JP3131054U - カイロ収納部付き衣服 - Google Patents
カイロ収納部付き衣服Info
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Abstract
【課題】着用者の腰まわりの任意の位置にカイロを密着させる。
【解決手段】衣服本体としてのスパッツ10と、伸縮性を有する布地により作製される筒状の帯体11とからなる。帯体11は、その内部にカイロ14を収納する収納部16を有しており、その収納部16からカイロ14を出し入れできる切り込み15を形成する。上記スパッツ10のウエスト部12および両膝部13、13に沿って帯体11を環状に取り付ける。このスパッツ10を着用すると、ウエスト部12および両膝部13に取り付けた帯体11が、着用者の腰まわりおよび両膝の周囲を締め付けて、収納部16内のカイロ14を着用者の肌に密着させる。このとき、帯体11の収納部16内の使い捨てカイロ14は、着用者の温めたい位置、腰もしくは腹、または膝まわりに移動できるので、その位置を効果的に温めることができる。
【選択図】図1
【解決手段】衣服本体としてのスパッツ10と、伸縮性を有する布地により作製される筒状の帯体11とからなる。帯体11は、その内部にカイロ14を収納する収納部16を有しており、その収納部16からカイロ14を出し入れできる切り込み15を形成する。上記スパッツ10のウエスト部12および両膝部13、13に沿って帯体11を環状に取り付ける。このスパッツ10を着用すると、ウエスト部12および両膝部13に取り付けた帯体11が、着用者の腰まわりおよび両膝の周囲を締め付けて、収納部16内のカイロ14を着用者の肌に密着させる。このとき、帯体11の収納部16内の使い捨てカイロ14は、着用者の温めたい位置、腰もしくは腹、または膝まわりに移動できるので、その位置を効果的に温めることができる。
【選択図】図1
Description
この考案は、カイロを出し入れ可能に収納する収納部を、衣服本体の着用者の体に一部を締め付ける位置に形成したカイロ収納部付き衣服に関する。
従来から、冬季などの寒さの厳しいときなどに、腰や腹、背中などの体の一部を温めるために、使い捨てカイロをその部分に直接に貼り付けたり、その部分に当るように衣服の内側に貼り付けたりしていた。
また、ウエスト部を有する衣服、例えばボトムのウエスト部の腹部と腰部の2箇所にポケットを設け、そのポケットに使い捨てカイロを収納して、ポケット内のカイロが着用者の腹や腰に当るようにしたポケット付きボトムが知られている(例えば、実用新案登録第3114396号公報 図1参照)。
このボトムは、ウエスト部の腹部や腰部のポケット内にカイロを入れることにより、着用者が温めたい腰や腹にカイロを当てがい、その部分を温めることができる。
しかしながら、上記のポケット付きボトムは、そのポケット上端部がボトム本体のウエスト部に固定されているため、着用者が動くとポケットが揺れて、はき心地が悪くなり、さらに、ポケット内のカイロが肌に密着しにくい。このため、着用者の腹や腰などを効果的に温めることが難しいという問題があった。
また、上記ポケットは、ボトムのウエスト部の腹部と腰部の2箇所に固定されているので、着用者の希望する腰まわりの温めたい部分を温めることができない。
そこで、この考案は、着用者の体の一部、特に腰周りの任意の位置にカイロを密着させることを課題とする。
上記の課題を解決するために、この考案は、衣服本体と、伸縮性を有する布地により作製される筒状の帯体とからなり、前記帯体は、その内部にカイロを収納する収納部と、前記カイロを出し入れする取り出し口を有し、前記帯体を前記衣服本体に着用者の体の一部を締め付ける状態に取り付けた構成を採用したのである。
この構成によると、上記帯体の収納部にカイロを入れ、カイロを着用者の体の温めたい位置に移動させることができる。このため、帯体の締め付けによりカイロをその温めたい位置に押し付け、帯体が締め付ける着用者の体の一部において、着用者の体の温めたい任意の位置にカイロを密着させることができる。
上記構成において、上記衣服本体は、ボトムであり、上記帯体を前記ボトムのウエスト部に環状に取り付けたものとすれば、帯体の収納部にカイロを入れ、着用者のウエスト周りの温めたい位置に移動させることができ、帯体の締め付けによって温めたい位置での任意の位置にカイロを密着させることができる。
また、上記帯体の内部に形成された収納部内にカイロを入れ、着用者の腰周りの温めたい位置に移動させると、カイロを入れた帯体がその伸縮により着用者の腰周りを締め付けているので、腰周りの温めたい位置にカイロを密着させることができる。
さらに、上記帯体を上記ボトムの、着用者の膝を締め付ける位置に取り付けたものであれば、着用者の膝周りの温めたい位置にカイロを密着させることができる。
以上のように構成したので、この考案は、帯体が締め付ける着用者の体の一部において、着用者の体の温めたい任意の位置にカイロを密着させ、その位置をカイロにより温めることができる。
以下、この考案の実施形態を図1〜図4に示す。この実施形態は衣服本体として、下半身に着用し、ウエスト部を有するボトムのうち、特にスパッツを用いた場合を説明する。
この実施形態のカイロ収納部付き衣服は、図1に示すように、スパッツ10と、伸縮性を有する素材により作製される筒状の帯体11とからなり、この帯体11を着用者の体の一部を締め付ける状態に、すなわち、着用者の腰周りおよび両膝を締め付ける状態にスパッツ10のウエスト部12および両膝部13、13に取り付けたものである。
上記スパッツ10は、伸縮性を有するニット素材より作製されており、着用者の腰周りを締め付けるウエスト部12を有し、着用者の肌に密着するように腰から両脚を包む。
このスパッツ10に取り付ける帯体11は、帯状に裁断した長尺の伸縮性を有する素材、たとえば、パワーネットにより作製し、その幅方向の側端部を重ね合わせ、その重ね合わせ部分の全長を縫い合わせて筒状に作製したものである(図2参照)。この帯体11を筒状に作製することにより、その内部に使い捨てカイロ14(以下、単にカイロ14という)を収納する収納部16が形成される。
上記筒状の帯体11は、スパッツ10のウエスト部12外側の全周に当てがわれ、その両側端部(図2中の上下側端部)をウエスト部12に縫い付けることにより、ウエスト部12に環状に取り付けられる(図3参照)。
このように、筒状の帯体11がスパッツ10のウエスト部12に取り付けられると、(図2参照)、収納部16内に収納したカイロ14を、着用者の腰まわりの温めたい任意の位置に移動させることができる。
また、このウエスト部12の帯体11は、上述のように伸縮性を有するニット素材(パワーネット)により作製されているので、スパッツ10を着用すると着用者の腰まわりを締め付ける。これにより、帯体11の収納部16内のカイロ14が着用者の腰まわりに密着する。なお、前記帯体11は、スパッツ10のウエスト部12の内側の全周に取り付けてもよく、要は、ウエスト部12に沿って帯体11を環状に取り付ければよい。
さらに、図3に示すように、上記帯体11は、その上側端部にカイロ14の取り出し口として切り込み15をスパッツ10のウエスト部12の周方向に有する。この切り込み15を通して帯体11の収納部16にカイロ14を収納または、取り出すことができる。
なお、この切り込み15のスパッツ10のウエスト部12に対する位置およびその数は、特に限定しないが、例えば、ウエスト部12の腹、腰付近の2箇所に形成すれば、カイロ14を収納部16に収納して、着用者の腹や腰などの部分にすぐに移動させることができる。
また、図1に示すように、上記帯体11は、スパッツ10の両膝部13の周囲の、着用者の膝を締め付ける位置に当てがわれ、その両側端部と両膝部13を縫い付けて、両膝部13、13に環状に取り付けられる。
このように、筒状の帯体11がスパッツ10の両膝部13に取り付けられると、収納部16内に収納したカイロ14を、着用者の膝周りの温めたい任意の位置に移動させることができる。
また、この両膝部13の帯体11は、上述のように伸縮性を有するニット素材(パワーネット)により作製されているので、スパッツ10を着用すると着用者の膝周りを締め付ける。これにより、帯体11の収納部16内のカイロ14を着用者の膝の周りに密着させることができる。また、この帯体11の上側端部に切り込み15が設けられ、その切り込み15を通して帯体11の収納部16にカイロ14を収納、または出し入れすることができる。
この実施形態のカイロ収納部付き衣服は、以上のように構成され、上記スパッツ10を着用すれば、図4に示すように、そのウエスト部12および両膝部13に取り付けた帯体11が、着用者の腰まわりおよび両膝の周囲を締め付けて、収納部16内のカイロ14を着用者の腹や腰、膝などに密着させることができる。
このとき、収納部16内のカイロ14を着用者の腹や腰、膝などの温めたい任意の位置に移動させているので、その位置を効果的に温めることができる。また、上記帯体11の締め付けにより、着用者の腰や膝にねじれや横ズレなどの無理な力が掛かるのを防止するので、サポーターとして使用することができる。
10 スパッツ
11 帯体
12 ウエスト部
13 膝部
14 使い捨てカイロ
15 切り込み
16 収納部
11 帯体
12 ウエスト部
13 膝部
14 使い捨てカイロ
15 切り込み
16 収納部
Claims (3)
- 衣服本体と、伸縮性を有する布地により作製される筒状の帯体(11)とからなり、前記帯体(11)は、その内部にカイロ(14)を収納する収納部(16)と、前記カイロ(14)を出し入れする取り出し口(15)を有し、前記帯体(11)を前記衣服本体に着用者の体の一部を締め付ける状態に取り付けたカイロ収納部付き衣服。
- 上記衣服本体は、ボトム(10)であり、上記帯体(11)を前記ボトム(10)のウエスト部(12)に環状に取り付けた請求項1に記載のカイロ収納部付き衣服。
- 上記帯体(11)を、上記ボトム(10)の着用者の膝を締め付ける位置に取り付けた請求項2に記載のカイロ収納部付き衣服。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007000642U JP3131054U (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | カイロ収納部付き衣服 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007000642U JP3131054U (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | カイロ収納部付き衣服 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3131054U true JP3131054U (ja) | 2007-04-19 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007000642U Expired - Fee Related JP3131054U (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | カイロ収納部付き衣服 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3131054U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014101620A (ja) * | 2008-08-01 | 2014-06-05 | Nike Internatl Ltd | 挿入素子を備えた衣類システム |
CN111096496A (zh) * | 2018-10-26 | 2020-05-05 | 毕梅华 | 护膝打底裤 |
-
2007
- 2007-02-06 JP JP2007000642U patent/JP3131054U/ja not_active Expired - Fee Related
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