JP3133223U - 管状構造部材の固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】建築現場における足場を組立てる管状構造部材の固定具を提供する。
【解決手段】足場を組立てる管状構造部材と一体を成す固定具100、及び固定具に軸支される可動式嵌合固定リング200からなる。
固定具は、環状構造部材300を嵌合する嵌合凹部101を有し、可動式嵌合固定リングの調節スリット201に回動軸体102を挿通して該嵌合凹部に向けて回動可能に軸支する。
該嵌合凹部に管状構造部材を嵌合し、可動式嵌合固定リングを調節スリットに沿ってスライドさせて位置を調節して位置決め溝202に定位体103を掛止することにより、環状構造部材を脱落しないようにロックする。
また、使用しない場合は、可動式嵌合固定リングを反対方向に回動して同様に調節スリットに沿って移動させることによりその掛止溝に掛止体104を掛止してロックする。
【選択図】図2

Description

本考案は、土木建築現場において管材からなる足場を組立てるための管状構造部材の固定具に関する。特に、分解及び足場の組立施工が容易な管状構造部材で、パーツ遺失及び落下を減少させることができ、しかも扱い易く、可動式嵌合固定リングを所定の位置において適宜に操作することにより、簡単に分解可能でであり、また狭い足場の通路又は足場の階段において簡単に固定可能で、これにより施工人員が足場用管状構造部材を分解する時にも最少の人力で分解或いは設営を行うことができる。 このため、足場の固定具を分解する際には、同時に二人以上の作業人員により行なうなど、施工人員の不便を招いていた状況を改善可能となり、これにより作業効率を大幅に向上させ、コストを削減することができる管状構造部材の固定具に係る。
公知の足場施工に用いる管状構造部材は、固定具を直接足場上に嵌設し、次に嵌合固定リングで固定して使用するが、この種の方式は分解が非常に不便であった。なぜなら作業人員が一人で分解する時には、一方の第一端を分解した後、足場距離の関係で反対端に移動し第二端の嵌合固定リングを分解しなければならないが、第二端の嵌合固定リングを分解後には、角度の関係で、第一端の既に分解された固定具が自動的に戻り足場の管路上に再び嵌設してしまうからである。よって、分解には通常2人以上の人力が必要となり、作業効率の低下を招いている。
特開平8−246664号公報
公知構造には以下の欠点があった。
すなわち公知の足場施工に用いる管状構造部材では、分解が非常に不便で、作業人員1人での分解は困難であったため、分解には通常2人以上の人力が必要となり、作業効率の低下を招いていた。
本考案は、上記構造の問題点を解決した管状構造部材の固定具を提供するものである。
上記課題を解決するため、本考案は下記の管状構造部材の固定具を提供する。
すなわち、パーツ遺失或いは/及び落下を減少させることができ、しかも固定具は簡単に取外しができ、或いは管状構造部材上に簡単に固定でき、かつ掛止が便利な可動式定位嵌合リングと、これにより施工人員が足場管状構造部材を分解或いは設営する時、最少の人力(1人で可能)で分解可能な足場施工の管状構造部材の固定具である。
このため、本考案の足場施工の管状構造部材の固定具は、足場施工の管状構造部材と一体を成すことができる固定具、及び該固定具上に可動接続する可動式嵌合固定リング等構成部品により構成し、
該固定具は、足場施工の管状構造部材に固定し、1個の固定付属部品とし、該固定具は管状構造部材を穿置可能な嵌合凹部を形成し、しかも適宜の位置において、可動式嵌合固定リングを固定具上に固定して脱落を防止する回動軸体、及び可動式嵌合固定リングを固定して管状構造部材が脱落せず及びこれにより可動式嵌合固定リングを掛止する定位体と掛止体を具え、
該可動式嵌合固定リングは、固定具に可動接続し、しかも該可動式嵌合固定リングは該固定具の回動軸体を旋回の軸支点として、該可動式嵌合固定リングの所定の位置に該回動軸体を挿通して軸支する調節スリットを開設し、該調節スリットに沿って該回動軸体が移動してその位置を調整可能であって、かつ該可動式嵌合固定リングの内縁面の適当な位置には該定位体を適時に嵌設可能な位置決め溝、及び該可動式嵌合固定リングを該固定具の上に掛止可能な掛止溝を設けた管状構造部材の固定具を提供する。
上記のように、本考案の固定具は操作が容易である。すなわち、可動式嵌合固定リングは調節スリットに沿って移動し、回動軸体に対してその軸支した位置を調製動可能であり、それを支点として旋回移動を行うため、管状構造部材を固定する時には、可動式嵌合固定リング上の位置決め溝を調整し、固定具上の定位体に穿置するだけで固定を完成することができる。また本考案は分解が容易である。固定具と管状構造部材を相互に離す時には、固定具上の可動式嵌合固定リングを回転させるだけで、固定具において固定する可動式嵌合固定リング上の位置決め溝は固定具上の定位体を離れ、こうして固定具は管状構造部材を離れ分解動作を完成することができる。さらに本考案は掛止が便利である。本考案の足場施工の管状構造部材の固定具を使用しない時には、可動式嵌合固定リング上の調節スリットを調節し、再將可動式嵌合固定リング上の掛止溝を調整し、固定具上の掛止体において穿置し、こうして掛止を完成する。
本考案の前記の及びその他の技術内容、特徴と機能について、以下に図を用い、最適実施例について詳細に説明する。
本考案の立体指示図である図1に示すように、本考案の管状構造部材の固定具は、固定具100、可動式嵌合固定リング200からなる。
該固定具100は、足場施工の管状構造部材上に固接し、固定付属部品を形成し、該固定具100は該管状構造部材300を嵌合可能な嵌合凹部101を形成する。さらに、該固定具100上に固定した回動軸体102を介して該嵌合凹部に臨む位置に該可動式嵌合固定リング200を回動可能に配置して、該管状構造部材300固定した状態で脱落を防止する定位体103により該可動式嵌合固定リング200をロックし、また、該可動式嵌合固定リング200をその開放位置に掛止してロックするため該固定具100上に掛止体104を設ける。
該可動式嵌合固定リング200は、該回動軸体102により該固定具100に回動可能に取り付けられ、かつ該回動軸体102を、回動・旋回の支点として、管状構造材の固定と取外しのための固定、或いは開放操作が可能である。
該可動式嵌合固定リング200は、調節スリット201を挿通する該回動軸体102により軸支され、該スリットに沿って位置を調節することができる。該回動軸体102は、支点でもあって該可動式嵌合固定リング200の旋回移動の中心となる。 さらに、該可動式嵌合固定リング200の上記嵌合凹部101側には位置決め溝202を形成し、管状構造部材300を把持した状態でその脱落を防止するため固定具100側面に突設した該定位体103に嵌合掛止させる。また、該可動式嵌合固定リング200は、管状構造部材を開放した状態で反転した位置に回動して該固定具100状の掛止体1043に掛止してセットしておくことができる(図2、3参照。)。
本考案の第一実施状態の指示図である図2に示すように、該固定具100により該管状構造部材300を固定しようとする時には、該固定具100の嵌合凹部101に該管状構造部材300を嵌合して固定する。次に、該回動軸体102に軸支された可動式嵌合固定リング200を調節スリット201に沿って移動させて位置を調整し、該可動式嵌合固リング200上の位置決め溝202を該固定具100上の定位体103に嵌合掛止する。こうして該可動式嵌合固定リング200は管状構造部材を把持した状態を確実に維持可能で、滑り落ち或いは緩みは発生しない。これにより本考案の管状構造部材の固定具と管状構造部材300は相互に定位固定される。
本考案の第二実施状態の指示図である図3に示すように、該固定具100を該管状構造部材300から外す時には、該回動軸体102を挿通する調節スリット201に沿って該固定具を位置移動させて位置を調整し、該可動式嵌合固定リング200を該嵌合凹部101を離れる方向に回転させて該可動式嵌合固定リング200上の位置決め溝202を該定位体103から離脱させる。次に、該固定具100を上へと移動し(つまり、管状構造部材300と相対移動を生じる)、取り外し動作を完了する。
本考案の第三実施状態の指示図である図4に示すように、該固定具100を該管状構造部材300から取外して使用しない時には、該回動軸体102に対して調節スリット201に沿ってスライドさせて再び位置を調整し、該可動式嵌合固定リング200上の掛止溝203を該固定具100上の掛止体104に掛止する。こうして、ロックしておくことにより該可動式嵌合固定リング200を不時の掛止動作から保護して損壊を防ぎ、使用寿命を延長することができる。
上記のように本考案は、同類製品中においても極めて優れた進歩性、実用性を備える。
本考案の立体指示図である。 本考案第一実施状態の指示図である。 本考案第二実施状態の指示図である。 本考案第三実施状態の指示図である。
符号の説明
100固定具
101嵌合凹部
102回動軸体
103定位体
104掛止体
200可動式嵌合固定リング
201調節スリット
202位置決め溝
203掛止溝
300 管状構造部材

Claims (3)

  1. 固定具、可動式嵌合固定リングからなり、
    該固定具は、管状構造部材一端に固定されて他の部材に対する固定手段を形成し、
    該固定具は、他の管状構造部材を嵌合する嵌合凹部を具えると共に可動式嵌合固定リングを軸支する回動軸体及び他の管状構造部材を嵌合してロックする定位体を設け、
    該可動式嵌合固定リングは、調節スリットを設けて該回動軸体を挿通し、回動軸体に対して回動すると共にスリットに沿って移動可能に軸支され、
    さらに該固定具の該嵌合凹部側に定位体を突設すると共に該可動式嵌合固定リングに位置決め溝を設けて、該嵌合凹部に管状構造部材を嵌合した位置で該位置決め溝に掛止することによりロックするようにした、
    ことを特徴とする管状構造部材の固定具。
  2. 前記固定具にはさらに該可動式嵌合固定リングを掛止する掛止体を設けると共に、該可動式嵌合固定リングには該掛止体を掛止する掛止溝を設けて、該可動式嵌合固定リングを嵌合凹部から離れた位置において掛止するようにしたことを特徴とする請求項1記載の管状構造部材の固定具。
  3. 前記調節スリットは、該回動軸体を挿通して軸支すると共に該スリットに沿って該可動式嵌合固定リングを移動可能とすることを特徴とする請求項1記載の管状構造部材の固定具。
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