JP3132337U - 一綴りのカレンダー - Google Patents

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Abstract

【課題】各頁の中心に当月分が、前後に前月分と翌月分が表示されている頁を含む一綴りの七曜表のカレンダーにおいて、当月分の七曜表を明瞭に把握できるようにする。
【解決手段】一頁の中心に当月分を、当月分の前後に前月分と翌月分とを表示して構成されるシートを少なくとも含む複数のシートからなる一綴りのカレンダーにおいて、各シートには各月分の七曜表が表示され、前記七曜表は各曜日に升目が備えられ、かつ前記各月が属する年の西暦、現在並びに直前の和暦、および干支の図案が表示されており、他の一覧シートには一年分の各月分の七曜表が一頁に表示され、かつ前記一年が属する年の西暦、現在並びに直前の和暦、および干支の図案が表示されており、カレンダーの先頭に位置する先頭シートには慶賀用の図案および文字が表示されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、七曜表示のカレンダーに係り、さらに詳しくは、暦に関わる便利な情報がカレンダーに記載されていることにより、利便性が高められたカレンダーに関する。
従来、カレンダーを構成する各頁に七曜表の当月分の表示がされると共に、日常生活における生活情報(例えば、コンサートチケットの販売開始日、駐車場代の支払日、本代の支払日等)において、当該必要日を正確に確認できると共に、トラブルのない生活を過ごすための生活情報を提供できるカレンダーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3117008号公報
しかし、前記従来のカレンダーでは、様々な生活情報が雑然とカレンダーに取り入れられているため、現在の当該月が前後の月、直前の元号からの通算年数、前後の干支等と瞬間的に明確に識別できる構成として提供されておらず、表示されている七曜表がどの月分に相当するものであるかを一見して把握するのが困難であるなどの問題があった。
そこで、この考案は、各シートの中心に当月分が、その当月分の前後には前月分と翌月分が表示されているシートを含む一綴りの七曜表のカレンダーにおいて、当月分の七曜表を明瞭に把握できるようにすることを主たる目的とし、併せて、前記カレンダーの使い勝手を一層高めることを目的とする。
前記目的を解決するために、請求項1記載の考案では、一頁の中心に当月分を、当月分の前後に前月分と翌月分とを表示して構成されるシートを少なくとも含む複数のシートからなる一綴りのカレンダーにおいて、前記シートには各月分の七曜表が表示され、前記七曜表は各曜日に升目が備えられ、かつ前記各月が属する年の西暦、現在並びに直前の和暦、および干支の図案が表示されており、他の一覧シートには一年分の各月分の七曜表が一頁に表示され、かつ前記一年が属する年の西暦、現在並びに直前の和暦、および干支の図案が表示されており、カレンダーの先頭に位置する先頭シートには、慶賀用の図案および文字が表示されていることを特徴とする。
上記した本考案に係る一綴りのカレンダーは、各シートの中心に当月分を、当月分の前後に前月分と翌月分とを表示されたシートが一年の1月から12月分までの12頁として備えられ、他の一覧シートには12ヶ月分(当該年の一年分)の七曜表が備えられ、これらの全13頁のシートには少なくとも何れかの対応月が属する年の西暦、現在並びに直前の和暦、および干支の図案が表示され、先頭に位置する先頭シートには慶賀用の図案および文字が備えられて構成されている。
これにより、直前の元号に基づいて、カレンダーに表示されている月の当該年度の元号表示をしているので、直前の元号表示において、カレンダーに表示されている月(現在の当該月)が通算何年経過しているかを容易に理解することができ、ユーザ自らが元号の変化による煩雑な計算をする必要がなくなった。
また、和暦のみならず西暦も同時に記載されているので、和暦および西暦間の煩雑な計算をユーザが行なうことなく、和暦と西暦との対応をユーザが容易に理解できることになった。
また、和暦、西暦とともに、当該年度の干支が図案化されて表示されているので、ユーザにとって視覚的に容易にその月が属している当該年度の干支を確認することができる。
さらに、12ヶ月分(当該年度の一年分)の七曜表が備えられている一覧シートが一綴りのカレンダーに挿入されているので、ユーザが当月と前後の月の該当する曜日を理解できるのみならず、他の月の曜日を確認したい場合にも、12ヶ月分(ある年の一年分)の七曜表が備えられている一覧シートをめくることで、容易に目的の曜日の確認をすることが可能となる。
また、表紙となる先頭シートには慶賀用のシートが綴られているので、掛け軸等の装飾物として、建物(例えば家、事務所)内外の任意の場所に先頭シートのみを切り離してかけることで、慶賀装飾物を別途用意することなく、使い勝手のよい一綴りのカレンダーが提供されることになる。
前記目的を解決するために、請求項2記載の考案では、請求項1に記載の一綴りのカレンダーにおいて、前記シートの前記各月分の前記升目内にはメモ記入用の空白部分が設けられていることを特徴とする。
これにより本考案に係る一綴りのカレンダーは、曜日毎にユーザが自分の予定などを自由に書き込むことができる空白部分が備えられ、その部分をスケジュール表として利用できる構成となっている。
このようにユーザが望むスケジュールやメモをカレンダーに直接書き込むことができるので、ユーザが必要とする時にはすぐにメモなどを書き込むことができ、書き込み事項を漏れなく記載することができる防備録としての機能を有する。
前記目的を解決するために、請求項3記載の考案では、請求項1又は2に記載の一綴りのカレンダーにおいて、前記一覧シートに表示されている前記一年が属する年の西暦、現在並びに直前の和暦、および干支の図案は前記当月の七曜表に近接して並べて表示されていることを特徴とする。
これにより本考案に係る一綴りのカレンダーでは、西暦、現在の和暦(元号)並びに直前の和暦(元号)、および干支の図案が一つの月の七曜表に近接して並べて表示される構成となっている。
したがって、ユーザはある月に係わる西暦や、それに対応する現在の和暦表示並びに直前の和暦表示、および干支を瞬時に確認することができ、煩雑な計算をすることなく、対応する西暦、現在の和暦並びに直前の和暦、および干支を知ることができ、ユーザにとってカレンダーの使い勝手が向上する。
前記目的を解決するために、請求項4記載の考案では、請求項1乃至3の何れか一項に記載の一綴りのカレンダーと、請求項1乃至3の何れか一項に記載の一綴りのカレンダーよりも各シートの外形寸法を小さくした一綴りのカレンダーと、を一緒に組み合わせたことを特徴とする。
上記した本考案に係る一綴りのカレンダーは、二つの外形が相似形であって、大小異なるタイプの二つのカレンダーがワンセットとなっている。大きい方の一つのカレンダーは壁に掛けるなど、多くのユーザ(家族、職場の同僚などのユーザ)が共通に視認することができる大型のカレンダーとして使用され、もう一方のカレンダーは洗面所、トイレ、キッチンなどに設置される主に個人が簡易に見ることができる小型のカレンダーとして使用される。
したがって、二つの外形の異なるカレンダーを別々に購入する必要がなくなり、ユーザにとってカレンダーの利便性が一層向上する。
以上述べたように、請求項1に係る一綴りのカレンダーは、シートの中心に当月分を、当月分の前後に前月分と翌月分とを表示された12枚のシートが一年の1月から12月分までの12頁として備えられ、他の一覧シートには12ヶ月分(ある年の一年分)の七曜表が一覧的に備えられ、これらの13頁には少なくとも何れかの月が属する年の西暦、それに対応する現在並びに直前の和暦、および干支の図案が表示され、他の先頭シートには慶賀用の図案および文字が備えられている。
これにより、直前の元号に基づいて、カレンダーに表示されている月の通算年度を表示するので、直前の元号から、特別の計算をすることなくカレンダーに表示されている月(現在の月)の直前元号表記(通算表記)を理解するだけで、正確な通算年度を知ることができる。
また、和暦のみならず西暦も記載されているので、和暦および西暦間の煩雑な計算をユーザ自らが行なうことなく、容易に和暦と西暦との対応を簡単に理解できるようになる。
加えて、和暦、西暦とともに、当該年度の干支が図案化表示されているので、ユーザにとって視覚的に容易にその月が属する年の干支を確認することができる。
ついで、12ヶ月分(ある年の一年分)の七曜表が備えられている一覧頁が一綴りのカレンダーに綴じ込まれているので、ユーザが当月とその前後の月の該当する曜日を確認したり、他の月の曜日を確認したりする場合にも、12ヶ月分(ある年の一年分)の七曜表が一覧的に備えられている一覧シートをめくることで、容易にその曜日の確認ができる。
また、カレンダーの表紙となる先頭シートには慶賀用の文字や図形が綴られ表示されているので、その部分を切り離して掛け軸等の装飾物として、建物(例えば家、事務所)内外の任意の場所に先頭シートのみを掛けることができ、慶賀装飾物を別途用意することなく、使い勝手のよい一綴りのカレンダーが提供されることになる。
請求項2による一綴りのカレンダーによれば、曜日毎にユーザが自分の予定などを自由に書き込むことができる空白部分が備えられ、スケジュール表として利用できる構成となっている。
このようにユーザが望むスケジュールやメモをカレンダーに直接書き込むことができるようになるので、ユーザが必要とする時にはすぐに書き込むことができ、書き込み事項を漏れなく記載することができる防備録としての機能を有する。
請求項3による一綴りのカレンダーによれば、西暦、現在の和暦並びに直前の和暦、および干支の図案が一つの月の七曜表に近接して並べて表示される構成となっている。
したがって、ユーザはある月に係わる西暦や、それに対応する現在の和暦表示並びに直前の和暦表示、および干支を瞬時に確認することができ、煩雑な計算および対応する西暦、現在の和暦並びに直前の和暦、および干支を探す手間が省け、ユーザにとってカレンダーの使い勝手が向上する。
請求項4による一綴りのカレンダーによれば、二つの外形が相似形であって、大小異なるタイプの二つのカレンダーをワンセットとしたので、大きい方の一つのカレンダーは壁に掛けるなど、多くのユーザ(家族、職場の同僚などのユーザ)が共通して視認することができる大型のカレンダーとして利用でき、もう一方のカレンダーは洗面所、トイレ、キッチンなどに設置される主に個人が簡易に利用できる小型のカレンダーとなる。
したがって、二つの外形の異なる大小のカレンダーを別々に購入する必要がなくなり、ユーザにとってカレンダーの利便性が向上する。
以下添付図面に基づいて、本考案に係る一綴りのカレンダーの一実施の形態を詳説する。図1乃至図6は、本考案の実施形態例に係るカレンダーを構成するシートを表側から見た状態で、シートごとに示している。
図1は、本実施の形態のカレンダーを構成するシートB(1月分)の正面図を示し、図2は、本実施の形態のカレンダーを構成するシートM(12月分)の正面図を示し、図3は本実施の形態のカレンダーを構成する各シートの元号部分の拡大正面図を示し、図4は、本実施の形態のカレンダーを構成する各シートの干支図部分の拡大正面図を示し、図5は、本実施の形態のカレンダーを構成する一覧シートN(1月から12月分)の正面図を示し、図6は、本実施の形態のカレンダーの表紙を構成する先頭シートAの正面図を示す。
この実施の形態例に係るカレンダーは、上記各図に示されるように、上下方向に長い長方形状をなす12か月分の各シートB〜Mを備えている(2月分のシートCから11月分のシートLは図示を省略する)。これら各シートB〜Mは例えば、表面側を上面にして重ね合わせた状態で、上側縁部を互いに綴じ合わせる(紙製素材のみが使用される)ことにより、一綴りのカレンダーが形成される。
また、この一綴りのカレンダーの先頭シートAが一番上に綴じこまれて全体の表紙の位置づけを構成し、前記の一覧シートNは先頭シート以外であれば任意の箇所に前記各シートA〜Mと共に綴じ合わせられて一綴のカレンダーを構成する。
図1(シートB)、図2(シートM)および図示しない2月分から11月分の12枚のシート(シートCからシートL)の表示面は、各シートごとに上下方向に向けて三つの欄に区画されており、このように区画される上段の欄を前月分の表示スペース、すなわち前月分表示欄2となし、中段の欄を当月分の表示スペース、すなわち当月分表示欄1となし、下段の欄を翌月分表示欄3としている。
図1および図2を例に、図1(シートB)、図2(シートM)、および図1並びに図2と同様の構成である図示しない2月分から11月分の12枚のシート(シートCからシートLに相当)について説明する。
図1に示されるように、ある年の1月を当月とするシートBにおいては、当月分表示欄1に当該1月の七曜表が表示されると共に、前月分表示欄2には前年の12月の七曜表が、翌月分表示欄3には当年の2月の七曜表が、それぞれ表示されている。
同様に、図2に示されるように、ある年の12月を当月とするシートMにおいては、当月分表示欄4に12月の七曜表が表示されると共に、前月分表示欄5には当年11月の七曜表が、翌月分表示欄6には翌年1月の七曜表が、それぞれ表示される。
また、図示しない2月分から11月分のシートには、それぞれ同様に、各月の七曜表が中段部の当月分表示欄に表示され、前月の七曜表が上段部の前月分表示欄に、翌月の七曜表が下段部の翌月分表示欄に、それぞれ表示される。
ついで、前記シートB〜Mのそれぞれに設けられる前記当月分表示欄、前月分表示欄、翌月分表示欄には、それぞれ、シートB〜Mの左右方向に向けられた複数の線分Xと、上下方向に向けられた複数の線分Yとにより、左右方向に7枡配列された枡目Wを、上下方向に5段に連続して配列して構成される複数の枡目Wに区分される。
またこの実施の形態では、前記各表示欄1、2、3の前記枡目Wのうち、各表示欄1、2、3において、最上位に位置する左右方向に向けて配列された7つの枡目Wの上には、7つの枡目W毎に、左側から、日、月、火、水、木、金、土の七曜がひとつずつ表示される七曜表示欄1B、2B、3Bが設けられている。
そして、各表示欄1、2、3の上部略中央に、暦月を表示する月表示欄1C、2C、3Cと、この各月表示欄1C、2C、3Cの右側に当月の属する西暦が表示され、この各月表示欄1C、2C、3Cの左側に当月を英語によりアルファベット表示し、このアルファベット表示された部分の更に左側に当月が属する年の干支が図案化表示され、前記各表示欄1、2、3を構成する前記各枡目Wに、前記七曜表示欄1B、2B、3Bに表示される七曜に合わせて、該各枡目Wの最上位に位置する枡目Wから順に、前記月表示欄1C、2C、3Cに表示される暦月に対応した各暦日1A、2A、3Aが表示され、前記各表示欄1、2、3にそれぞれ対応する各月の七曜表が表示されている。
なお、枡目Wの下側にメモ記入用の空白部分1D、2D、3Dがそれぞれ設けられている。
またこの実施の形態は、前記各表示欄1、2、3のうち、前記当月分表示欄1の表示スペースを前記前月分表示欄2および前記翌月分表示欄3の表示スペースに比し、前記各シートB〜Mの中央にあって広く構成している。
さらに、図1において、当月分表示欄1の前記月表示欄1Cに向かって右側に、年表示欄1Eが設けてあり、この年表示欄1Eの前記月表示欄1Cに向かって右側に、現在の元号年表示欄1F(例えば、図1に
“平成19年”と図示される)と直前の元号年表示欄1G(例えば、図1に “平成”の直前の元号である“昭和”の文字、およびその“昭和”元号を用いて演算した場合の現在の通算年数(“昭和82”)と図示される(“82”の文字の後に“年”の文字を付加しても良い)。
また、図1では、当月分表示欄1の前記月表示欄1Cに向かって左側に、当月の英語によるアルファベット表示であるアルファベット表示欄1Hが設けられ、アルファベット表示欄1Hの更に左側に、当月が属する年の干支が図案化(図示の例では、「猪」の図案を表示)されて表示される干支図案化表示欄Eが設けられている。
さらに、図2では、当月分表示欄4の前記月表示欄4Cに向かって右側に、年表示欄4Eが設けてあり、この年表示欄4Eの前記月表示欄4Cに向かって右側に、現在の元号年表示欄4F(例えば、図2に
“平成19年”と図示される)と直前の元号年表示欄4G(例えば、図2に “平成”の直前の元号である“昭和”の文字、およびその“昭和”元号を用いて演算した場合の現在の通算年数(“昭和82”)と図示される(“82”の文字の後に“年”の文字を付加しても良い)。
また、図2では、当月分表示欄4の前記月表示欄4Cに向かって左側に、当月が英語によるアルファベット表示であるアルファベット表示欄4Hが設けられ、アルファベット表示欄4Hの更に左側に、当月が属する年の干支が図案化(図示の例では、「猪」の図案)されて表示される干支図案化表示欄Eが設けられている。
さらに、図1(シートB)および図2(シートM)と同様に、図示しない2月分から11月分の12枚のシートにも、年表示欄、現在の元号年表示欄、直前の元号年表示欄、当月が英語によるアルファベット表示であるアルファベット表示欄、干支が図案化されて表示される干支図案化表示欄が設けられている。
このように、直前の元号に基づいて、カレンダーに表示される月の属する年度を表示しているので、直前の元号から、カレンダーに表示されている月(現在の月)が何年経過しているかを、ユーザが元号の変化による煩雑な計算をすることなく、簡単に直前元号で計算した場合の現在の月の年度を理解できるようになる。
また、この実施の形態に係るカレンダーでは、カレンダーを構成する前記各シートB〜Mにおいて、上下方向に三段に表示される前月、当月、来月の七曜の中で、当月の七曜表を表示する当月分表示欄を認識し易くしてあるので、これを前月、あるいは来月の七曜表と見誤ることがない。また、前月、来月の七曜表を知る必要がある場合には、カレンダーの前頁又は次頁をめくることなく、前記当月分表示欄の上下にある前月分表示欄および翌月分表示欄を見るだけで足りるという特徴を有している。
さらには、当月分表示欄の表示部分の色と、前月分表示欄と翌月分表示欄の表示部分の色とを互いに異なる色に着色することにより、当月分表示欄をさらに明確に区別することもできる。
例えば、当月分表示欄は白抜きとし、前月分表示欄および翌月分表示欄に施された着色よりも薄い色とし、前月分表示欄および翌月分表示欄から当月分表示欄が明瞭に区別されるようにしても良い。
次に図3について説明する。
図3は、図1において説明した、1月分のシートBの図1における上部の前月(平成18年12月)、図1における中央部の当月(平成19年1月)、図1における下部の翌月(平成19年2月)の七曜表の右上部分を拡大表示した図である。
図3(A)は、1月分シートBの前月部分の右上部分を拡大表示した図であり、図3(B)は、1月分シートBの当月部分の右上部分を拡大表示した図であり、図3(C)は、1月分シートBの翌月部分の右上部分を拡大表示した図である。
図3(A)には、前月に該当する12月が属する年の西暦“2006”が表示され、西暦“2006”表示部分に対して図3(A)に向かって右隣に現在の元号である平成(和暦)で前月が属する年である“平成18年”が表示され、“平成18年”
表示部分に対して図3(A)に向かって右隣に前月が属する直前の元号である昭和(和暦)で前月が属する年である“昭和81年”が表示されている。このように、前月が属する年が、西暦および和暦(現在の元号および直前の元号)を用いて、並んで表示されている。したがって、ユーザは、過去または未来のある年から前月が通算何年目に該当するかを容易に把握することができる。
図3(B)には、当月に該当する1月が属する年の西暦“2007”が表示され、西暦“2007”表示部分に対して図3(B)に向かって右隣に現在の元号である平成(和暦)で当月が属する年である“平成19年”が表示され、“平成19年”
表示部分に対して図3(B)に向かって右隣に当月が属する直前の元号である昭和(和暦)で当月が属する年である“昭和82年”が表示されている。このように、当月が属する年が、西暦および和暦(現在の元号および直前の元号)を用いて、並んで表示されている。したがって、ユーザは、過去または未来のある年から当月が通算何年目に該当するかを容易に把握することができる。
図3(C)には、翌月に該当する1月が属する年の西暦“2007”が表示され、西暦“2007”表示部分に対して図3(C)に向かって右隣に現在の元号である平成(和暦)で当月が属する年である“平成19年”が表示され、“平成19年”
表示部分に対して図3(C)に向かって右隣に翌月が属する直前の元号である昭和(和暦)で翌月が属する年である“昭和82年”が表示されている。このように、翌月が属する年が、西暦および和暦(現在の元号および直前の元号)を用いて、並んで表示されている。したがって、ユーザは、過去または未来のある年から翌月が通算何年目に該当するかを容易に把握することができる。
次に図4について説明する。
図4は、図1において説明した、1月分のシートBの図1における中央部の当月(平成19年1月)の七曜表の左上部分を拡大表示した図である。
月表示欄2Cの左側に当月を英語でアルファベット表示したスペル“January”が表示され(アルファベット表示欄1H)、さらにその左側に当月(1月)の年(平成19年)が属する干支(猪)が図案化されて表示され(干支図案化表示欄E)ている。このように、当月が属する年の干支が、図案化されて表示されているので、ユーザは、目視で容易に当月が属する年の干支を認識することができる。
次に図5について説明する。
図5は、一年の12ヶ月分の七曜表をシート一枚(一覧シートN)に表示した本実施の形態に係わるカレンダーである。月毎に該当する月、日、曜日等を表示する構成となっている。
図5に向かって左側には、1月から6月までの七曜表を表示し、1月から6月の月を表示する数字は、日を表示する数字の一部に重ねて表示される。月を表す数字と、日を表す数字とは、数字の色または濃淡を変えてユーザが月と日とを区別して視認しやすい構成となっている。
また、図5に向かって右側には、7月から12月までの七曜表を表示し、7月から12月の月を表示する数字は、日を表示する数字の一部に重ねて表示される。月を表す数字と、日を表す数字とは、数字の色または濃淡を変えてユーザが月と日とを区別して視認しやすい構成となっている。
このように構成された一年を表示する12ヶ月分の七曜表をシート一枚(一覧シートN)に表示したカレンダーおいて、シートの上部には、その一年が属する干支の図案である猪、西暦“2007”、和暦におけるその年が属する現在の元号“平成19年”、および和暦におけるその年が属する直前の元号“昭和82年”が表示されている。
したがって、ユーザは、過去または未来のある年からその年が通算何年目に該当するかを容易に把握することができ、かつ目視で容易にその年が属する干支を認識することができ、さらにはその年が干支、西暦、および和暦(現在元号及び直前元号)で相互に何年またはどの干支に該当するかを容易に把握することができる。
図6は、本実施の形態のカレンダーを構成する先頭シートAの正面図を示す。
先頭シートAは本実施の形態のカレンダー綴りの表紙に位置するもので、年の初めを知らせる装飾的効果を持たせるために、一例として“賀正”の文字と、太陽を図案化した図とを重ねて表示している。すなわち、本実施の形態に係わる一綴りのカレンダーの慶賀用表紙になるものである。このように、先頭シートAはお正月を表示する装飾的効果を持っているために、お正月にふさわしい掛け軸等の飾り物として本実施形態の一綴りのカレンダーを建物(家庭または事務所等)内外の自由な場所に設置することが可能となる。
なお、本考案の一綴りのカレンダーは、本実施の形態に限定されることなく、本考案の目的の範囲内で自由に変更しうるものであり、本考案はそれらのすべてを包摂するものである。
この一綴りのカレンダーは、カレンダーの製造をする現場はもとより、日常生活のなかで広く利用できるものである。
本実施の形態のカレンダーを構成するシートB(1月分)の正面図 本実施形の態のカレンダーを構成するシートM(12月分)の正面図 本実施の形態のカレンダーを構成する一覧シートN(1月から12月分)の正面図 本実施の形態のカレンダーを構成する各シートの元号部分の拡大正面図 本実施の形態のカレンダーを構成する各シートの干支図部分の拡大正面図 本実施の形態のカレンダーを構成する先頭シートAの正面図
符号の説明
A … 先頭シート
B〜M … シート
N … 一覧シート
1C … 月表示欄
1E … 年表示欄
1F … 現在の元号年欄
1G … 直前の元号年欄
1H … アルファベット表示欄
E … 干支図案化表示欄
W … 枡目

Claims (4)

  1. 一頁の中心に当月分を、当月分の前後に前月分と翌月分とを表示して構成されるシートを少なくとも含む複数のシートからなる一綴りのカレンダーにおいて、
    前記シートには各月分の七曜表が表示され、前記七曜表は各曜日に升目が備えられ、かつ前記各月が属する年の西暦、現在並びに直前の和暦、および干支の図案が表示されており、
    他の一覧シートには一年分の各月分の七曜表が一頁に表示され、かつ前記一年が属する年の西暦、現在並びに直前の和暦、および干支の図案が表示されており、
    カレンダーの先頭に位置する先頭シートには、慶賀用の図案および文字が表示されていることを特徴とする一綴りのカレンダー。
  2. 請求項1に記載の一綴りのカレンダーにおいて、
    前記シートの前記各月分の前記升目内にはメモ記入用の空白部分が設けられていることを特徴とする一綴りのカレンダー。
  3. 請求項1又は2に記載の一綴りのカレンダーにおいて、
    前記一覧シートに表示されている前記一年が属する年の西暦、現在並びに直前の和暦、および干支の図案は前記当月の七曜表に近接して並べて表示されていることを特徴とする一綴りのカレンダー。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の一綴りのカレンダーと、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の一綴りのカレンダーよりも各シートの外形寸法を小さくした一綴りのカレンダーと、を一緒に組み合わせたことを特徴とする一綴りのカレンダー。

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