JP3130735U - 切削屑回収装置 - Google Patents

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康名 横井
利明 加藤
義展 伊藤
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Abstract

【課題】合成樹脂製ワークの切削加工時に発生する切削屑の回収と工具の冷却処理等に要する低圧エアを1台のルーツ式ブロワにてまかなうようにしたコンパクトで省エネルギー化に寄与する切削屑回収装置を提供すること。
【解決手段】樹脂加工機1の工具6を空冷する冷却用エアノズル19と、切削屑を吸引する吸込み口11aを備えた吸込み管11と、切削屑を吸込み口11aに向けて落下させるようにエアを吹き付ける吹き出し用エアノズル20と、吸込み管11の排気側に接続されて負圧発生手段により内部を負圧に保持される回収タンク30とからなる切削屑回収装置において、負圧発生手段としてのルーツ式ブロワ15の排気側に、冷却用エアノズル19と吹き出し用エアノズル20とに圧力エアを供給する供給管16を接続すると共に供給管16に空気流量調整機構21を介装し、回収タンク30にサイクロン35を用いたトラップ34を設けた。
【選択図】図1

Description

本考案は、樹脂加工機により合成樹脂製ワークの切削加工時に発生する切削屑を除去するために用いられる切削屑回収装置に関するものである。
樹脂加工機において、切削加工時に発生する切削屑の処理がうまく行なわれないと、切削屑がワークに付着して加工不能を引き起し、溜まった切削屑を除去するために一々樹脂加工機の作動を停止しなければならない事態が生じる。また、工具の切れ味が低下するので工具を早めに交換しなければならず、生産性が低下するという問題があった。このため、多量の冷却液を工具に注いで工具とワークの冷却を施し、加工室の下部に設けられた切削屑回収部に切削屑を冷却液と一緒に落下させてコンベア等により外部に搬出する方法等の対策が採られている。
近年、特に合成樹脂製ワークの切削加工作業においては、切削屑のリサイクルをし易くするために冷却液を使用しないドライな状態で加工する方法が主流となっており、発生する切削屑は集塵機により回収されている。図2に従来の切削屑回収装置cを示す。この切削屑回収装置cは、合成樹脂製ワークwの切削加工を行なう樹脂加工機aの工具bを空冷するために工具bに近接して配置した冷却用エアノズルdと、切削加工時に発生する切削屑を吸引する吸込み口fを備えた吸込み管eと、その切削屑を吸込み口fに向けて落下させるようにエアを吹き付ける吹き出し用エアノズルgと、吸込み管eの排気側に接続されて集塵機iにより内部を負圧に保持される回収タンクjとからなる構造とされている。その冷却用エアノズルdと吹き出し用エアノズルgには、工場に設置されたコンプレッサkの圧縮エアを供給するための供給管mが接続されている。
コンプレッサの高圧エアを用いる従来の切削屑回収装置cでは、コンプレッサの消費電力が大きくなり、省エネルギー化の観点から好ましくないと言えよう。そこで、コンプレッサに代えて低圧エアを発生するブロワやファンが使用されることもあるが、集塵機と別にブロワやファンを置けば設置スペースが大きくなることから、設備コストが高くなる。
ルーツ式ブロワを用いる切削粉の回収装置は、例えば、実用新案登録第2544296号公報により開示されている。その回収装置は、斜めに配置された回収タンクの下部の取り出し口にバタフライ弁を設け、ルーツ式ブロワの運転により回収タンクの内部を負圧にしてバタフライ弁により取り出し口を閉じさせると共に回収タンクの吸込口から切削粉を含む空気を吸引し、同ブロワの運転停止時等にバタフライ弁を開放してタンク内に溜まった切削粉を排出させる構造とされている。また、実用新案登録第3093342号公報には、エゼクタの真空作用により容器内に切粉等を含む空気を吸引し、その空気の流速をサイクロンにより低下させることにより比較的重い切粉等を容器内に回収するようにした簡易構造の産業用掃除機が開示されている。
実用新案登録第2544296号公報 実用新案登録第3093342号公報
この考案の目的は、合成樹脂製ワークの切削加工時に発生する切削屑の回収と工具の冷却処理等に要する低圧エアを1台のルーツ式ブロワにてまかなうようにしたコンパクトで省エネルギー化に寄与する切削屑回収装置を提供することにある。
前記目的を達成するために請求項1に記載の考案は、合成樹脂製ワークの切削加工を行なう樹脂加工機の工具を空冷するために当該工具に近接して配置した冷却用エアノズルと、切削加工時に発生する切削屑を吸引する吸込み口を備えた吸込み管と、その切削屑を該吸込み口に向けて落下させるようにエアを吹き付ける吹き出し用エアノズルと、前記吸込み管の排気側に接続されて負圧発生手段により内部を負圧に保持される回収タンクとからなる切削屑回収装置において、前記負圧発生手段としてのルーツ式ブロワの排気側に、前記冷却用エアノズルと吹き出し用エアノズルとに圧力エアを供給する供給管を接続すると共に当該供給管に空気流量調整機構を介装し、同ブロワの吸込み側に接続された前記回収タンクにサイクロンを用いたトラップを設けたことを特徴とする。
同様の目的を達成するために請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の切削屑回収装置において、前記空気流量調整機構については、前記供給管に第1流量調整弁を介装し、その第1流量調整弁の上流側で開設された分岐管に第2流量調整弁とサイレンサを順に装着してなることを特徴とするものである。
(請求項1の考案)
この切削屑回収装置は、合成樹脂製ワークの切削加工時に発生する切削屑の回収と工具の冷却処理等に要する低圧エアを1台のルーツ式ブロワにてまかなうことができ、コンパクトで運転コストも安い。この回収装置では、コンプレッサと集塵機を用いた従来の切削屑回収装置に比較して50%程度の省エネルギー効果が得られる。
(請求項2の考案)
この切削屑回収装置は、空気流量調整機構により循環空気量を適宜調整することができるので、運転中のルーツ式ブロワの温度上昇の防止、省エネルギー化を図ることができる。
以下に、本考案の最良の形態例を図面に基づいて説明する。図1は本考案にかかる切削屑回収装置の説明図である。
図において、1は合成樹脂製ワークの切削加工を行なう樹脂加工機である。2はワークを着脱するチャック3を備えた主軸、6は移動可能なアーム4に設けられたホルダー5に装着されるバイト等の工具である。
本考案に係る切削屑回収装置10において、ワークwの切削加工時に発生する切削屑xを吸引する吸込み口11aを備えた吸込み管11の排気側11bには、負圧発生手段としてのルーツ式ブロワ15により内部を負圧に保持される回収タンク30が接続されている。樹脂加工機1の上部には、ルーツ式ブロワ15の排気側に接続される供給管16の先端16aが配置されている。その先端16aには、分配部材18が設けられている。
分配部材18には、先端部を工具6に近接して配置した冷却用エアノズル19と、切削屑xを前記吸込み口11aに向けて落下させるようにエアを吹き付ける吹き出し用エアノズル20とが下方に延びるように設けられている。
21は供給管16に介装された空気流量調整機構である。この空気流量調整機構21は、供給管16に第1流量調整弁22を介装し、その第1流量調整弁22の上流側で開設された分岐管17に第2流量調整弁23とサイレンサ24を順に装着している。25はルーツ式ブロワ15の吐出口寄りに介装された圧力計、26は同様に介装された安全弁である。
回収タンク30は、タンク本体31の天部に被着する蓋32に円筒形状のケース33を連接し、そのケース33に下方に向かってラッパ形に拡がるように形成されたサイクロン35を用いたトラップ34が設けられている。サイクロン35はケース33の中心に配置されている。また、前記吸込み管11の排気側11bは、旋回流を生じやすくするためにケース33の内周に沿うように接続されている。
サイクロン35の排気側35aは、吸込み管36を介してルーツ式ブロワ15の吸込み側に接続されている。37はルーツ式ブロワ15内に切削屑が流入しないように吸込み管36に介装されたメッシュ100μm程度の粗めフィルタを用いたフィルタである。38はルーツ式ブロワ15の吸込み口寄りに介装された真空計、39は同様に介装された安全弁である。
つぎに、かかる構成になる本考案の切削屑回収装置10の作用について説明する。
(1)本考案の切削屑回収装置10の運転を開始すると、吸込み口11aから吸い込まれる空気が吸込み管11、回収タンク30、ルーツ式ブロワ15、供給管16を通って冷却用エアノズル19及び吹き出し用エアノズル20に導かれて放出される循環サイクルが生ずる。
(2)樹脂加工機1によりワークwの切削加工が行なわれると、ワークwから切削屑xが連続して発生する。切削屑xは、吹き出し用エアノズル20から吹き出される圧力エアにより吸込み口11aに寄せられて吸込み管11に周囲の空気と一緒に吸い込まれ、回収タンク30のトラップ34に導かれ、サイクロン35により空気流速を低下させつつタンク本体31内で流動する空気から分離除去され、残りの空気だけがルーツ式ブロワ15に吸い込まれる。
(3)ルーツ式ブロワ15から排出される圧力エアは、空気流量調整機構21を通り、冷却用エアノズル19及び吹き出し用エアノズル20に導かれる。冷却用エアノズル19から吹き出す圧力エアはワークwを切削加工する工具6に吹き付けられ、加工により加熱する工具6を冷却する。
なお、循環する空気量については、空気流量調整機構21により圧力エアの流量と吸い込み空気量の比を1/3程度となるように調整するのが好ましい。
ここで、ルーツ式ブロワから吐出される空気の温度について述べる。
例えば、ブロワの口径50mm、吸込み圧力−10kPa、吐出圧力20kPa、容積効率75%、吸込み空気温度20℃の場合について公知の計算式で試算すると、吐出空気の温度は約55℃となる。この吐出空気の温度は、ルーツ式ブロワ15の排気側に接続される供給管16が長いこと、冷却用エアノズル19とワークwとの距離が50mm程度であることから約40℃程度まで低下することが認められるため、加工精度に及ぼす温度影響は少ないと言える。
この切削屑回収装置は、合成樹脂製ワークの切削加工時に発生する切削屑の回収と工具の冷却処理等に要する低圧エアを1台のルーツ式ブロワにてまかなうことができ、コンパクトで運転コストも安い。
本考案にかかる切削屑回収装置の説明図 従来の切削屑回収装置の説明図
符号の説明
1・・・樹脂加工機
6・・・工具
w・・・ワーク
x・・・切削屑
10・・・切削屑回収装置
11・・・吸込み管
11a・・・吸込み口
15・・・ルーツ式ブロワ
16・・・供給管
19・・・冷却用エアノズル
20・・・吹き出し用エアノズル
21・・・空気流量調整機構
30・・・回収タンク
34・・・トラップ
35・・・サイクロン

Claims (2)

  1. 合成樹脂製ワークの切削加工を行なう樹脂加工機の工具を空冷するために当該工具に近接して配置した冷却用エアノズルと、切削加工時に発生する切削屑を吸引する吸込み口を備えた吸込み管と、その切削屑を該吸込み口に向けて落下させるようにエアを吹き付ける吹き出し用エアノズルと、前記吸込み管の排気側に接続されて負圧発生手段により内部を負圧に保持される回収タンクとからなる切削屑回収装置において、
    前記負圧発生手段としてのルーツ式ブロワの排気側に、前記冷却用エアノズルと吹き出し用エアノズルとに圧力エアを供給する供給管を接続すると共に当該供給管に空気流量調整機構を介装し、同ブロワの吸込み側に接続された前記回収タンクにサイクロンを用いたトラップを設けたことを特徴とする切削屑回収装置。
  2. 前記空気流量調整機構については、前記供給管に第1流量調整弁を介装し、その第1流量調整弁の上流側で開設された分岐管に第2流量調整弁とサイレンサを順に装着してなることを特徴とする請求項1に記載の切削屑回収装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3212397U (ja) * 2017-06-28 2017-09-07 株式会社アンレット 粉塵類及び切削油類の回収装置
DE102013020820B4 (de) * 2013-12-17 2018-12-20 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Absaugvorrichtung und Werkzeugmaschine
CN115365556A (zh) * 2022-08-24 2022-11-22 福州大学 一种加工罗茨鼓风机扭叶转子可转位盘形铣刀及其安装方法

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