JP3128458B2 - 樋管への遮水壁の取付方法 - Google Patents

樋管への遮水壁の取付方法

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JP3128458B2
JP3128458B2 JP07035785A JP3578595A JP3128458B2 JP 3128458 B2 JP3128458 B2 JP 3128458B2 JP 07035785 A JP07035785 A JP 07035785A JP 3578595 A JP3578595 A JP 3578595A JP 3128458 B2 JP3128458 B2 JP 3128458B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、堤防などに埋設される
樋管の周囲に設けられる遮水壁の取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の樋管への遮水壁の取付方
法としては例えば図6に示すように、先ず、推進工法に
より樋管24を堤防21に敷設し、その後、堤防21を堀り開
いてコンクリート22を厚く打設することにより、遮水壁
23を樋管24の所定位置に形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、コンクリート22を厚く打設することによ
り遮水壁23を形成しているため、コンクリート22を打設
するに際し、コンクリート用の型枠を設けるスペースが
必要となり、さらに打設後、この型枠を取り除くための
スペースが必要となる。したがって遮水壁23の取付部の
堤防21を図6の仮想線Aで示した広範囲にわたり堀り開
かねばならないといった問題があった。
【0004】本発明は上記問題を解決するもので、遮水
壁を取付ける際、堤防を堀り開く範囲を狭くすることが
でき、遮水壁と樋管との間のシールが容易かつ確実に行
える樋管への遮水壁の取付方法を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本第1発明における樋管への遮水壁の取付方法は、堤
防に埋設される樋管の周囲に設けられる平板状の遮水壁
の中央部に貫通孔を形成し、この貫通孔の内周面に形成
された凹部内に、径方向に膨縮自在でかつ内部に充填材
が充填される中空部を有する止水用環体を嵌め込み、堤
防を局所堀りして上記遮水壁を設置し、推進工法により
樋管を堤防に敷設して遮水壁の貫通孔に貫通させ、外部
の注入管から上記凹部内の止水用環体の中空部に液状の
充填材を充填して止水用環体を膨らませ樋管の外周面と
貫通孔の内周面とに密着させ、その後、上記充填材が止
水用環体内で硬化するものである。また、本第2発明に
おける樋管への遮水壁の取付方法は、充填材として、ユ
リヤ樹脂とセメントとモルタルとのいずれかを用いたも
のである。
【0006】
【作用】上記構成によると、従来のように樋管を敷設し
たのちコンクリートを打設するのではなく、平板状の遮
水壁を埋設したのち樋管を遮水壁に貫通させるため、コ
ンクリート用の型枠を設けるスペースやこの型枠を取り
除くためのスペースは不要となり、したがって堤防を堀
り開く範囲を狭くすることができる。
【0007】また、推進工法により樋管を遮水壁の貫通
孔に貫通させる際、止水用環体は縮んでいるため、容易
に樋管を遮水壁の貫通孔に貫通させることができる。樋
管を敷設した後、注入管から中空部に液状の充填材を充
填して止水用環体を膨らませることにより、止水用環体
が樋管の外周面と貫通孔の内周面とに密着するため、樋
管と遮水壁との間は確実にシールされる。その後、上記
充填材が止水用環体内で硬化するため、樋管と遮水壁と
の間が一層確実にシールされる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5に基づ
いて説明する。図3に示すように、1は堤防2に埋設さ
れる樋管であり、この樋管1は河川が増水したとき堤防
2からの溢水や堤防2の決壊を防止するために、増水し
た水を別の河川や排水処理場へ排水するためのものであ
る。上記樋管1は多数の管体3が接続されて構成されて
いる。
【0009】上記樋管1の所定位置には、この樋管1の
外面に沿って形成される恐れのある水抜け道4に対して
邪魔板として機能する遮水壁5が取付けられている。図
4,図5に示すように、上記遮水壁5は、鋼板製であ
り、正面視で四角形の平板状に形成され、中央部に貫通
孔6を有している。この貫通孔6の内周面には、図1に
示すように止水用環体7が保持部材8で保持されて取付
けられている。この保持部材8は図5に示すように内周
部に凹部9を全周にわたり有するリング状のものであ
り、上記止水用環体7はこの凹部9内に嵌め込まれてい
る。また、図1に示すように、上記止水用環体7は、弾
性を有するラバー材でリング状に製作され、径方向に膨
縮自在でかつ内部に充填材10が充填される中空部11を全
周にわたり有している。
【0010】尚、止水用環体7には、保持部材8の外部
から中空部11に連通する注入管12が設けられている。ま
た、上記充填材10は、注入時は液状で注入後に硬化する
性質を有するものであり、例えばユリヤ樹脂やセメン
ト,モルタル等が使用される。
【0011】これによると、先ず、止水用環体7を、保
持部材8の凹部9内に嵌め込むことにより、遮水壁5の
貫通孔6の内周面に取付ける。そして、堤防2を局所堀
りして図3の仮想線で示すピット13を形成し、このピッ
ト13内に遮水壁5を設置する。
【0012】その後、図1に示すように推進工法により
管体3を継ぎ足しながら水平方向に一方から他方へ順次
圧入して、樋管1を堤防2に敷設するとともに遮水壁5
の貫通孔6に貫通させる。この際、中空部11には何も充
填されていないため、止水用環体7は縮んだ状態とな
り、止水用環体7の内周面と樋管1の外周面との間に隙
間14が形成され、したがって樋管1を容易に遮水壁5の
貫通孔6に貫通させることができる。
【0013】そして、ピット13内に作業者が入り、注入
管12から充填材10を注入し中空部11に充填する。これに
より、図2に示すように、止水用環体7が膨らんで樋管
1の外周面と貫通孔6の内周面とに密着し、その後、止
水用環体7に充填された充填材10が硬化するため、樋管
1と遮水壁5との間は確実にシールされる。以て、水抜
け道4は遮水壁5により確実に遮断される。その後、ピ
ット13を埋め戻す。
【0014】上記の方法によると、従来のように樋管を
敷設したのちコンクリートを打設するのではなく、平板
状の遮水壁5を埋設したのち樋管1を遮水壁5に貫通さ
せるため、コンクリート用の型枠を設けるスペースやこ
の型枠を取り除くためのスペースは不要となり、したが
って図3の仮想線で示すような小さなピット13で施工で
き、堤防2を堀り開く範囲を狭くすることができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来のよ
うに樋管を敷設したのちコンクリートを打設するのでは
なく、平板状の遮水壁を埋設したのち樋管を遮水壁に貫
通させるため、コンクリート用の型枠を設けるスペース
やこの型枠を取り除くためのスペースは不要となり、し
たがって堤防を堀り開く範囲を狭くすることができる。
【0016】また、推進工法により樋管を遮水壁の貫通
孔に貫通させる際、止水用環体は縮んでいるため、容易
に樋管を遮水壁の貫通孔に貫通させることができる。樋
管を敷設した後、注入管から中空部に液状の充填材を充
填して止水用環体を膨らませることにより、止水用環体
が樋管の外周面と貫通孔の内周面とに密着するため、樋
管と遮水壁との間は確実にシールされる。その後、上記
充填材が止水用環体内で硬化するため、樋管と遮水壁と
の間が一層確実にシールされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における樋管への遮水壁の取
付方法を説明するための側面図である。
【図2】同樋管への遮水壁の取付方法を説明するための
側面図である。
【図3】樋管および遮水壁が埋設された堤防の断面図で
ある。
【図4】図3におけるA−A矢視図である。
【図5】遮水壁の一部切欠き側面図である。
【図6】従来例における樋管および遮水壁が埋設された
堤防の断面図である。
【符号の説明】
1 樋管 2 堤防 5 遮水壁 6 貫通孔 7 止水用環体 10 充填材 11 中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−107184(JP,A) 実開 平4−108671(JP,U) 特公 昭60−7098(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 3/04 - 3/10 E21D 9/06 311

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 堤防に埋設される樋管の周囲に設けられ
    る平板状の遮水壁の中央部に貫通孔を形成し、この貫通
    孔の内周面に形成された凹部内に、径方向に膨縮自在で
    かつ内部に充填材が充填される中空部を有する止水用環
    体を嵌め込み、堤防を局所堀りして上記遮水壁を設置
    し、推進工法により樋管を堤防に敷設して遮水壁の貫通
    孔に貫通させ、外部の注入管から上記凹部内の止水用環
    体の中空部に液状の充填材を充填して止水用環体を膨ら
    ませ樋管の外周面と貫通孔の内周面とに密着させ、その
    後、上記充填材が止水用環体内で硬化することを特徴と
    する樋管への遮水壁の取付方法。
  2. 【請求項2】 充填材として、ユリヤ樹脂とセメントと
    モルタルとのいずれかを用いたことを特徴とする請求項
    1記載の樋管への遮水壁の取付方法。
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