JP3131281B2 - 自動車の上部車体構造 - Google Patents

自動車の上部車体構造

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JP3131281B2
JP3131281B2 JP04103678A JP10367892A JP3131281B2 JP 3131281 B2 JP3131281 B2 JP 3131281B2 JP 04103678 A JP04103678 A JP 04103678A JP 10367892 A JP10367892 A JP 10367892A JP 3131281 B2 JP3131281 B2 JP 3131281B2
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昌也 浜本
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Mazda Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の上部車体構造
に関し、より詳しくはカウルトップを着脱自在にしたも
のに関する。
【0002】
【従来技術】例えば、実開平1−144177号公報に
見られるように、ワイパ機構が取り付けられるカウルト
ップをエンジンの上方域に配置させて、エンジンルーム
の前後方向長さを短縮するようにした自動車が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような自動車に
あっては、エンジンルームが狭いため、例えばワイパ機
構が故障した場合、あるいはエンジンのプラグ点検等に
おいて、サ−ビス性が悪いという問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、基本的にはワイ
パ機構のサ−ビス性を向上するようにした自動車の上部
車体構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を達成
すべく本発明にあっては、エンジンルームと車室とを仕
切るダッシュパネルの上端に接合されて、フロントウイ
ンドガラスの下端を支持するカウルパネルと、ワイパ機
構が取り付けられ、前記カウルパネルに対して着脱可能
に取り付けられたカウルトップと、前記エンジンルーム
内のエンジン上方に位置し、車幅方向に延びて左右のサ
スペンショウタワー間に連結されているストラットバー
と、を具備し、前記カウルトップに対して前記ストラッ
トバーが固定部材を介して取り付けられ、前記固定部材
が、通常時は前記カウルトップと前記ストラットバーと
を固定し、車体前方から後方に向けての力が前記ストラ
ットバーに作用したときに該カウルトップと該ストラッ
トバーとを分離するように設定されている、ことを特徴
とする自動車の上部車体構造とした構成としてある。
【0006】
【作用】上記構成によれば、先ずカウルトップが着脱自
在とされているため、例えばワイパ機構に故障が発生し
たときには、カウルトップを取り外すことによって容易
にワイパ機構を点検することが可能となる。
【0007】また、ストラットバ−がカウルトップに固
定されているため、サ−ビス後のカウルトップを車体に
取り付けるときには、ストラットバ−を位置決め機構と
して利用することが可能となり、カウルトップの取付作
業を容易なものとすることが可能となる。
【0008】更に、ストラットバ−に対して車体前方か
ら後方に向けての力が作用したときは、ストラットバ−
はカウルトップと分離可能とされていることから、正面
衝突時においてエンジンが後方移動し、このエンジンが
ストラットバ−に衝突したとしてもその衝撃力がカウル
トップに伝達されることはなく、従って正面衝突時のカ
ウルトップの変位に伴うカウルパネルの変形によってフ
ロントウインドガラスが破損することを防止することが
できる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付した図面に基
づいて説明する。図1、図2において、符号1はエンジ
ンルーム、2は車室であり、これらエンジンルーム1と
車室2とはダッシュパネル3によって仕切られている。
ダッシュパネル3の上端にはカウルパネル4が接合さ
れ、カウルパネル4には、フロントウインドガラス5の
下端を支えるガラス支持部4aが形成されている。
【0010】カウルパネル4には、その前端部にカウル
トップ6が配設され、カウルトップ6は、カウルパネル
4に固着されたナット7と、このナット7に螺合するボ
ルト8とによって着脱自在とされている。図1に示す符
号9は止水部材である。上記カウルトップ6には、既知
のように、ワイパ機構10が取り付けられている。
【0011】上記カウルトップ6には、その下面に、図
1に示すように、断面L字状とされたL字板11が固着
されている。すなわち、L字板11は、カウルトップ6
から下方に延びた後、ほぼ水平に前方に向けて延びる水
平部11aを有しており、このL字板11は、図2に示
すように、車幅方向に間隔をおいて3つ設けられてい
る。
【0012】他方、図中符号13はストラットバ−で、
このストラットバ−13は、既知のように、左右のサス
ペンションタワ−14R、14L間を連結するものであ
る。ストラットバ−13は、上記3つのL字板11に対
応する位置に、夫々、第2のL字板15が固設されてい
る。すなわち、第2のL字板15は、断面L字状とされ
て、ストラットバ−13から上方に延びた後、ほぼ水平
に前方に延びる水平部15aを有している。ストラット
バ−13は、第2のL字板15(の水平部15aの前
端)と前記第1のL字板11(の水平部11aの前端)
とを狭着するクリップ16によって、カウルトップ6に
一体化されている。尚、図2に示す符号17はエンジン
であり、エンジン17はその出力軸を車幅方向に向けて
搭載された横置きエンジンとされ、その後方側側面17
aに吸気系が取付られるようになっている。また、符号
18はボンネットである。
【0013】以上の構成において、先ず車両組立では、
ストラットバ−13とカウルトップ6とがサブアッセン
ブリされて車両組立ラインに投入され、ストラットバ−
13を位置決め部材として利用しつつカウルトップ6が
車両に対して組み付けられる。これにより、カウルトッ
プ6の自動組み付け(組み付け作業ロボットによる組み
付け)が可能となる。
【0014】車両組立後、ワイパ機構10に故障が発生
したときには、ストラットバ−13と、ボルト8とを取
り外すことによって、ストラットバ−13と共にカウル
ウトップ6を車両から取り外し、ワイパ機構10の修理
が行われる。この修理が完了した後には、ストラットバ
−13を位置決め部材として利用しつつカウルトップ6
の組み付けが行われる。
【0015】同様に、エンジン16の点検、例えばプラ
グ点検のときには、上記ワイパ機構10のときと同じ
に、ストラットバ−13と共にカウルトップ6を車両か
ら取り外し、点検後にはストラットバ−13を位置決め
部材として利用しつつカウルトップ6の組み付けが行わ
れる。
【0016】他方、ストラットバ−13は、上述したよ
うに、カウルトップ6に対してクリップ16止めされて
いるため、正面衝突のときにエンジン17の後方移動
(図1に示す矢印F方向)に伴ってエンジン17がスト
ラットバ−13に衝突したときには、このストラットバ
−13に作用する後方への力によってストラットバ−1
3は容易にカウルトップ6から分離することになる。従
って、正面衝突時にエンジン17からストラットバ−1
3に伝達される衝撃力がカウルトップ6に伝わることは
なく、衝撃力がカウルトップ6に伝わって、このためカ
ウルパネル4のガラス支持部4aが変位することによっ
てフロントウインドガラス5が破損してしまうのを防止
することができる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、カウルトップが着脱自在となっているため、
ワイパ機構に故障が発生したときには、カウルトップを
取り外すことによってワイパ機構の修理を行うことがで
き、サ−ビス性に優れたものとすることができる。
【0018】また、修理が完了した後、カウルトップと
一体とされているストラットバ−を位置決め部材として
利用しつつカウルトップを車体に組み付けることができ
るため、カウルトップの位置決め作業を容易なものとす
ることができる。
【0019】更に、正面衝突の際には、ストラットバ−
はカウルトップから分離するため、衝撃力がカウルパネ
ルに伝達されることはなく、安全性を確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る上部車体構造を示すものであり、
図2に示すI−I線に沿って切断した断面図。
【図2】エンジンルームの後部を上方から見た平面図。
【符号の説明】
1 エンジンルーム 2 車室 3 ダッシュパネル 4 カウルパネル 5 フロントウインドガラス 6 カウルトップ 7 ナット 8 ボルト 10 ワイパ機構 11 第1のL字板 11a 水平部 13 ストラットバ− 15 第2のL字板 15a 水平部 16 クリップ 17 エンジン
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 雅也 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−242782(JP,A) 特開 平3−248979(JP,A) 実開 平1−122356(JP,U) 実開 平1−74945(JP,U) 実開 昭63−93278(JP,U) 実開 昭62−100270(JP,U) 実開 平3−59211(JP,U) 実開 昭62−202477(JP,U) 実開 平1−144177(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルームと車室とを仕切るダッシ
    ュパネルの上端に接合されて、フロントウインドガラス
    の下端を支持するカウルパネルと、 ワイパ機構が取り付けられ、前記カウルパネルに対して
    着脱可能に取り付けられたカウルトップと、前記エンジンルーム内のエンジン上方に位置し、車幅方
    向に延びて左右のサスペンショウタワー間に連結されて
    いるストラットバーと、を具備し、 前記カウルトップに対して前記ストラットバーが固定部
    材を介して取り付けられ、 前記固定部材が、通常時は前記カウルトップと前記スト
    ラットバーとを固定し、車体前方から後方に向けての力
    が前記ストラットバーに作用したときに該カウルトップ
    と該ストラットバーとを分離するように設定されてい
    る、 ことを特徴とする自動車の上部車体構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記カウルパネルがエンジンの上方域に配置されてい
    る、 ことを特徴とする自動車の上部車体構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記ストラットバーが前記カウルトップの前端に前記固
    定部材を介して固定されている、 ことを特徴とする自動車の上部車体構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記固定部材がクリップとされ、 前記クリップが、車体後方に向けて開放された形状とさ
    れている、 ことを特徴とする自動車の上部車体構造。
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