性樹脂を供給し、
凹部と凸部とが交互に繰り返す波形部と定間隔毎に膨出
する受口部に対し、それぞれその内周面側に圧着する内
層管1を同時に押し出して二層複合管3を複合成形する
構成はそのまま踏襲される。特に、既存の二層複合管の
成形設備を流用し、その成形ラインの延長上に三層複合
管の成形ラインを構築したので、三層複合管5を成形す
るために二層複合管3の上へ重ねて被覆圧着する外層管
の作動条件は、すべて独立した制御系の中に組み込ま
れ、任意の三層複合管を設定する自由度を具えているこ
とである。たとえば、外層管4を形成する熱可塑性樹脂
の材質や肉厚などは、既存の二層複合管3の成形条件と
は何の関連もなく、その制約を受けることもないから、
三層複合管の製品として使用される条件を十分に参酌し
た強度、可撓性、耐震性、垂直方向の偏平剛性、水平方
向の耐曲げ性など要請に応じて自由に設定可能である。
【0023】図6は本発明の実施例の一部断面正面図で
あり、三層複合管5の受口複合部Bの段差部B−2と隣
接する継合管の波形複合部Aの外周面41A間にゴム環
6を外嵌して封止作用を求めた事例であり、同時に受口
複合部Bの傾斜部B−3の内部と波形複合部Aの外周面
41A間に離脱防止リング7を介装した例であり、離脱
防止と管内からの汚水漏洩の防止に有効な実施例であ
る。
【0024】図7は本発明の別の実施例であり、たとえ
ばステンレス鋼、銅合金などの耐食性に優れた金属材料
や、強化プラスチック材などで製作した高強度の補強環
8を三層複合管5の受口複合部Bの端部に外嵌した例で
あり、補強環8は截頭錐状の環状体からなり、これを受
口複合部Bの傾斜部の外周面B−32から端面B−33
にかけて環状に被冠して端部の強化を集中的に図り、特
に地震などの予想を超えた急激な外力の直撃にも耐え得
る免震作用の向上を意図したものである。
【0025】三層複合管を成形する工程では加熱軟化作
用と真空条件が本発明の重要な要諦となる。加熱軟化工
程においては、二層複合管3の外周面については50℃
以上、または当該原料である熱可塑性樹脂の軟化点以上
であることが求められる一方で、二層複合管3を形成す
る中層管2の内周面は軟化点以下の温度に抑制すること
が必要である。当該内周面が軟化点以上の温度に昇温す
ると、次の真空状態としたときに中層管2の波形部23
の凸部21の外形が過度の軟化によって崩れ、三層複合
管としての機能が著しく阻害する構造を成形する原因と
なる。また、中層管2の外周面25A、25Bの表面温
度が50℃以下であれば、押し出される外層管4が被覆
しても溶着するだけ十分な接着力が得られないから、成
形後の三層複合管に曲げ荷重が加わったときに、外層管
4と二層複合管3とが剥離する原因となりやすい。
【0026】三層成形工程の要点に欠かせないのは被覆
作用が進行するときの真空度であり、真空度が5cmH
g未満であると十分な溶着力か得られないばかりでなく
皺が発生しやすい難点がある。また、50cmHg以上
となると熱可塑性樹脂が振動して安定した成形が困難と
なり、皺のない平滑な外層管4を被覆する作用を妨げる
要因となる。逆にこの範囲の真空度を維持すれば、たと
えば中層管2の波形部の凸部の外周面25Aと受口部の
外周面25Bとの外径差があっても、円滑で皺のない表
面を有する三層複合管5を得ることができる。
【0027】表1に表示する推奨例1〜3と比較例1〜
4は、何れもポリエチレン樹脂(密度=0.952g/
cm2、M1=0.15g/10分)をそれぞれ溶融樹
脂温度210℃で押し出して成形し、内径150mm、
波形複合部Aの外径182mm、受口複合部Bの外径1
62mm、内層管1、中層管2、外層管4のそれぞれの
肉厚を2mmとし、波形部のピッチは凸部で10mm、
凹部で10mmの合計20mmとして、表に掲げる諸条
件で外層管を被覆して三層複合管の成形工程を実施し比
較した。表1のうち、推奨例1〜3は何れも被覆時の中
層管の外周面温度が50℃以上であるか、当該樹脂の軟
化点110℃以上であり、逆面である内層管の内周面は
軟化点以下であるという要件と、真空度が5〜50cm
Hgの範囲に入る要件をすべて満たしているのに対し、
比較例1の中層管の外周面は40℃と最低基準に達して
いないし、比較例2は内層管の内周面温度が軟化点を大
幅に超えており、比較例3は真空度が上限を超えてお
り、比較例4は真空度が下限に達していない。
【0028】
【表1】
【0029】推奨例と比較例との差は表1にも明確に示
されている通り、三層複合管の接着強度を検査すると、
推奨例は何れも三層複合管を構成する各層の基材自体か
ら破壊しているのに対して、比較例の大半は基材からで
はなく接着箇所から破断しているから、中層管の凸部と
外層管の内周面との接点における圧着が不完全なために
該熱可塑性樹脂本来の強度を損っていることを示唆して
いる。また、三層複合管の外観検査でも外層管の被覆が
推奨例においては全く皺のない美麗かつ平滑な表面を形
成しているのに対し、比較例の半ばは皺の存在が認めら
れ、商品価値のうえでも大差を生じる結果を立証してい
る。
【0030】図8(イ)は本発明の推奨例について水圧
テストを行なったときの要領を示す。対象とする三層複
合管5の具体的な数値は、管の材質は高密度ポリエチレ
ンで三層複合管の外径は175mm、内径は150mm
であり、外層管の肉厚1.5mm、中層管の肉厚1.5
mm、内層管の肉厚も1.5mmとし、受口複合部の複
合した肉厚は4.5mmとなる。図のように右方の三層
複合管5は波形複合部Aと受口複合部Bとを具え、この
受口複合部Bへ他の三層複合管5’の波形複合部を嵌挿
し、両管の端面には栓Cを当てて密封した自由端とし
て、一方からポンプPを作動して管内の水圧を上げて管
の抜け出しの有無を検査した。結果として管内の水圧が
3.5Kgf/mm2まで加圧したところ、受口複合部から左
方の管端が約50mm抜出た後に離脱防止リングが波形
複合部の外周面に食い込み、それ以上の抜け出しを阻止
して安定した固定状態となり、この間に管内からの漏水
も全くなかったから、確認テストの目的を達したと判断
される。
【0031】図8(ロ)は同じ要領で作成した試験用の
三層複合管5に対して実施した偏平試験の概略を示す。
すなわち、特に本発明の主目的である垂直方向の外力に
対する耐性を確認するテストであるが、この試験結果に
よれば、外径175mmの三層複合管5がその長手方向
の中央の位置で、断面にして8mmだけ垂直方向に撓ん
で偏平な楕円化するまでに要する外力は820Kgf/mm2
を記録し、ほぼ同一外径の下水用硬質塩化ビニール管の
成績が370Kgf/mm2であることと比べると、偏平剛性
が格段に凌駕していることは異論の挟む余地がないと解
釈される。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上に述べた通り、化学的に安
定して耐食性に優れ、可撓性にも恵まれた熱可塑性樹脂
を原料として、従来技術の大量生産方式を援用しつつも
従来の複合管にはなお万全の信頼性には欠ける垂直方向
への外力に対しても、十分に耐え得る偏平剛性を具えた
複合管を開発したから、従来は躊躇せざるを得なかった
地中に埋設する埋設管、特に自然流下を原則とする下水
用の管路についても何の懸念も抱くことなく適用できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る三層複合管の製造工程を示す概略
の平面図である。
【図2】(イ)(ロ)(ハ)によって本発明の複合管の
製造ステップを段階的に表す。
【図3】同製造中における三層成形体の一部断面正面図
である。
【図4】製品として完成した三層複合管の一部断面正面
図である。
【図5】同製造工程における二層成形工程に適用する成
形装置の要部の横断平面図である。
【図6】本発明に係る三層複合管の実施例の一部断面正
面図である。
【図7】本発明に係る三層複合管の別の実施例を示す一
部断面正面図である。
【図8】本発明に係る三層複合管の水圧試験の要領を示
す正面図(イ)と偏平試験の要領を示す縦断側面図
(ロ)である。
【図9】従来技術の縦断正面図である。
【図10】別の従来技術の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 内層管 2 中層管 3 二層複合管 4 外層管 5 三層複合管 6 ゴム輪 7 離脱防止リング 8 補強環 11 外周面(内層管) 12 内周面(内層管) 21 凸部(中層管) 22 凹部(中層管) 23 波形部(中層管) 24 受口部(中層管) 25 外周面(中層管) 26 内周面(中層管) 41 外周面(外層管) 71 環状歯 A 波形複合部 B 受口複合部 B−1 直線部 B−2 段差部 B−3 傾斜部 B−11 内周面 B−21 内周面 B−31 内周面 B−32 外周面 B−33 端面 101 金型 102 加熱装置 103 真空装置 104 外層管被覆装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B32B 1/04 B32B 1/04 1/08 1/08 A 3/30 3/30 F16L 11/10 F16L 11/10 B // B29K 101:12 B29L 9:00 23:00 (72)発明者 中野 良一 大阪府大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会社栗本鐵工所内 (72)発明者 長瀬 貞雄 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学 株式会社 四日市総合研究所内 (72)発明者 水谷 義璋 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学 株式会社 四日市総合研究所内 (72)発明者 伴 久良 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学 株式会社 四日市総合研究所内 (56)参考文献 特開 平8−244093(JP,A) 特開 平8−258175(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29D 23/00,31/00 B29C 47/00 - 47/96

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂を原料とし、直管状の内層
    管1、該内層管1Aの外周面11Aへ凹部の内周面26
    Aを一体的に圧着する波形部23Aを具えた中層管2
    A、該波形部23Aの凸部の外周面25Aに圧着する外
    層管4Aによって三層複合した一定管長の波形複合部A
    、波形複合部Aの外層管4Aよりも若干大径に膨出し
    た内周面を具えた内層管1B、該内層管1B上に添って
    圧着する中層管2B、外層管4Bがそれぞれ一体的に積
    層して前記波形複合部Aよりも膨出した受口複合部Bと
    よりなる片受け三層複合管において、受口複合部Bが波
    形複合部Aの外層管4Aの外周面41Aよりも若干大径
    の内周面B−11よりなる直線部B−1と、段差を以て
    さらに外径側へ拡径する段差部B−2と、該段差B−2
    より円錐状に縮径する傾斜部B−3よりなり、かつ該段
    差部B−2の内周面B−21と前記波形複合部Aの外周
    面41A間へ嵌入した環状のゴム輪6、および/または
    前記傾斜部B−3の縮径部の内周面B−31と波形複合
    部Aの外周面41A間へ該外周面41Aと鋸刃状に咬合
    する環状歯71を具えた離脱防止リング7を挟持したこ
    とを特徴とする片受け三層複合管。
  2. 【請求項2】 請求項において、受口複合部Bの傾斜
    部B−3の外周面B−32から同部端面B−33にかけ
    て、ほぼL形に屈折した樹脂製または金属製の補強環8
    を被冠したことを特徴とする片受け三層複合管。
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