JP3131437U - ユニバーサルコンセント - Google Patents
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Abstract
【課題】 電気機器に電源コードを接続するためのユニバーサルコンセントであって、機器の転倒を防止することができる。
【解決手段】 ユニバーサルコンセント11は、機器の外装ケース側面の凹形状空間に設けられた雄プラグ18と、雄プラグ18に着脱自在に差し込まれる、電源コード10側に接続されている雌プラグ19と、を備える。雌プラグ19は、雄プラグ18に対して回転摺動自在で、かつ、電源コード10側を傾動自在に構成されている。雄プラグ18は、軸方向に離間した2つの円周電極を持ち、雌プラグ19は、雄プラグ18を受け入れる凹部15を有し、雄プラグ18の各円周電極に摺接する弾性電極17,18を保持する内ボディ13と、この内ボディ13を傾動自在に保持し、弾性電極17,18と導通させた電源コード10の電線が通る外ボディ12と、を持つ。
【選択図】図5
【解決手段】 ユニバーサルコンセント11は、機器の外装ケース側面の凹形状空間に設けられた雄プラグ18と、雄プラグ18に着脱自在に差し込まれる、電源コード10側に接続されている雌プラグ19と、を備える。雌プラグ19は、雄プラグ18に対して回転摺動自在で、かつ、電源コード10側を傾動自在に構成されている。雄プラグ18は、軸方向に離間した2つの円周電極を持ち、雌プラグ19は、雄プラグ18を受け入れる凹部15を有し、雄プラグ18の各円周電極に摺接する弾性電極17,18を保持する内ボディ13と、この内ボディ13を傾動自在に保持し、弾性電極17,18と導通させた電源コード10の電線が通る外ボディ12と、を持つ。
【選択図】図5
Description
本考案は、電気機器に電源コードを接続するためのユニバーサルコンセントに関する。
従来から、2軸のユニバーサルジョイント構造を用いたソケットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−32589号公報
ところが、従来のユニバーサルジョイント構造を用いたソケットやコンセントを備えた電気機器において、電源供給用の電源コードが接続されると、電源コードの剛性が機器の動きを制約して、転倒防止を図った電気機器にあっては転倒防止機能が損なわれてしまう。そこで、電源コードとして細くて柔軟性の高いものを用いるとしても、ヒータ等を持つ機器の場合、電流容量等の関係から、電源コードの柔軟性向上にも限界がある。
本考案は、このような問題に対処するものであって、簡単な構成により、機器の転倒を防止することができるユニバーサルコンセントを提供することを目的とする。
本考案は、上記目的を達成するために成されたものであり、電気機器に電源コードを接続するためのユニバーサルコンセントであって、機器の外装ケース側面の凹形状空間に設けられ、外部から電源供給を受けるための雄プラグと、前記雄プラグに着脱自在に差し込まれる、電源コード側に接続されている雌プラグと、を備え、前記雌プラグ及び雄プラグは、前記雌プラグが前記雄プラグに対して回転摺動自在で、かつ、電源コード側を傾動自在とする構成としたものである。
また、前記雄プラグは、軸方向に離間した少なくとも2つの円周電極を持ち、前記雌プラグは、前記雄プラグを受け入れる凹部を有し、前記雄プラグの各円周電極に摺接する弾性電極を保持する内ボディと、この内ボディを傾動自在に保持し、前記弾性電極と導通させた電源コードの電線が通る外ボディと、を持つものが好ましい。
また、前記雄プラグは、軸方向に離間した少なくとも2つの円周電極を持ち、前記雌プラグは、前記雄プラグを受け入れる凹部を有し、前記雄プラグの各円周電極に摺接する弾性電極を保持する内ボディと、この内ボディを傾動自在に保持し、前記弾性電極と導通させた電源コードの電線が通る外ボディと、を持つものが好ましい。
本考案によれば、機器に電源コードが回転自在かつ傾動自在に接続されているので、機器の動きが電源コードによって制約され難くなり、従って、簡単な構成で安価に、機器の転倒が抑制される。
以下、本考案の一実施形態に係るユニバーサルコンセントを空気調整機器に適用した場合につき、図面を参照して説明する。図1及び図2において、空気調整機器1は、液状組成物を蒸発させてその有効成分を室内空気中に浮遊させるものであり、玉子形状又は球形状とされ、転倒防止のために低い位置が重心となるように構成され外装ケース2を備える。この外装ケース2の側面の凹形状空間21bには、外装ケース2内に設けられたヒータ4及びファン5を駆動するための電源をAC電源から供給するための着脱自在なユニバーサルコンセント11が配置される。ユニバーサルコンセント11は、外装ケース2の動きが制約されないように、外装ケース2に対して回転自在かつ傾動自在な電源接続構成(詳細は後述)であり、電源コード10が導出され、電源コード10の先端側にAC電源コンセント(図示なし)に接続されるプラグ10aが設けられている。
外装ケース2は、互いに嵌合係止される、樹脂又は金属成形品の下部体21と樹脂成形品の上蓋体22とから成る。外装ケース2の下部体21の内面は椀形状とされ、その椀形状内に、薬用容器3が交換自在に装填される。薬用容器3は、透明又は半透明材質から成り、内部に液状組成物31が充填されている。外装ケース2の下部体21には、薬用容器3の残量を外部から視認するための長孔状の窓21aが形成されている。
外装ケース2の上蓋体22の内部には、液状組成物31を加熱するヒータ4と、蒸発した液状組成物31の有効成分を室内空気中に送出するファン5と、ファン5の重量バランス用の重り9が内装固定されている。また、上蓋体22の頂部には機器オン/オフ用のスイッチ23と、LEDによるオン表示構造が設けられている。
薬用容器3は、下部体21の椀形状に対応した形状とされ、下部体21にビルトインされている。この薬用容器3は、上面に開口を持ち、この開口には、液状組成物31を毛細管現象により蒸発させるための芯32が設けられている。ヒータ4は、芯32が導出される薬用容器3の開口付近に臨むように上蓋体22に配設され、薬用容器3を50〜60℃程度に加熱できるものでよい。ファン5は、モータ駆動式であり、適宜の固定部材で上蓋体22に固定される。ファン5と重り9とは、芯32を挟んで両側に配置される。なお、重り9の部位には、制御回路が配置されればよい。
外装ケース2の上蓋体22には、空気吸入口22aと、空気吐出口22bとが設けられている。上蓋体22は下部体21に回り止め嵌合結合されるようにしておけばよい。下部体21の側面の凹形状空間21bには、ユニバーサルコンセント11の構成部材としての雄プラグ18が設けられている。この雄プラグ18を通して機器内のヒータ4やファン5に電源が供給される。なお、下部体21の下方内部には、外装ケース2全体の重心を下方にするためのウェイトを配置することが望ましい。
また、液状組成物31には、例えば、有効成分として食欲抑制剤を含有しているものを用いる。この場合、空気調整機器1は、ダイエット用の機器として使用される。このような液状組成物31は、例えば、特許第3839832号に示されるようなものを用いればよい。
次に、図3乃至図6を参照して、ユニバーサルコンセント11の詳細構成を説明する。ユニバーサルコンセント11は、上記の下部体21の凹形状空間21b内に設けられた雄プラグ18と、この雄プラグ18に着脱自在に差し込まれる、外ボディ12及び内ボディ13を含む雌プラグ19と、から構成される。雌プラグ19は、凹形状空間21b内に挿入された状態で、自由に回転可能、かつ傾動可能とされている。つまり、雌プラグ19は、雄プラグ18に対して回転摺動自在(図3の矢印B方向)、かつ、電源コード10側を傾動自在(図3の矢印A方向)とするものである。
雌プラグ19を構成する部材としての、外ボディ12は、平面視U字形状とされ、内ボディ13を軸部材14により回転自在に保持する。また、内ボディ13は、雄プラグ18を受け入れる凹部15を有し、この凹部15内に臨んで、雄プラグ18の2つの円周電極18b,18cに摺接する弾性電極16,17を保持する。外ボディ12及び軸部材14には、弾性電極16,17と導通させた電源コード10の電線が通る。
雄プラグ18は、図6に示されるように、軸方向先端側の円錐状絶縁部18aと、軸方向に離間した2つの円周電極18b,18cとを持つ。円周電極18b,18cからは、電線18dがそれぞれ導出されている。
上記のように構成された空気調整機器1は、使用時に床面上に設置され、ヒータ4に通電させると共に、ファン5をモータ駆動する。これにより、薬用容器3が加熱され、薬用容器3内の液状組成物31が蒸発し、蒸発した液状組成物31の有効成分がファン5により上蓋体22の空気吐出口22bを通して機器外部に吐出される。そして、いま、外装ケース2にユーザの身体等が当たって外力が加えられて、外装ケース2が傾いたとしても、外装ケース2の形状と機器全体としての重心が低くなっていることから、外装ケース2は元の状態に復帰し、機器が転倒することは防止される。このため、液状組成物31が漏出することがない。
そして、ユニバーサルコンセント1は、簡単な構成でありながら、雌プラグ19が雄プラグ18に対して回転自在かつ傾動自在なものとすることができ、このようなユニバーサルコンセント11を介して機器1に電源コード10を接続するため、従来の電源コード接続構成のように、外装ケース2の動きを制約することがなくなり、従って、機器の転倒防止効果を安価かつ確実に得ることができる。
また、蒸発させる液状組成物31の有効成分として食欲抑制剤を含有しているものである場合、機器1が就寝者の枕元等に置かれて使用されても問題がなくなるので、ユーザの睡眠中に、蒸発した液状組成物31の有効成分を効率的に吸気させることができ、もって、食欲抑制効果を高めることができる。また、液状組成物31の有効成分として、芳香剤を用いてもよい。
なお、本考案は、上記実施形態の構成に限られることなく、ユニバーサルコンセントが適用される機器としては、上記のような空気調整機器に限られず、任意の電気機器に適用可能である。
1 空気調整機器(電気機器)
2 外装ケース
21b 凹形状空間
10 電源コード
11 ユニバーサルコンセント
12 外ボディ
13 内ボディ
14 軸部材
15 凹部
16,17 弾性電極
18 雄プラグ
18b,18c 円周電極
19 雌プラグ
2 外装ケース
21b 凹形状空間
10 電源コード
11 ユニバーサルコンセント
12 外ボディ
13 内ボディ
14 軸部材
15 凹部
16,17 弾性電極
18 雄プラグ
18b,18c 円周電極
19 雌プラグ
Claims (2)
- 電気機器に電源コードを接続するためのユニバーサルコンセントであって、
機器の外装ケース側面の凹形状空間に設けられ、外部から電源供給を受けるための雄プラグと、
前記雄プラグに着脱自在に差し込まれる、電源コード側に接続されている雌プラグと、を備え、
前記雌プラグ及び雄プラグは、前記雌プラグが前記雄プラグに対して回転摺動自在で、かつ、電源コード側を傾動自在とする構成としたことを特徴とするユニバーサルコンセント。 - 前記雄プラグは、軸方向に離間した少なくとも2つの円周電極を持ち、
前記雌プラグは、
前記雄プラグを受け入れる凹部を有し、前記雄プラグの各円周電極に摺接する弾性電極を保持する内ボディと、
この内ボディを傾動自在に保持し、前記弾性電極と導通させた電源コードの電線が通る外ボディと、を持つことを特徴とする請求項1に記載のユニバーサルコンセント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001008U JP3131437U (ja) | 2007-02-19 | 2007-02-19 | ユニバーサルコンセント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001008U JP3131437U (ja) | 2007-02-19 | 2007-02-19 | ユニバーサルコンセント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3131437U true JP3131437U (ja) | 2007-05-10 |
Family
ID=43282218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007001008U Expired - Fee Related JP3131437U (ja) | 2007-02-19 | 2007-02-19 | ユニバーサルコンセント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3131437U (ja) |
-
2007
- 2007-02-19 JP JP2007001008U patent/JP3131437U/ja not_active Expired - Fee Related
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