JP3129587U - 簡易移動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋外カートや車椅子ほど大げさではなく、簡易かつコンパクトに収納でき、しかも軽量であって、自立歩行できる者が出先に持ち出して自走式室内カー等として簡易に利用できるようにした、従来の何れの乗り物の範疇にも属さない簡易移動装置を提供する。
【解決手段】車体ユニットU1に対して前輪ユニットU2を着脱可能としたものであって、車体ユニットU1は少なくとも背、座及び2つの後輪3を有するとともに折り畳み機構を備えて折り畳み可能であり、前輪ユニットU2は少なくとも上部にハンドル5を有し下部に1つの前輪2を有するとともに連結部を介して車体ユニットU1の前方に着脱可能に連結される。そして、これら両ユニットU1,U2の連結状態において、2つの後輪3と1つの前輪2の計3輪によって走行可能な状態が得られるようにした。
【選択図】図4

Description

本考案は、従来にはないコンセプトのレジャーカーやショッピングカー等として利用可能な簡易移動装置に関するものである。
歩行を補助する手段の代表的なものに車椅子がある。車椅子は、特許文献1等に示されるように、前輪2輪及び後輪2輪の計4輪によって車体を安定支持し、後輪には手で漕げるように径の大きいホイールが付帯しており、車体全体はワゴン車等に積んで移動できるように折り畳み可能とされているのが通例である。
一方、自立歩行できる者は、一般にこのような車椅子を使用することはない。このような者の移動を助けるもののうち一般車両ほど大掛かりでないものとして、特許文献2等に示されるような電動式のカート等が市場に提供されている。これらは専ら屋外で使用されることを前提に作られ、車椅子等に比べると遥かに頑強で重厚なものになっている。
特開2006−175021号公報 特開2002−2489号公報
ところで、自立歩行が可能で車椅子等とは縁の無い者であっても、外出先で疲労することは多々ある。このため、例えばショッピングモールやレジャー施設等の出先、特に屋内において、気軽に座ってゆっくり回遊できる手段があれば、体力の弱っている者や体調の悪い者は勿論のこと、健康な者にとっても大変便利である。
しかしながら、従来の乗り物にはこのような発想に基づく移動補助手段は皆無である。
すなわち、上記のように従来の車椅子は、専ら非健常者や一時的に自立歩行できない者のための補助器具であるというのが社会通念があり、敢えて通常の者が利用するにしても、身体機能を常時補完するための機能を重視して作られているため不要な時に折り畳んで持ち歩けるほど軽量コンパクトではなく、ファッション性にも殆ど配慮が払われていない。
さりとて、前述した電動カート等は専ら屋外仕様の頑強なものであることから、室内に持ち込むことはできず、車に積んで移動させることもできない。
すなわち、健常者等が使うためには、重量は大幅に軽量化されることが望まれるし、手軽に取り扱えるためにはコンパクトに折り畳めるものでなければならない。
本考案は、このような実情に鑑みてなされたものであって、従来の乗り物の固定観念にとらわれず、全く新たな着想に基づいて、屋外カートや車椅子ほど大げさではなく、簡易かつコンパクトに折り畳め、しかも軽量であって、自立歩行できる者が出先に持ち出して自走式室内カー等として簡易に利用できるようにした、従来の何れの乗り物の範疇にも属さない簡易移動装置を提供することを目的としている。
本考案は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本考案の簡易移動装置は、車体ユニットに対して前輪ユニットを着脱可能としたものであって、車体ユニットは少なくとも背座及び後輪2輪を有するとともに折り畳み機構を備えて折り畳み可能であり、前輪ユニットは少なくとも上部にハンドルを有し下部に前輪1輪を有するとともに連結部を介して車体ユニットの前方に着脱可能に連結されるものであり、これらの連結状態において後輪2輪と前輪1輪の計3輪によって走行可能とされることを特徴とする。
このように、本考案の簡易移動装置は、折り畳み可能な三輪型の簡易移動装置とした点で、従来にない全く斬新なものである。そして、3輪とすることで、車椅子のような4輪構造に比してフレームや車軸の構造等が簡素になるため、全体としての軽量コンパクトが図れ、小回りも利く上に、車体ユニットと前輪ユニットとを分離すれば、車体ユニットは更にコンパクトに折り畳むことができ、前輪ユニットはそれ自体コンパクトであるため、これらを容易に取り扱うことが可能となる。
連結前の車体ユニットに連結に適した適切な状態を付与するためには、車体ユニットに、前輪ユニット連結前の状態で後輪と協働して車体ユニットの自立移動を担保する補助輪を設けておくことが好ましい。
この場合、補助輪を必要なときのみ機能させるためには、車体ユニットに前輪ユニットを連結した状態で補助輪が非接地状態となるように設定しておくことが望ましい。
車体ユニットに着座した状態で前輪ユニットの着脱を無理なく行えるようにするためには、連結部は、前輪ユニット側にあって車体ユニットの幅方向中央部に沿って延びる前後フレームと、車体ユニット側にあって車体ユニットの展開状態で前下方に位置する足載せとの間を連結するものであることが有効である。
自動走行機能を無駄なく実現するためには、前輪ユニットに前輪を回転駆動する駆動部を設けるとともに、この駆動部の一部に足載せを構成又は支持させておくことが好適である。
必要に応じて利用者が自力走行する機能を備え、非常時等の備えともするためには、車体ユニットに少なくとも後輪の一方を回転駆動する駆動部を設けるとともに、前輪ユニットに前輪を回転させるペダルを設けておく構成が有効となる。
駆動部を車軸付近にコンパクトに組み込むためには、駆動部が車軸を直接駆動するモータを組み込んだものであることが好都合である。
車体ユニットが、前輪ユニットを連結していない状態で折り畳み機構を介して後輪同士が相寄る方向に折り畳まれるものである場合に、車体ユニットに足載せを適切かつ効果的に設けるためには、足載せがその折り畳み動作を妨げないように使用位置から退避可能とされ、足載せを使用位置に保持して前輪ユニットを連結することによって足載せの回転及び車体ユニットの折り畳みが連結部によって禁止されるようにしていることが好ましい。
或いは、車体ユニットが、折り畳み機構を介して後輪同士が相寄る方向に折り畳まれるものである場合に、コンパクトな収納状態を実効あらしめるためには、その折り畳んだ車体ユニットの幅寸法内に収まるように前輪ユニットのハンドルの長さも規定しておくことが望ましい。
本考案の簡易移動装置は、以上説明した構成であるから、構造簡素にして軽量コンパクト化が図れ、シンプルであるがゆえにデザイン化を追求することも容易であり、折り畳んで車のトランク等に容易に積み込み、出先で必要に応じ簡単に展開して使用できるため、健常者がレジャー施設やビルのフロアー等で気軽にレジャーカーあるいはショッピングカーとして利用できる従来にはない全く新しい乗り物として利用に供することができる。
以下、本考案の一実施形態を、図面を参照して説明する。
この簡易移動装置は、図1〜図3に示すように、一つの前輪2と二つの後輪3の計3輪で走行するようにしたものであり、不使用時には図4に矢印で示すように車体ユニットU1と前輪ユニットU2とを分離させ、図5及び図6に矢印で示すように車体ユニットU1を幅方向にコンパクトに折り畳んで、前輪ユニットU2とともに車のトランク等に積み込めるようにしている。
具体的に説明すると、車体ユニットU1は、前後に延びる左右一対のベースフレーム11、11の間及びその上段側に位置する左右一対の座受フレーム12,12の間が折り畳み機構4を構成する2対のXリンク41、42によって接続されており、下段側のベースフレーム11、11同士、上段側の座受フレーム12、12同士が、互いに相寄る方向に折り畳み可能とされている。Xリンク41、42は、図2及び図3に示す展開時の車体ユニットU1の幅を図5及び図6に示すように1/3程度にまで折り畳めるように構成されており、展開状態及び折り畳み状態を確実に保持するために図示しない位置に適宜のストッパやロック機構等を備えてもよい。ベースフレーム11の後端部からはほぼ上方に起立する縦フレーム13が立設されており、ベースフレーム11の前端部からは湾曲しながら斜め後方に延びる斜めフレーム14が立設されていて、これら縦フレーム13と斜めフレーム14が上端近傍において結合され、他にもフレーム間の適宜の連結構造によって車体ユニットU1の剛性が確保されている。
そして、左右の座受フレーム12、12間に座7を架設し、左右の縦フレーム13,13間に背8を架設している。座7及び背8は、可撓性のある張地aによって構成され、必要に応じて表面にクッションCを配置して使用される。張地aは車体1の折り畳み時に一緒に撓んで折り畳まれる。背8は、縦フレーム13の上半部に設けた図示しないリンクライニング構造を通じてリクライニング可能とされている。
また、左右のベースフレーム11の前端部には前後方向の軸m回りに足載せ15が、略鉛直姿勢をとる図5及び図6の退避位置から略水平姿勢をとる図2及び図3の使用位置までの間で回転可能に設けられており、使用位置に保持した状態で通常の成人体重程度の上載負荷に耐え得る剛性を有している。これら左右の足載せ15、15には、突合せ端側の近傍に連結用孔15aが設けられている。
さらに、左右のベースフレーム11の前端部には補助車輪16が設けてある。この補助車輪16は、前輪ユニットU2が分離している図4の状態で接地し、後輪3とともに車体ユニット1をやや前傾した移動可能状態に支持するものである。
一方、前輪ユニットU2は、ステムやヘッドチューブ等により構成される主フレーム21の上部にハンドル5を取り付け、下部にアーム22を介してハブモータ等のように車軸を直接駆動するモータ及びバッテリを搭載した駆動部6を取り付けたもので、前輪2はこの駆動部6の内蔵モータによって回転駆動可能な状態で取り付けられている。駆動部6を構成するケーシングの上面は足載せ6aとして利用可能とされており、ハンドル5には、折り畳んだ車体ユニットU1の幅寸法内に収まる長さのものが採用されている。ハンドル5にはブレーキ5aが付帯しており、ハンドル5の一部には車速を調節するアクセル部5bが設けられている。
また、主フレーム21の一部には、前輪2との干渉を避けるように湾曲しつつ後方に向かって延びる前後フレーム23が剛接してあり、その延出端に、前記車体ユニットU1の足載せ15に設けた連結用孔15aに対応する部位に2本の連結軸23aが軸心を上下方向に向けて配置されている。
そして、図5及び図6の折り畳み状態から同図中矢印とは逆方向に車体ユニットU1を展開し、さらに図4中矢印とは逆方向に前輪ユニットU2を近づけて、車体フレームU1の補助輪16を若干浮かせた状態で前後フレーム23の延出端に設けた連結軸23aを車体ユニットU1の足載せ15に設けた連結用孔15aに上方から挿し込んで係合させることによって、連結軸23aと連結用孔15aとが図1に示す連結部Xを構成し、この連結部Xにおいて車体ユニットU1と前輪ユニットU2とが一体に連結されるようにしている。そして、この状態で補助輪16が非接地状態となって、前輪1輪と後輪2輪の計3輪によって走行可能な簡易移動装置が完成されるようにしている。
なお、連結軸23aに対して連結用孔15aが真っ直ぐに降下した場合には連結軸23aと連結用孔15aとの係合が解除されることとなるが、連結軸23aと連結用孔15aの関係をある程度緊密にしておき、或いは連結軸23aを連結用孔15aに対してある程度長寸なものにしておけば、後輪3のみにより支持される車体ユニットU1及び前輪2のみにより支持される前輪ユニットU2の倒れ方向が相反するためにこのような連結軸23aと連結用孔15aの相対移動は起こり難い。したがって、簡易な連結構造ながら連結軸23aと連結用孔15aによる係合状態が適切に維持されることが期待できる。勿論、係合状態をより確実なものにするために、ロック解除の容易な適宜のロック機構やラッチ機構によって連結軸23aを連結用孔15aに挿し込んだ位置にロックあるいは係留するようにしてもよい。
このように構成される本実施形態の簡易移動装置は、車体ユニットU1と前輪ユニットU2とを連結した図1〜図3の状態で前後寸法が130cm程度に設定され、この状態から両ユニットU1,U2を分離し、車体ユニットU1を図4〜図6に示すように折り畳んだ状態で、当該車体ユニットU1の幅寸法が1/2〜1/3程度になり、前輪ユニットU2もほぼ同等の幅寸法となるため、車のトランク等に簡単に収納できる状態が得られる。なお、図において配線類などは省略してある。
以上のように、この実施形態の簡易移動装置は、車体ユニットU1に対して前輪ユニットU2を着脱可能としたものである。そして、車体ユニットU1が少なくとも背8、座7及び2つの後輪3を有するとともに折り畳み機構4を備えて折り畳み可能であり、前輪ユニットU2が少なくとも上部にハンドル5を有し下部に1つの前輪2を有するとともに連結部Xを介して車体ユニットU1の前方に着脱可能に連結可能なものであり、これら両ユニットU1,U2の連結状態において2つの後輪3と1つの前輪2の計3輪によって走行可能となるものである。
このように、図示の簡易移動装置は、折り畳み可能な三輪型の移動カートである点で従来にない全く斬新なものである。そして、3輪とすることで、車椅子のような4輪構造に比してフレームや車軸の構造等が簡素になるため、全体としての軽量コンパクトが図れ、小回りも利く上に、車体ユニットU1と前輪ユニットU2とを分離すれば、車体ユニットU1は更にコンパクトに折り畳むことができ、前輪ユニットU2はそれ自体コンパクトなものであるため、これらを車のトランクに積み込んで移動先にて必要に応じて展開するなど、容易に取り扱える便利な移動手段となり得る。
その際、車体ユニットU1に、前輪ユニットU2を連結する前の状態で後輪3と協働して車体ユニットU1の自立移動を担保する補助輪16を設けているので、連結前の状態にある車体ユニットU1のベースフレーム11が直接接地することを防いで全体を適切に支持することができ、前輪ユニットU2との着脱時に車体ユニットU1を若干移動させる必要がある場合等にも便ならしめることができる。
特に、車体ユニットU1に前輪ユニットU2を連結した状態で補助輪16が非接地状態となるため、前輪ユニットU2の連結状態で補助輪16が走行の妨げとなることを有効に回避することができ、しかも3輪であるがゆえに車体が傾くことがあっても補助輪16が接地することで転倒を有効に防止することができる。
また、連結部Xは、前輪ユニットU2側にあって車体ユニットU1の幅方向中央部に沿って延びる前後フレーム23と、車体ユニットU1側にあって車体ユニットU1の展開状態で前下方に位置する足載せ15との間を連結するものであるため、利用者が車体ユニットU1に跨った状態で前輪ユニットU2を引き寄せて連結し或いは解離させて前方に押出す際に下肢部が前後フレーム23と干渉することが回避され、また足載せ15を連結部位とすることで車体ユニットU1の幅方向中央部に連結場所を有効に確保することができる。
さらに、前輪ユニットU2に前輪2を回転駆動する駆動部6を設け、この駆動部6の一部を足載せ6aとして利用可能としているので、自動走行機能を有効に付与することができると同時に、駆動部6の出っ張りを逆に有効利用して安定した使用状態を確保することができる。勿論、走行時に足載せ15を利用することも可能である。そして、このように自動走行機能を主体とすれば、車椅子のような大きな手漕ぎ用のホイールは必要がないため、全体の更なるコンパクト化も実現されるものである。
その駆動部6も、車軸を直接駆動するモータを内蔵したタイプを使用しているので、駆動部6を車輪2の車軸付近にコンパクトに組み込むことが可能となる。このようなパワーユニットは一般に流通している市販のものを適宜利用することができるが、必要以上に嵩張る場合には、駆動部6をモータのみとし、バッテリを車体ユニットU1側に搭載して、両ユニットU1,U2の連結時に給電ラインを接続するようにしてもよい。
以上に加え、車体ユニットU1が、前輪ユニットU2を連結していない状態で折り畳み機構4を介して後輪3,3同士が相寄る方向に折り畳まれるものであり、足載せ15がその折り畳み動作を妨げないように使用位置から退避位置まで移動可能とされるとともに、足載せ15を使用位置に保持して前輪ユニットU2を連結することによって、足載せ15の回転及び車体ユニットU1の折り畳み動作が連結部Xによって禁止されることとなる。このため、車体ユニットU1のコンパクトな折り畳み機能を損なわずに、前輪ユニットU1の連結場所を確保することができ、同時に、足載せ15と前輪ユニットU2との連結によって車体ユニットU1の不慮の折り畳み動作を禁止して使用時の安定性を有効に向上させることができる。
さらにまた、車体ユニットU1を、折り畳み機構4を介して後輪3,3同士が相寄る方向に折り畳まれるように構成するに伴い、その折り畳んだ車体ユニットU1の幅寸法内に収まるように前輪ユニットU2のハンドル5の長さを規定しているので、折り畳んだ際に車体ユニットU1、前輪ユニットU2ともどもコンパクトな収納状態を実現することができる。なお、ハンドル5が前方にあることで、体の安定維持のみならず心理的な安定感も担保できるものとなる。
そして、背8及び座7が、使用時に背8に凭れて座7に深く着座できる状態に張設した張地aによって構成され、車体ユニットU1の折り畳み時に一緒に撓んで折り畳まれるようにしたものであり、このように深く着座して利用できる三輪型の移動装置は従来には全く存在なかったものであるため、必要に応じてショッピングモールやレジャー施設等で着座してゆっくり回遊できる極めて便利なものとなり得る。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、図7及び図8に示すように、車体ユニットU1に少なくとも後輪3の一方を回転駆動する駆動部106を設けるとともに、前輪ユニットU2に前輪2を回転させる足漕ぎ用のペダル9を設けるようにしてもよい。この場合、駆動部106はやはりハブモータ等のように後輪3を直接駆動できるものが望ましく、駆動部106には、ペダル走行時に引きずり抵抗とならない種類のモータを採用するか、或いは適宜のクラッチを設けておくようにし、ペダル9は軸n回りに回転して前輪3の側面に沿うようにコンパクトに折り畳めるようにしておく。
このように構成すると、利用者が自力走行する状態と電動駆動する状態とを切り替えることができるので、目的や用途、状況に応じた使い分けが可能となり、長時間の外出時などにはバッテリ消費時にペダル9を有効利用できる点でも有用なものとなる。
その他、折り畳み機構に上記のXリンク機構以外のものを採用したり、連結部を上記以外の構造によって実現するなど、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本考案の一実施形態に係る簡易移動装置の斜視図。 展開状態にある車体ユニットの部分的な平面図。 展開状態にある車体ユニットの部分的な正面図。 同簡易移動装置の車体ユニットと前輪ユニットとを分離した状態を示す斜視図。 折り畳み状態にある車体ユニットの部分的な平面図。 折り畳み状態ににある車体ユニットの部分的な正面図。 本考案の変形例を示す図1に対応した斜視図。 同変形例を示す図4に対応した斜視図。
符号の説明
U1…車体ユニット
U2…前輪ユニット
X…連結部
2…前輪
3…後輪
4…折り畳み機構
5…ハンドル
6…駆動部
6a…足載せ
7…座
8…背
9…ペダル
15…足載せ
16…補助輪
23…前後フレーム
106…駆動部

Claims (9)

  1. 車体ユニットに対して前輪ユニットを着脱可能としたものであって、
    車体ユニットは少なくとも背座及び後輪2輪を有するとともに折り畳み機構を備えて折り畳み可能であり、前輪ユニットは少なくとも上部にハンドルを有し下部に前輪1輪を有するとともに連結部を介して車体ユニットの前方に着脱可能に連結されるものであり、これらの連結状態において後輪2輪と前輪1輪の計3輪によって走行可能とされることを特徴とする簡易移動装置。
  2. 車体ユニットに、前輪ユニット連結前の状態で後輪と協働して車体ユニットの自立移動を担保する補助輪を設けている請求項1記載の簡易移動装置。
  3. 車体ユニットに前輪ユニットを連結した状態で補助輪が非接地状態となる請求項2記載の簡易移動装置。
  4. 連結部は、前輪ユニット側にあって車体ユニットの幅方向中央部に沿って延びる前後フレームと、車体ユニット側にあって車体ユニットの展開状態で前下方に位置する足載せとの間を連結するものである請求項1、2又は3の何れかに記載の簡易移動装置。
  5. 前輪ユニットに前輪を回転駆動する駆動部を設けるとともに、この駆動部の一部に足載せを構成又は支持させている請求項1,2,3又は4の何れかに記載の簡易移動装置。
  6. 車体ユニットに少なくとも後輪の一方を回転駆動する駆動部を設けるとともに、前輪ユニットに前輪を回転させるペダルを設けている請求項1,2,3又は4の何れかに記載の簡易移動装置。
  7. 駆動部が車軸を直接駆動するモータを組み込んだものである請求項5又は6の何れかに記載の簡易移動装置。
  8. 車体ユニットが、前輪ユニットを連結していない状態で折り畳み機構を介して後輪同士が相寄る方向に折り畳まれるものであって、足載せがその折り畳み動作を妨げないように使用位置から退避可能とされ、足載せを使用位置に保持して前輪ユニットを連結することによって足載せの回転及び車体ユニットの折り畳みが連結部によって禁止されるようにしている請求項4記載の簡易移動装置。
  9. 車体ユニットが、折り畳み機構を介して後輪同士が相寄る方向に折り畳まれるものであり、その折り畳んだ車体ユニットの幅寸法内に収まるように前輪ユニットのハンドルの長さを規定している請求項1,2,3,4,5、6、7又は8の何れかに記載の簡易移動装置。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012120596A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Yasuyoshi Okubo リハビリ介護用車椅子

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