JP3130915B2 - データ伝送装置 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は少なくとも電圧供給源と、送信器と、受信器
と差動モードにて動作され、その特性インピーダンスに
より終端される二線データ伝送路とからなるデータ伝送
装置に係る。
と差動モードにて動作され、その特性インピーダンスに
より終端される二線データ伝送路とからなるデータ伝送
装置に係る。
データ伝送装置は公知である。それらは通常例えば電
子式データ処理装置内にディジタルデータを伝送するの
に使われる。本送信器は、受信器に接続されるデータ伝
送路に伝送されるべき信号を供給する。
子式データ処理装置内にディジタルデータを伝送するの
に使われる。本送信器は、受信器に接続されるデータ伝
送路に伝送されるべき信号を供給する。
非常に簡単な例では、伝送路は単に一つの伝送ワイヤ
からなり、受信器は例えばその正の入力に固定レベルを
有する比較器からなる。伝送ワイヤは受信器で比較器の
負の入力に接続される。しかし、かかるデータ伝送装置
は、導電性結合により妨害され、複雑な遮蔽によっての
みそれから保護されうる。送信器及び受信器における供
給電圧に差がある場合には、問題も発生する。
からなり、受信器は例えばその正の入力に固定レベルを
有する比較器からなる。伝送ワイヤは受信器で比較器の
負の入力に接続される。しかし、かかるデータ伝送装置
は、導電性結合により妨害され、複雑な遮蔽によっての
みそれから保護されうる。送信器及び受信器における供
給電圧に差がある場合には、問題も発生する。
従って、より複雑な伝送装置は、２つの伝送ワイヤを
有し、受信器における比較器を介してその電圧差を評価
する。しかし、これらの装置は、両伝送ワイヤが結合さ
れた時のみ受信信号を供給する欠点を有する。これは、
例えば伝送ワイヤの破損により障害がある場合には、も
はや受信信号が得られないことを意味する。この欠点を
避ける為、２つの追加阻止コンデンサを設けることが知
られている。その結果、基準電位は分離され、もはや任
意信号でないただの交流電圧信号が周波数結合の故に伝
送されうる。この為、かかる装置では、同じビット状態
の許容期間がコンデンサの充電又は放電の期間により決
定され、その結果、単に所定のデータ伝送プロトコルだ
けが許される。この装置は既に伝送ワイヤに障害がある
場合に自動レベル調整を保証するが、その欠点は目立
つ。
有し、受信器における比較器を介してその電圧差を評価
する。しかし、これらの装置は、両伝送ワイヤが結合さ
れた時のみ受信信号を供給する欠点を有する。これは、
例えば伝送ワイヤの破損により障害がある場合には、も
はや受信信号が得られないことを意味する。この欠点を
避ける為、２つの追加阻止コンデンサを設けることが知
られている。その結果、基準電位は分離され、もはや任
意信号でないただの交流電圧信号が周波数結合の故に伝
送されうる。この為、かかる装置では、同じビット状態
の許容期間がコンデンサの充電又は放電の期間により決
定され、その結果、単に所定のデータ伝送プロトコルだ
けが許される。この装置は既に伝送ワイヤに障害がある
場合に自動レベル調整を保証するが、その欠点は目立
つ。
コンデンサなしだが、類似阻止スイッチが用いられる
別な装置が公知である。この装置では、伝送ワイヤに障
害がある場合、自動レベル調整は不可能である。従っ
て、スイッチがデータ処理装置及び対応チェックプログ
ラムによって切換えられ、これは次にデータ伝送を遅延
し、更にデータ伝送装置の設計を複雑にする。
別な装置が公知である。この装置では、伝送ワイヤに障
害がある場合、自動レベル調整は不可能である。従っ
て、スイッチがデータ処理装置及び対応チェックプログ
ラムによって切換えられ、これは次にデータ伝送を遅延
し、更にデータ伝送装置の設計を複雑にする。
従って、公知の装置は単線動作を可能にしないが、所
定のデータ伝送プロトコルを有する適用に制限される
か、又は伝送ワイヤの障害により、データ伝送が大きく
遅延される。
定のデータ伝送プロトコルを有する適用に制限される
か、又は伝送ワイヤの障害により、データ伝送が大きく
遅延される。
本発明は、その目的の為、単純な構造を有する前記の
種類のデータ伝送装置を提供し、自動的に伝送ワイヤに
障害がある場合にも伝送されるべき信号の正確な復号を
保証し,1Mビット／秒までのデータ速度に適している。
種類のデータ伝送装置を提供し、自動的に伝送ワイヤに
障害がある場合にも伝送されるべき信号の正確な復号を
保証し,1Mビット／秒までのデータ速度に適している。
本発明によれば、この目的は、送信器、伝送路及び受
信器の抵抗の純抵抗ネットワークは、受信器で反対のレ
ベルを発生する伝送路の伝送ワイヤに各接続された少な
くとも一つの整合抵抗を受信側に有し、抵抗ネットワー
クは伝送ワイヤに障害がある場合に絶対値レベルを発生
することで達成される。
信器の抵抗の純抵抗ネットワークは、受信器で反対のレ
ベルを発生する伝送路の伝送ワイヤに各接続された少な
くとも一つの整合抵抗を受信側に有し、抵抗ネットワー
クは伝送ワイヤに障害がある場合に絶対値レベルを発生
することで達成される。
差動データ伝送により、伝送されたメッセージは、２
つの伝送ワイヤ間の電圧差として符号化される。例え
ば、ディジタルデータ伝送で、U0の電圧差は「零」とし
て解釈され、反対の電圧差−U0は「１」として解釈され
る。本発明によるデータ伝送装置は、差動直列データ伝
送用の組合された単線及び二線伝送装置を表わし、受信
器に続く比較器により、送信器から得られる信号が再び
復元されうるような方法で２つの伝送ワイヤ間に存在す
る電圧差を変換する。
つの伝送ワイヤ間の電圧差として符号化される。例え
ば、ディジタルデータ伝送で、U0の電圧差は「零」とし
て解釈され、反対の電圧差−U0は「１」として解釈され
る。本発明によるデータ伝送装置は、差動直列データ伝
送用の組合された単線及び二線伝送装置を表わし、受信
器に続く比較器により、送信器から得られる信号が再び
復元されうるような方法で２つの伝送ワイヤ間に存在す
る電圧差を変換する。
本発明によるデータ伝送装置では、伝送された信号の
検出は、受信器が例えば遮断プラグ接触により２つの伝
送ワイヤの１つだけに接続される場合にも可能である。
本発明によれば、これは純抵抗ネットワークの形の所定
の構造及び特に抵抗の素子の特別な寸法により可能とさ
れる。本発明によるデータ伝送装置は優性及び劣性レベ
ルに等しく適している。単に１つの伝送ワイヤ又は単に
１つのバスリードの結合によっても、メッセージが受信
されうるので、それに設けられた装置の利用性は、それ
が結果的に乗物、例えばアンチロック系等の自動車の電
子式装置又は産業用電子機器の分野で用いられうるの
で、大きく増大する。
検出は、受信器が例えば遮断プラグ接触により２つの伝
送ワイヤの１つだけに接続される場合にも可能である。
本発明によれば、これは純抵抗ネットワークの形の所定
の構造及び特に抵抗の素子の特別な寸法により可能とさ
れる。本発明によるデータ伝送装置は優性及び劣性レベ
ルに等しく適している。単に１つの伝送ワイヤ又は単に
１つのバスリードの結合によっても、メッセージが受信
されうるので、それに設けられた装置の利用性は、それ
が結果的に乗物、例えばアンチロック系等の自動車の電
子式装置又は産業用電子機器の分野で用いられうるの
で、大きく増大する。
本発明の望ましい実施例では、データをデータ伝送路
に結合する為、送信器はトランジスタ、ダイオード及び
抵抗を有し、抵抗は、例えば伝送ワイヤに接続されるこ
とを確実にする。
に結合する為、送信器はトランジスタ、ダイオード及び
抵抗を有し、抵抗は、例えば伝送ワイヤに接続されるこ
とを確実にする。
更に、伝送ワイヤ間の電圧差はデータ伝送の場合に逆
のレベルになり、データ伝送路は特性インピーダンスに
等しい値を有する終端抵抗によりその各端部で終端さ
れ、その結果、（1Mビット／秒より速い）高速データ速
度が長い伝送ワイヤでも可能であることが確実にされう
る。望ましい実施例によると、受信器の整合抵抗は、入
力側において、一つの伝送ワイヤに接続され、出力側に
おいて、２つの抵抗からなる分圧器及び比較器の負の入
力に接続され、受信器の別な整合抵抗は、入力側におい
て他の伝送ワイヤに接続され、出力側において、受信器
の出力信号を供給する２つの抵抗の分圧器及び比較器の
正の入力に接続され、分圧器は供給電圧源から供給され
ることを確実にする。
のレベルになり、データ伝送路は特性インピーダンスに
等しい値を有する終端抵抗によりその各端部で終端さ
れ、その結果、（1Mビット／秒より速い）高速データ速
度が長い伝送ワイヤでも可能であることが確実にされう
る。望ましい実施例によると、受信器の整合抵抗は、入
力側において、一つの伝送ワイヤに接続され、出力側に
おいて、２つの抵抗からなる分圧器及び比較器の負の入
力に接続され、受信器の別な整合抵抗は、入力側におい
て他の伝送ワイヤに接続され、出力側において、受信器
の出力信号を供給する２つの抵抗の分圧器及び比較器の
正の入力に接続され、分圧器は供給電圧源から供給され
ることを確実にする。
有利な実施例によると、分圧器の整合は逆のレベルが
得られるように整合抵抗を介して保証され、伝送ワイヤ
に障害がある場合には、絶対値レベル、即ち受信器での
固定比較レベルは比較器入力の一つで自動的に調整され
る。分圧器は、一方で送信器及び伝送路の抵抗により、
そして他方で受信器の分圧器により構成される。
得られるように整合抵抗を介して保証され、伝送ワイヤ
に障害がある場合には、絶対値レベル、即ち受信器での
固定比較レベルは比較器入力の一つで自動的に調整され
る。分圧器は、一方で送信器及び伝送路の抵抗により、
そして他方で受信器の分圧器により構成される。
更に、送信器及びデータ伝送路は、供給電圧源の電位
間に、抵抗ネットワークを有し、この抵抗ネットワーク
は送信器の第１の抵抗と、終端抵抗の並列接続と送信器
の別な抵抗との直列、接続からなり、受信器の整合抵抗
は終端抵抗の並列接続の前か後に接続されることが確実
となる。送信器のトランジスタが非導通の場合の劣性レ
ベルの伝送で、略半分の供給電圧は各伝送ワイヤに印加
され、トランジスタが導通の場合に優性レベルで、供給
電圧の半分に関して対称的な電圧が伝送ワイヤに亘って
分布されることを確実にしうる。更に、受信器の分圧器
を介して比較器の入力電圧U3及びU4が固定され、受信器
が対称な場合には、即ち、受信器での２つの分圧器の抵
抗の積と和の各回の商は互いに対応し、等価抵抗RE1を
構成し、自動レベル調整は、両方の整合抵抗がRE1（（U
1d−U3）／（U4−U3＋Uk）−１）より少ないか又は等し
い場合、伝送ワイヤに障害がある場合に保証され、整合
抵抗用の最も小さい許容値はRE1（Uk/（U4−U3−Uk））
−RE2/2より大きいか又は等しい。ここで、U1dは優性レ
ベルの場合の伝送ワイヤの電圧U1,U3は受信器の比較器
の負の入力での電圧、U4は（接続された又は接続解除さ
れたバスを有する）受信器の比較器の正の入力での電
圧、Ukは比較器入力間の電圧、RE2はデータ伝送路の終
端抵抗の積及び和の商である。
間に、抵抗ネットワークを有し、この抵抗ネットワーク
は送信器の第１の抵抗と、終端抵抗の並列接続と送信器
の別な抵抗との直列、接続からなり、受信器の整合抵抗
は終端抵抗の並列接続の前か後に接続されることが確実
となる。送信器のトランジスタが非導通の場合の劣性レ
ベルの伝送で、略半分の供給電圧は各伝送ワイヤに印加
され、トランジスタが導通の場合に優性レベルで、供給
電圧の半分に関して対称的な電圧が伝送ワイヤに亘って
分布されることを確実にしうる。更に、受信器の分圧器
を介して比較器の入力電圧U3及びU4が固定され、受信器
が対称な場合には、即ち、受信器での２つの分圧器の抵
抗の積と和の各回の商は互いに対応し、等価抵抗RE1を
構成し、自動レベル調整は、両方の整合抵抗がRE1（（U
1d−U3）／（U4−U3＋Uk）−１）より少ないか又は等し
い場合、伝送ワイヤに障害がある場合に保証され、整合
抵抗用の最も小さい許容値はRE1（Uk/（U4−U3−Uk））
−RE2/2より大きいか又は等しい。ここで、U1dは優性レ
ベルの場合の伝送ワイヤの電圧U1,U3は受信器の比較器
の負の入力での電圧、U4は（接続された又は接続解除さ
れたバスを有する）受信器の比較器の正の入力での電
圧、Ukは比較器入力間の電圧、RE2はデータ伝送路の終
端抵抗の積及び和の商である。
本発明によるデータ伝送装置の別の望ましい実施例は
従属請求項から明らかである。
従属請求項から明らかである。
以下図面と共に本発明による実施例をより詳細に説明
する。
する。
第１図は送信器11、伝送路12及び受信器13からなるデ
ータ伝送装置10を示す。送信器11は２つのトランジスタ
14,15を有し、それらのゲートに送信されるべき信号S1
及びS2が印加される。トランジスタ14は電圧供給源UBの
正の端子に接続され、更にダイオード16のアノードに接
続される。ダイオード16のカソードは抵抗17に接続さ
れ、該抵抗はデータ伝送路12の伝送ワイヤ（又はバスリ
ード）18に接続される。トランジスタ15はソース側を接
地され、ドレーン側でダイオードのカソードに接続さ
れ、該ダイオードはアノード側の抵抗20を介してデータ
伝送路12の別な伝送ワイヤ21に接続される。トランジス
タ14,15は望ましくはMOSFETトランジスタであり、トラ
ンジスタ14はｐ−チャネルトランジスタであり、トラン
ジスタ15はｎ−チャネルトランジスタである。しかし、
バイポーラトランジスタも用いうる。
ータ伝送装置10を示す。送信器11は２つのトランジスタ
14,15を有し、それらのゲートに送信されるべき信号S1
及びS2が印加される。トランジスタ14は電圧供給源UBの
正の端子に接続され、更にダイオード16のアノードに接
続される。ダイオード16のカソードは抵抗17に接続さ
れ、該抵抗はデータ伝送路12の伝送ワイヤ（又はバスリ
ード）18に接続される。トランジスタ15はソース側を接
地され、ドレーン側でダイオードのカソードに接続さ
れ、該ダイオードはアノード側の抵抗20を介してデータ
伝送路12の別な伝送ワイヤ21に接続される。トランジス
タ14,15は望ましくはMOSFETトランジスタであり、トラ
ンジスタ14はｐ−チャネルトランジスタであり、トラン
ジスタ15はｎ−チャネルトランジスタである。しかし、
バイポーラトランジスタも用いうる。
データ伝送路12の伝送ワイヤ18及び21はそれらの端部
に終端抵抗22及び23を有する。抵抗22及び23の抵抗値の
値は望ましくは伝送ワイヤ18及び21の特性インピーダン
スに対応する。伝送ワイヤ18は、整合抵抗24を介して受
信器13の比較器25の負の端子に接続される。伝送ワイヤ
21は整合抵抗26を介して比較器25の正の入力に接続さ
れ、その出力に検出された信号S3が取り出される。接地
に対する伝送ワイヤ18の電圧はU1で示され、伝送ワイヤ
21の電圧U2で示される。
に終端抵抗22及び23を有する。抵抗22及び23の抵抗値の
値は望ましくは伝送ワイヤ18及び21の特性インピーダン
スに対応する。伝送ワイヤ18は、整合抵抗24を介して受
信器13の比較器25の負の端子に接続される。伝送ワイヤ
21は整合抵抗26を介して比較器25の正の入力に接続さ
れ、その出力に検出された信号S3が取り出される。接地
に対する伝送ワイヤ18の電圧はU1で示され、伝送ワイヤ
21の電圧U2で示される。
受信器13は更に電圧供給源UBから供給される２つの分
圧器27及び35を有する。分圧器27は２つの抵抗28及び29
を有し、その分圧された電圧U3は比較器25の負の端子に
印加される。分圧器35は２つの抵抗30及び31を有し、そ
の分圧された電圧U4が比較器25の正の端子に印加され
る。
圧器27及び35を有する。分圧器27は２つの抵抗28及び29
を有し、その分圧された電圧U3は比較器25の負の端子に
印加される。分圧器35は２つの抵抗30及び31を有し、そ
の分圧された電圧U4が比較器25の正の端子に印加され
る。
受信器のこれらの分圧器27及び35の反対側に、送信器
11及びデータ伝送路12の抵抗からなる分圧器が配置さ
れ、それらは、伝送ワイヤ18及び21の一つに障害がある
場合の電圧差により差動データ伝送が夫々単線伝送装置
に自動的に流れる様に本発明により受信器13の整合抵抗
24及び26を介して互いに整合されえ、固定基準レベル
（絶対レベル）は比較器25に取り出される。従って、受
信はたった１つの伝送ワイヤ18又は21が受信器13に結合
される時も可能である。伝送路12がその特性インピーダ
ンスに等しい終端抵抗22及び23により終端されるので、
伝送ワイヤ18及び21が伝送された信号の波長と比較して
長いとしても、数Ｍビット／秒のデータ速度は可能であ
る。
11及びデータ伝送路12の抵抗からなる分圧器が配置さ
れ、それらは、伝送ワイヤ18及び21の一つに障害がある
場合の電圧差により差動データ伝送が夫々単線伝送装置
に自動的に流れる様に本発明により受信器13の整合抵抗
24及び26を介して互いに整合されえ、固定基準レベル
（絶対レベル）は比較器25に取り出される。従って、受
信はたった１つの伝送ワイヤ18又は21が受信器13に結合
される時も可能である。伝送路12がその特性インピーダ
ンスに等しい終端抵抗22及び23により終端されるので、
伝送ワイヤ18及び21が伝送された信号の波長と比較して
長いとしても、数Ｍビット／秒のデータ速度は可能であ
る。
第１図に示す本発明によるデータ伝送装置の本発明に
従う寸法は下記の方法で見い出されうる。供給電圧UB用
の所定値により、受信器13の抵抗28,29,30及び31に対す
ると同様に送信器11及び伝送路12の抵抗17,20,22及び23
に対しかかる寸法は単線式伝送の要求が満足される整合
抵抗24及び26に対して得られる。受動的送信器、即ち非
導通トランジスタ及び劣性信号により、伝送ワイヤ18及
び21の電圧U1及びU2は毎回供給電圧UBの半分にほぼ対応
する。能動送信器、即ち導通トランジスタ14及び15及び
優性信号により、供給電圧は、伝送ワイヤ18及び21の電
圧U1及びU2を越える供給電圧の半分に関して対称的に分
布される。受信器13の比較器25の入力に最小的に必要と
される差の信号U4−U3はUkに等しい。補助量U3＝UB/（R
29/（R28＋R29））及びU3より大きいU4のU4＝UB（R31/
（R30＋R31））及び等価抵抗RE1＝R28R29/（R28＋R29）
＝R30R31/（R30＋R31）により、単線式受信に関する要
求は、R24＝R26＝RE1（（U1d−U3）／（U4−U3＋Uk）−
１）の場合満足される。整合抵抗24及び26用の最も小さ
い許容値は、 R24＝R26＝RE1（Uk/U4−U3−Uk） −RE2/2但しRE2＝R23R22/（R23＋R22） の場合に得られる。
従う寸法は下記の方法で見い出されうる。供給電圧UB用
の所定値により、受信器13の抵抗28,29,30及び31に対す
ると同様に送信器11及び伝送路12の抵抗17,20,22及び23
に対しかかる寸法は単線式伝送の要求が満足される整合
抵抗24及び26に対して得られる。受動的送信器、即ち非
導通トランジスタ及び劣性信号により、伝送ワイヤ18及
び21の電圧U1及びU2は毎回供給電圧UBの半分にほぼ対応
する。能動送信器、即ち導通トランジスタ14及び15及び
優性信号により、供給電圧は、伝送ワイヤ18及び21の電
圧U1及びU2を越える供給電圧の半分に関して対称的に分
布される。受信器13の比較器25の入力に最小的に必要と
される差の信号U4−U3はUkに等しい。補助量U3＝UB/（R
29/（R28＋R29））及びU3より大きいU4のU4＝UB（R31/
（R30＋R31））及び等価抵抗RE1＝R28R29/（R28＋R29）
＝R30R31/（R30＋R31）により、単線式受信に関する要
求は、R24＝R26＝RE1（（U1d−U3）／（U4−U3＋Uk）−
１）の場合満足される。整合抵抗24及び26用の最も小さ
い許容値は、 R24＝R26＝RE1（Uk/U4−U3−Uk） −RE2/2但しRE2＝R23R22/（R23＋R22） の場合に得られる。
この寸法の規定が維持される事実により、送信器11の
抵抗ネットワーク及び受信器13の抵抗ネットワークの伝
送路12の本発明による整合は保証される。前式が互いに
著しく違っている場合には、抵抗17及び20を減少させる
か又は終端抵抗22及び23を増加させ、また供給電圧UBを
増加させるか、又は非接続とされたバスU4がU3と等しく
なるよう抵抗28,29,30,31を再び整合させ、或いはより
高い感度の比較器25を選ぶことが必要となる。
抵抗ネットワーク及び受信器13の抵抗ネットワークの伝
送路12の本発明による整合は保証される。前式が互いに
著しく違っている場合には、抵抗17及び20を減少させる
か又は終端抵抗22及び23を増加させ、また供給電圧UBを
増加させるか、又は非接続とされたバスU4がU3と等しく
なるよう抵抗28,29,30,31を再び整合させ、或いはより
高い感度の比較器25を選ぶことが必要となる。
第２図は、伝送路12に障害がない場合に、比較器25に
対し検出用に印加される受信器13における電圧U3及びU4
のレベルの逆の変化を示す。
対し検出用に印加される受信器13における電圧U3及びU4
のレベルの逆の変化を示す。
第３図は伝送路12の伝送ワイヤ18に障害がある場合の
電圧U3及びU4の変化を示す。この信号は又比較器25によ
り同じ方法で正しく検出される。その理由は破線により
示された電圧レベルU3が絶対値比較レベルとして検出用
に用いられるからである。
電圧U3及びU4の変化を示す。この信号は又比較器25によ
り同じ方法で正しく検出される。その理由は破線により
示された電圧レベルU3が絶対値比較レベルとして検出用
に用いられるからである。
第1,2及び第３図及び請求項に示された本発明の特徴
は異なる実施例での本発明の実現には、個々にまた任意
の組み合せの両方に必須である。
は異なる実施例での本発明の実現には、個々にまた任意
の組み合せの両方に必須である。
第１図は本発明によるデータ伝送装置を示す図、 第２図はデータ伝送路の障害がない場合の受信器の比較
器のレベル入力を示す図、 第３図はデータ伝送路に障害がある場合の受信器の比較
器の入力でのレベルを示す図である。 10……データ伝送装置、11……送信器、12……伝送路、
13……受信器、14,15……トランジスタ、16,19……ダイ
オード、18,21……伝送ワイヤ、17,20,22,23,28,29,30,
31……抵抗、24,26……整合抵抗、25……比較器、27,35
……分圧器、S1,S2,S3……信号、U1,U2,U3,U4……電
圧。
器のレベル入力を示す図、 第３図はデータ伝送路に障害がある場合の受信器の比較
器の入力でのレベルを示す図である。 10……データ伝送装置、11……送信器、12……伝送路、
13……受信器、14,15……トランジスタ、16,19……ダイ
オード、18,21……伝送ワイヤ、17,20,22,23,28,29,30,
31……抵抗、24,26……整合抵抗、25……比較器、27,35
……分圧器、S1,S2,S3……信号、U1,U2,U3,U4……電
圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−149259（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−65958（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−164150（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−261047（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−35661（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−49843（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−52322（ＪＰ，Ｕ) 米国特許3825682（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04L 25/02 H04L 25/02 301 H04L 29/14
Claims (10)
- 【請求項１】少なくとも電圧電源と、送信器と、受信器
と、差動モードで動作し特性インピーダンスで終端され
た二線データ伝送路とを含むデータ伝送装置において、 上記送信器の抵抗と、上記データ伝送路の抵抗と、上記
受信器の抵抗だけを含む純粋な抵抗ネットワークは、上
記データ伝送路の各伝送ワイヤ上に接続された整合抵抗
を上記受信器側に有し、 上記整合抵抗の値は、上記受信器に逆の二つのレベルを
生成し、上記伝送ワイヤに障害が生じた場合に絶対値レ
ベルを発生するように決められることを特徴とするデー
タ伝送装置。 - 【請求項２】データを上記データ伝送路に結合するた
め、上記送信器はトランジスタの対を含み、 上記各トランジスタはダイオードと抵抗の直列結合を含
み、 各直列結合は上記データ伝送路の上記伝送ワイヤに接続
されていることを特徴とする請求項１記載のデータ伝送
装置。 - 【請求項３】上記伝送ワイヤの間の電圧差はデータ伝送
の場合に逆のレベルを与え、 上記データ伝送路は特性インピーダンスに一致するそれ
ぞれの終端抵抗によって端部で終端されることを特徴と
する請求項２記載のデータ伝送装置。 - 【請求項４】上記受信器の一方の整合抵抗は、入力側で
一方の伝送ワイヤに接続され、出力側で二つの抵抗が構
成する一方の分圧器と比較器の負側入力とに接続され、 上記受信器の他方の整合抵抗は、入力側で他方の伝送ワ
イヤに接続され、出力側で二つの抵抗が構成する他方の
分圧器と上記比較器の正側入力とに接続され、 上記比較器は上記受信器の出力信号を生成し、 両方の分圧器は基準電位が一致する電圧電源から給電さ
れることを特徴とする請求項３記載のデータ伝送装置。 - 【請求項５】上記整合抵抗によって、上記送信器の抵抗
により構成される分圧器と上記伝送路と上記受信器の分
圧器の整合は、逆の二つのレベルが得られ、伝送ワイヤ
の少なくとも一方に障害が発生したときに上記比較器に
おいて絶対値レベルが自動的に調整されるように保証さ
れていることを特徴とする請求項４記載のデータ伝送装
置。 - 【請求項６】上記送信器及び上記データ伝送路は、上記
電圧電源の電位の間に、上記送信器の抵抗と、上記終端
抵抗の並列結合と、上記送信器の別の抵抗とにより構成
された抵抗ネットワークを有し、 上記受信器の上記整合抵抗は、上記終端抵抗の並列結合
の前後の何れかに接続されていることを特徴とする請求
項５記載のデータ伝送装置。 - 【請求項７】上記送信器の上記トランジスタが非導通状
態である劣性レベルの伝送の場合に、上記電源電圧の約
半分の電圧が各伝送ワイヤに供給され、 上記トランジスタが導通状態である優性レベルの場合
に、上記電源電圧の半分に関して対称的な電圧が上記各
伝送ワイヤに供給されることを特徴とする請求項１乃至
６のうちいずれか一項記載のデータ伝送装置。 - 【請求項８】U4がU3よりも大きい場合に、 U3＝UBR29/（R28＋R29）及びU4＝UBR31/（R30＋R31） で表される補助量と、 RE1＝R28R29/（R28＋R29）＝R30R31/（R30＋R31） で表される等価抵抗と、 RE2＝R23R22/（R23＋R22） で表される更なる等価抵抗は、UKが上記比較器の入力電
圧を表し、優勢な信号の場合にU1dがU1であるときに、 R24＝R26≦RE1（（U1d−U3）／（U4−U3＋UK）−１） が成立するならば、伝送ワイヤに障害がある場合に自動
レベル調整を保証し、 上記整合抵抗に対する許容可能な最小値は、次の条件 R24＝R26≧RE1UK/（U4−U3＋UK）−RE2/2 に従うことを特徴とする請求項７記載のデータ伝送装
置。 - 【請求項９】伝送データレートは毎秒数メガビットの範
囲内に収まることを特徴とする請求項１乃至８のうちい
ずれか一項記載のデータ伝送装置。 - 【請求項１０】上記終端抵抗は上記特性インピーダンス
の値から外れ、 上記電源電圧、上記トランジスタのタイプ、上記ダイオ
ードのタイプ、及び、上記比較器のタイプに依存して、
毎秒数メガビットよりも高速なデータレートが許容され
ることを特徴とする請求項１乃至９のうちいずれか一項
記載のデータ伝送装置。
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|---|---|---|---|
| DE3926885.3 | 1989-08-16 | ||
| DE3926885A DE3926885A1 (de) | 1989-08-16 | 1989-08-16 | Datenuebertragungsanordnung |
Publications (2)
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| JPH0396144A JPH0396144A (ja) | 1991-04-22 |
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Family
ID=6387126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02214901A Expired - Fee Related JP3130915B2 (ja) | 1989-08-16 | 1990-08-13 | データ伝送装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0416679B1 (ja) |
| JP (1) | JP3130915B2 (ja) |
| DE (2) | DE3926885A1 (ja) |
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| EP0533971A1 (de) * | 1991-09-24 | 1993-03-31 | Siemens Aktiengesellschaft | Schnittstellenschaltung |
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| WO1996011541A2 (en) * | 1994-10-10 | 1996-04-18 | Philips Electronics N.V. | Fault tolerant digital transmission system |
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| CN109542821B (zh) * | 2018-12-03 | 2021-11-19 | 郑州云海信息技术有限公司 | 一种i2c通讯控制方法、装置、设备及系统 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3825682A (en) * | 1973-06-27 | 1974-07-23 | Rca Corp | Balanced line driver, line receiver system |
| US4782300A (en) * | 1986-03-03 | 1988-11-01 | International Business Machines Corporation | Differential transceiver with line integrity detection |
-
1989
- 1989-08-16 DE DE3926885A patent/DE3926885A1/de not_active Withdrawn
-
1990
- 1990-08-10 EP EP90202175A patent/EP0416679B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1990-08-10 DE DE59008793T patent/DE59008793D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-08-13 JP JP02214901A patent/JP3130915B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0416679A1 (de) | 1991-03-13 |
| DE3926885A1 (de) | 1991-02-21 |
| EP0416679B1 (de) | 1995-03-29 |
| JPH0396144A (ja) | 1991-04-22 |
| DE59008793D1 (de) | 1995-05-04 |
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