JP3128037U - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影した写真が遠近感(奥行き)を感じられるものになるカメラを提供することを目的とする。
【解決手段】2つの同一形状・寸法の対物レンズ1,1を、カメラ本体2の前面20に左右又は上下に離間状に設けたものである。そして、2つの対物レンズ1,1を透過した光線3,3が、カメラ本体2内のフィルム4に重なって投射されるように構成されている。さらに、2つの対物レンズ1,1の色吸収率を相違させた。
【選択図】図3

Description

本考案は、カメラに関するものである。
従来のカメラは、カメラ本体の前面に1個の対物レンズが設けられており、この1個の対物レンズを透過した光線をフィルムに投射させて写真を撮影する一眼レフ式のものが広く使用されてきた。
この従来のカメラで撮影された写真では、遠方の対象物と近くの対象物の輪郭はほとんど同じである。この写真の対象物は、人間が片方の目で風景等を見た場合の感じ方と同じであり、遠近感(奥行き感)が得られない。
そこで、本考案は、撮影した写真が遠近感(奥行き)を感じられるものになるカメラを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案に係るカメラは、2つの同一形状・寸法の対物レンズを、カメラ本体の前面に左右又は上下に離間状に設け、該2つの対物レンズを透過した光線が、上記カメラ本体内のフィルムに重なって投射されるように構成されたものである。
また、本考案に係るカメラは、2つの同一形状・寸法の対物レンズを、カメラ本体の前面に左右又は上下に離間状に設け、該2つの対物レンズを透過した光線が、上記カメラ本体内のフィルムに重なって投射されるように構成され、さらに、上記2つの対物レンズの色吸収率を相違させたものである。
また、上記2つの対物レンズの焦点又は拡大倍率を同期して変化させるシンクロナイズ機構を付設した。
本考案は、次のような著大な効果を奏する。
本考案に係るカメラは、人間が両目で実際に見たときに感じる遠近(奥行き)感を感じることができる。即ち、左右に離間した2つの対物レンズの場合には、対象物の水平な輪郭線は明瞭に写り、垂直な輪郭線は、カメラに近いほど、二重に見えて(ぼやけて見えて)人間が両目で見た感じに近づき、遠近感が出る。又、上下に離間した2つの対物レンズの場合には、逆に、垂直な線は明瞭に写り、水平な線は、カメラに近いほど、二重に見えて(ぼやけて見えて)人間が横臥して見たときの感じに近づき、遠近感が出る。
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本考案を詳説する。
図1,図2は本考案に係るカメラの実施の一形態を示し、2つの対物レンズ1,1が、カメラ本体2に離間状に設けられている。
具体的には、対物レンズ1,1は、カメラ本体2の前面20に、左右に離間して設けられる。また、カメラ本体2の内部に、レンズ1を透過した光線3が投射するフィルム4が、奥側(後側)に設けられ、左右一対の対物レンズ1,1の中間に対応する1コマに合成して結像するようになっている。両レンズ1,1の間隔を50mm以下にする。さらに好ましくは、約10mm〜50mmにする。
また、カメラ本体2の内部には、一対のレンズ1A,1Bを夫々透過した(前後方向の)光線3A,3Bを左右方向内側に反射させる反射ミラー8A,8Bと、両光線3A,3Bを夫々後方へ反射させる半透過ミラー9,9が設けられている。そして、両光線3A,3Bは重なって重複光線30となって、フィルム4に投射し結像させる。
図3は本考案のカメラの他の実施の形態を示し、一方のレンズ1Aに対応する第1の反射ミラー8Aが、他方のレンズ1Bに対応する第2の反射ミラー8Bよりも前方に設けられると共に、第1の反射ミラー8Aにより左右方向内向きに反射された第1光線3Aを後方向へ反射させる第3反射ミラー8Cと、第3反射ミラー8Cの後方に離間して設けられて第2反射ミラー8Bにより左右方向内向き(左方向)に反射された光線3Bを後方向へ反射させると共に上記の第1光線3Aを後方へ透過させる半透過ミラー9と、が設けられる点である。上記の第1〜第3反射ミラー8…、及び、半透過ミラー9は、両光線3A,3Bが一方向(後方に)重なるように、配置される。重なった両光線3A,3Bは重複光線30となってフィルム4の方向へ向かう。このように、図2又は図3に示す如く、2つの同一形状・寸法の対物レンズ1,1を透過した光線3,3を、反射ミラー8や半透過ミラー9等から成る光線路合成手段Wによって、合成して、フィルム4に投射する。
また、半透過ミラー9とフィルム4の間には、重複光線30の一部を(図示省略の)ファインダの方向へと反射させる半透過ミラー6と、フィルム4に重複光線30を露光するためのシャッター7と、が設けられる。このファインダ用半透過ミラー6の面を前方上傾方向へ向けて設けることで、重複光線30が、上方向へと反射されて、図示省略のペンタプリズム、アイピースレンズ等を通って、撮影者の目に到達する。
また、本考案のカメラは、図5に例示するように、左右一対のレンズ1,1を同期的に回転させて前後に連動させるギア31,32,32等から成るシンクロナイズ機構22を有しており、対象物に対して、両レンズ1,1の焦点(ピント)を同期して変化させて合わせることが好ましく、又は、このシンクロナイズ機構22にて両レンズ1,1の拡大倍率(ズーム)を同期して変化させるのが好ましい。また、上記ギア31,32,32の他に、タイミングベルト等を用いたシンクロナイズ機構22とすることも自由である(図示省略)。
次に、図3において、本考案のカメラを使用して撮影した場合の作用及び撮影した写真について説明する。
対象物の光線3,3が、一対のレンズ1A,1Bを透過して、カメラ本体2の内部の第1・第2反射ミラー8A,8Bによって左右方向内向きに反射する。そして、一方の(第1)光線3Aは、反射ミラー8Cによって後方へ反射する。また、他方の(第2)光線3Bは、半透過ミラー9によって後方へ反射する。このとき、第2光線3Bに、半透過ミラー9を透過した第1光線3Aが同一方向に重なって、重複光線30になり、ファインダ用半透過ミラー6を透過してフィルム4の方向へ向かう。また、重複光線30の一部は、ファインダ用透過ミラー6によって反射し、ペンタプリズム、アイピースレンズ等を通って、撮影者の目に到達し、上述した図示省略のシンクロナイズ機構により両レンズ1,1のピントを同時に合わせることができる。
そして、撮影者がシャッターボタンを押してシャッター7が跳ねると、フィルム4に重複光線30が投射し、図4に示したような写真5が撮影される。
この写真5において、最も遠くの対象物14(山)は明瞭な線であり、その手前の対象物13(小屋)は輪郭のうち垂直線が僅かに二重となって、ぼやけた感じとなる。また、その手前の対象物12(家屋)は、垂直線の輪郭が二重になったようになり、さらに最も手前の対象物11(自動車)は、はっきりと輪郭が二重になる。
ここで、人間が対象物を見た場合の遠近感について説明する。
一点を両眼で見るときに、その点と両眼を結ぶ線のなす角を光角という。両目で物体を見るときは、この光角の大小によって物体の遠近を判断することができる。即ち、物体が近ければ光角は大きくなり、物体が遠くにあると光角は小さくなるからである。
しかし、動物が周囲の状況に迅速に対応できるためには、遠近感に関わる生理的機能は他にもいろいろあると考えられる。その一つとして、本考案は次のような現象を取り上げてみた。即ち、左右の目を交互に塞ぎ、室内に置いてある対象物を片方ずつの目で見ると、近くの対象物であればあるほど、左目で見た位置と右目で見た位置が左右に大きく移動する。そして、両目で見る場合には、左目と右目で見た二種類の実像を一つに合成して見ることになるため、輪郭の垂直方向の線は二重になって(ぼやけて)見えることになる。なお、このとき輪郭の水平状の線は明瞭である。
このように、片方の目のみで複数の対物を見た場合には遠方と近くの対物の遠近感を判別しにくいが、両方の目で見た場合は遠近感を感じることとなる。
そして、本考案のカメラは、実際に人間が両目で対物を見た場合に感じる遠近感を表現できる画法(以下、「両目画法」と呼ぶ)による作画を、写真5に表現できる技術の考案であり、言い換えると、「両目画法」の撮影を可能とするカメラである。
また、人間の左右の目の色感がわずかに相違していることに対応して、同一形状・寸法の一対の対物レンズ1,1の色の吸収率をわずかに相違させてもよい。この場合には、本考案のカメラで撮影された写真5は、遠方の対象物10に対する近くの対象物10の輪郭の二重になり具合(ぼやけ方)が大きくなり、一層遠近感を感じることができる。
また、本考案に於て、レンズ1,1の間隔が広いと、ずれが大きくなり、ぶれた二重写しの写真になる。そのため、(図示省略の)間隔調整機能を付加して、レンズ1,1の相互間隔を調整自在に構成し、例えば、近景の場合はレンズ間隔を10mm以下位にし、遠景でも最大50mmの間隔とすることが、望ましい。
なお、本考案のカメラは、設計変更自由であり、対物レンズ1,1を上下に離間してカメラ本体2の前面20に設けてもよい。この場合には、カメラで撮影された写真5の対象物10は、図4に示したものと相違して、輪郭の垂直線は明瞭になり、輪郭の水平線は二重の(ぼやけた)状態となる。
以上のように、本考案に係るカメラは、2つの同一形状・寸法の対物レンズ1,1を、カメラ本体2の前面20に左右又は上下に離間状に設け、2つの対物レンズ1,1を透過した光線3,3が、カメラ本体2内のフィルム4に重なって投射されるように構成されたものなので、写真5に写った対象物10は、遠方になるほど明瞭であり、かつ、カメラに近くなるほど輪郭が二重となる。よって、写真5に写った対象物10から、人間が両目で実際に見たときに感じる遠近(奥行き)感を感じることができる。
また、本考案に係るカメラは、2つの同一形状・寸法の対物レンズ1,1を、カメラ本体2の前面20に左右又は上下に離間状に設け、2つの対物レンズ1,1を透過した光線3,3が、カメラ本体2内のフィルム4に重なって投射されるように構成され、さらに、2つの対物レンズ1,1の色吸収率を相違させたものなので、写真5に写った対象物10は、遠方になるほど明瞭であり、かつ、カメラに近くなるほど輪郭が二重となる。よって、写真5に写った対象物10から、人間が両目で実際に見たときに感じる遠近(奥行き)感を感じることができる。
また、2つの対物レンズ1,1の色吸収率を相違させることで、人間の左右の目の色感がわずかに相違していることに対応させることができ、写真5に写った近くの対象物10のぼやけ方(二重となる様)が大きくなり、一層遠近感を感じることができる。
また、2つの対物レンズ1,1の焦点又は拡大倍率を同期して変化させるシンクロナイズ機構22を付設したことにより、ピント合わせ、又は、ズームを容易に手で操作でき、かつ、2つのレンズ1,1の焦点又は倍率が正確に一致する。
本考案に係るカメラの実施の一形態を示す斜視図である。 説明用簡略平面図である。 本考案に係るカメラの他の実施の形態を示す説明用平面図である。 写真を示す説明図である。 シンクロナイズ機構の説明図である。
符号の説明
1 レンズ
2 カメラ本体
3 光線
4 フィルム
22 シンクロナイズ機構

Claims (3)

  1. 2つの同一形状・寸法の対物レンズ(1)(1)を、カメラ本体(2)の前面(20)に左右又は上下に離間状に設け、該2つの対物レンズ(1)(1)を透過した光線(3)(3)が、上記カメラ本体(2)内のフィルム(4)に重なって投射されるように構成されたことを特徴とするカメラ。
  2. 2つの同一形状・寸法の対物レンズ(1)(1)を、カメラ本体(2)の前面(20)に左右又は上下に離間状に設け、該2つの対物レンズ(1)(1)を透過した光線(3)(3)が、上記カメラ本体(2)内のフィルム(4)に重なって投射されるように構成され、
    さらに、上記2つの対物レンズ(1)(1)の色吸収率を相違させたことを特徴とするカメラ。
  3. 上記2つの対物レンズ(1)(1)の焦点又は拡大倍率を同期して変化させるシンクロナイズ機構(22)を付設した請求項1又は2記載のカメラ。
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