JP3129687U - 梯子 - Google Patents

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Abstract

【課題】確実に転倒を防止する。
【解決手段】補助脚部5(6)は、その一端部が、支柱2(3)の下部に回動自在に取り付けられ、他端部が、収納時に支柱2(3)に固定され、使用時に梯子1の設置面に当てられる。押え部材7(8)の突状部は、補助脚部5(6)に形成された複数の溝部のなかから、適切な溝部が選択されて挿入され、補助脚部5(6)の設置面となす角度に応じて、押え位置を調節して、補助脚部5(6)を確実に押える。
【選択図】図1

Description

この考案は、梯子に係り、例えば、建築現場等で用いられ、横滑り等による転倒防止のための補助脚部が支柱に取り付けられている梯子に関する。
従来より、例えば、高所作業時には、梯子や脚立が用いられる。梯子は、幅に対して長さが非常に長く、例えば、梯子を住宅の外壁に立て掛けて作業をするような場合には、梯子の先端部付近の高所に作業者がいると、重心が高くなり、作業者の動きや、物品の受渡し、突風の発生等によって、外力を受けてバランスを失うと、横滑りして、横倒れすることがあり、作業者が転落する虞があるので、作業者によって大変危険であった。
このため、梯子の下部に、補助脚部を設けて、使用時に引き出して両側に張り出して、梯子本体を支えて安定させて、横倒れを防止する技術が提案されている。
解決しようとする問題点は、上記従来技術では、確実に転倒を防止することが困難であるという点である。
すなわち、補助脚部が梯子の下部の限られた部位に収納され、これを引き出して使用するので、長さを確保できず、比較的大きな外力が上部にかかると、耐えきれなくなて、作業員を載せたまま横倒れしてしまう。また、収納された補助脚部を引き出して使用するまでに時間と手間がかかる。
この考案は、上述の事情に鑑みてなされたもので、簡素な構成ながら、確実に横倒れ等の転倒を防止することができる梯子を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の考案は、一対の支柱と、上記両支柱間に互いに平行に配置された複数の踏桟と、上記両支柱に取り付けられた一対の補助脚部とを備えてなる梯子に係り、上記補助脚部は、その一方の端部が、上記支柱の側部に、上記支柱及び上記踏桟に略垂直な方向に沿った回動軸の周りに回動自在に取り付けられた長尺部材からなり、他方の端部が、使用時に当該梯子の設置面に当てられ、梯子本体を支えるために用いられることを特徴としている。
また、請求項2記載の考案は、請求項1記載の梯子に係り、使用時に上記補助脚部が上記設置面に対して固定されるように、上記補助脚部の所定の部位を上方から押える押え部材を備えてなることを特徴としている。
また、請求項3記載の考案は、請求項2記載の梯子に係り、上記押え部材は、その一方の端部が、上記支柱の側部に、上記支柱及び上記踏桟に略垂直な方向に沿った回動軸の周りに回動自在に取り付けられ、他方の端部が、使用時に上記補助脚部の所定の部位を押える長尺部材からなることを特徴としている。
また、請求項4記載の考案は、請求項3記載の梯子に係り、上記押え部材の上記他方の端部には、上記補助脚部にその長さ方向に沿って形成された複数の孔部又は凹部に、挿入されるか又は突き当てられる凸部が形成されていることを特徴としている。
また、請求項5記載の考案は、請求項1乃至4のいずれか1に記載の梯子に係り、上記補助脚部の上記一方の端部は、上記支柱の下端部に取り付けられ、上記補助脚部は、上記支柱と略同一の長さを有していると共に、上記補助脚部及び上記押え部材は、非使用時に、それぞれの上記他方の端部が上記支柱に固定されて、上記支柱の側部に取り付けられることを特徴としている。
この考案の構成によれば、補助脚部は、その一端部が、支柱の側部に、支柱及び踏桟に略垂直な方向に沿った回動軸の周りに回動自在に取り付けられた長尺部材からなり、他端部が、使用時に梯子の設置面に当てられるので、簡素な構成ながら、確実に横倒れ等の転倒を防止することができる。
補助脚部は、その一端部が、支柱の側部に、支柱及び踏桟に略垂直な方向に沿った回動軸の周りに回動自在に取り付けられた長尺部材からなり、他端部が、使用時に梯子の設置面に当てられることによって、簡素な構成ながら、確実に横倒れ等の転倒を防止するという目的を実現した。
図1は、この考案の第1の実施例である梯子の構成を示す正面図、図2は、図1のA−A線に沿った断面図、図3は、図1のB−B線に沿った断面図、図4は、図1のC−C線に沿った断面図、図5は、同梯子の補助脚部の構成を示す図、図6は、同梯子の押え部材の構成を示す図、また、図7乃至図10は、同梯子の動作を説明するための説明図である。
この例の梯子1は、図1及び図9に示すように、一対の長尺な支柱(側枠)2,3と、両支柱2,3間に互いに平行にかつ等間隔に配置された複数の踏桟4,4,…と、一端部が、両支柱2,3に、支柱2,3及び踏桟4,4,…に略垂直な方向に沿った回動軸の周りに回動自在に取り付けられ、他端部が、収納時に支柱2,3に固定されると共に、使用時に梯子1の設置面Gに当てられる長尺な一対の補助脚部5,6と、使用時に補助脚部5,6が設置面Gに対して固定されるように補助脚部5,6を押える一対の押え部材7,8とを備えてなっている。
なお、支柱2,3の下端部には、支柱2,3が設置面Gに対して所定の範囲内の角度をなして壁等に立て掛けられるための脚端具11,12が取り付けられている。
支柱2(3)は、例えば、ステンレス鋼製の断面溝形の部材からなり、図2に示すように、ウェブ部13(14)と、ウェブ部13(14)の両側に形成されたフランジ部15,15(16,16)とを有し、ウェブ部13,14同士が内側となるように配置されている。
また、支柱2(3)のフランジ部15,15(16,16)の補助脚部5(6)の一端部のフランジ部が対向配置される所定の部位には、図3に示すように、固定具としてのボルトM1の軸部を挿通するための雌なじが螺設されていないボルト挿通孔15a,15a(16a,16a)が形成されている。
なお、ボルト挿通孔15a,15a(16a,16a)は、その径が、ボルトM1の径より若干大きく設定されている。
また、支柱2(3)のフランジ部15,15(16,16)の押え部材7(8)の一端部のフランジ部が対向配置される所定の部位には、図4に示すように、固定具としてのボルトM2の軸部を挿通するための雌なじが螺設されていないボルト挿通孔15b,15b(16b,16b)が形成されている。
なお、ボルト挿通孔15b,15b(16b,16b)は、その径が、ボルトM2の径より若干大きく設定されている。また、ボルト挿通孔15b,15b(16b,16b)には、共通のボルトM2の軸部が挿通される。
また、支柱2(3)のフランジ部15,15(16,16)の補助脚部5(6)の収納時に、補助脚部5(6)の他端部のフランジ部が対向配置される所定の部位には、図8に示すように、固定具としてのボルトM3の軸部を挿通するための雌なじが螺設されていないボルト挿通孔(不図示)が形成されている。
各踏桟4は、例えば、ステンレス鋼製の上側に平坦部を有する中空部材からなり、支柱2,3間に掛け渡された状態で、例えば、溶接によって、両端部が支柱2,3に固定されている。
補助脚部5(6)は、例えば、ステンレス鋼製の断面溝形の部材からなり、図3に示すように、ウェブ部22(23)と、ウェブ部22(23)の両側に形成されたフランジ部24,24(25,25)とを有し、一端部が支柱2(3)の下部の所定の部位に、固定具を用いて、回動自在に取り付けられている。
補助脚部5(6)は、収納時に、ウェブ部22(23)が外側を向くように、支柱2(3)に取り付けられる。補助脚部5(6)は、ウェブ部22(23)の幅が、支柱2(3)のウェブ部13(14)の幅よりも小さく設定され、収納時には、支柱2(3)のウェブ部13(14)と、フランジ部15,15(16,16)とで囲まれた溝部に略収まるように寸法が設定されている。
また、補助脚部5(6)の一端部のフランジ部24,24(25,25)の所定の部位には、図3に示すように、固定具としてのボルトM1の軸部を挿通するための雌なじが螺設されていないボルト挿通孔24a,24a(25a,25a)が形成されている。
なお、ボルト挿通孔24a,24a(25a,25a)は、その径が、ボルトM1の径より若干大きく設定されている。
支柱2(3)のフランジ部15,15(16,16)と、補助脚部5(6)のフランジ部24,24(25,25)の一端部とが組み合わされた状態で、ボルトM1が、ボルト挿通孔15a,15a(16a,16a)とボルト挿通孔24a,24a(25a,25a)とに挿通され、ボルトM1の軸部にナットN1が螺合することによって、補助脚部5(6)の一端部は、支柱2(3)に回動自在に取り付けられる。
また、補助脚部5(6)の他端部のフランジ部24,24(25,25)の所定の部位には、図8に示すように、固定具としてのボルトM3の軸部を挿通するための雌なじが螺設されていないボルト挿通孔(不図示)が形成されている。
補助脚部5(6)及び押え部材7(8)の収納時に、支柱2(3)のフランジ部15,15(16,16)の所定の部位と、補助脚部5(6)のフランジ部24,24(25,25)との他端部が、対向配置されるように、かつ、ボルト挿通孔が軸を共通として合わされた状態で、支柱2(3)のフランジ部15,15(16,16)と、補助脚部5(6)のフランジ部24,24(25,25)の他端部とに形成されたがボルト挿通孔に、ボルトM3が挿通され、ボルトM3の軸部にナット(不図示)が螺合することによって、補助脚部5(6)の他端部が、支柱2(3)に固定される。
こうして、補助脚部5(6)が支柱2(3)の溝内に収納される。ここで、押え部材7(8)は、支柱2(3)と補助脚部5(6)とが、ウェブ部を互いに対向させた状態で形成された断面矩形状の収納空間内に保持されて、収納される。
また、補助脚部5(6)のウェブ部22(23)の押え部材7(8)の先端部が当てられる所定の領域には、図5及び図7に示すように、長さ方向に沿って複数のスリット状の溝部22a(23a)が形成されている。
押え部材7(8)は、例えば、ステンレス鋼製の断面溝形の部材からなり、図4に示すように、ウェブ部27(28)と、ウェブ部27(28)の両側に形成されたフランジ部29,29(31,31)とを有し、一端部が支柱2(3)の補助脚部5,6の取付位置よりも上方の所定の部位に、固定具を用いて、回動自在に取り付けられている。
押え部材7(8)は、収納時に、ウェブ部27(28)が外側を向くように、支柱2(3)に取り付けられる。押え部材7(8)は、ウェブ部27(28)の幅が、補助脚部5(6)のウェブ部22(23)の幅よりも小さく設定され、収納時には、支柱2(3)の溝部と、補助脚部5(6)の溝部とで囲まれて形成された収納空間内に略収まるように寸法が設定されている。
また、押え部材7(8)の一端部のフランジ部29,29(31,31)の所定の部位には、図4に示すように、固定具としてのボルトM2の軸部を挿通するための雌なじが螺設されていないボルト挿通孔29a,29a(31a,31a)が形成されている。
なお、ボルト挿通孔29a,29a(31a,31a)は、その径が、ボルトM2の径より若干大きく設定されている。
支柱2(3)のフランジ部15,15(16,16)の所定の部位と、押え部材7(8)のフランジ部29,29(31,31)の一端部とが組み合わされた状態で、ボルトM2が、ボルト挿通孔15b,15b(16b,16b)とボルト挿通孔29a,29a(31a,31a)に挿通され、ボルトM2の軸部にナットN2が螺合することによって、押え部材7(8)の一端部は、支柱2(3)に回動自在に取り付けられる。
また、ボルト挿通孔29a,29a(31a,31a)には、共通のボルトM2の軸部が挿通される。
押え部材7(8)の先端部においては、図6及び図7に示すように、フランジ部29,29(31,31)が除去されて、ウェブ部27(28)が、補助脚部5(6)の所定の溝部22a(23a)に挿通される突状部27a(28a)として突設されている。
使用時には、補助脚部5(6)と梯子1の設置面(地面)Gとのなす角度に応じて、補助脚部5(6)が設置面Gに対して固定されるように、突状部27a(28a)が挿入されるべき溝部22a(23a)として、複数の溝部22a,22a,…(23a,23a,…)のなかから、適切な溝部22a(23a)が選択される。
補助脚部5(6)及び押え部材7(8)の収納時には、押え部材7(8)を支柱2(3)の溝部内に配置した状態で、支柱2(3)のフランジ部15,15(16,16)の所定の部位と、補助脚部5(6)のフランジ部24,24(25,25)との他端部が、対向配置されるように、かつ、ボルト挿通孔が軸を共通として合わせられて、支柱2(3)のフランジ部15,15(16,16)と、補助脚部5(6)のフランジ部24,24(25,25)の他端部とに形成されたがボルト挿通孔に、ボルトM3が挿通され、ボルトM3の軸部にナット(不図示)が螺合することによって、補助脚部5(6)の他端部が、支柱2(3)に固定される。
こうして、押え部材7(8)は、支柱2(3)と補助脚部5(6)とが、ウェブ部を互いに対向させた状態で形成された断面矩形状の収納空間内に保持されて、収納される。
次に、図7乃至図10を参照して、この例の梯子1の動作について説明する。
使用時には、補助脚部5(6)と梯子1の設置面Gとのなす角度に応じて、補助脚部5(6)が設置面Gに対して固定されるように、押え部材7(8)の突状部27a(28a)が挿入されるべき溝部22a(23a)として、図7に示すように、複数の溝部22a,22a,…(23a,23a,…)のなかから、適切な溝部22a(23a)が選択されて、突状部27a(28a)が挿入される。
例えば、図9に示すように、設置面Gが一様に平坦な場合には、補助脚部5,6は、梯子本体の対称軸に対して左右対称に配置され、押え部材7,8の突状部27a,28aは、共に、長さ方向に沿って上記対称軸から等距離の溝部22a,23aに嵌め込まれる。
また、梯子本体の配置位置の近傍の地面に、図10に示すように、梯子本体から遠い位置が低くなった段差部33が存在している場合には、補助脚部5と設置面Gとのなす角度よりも、補助脚部6と設置面Gとのなす角度の方が大きくなるため、押え部材8の突状部28aは、設置面Gが一様に平坦な場合よりも上記対称軸側にずれた溝部23aに、嵌め込むことで、両補助脚部5,6が設置面Gに対して固定されるようになる。
補助脚部5(6)及び押え部材7(8)の収納時には、図8に示すように、支柱2(3)のフランジ部15,15(16,16)の所定の部位と、補助脚部5(6)のフランジ部24,24(25,25)の他端部とが、対向配置されるように、かつ、ボルト挿通孔が軸を共通として合わされた状態で、支柱2(3)のフランジ部15,15(16,16)と、補助脚部5(6)のフランジ部24,24(25,25)の他端部とに形成されたがボルト挿通孔に、ボルトM3が挿通され、ボルトM3の軸部にナット(不図示)が螺合することによって、補助脚部5(6)の他端部が、支柱2(3)に固定される。
こうして、補助脚部5(6)が支柱2(3)の溝内に収納される。ここで、押え部材7(8)は、支柱2(3)と補助脚部5(6)とが、ウェブ部を互いに対向させた状態で形成された断面矩形状の収納空間内に保持されて、収納される。
このように、この例の構成によれば、補助脚部5(6)は、その一端部が、支柱2(3)の側部に、支柱2(3)及び踏桟4に略垂直な方向に沿った回動軸の周りに回動自在に取り付けられた長尺部材からなり、他端部が、収納時に支柱2(3)に固定されると共に、使用時に当該梯子1の設置面Gに当てられ、梯子本体を支えるので、簡素な構成ながら、確実に転倒を防止することができる。
しかも、補助脚部5(6)の一端部を、支柱2(3)の下部に取り付けるように構成されているので、従来技術に比べ、補助脚部5(6)の長さを長くすることができ、梯子本体を安定化させて、横ずれによる脱落や転倒等を、一段と確実に防止することができる。
また、補助脚部5(6)によって、補助脚部5(6)を押えて、補助脚部5(6)を設置面Gに対して確実に固定することができる。
また、押え部材7(8)の突状部27a(28a)が挿入されるべき溝部22a(23a)として、複数の溝部22a,22a,…(23a,23a,…)のなかから、適切な溝部22a(23a)が選択されて、突状部27a(28a)が挿入されるので、補助脚部5(6)の設置面Gとなす角度に応じて、押え位置を調節して、補助脚部5(6)を確実に押えることができ、段差がある箇所や、凹凸の激しい不整面でも対応することができる。
図11は、この考案の第2の実施例である梯子の構成を示す図、また、図12は、同梯子の動作を説明するための説明図である。
この例が上述した第1の実施例と大きく異なるところは、第1の実施例では補助脚部及び押え部材として、断面溝形の部材を用いたのに対して、補助脚部として断面山形の部材を用い、押え部材として棒状部材を用いた点である。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、第1の実施例と同一の構成要素については、図11及び図12において、図3及び図7で用いた符号と同一の符号を用いて、その説明を簡略にする。
この例の梯子1Aは、図11及び図12に示すように、一対の支柱41,42と、両支柱41,42間に互いに平行にかつ等間隔に配置された複数の踏桟43,43,…と、一端部が、両支柱41,42に、支柱41,42及び踏桟43,43,…に略垂直な方向に沿った回動軸の周りに回動自在に取り付けられ、他端部が収納時に支柱41,42に固定されると共に、使用時に梯子の設置面Gに当てられる長尺な一対の補助脚部44,45と、使用時に補助脚部44,45が設置面Gに対して固定されるように補助脚部44,45を押える一対の押え部材46,47とを備えてなっている。
支柱41(42)は、図11に示すように、ウェブ部48(49)と、ウェブ部48(49)の両側に形成されたフランジ部51,51(52,52)とを有し、ウェブ部48,49同士が内側となるように配置されている。
また、支柱41(42)のフランジ部51,51(52,52)の補助脚部44(45)の一端部のフランジ部が対向配置される所定の部位には、固定具としてのボルトM4の軸部を挿通するための雌なじが螺設されていないボルト挿通孔51a(52a)が形成されている。
補助脚部44(45)は、図11及び図12に示すように、断面山形(L字形)の長尺部材からなり、底板部53(54)と、底板部53(54)の端縁から垂直に折曲延設された側板部55(56)とを有し、一端部が支柱41(42)の下部の所定の部位に、固定具を用いて、回動自在に取り付けられている。
補助脚部44(45)は、収納時に、底板部53(54)の外面が外側を向くように、支柱41(42)に取り付けられる。補助脚部44(45)は、底板部53(54)の幅が、支柱41(42)のウェブ部48,49の幅よりも小さく設定され、収納時には、支柱41(42)のウェブ部48(49)と、フランジ部51,51(52,52)とで囲まれた溝部に略収まるように寸法が設定されている。
また、補助脚部44(45)の一端部の側板部55(56)の所定の部位には、図11に示すように、固定具としてのボルトM4の軸部を挿通するための雌なじが螺設されていないボルト挿通孔55a(56a)が形成されている。
支柱41(42)のフランジ部51,51(52,52)と、補助脚部44(45)の側板部55(56)の一端部とが組み合わされた状態で、ボルトM4が、ボルト挿通孔51a(52a)とボルト挿通孔55a(56a)に挿通され、ボルトM4の軸部にナットN4が螺合することによって、補助脚部44(45)の一端部は、支柱41(42)に回動自在に取り付けられる。
また、補助脚部44(45)の底板部53(54)の押え部材46,47の先端部が当てられる所定の領域には、図12に示すように、長さ方向に沿って複数の円形状の孔部53a(54a)が形成されている。
押え部材46(47)は、図12に示すように、断面円形の棒状部材からなり、一端部が支柱41(42)の補助脚部44(45)の取付位置よりも上方の所定の部位に、固定具を用いて、回動自在に取り付けられている。
押え部材46(47)の先端部には、図12に示すように、孔部53a(54a)に嵌め込まれる断面円形状の突状部46a(47a)が形成されている。
使用時には、補助脚部44(45)と梯子1Aの設置面Gとのなす角度に応じて、補助脚部44(45)が設置面Gに対して固定されるように、突状部46a(47a)が挿入されるべき孔部53a(54a)として、複数の孔部53a,53a,…(54a,54a,…)のなかから、適切な孔部53a(54a)が選択される。
この例の構成によれば、上述した第1の実施例と略同様の効果を得ることができる。
加えて、構成を一段と簡素化し、コストを低減し、かつ、軽量化を図ることができる。
図13は、この考案の第3の実施例である梯子の構成及び動作を説明するための説明図である。
この例が上述した第1の実施例と大きく異なるところは、第1の実施例では、梯子本体を、伸縮機能のない一連形式としたのに対して、梯子本体を2連形式として、伸縮機能を持たせた点である。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、第1の実施例と同一の構成要素については、図13において、図9で用いた符号と同一の符号を用いて、その説明を簡略にする。
この例の梯子1Bは、図13に示すように、梯子本体が2連形式の梯子であり、下位梯子61と、下位梯子61の後に摺動自在(昇降自在)に連結された上位梯子62と、下位梯子61の両側に、回動自在に取り付けられた一対の補助脚部63,64と、補助脚部63,64を押える一対の押え部材65,66とを備えてなっている。
なお、この梯子1Bには、上位梯子昇降用のロープ(不図示)と、使用状態で下位梯子61に対する上位梯子62の下方への変位を阻止すると共に、ここから上位梯子62を所定量以上上方へ変位させた際に、この変位を許容するロック/ロック解除部67とが設けられている。
この例の構成によれば、上述した第1の実施例と略同様の効果を得ることができる。
以上、この考案の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの考案に含まれる。
例えば、上述した実施例では、補助脚部に、溝部や孔部を設ける場合について述べたが、これに限らず、単に窪みを形成し、この窪みに押え部材の先端を突き当てて、補助脚部を固定するように構成しても良い。
また、高所作業時のほか、例えば、地表の開口から地下への降下時等に用いることができる。
また、補助脚部は、溝形や山形に限らず、H形や、I形、T形の部材を用いても良い。また、平板状や棒状の部材を用いても良い。
また、支柱や、踏桟、補助脚部、押さえ部材は、ステンレス鋼製に限らず、例えば、アルミニウム等の他の金属製であっても良いし、合金製であっても良い。また、複合材料や、合成樹脂、木材を用いた部材であっても良い。
また、補助脚部や、押さえ部材の一端部を支柱に回動自在に取り付ける際の取付方法としては、固定具として、ボルト及びナットを用いる方法に限らず、例えば、頭部付きのピン状部材の軸部を挿通孔に挿通させて、端部を折曲させても良い。
また、補助脚部を支柱の溝部に収納する際の固定方法としては、ボルト及びナットを用いる方法に限らず、例えば、補助脚部及び押え部材の他端部を、所定の嵌着具を用いて支柱に固定するようにしても良い。また、ボルトの軸部の端部に形成した挿入孔にピン状部材を挿入して、ナットやボルトの脱落を防止するようにしても良い。
また、収納時は、例えば、補助脚部5,6の他端部のほか、押え部材の他端部も固定具を用いて固定するようにしても良い。
また、押え部材は、必ずしも設けなくて良く、使用時に、補助脚部の先端部を、例えば、所定の固定具(締結具)や重量物で押えても良いし、近傍の構造物の凹部に、係止させるようにしても良い。
また、第2の実施例で、図14に示すように、補助脚部71の断面山形の部材の底板部72を、例えば、支柱41の外側に配置するようにして、支柱41に取り付けても良い。この場合、補助脚部71の一端部では、底板部72を除去して、側板部73の端部を支柱41のフランジ部51の内面側に取り付ける。
また、図15に示すように、補助脚部71の一端部で、側板部73の端部を、例えば、支柱41のフランジ部51の外面側に取り付けるようにしても良い。
また、第3の実施例で、2連(2段構成)の梯子に適用する場合について述べたが、3連以上の場合にも適用することができる。
また、補助脚部を伸縮機能を有さない固定式の場合について述べたが、梯子本体に合わせて、補助脚部も伸縮可能に構成しても良い。また、2連式の場合、上位梯子の方に、補助脚部及び押え部材を取り付けるようにしても良い。
この考案の第1の実施例である梯子の構成を示す正面図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 図1のB−B線に沿った断面図である。 図1のC−C線に沿った断面図である。 同梯子の補助脚部の構成を示す図である。 同梯子の押え部材の構成を示す図である。 同梯子の動作を説明するための説明図である。 同梯子の動作を説明するための説明図である。 同梯子の動作を説明するための説明図である。 同梯子の動作を説明するための説明図である。 この考案の第2の実施例である梯子の構成を示す図である。 同梯子の動作を説明するための説明図である。 この考案の第3の実施例である梯子の構成及び動作を説明するための説明図である。 この考案の第2の実施例の変形例である梯子の補助脚部の構成を示す図である。 この考案の第2の実施例の別の変形例である梯子の補助脚部の構成を示す図である。
符号の説明
1,1A,1B 梯子
2,3、41,42 支柱
4,43 踏桟
5,6、44,45、63,64 補助脚部
7,8、46,47、65,66 押え部材
13a,14a 溝部(孔部)
27a,28a 突状部(凸部)
46a,47a 孔部
53a,54a 突状部(凸部)
G 設置面

Claims (5)

  1. 一対の支柱と、前記両支柱間に互いに平行に配置された複数の踏桟と、前記両支柱に取り付けられた一対の補助脚部とを備えてなる梯子であって、
    前記補助脚部は、その一方の端部が、前記支柱の側部に、前記支柱及び前記踏桟に略垂直な方向に沿った回動軸の周りに回動自在に取り付けられた長尺部材からなり、他方の端部が、使用時に当該梯子の設置面に当てられ、梯子本体を支えるために用いられることを特徴とする梯子。
  2. 使用時に前記補助脚部が前記設置面に対して固定されるように、前記補助脚部の所定の部位を上方から押える押え部材を備えてなることを特徴とする請求項1記載の梯子。
  3. 前記押え部材は、その一方の端部が、前記支柱の側部に、前記支柱及び前記踏桟に略垂直な方向に沿った回動軸の周りに回動自在に取り付けられ、他方の端部が、使用時に前記補助脚部の所定の部位を押える長尺部材からなることを特徴とする請求項2記載の梯子。
  4. 前記押え部材の前記他方の端部には、前記補助脚部にその長さ方向に沿って形成された複数の孔部又は凹部に、挿入されるか又は突き当てられる凸部が形成されていることを特徴とする請求項3記載の梯子。
  5. 前記補助脚部の前記一方の端部は、前記支柱の下端部に取り付けられ、前記補助脚部は、前記支柱と略同一の長さを有していると共に、前記補助脚部及び前記押え部材は、非使用時に、それぞれの前記他方の端部が前記支柱に固定されて、前記支柱の側部に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の梯子。
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