JP3131772U - 角度カッター - Google Patents

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Abstract

【課題】
スチレンボード等の樹脂板を用いて、建物模型等を製作する場合、出隅・入隅を形成するために、従来は切断面を直角接合していたため、その隅の加工寸法精度が低くかつ切断の作業時には他方の板を図面寸法よりスチレンボード板分差し引く必要があったが、スチレンボードの切断端面を45度の角度に1行程で加工可能とする角度カッターを提供する。
【解決手段】
底辺の1角が90度の直角で他の角の仰角が10度〜80度である略三角形の端面を有し、該三角形端面の斜辺の長さの略2〜5倍の長さの長方体である基台を用いて、その基台の斜面にその長手方向の底辺接線に20〜60度の角度でカッターナイフ刃の幅に相当する浅溝を刻み、その浅溝内にカッターナイフ刃の刃先を基台斜面の長方底面接線よりも突出させてカッターナイフ刃が装填し、そのカッターナイフの刃の外側に該基台の斜面にその長手方向の底辺接線に沿って該斜面の幅よりも小さなサイズの定規板を重ね係止し、かつその定規板によりカッターナイフ刃が係止されている角度カッターの構造。
【選択図】 図1

Description

本考案は、主に建築模型等の作成に用いる主材料であるスチレンボードの端面を任意の角度、主として45度に切断する工具に関する。
建築模型の建物を箱状に製作する場合、壁面の出隅、入隅部分の接合は直角接合の方法で行われているが、通常はスチレンボードの要切断部分に定規等を当て、市販のカッター等を用いて平面と垂直な角度で切断し、一方のスチレンボード平面端部に他方スチレンボード切断端面を突き合わせて接合することが大半である。
しかるに、模型建物での直角接合の場合、一方のスチレンボードは図面寸法で切断可能であるが、接合する他のスチレンボードは接合予定のスチレンボードの板厚寸法を差し引く必要があり、模型建物においてはその形状から出隅、入隅が複数となることが多く、最終的な寸法精度誤差が発生しやすく作業性も低い。また、接合箇所には必ず切断面が表面に現れるので出来映えも悪く表面処理が難しい。更に接合面が小さいため強度が劣るなど多くの課題がある。
スチレンボードの接合面を、接合に好都合の断面とするため直交する2枚のカッターを備える接合端加工用カッターが提案されているが薄いクラフト紙を残してスチレン部のみ取り除くことは容易ではないし、接合部の強度も期待はできない。(例えば、実用新案文献1参照)
また、壁面等に用いるボードの突き合わせ部の間隔を綺麗に仕上げるためのボードのエッジの面取り用定規付きカッターが提案されており、このカッターを用いてスチレンボードの切断面に角度を持たせて切断することも可能であるが、平板のスチレンボードの任意箇所を1直線に切断するには直行切断と面取りとの2行程を要する。(例えば、実用新案文献2参照)
また、床材等の内装材シートのV字状の溝きり施工ができる溝きり用具が提案されているが用具の中央部が切断面となるため正確な精度での寸法に切断するには不向きである。(例えば、実用新案文献3参照)
実開昭59−188072公報 実開平3−76558号公報 実開昭60−200932号公報
本考案は、以上の課題を鑑みて行ったものであり、建物模型を製作するに当たって、箱状に形成する場合、各壁面となるパーツについて製作図面に基づく隔壁面の外のり寸法を表面紙が貼付されたスチレンボードに縮尺模写し、接合しようとする箇所を本考案の角度カッターで切断し、スチレンボードの端面を45度の角度に切断することにより他方の壁面の端面の45度と付き合わせることで、直角であるべき正確な90度の壁面接合を実現でき、かつその寸法精度を格段に向上させることができるのである。
接合面の2面それぞれ表面紙のみが端部まで現れるため見栄えも良く、接合面の強度も十分に確保することが可能となる。
底辺の1角が90度の直角で他の角の仰角が10度〜80度である略三角形の端面を有し、該三角形端面の斜辺の長さの略2〜5倍の長さの長方体である基台を用いて、その基台の斜面にその長手方向の底辺接線に20〜60度の角度でカッターナイフ刃の幅に相当する浅溝を刻み、その浅溝内にカッターナイフ刃の刃先を基台斜面の長方底面接線よりも突出させてカッターナイフ刃が装填され、そのカッターナイフの刃の外側に該基台の斜面にその長手方向の底辺接線に沿って該斜面の幅よりも小さなサイズの定規板を重ね係止し、かつその定規板によりカッターナイフ刃が係止されている角度カッターを提供する。
スチレンボード板を利用した建築建物模型を、正確にかつ効率的に製作するにあたり、簡単に出隅、入隅を形成できるように切断できるカッターとして活用できる。
突き合わせ接合のごとく、板厚を考慮した切断部位など気にせず図面寸法に切断するのみで寸法誤差を解消し、接合強度は大きく、作業性も格段に向上する。
また、接合部表面は、貼付された表面紙のみが現れるので切断面の処理で微調整などの苦労する必要が全くなく、以後の塗装作業等も簡単となる。
また、基台の仰角45度以外の角度に調整することにより、直角以外の造形・接合も容易となり、多角形や星形の柱や筒状模型等も製作可能であるため、特にイベント会場におけるブース内ディスプレー製品模型や装飾用成型品の製作に効果を発揮する至便の角度カッターを提供できる。
本考案における請求項1に記載の角度カッターに関し、以下のとおり説明する。
本考案の最も基本となる構造について図面1〜図3を用いて説明する。
底辺の一角が直角α1であり、他の角の仰角α2が45度である略三角形の端面2を有し、該三角形の斜辺の長さの略2〜5倍の長さの長方体である基台1が本考案の基本となる角度カッターの本体である。
該基台1の斜面3にはその長手方向の底辺接線に対して20〜60度、好ましくは30度±5度の仰角βを有し、カッターナイフ5の幅に相当する浅溝4を形成する。
基台1の斜面3に形成された浅溝4には、その先端を切断しようとするスチレンボードの切断面厚さよりもやや長い寸法に刃先を突出Aさせたカッターナイフ刃5を装填し、その上部には基台1の長手方向に長さが略同じで、幅が基台1の斜面3よりも小さな幅寸法の定規板6をその上部に重ね被せるように位置し、ネジ7を用いて係止することにより角度カッターとして完成する。
本考案の角度カッターに固定される定規板6の先端端面は常に基台1の底面と直角の角度、又は基台1の端面における俯角と同じ角度に加工され、基台1の斜面先端と定規板6の先端を一致させることが最も望ましい。
本考案の角度カッターの基台1の斜面3に刻まれる浅溝4の基台1のその長手方向の底面接線に対する仰角βは、20度から60度の範囲で形成するものとするが、スチレンボード切断の操作性及び切断面の滑らかさを得るためには30度±5度が最も好ましい角度である。
また、定規板を固定するネジ7に関しては、単なる木ネジ7のほか固定締め付け又は開放が容易な蝶ネジなどを用いるなど、カッターナイフの刃を装填又は取り外しが容易な係止方法であれば良く、その係止方法については本考案の方法に制約を受けない。
また、本角度カッターに用いるカッターナイフ刃は市販のカッターナイフ刃を用いる方が簡単であり、切り刃が劣化した際には替え刃を行えば同じ機能を回復することができる。
本考案の実施例1と基本を同じとし、より軽量化等が図れる角度カッターについて図4〜図7を用いて説明する。
基台1に用いられる素材としては堅牢な木材等が適切ではあるが、軽量化の効果のある樹脂製の板を用いて製作することも可能であり、その詳細は次のとおりである。
底辺板8と略三角形のリブ9と斜面板10を用いて略三角形リブ9の底辺部と底辺板8とを接着等により固定し、次いで略三角形リブ9の斜辺部と斜面板10の裏部とを接着等により固定することにより基台1が完成する。
斜面板10には実施例1と同様のカッターナイフ刃5を装填するための浅溝4を形成し、カッターナイフ刃5を浅溝4に装填した後、定規板6をその上部に重ね被せるように位置し、ネジ7等を用いて係止する。
もちろん、カッターナイフ刃5の先端部は、斜面板10の下端部よりも切断しようとするスチレンボードの厚さよりもやや長めに刃先A突出させることが重要である。
なお、略三角形リブ9の仰角は建物模型の壁面を構成するための切断が目的であれば
45度とするほか、カッターナイフ刃5を装填するための浅溝4の傾斜角度は斜面板下面線に対して仰角βは20度〜60度であり、好ましくは30度±5度とする。
また、基台1及び定規6に用いる素材は樹脂製の板が加工も容易で軽量であるが、本考案の素材に限定されるものでなく、構造と機能および目的を達成できるものであれば用いる素材について制約は受けない。
本考案の実施例1と基本形を同じとし、より多角形の造形が容易となる角度カッターについて図8を用いて説明する。
実施例1との相違点は端面2における仰角α2の角度が10度〜80度の任意とするところにある。即ち、建物模型のごとくその出隅、入隅構造の完成が四角形とするためには、スチレンボードの端面を45度の角度で切断することで目的が達成できるが、例えばイベント会場におけるブース内を装飾するディスプレー用品等には多角形の造形も必要となる。
その場合、六角形の柱若しくは筒状の造形を行うために、スチレンボードの切断面角度を60度にすることで簡単に接合面を形成させることが可能となる。
従って、図8においては仰角が45度よりも小さい事例を示したが、スチレンボードを使った造形品の目的に応じて、各種の仰角を有する角度カッターを製作して対応することができるのである。
因みに、3角形では30度、この角度は建物模型の屋根頂部の接合に適する。
また、5角形では54度、6角形では60度、7角形では略64.3度、8角形では67.5度、10角形では72度の仰角を有する角度カッターを製作すれば対応できる。
次に、本考案における請求項2に記載の角度カッターに関し、以下のとおり説明する。
請求項2に記載の特徴は、前記実施例3の角度カッターを1個で対応しようとするものであり、図9を用いて説明する。
底板8と斜面板10とを滑動ピン14を用いて連結し、斜面板10には前記実施例と同様にカッターナイフ刃5を装填する浅溝4が形成され、その浅溝にはカッターナイフ刃5が、その刃先Aを斜面板下端よりも切断しようとするスチレンボード厚みよりやや長く突出させて装填し、その上部から重ね被せるように定規板を位置し、ネジ7により係止する。
前記実施例1〜3との大きな相違点は、底板8の斜面板との連結位置との他端近くに、固定ネジ13を用いて、湾曲した形状で長穴15を有しその長穴近傍にメモリ16を刻した湾曲自在スケールを固定し、斜面板端部に設けた係止ネジ12により、仰角を任意に選択し得る構造としていることにある。この場合の係止ネジ12は蝶ネジを用いることが最も好ましい。
このことにより、実施例3においては各目的に応じた角度カッターを用意する必要があったが、実施例4の構造とすることにより1個の角度カッターで各種の角度にスチレンボード端面を切断できるので非常に便利である。
なお、構成する部材の素材は加工面や使用面、強度や重量面から適宜選抜すれば良く、本考案では特に特定を行わない。
次に、本考案における請求項3に記載の角度カッターに関し、図10を用いて以下のとおり説明する。
前記に示した実施例1〜4の角度カッターは、カッターナイフ刃5が常時斜面又は斜面板の下端より突出しているため、取扱い上の安全性が問題となる。
この対策としては、非使用時には定規板6の係止用ネジ7を緩めて、カッターナイフ刃5をその刃先Aが突出しない程度に引き上げて係止しておく必要がある。
この、作業性の低さを解決するため、カッターナイフ5の手元側の係止穴17を利用して、その後段にスクリューステム18を連結し、スクリューステム18に装填した蝶ネジ19を回転させることにより、カッターナイフ刃5の出し入れを簡便にすることができる。
本構造より本考案の角度カッターはその利便性及び安全性が一段と向上する。
本考案実施例1の角度カッター斜視図 本考案実施例1の角度カッター正面図 本考案実施例1の角度カッター右側面図 本考案実施例2の角度カッター右側面図 本考案実施例2の角度カッター背面図 本考案実施例2の角度カッター正面図 本考案実施例2の角度カッター斜視図 本考案実施例3の角度カッター右側面図 本考案の請求項2に記載の角度カッター右側面図 本考案の請求項3に記載の角度カッター正面図
符号の説明
1 基台
2 端面
3 斜面
5 カッターナイフ刃
6 定規板
8 底板
9 リブ板
10 斜面板
11 湾曲自在スケール
13 固定ネジ
14 滑動ピン
16 目盛り
17 係止穴
18 スクリューステム

Claims (3)

  1. 底辺の1角が直角で他の角の仰角が45度である略三角形の断面を有し、該三角形の斜辺長さの略2〜5倍の長さの長方体である基台と、該基台の斜面にその長方の底辺接線に10〜80度の仰角でカッターナイフ刃の幅に相当する浅溝が刻まれ、その浅溝内にカッターナイフ刃の刃先を基台斜面の長方底面接線よりも突出してカッターナイフが装填され、基台の斜面にその長方底面に沿ってカッターナイフの外側に該斜面の幅寸法よりも小さな幅寸法の定規板がネジにより係止されていることを特徴とする角度カッター
  2. 基台断面の底辺の他の角である仰角を自在に調節可能とする治具を備えたことを特徴とする請求項2に記載の角度カッター
  3. 基台斜面に刻まれた浅溝に係止されるカッターナイフ刃が自在に前後する治具を備えたことを特徴とする請求項1及び2に記載の角度カッター
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012023637A1 (ko) * 2010-08-16 2012-02-23 Kwon O Jung 커터자

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