JP3130951U - ブーツスタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】ブーツを脱いだときブーツの足首部などに発生する折れ曲がりを抑制し、しかもブーツの湿気や臭気を除去できるようにする。
【解決手段】ブーツ6の高さ方向以上の長さとした一対の支柱2a、2bを基台1に植立する。各支柱2の先端にはブーツ内側の底部面積より小さ目とした受け台5を固定してブーツ6を内側から載せられるようにする。使用するときは脱いだブーツを支柱2に倒立した状態で受け台5に載置して保持させる。載せられたブーツの脚部は自重によって伸ばされ折れ曲がりが抑制され、湿気も徐々に下方に下がってブーツ脚部全体が除湿板として機能する。また受け台5の中央部を凹状としたので乾燥剤、脱臭剤など保管材を収容できる。
【選択図】図2

Description

本考案はブーツを保持し保管するためのスタンドに関するもので、特にブーツを倒立した状態で保持できるようにして、保管時の環境向上を目指したものである。
ブーツはその高さ方向にある長さを持っていて、それが他の靴と区別する大きな特徴となっている。そしてこの特徴が防寒、防湿、防風として機能し、使用者にとって大きな効果をもたらしている。しかしブーツの不使用時にはこの特徴が弊害となって現れ、各種の不都合を使用者に与えている。
例えば家庭の玄関などでブーツを脱いでそのままにしておくと、足首部分や脚部の途中で折れ曲がったり、あるいは折れ曲がりによって転倒し自立状態にあるとは言いがたい不安定な姿勢となってしまう。そしてこの折れ曲がりなどによってしわが発生し、発生したしわはブーツ全体の美感を損ない、手入れの行き届きにくいところとなってしまう。また折れ曲がりの発生は一対のブーツによって占有される玄関や下駄箱内での面積を拡大し、整理や収納に支障をきたすようになる。
さらにブーツは前記した機能を享受するため寒冷時や風雨、降雪などの荒天時に使用されるときが多い。そのため使用した後のブーツは、内部での発汗によるムレや雨、雪などによる湿気の影響を受けてしまう。そして一旦湿気を帯びるとその高さ方向の特徴から、なかなか乾きにくいという性質となってしまう。さらに使用したブーツをそのまま玄関などの隅部に置いておくと、湿気は高さ方向最上部に位置している履き口部方向から徐々に足首部方向に下がって靴底部に溜まり、翌日の使用時にはこの靴底部に溜まった湿気によって不快感を受けることが多い。またこのような湿気状態にあるとき前記の折れ曲がりが発生すると、湿気はブーツ内部に閉じ込められて一層残留し、解放されないままの乾きにくい状態が持続されてしまう。そしてこの湿気の問題は残留臭の問題を併発する。
このような問題の解決方法として特許文献1が知られている。これは上下の押圧力によって外部に歪曲して開脚する保形部を、正立したブーツの脚部内に挿入するようにしているもので、この保形部によって正立したブーツが足首部で折れ曲がるのを防止するようにしている。それによって折れ曲がりによって発生する美感上の問題や下駄箱内での占有面積の問題は解決することが出来る。しかし湿気を受けてしまったブーツは正立状態で保管されるため靴底部に段々と溜まってくる湿気を除去することが出来ない。また脚部内に挿入される保形部は外部からの押圧力によって開脚する構造となっているため、ブーツの脚部側面に設けられているチャックを開いたままにしておくことが出来ず、ブーツ内部の湿気や臭気を残してしまう状態となって、その除去には別途の対策が必要となる。
保形部をブーツの脚部内に挿入する代わりに、差込ワイヤーを支柱に取り付け、この支柱とワイヤー間でブーツの履き口を保持するようにしたものも特許文献2として知られている。この特許文献2によれば一対のブーツを支柱とワイヤー間で挟持し吊り下げて保持するようにしているので、特許文献1と同じようにブーツの転倒防止やしわの発生防止などには効果がある。しかし湿気の問題、特に吊り下げられたときブーツの下端側となる靴底部にたまってしまう湿気については効率よく除去することが出来ない。またブーツの重量によっては支柱とワイヤーによる保持力に耐え切れなくなって落下してしまうという恐れもある。
特許文献3にも一対のブーツを支持柱と摺動子で吊り下げるようにしたブーツスタンドが示されている。そしてこの文献3にはブーツを保持するために、筒状とした保持用部材を別個に用意し、これを先端が靴底にあたるまで挿入するということも示されている。従ってこの保形用部材にブーツ内部での湿気を吸収するための吸収材を装着できるようにしておけば、前記した湿気の問題を解決し、併せて折れ曲がりによる問題も同時に解決することが出来る。しかしこの文献3によるものではブーツを吊り下げようとするたびに、あるいはブーツを取り外そうとするたびに支持柱と摺動子をその都度操作するという動作をしなければならない。また吊り下げるたびに別個に用意されている前記の保形用部材をブーツの内側内に挿入するという動作を必要とし、手間がかかって面倒である。
実用新案登録第3092448号 実用新案登録第3110822号 実開平7−13270号公報
従って本考案の課題はブーツを脱いだとき、その足首部などに発生する折れ曲がりを抑制し、併せて湿気や臭気を容易に除去できるようなブーツスタンドを求めることである。それもブーツを保管状態にしたとき湿気が乾きにくい靴底部に溜まってしまうのを防止できるようにすることである。そしてさらに別個に用意する保形用部材を使用することなしにブーツの形状維持が図れるようにすることである。これらによってブーツ全体の美感を維持し保管時の環境向上ができるようにすることである。
上記課題を解決するため本考案は、ブーツの高さ方向以上の長さとした一対の支柱を植立した1つの基台と、前記各支柱先端に固定したブーツ内側底部を載せる受け台とで構成され、前記各受け台に倒立状態の左右ブーツ内側底部を夫々載置して保持するようにしたことを特徴とする。
請求項2の考案によるものは、ブーツの高さ方向以上の長さとした1つの支柱を植立した基台と、前記支柱先端に固定したブーツ内側底部を載せる受け台とで構成され、前記受け台に倒立状態にした左右いずれかのブーツ内側底部を載置して保持するようにしたことを特徴とするブーツスタンド。
請求項3の考案によるものは前記請求項1、2記載のブーツスタンドにおいて、受け台近域に保管剤を収容する保管剤収容部を設けたことを特徴とする。
請求項4の考案によるものは前記請求項1、2、3記載のブーツスタンドにおいて、支柱側で固定され、他端側では開放されて下向きにして統一したバネ材による複数組の羽根を、形状保持部として支柱に取り付けたことを特徴とする。
請求項5の考案によるものは前記請求項1、2、3記載のブーツスタンドにおいて、線材で形成した筒状の形状保持部を支柱に取り付けたことを特徴とする。
本考案は基台に植立した支柱に、倒立したブーツの内側底部を保持させるようにして保管するようにしたことを特徴とする。それによってブーツは倒立した状態で保持されるので足首部などに発生する折れ曲がりは抑えられ、美感が維持されるよう働く。また倒立状態での保管は転倒が防止され、転倒による占有面積の拡大を防止し、埃やごみの流入を防ぐことが出来る。さらに乾きにくい靴底部を最上段部に、乾きやすい履き口部が最下段部に位置することになるから、湿気を帯びたブーツであっても湿気は上段の靴底部から下段の履き口部方向に徐々に移動していき、ブーツの脚部全体が除湿板のようになってブーツ全体を効率よく除湿できる。この除湿化は脱臭化につながるが、支柱先端に固定したブーツ内側底部載置用受け台近域に設けた保管剤収容部を利用することによって、乾燥剤や脱臭剤、芳香剤などを使用しての除湿化と脱臭化を一層進めることが出来る。また支柱にバネ材による羽根で形成した形状保持部や線材による筒状の形状保持部を取り付けることによって、ブーツの保管状態が形状維持機能として作用する。そして前記形状保持部はブーツ脚部のチャックを開放にしたままでの保持を可能とする。これはブーツを脱いだ後にチャックを締めるという手間を省略して取り扱い性を良くするだけでなく、乾燥のための空気流入を促進することになる。これらによってブーツ全体の保管環境を向上することが出来る。
以下に本考案によるブーツスタンドについて添付図面に基づいて説明する。
図1は本考案によるブーツスタンドSの全体的な構成を示す説明用の斜視略図で、図2はその一部断面図である。両図において基台1には一対の支住2a、2bが植立した固定され、さらに中央部には回転受台3に固定した取手4が貫通している。支柱2の先端にはそれぞれ受け台5が固定され、図2に点線で示したようにブーツ6の内側底部を倒立した状態で載置して保持する。回転受台3はベアリング7を介して基台1と連結され基台1を回転自在に保持する。3aは回転受台3に設けた足である。
図3は一般的なブーツの説明図である。図においてブーツ6は高さ方向にLの長さを持っており、チャック8などの開閉手段が付されている。またこのブーツ6は底部6aと脚部6bに区別され、足首部6cと履き口部9を有している。そして前記図1、2に示した支柱2はこのブーツ6全体の高さ(長さ)L以上の長さを有しており、その受け台5に倒立したブーツの底部6aを内側から載せたとき、ブーツ6の履き口部9と基台1間にゆとりが生じるようになっている。従ってブーツの長さLに応じて支柱2の長さを変えたスタンドSを用意することで、各種長さLのブーツに対応することが出来る。支柱2の先端に固定した受け台5は、板状の材質でブーツ6の内側底部6aの底面積より小さ目のサイズとなっていて、ブーツを載置して保持したときブーツの重量を支えるに十分な強度が与えられている。
使用者はブーツ6を脱いだとき、チャック8を開けたまま一対の支柱2a、2bに左右のブーツ6を逆さにして倒立状態で保持させる。すると支柱2a、2bの先端には受け台5が固着されているから、ブーツ底部6aの内側が受け台5によって保持された状態となる。支柱2はブーツの高さL以上の長さとしてあるから、ブーツを保持した状態のまま取手4を持ちスタンドS全体を例えば玄関の隅に置くようにすれば、それがブーツを保管することになる。
ブーツ6を使用するときは取手4を持ってスタンドSを履きやすい位置に運び、支柱2からブーツを外して履くようにすれば良い。このとき基台1は回転受台3とのベアリング7によって回転自在であり、ブーツを支柱2から取り外すときに便利である。
発汗や雨雪などによって湿気を帯びたブーツ6を倒立状態としてスタンドSに保持させると、ブーツ脚部6b全体は自重によって伸ばされたような状態となる。そして湿気はブーツ底部6a方向から徐々に脚部6b方向に下がっていき、脚部6b全体が除湿板であるかのように作用する。またチャック8を開けたままとしておくことで、履き口部9は大きく開放されたようになり、ブーツ内部の除湿化、脱臭化を一層進めることになる。
尚、図1、2では一対の支柱2a、2bを1つの基台1に植立した例となっているが、もう一対の支柱、例えば2c、2d(図示せず)を植立するようにすれば、同時に2足のブーツを1つの基台1で保持し保管することが出来る。
図4はブーツ長期不使用時、例えば夏期のブーツ保管方法を例示した説明図で、3つのスタンドS1、S2、S3を連結して吊り下げ状態としたときの例となっている。図において基台1は回転受台3と分離され、新たに連結金具10が基台1の底部に取り付けられる。この取り付けは例えばビスなどによってとめる方法のほか、図の例のように支柱2a、2bを基台1に固定するとき一緒にとめるようにしても良い。
保管方法について説明すると先ず保管するブーツ6を1つ目のスタンドS1の支柱2a、2bに保持させる。そしてこのスタンドS1の取手4先端部を、例えば洋服ダンスやクローゼット(押入れ)などに設けられている引掛金具やハンガー吊り下げ用の横棒Hに吊り下げる。次に2つ目のスタンドS2に別の保管する一対のブーツ6を保持させる。そしてこのスタンドS2の取手4先端部を先のスタンドS1の連結金具10に吊り下げる。同じようにして3つ目のスタンドS3に別の一対のブーツ6を保持させ、それを2つ目のスタンドS2の連結金具10に吊り下げる。こうして3つのスタンドS1、S2、S3が連結され、3足のブーツを保持した状態となったら全体を袋状のビニールシート11で覆う。このシート11は例えばクリーニング後の洋服類を収納する袋状のビニールシートで充分であり、このようなシート11で覆っておくことでブーツ6の乾燥状態は維持され、洋服ダンス内でのブーツ臭の拡散を防止することが出来る。
上記のようにこの実施例では回転受台3上に基台1を連結して回転自在とする一方で、ブーツを長期に保管する時は回転受台3と基台1を分離して保管時の重量を軽減できるようにしている。しかしブーツ6の保管という目的からすれば回転受台3は必須の構成部材ではないから、当初から除くようにしておけば経済的なスタンドSを得ることが出来る。
図5はこの経済的なスタンドScの一例を示す説明図である。図Aにおいて基台1aの中央部には回転金具12が固定され、この金具12の内部を取手4が回転できるよう貫通している。基台1aには図1、2と同様に一対の支柱2a、2bが植立され、ブーツ6の内側底部を載置する受け台5がそれぞれ取り付けられている。回転金具12に対する取手4は、取手4に固定した下端ピン13aと上端ピン13bによってその位置が規定される。取手4の下部には孔を持った連結金具10aが一体に設けられている。3aは基台1aに取り付けた複数の足である。
このスタンドScでは、足3a上で静止している基台1aの回転金具12内で取手4が回転する。従って取手4を持って基台1aの全体を持ち上げれば基台1aを回転することが出来る。これで図2のベアリング7や回転受台3を省くことが出来る。図4のように複数のスタンドSc1、Sc2、Sc3を連結し、洋服ダンス内に収容保管するようなときは、1つ目のスタンドSc1の取手4先端部を洋服ダンスの横棒Hに吊り下げ、次に2つ目のスタンドSc2の取手4先端部を前記1つ目のスタンドSc1の取手4下端部に設けた連結金具10aの孔に引っ掛けて連結する。そして2つ目のスタンドSc2の取手4下端部に設けた連結金具10aの孔に3つ目のスタンドSc3の取手4先端部を引っ掛けて連結する。これで3つのスタンドSc1、Sc2、Sc3を連結することが出来るから、適宜支柱2にブーツを保持させればよい。
図5Bはさらに簡略化して経済的にしたスタンドSccである。図において取手4、一対の支柱2a、2b、足3aは1つの基部金具14によって一体に固定される。具体的には上記各要素4、2、3aが基部金具14の部分で溶接などによって固定される。このような構成とすれば、図5Aの基台1a自身も必須部材では無くなるので省略することが出来る。従って基部金具14は図1の基台1や図5の基台1aと読み替えることが出来る。
図4で説明したように複数のスタンドscc1、Scc2、Scc3を連結するようなときは、支柱2a、2bの基部金具14側に設けた溝15に取手4の先端部を引っ掛けるようにすれば良い。上記のようなスタンドSccとすれば経済化を一層進めることが出来る。
図6は実施例2の説明図である。図Aにおいて基台1bには図2のような回転受台3はなく、基台1bに1つの支柱2が植立され、足3aが前記の例と同様に取り付けられている。支柱2の先端には受け台5が固定され、左右いずれかのブーツを保持する。このようなスタンドSsを複数用意し、スタンドSsごとに1つのブーツ6を保持させる。さらにこの例では受け台5近域に2つの保管剤収容部16を設けてある。その1つ16aは受け台5と共通になっていて、もう1つの収容部16bは皿状の部材で構成され、支柱2の中ほどにビスなどによって取り付けられる。前者の収容部16aはその中央部17が凹状になっていて、この凹状部分17に乾燥剤、脱臭剤、芳香剤などの各種保管剤18を収容する。後者の皿状収容部12bにも前者の収容部16aと同様に保管剤18が収容される。
図6Bは皿状収容部12bの変わりに支柱2に取り付けたフック19を収容部16cとしたときの例である。このフック19による収容部16cは袋20に収容した乾燥剤、脱臭剤、芳香剤などの保管剤18をひもで吊り下げて使用するが、前記の皿状収容部16bと同様に受け台5近域での取り付け位置を選択することで乾燥促進部位を選定することが出来る。また電池で駆動する小型扇風機を乾燥剤の一種として前記フック19に吊り下げるようにすれば乾燥化の速度を速めることが出来る。
このようにブーツごとのスタンドSsとし、それに保管剤収容部16を設けることによって、収容部16に収容した保管剤18の作用を受けながらブーツ6の乾燥と脱臭を進めることが出来る。またこのブーツスタンドSsは基台1bごとに支柱2を植立した構造としてあるので、受け台5の平面形状は左右のブーツで兼用できるような形状としておくと便利である。
図7、8は実施例3の説明図で、形状保持部21を支柱2に取り付けた例を示している。図7において支柱2は図6と同じように基台1bごとに植立され、バネ材で形成した複数組の羽根22a、22b、22c・・・が形状保持部21aとして支柱2に取り付けられる。具体的には図の例のように、各羽根は一端側が支柱2に固定され、他端側は開放されて下向きにして統一されている。そして左右で1組にされた羽根22a、22b、22c、22dが4段配置されて1つの形状保持部21aとなっている。この例による各段の羽根22a、22b、22c、22dは脚部6b全体の形状に合わせて足首部6cに位置する羽根22aはその長さL2が短く、履き口部9に位置する羽根22dはその長さL3が長くなるよう全体に調整されている。このような保持部21aとしたことによってブーツ6を倒立して受け台5に保持させると、脚部6b全体は足首部6cから履き口部9までバネ材による羽根22a乃至22dの圧力をその内側から外側方向に受けることになる。この圧力が脚部6b全体に作用してしわの発生を抑制し、あるいは発生したしわを伸ばすようになってブーツ全体の美感を維持するよう働く。従って最もしわの発生しやすい足首部6cに位置することになる羽根22a、22bは、その枚数を図の左右で2枚から3枚、4枚のように配置密度を高めるようにすれば、その機能をさらに高めることが出来る。羽根22の配置は上記の段状だけでなく、螺旋状や千鳥状としても同じ効果を得ることが出来る。
上記のようにこのブーツスタンドSsは、羽根22による内側から外側に向かう圧力によってブーツ脚部6bの形状維持を図るようにしているので、チャック8を開放したままで保管するときは履き口部9側での羽根の圧力は弱くなるが機能上は殆ど支障がない。尚、この例に図6Aの皿状保管材収容部16bを取り付けるときは、段状とした羽根22間に設置することになる。その際、設置する皿状収容部16bの直径は前後に位置する羽根の長さ、例えばL2やL3などによって決められる外径より小さ目とすることは自明である。
図8は図7の羽根22による保持部21aを、線材で構成した筒状の形状保持部21bとしたときの例を示している。図において支柱2は基台1bごとに植立され、線材で形成した筒状の保持部21bをこの支柱2に取り付ける。筒状の保持部21bは複数の縦方向に配列した補助材23とリング状の横方向に配列した補助材24よりなり、リング状補助材24はこの例で24a乃至24fの6つが示され、それぞれは縦方向の補助材23との交差位置で固着されて一体の補助部21bとなる。またリング状補助材24は、その中央部に位置する支柱2とも枝材25によって連結され、結局補助材23、リング状補助材24、支柱2は一体になって筒状保持部21bとなる。各補助材23の受け台5側と基台1b側は、受け台5と基台1bにそれぞれ固定され、筒状になる保持部21b全体の強度を補強する。従って補助材23、24が受け台5を保持するようになるから、支柱2を取り除いた保持部21b全体を支柱2と読み替えることも出来る。リング状補助材24はブーツ脚部6bの形状に合わせて足首部6cに位置するリング材24a、24bはその径が小さく、履き口部9に位置するリング状補助材24e、24fはその径が大きくなるよう調整してある。
このような形状保持部21bとすることによって、ブーツ6を受け台5に載置するたびに脚部6b全体が筒状に保持され形状維持が図られる。尚、この例に図6Aの皿状保管材収容部16bを取り付けるときは、各リング状補助材24間に設置することになる。その際、設置する皿状収容部16bの直径は前後するリング状補助材24の外径より小さ目とすることは自明である。逆に取り付ける皿状保管剤収容部16bを1つのリング状補助材24の代わりとして使用するようにしても良い。
図7、図8の例では1つの基台1bに対して1つの支柱2を植立し固定するようにしている。そのためブーツを使用しない夏期には支柱2にブーツ6を載せて保持したまま横倒しにして、ブーツ収容ケース内に保管しておくことが出来る。このような場合でも形状保持部21によってブーツの形状維持機能は保持される。
本発明によるブーツスタンドの全体的な構成を示す説明用の斜視略図。 図1の一部断面図。 一般的なブーツの説明図。 ブーツ保管時の一例を示す説明図。 経済的なスタンドの例を示す説明図。 実施例2の説明図。 実施例3の説明図。 実施例3の説明図。
符号の説明
1・・・基台 2・・・支柱 3・・・回転受台 4・・・取手 5・・・受け台 6・・・ブーツ 9・・・履き口部 11・・・ビニールシート 12・・・回転金具 13・・・ピン 14・・・基部金具 15・・・溝 16・・・保管剤収容部 18・・・保管剤 19・・・フック 21・・・形状保持部 22・・・羽根 23・・・補助材 24・・・リング状補助材

Claims (5)

  1. ブーツの高さ方向以上の長さとした一対の支柱を植立した1つの基台と、前記各支柱先端に固定したブーツ内側底部を載せる受け台とで構成され、前記各受け台に倒立状態の左右ブーツ内側底部を夫々載置して保持するようにしたことを特徴とするブーツスタンド。
  2. ブーツの高さ方向以上の長さとした1つの支柱を植立した基台と、前記支柱先端に固定したブーツ内側底部を載せる受け台とで構成され、前記受け台に倒立状態にした左右いずれかのブーツ内側底部を載置して保持するようにしたことを特徴とするブーツスタンド。
  3. 受け台近域に保管剤を収容する保管剤収容部を設けたことを特徴とする前記請求項1、2記載のブーツスタンド。
  4. 支柱側で固定され、他端側では開放されて下向きにして統一したバネ材による複数組の羽根を、形状保持部として支柱に取り付けたことを特徴とする前記請求項1、2、3記載のブーツスタンド。
  5. 線材で形成した筒状の形状保持部を支柱に取り付けたことを特徴とする前記請求項1、2、3記載のブーツスタンド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5828418B1 (ja) * 2014-12-24 2015-12-02 株式会社シューゼット ブーツ用保持具

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