JP3131918U - ドアストッパー - Google Patents

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Abstract

【課題】置き場所に困らず、ねじ込む作業が容易なスーパーボールを用いたドアストッパーを提供する。
【解決手段】磁性体材質の扉6と床に接して用いられるスーパーボール2と、このスーパーボールに一端が取り付けられた柄8と、この柄8の他端に設けられた前記柄8と略平行な平面12を有する磁石10と、を有する。また、磁性体材質の扉6と床に接して用いられるスーパーボール2と、このスーパーボールに設けられ外向きの平面16有する磁石18と、を有する。
【選択図】図1

Description

この考案は、スーパーボールと呼ばれる玩具のボールを用いたドアストッパーの構造に関する。
スーパーボールと呼ばれる玩具のボールは、塩化ビニール樹脂などからなり、弾性係数や摩擦係数が高い。このスーパーボールを、扉と床に接して用いると、優秀なドアストッパーになることが知られている。すなわちスーパーボールを、扉が動こうとする側の下端部と、その下端部に近接する床とに、接して配置すると、扉にかなり大きな力が加わっても、スーパーボールは動かず、したがって、ドアストッパーの働きをする。
この内容は下記の非特許文献1に示すインターネットのWebサイトページや非特許文献件2の刊行物にも記載される。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/8494/NEWS/ypc147/ypc147.htm#スーパーボールのドアストッパー 河本達二発行 「続続・伊東家の食卓 裏ワザ大全集 21世紀版」日本テレビ放送網株式会社 2001年
しかしながら、ドアストッパーに用いるスーパーボールは、使用しないときには、球形をなすために転がりやすく、置き場所に困る。衣服のポケットに入れるにしても邪魔になる。
また、よりストッパーの働きを高めるには、スーパーボールを、扉と床が近接して形成する三角形の空間に、ねじ込むように接するのが有効であるが、球形の表面を有し、弾性係数が高いスーパーボールをねじ込む作業は、面倒である。
この考案は、以上の問題点を解決するために、置き場所に困らず、ねじ込む作業が容易なスーパーボールを用いたドアストッパーを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第一考案は、磁性体材質の扉と床に接して用いられるスーパーボールと、このスーパーボールに一端が取り付けられた柄と、この柄の他端に設けられた磁石と、を有することを特徴とするドアストッパーである。
第二考案は、磁性体材質の扉と床に接して用いられるスーパーボールと、このスーパーボールに設けられ外向きの平面を有する磁石と、を有することを特徴とするドアストッパーである。
第一、又は第二考案によれば、使用しないときのドアストッパーは、磁石により磁性体材質の扉に吸着させておけばよいので、置き場所に困らない。また、スーパーボールを直接に持ってねじ込むのではなく、柄や磁石の部分を持ってスーパーボールをねじ込むことができ、ねじ込む作業が容易になる。よって、よりストッパーの働きを高めることが容易に行える。
この考案の実施形態を、図1から図4及び図7に示す。
図1に示すように、この実施形態にかかるスーパーボール2を用いたドアストッパー4は、自閉式で、磁性体材質すなわち鉄やスチール製の扉6のストッパーに用いられる。すなわち、柄8の下端にスーパーボール2が取り付けられ、この柄8の上端は、直角に屈曲し、端部に磁石10が設けられる。磁石10は、柄8と略平行な平面12を有する。この平面12によって、磁性体材質の扉6に吸引できる。
図2に示すように、柄8の下端には、短円筒状の取付部14が設けられ、この取付部14の底面は、図示しないが、スーパーボール2の球面にあわせた凹状の球面を有する。この凹状の球面に接着剤や両面テープが設けられ、が取り付けられスーパーボール2が取り付けられる。
なお、取付部14の底面に設けた凸部をスーパーボール2に突き刺して取付を行うこともできる。
「実施形態の効果」
(1)図1(B)に示すように、この実施形態によれば、使用しないときのドアストッパー4は、磁石10により磁性体材質の扉6に吸着させておけばよいので、置き場所に困らない。
(2)また、図1(A)に示すように、スーパーボール2は、従来と同様に、磁性体材質の扉6と床に接して用いられる。そして、ストッパーの働きを高めるには、スーパーボール2を、扉6と床が近接して形成する三角形の空間に、ねじ込むように接するのが有効であるが、この実施形態によれば、スーパーボールを直接に持ってねじ込むのではなく、柄8の部分を持ってスーパーボールを矢印方向へ回すようにしてねじ込むことができ、ねじ込む作業が容易になる。また、ねじ込んだ位置で、そのまま柄8を磁石10で扉6に吸引できる。よって、よりストッパーの働きを高めることが容易に行える。
このストッパーの働きを高めることができた実験結果を図7に示す。
すなわち、種種の床面の材質に対するストッパーの働きを、従来の柄8のないスーパーボール2だけの場合と比較した。表中の◎は、ドアはまったく動かず、ストッパーの働きが高い。○は、うまくセットすればストッパーの働きをする。△は、うまくセットしてもドアが動いてしまうことがある。×は、ドアが動いてしまう、を意味する。
床面の材質がコンクリートやワックス掛けフローリングの場合には、従来と同様であるが、木質フローリングは、従来よりも成績がよく、ストッパーの働きが高い。埃をかんだフローリング、オフィス用カーペット、タイルにおいては、この実施形態がはじめて、ストッパーの働きをするようになった。毛の短い絨毯は、従来よりもややましな程度であった。毛の長い絨毯や土は、従来と同様に、ストッパーの働きは得られなかった。
このように、この実施形態が優れたストッパーの働きをする原因を力学的な観点から、図3、図4において、以下に説明する。
すなわち、ドアからボールに加えられる力をFとし、床からボールに加えられる力をRとする。そして、それぞれのX方向成分とY方向成分を、Fx、Fy、Rx、Ryとする。ボールに加わる重力をGとする。また力Fが働く点を点Fといい、また力Rが働く点を点Rいうものとする。
ボールがストッパーの働きをして、動かないことからして、
X方向の釣り合いとして、Fx=Rx ・・・1)
Y方向の釣り合いとして、Ry=Fy+G ・・・2)
モーメントの釣り合いとして、点R周りのモーメントを考え、ボールの半径をrとすると
Fy・r=Fx・r ・・・3)
これらの3つの式を解くと(ドアが動こうとする力Fxはわかっているとして)
Fy=Fx、Rx=Fx、Ry=Fx+G ・・4)
となる。Gが他の力よりも十分に小さいことを考慮すると、残りのFx、Fy、Rx、Ryの力はほぼ等しいことがわかる。これにより、図4に強調して示すようにボールは下方を左右から等しい力F,Rではさまれ、斜め方向に伸びる変形を生じる。
さらに、ボールがストッパーの働きをしていて点F、点Rで滑りがおきないのだから、各点の摩擦係数をμ(F)、μ(R)とすると
Fy≦μ(F)・Fx ・・5)
Rx≦μ(R)・Ry ・・6)
これら二つの式は4)の結果を代入すると
μ(F)≧Fy/Fx=1
μ(R)≧Rx/Ry=Fx/(Fx+G)≒1
(Fxに比べGは十分に小さいので)
よって、μ(F)、μ(R)はともに1以上である・・・7)
次に、ボールのストッパーとしての機能を増加するには、ドアが動こうとする力Fxが増加しても4)5)6)の関係が維持されなければならない。この実施形態において、力Fxが増加してもドアが動かないのは、点F、点Rで滑りがおきにくいためであると思われる。その原因として、
(a) スーパーボール2を扉6と床が近接して形成する三角形の空間に容易にねじ込むことで、スーパーボール2は十分につぶれた形状になり、よって、接触面積を大きくして、摩擦係数μ(F)、μ(R)を大きくし、5)6)が安定する。
(b) スーパーボール2は磁石10や柄8を介して下方へ押され、下方への力Ryが増加し6)が安定する。
(c) 摩擦係数μ(F)、μ(R)はともに1以上であり高いので、強くねじ込んでも、摩擦力により元の形状に戻らない。つまり復元力よりも摩擦力のほうが大きい。大きな摩擦力( 式5)6)の右辺 )を継続して得られるので、5)6)が安定する。
以上のように優れたストッパーの働きをする原因が推定できる。
「他の実施形態」
他の実施形態2では、図5、図6に示すように、スーパーボール2の表面に、外向きの平面16を有する磁石18を、設けたドアストッパー4とすることができる。この場合でも、図5の上方に示すように、この実施形態によれば、使用しないときのドアストッパー4は、磁石18により磁性体材質の扉6に吸着させておけばよいので、置き場所に困らない。
また、スーパーボール2を直接に持ってねじ込むのではなく、図5の下方に示すように、磁石10の部分を持ったり、押したりしてスーパーボール2を矢印方向へ回すようにしてねじ込むことができ、ねじ込む作業が容易になる。よって、図7の実験結果を得る。
なお、磁石18は、短円柱形状(図5)に限らず、短四角柱形状(図6)など他の形状でもかまわない。
この考案の一実施形態に係るドアストッパーの側面図で、(A)は使用状態の図、(B)は使用しない状態の図である。 図1の要部拡大図である。 スーパーボールがストッパーの働きをする原因を力学的な考察に用いる側面図である。 スーパーボールの変形を強調して示す側面図である。 この考案の他の実施形態に係るドアストッパーの側面図で、下方は使用状態の図、上方は使用しない状態の図である。 (A)(B)は、図5のドアストッパーの変形例を示す側面図である。 比較実験結果を示す表である。
符号の説明
2…スーパーボール、4…ドアストッパー、6…扉、8…柄、10…磁石、12…平面、14…取付部、平面・・・16、18・・・磁石。










Claims (2)

  1. 磁性体材質の扉と床に接して用いられるスーパーボールと、このスーパーボールに一端が取り付けられた柄と、この柄の他端に設けられた磁石と、を有することを特徴とするドアストッパー。
  2. 磁性体材質の扉と床に接して用いられるスーパーボールと、このスーパーボールに設けられ外向きの平面を有する磁石と、を有することを特徴とするドアストッパー。
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