JP3130688U - バトン装置 - Google Patents

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惠一 奥村
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Abstract

【課題】簡単な機構でバトンを水平状態を維持したまま昇降動させることができ、また、バネを用いた低コストな手動引き上げ、引き下げ式の構造であっても昇降動が無理なくスムーズに行えるバトン装置を提供する。
【解決手段】バトン1と、バトン1を昇降させる昇降装置4と、バトン1と昇降装置4とを接続する接続部材とからなるバトン装置において、接続部材を幕体3とし、必要に応じて幕体3の一部又は全部にスクリーン生地5を用いたバトン装置。
【選択図】図1

Description

この考案は、会議室、宴会場、体育館、劇場等において、各種パネルやポスター或いは演出装置等の各種吊下物を昇降させるバトン装置に関するものである。
従来のバトン装置は、各種吊下物を固定するため水平状態に維持された長尺のバトンと、バトンを設置すべき位置の天井等に固定されバトンを昇降させる昇降装置とからなり、バトンと昇降装置とはベルトや紐等の紐状体で接続されて昇降装置の下にバトンを吊り下げるようにしておいて、昇降装置がこの紐状体を伸ばしたり縮めたりすることによりバトンの昇降動作をしていた。
紐状体によるバトンの昇降原理としては、例えば、直接ワイヤーを引き上げたり伸ばしたりしてバトンを昇降動させるものがあり、ワイヤーの駆動手段としては、手動によりワイヤーを巻いたり戻したりして行うものや(例えば、特許文献1参照)、電動巻上機等の機械的手段を用いるものがある(例えば、特許文献2参照)。
また、昇降装置の回転体にプーリーを設け、このプーリーにベルトやワイヤー等の紐状体を巻回し、回転体を駆動モーター等にて正逆回転駆動することにより、プーリーに巻かれた紐状体を巻き上げたり戻したりしてバトンを昇降動させるものもある(例えば、特許文献3参照)。
特開平8−245185号公報(図1) 実用新案登録第3064484号(図1) 実用新案登録第3038934号公報(図1、図2)
ところで、バトンを吊り下げているベルトやワイヤーなどの紐状体を引き上げたり伸ばしたりすることでバトンを昇降動させている場合、通常は長尺のバトンの両端部付近に紐状体を接続するが、バトンへの吊下物の重量によっては紐状体に負担がかかったりバトンが撓んだりすることになる。
そのため、上記特許文献1乃至3では、1本のバトンを3本以上の紐状体で吊して各紐状体の負担を軽減したりバトンの撓みを少なくしているが、全ての紐状体の長さ調整を適切に行わないと、一番短い2本の紐状体以外のものが弛んでしまうことがあると共に、バトンの昇降時の複数の紐状体の移動も同期して制御しなければバトンの水平状態を保持したままの昇降動が保てなくなる。
ここで特許文献3のように、複数のプーリーを設けた駆動軸自体を回転させることで、プーリーにベルトを巻き取るようにしたものは、各プーリーが同期して回転するため各ベルトも同期して昇降動するので、バトンの水平状態を維持したままの昇降動を図ることができる。
また、比較的軽量な吊下物を吊り下げるバトンにおいては、特許文献3のモーターによる駆動に変えて、巻きバネを用いて軸をプーリーの巻き取り方向に作用させておき、通常状態ではバネの力でバトンは上昇位置にあり、必要に応じてバトンを人力でバネ力に抗して引き下げ、所定位置で適宜手段によりバネの巻き取り作用を停止させ、バトンを任意の高さに保持するようにしたバネを用いた低コストな手動引き上げ、引き下げ式のバトン装置とすることもできる。
しかしながら、バトンが上昇した位置でベルトが巻き上がった時のバネの巻き取りトルクに比べて、バトンが下降した位置でベルト等が伸びきった時のバネの巻き取りトルクの方が強いため、バトンの位置による巻き上げトルクの変動が生じてしまう問題があった。
即ち、最下降付近の位置にあったバトンを巻き上げようとする場合は、ベルトが伸びきった際のバネの強力な巻き上げトルクでバトンの上昇速度が速くなり、吊下物が落下したり人体に当たって怪我をするおそれがあり、一方、バトンの位置が天井付近にある場合は、ベルトを巻き上げ済のバネの巻き上げトルクが少ないため、吊下物を吊り下げたバトンをうまく巻き上げられないおそれがあった。
そこでこの考案の課題は、簡単な機構でバトンを水平状態を維持したまま昇降動させることができ、また、バネを用いた低コストな手動引き上げ、引き下げ式の構造であっても昇降動が無理なくスムーズに行えるバトン装置を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、請求項1の考案は、バトンと、バトンを昇降させる昇降装置と、バトンと昇降装置とを接続する接続部材とからなるバトン装置において、接続部材を幕体としたバトン装置である。
また、請求項2の考案は、上記請求項1のバトン装置の考案において、幕体の一部又は全部にスクリーン生地を用いた構成を採用したものである。
また、請求項3の考案は、上記請求項1又は2に記載のバトン装置の考案において、幕体の少なくとも下部が透明素材となっている構成を採用したものである。
請求項1の考案によれば、バトンの昇降動を1つの幕体の巻き上げ、巻き戻しにて行うので、従来の複数本のベルトやワイヤーを用いたバトンに比較して、各紐状体の長さや巻き上げ速度の調整等を必要とせずに簡単な機構でバトンを水平状態を維持したまま昇降動させることが可能で、昇降時のバトンのバランスが良くなると共に、低コストなバトン装置となる。
また、接続部材が紐状体の場合、切れれば直ちにバトンが落下して事故につながるが、接続部材が紐状体に比べて強度を保ちやすい幕体を用いるので、切断抵抗を向上させた幕体を用いることでバトンの落下事故を未然に防ぐことができる。
更に、バネによる巻き取りドラムを利用したバトン装置を用いた場合、従来のもののようにバトンの位置によって巻き上げトルクが変動することがなく、バネによる巻き上げを利用したバトン装置であってもバトンのスムーズな昇降動が可能となる。
即ち、シート状の幕体は紐状のワイヤーやベルトに比べて重量があるので、バトンが下降位置にあり幕体が伸びた状態では、バネによる幕体の巻き取り力が強くなっているが、このバネの強力な巻き取りトルクに対して、バネにはバトンと吊下物の重量に加えて幕体の重量が加わっており、一方、バトンが上昇位置にあり幕体が巻き取られた状態ではバネによる幕体の巻き取り力が弱くなっているが、このバネの弱いトルクに対して、巻き取りドラムに巻き取られている幕体の重量が作用しないことになり、バトン位置によるバネの巻き上げトルクの変動を緩和することになり、バトンのスムーズな昇降動が得られる。
また、必然的に幕体の重量を加えたバトンを昇降動させるだけの力があるバネやモーターを用いることになるので、吊下物の有無やその重量に影響をあまり受けることなくスムーズなバトンの昇降動を行うことができる。
請求項2の考案によれば、バトン装置としての用途の他に、バトンを下まで伸ばした際にスクリーン装置としての役目も持たせることができ、体育館や会議室等でバトン装置とスクリーン装置を別々に購入して用意する必要がなくなりコスト削減に役立つ。
請求項3の考案によれば、幕体の少なくとも下部が透明素材であるので、幕体の下部の透明素材の部分のみが引き出された状態とすることで、バトンと天井付近の昇降装置との間にはバトンと昇降装置を接続する目障りな部材が見あたらず、あたかもバトンが空中に浮いているような印象を与えることができる。
以下、この考案の実施例を添付図面を参考にして説明する。
図1及び図2に示すように、この考案のバトン装置のバトン1は、水平状態を維持したまま図1中一点鎖線で示す最上昇位置から実線で示す最下降位置までの間の任意の位置で固定できるようになっており、必要に応じて吊下物を固定するための長尺状の取付具2をバトン1の長さ方向に沿って複数個設けている。
取付具2は、上部が蝶番となる2枚の板状体からなり、バネの力により両板状体は閉じており、バネの力に抗して下部を開き、紙等の吊下物を両板状体の間に入れてバネの力により閉じることで、吊下物を挟み込んで固定する構造であるが、取付具2の構造は上記のものに限定されず、既知の取付具であればどのような構造の物であってもよい。
上記バトン1の最上昇位置から最下降位置の間の昇降動は、バトン1に接続された可撓性を有するシート状の幕体3が昇降装置4により昇降動することにより行われている。
幕体3は軸に巻き取ることが可能な可撓性のもので、バトン1を吊下物と共に吊り下げる程度の強度があれば材質は特に限定されず、各種布シートや合成樹脂製シート等適宜なものを用いることができる。
また、この実施形態では、幕体3の表側を全面白一色のスクリーン生地5としており、バトン装置としての用途の他に、バトン1を最下降させた場合はスクリーン生地5が表れてスクリーン装置としても用途も得られる。
上記昇降装置4は、天井等に適宜手段により固定され、昇降装置4のカバー6内に、バネ等の巻き取り力が付勢された巻き取りドラム10(図2参照)が収納され、この巻き取りドラム10に幕体3が巻き付いてバネ等の力で巻き上げられており、このバネ力に抗してバトン1の中央部の把手7を手に持ったりフックに掛けてから引き下げた際は、幕体3は昇降装置4内の巻き取りドラムを巻き上げ方向と逆方向に回転させながら下方に移動し、巻き取りドラムに設けられた既知のカム手段により任意の引き下げ位置で巻き上げを停止できるようになっている。
図1及び図2のバトン装置は上記のような構造であり、体育館や会議室等で、ポスターやパネル等の各種軽量な展示物を取付具2により吊り下げ、昇降装置4内のカム機構等適宜手段によりバトン1を任意の位置で停止させてバトンとして用いると共に、バトン1を最下部まで引き下げて停止させ、スクリーン生地5を用いてスクリーン装置として用いることもでき、1台で2役の役目を果たすので、用具の保管場所の削減やコスト削減になる。
図3は、この考案の他の実施形態を示すもので、主要部分は図1のものと同一の構造であるが、幕体3の最下部から一定の範囲を透明素材8とし、その上をスクリーン生地5で構成したものである。
透明素材8としては、幕体3と同様、軸に巻き取ることが可能なものでバトン1を吊下物9と共に吊り下げる程度の強度がある透明なものでれば材質は特に限定されず、各種合成樹脂製シート等を用いることができる。
このようにすると、図3(A)のように、バトン1の通常の使用の際、ポスターやパネル等の展示物である吊下物9を吊り下げた状態で、天井付近の昇降装置4からバトン1の間には、幕体3のうち露出しているのは、透明素材8のみであり、吊下物9があたかも空中に浮かんでいるような印象を与えることになる。
図3(B)は、バトン1を把手7を下に引くことにより一番下まで引き下げて幕体3全体を露出させた状態を示すものであり、この場合、幕体3の上部のスクリーン生地5が露出し、この部分を映像投影用のスクリーン装置として利用することができる。
なお、スクリーン装置として用途が不要な場合は、幕体3の全体を透明素材8にて形成しても良い。
以上この考案の実施形態について述べたが、この考案は上記実施形態に限定されるものではなく、この考案の目的の範囲内で適宜変更して実施することができ、図示のものはバネによる昇降装置4と把手7による引き下げによりバトン1の高さ調整を行ったが、これに限定されず、例えば、モーターにより幕体3を自動的に昇降させる装置としても良い。
また、この実施形態では、バトン1の長さは昇降装置4のカバー6の長さと略同一としたが、バトン1の長さをカバー6より長く、即ち幕体3の両側から突出するような長さとしてもよい。
この考案のバトン装置の一例を示す正面図である。 この考案のバトン装置の一例を示す側面図である。 (A)(B)はこの考案のバトン装置の他の例を示す正面図である。
符号の説明
1 バトン
2 取付具
3 幕体
4 昇降装置
5 スクリーン生地
6 カバー
7 把手
8 透明素材
9 吊下物
10 巻き取りドラム

Claims (3)

  1. バトンと、バトンを昇降させる昇降装置と、バトンと昇降装置とを接続する接続部材とからなるバトン装置において、接続部材を幕体としたことを特徴とするバトン装置。
  2. 幕体の一部又は全部にスクリーン生地を用いたことを特徴とする請求項1に記載のバトン装置。
  3. 幕体の少なくとも下部が透明素材となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバトン装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021060476A (ja) * 2019-10-04 2021-04-15 日本スクリーン株式会社 掲示具及び掲示装置
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