JP3132115U - 構築物における太陽光利用構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】住宅等の構築物の壁面等に反射板全体を取り付けて、庭などの日陰部分に太陽光を行き渡らせるようにして、植物の生育に寄与し、また洗濯物の乾燥に資するように構成してなる構築物における太陽光利用構造に関する。
【解決手段】住宅等の構築物の比較的高い部分の壁面部3に取り付けた基板8から張り出して構成され傾斜を付けるための張り出し部を形成した反射板全体4に太陽光を下向きに屈折反射させる受光・反射板11を形成した反射板全体4を取り付けてなる構築物における太陽光利用構造。
【選択図】 図1

Description

本考案は、住宅等の構築物の壁面部に反射板全体を取り付けて、庭などの日陰部分に太陽光を行き渡らせるように構成してなる構築物における太陽光利用構造に関する。
都会地の住宅が立て込んでいる地域においては、太陽光の入射角度が低くなる冬場は、南側にある住宅の影になって庭などに日が当たりにくくなり、植物の日照時間が不足したり、洗濯物の乾きが遅くなるなどの不都合が生じている。
本考案は、この点に鑑み、反射板全体を住宅等の構築物の壁面、例えば壁、、破風、ベランダの手すり、雨戸、戸袋などに取り付け、太陽光を反射板全体によって屈折反射させ下方の日当たりの悪い部分に照射させることで、反射光を有効利用することを企図し、これを達成させようとするものである。
特開平09-265815
本考案の構築物における太陽光利用構造によれば、構築物の一部に適宜反射板全体を取り付けておくことにより、太陽光を庭の日陰になっている部分に屈折反射させることにより、植物の生育に寄与し、また、洗濯物の乾きを良するなどの実際的効果が多大なものとなる。
冬場の太陽光の入射角度が低い時期においても、住宅等の高い部分には比較的に日が当たるので、この部分に反射板全体を取り付ければ、太陽光の反射光を有効に利用できるものと考えられるので、建物の上部の壁面、破風、ベランダの手すり、雨戸、戸袋などの壁面部に反射板全体を取り付けるものとする。
ここにおいて本考案の請求項1に記載の構築物における太陽光利用構造においては、構築物の比較的高い部分の壁面部に取り付けた基板から張り出して構成され傾斜をつけるために張り出し部を形成した反射板全体により、太陽光を下向きに屈折反射させる受光・反射部を形成してなる。
請求項2に記載の構築物における太陽光利用構造においては、請求項1の構造において、前記反射板全体の受光・反射部を凹面、凸面、波形、角形、平板若しくはそれらの組み合わせから構成し太陽光を下向きに屈折させるように形成してなる。
請求項3に記載の構築物における太陽光利用構造においては、請求項1の構造において、
前記反射板全体の表面に防汚剤のコーティング又は防汚性のあるフィルムの貼付等による表面加工を施してなる。尤も、基板の材料が金属等の場合は鏡面処理をすると水洗いで汚れが取れる場合も考えられるので、この場合には上記表面処理加工をしないことも考えられる。
請求項4に記載の構築物における太陽光利用構造においては、請求項1の構造において、前記反射板全体の材質として、ステンレススチール、アルミ合金等の金属、合成樹脂、ガラス及び陶板外壁を任意採用してなる。
請求項5に記載の構築物における太陽光利用構造においては、請求項1の構造において、
前記反射板全体の受光・反射部を上下複数段に構成するの当たって、傾斜を付けるために基板から張り出してそれぞれ張り出し部を形成してなる。
請求項6に記載の構築物における太陽光利用構造においては、請求項1又は5に記載の構造において、前記反射板全体の受光・反射部を構成するに当たって傾斜を付けるために基板から張り出して構成される張り出し部の部分を切り抜いて通風口を形成してなる。
請求項7に記載の構築物における太陽光利用構造においては、請求項1の構造において、
前記反射板全体を左右方向に複数枚接続して構成してなる。
請求項8に記載の構築物における太陽光利用構造においては、前記基板を兼ねる反射板全体自体に多数の凹面、凸面を形成し、これら凹面又はその反対側の凸面を太陽光の受光・反射部とする。
請求項9に記載の構築物における太陽光利用構造においては、請求項8の構造において、前記基板を兼ねる反射板全体自体に多数の凹面又は凸面を形成し、これら凹面又はその反対側の凸面を太陽光の受光・反射部とするに当たって、これら受光・反射部の一部に通気孔を形成してなる。
本考案の詳細な説明に先立って、図9乃至図12について考案の概要を説明する。まず、図9において、自宅を1とし南側の隣家を2とした場合、自宅1の破風とかべランダの手すりなどの壁面部3にそれぞれ直立状態で平板の反射板全体4を取り付けると、太陽5からの実線で示す太陽光は平板の反射板本体4で反射されて点線で示すようになり、南側の隣家2との間の塀6を越えてこの隣家2を照射することになってしまい、自宅1の庭の日陰部分7を照射することができない。
これに対して、図9と同様な構成を有し同じ符号を付した図10においては、傾斜付き反射板全体4を取り付けたことによって、太陽5からの実線で示す太陽光は各反射板全体4によって点線で示すように下向きに屈折反射されて、前記した日陰部分7を照射することができるのである。この場合にはまた、前記塀6に適宜反射板を取り付けることによる再屈折を考慮することもできる。
図11に示す例えば壁面部3に平板の反射板全体4を東西方向に縦に置いて配置した場合の真上から見た図では、反射光は一定の角度にしかならない。また、図12に示す例えば反射板全体4を凹面とした場合には、太陽光と反射光との関係において、図面の反射鏡は円弧によっては、図示のように壁面部3と直角に近い角度で屈折させることもできる。
さて、本考案の構築物における太陽光利用構造の詳細について、図1乃至図8によって詳細に説明する。
先ず、図1において、本考案の反射板全体4の材質は、ステンレススチール、アルミ合金等の金属、合成樹脂、ガラス及び陶板外壁を任意採択することができるが、これは構造物の壁面部3に取り付けるための基板8と、この基板8から張り出して形成される傾斜を付けるための張り出し部9と、受光・反射部11とからなり、下向きに傾斜して形成されたこの傾斜を付けるための張り出し部9の前面には凹面10を形成したこの受光・反射部11が形成されるのであって、12は傾斜を付けるための端末部である(以下の各例においても同様である)。反射板全体4は風雨に曝されているため、反射板全体4の表面には防汚剤のコーティング又は防汚性のあるフィルムの貼付等により表面処理を施すものとし、これは以下の各実施例においても同様である。
図2には、基板8とこの基板8から張り出して形成される傾斜を付けるための張り出し部9とからなり、下向きに形成されるこの傾斜を付けるための張り出し部9の前面に波形が連続した受光・反射部11が形成されており、lの場合において、反射板全体4を左右方向に連続して複数枚接続する場合を考慮して、側方の端末に他の傾斜を付するための張り出し部9及び受光・反射部11と接続するためのジョイント部13を形成した例を示す。
図3には、基板8とこの基板8から張り出して形成される傾斜を付けるための張り出し部9とからなり、下向きに形成されるこの傾斜を付けるための張り出し部9の前面に角形の受光・反射部11を連続して示した例を示す。この例によれば太陽光は角形の面に対する入射角度によって広く拡散した状態で反射光を形成することができるものである。
図4は図1に示す構造において、基板8とこの基板8から張り出して形成される多段の傾斜を付けるための張り出し部9を備える2つの受光・反射部11を構成した例を示すものである。これによれば、受光・反射部11を広く取るために有効であって、かつ風の抵抗を軽減できるものである。
図5は図4に示すような受光・反射部11の設定面を広く取るために上下方向に多段に構成した例に対して、一段で形成した例を示すものであり、図4に比べて構造は簡単になるが風の影響を受けやすくなることは否めない。
図6は図4に示す例における、上下の張り出し部9の部分を切り抜いて通風口14を形成
した例を示すものであり、特に格子状のベランダ等の反射板全体4として、室内への通風を良好にすると共に、強風対策としても有効である。
図7(A)、(B)及び(C)は上記各例における張り出して形成される反射部分とは異なり、基板8そのものに多数の受光・反射部11を凹接したものであり、(A)は斜視図、(B)はその断面図、)(C)は受光・反射板11の一個の拡大図であって、必要に応じてこれら受光・反射部11を、太陽光に対して凹面を向けるか凸面を向けるかを選択することができるものとする。なお、図7の(A)については、受光・反射部11は一部分にのみ表示してあるが、実際上これら受光・反射部11は全面に設けるものとし、これら受光・反射部11の大小又は形状については任意変更し得るものとする。
図8の(A)、(B)及び(C)はそれぞれ基板8の斜視図、その断面図及び受光・反射部11の一個のみの拡大図であって、この例によれば受光・反射部11の一部分に切り欠きを形成することで通気孔15を形成するもので、図6に示したのと同様にベランダ等に設置した場合に、室内への通風を良好にすると共に、強風対策としても有効である。なお、この例2おいても図8の(A)には受光・反射部11の一部分のみを表示してあるが、実際上これら受光・反射部11は全面に設けるものとし、またこれら受光・反射部11の大小又は形状については任意変更可能である。
これら図7及び図8の例によれば、前記した例の構造とは異なり、折り返し(階段状)の構造を要しないため、制作費が低廉になると共に、風の影響を受け難いという効果も得られる。
反射面が凹面の場合の反射板全体の斜視図。 反射面が波型の場合の反射板全体のジョイント部の説明を兼ねた斜視図。 反射面が角型の場合の反射板全体の斜視図。 反射面を上下に多段に形成した斜視図。 反射面を広く形成した斜視図。 図4に示した例において、張り出し部の部分を切り抜いて示した斜視図。 基板そのものに多数の受光・反射部を形成したもので。(A)は全体の斜視図、(B)は断面図、(C)は一部分の拡大図。 基板そのものに多数の受光・反射部を形成した図7の変形を示すもので、(A)は全体の斜視図、(B)はその断面図、(C)は一部分の拡大図。 構築物に本考案の太陽光利用構造を取り付けず、平板の反射板全体を取り付けた場合の説明図。 構築物に傾斜付きなど本考案の反射板全体を取り付けた状態の説明図。 平板の反射板全体を真上から見た状態の反射光の違いを示す説明図。 凹面の反射板全体を使用した場合の太陽光の拡散の状態を示す説明図。
符号の説明
1 自宅
2 南側の隣家
3 壁面部
4 反射板全体
5 太陽
6 塀
7 日陰部分
8 基板
9 傾斜を付けるための張り出し部
10 凹面(受光部11が凹面の場合)。
11 受光・反射部
12 傾斜を付けるための端末部
13 ジョイント部
14 通風口
15 通気孔

Claims (9)

  1. 構築物の比較的高い部分の壁面部に取り付けた基板から張り出して構成され傾斜を付けるための張り出し部を形成した反射板全体により、太陽光を下向きに屈折反射させる受光・反射部を形成してなる構築物における太陽光利用構造。
  2. 前記反射板全体の受光・反射部を凹面、凸面、波形、角形、平板若しくはそれらの組み合わせから構成し太陽光を下向きに屈折させるように形成してなる請求項1に記載の構築物における太陽光利用構造。
  3. 前記反射板全体の表面に防汚剤のコーティング又は防汚性のあるフィルムの貼付等による表面加工を施してなる請求項1に記載の構築物における太陽光利用構造。
  4. 前記反射板全体の材質として、ステンレススチール、アルミ合金等の金属、合成樹脂、ガラス及び陶板外壁を任意採用してなる請求項1記載の構築物における太陽光利用構造。
  5. 前記反射板全体の受光・反射部を上下複数段に構成するに当たって、傾斜を付けるために基板から張り出して構成される張り出し部を形成してなる請求項1に記載の構築物における太陽光利用構造。
  6. 前記反射板全体の受光・反射部を構成するに当たって傾斜を付けるために基板から張り出して構成される張り出し部の部分を切り抜いて通風口を形成してなる請求項1又は5に記載の構築物における太陽光利用構造。
  7. 前記反射板全体を左右方向に複数枚接続して構成してなる請求項1に記載の構築物における太陽光利用構造。
  8. 前記基板を兼ねる反射板全体自体に多数の凹面又は凸面を形成し、これら凹面又はその反対側の凸面を太陽光の受光・反射部とする請求項1に記載の構築物における太陽光利用構造。
  9. 前記基板を兼ねる反射板全体自体に多数の凹面又は凸面を形成し、これら凹面又はその反対側の凸面を太陽光の受光・反射部とするに当たって、これら受光・反射部の一部に通気孔を形成してなる請求項8に記載の構築物における太陽光利用構造。
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