JP3132357U - シート状薬のための薬入れおよび薬入れを製造するための型紙 - Google Patents

シート状薬のための薬入れおよび薬入れを製造するための型紙 Download PDF

Info

Publication number
JP3132357U
JP3132357U JP2007001942U JP2007001942U JP3132357U JP 3132357 U JP3132357 U JP 3132357U JP 2007001942 U JP2007001942 U JP 2007001942U JP 2007001942 U JP2007001942 U JP 2007001942U JP 3132357 U JP3132357 U JP 3132357U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
medicine
container
medicine container
accommodated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2007001942U
Other languages
English (en)
Inventor
徹至 松林
篤史 板倉
隆昭 鞆浦
Original Assignee
アボット ジャパン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アボット ジャパン株式会社 filed Critical アボット ジャパン株式会社
Priority to JP2007001942U priority Critical patent/JP3132357U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3132357U publication Critical patent/JP3132357U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

【課題】収容されるシート状薬がばらばらにならない薬入れ、およびそのような薬入れを製造するための型紙を提供する。
【解決手段】シート状薬のための薬入れであって、シート状薬の一部を収容する収容ポケットと、収容ポケットに収容された側とは反対側のシート状薬の角部もしくは辺の少なくとも一部が挿入され、シート状薬の収容ポケットからの脱落を防止する脱落防止スリットとを有する第1のシート状部材と、第1のシート状部材に収容されたシート状薬を覆う薬入れが閉じられた位置、または第1のシート状部材に収容されたシート状薬を取り出すことができる薬入れが開かれた位置をとることができるように、旋回可能に第1のシート状部材に結合される第2のシート状部材とを具備することを特徴とする。また、このような薬入れを製造するための型紙を提供する。
【選択図】図1

Description

本考案は、シート状薬、例えば患者の適切な場所の皮膚に直接貼り付けられる経皮吸収型のシート状薬などを収容するための薬入れ、およびそのような薬入れを製造するための型紙に関する。
従来、経皮吸収型のシート状薬などのシート形状の薬は、薄いシート状のパッケージに包装されていた。シート状薬が処方されると、処方された枚数のシート状薬が、ばらばらにならないように輪ゴムなどを用いてまとめられた状態で、薬袋に入れられて患者に渡されていた。その際、そのシート状薬に関する使用方法(例えば、貼る場所、貼り替える時期、正しい貼り方など)および使用における注意事項などが書かれた指導箋も、同じ薬袋に入れられていた。
患者自身または患者にシート状薬を貼り付ける家族などの人は、以下のような手順で、薬袋に入れられたシート状薬を使用していた。
まず、薬袋からシート状薬および指導箋を取り出す。指導箋に書かれた使用方法および注意事項を読んで、必要なシート状薬をまとめられた状態のシート状薬から取り分ける。包装パッケージからシート状薬を出して、患者の適切な場所の皮膚に貼り付ける。貼り付けた日時を記憶して、薬袋内に、残りのシート状薬の包装パッケージを輪ゴムなどで再びまとめて、指導箋とともに戻す。その後、次の貼り替え時期まで、その薬袋を保管する。
従来、シート状薬の包装パッケージは輪ゴムなどを用いてまとめられていたが、シート状薬が、ばらばらになるまたは紛失される問題があった。さらに、輪ゴムなどでまとめる作業は、手間のかかるものであった。また、シート状薬と指導箋が入れられた薬袋は、嵩張って持ち帰り難く、薬袋内で輪ゴムなどでまとめられているシート状薬の包装パッケージの枚数を確認するのは面倒であった。
また指導箋は、シート状薬を使用する毎に薬袋から取り出され、使用後に再び薬袋に入れて保管されることが必要であった。そのため、指導箋が、薬袋への出し入れの間に紛失される問題があった。
さらに、シート状薬は、一定の時期に貼り替える必要があり、患者自身または患者にシート状薬を貼り付ける家族などの人が、シート状薬を貼り付けた日時を毎回記憶しておかなければならない問題もあった。これは面倒であり、貼り替え時期を忘れることがしばしば生じていた。
本考案は、これらの問題を解消できるシート状薬のための薬入れ、およびそのような薬入れを製造するため型紙を提供することを目的とする。
請求項1に係る考案によれば、シート状薬のための薬入れであって、
シート状薬の一部を収容する収容ポケットと、収容ポケットに収容された側とは反対側のシート状薬の角部もしくは辺の少なくとも一部が挿入され、シート状薬の収容ポケットからの脱落を防止する脱落防止スリットとを有する第1のシート状部材と、
第1のシート状部材に収容されたシート状薬を覆う薬入れが閉じられた位置、または第1のシート状部材に収容されたシート状薬を取り出すことができる薬入れが開かれた位置をとることができるように、旋回可能に第1のシート状部材に結合される第2のシート状部材とを具備することを特徴とする。
請求項2に係る考案によれば、第1のシート状部材が、該複数の複数の脱落防止スリットを有し、脱落防止スリットそれぞれが、前記収容ポケットに対して異なる高さ位置にあることを特徴とする。
請求項3に係る考案によれば、第1のシート状部材が、薬入れの閉じられた状態を保持するための閉鎖スリットをさらに有し、第2のシート状部材が、閉鎖スリットに挿入される挿入部をさらに有することを特徴とする。
請求項4に係る考案によれば、第1のシート状部材および第2のシート状部材の少なくとも一方が、薬入れに収容されるシート状薬に関する指導箋を含む表示部またはシート状薬の使用状態を記録するための記録部のいずれか一方、あるいは表示部と記録部の両方を有することを特徴とする。
請求項5に係る考案によれば、請求項1に記載の薬入れを製造するための型紙であって、
シート状薬を収容するための第1のシート状部材の外側部分を形成する第1の部分と、
第2のシート状部材を形成する、第1の部分の一辺に接続される第2の部分と、
第1のシート状部材の内側部分を形成し、収容ポケットの入口となる開口と、脱落防止スリットとなる開口とを有し、第1の部分の他辺に接続される第3の部分とを具備することを特徴とする。
請求項6に係る考案によれば、第3の部分が、脱落防止スリットとなる複数の開口を有し、該複数の開口それぞれが、前記収容ポケットの入口となる開口に対して異なる距離にあることを特徴とする。
請求項7に係る考案によれば、第3の部分が、薬入れの閉じられた状態を保持するための閉鎖スリットとなる開口をさらに有し、第2の部分が、閉鎖スリットに挿入される挿入部となる部分をさらに有することを特徴とする。
請求項8に係る考案によれば、第1の部分、第2の部分、および第3の部分の少なくとも1つが、薬入れに収容されるシート状薬に関する指導箋を含む表示部またはシート状薬の使用状態を記録するための記録部のいずれか一方、あるいは表示部と記録部の両方を有することを特徴とする。
本考案に係る薬入れは、第1のシート状部材の収容ポケットおよび脱落防止スリットを用いてシート状薬を収容することで、薬入れを使用している間に、収容されているシート状薬が、ばらばらになることまたは紛失されることを防止することができる。さらに、本考案の薬入れにシート状薬を収容する作業は、簡単で手間のかからない作業である。さらに、収容されているシート状薬の枚数の確認が容易であり、また、従来の薬袋より嵩張らずに持ち帰り易いものである。第1のシート状部材の閉鎖スリットに第2のシート状部材の挿入部を挿入して、薬入れの閉じられた状態を保持することで、収容されたシート状薬を外部から保護し、薬入れから飛び出るまたは脱落する危険性がさらに低減される。
本考案に係る薬入れは、収容されるシート状薬に関する指導箋を含む表示部を有するため、指導箋を紛失することが防止される。さらに、シート状薬の貼り方を理解し易く、使用方法を間違え難く、使用の際の注意事項を理解し易く、忘れ難い。加えて、シート状薬の使用状態を記録するための記録部を有するため、シート状薬を貼り付けた日時を記憶する必要は無く、使用状態を確認でき、適切な時期にシート状薬の貼り替えを確実に行うことができる。
一方、シート状薬を処方する医師または薬剤師は、本考案の薬入れを使用することによって、指導箋を配布する必要が無く、輪ゴムなどでとめる必要なくシート状薬を処方でき、また患者のシート状薬の使用状態を記録部で確認することができる。
本考案の薬入れを製造するための型紙により、このような薬入れを容易に製造することができる。
図1に、本考案の薬入れ1の斜視図を示す。
本考案の薬入れ1は、第1のシート状部材5および第2のシート状部材6からなる。第1のシート状部材5は、収容ポケット7と、脱落防止スリット42、43と、閉鎖スリット44とを有する。第2のシート状部材6は、第1のシート状部材5に旋回可能に結合され、挿入部23を有する。図1に示される第2のシート状部材6は、薬入れ1が開かれた位置にあり、第1のシート状部材5に収容されたシート状薬3、4を取り出すことができる。一方、図5に斜視図で示される本考案の薬入れ1では、第2のシート状部材6は、薬入れ1を閉じる位置にあり、第1のシート状部材5に収容されたシート状薬3、4は覆われている。収容ポケット7は、シート状薬3、4を導入するための入口スリット41を有する。
シート状薬3、4は、例えば患者の適切な場所の皮膚に直接貼り付けられる経皮吸収型などのシート状薬であり、その一例は、気管支拡張剤である。シート状薬3、4は、一辺が5cm程度の四角形で厚みの薄い(例えば0.1mm程度)プラスチック製のパッケージに入れられる。シート状薬は、薬成分の含有量に応じて異なるサイズを有し、薬成分の含有量に対応して異なるサイズのパッケージに入れられる。そのため、異なるサイズのシート状薬3、4が、患者に渡されることがある。本考案の薬入れ1は、異なるサイズのシート状薬3、4に対応して、収容ポケット7に対して異なる高さ位置の複数の脱落防止スリット42、43を有することができる。
本考案の薬入れ1は、収容すべきシート状薬3、4の大きさに応じて寸法が決められるが、例えば、一辺が5cm程度の四角形のシート状薬3、4用には、閉じられた状態で一辺が10cm程度の四角形の形状である。本考案の薬入れ1は、紙またはプラスチック材料などの適切な強度および価格を有する材料からなり、例えば、1mm程度の厚みを有する紙から作られる。
図2に、薬入れ1の展開図を示す。これは、本考案の薬入れ1を製造するための型紙2に対応する。
型紙2は、第1のシート状部材5を形成するための第1の部分10および第3の部分30と、第2のシート状部材6を形成するための第2の部分20とを含む。第3の部分30は、第1の部分10の一辺11で第1の部分10に結合され、第2の部分20は、他辺12で第1の部分10に結合される。なお、図2に示される破線は、型紙2の折り曲げ線を表す。
第3の部分30は、折り曲げられて収容ポケット7を形成する収容ポケット形成部分36、37、38、および39と、収容ポケット7の入口スリット41となる開口と、シート状薬3、4の脱落を防止するための脱落防止スリット42、43となる開口と、薬入れ1の閉じられた状態を保持するための閉鎖スリット44となる開口とを有する。第2の部分20は、閉鎖スリット44に挿入される挿入部23となる部分を有する。
第3の部分30を折り曲げ線31、32、33、および34で折り曲げて収容ポケット7を形成し、第1の部分10の適切な箇所に接着すると、開かれた位置にある本考案の薬入れ1ができる。具体的には、第3の部分30を、折り曲げ線34、33、および32でほぼ90度の角度で谷折りし、折り曲げ線31でほぼ90度の角度で山折りし、一辺11でほぼ180度の角度で谷折りすると、入口スリット41を有する収容ポケット7が形成される。
図3に、開かれた位置にある本考案の薬入れ1の正面図を示し、図4に、その背面図を示す。図3の正面図には、収容ポケット7の前面を構成する収容ポケット形成部分37と、入口スリット41の一部と、入口スリット41を通して見られることができる収容ポケット7の背面を構成する収容ポケット形成部分39の一部と、脱落防止スリット42、43と、閉鎖スリット44と、さらに第2のシート状部材6の挿入部23とが示されている。
図5に示されるように、薬入れ1を閉じるには、折り曲げ線12、21でほぼ90度の角度で、第2の部材20を谷折りで折り曲げる。さらに、第2のシート状部材6の挿入部23を、第1のシート状部材5の閉鎖スリット44に挿入することによって、薬入れ1は閉じられた状態で保持される。
図6は、図3に示されるAAでの断面図である。収容ポケット7の厚みは、収容すべきシート状薬の厚みおよび枚数応じて変わるが、例えば、5mm程度の厚みである。また、第2の部分20の部分22によって決められる薬入れ1の自身の厚みも、同程度である。
図7および図8は、本考案の薬入れ1にサイズの異なるシート状薬3、4を収容している状態を示す。脱落防止スリット42および脱落防止スリット43は、それぞれほぼ弧状の形状を有し、収容ポケット7に対して異なる高さ位置にある。図7は、大きなサイズのシート状薬3、例えば、一辺が約5cmの四角形のシート状薬3を収容する状態を示す。一方の脱落防止スリット42に、大きなサイズのシート状薬3の1つの角部が挿入される。図8は、小さなサイズのシート状薬4、例えば、一辺が約4.5cmの四角形のシート状薬4を収容する状態を示す。他方の脱落防止スリット43に、小さなサイズのシート状薬4の1つの角部が挿入される。シート状薬3、4は、一部(下部)が収容ポケット7に挿入され、1つの角部が脱落防止スリット42または43に挿入される。脱落防止スリット42または43に挿入されたシート状薬3、4の角部は、第1の部材10および第3の部材30によって押圧されて、収容ポケット7に収容されたシート状薬3、4の脱落を防止する。なお、本実施形態における脱落防止スリット42、43は、収容ポケット7に収容された側とは反対側のシート状薬3、4の角部が挿入されるほぼ弧状の形状を有するが、脱落防止スリット42、43の形状は、シート状薬3、4の辺の少なくとも一部が挿入される形状でも良い。
次に、本考案の薬入れ1が有する表示部および記録部について、図9から図11を参照して以下に説明する。
図9に、図3に対応する本考案の薬入れ1を開いた状態の正面図を示し、図10に、その背面図を示す。図9および図10に示される本考案の薬入れ1の実施形態では、第2のシート状部材6の一方側の面に、第1の表示部51および記録部52、反対側の面に、第5の表示部56を有する。第1のシート状部材5は、第3の部材30に、第2の表示部53および第3の表示部54、第1の部材10に、第4の表示部55を有する。第1の表示部51、第2の表示部53、第3の表示部54、第4の表示部55、および第5の表示部56は、収容されるシート状薬に関する指導箋を表示するために利用され、記録部52は、シート状薬3、4を貼り付けた使用日時などの使用状態を記録するために利用され、必要に応じてイラストとともに分かり易く示されることができる。
例えば、第1の表示部51、第2の表示部53、または第3の表示部54に、使用における注意事項を表示することができる。その一例は、「このシート状薬は、今のあなたの症状にあわせて出されたお薬なので、家族や他の人にはあげないこと」、「傷口や湿疹のあるところ、汗をかきやすいところ、あるいはクリームや軟膏等を塗ったところには貼らないでください」、「テープをはがしてしまう可能性がある子供には、手の届かないところに貼ってください」、「テープが少しはがれた場合には、刺激の少ない絆創膏等で固定してください」、「テープは一度はがしたら、再び貼り直すことができません」、「使用するまで袋を開けず、高温を避けて保管してください」、「子供の手の届かないところに保管してください」、「何か変だと感じたら、必ず医師か薬剤師に相談してください」などである。
第4の表示部55および第5の表示部56には、使用方法および収容されるシート状薬の名称などを表示する。その一例は、「シート状薬の正しい貼り方の手順」として、「1.貼るところをよく拭く」、「2.袋を2ヶ所、切り取って取り出す」、「3.山折りにして、片方のライナーをはがす」、「4.残りのライナーを持って、もう一方のテープを貼ったあと、残りのライナーをはがす」、「5.貼ったあとは、はがれないように上から押さえる」などであり、「シート状薬を貼る場所」として、「胸、背中、上腕のいずれか1ヵ所に貼ってください」などであり、「シート状薬を貼り替える時間間隔」として、「1日1回必ず貼りかえてください」などであり、その他に「同じところに続けて貼ると、かゆくなったりかぶれたりすることがあるので、同じところを避けて貼ってください」などである。
記録部52は、例えば、図11に示されるような、シート状薬を貼り付けた使用日時を記録するために利用される。
次に、本考案の薬入れ1の使用方法について説明する。
まず、シート状薬3、4に関する指導箋を表示する表示部を有する本考案の薬入れ1に、所定枚数のシート状薬を収容ポケット7および脱落防止スリット42、43を用いて収容して、薬入れ1が閉じられた状態で、直接または袋に入れて患者に渡される。
シート状薬3、4を貼る(使用する)時期になると、患者自身または患者にシート状薬を貼り付ける家族などの人は、本考案の薬入れ1を用意して、第2のシート状部材6の挿入部23を閉鎖スリット44から出して、薬入れ1を開かれた状態にする。貼り付けの初回でない場合には、記録部52に記録されている前回の使用日時を調べて、適切な貼り替え時期であることを確認する。次に、表示部51、53、および54に示された使用における注意事項を見ながら、必要なシート状薬3、4を、脱落防止スリット42または43に挿入されているその角部を出して、収容ポケット7から取り出す。その後、表示部55、56に印刷された使用方法を参考に、シート状薬3、4を正しい貼り方で適切な場所に貼る。シート状薬3、4を貼り付けた日時を、記録部52に記録するのは、貼り付けの後でも、貼り付けの前でも可能である。シート状薬3、4の貼り付けが終了した後、第1のシート状部材5の収容ポケット7および脱落防止スリット42、43を用いて、残ったシート状薬3、4を収容し、第2のシート状部材6を、薬入れ1が閉じたられる位置に戻して、挿入部23を閉鎖スリット44に挿入し、次回の使用時まで薬入れ1を保管する。
このような構成を有するため、本考案の薬入れ1は、薬入れ1を使用している間に、シート状薬3、4が、ばらばらになることまたは紛失されることを防止することができる。さらに、シート状薬3、4を収容する作業は、簡単で手間のかからない作業である。さらに、収容されているシート状薬3、4の枚数の確認が容易であり、また、従来の薬袋より嵩張らずに持ち帰り易いものである。
さらに、本考案に係る薬入れ1は、収容されるシート状薬3、4に関する指導箋を含む表示部51、53、54、55、および56を有するため、指導箋を紛失することが防止される。さらに、シート状薬3,4の貼り方を理解し易く、使用方法を間違え難く、使用の際の注意事項を理解し易く、忘れ難い。加えて、シート状薬3、4の使用状態を記録するための記録部52を有するため、シート状薬3、4を貼り付けた日時を記憶する必要は無く、使用状態を確認でき、適切な時期にシート状薬3、4を貼り替えることを確実に行うことができる。第1のシート状部材5の閉鎖スリット44に第2のシート状部材6の挿入部23を挿入して、薬入れ1の閉じられた状態を保持することで、収容されたシート状薬3、4を外部から保護し、薬入れ1から飛び出るまたは脱落する危険性がさらに低減される。
一方、シート状薬1を処方する医師または薬剤師は、指導箋を配布する必要が無く、輪ゴムなどでとめる必要なくシート状薬3、4を処方でき、また患者のシート状薬3、4の使用状態を記録部52から確認することができる。
本考案の薬入れを製造するための型紙2により、このような薬入れ1を容易に製造することができる。
なお、本明細書に記載されかつ図面に示された例は、単なる例示であって、様々な変更または修正が可能である。例えば、収容ポケットおよび脱落防止スリットなどを含むシート状部材5、6の全体形状または材料、個々のスリットの形状または個数などは、様々な修正および変更が可能である。
開かれた位置での本考案の薬入れの斜視図を示す。 本考案の薬入れの展開図を示す 開かれた位置での本考案の薬入れの正面図を示す。 開かれた位置での本考案の薬入れの背面図を示す。 閉じられた位置での本考案の薬入れの斜視図を示す。 図3に示されるAAでの断面図を示す。 大きなサイズのシート状薬を収容する状態を示す。 小さなサイズのシート状薬を収容する状態を示す。 本考案の薬入れの表示部および記録部を示す。 本考案の薬入れの表示部を示す。 記録部の詳細を示す。
符号の説明
1 薬入れ
2 型紙
3、4 シート状薬
5 第1のシート状部材
6 第2のシート状部材
7 収容ポケット
10 第1の部材
11、12、21、31、32、33、34 折り曲げ線
20 第2の部材
23 挿入部
30 第3の部材
41 入口スリット
42、43 脱落防止スリット
44 閉鎖スリット
51、53、54、55、56 表示部
52 記録部

Claims (8)

  1. シート状薬のための薬入れであって、
    シート状薬の一部を収容する収容ポケットと、収容ポケットに収容された側とは反対側のシート状薬の角部もしくは辺の少なくとも一部が挿入され、シート状薬の収容ポケットからの脱落を防止する脱落防止スリットとを有する第1のシート状部材と、
    第1のシート状部材に収容されたシート状薬を覆う薬入れが閉じられた位置、または第1のシート状部材に収容されたシート状薬を取り出すことができる薬入れが開かれた位置をとることができるように、旋回可能に第1のシート状部材に結合される第2のシート状部材とを具備することを特徴とする、シート状薬のための薬入れ。
  2. 第1のシート状部材が、複数の脱落防止スリットを有し、該複数の脱落防止スリットそれぞれが、前記収容ポケットに対して異なる高さ位置にあることを特徴とする、請求項1に記載の薬入れ。
  3. 第1のシート状部材が、薬入れの閉じられた状態を保持するための閉鎖スリットをさらに有し、
    第2のシート状部材が、閉鎖スリットに挿入される挿入部をさらに有することを特徴とする、請求項1または2に記載の薬入れ。
  4. 第1のシート状部材および第2のシート状部材の少なくとも一方が、薬入れに収容されるシート状薬に関する指導箋を含む表示部またはシート状薬の使用状態を記録するための記録部のいずれか一方、あるいは表示部と記録部の両方を有することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の薬入れ。
  5. 請求項1に記載の薬入れを製造するための型紙であって、
    シート状薬を収容するための第1のシート状部材の外側部分を形成する第1の部分と、
    第2のシート状部材を形成する、第1の部分の一辺に接続される第2の部分と、
    第1のシート状部材の内側部分を形成し、収容ポケットの入口となる開口と、脱落防止スリットとなる開口とを有し、第1の部分の他辺に接続される第3の部分とを具備することを特徴とする、薬入れを製造するための型紙。
  6. 第3の部分が、脱落防止スリットとなる複数の開口を有し、該複数の開口それぞれが、前記収容ポケットの入口となる開口に対して異なる距離にあることを特徴とする、請求項5に記載の型紙。
  7. 第3の部分が、薬入れの閉じられた状態を保持するための閉鎖スリットとなる開口をさらに有し、
    第2の部分が、閉鎖スリットに挿入される挿入部となる部分をさらに有することを特徴とする、請求項5または6に記載の型紙。
  8. 第1の部分、第2の部分、および第3の部分の少なくとも1つが、薬入れに収容されるシート状薬に関する指導箋を含む表示部またはシート状薬の使用状態を記録するための記録部のいずれか一方、あるいは表示部と記録部の両方を有することを特徴とする、請求項5から7のいずれか一項に記載の型紙。
JP2007001942U 2007-03-23 2007-03-23 シート状薬のための薬入れおよび薬入れを製造するための型紙 Expired - Lifetime JP3132357U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007001942U JP3132357U (ja) 2007-03-23 2007-03-23 シート状薬のための薬入れおよび薬入れを製造するための型紙

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007001942U JP3132357U (ja) 2007-03-23 2007-03-23 シート状薬のための薬入れおよび薬入れを製造するための型紙

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3132357U true JP3132357U (ja) 2007-06-07

Family

ID=43283093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007001942U Expired - Lifetime JP3132357U (ja) 2007-03-23 2007-03-23 シート状薬のための薬入れおよび薬入れを製造するための型紙

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3132357U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017060748A (ja) * 2016-09-07 2017-03-30 株式会社日本総合研究所 爪用シール及びシールシート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017060748A (ja) * 2016-09-07 2017-03-30 株式会社日本総合研究所 爪用シール及びシールシート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6375225B1 (en) Combination sample dispenser and order form device
US3958690A (en) Medical information and medication package
US4189053A (en) Bulk unit of use informational medicinal dispensing system
US5908208A (en) Combination sample dispenser and order form device
JPS6228379A (ja) 錠剤パツケ−ジおよび使用方法
EA012830B1 (ru) Футляр для упаковки с лекарственным средством и применение такого футляра
US7987986B2 (en) Device and use for storage and provision of medicament wafers
US20160143809A1 (en) Medication Compliance Package with Hand Hole
US20120048771A1 (en) Device and use for storage and provision of medicament wafers
US20100032444A1 (en) Dispenser For An Orally Dissolvable Strip
JP3132357U (ja) シート状薬のための薬入れおよび薬入れを製造するための型紙
KR200228817Y1 (ko) 약품 포장용기
JP6440979B2 (ja) 服薬管理ラベル
JP2003231554A (ja) 組合せ包装体
RU2580075C1 (ru) Упаковка для лекарств
JP2009208831A (ja) 誤飲防止箱
JP6808375B2 (ja) 包装体
US10471765B2 (en) Folder storage with reference apparatus
CA2218470A1 (en) Discreet patient friendly compliance package
JP7553043B2 (ja) 包装箱
JPS6130685Y2 (ja)
EP3025698B1 (en) Medication compliance package with hand hole
JP3140972U (ja) 薬収容体
JP4290939B2 (ja) 葉書シート付き袋体
JPH0335338Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term