JP3132159U - 机 - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は、使い勝手が良くかつ長時間使用に伴う腕の疲労や痛みを軽減するのに役立つ机、特に好ましくはパソコン使用時に好適な机を提供する。
【解決手段】天板2を有する机であって、前記天板2の前縁部分2Xに、前に向かって下に傾く傾斜面6が設けられたことを特徴とする。該傾斜面6は、天板2にのびる使用者の腕Aを広範囲に支持し、キーボードK等の操作性を高める。また、腕Aと天板2との接触面積が増大するので、従来に比べて腕Aに作用する圧力が小さくなり、ひいては使用者の腕の疲労や痛みが大幅に緩和される。
【選択図】図4
【解決手段】天板2を有する机であって、前記天板2の前縁部分2Xに、前に向かって下に傾く傾斜面6が設けられたことを特徴とする。該傾斜面6は、天板2にのびる使用者の腕Aを広範囲に支持し、キーボードK等の操作性を高める。また、腕Aと天板2との接触面積が増大するので、従来に比べて腕Aに作用する圧力が小さくなり、ひいては使用者の腕の疲労や痛みが大幅に緩和される。
【選択図】図4
Description
本考案は、使い勝手が良くかつ長時間使用に伴う使用者の腕の疲労を軽減するのに役立つ机、特に好ましくはパソコン使用時に好適な机に関する。
読み書き又はパソコン等を使用する場合、各種の机が利用される。近年、パソコン等の普及が高まっており、しかも長時間の使用が増えつつある。例えば、パソコンを使用する場合、図5に示されるように、机の天板bの上に載置されたキーボードKが使用者によって操作される。この際、使用者の腕Aが天板bの前縁(使用者が存在する側の縁を言い、以下同じである。)の角部分cに長時間接触する。これは、使用者の腕Aに疲労や痛みを与えるという問題がある。
本考案は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、天板の前縁部分に、前に向かって下に傾く傾斜面を設けることを基本として、長時間使用した場合であっても使用者の疲労や痛みを軽減しうる机を提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、天板を有する机であって、前記天板の前縁部分に、前に向かって下に傾く傾斜面が設けられたことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記傾斜面の幅が20〜100mmである請求項1記載の机である。
また請求項3記載の発明は、前記傾斜面の幅が20〜100mmでありかつ該傾斜面の水平面に対する角度が10〜30度である請求項1記載の机である。
また請求項4記載の発明は、前記天板の後縁には、部分的に凹まされることにより天板の上に置かれた電気機器の電気コード配線用の切欠き部が設けられている請求項3記載の机である。
また請求項5記載の発明は、前記天板は、奥行き寸法が実施的に一定をなす基部と、該基部に連なりかつ前記基部よりも奥行き寸法が大きい側部とを含む請求項3記載の机である。
請求項1記載の考案では、天板の前縁部分に、前に向かって下に傾く傾斜面が設けられる。該傾斜面は、天板の上へとのびる使用者の腕を広範囲に支持することができる。従って、使用者の腕の位置が安定し、ひいては天板の上に置かれたキーボード等の操作性が向上する。また、腕と天板との接触面積が増大するので、従来に比べて腕に作用する接触圧力が小さくなり、ひいては使用者の腕の疲労や痛みが大幅に緩和される。
また、請求項2又は3記載の考案のように、傾斜面の幅や角度を限定した場合には、前記作用効果をより確実に発揮させることができる。
また、請求項4記載の考案では、天板の後縁を壁面に密着させた場合でも、天板の上に置かれた電気機器の電気コードを配線用の切欠き部に通すことにより、前記電気コードが天板と壁との間で強く挟むことなく配線できる。従って、電気コードの断線を防止しつつ見映えの良い配線を可能とする。
また、請求項5記載の考案では、例えば天板の基部側にパソコン等を載置して作業を行うとともに、広い側部側は書類などを載置するためのサイドテーブルとして使用することができる。従って、使い勝手が向上する。また、天板の後縁が実質的に直線状でのびるため、該天板の後縁を壁に密着させて利用できる。従って、机の後側のスペースを無駄にすることがない。
以下、本考案の実施形態が図面に基づき説明される。図1には、本考案の実施形態に係る机1の斜視図が示される。机1は、板状の天板2と、この天板2を水平に支持する脚部3とを含んで構成され、本実施形態では、電気機器PCとしてのパソコンを使用する際に好適ないわゆるパソコンデスクの例が示されている。
前記天板2は、使用者が位置する側の前縁2aと、その反対側である後縁2bと、これらの間を継ぐ一対の横縁2c及び2dとで区画される。本実施形態の天板2は、ほぼ横長矩形状で形成される。
図2には、机1の平面図が示される。好ましい実施形態として、天板2の後縁2bと、左右の横縁2c及び2dとは、実質的に直線状で形成される。天板2の後縁2bや横縁2c及び2dを直線状とすることにより、机1は、該天板2を壁面や出隅コーナ部に密着させて利用できる。従って、机の周囲のスペースを無駄にすることがない。
他方、天板2の前縁2aは、実質的に直線でのびる直線部2a1と、該直線部2a1に連なりかつ滑らかな曲線でのびる曲線部2a2とを含むことが望ましい。より具体的に述べると、曲線部2a2は、直線部2a1から離れるに従い後縁2bから遠ざかる向きに湾曲させるのが望ましい。
これにより、天板2は、前縁2aと後縁2bとの間の長さである奥行き寸法L1が実質的に一定をなす基部4と、該基部4に連なりかつ前記基部4よりも奥行き寸法L2が大きい側部5とを含んで構成される。このような天板2は、基部4側にパソコン等を載置して作業する空間を提供しうる一方、大きな面積を有する側部5側は、書類などを載置するためのサイドテーブル的に利用できる。従って、コンパクト化を図りつつ使い勝手が向上する。
天板2を形成する材料は特に限定されないが、例えば合板、パーティクルボード、インシュレーションボード、MDF(中密度繊維板)などの木質加工板材が好適である。これらは、天板としての強度を確保しつつ軽量かつ安価な点で特に望ましい。また、天板2の少なくとも上面には、例えばポリウレタン樹脂等によって保護皮膜が形成されるのが望まし。とりわけ鏡面仕上げが施されることにより、天板2の意匠性が大幅に向上する。
図3には、図2のA−A拡大断面図が示される。図1及び図3から明らかなように、天板2の前縁部分2X(これは、前縁2aを含む天板の前側部分のある領域を指す。)には、前に向かって下に傾く傾斜面6が設けられる。これにより、天板2の上面8は、前記傾斜面6と、この傾斜面6に連なって後縁2b側にのびるとともに実質的に水平をなす水平面7とで構成される。
図4には、天板2の上に置かれたパソコンのキーボードKを使用者が操作している状態を示す。前記傾斜面6は、天板2の上のキーボードKにのびる使用者の腕Aを広範囲に亘って支持することができる。これにより、キーボードK等の操作性が向上する。また、腕Aと天板2との接触が面接触となり、ひいては接触面積が増大するので、従来のように天板のコーナ部と線接触(多少の面取りはあったかもしれないが、実質的な線接触である)していた場合に比べて、腕Aに作用する圧力が小さくなる。従って、使用者の腕Aの疲労や痛みが大幅に緩和される。なお、図示していないが、マウスの操作時は勿論、書物の読み書き時においても上記と同様の作用効果が得られるのは言うまでもない。
ここで、上述の作用効果をより効果的に発揮させるためには、前記傾斜面6の幅Wは、好ましくは20mm以上、より好ましくは25mm以上、さらに好ましくは30mm以上が望ましい。前記幅Wが20mm未満の場合、使用者の腕Aに作用する圧力を軽減する効果が十分に得られないおそれがある。他方、前記幅Wが大きすぎると、水平面7の位置が後方に寄るため、キーボードKを手前側に置くことができなくなる他、天板2の前縁2aの厚さが過度に小さくなったり又は天板2の厚さが過度に大きくなるおそれがある。このような観点より、前記幅Wは、好ましくは100mm以下、より好ましくは90mm以下、さらに好ましくは80mm以下、特に好ましくは60mm以下が望ましい。
同様の観点より、断面における前記傾斜面6の水平面に対する角度θは、好ましくは10度以上、より好ましくは15度以上が望ましい。前記角度θが10度未満になると、傾斜面6と水平面7との差が小さく、ひいては使用者の腕Aに作用する圧力を軽減する効果が十分に得られないおそれがある。他方、前記角度θが大きすぎても同様の不具合がある。このような観点より、前記角度θは、好ましくは30度以下、より好ましくは25度以下が望ましい。なお、傾斜面6と前縁2aとの間、及び、傾斜面6と水平面7との間は、それぞれ曲率半径が3〜10mm程度の小円弧を介して滑らかに接続されるのが望ましい。
本実施形態の傾斜面6は、図3に示される断面において、実質的に単一の平面で形成されるが、角度θが異なる複数の平面(図示省略)で形成されても良い。また、平面のみならず、曲面であっても良い。この場合、その曲率半径が小さくなると、上述の作用が得られなくなるおそれがある。このような観点より、傾斜面6を円弧で形成する場合には、その曲率半径は、好ましくは100mm以上、より好ましくは200mm以上が望ましい。
さらに、本実施形態の傾斜面6は、天板の前縁2aの実質的全域に亘って形成されているが、その一部だけに設けられても良いのは言うまでもない。
また、本実施形態の天板2の後縁2bには、部分的に凹まされることにより天板2の上に置かれた電気機器PCの電気コード配線用の切欠き部9が設けられる。該切欠き部9の凹み量Sは、特に限定されないが、好ましくは5〜20mm程度が望ましい。なお、切欠き部9の凹み量Sは十分に小さいので、該切欠き部9が設けられている後縁2Bは直線状でのびるものと解して差し支えない。
配線用の切欠き部9は、図1に示されるように、天板2の後縁2bを壁10に密着させた場合でも、電気コード11を壁10と天板2との間で強く挟むことなく、余裕を持って下方に導くことができ、例えばコンセント差込口まですっきりと配線できる。従って、電気コード11の断線などを確実に防止できる。なお、本明細書で言う「電気コード」には、コンセントに差し込まれるケーブルに限定されるものではなく、LANケーブル、ビデオケーブル及び/又はUSBケーブルなどの電気又は光信号を送受信しうる全てのコードを包含するものとする。また、電気機器PCもパソコンに限定されるものではない。
前記脚部3は、天板2の下面かつその四隅に固着されて垂下する4本の棒状の脚部材3aないし3dから構成される。床面の凹凸などを吸収して天板2を安定してかつ水平に支持するために、各脚部材3aないし3dの下端部には、高さ調整用のアジャスタ12などが設けられるのが望ましい。また、机の移動を容易とするために、脚部材3aないし3dの下端部に、キャスター(図示省略)などが設けられても良い。
以上説明したが、本考案は、上記の具体的な実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施できる。例えば、上記実施形態の机1は、椅子を使用して利用されるものを示したが、床面に直接座った使用者が利用可能な高さに天板2が保持される低床式の机として構成されても良い。
1 机
2 天板
2a 天板の前縁
2X 天板の前縁部分
6 傾斜面
9 配線用の切欠き部
2 天板
2a 天板の前縁
2X 天板の前縁部分
6 傾斜面
9 配線用の切欠き部
Claims (5)
- 天板を有する机であって、前記天板の前縁部分に、前に向かって下に傾く傾斜面が設けられたことを特徴とする机。
- 前記傾斜面の幅が20〜100mmである請求項1記載の机。
- 前記傾斜面の幅が20〜100mmでありかつ該傾斜面の水平面に対する角度が10〜30度である請求項1記載の机。
- 前記天板の後縁には、部分的に凹まされることにより天板の上に置かれた電気機器の電気コード配線用の切欠き部が設けられている請求項3記載の机。
- 前記天板は、奥行き寸法が実施的に一定をなす基部と、該基部に連なりかつ前記基部よりも奥行き寸法が大きい側部とを含む請求項3記載の机。
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JP2007001817U JP3132159U (ja) | 2007-03-19 | 2007-03-19 | 机 |
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JP3132159U true JP3132159U (ja) | 2007-05-31 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019022806A (ja) * | 2018-11-19 | 2019-02-14 | 株式会社オカムラ | 天板昇降式デスク |
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2007
- 2007-03-19 JP JP2007001817U patent/JP3132159U/ja not_active Expired - Fee Related
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