JP3130899B2 - 携帯無線装置 - Google Patents

携帯無線装置

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JP3130899B2
JP3130899B2 JP11307895A JP30789599A JP3130899B2 JP 3130899 B2 JP3130899 B2 JP 3130899B2 JP 11307895 A JP11307895 A JP 11307895A JP 30789599 A JP30789599 A JP 30789599A JP 3130899 B2 JP3130899 B2 JP 3130899B2
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Japan
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antenna
housing
recess
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antenna element
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哲 高橋
照男 南木
良一 貝和
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状アンテナ素子
の先端部にコイル状のアンテナ素子を有する引出し、収
納可能なアンテナを備えた携帯無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアンテナを備えた携帯無
線装置として図4の概略斜視図および図5の要部の断面
図に示すような構成が知られている。
【0003】図4および図5に示すように、携帯無線装
置は、筐体1に対して引出し、収納可能に支持されたア
ンテナ2を備えている。このアンテナ2は、棒状アンテ
ナ素子3の先端にコイル状アンテナ素子4が連続して設
けられたものである。棒状アンテナ素子3は、先端部を
除いてカバー5で被覆され、コイル状アンテナ素子4が
合成樹脂製のキャップ6で被覆されてアンテナトップ7
を形成されている。棒状アンテナ素子3の先端部が接続
筒8で被覆され、接続筒8によりカバー5とアンテナト
ップ7のキャップ6が一体化されている。
【0004】筐体1の一側面に孔9が形成され、この孔
9の上部には孔9より大径の凹所10が形成されている。
孔9にはホルダ11の筒状部が挿入され、ホルダ11の鍔状
部14が凹所10に納められている。ホルダ11の筒状部の外
周にはねじが形成され、このねじに支持筒12が螺着さ
れ、支持筒12の上端面が孔9の周縁下面に係合され、ホ
ルダ11が抜け止め状態に取り付けられている。そして、
アンテナ2がホルダ11に対して軸方向に移動可能に挿通
され、棒状アンテナ素子3を筐体1内に収納した状態で
コイル状アンテナ素子4を内蔵したアンテナトップ7の
基部下面がホルダ11の上面に当接し、アンテナトップ7
が筐体1外に突出するように構成されている。
【0005】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。アンテナトップ7をつまんで上方へ引き
上げ、アンテナ2を筐体1に対して伸長させることによ
り、コイル状アンテナ素子4と棒状アンテナ素子3とで
電波の送受信を行なうことができる。これとは逆に、ア
ンテナ2を筐体1内に収納し、アンテナトップ7を筐体
1上に突出させることにより、アンテナトップ7に内蔵
されているコイル状アンテナ素子4により電波の送受信
を行なうことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の携帯無線装置では、アンテナトップ7にコイル状ア
ンテナ素子4が内蔵されることにより、筐体1から突出
するアンテナトップ7が大型になり、アンテナトップ7
の根本は、その断面積がアンテナトップ7と比べて極端
に小さく変化する部位であり、強度が最も低い部分とな
る。このため、使用者が不注意に携帯無線装置を落下さ
せたり、アンテナトップ7をぶつけたときに、アンテナ
トップ7の根本にかかる負荷が増大し、アンテナトップ
7が根本の細い部分から破損するという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るために考えられたものであって、アンテナ性能向上の
ためにアンテナトップにコイル状アンテナ素子を内蔵
し、アンテナトップが大型化しても、落下させたり、ぶ
つけた際にアンテナトップが根本から破損するのを防止
することができるように構成した携帯無線装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、棒状アンテナ素子と、こ
の棒状アンテナ素子の先端にコイル状アンテナ素子をキ
ャップにより被覆したアンテナトップとを有するアンテ
ナと、このアンテナを収納するための孔部と凹所を同軸
に形成した筐体とを有し、上記アンテナを上記筐体の孔
部に引出し収納可能に支持し、上記アンテナトップにつ
いては、キャップに被覆された部分の内、上記コイル状
アンテナ素子を内蔵していない部分を上記筐体の凹所に
引出し収納可能とし、コイル状アンテナ素子を内蔵して
いる部分については筐体の凹所から突出するように構成
したものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、上記筐体の凹所
を円筒状の孔とし、上記凹所内にアンテナを支持するホ
ルダを設け、上記筐体の凹所の内径と該凹所に収納され
るアンテナトップの外径を略同一にするとともに、上記
ホルダの外径と上記筐体の凹所に収納されるアンテナト
ップの外径を略同一にしたものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、上記ホルダを鍔
状部のあるホルダとし、上記筐体の凹所の内径と同凹所
に収納されるアンテナトップの外径を略同一にするとと
もに、上記ホルダの鍔状部の外径と上記筐体の凹所に収
納されるアンテナトップの外径を略同一にしたものであ
る。
【0011】
【作用】したがって、請求項1に記載の発明によれば、
アンテナを筐体に対して収納する際に、キャップで被覆
したアンテナトップの内、コイル状アンテナ素子を内蔵
してない部分を筐体の保護用収納部に嵌合状態で収納す
るので、アンテナトップに衝撃が加わっても、これを保
護用収納部で受けることができる。
【0012】また、キャップで被覆したアンテナトップ
のうち、コイル状アンテナ素子を内蔵している部分につ
いては、筐体から突出するようにしているため、キャッ
プで被覆したアンテナトップの全てが筐体から突出して
いる場合と同じアンテナ性能が得られる。
【0013】さらに、アンテナトップのコイル状アンテ
ナ素子を内蔵していない部分を保護用収納部である筐体
の凹所に嵌合状態で収納しているが、コイル状アンテナ
素子を内蔵している部分は筐体から突出するようにして
いる。そのため、アンテナトップのコイル状アンテナ素
子を内蔵している部分の外径寸法はコイル状アンテナ素
子の無い部分の外系寸法に関係なく定めることができ
る。
【0014】請求項2および請求項3に記載の発明によ
れば、筐体の凹所に収納されるアンテナトップ7の外径
と上記筐体の凹所の内径と上記ホルダの外径あるいは上
記ホルダの鍔状部の外径とを略同一の寸法にしているの
で、筐体の凹所が内径が同一であるストレートな円筒状
の孔であり、ホルダの着脱作業が容易に行なえるという
作用がある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。
【0016】まず、本発明の第1の実施例について説明
する。図1および図2は本発明の携帯無線装置の実施の
形態を示し、図1は概略斜視図、図2は要部の断面図で
ある。
【0017】この実施の形態においては、アンテナトッ
プに衝撃が加わったときにこれを損傷しないように保護
する構成が備えられた点において上記従来例とは構成を
異にし、その他の構成については上記従来例と同一であ
るので、同一部分については同一符号を付してその説明
を省略し、上記の異なる構成について説明する。
【0018】図1および図2に示すように、筐体1にホ
ルダ11の鍔状部14を収納する凹所10の外周において、ア
ンテナ2のアンテナトップ7の基部を嵌合状態で収納す
る保護用収納部13がリング状で一体に突設されている。
【0019】以上の構成について、次にアンテナ収納時
の動作について説明する。アンテナ2を筐体1に収納し
た際、筐体1から突出するアンテナトップ7の基部を筐
体1の保護用収納部13に嵌合状態で収納する。これによ
りアンテナトップ7に横、または斜め方向からの衝撃が
加わっても、アンテナトップ7の外周面がすぐに保護用
収納部13の内周面に当接し、そこで衝撃を受け、アンテ
ナトップ7の根本の細い部分にかる負荷を最小限に抑え
ることができる。したがって、アンテナトップ7が根本
の細い部分から損傷するのを防止することができる。
【0020】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図3は、本発明の携帯無線装置の第2の実施
の形態を示す概略斜視図である。
【0021】この実施の形態においては、図3に示すよ
うに、アンテナトップ7の基部を嵌合状態で収納する保
護用収納部13が筐体1に凹入されて形成されたものであ
り、上記第1の実施の形態と同様にアンテナトップ7の
基部を嵌合状態で収納して衝撃から保護することができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上で説明したように本発明によれば、
アンテナを筐体に対して収納する際に、コイル状アンテ
ナ素子を内蔵したアンテナトップを筐体の保護用収納部
に嵌合状態で収納できるので、アンテナトップに衝撃が
加わっても、これを保護用収納部で受けることができ
る。したがってアンテナトップを衝撃から保護し、損傷
するのを防止することができる。
【0023】さらに、本発明においては、キャップで被
覆したアンテナトップのコイル状アンテナ素子を内蔵し
ている部分については筐体から突出させているため、ア
ンテナトップの全てを筐体から突出したときと同じアン
テナ性能が得られるという効果を奏する。
【0024】さらに、本発明においては、アンテナトッ
プのコイル状アンテナ素子を内蔵している部分を筐体の
凹所に収納せず、筐体の凹所から突出させているので、
アンテナトップのコイル状アンテナ素子を内蔵している
部分の外形寸法とコイル状アンテナ素子を内蔵していな
い部分の外径寸法を相互に関係なく定めることができる
という副次的な効果を奏する。
【0025】特に、請求項2および請求項3に記載の発
明によれば、筐体の凹所に収納されるアンテナトップの
外径と上記筐体の凹所の内径と上記ホルダの外径あるい
は上記ホルダの鍔状部の外径とを略同一の寸法にしてい
るので、筐体の凹所が、内径が同じであるストレートな
円筒状の孔であり、ホルダの着脱作業が容易に行なえる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯無線装置の第1の実施の形態を示
す概略斜視図、
【図2】本発明の携帯無線装置の要部の断面を示す断面
図、
【図3】本発明の携帯無線装置の第2の実施の形態を示
す概略斜視図、
【図4】従来の携帯無線装置を一例を示す概略斜視図、
【図5】従来の携帯無線装置の要部の断面を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 無線装置の筐体 2 アンテナ 3 棒状アンテナ素子 4 コイル状アンテナ素子 5 カバー 6 キャップ 7 アンテナトップ 9 孔 10 凹所 11 ホルダ 13 保護用収納部 14 鍔状部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−154405(JP,A) 特開 平4−331501(JP,A) 特開 平3−245603(JP,A) 特開 平6−6121(JP,A) 特開 平1−204504(JP,A) 実開 平3−6303(JP,U) 実開 昭59−195807(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/24 H01Q 1/08 H01Q 1/10 H04M 1/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状アンテナ素子と、該棒状アンテナ素
    子の先端にコイル状アンテナ素子をキャップにより被覆
    したアンテナトップとを有するアンテナと、上記アンテ
    ナを収納するための孔部と凹所を同軸に形成した筐体と
    を有し、 上記アンテナを上記筐体の孔部に引出し収納可能に支持
    し、 上記アンテナトップについては、キャップに被覆された
    部分の内、上記コイル状アンテナ素子を内蔵していない
    部分を上記筐体の凹所に引出し収納可能とし、コイル状
    アンテナ素子を内蔵している部分については筐体の凹所
    から突出するように構成したことを特徴とする携帯無線
    装置。
  2. 【請求項2】 上記筐体の凹所を円筒状の孔とし、上記
    凹所内にアンテナを支持するホルダを設け、上記筐体の
    凹所の内径と該凹所に収納されるアンテナトップの外径
    を略同一にするとともに、上記ホルダの外径と上記筐体
    の凹所に収納されるアンテナトップの外径を略同一にし
    たことを特徴とする請求項1に記載の携帯無線装置。
  3. 【請求項3】 上記ホルダを鍔状部のあるホルダとし、
    上記筐体の凹所の内径と該凹所に収納されるアンテナト
    ップの外径を略同一にするとともに、上記ホルダの鍔状
    部の外径と上記筐体の凹所に収納されるアンテナトップ
    の外径を略同一にしたことを特徴とする請求項2に記載
    の携帯無線装置。
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