JP3129840B2 - 電波高度計 - Google Patents

電波高度計

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JP3129840B2 JP04163341A JP16334192A JP3129840B2 JP 3129840 B2 JP3129840 B2 JP 3129840B2 JP 04163341 A JP04163341 A JP 04163341A JP 16334192 A JP16334192 A JP 16334192A JP 3129840 B2 JP3129840 B2 JP 3129840B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電波を利用して高度を
測定する電波高度計に関する。
【0002】
【従来の技術】レーダの原理に基づき、電波の往復時間
より高度を測定する電波高度計は良く知られているが、
近年飛行体に搭載される電波高度計では、飛行高度で受
信信号の増幅利得を制御して受信信号のダイナミックレ
ンジを抑えたり、飛行高度で送信電力を制御して秘匿性
を持たせる等の装置が開発されている。
【0003】次に、飛行高度における制御について説明
する。この種の電波高度計の受信電力Pγは次式(1) で
表される。 Pγ=Pt・(Gλ2 /16π)・(1/H2 )・σ0 ・・・(1) ここで、Pt:送信電力、G:アンテナゲイン、λ:送
信波長、H:飛行体の高度、σ0 :散乱係数である。式
(1) から明らかなように、受信電力Pγは飛行体の高度
Hの2乗に反比例するため、受信信号レベルのダイナミ
ックレンジを抑えるためには、飛行体の高度Hの2乗に
比例して増幅器の利得を増大させるような制御を行い、
また、秘匿性を持たせるためには、飛行体の高度Hの2
乗に対応させて送信電力Ptを増大させるような制御を
行えば、高度測定に支障をきたすことなく送信電力を低
く押さえた電波高度計が得られる。従って、従来の電波
高度計では、このような増幅利得の制御や送信電力の制
御を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
波高度計は以上のように構成されているので、秘匿性を
向上させるためには飛行体の高度に対応させて送信電力
Ptを制御するだけでは充分でないという問題点があっ
た。すなわち、上述の式(1) からも明らかなように、受
信電力Pγは散乱係数σ0に依存するが、この散乱係数
σ0 は地表の相違(陸上であるか海上であるか)や地形
の相違(陸上においては)により、大きく変動する。従
って、従来の電波高度計では、最低の散乱係数の地表に
おいても充分な検出ができるように送信電力Ptを制御
しており、このため散乱係数σ0 の大きい地表上空にお
いては、さらに送信電力を小さくできるにも係わらず、
必要以上の送信電力で放射されており、秘匿性向上が阻
害されていた。
【0005】本発明は、かかる問題点を解決するために
なされたものであり、散乱係数σ0をも考慮して送信電
力を制御することで常に最低限の送信電力を用いて高度
の測定が可能な電波高度計を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる電波高度
計は、飛行体の高度による受信信号のS/N比の劣化を
防止すべく高度データでフィードバック制御を行いなが
ら送信電力の上限を定め、反射信号の受信電力レベルを
一定に保つようフィードバック制御して上記上限内で送
信電力を増減させる手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
図において、1は送信アンテナ、2は電力制御器、3は
方向性結合器、4はVCO、5は高度変換器、6は鋸波
発生器、7は積分器、8は周波数弁別器、9はレベル判
定器、10はアンプ、11は検波器、12はミキサ、1
3は受信アンテナである。
【0008】次に動作について説明する。鋸波発生器6
で発生させた鋸波状の電圧波形が、VCO4に印加さ
れ、VCO4で直線周波数変調波を発生する。この周波
数変調波は送信波として、その一部が方向性結合器3に
よりミキサ12に供給され、また、電力制御器2を通し
て送信アンテナ1より地表へ放射される。そして、地表
で反射された反射信号は、その高度に比例した遅延時間
経過後に受信アンテナ13で受信され、ミキサ12で送
信波の一部と混合されてビート信号を得る。このビート
信号は、アンプ10で所定レベルまで増幅された後、周
波数弁別器8に入力され、設定周波数からのずれに比例
した誤差電圧を出力する。周波数弁別器8で出力された
誤差電圧は、積分器7で積分されて鋸波発生器6に入力
され、鋸波発生器6から出力される鋸波の傾斜を、誤差
電圧が0になる方向にフィードバック制御する。その結
果、常にビート信号の周波数が設定周波数となり、この
ときの鋸波の変調周期を高度変換器5で高度データ出力
に変換して出力する。
【0009】次に、送信電力Ptの制御について説明す
る。本発明では、送信電力Ptを飛行体の高度Hの2乗
に対応させてその上限を制御すると共に、地表の散乱係
数σ0 をも考慮して送信電力Ptを制御する。このため
図1に示す実施例では、高度変換器5で得られた高度デ
ータを電力制御器2へフィードバックして送信電力Pt
の上限を制御すると共に、アンプ10で所定レベルまで
増幅したビート信号を検波器11で検波して受信電力に
比例した電圧を発生させ、この電圧が一定となるように
電力制御器2で送信電力Ptをフィードバック制御す
る。また、レベル判定器9でビート信号レベルを判定
し、所定レベル(ハードウェアの制御限界)以下になれ
は警報を出す。
【0010】図2は、本発明における送信電力の制御を
説明するための図であり、従来の装置における送信電力
の制御は、予想される最低散乱係数の地表においても所
定の受信S/N比が確保できるように、高度の対数に対
し、6dB/octの傾斜で送信電力を制御していた。
本実施例においては、この6dB/octの傾斜を上限
とし、ハードウェアの制御限界を下限とする、図2の斜
線で示す領域で地表の散乱係数に合わせて送信電力を制
御し、所定の受信S/N比が確保できる最低限の送信電
力とする。散乱係数のダイナミックレンジは30dB近
くあり、このような制御を行わせることで、秘匿性を更
に向上させることができる。
【0011】なお、送信電力の上限は従来の装置と同様
に、6dB/octを上限としているので、瞬間的に受
信波を失った場合でも必要以上に送信電力は増大せず、
秘匿性を確保できる構成となっている。
【0012】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、高度の
みのパラメータだけでなく、地表の散乱係数に対応して
常に最低限の送信電力で電波ビームを放射するため、秘
匿性の向上が図れ、特に海上のような散乱係数の大きい
均一面を低空で飛行する場合などに顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の送信電力の制御を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
2 電力制御器 4 VCO 5 高度変換器 6 鋸波発生器 7 積分器 8 周波数弁別器 9 レベル判定器 11 検波器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛行体に搭載され、地表に向けて電波ビ
    ームを放射し、反射信号の遅延時間を測定して当該飛行
    体の飛行高度を得る電波高度計において、 当該飛行体の高度に依存する受信信号の劣化を防止すべ
    く高度データでフィードバック制御を行い上記電波ビー
    ムの送信電力の上限を予想される最低散乱係数の地表に
    おいて所定の受信S/N比が確保できるよう定める手
    段、 地表の散乱係数が相違しても上記反射信号の受信電力レ
    ベルが一定に保たれるよう上記受信電力レベルでフィー
    ドバック制御を行い上記上限内で送信電力を増減させる
    手段、 を備えたことを特徴とする電波高度計。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004095058A1 (ja) * 2003-04-22 2004-11-04 Shima Seiki Manufacturing, Ltd. 距離測定方法とその装置
KR102173403B1 (ko) * 2019-01-03 2020-11-03 숙명여자대학교산학협력단 미량의 오염물질 제거를 위한 흡착재의 성능 측정시스템 및 성능 측정방법

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JP2012194103A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Fujitsu Ltd レーダ装置

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