JP3129551U - トラック用荷台 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウィングルーフの上側および下側の両方が開閉することができ、ひいては輸送効率を向上することが可能なトラック用荷台を提供する。
【解決手段】荷台本体1と、該荷台本体の前部および後部に設けられた前台枠3および後台枠4と、該前台枠3および後台枠4に開閉可能に設けられ、かつ屋根部および側部とからなる左右一対のウイングルーフ5,5とを備えている。ウィングルーフ3の各側部の端部が第1ヒンジ部材8を介して前台枠3及び後台枠4に着脱可能かつ回動自在に連結されるとともに、ウィングルーフ5の一方の屋根部52の端部が第2ヒンジ部材9を介して前記前台枠3及び後台枠4に着脱可能かつ回動自在に連結され、且つ各屋根部52の端部同士が第3ヒンジ部材10を介して着脱可能かつ回動自在に連結されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、左右一対のウイングルーフが開閉可能に設けられたトラック用荷台に関する。
従来、トラック用荷台には、アオリパネルと呼ばれる開閉戸が側部に設けられて、アオリパネルを開くことにより荷台に対して荷を容易に積載できるようになっている。
ところが、このように単にアオリパネルが設けられているだけだと、荷が雨風にさらされることになり、場合によっては荷に損傷が生じることがあった。もとより、荷に幌を被せれば、多少の雨風を避けることはできるが、それも完全ではない上に手間がかかるものであった。
そこで、このような難点を解消するために、荷台にウイングルーフが設けられたものが知られている。具体的には、荷台本体と、該荷台本体の前部および後部に設けられた前台枠および後台枠と、前記荷台本体に開閉可能に設けられ、かつ屋根部および側部とからなる左右一対のウイングルーフとを備えたものである(例えば、特許文献1、2、3参照)。
この左右一対のウイングルーフは互いに屋根部の端部を軸として下側が開くようになっており、荷を出し入れするときにはウイングルーフに開いて、走行するときにはウイングルーフを閉じるものとなされている。
特許第3162628号 特許第3368397号 特許第3474887号
しかしながら、従来のトラック用荷台におけるウイングルーフは、屋根部の端部を軸として下側のみが開くものであったため、輸送効率が悪くなる場合があるという問題があった。すなわち、ウイングルーフの下側からしか荷を出し入れすることしができず、ウイングルーフがない一般の荷台のように上側から荷を出し入れすることができなかった。このため、輸送時の往路については、ウイングルーフの下側から荷を出し入れてしても、復路については上側から荷を入れることができないことから空のままで帰らなければならない場合があるという問題があった。
本考案は、上記問題に鑑みてなされたものであって、ウイングルーフの上側および下側の両方が開閉することができ、ひいては輸送効率を向上することが可能なトラック用荷台の提供を課題とする。
本考案は、荷台本体と、該荷台本体の前部および後部に設けられた前台枠および後台枠と、該前台枠および後台枠に開閉可能に設けられ、かつ屋根部および側部とからなる左右一対のウイングルーフとを備えたトラック用荷台であって、ウイングルーフの各側部の端部が第1のヒンジ部材を介して前記前台枠及び後台枠に着脱可能かつ回動自在に連結されるとともに、ウイングルーフの一方の屋根部の端部が第2のヒンジ部材を介して前記前台枠及び後台枠に着脱可能かつ回動自在に連結され、且つ各屋根部の端部同士が第3のヒンジ部材を介して着脱可能かつ回動自在に連結されていることを特徴とする。
これによれば、第1のヒンジ部材を回転軸としてウイングルーフの上側を開閉することができるとともに、第2および第3のヒンジ部材を回転軸としてウイングルーフの下側を開閉することができるので、一つのトラック用荷台においてウイングルーフの上側および下側の両方を開閉することが可能となる。
また、前記第1のヒンジ部材は、ウイングルーフの側部または前台枠および後台枠に設けられる真部材と、前台枠および後台枠またはウイングルーフの側部に設けられる受け部材とから構成され、前記受け部材は、基台部と、一部に挿入口が形成されかつ基台部に対して自軸回転可能に設けられたC形状の回動部とを備え、該回動部に前記真部材が着脱可能かつ回動自在に挿入されるのが好ましい。
これによれば、真部材を回動部の挿入口に挿入して、回動部の挿入口が閉口するように回動部を自軸回転させれば、真部材を回動部において回動自在に固定することができ、当該第1のヒンジ部材を回転軸としてウイングルーフの上側を開閉することが可能となる。また、逆に回動部の挿入口が開口するように回動部を自軸回転させれば、真部材を受け部材から抜き出すことができ、第2のヒンジ部材を回転軸としてウイングルーフの下側を開閉することが可能となる。
また、前記第2のヒンジ部材は、ウイングルーフの屋根部の端部または前台枠および後台枠に設けられる真部材と、前台枠および後台枠またはウイングルーフの屋根部の端部に設けられる受け部材とから構成され、前記受け部材は、基台部と、一部に挿入口が形成されかつ基台部に対して自軸回転可能に設けられたC形状の回動部とを備え、該回動部に前記真部材が着脱可能かつ回動自在に挿入されるのが好ましい。
これによれば、真部材を回動部の挿入口に挿入して、回動部の挿入口が閉口するように回動部を自軸回転させれば、真部材を回動部において回動自在に固定することができ、当該第2のヒンジ部材を一つの回転軸としてウイングルーフの下側を開閉することが可能となる。また、逆に回動部の挿入口が開口するように回動部を自軸回転させれば、真部材を受け部材から抜き出すことができ、第1のヒンジ部材を回転軸としてウイングルーフの上側を開閉することが可能となる。
また、前記第3のヒンジ部材は、ウイングルーフの一方の屋根部に設けられた真部材と、他方の屋根部に設けられた受け部材をから構成され、該受け部材に前記真部材が着脱可能かつ回動自在に挿入されるのが好ましい。
これによれば、真部材を受け部材に挿入すれば、真部材を受部材において回動自在に固定することができ、当該第3のヒンジ部材を一つの回転軸としてウイングルーフの下側を開閉することが可能となる。また、第2のヒンジ部材の開放とともに第3のヒンジ部材の真部材を受け部材から抜き出せば、第1のヒンジ部材を回転軸としてウイングルーフの上側を開閉することが可能となる。
また、前記ウイングルーフの屋根部の上面において、閉鎖時に上面視略菱形状となるような溝が一ないし複数形成されているのが好ましい。
これによれば、ウイングルーフの下側を開いた場合、ウイングルーフの屋根部上の雨水が当該溝に沿ってトラックの前方および後方に流れ出るので、雨水がウイングルーフの屋根部の連結部分に流れ込むことを防止できる。
また、一端部を前記ウイングルーフに回転可能に連結されるとともに、他端部を記前台枠または後台枠に回転可能に連結された油圧シリンダー装置が設けられているのが好ましい。
これによれば、ウイングルーフの上側または下側をスムーズに開閉することができる。
また、前記ウイングルーフの一方の屋根部の端部付近において、荷台内部に通じる両屋根部間の隙間を閉塞するための防水用ゴムシールが設けられているのが好ましい。
これによれば、ウイングルーフの下側が開いた場合、ウイングルーフの屋根部上の雨水が屋根部の連結部分に流れ込んでも、荷台内部に入り込むことを防止できる。
また、前記荷台本体の両側に一ないし複数の中柱部材が設けられ、前記ウイングルーフの側部は第1のヒンジ部材を介して前記中柱部材に着脱可能かつ回動自在に連結されているのが好ましい。
これによれば、ウイングルーフの上側および下側の両方をより一層安定良く開閉することができる。
本考案によれば、一つのトラック用荷台においてウイングルーフの上側および下側の両方を開閉することができるので、例えば往路についてはウイングルーフの下側を開いてサイドから荷を出し入れして、復路についてはウイングルーフの上側を開いて上方から荷を出し入れるというように、往復路ごとに荷の出し入れ形態を変更することができる。このため、従来、平時にはシート掛けという手間がかかり、また高所での危険な作業を伴うものであったが、乗務員の役務の軽減が可能となり、ひいては輸送効率を向上することが可能となる。
次に本考案の一実施形態について説明する。
本実施形態に係るトラック用荷台(1)は、荷台本体(2)と、該荷台本体(2)の前部および後部に設けられた前台枠(3)および後台枠(4)と、前台枠(3)および後台枠(4)に開閉可能に設けられた左右一対のウイングルーフ(5)(5)とを備えてなる。
前記荷台本体(2)は、平面視矩形の平板状に形成されたもので、トラックの後方において設けられ、その上面には荷を積載し得るとともに、その下方には複数の車両タイヤ(6)や各種駆動機構(図示略)が設けられている。
また、荷台本体(2)は、その両側においてアオリパネル(7)(7)が設けられている。このアオリパネル(7)は、複数のヒンジ(71)を介して荷台本体(2)の両側部に連結されており、起立状態と下向き開放状態に亘って上下に回動し得るものとなされている。また、アオリパネル(7)は、起立状態において従来のトラックにも利用されている脱着機構(72)により前台枠(3)および後台枠(4)に固定したり、開放したりするようになっている。
前記前台枠(3)および後台枠(4)は、それぞれ幅が荷台本体(2)の幅に一致するような正面視矩形の平板状に形成されたもので、荷台本体(2)の前部および後部において垂直に立設する態様で設けられている。この前台枠(3)および後台枠(4)は、一枚ものとしてもよいし、あるいは矩形枠に平板が張り付けられたものなどであってもよい。
前記ウイングルーフ(5)は、荷台(1)の右側に設けられるウイングルーフ(5)と、左側に設けられるウイングルーフ(5)との左右一対で構成されている。
このウイングルーフ(5)は、側部(51)と屋根部(52)とがL字形状に一体に形成されており、通常は強度を高めるために支持部材、梁部材、コーナー部材などの各種部材(図示略)が設けられている。
また、ウイングルーフ(5)は、各側部(51)(51)の端部が第1ヒンジ部材(8)を介して前台枠(3)及び後台枠(4)に着脱可能かつ回動自在に連結されるとともに、ウイングルーフ(5)の一方の屋根部(52)の端部が第2ヒンジ部材(9)を介して前台枠(3)及び後台枠(4)に着脱可能かつ回動自在に連結され、且つ各屋根部(52)(52)の端部同士が第3ヒンジ部材(10)を介して着脱可能かつ回動自在に連結されており、これによりウイングルーフ(5)の上側および下側の両側が開閉可能なものとなされている。
前記第1ヒンジ部材(8)は、ウイングルーフ(5)の側部(51)の端部(本実施形態では隅部)に設けられた真部材(101)と、前台枠(3)および後台枠(4)に設けられた受け部材(102)とから構成される。
前記真部材(101)は、図6(a)に示すように、所定長さおよび所定径の円柱部(101a)と、該円柱部(101a)の両端部に設けられた円形の鍔部(101b)(101b)と、円柱部(101a)の一方端部に連接するように設けられている矩形状の平板部(101c)とからなる。
この平板部(101c)は、四隅においてねじ孔(101d)が形成されており、当該ねじ孔(101d)にねじを螺着することにより前記ウイングルーフ(5)の側部(51)の端部に水平に固定されている。
前記受け部材(102)は、図6(b)に示すように、正面視矩形状の基台部(102a)と、該基台部(102a)の中央部に設けられた回動部(102b)と、基台部(102a)の左右両側部に設けられた支承部(102c)(102c)とからなり、ウイングルーフ(5)の閉鎖時における前記真材(101)に対応する位置において前記前台枠(3)および後台枠(4)に設けられている。
この基台部(101a)は、四隅においてねじ孔(102e)が形成されており、当該ねじ孔(102e)にねじを螺着することにより前記前台枠(3)および後台枠(4)に水平に固定されている。また、回動部(102b)は、その一部に挿入口を有するC形状に形成されており、側面に設けられたレバー(102d)により基台部(102a)に対して自軸回転し得るものとなされている。また、支承部(102c)(102c)は、その一部に挿入口を有するC形状に形成されており、回動部(102b)の両側において同軸に設けられている。
而して、ウイングルーフ(5)の下側を閉鎖すると、図6(c)に示すように、ウイングルーフ(5)に設けられた真材(101)の円柱部(101a)が受け部材(102)の回動部(102b)および支承部(102c)の挿入口から挿入される。そして、レバー(102d)により回動部(102b)を下方向に自軸回転させると、図6(d)に示すように、回動部(102b)の挿入口が閉口して、回動部(102b)および支承部(102c)において真材(101)が回動自在に固定される。
一方、レバー(102d)により回動部(102b)を上方向に自軸回転させると、図6(c)に示すように、回動部(102b)の挿入口が開口して真材(101)が開放可能な状態となり、真材(101)を受け部材(102)の回動部(102b)および支承部(102c)(102c)の挿入口から抜き出すことができる。
このように、ウイングルーフ(5)は、第1ヒンジ部材(8)を介して前記前台枠(3)及び後台枠(4)に着脱可能かつ回動自在に連結されることが可能となる。
前記第2ヒンジ部材(9)は、図7に示すように、左側のウイングルーフ(5)の屋根部(52)の端部に突出部材(52a)を介して設けられた真部材(101)と、前台枠(3)および後台枠(4)に設けられる受け部材(102)とから構成される。これら真部材(101)と受け部材(102)は第1ヒンジ部材(8)とほぼ同一の構造である。
なお、(52b)は、前記ウイングルーフの一方の屋根部(52)の端部付近において、荷台内部に通じる両屋根部(52)(52)間の隙間を閉塞するための防水用ゴムシールである。また、(52c)は、屋根部(52)のカギ状に形成された端部に雨水が溜まった場合にウイングルーフ(5)の長さ方向に沿って雨水を逃がすためのゴム部材である。
而して、ウイングルーフ(5)の上側を閉鎖すると、図6(c)に示すように、左側のウイングルーフ(5)の真材(101)の円柱部(101a)が受け部材(102)の回動部(102b)および支承部(102c)の挿入口から挿入される。そして、レバー(102d)により回動部(102b)を自軸回転させると、図6(d)に示すように、回動部(102b)の挿入口が閉口して、回動部(102b)および支承部(102c)において真材(101)が回動自在に固定される。なお、ウイングルーフ(5)の上側を閉鎖している時においては、図7に示すように、第3のヒンジ部材(10)の真部材(201)が、受け部材(202)に挿入されることにより回動自在に固定されている。
一方、レバー(102d)により回動部(102b)を自軸回転させると、図6(c)に示すように、回動部(102b)の挿入口が開口して真材(101)が開放可能な状態kなり、真材(101)を受け部材(102)の回動部(102b)および支承部(102c)(102c)の挿入口から抜き出すことができる。なお、ウイングルーフ(5)の上側を開放している時においては、図5に示すように、第3のヒンジ部材(10)の真部材(201)が、受け部材(202)から抜き出された状態となる。
このように、ウイングルーフ(5)は、第2ヒンジ部材(9)を介して前記前台枠(3)及び後台枠(4)に着脱可能かつ回動自在に連結されることが可能となる。
前記第3ヒンジ部材(10)は、図7に示すように、ウイングルーフ(5)の一方の屋根部(52)に設けられた真部材(201)と、他方の屋根部(52)に設けられた受け部材(202)とから構成され、該受け部材(202)に真部材(201)が着脱可能かつ回動自在に挿入される。本実施形態では、これら真部材(201)と受け部材(202)は、それぞれ屋根部(52)の前方端部および後方端部に設けられるが、屋根部の端部のその他の箇所であってもよい。
而して、真部材(201)を受け部材(202)に挿入すれば、真部材(201)を受部材(202)において回動自在に固定することができ、当該第3ヒンジ部材(10)を一つの回転軸としてウイングルーフ(5)の右下側を開閉することが可能となる。
また、第2ヒンジ部材(9)の開放とともに第3ヒンジ部材(10)の真部材(201)を受け部材(202)から抜き出せば、第1ヒンジ部材(8)(8)を回転軸としでウイングルーフ(5)(5)の上側を開閉することが可能となる。
なお、前記ウイングルーフ(5)は、図2に示すように、前記屋根部(52)の上面において閉鎖時に上面視略菱形状となるような溝(300)が形成されている。これにより、ウイングルーフ(5)の下側を開いた場合、ウイングルーフ(5)の屋根部(52)上の雨水が当該溝に沿ってトラックの前方および後方に流れ出るので、雨水がウイングルーフ(5)の屋根部(52)の連結部分に流れ込むことを防止できる。なお、溝(300)の内側または外側において同様の上面視略菱形状の溝を複数形成してもよい。
また、一端部を前記ウイングルーフ(5)に回転可能に連結されるとともに、他端部を記前台枠(3)または後台枠(4)に連結された油圧シリンダー装置(200)が設けられている。これにより、ウイングルーフ(5)(5)の上側または下側をスムーズに開閉することができる。
次に上記トラック用荷台(1)の使用方法について説明する。
図3は、ウイングルーフ(5)(5)の上側および下側の両方を閉鎖した状態を示す図である。なお、図3〜図5は、説明の便宜上、後台枠(4)を外した状態で図示している。
この状態では、ウイングルーフ(5)の側部(51)の第1ヒンジ部材(8)は、図6(d)に示すように、回動部(102b)の挿入口が閉口して、回動部(102b)および支承部(102c)において真材(101)が回動自在に固定されている。
また、ウイングルーフの屋根部(52)の第2ヒンジ部材(9)も、図6(d)に示すように、回動部(102b)の挿入口が閉口して、回動部(102b)および支承部(102c)において真材(101)が回動自在に固定されている。
次に、ウイングルーフ(5)(5)の下側の開放する場合、各第1ヒンジ部材(8)において、レバー(102d)により回動部(102b)を上方向に自軸回転させ、図6(c)に示すように、回動部(102b)の挿入口が開口して真材(101)が開放可能な状態とする。そして、真材(101)を受け部材(102)の回動部(102b)および支承部(102c)(102c)の挿入口から抜き出したあと、そのまま第2ヒンジ部材(9)および第3ヒンジ部材(10)を回転軸としながらウイングルーフ(5)を上方に押し上げれば、図4に示すように、ウイングルーフ(5)(5)の下側を開放することができる。このため、アオリパネル(7)を下向き開放状態に回動させれば、荷台(1)のサイドから荷を出し入れすることが可能となる。
一方、ウイングルーフ(5)(5)の下側を閉鎖する場合、ウイングルーフ(5)を下方に引き下げたあと、ウイングルーフ(5)に設けられた真材(101)の円柱部(101a)を受け部材(102)の回動部(102b)および支承部(102c)の挿入口から挿入させる。そして、レバー(102d)により回動部(102b)を下方向に自軸回転させると、図6(d)に示すように、回動部(102b)の挿入口が閉口し、図3に示すように、ウイングルーフ(5)の下側を閉鎖するとことができる。
次に、ウイングルーフ(5)(5)の上側の開放する場合、各第2ヒンジ部材(9)において、レバー(102d)により回動部(102b)を自軸回転させ、図6(c)に示すように、回動部(102b)の挿入口を開口して真材(101)が開放可能な状態とする。そして、真材(101)を受け部材(102)の回動部(102b)および支承部(102c)(102c)の挿入口から抜き出すとともに、第3ヒンジ部材(10)の真部材(201)を受け部材(202)から抜き出す。そして、第1ヒンジ部材(8)を回転軸としながらウイングルーフ(5)を左右に押し出せば、図5に示すように、ウイングルーフ(5)(5)の上側を開放することができる。このため、荷台(1)の上方から荷を出し入れすることが可能となる。
一方、ウイングルーフ(5)(5)の上側を閉鎖する場合、ウイングルーフ(5)を中央部に押し戻したあと、第2ヒンジ部材(9)の真材(101)の円柱部(101a)を受け部材(102)の回動部(102b)および支承部(102c)の挿入口に挿入させるとともに、第3ヒンジ部材(10)の真部材(201)を受け部材(202)に挿入させる。そして、レバー(102d)により回動部(102b)を自軸回転させると、図6(d)に示すように、回動部(102b)の挿入口が閉口し、図3に示すように、ウイングルーフ(5)(5)の上側を閉鎖することができる。
なお、荷台本体(2)の両側に一ないし複数の中柱部材を設け、ウイングルーフ(5)の側部(51)を第1ヒンジ部材(8)を介して当該中柱部材に着脱可能かつ回動自在に連結してもよい。これによれば、ウイングルーフの上側および下側の両方をより一層安定良く開閉することができる。
また、第2ヒンジ部材(9)は、それに附属したレバー(102d)により回動部(102b)を自軸回転させるものとしたが、レバー(102)をトラックの他の箇所に設け、レバー操作をワイヤー等の伝達機構を介して回動部(102d)に伝えて自軸回転させるものとしてもよい。
また、第3ヒンジ部材(10)は、真部材(201)を受け部材(202)に挿入するだけの簡易構成なものとしたが、第1ヒンジ部材(8)や第2ヒンジ部材(9)の上記構成と同一のものとしてもよいし、あるいはワイヤー等の伝達機構を介して開閉する構成としてもよい。
また、ウイングルーフ(5)は手動で開閉するものとしたが、所定の駆動機構により自動で開閉するものとしてもよい。
本考案の一実施形態に係るトラック用荷台の側面図である。 図1のトラック用荷台の平面図である。 ウイングルーフの上側および下側の両方を閉鎖した状態を示す図である。 ウイングルーフの下側を開放した状態を示す図である。 ウイングルーフの上側を開放した状態を示す図である。 第1ヒンジ部材または第2ヒンジ部材の各部の構成を示す図である。 ウイングルーフの屋根部の端部付近を示す図である。
符号の説明
1・・・トラック用荷台
2・・・荷台本体
3・・・前台枠
4・・・後台枠
5・・・ウイングルーフ
6・・・タイヤ
7・・・アオリパネル
8・・・第1ヒンジ部材
9・・・第2ヒンジ部材
10・・・第3ヒンジ部材

Claims (8)

  1. 荷台本体と、該荷台本体の前部および後部に設けられた前台枠および後台枠と、該前台枠および後台枠に開閉可能に設けられ、かつ屋根部および側部とからなる左右一対のウイングルーフとを備えたトラック用荷台であって、
    ウイングルーフの各側部の端部が第1のヒンジ部材を介して前記前台枠及び後台枠に着脱可能かつ回動自在に連結されるとともに、ウイングルーフの一方の屋根部の端部が第2のヒンジ部材を介して前記前台枠及び後台枠に着脱可能かつ回動自在に連結され、且つ各屋根部の端部同士が第3のヒンジ部材を介して着脱可能かつ回動自在に連結されていることを特徴とするトラック用荷台。
  2. 前記第1のヒンジ部材は、ウイングルーフの側部または前台枠および後台枠に設けられた真部材と、前台枠および後台枠またはウイングルーフの側部に設けられた受け部材とから構成され、
    前記受け部材は、基台部と、一部に挿入口が形成されかつ基台部に対して自軸回転可能に設けられたC形状の回動部とを備え、該回動部に前記真部材が着脱可能かつ回動自在に挿入される請求項1に記載のトラック用荷台。
  3. 前記第2のヒンジ部材は、ウイングルーフの屋根部の端部または前台枠および後台枠に設けられた真部材と、前台枠および後台枠またはウイングルーフの屋根部の端部に設けられた受け部材とから構成され、
    前記受け部材は、基台部と、一部に挿入口が形成されかつ基台部に対して自軸回転可能に設けられたC形状の回動部とを備え、該回動部に前記真部材が着脱可能かつ回動自在に挿入される請求項1または請求項2に記載のトラック用荷台。
  4. 前記第3のヒンジ部材は、ウイングルーフの一方の屋根部に設けられた真部材と、他方の屋根部に設けられた受け部材とから構成され、該受け部材に前記真部材が着脱可能かつ回動自在に挿入される請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のトラック用荷台。
  5. 前記ウイングルーフの屋根部の上面において、閉鎖時に上面視略菱形状となるような溝が一ないし複数形成されている請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のトラック用荷台。
  6. 一端部を前記ウイングルーフに回転可能に連結されるとともに、他端部を記前台枠または後台枠に回転可能に連結された油圧シリンダー装置が設けられている請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のトラック用荷台。
  7. 前記ウイングルーフの一方の屋根部の端部付近において、荷台内部に通じる両屋根部間の隙間を閉塞するための防水用ゴムシールが設けられている請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のトラック用荷台。
  8. 前記荷台本体の両側に一ないし複数の中柱部材が設けられ、前記ウイングルーフの側部は第1のヒンジ部材を介して前記中柱部材に着脱可能かつ回動自在に連結されている請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のトラック用荷台。
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