JP3127864B2 - 光ディスク記録装置および光ディスク記録方法 - Google Patents

光ディスク記録装置および光ディスク記録方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相変化光ディスク
の光ディスク記録装置および光ディスク記録方法に関
し、特に、レーザ駆動増幅器における記録パワーを最適
化する設定を行う相変化光ディスクの光ディスク記録装
置および光ディスク記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク記録装置における記録
密度の高密度化が望まれている。このような高密度記録
を行うにあたり、フォーカスオフセットを最適化するこ
とによって記録再生、特に、ビットエラーレート特性を
改善する必要がある。このようなフォーカスオフセット
を最適化するものとして、特開平第8−7311号公報
に開示された光ディスク装置や、特開平第8−2217
73号公報に開示された光ディスク記録装置が知られて
いる。これらは、段階的にフォーカスオフセットを変化
させながら、このときのRF信号のエンベロープ波形を
検出し、同エンベロープ波形に基づいて上記フォーカス
オフセットの最適化調整を自動的に行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光ディ
スク記録装置においては、ランド/グルーブ記録再生特
有のものである相変化光ディスクについては、言及され
ておらず、その記録パワーを最適化することができなか
った。
【0004】ここで、図3はランド/グルーブ記録対応
の相変化光ディスクの記録再生波形を波形図により示し
ている。同図において、上からフォーカス誤差信号F
E、RF信号、トラッキング誤差信号TEを示してい
る。
【0005】このRF信号は(1,7)変調で記録した
ときのものであるが、RF全振幅は8Tパルスの振幅で
あり、中心部分のエンベロープは2T信号である。つま
り、2T信号の振幅変動はすくないが、8T信号の振幅
変動が大きいことを示している。
【0006】良好なビットエラーを得るにはRF信号の
エンベロープ波形が平坦であることが望まれる。一般に
エンベロープ特性が劣化した部分にビットエラーが立つ
ことが知られている。図に示すように、ランド/グルー
ブ記録再生特有のものである相変化光ディスクについて
はRF信号のエンベロープ波形が大きく変動しているこ
とが分かる。
【0007】このRF信号のエンベロープ波形から光記
録パワーを最適化(オプティマイズ)するための動作を
図4に示すタイミングチャートに基づいて説明する。
【0008】(a)は光ディスクの1回転ごとに1パル
スずつ出力されるタイミング信号を示している。この光
ディスクが1回転する間に、レーザパワー(光記録パワ
ー)を7段階に変化させたときの光ヘッドのRFヘッド
増幅器からの出力を(c)に示している。
【0009】(c)において、RF信号をAC増幅器を
介した後に正極と負極の検波を行い、両者について差動
増幅したときの差動増幅出力(オプティマイズ検出用信
号)を(d)に示している。
【0010】図に示すように、エンベロープ検出信号を
零クロスしたときのポイント401は3点となってい
る。RF信号のエンベロープ波形が安定していれば、こ
のポイント401は1点であり、記録パワーが最適化さ
れるポイントを示すことになるが、このように3点とな
っていると判定できない。
【0011】図5は記録パワーのビットエラーレート
(BER)依存性を示している。図に示すように、記録
パワーを最適化することによってビットエラーレートを
改善できる。この場合、矢印501,501が記録パワ
ーの最適化によってビットエラーレートを改善する方向
を示す。
【0012】以上を総括すれば、次のようになる。図3
の信号波形に示すように媒体の反射率の変動もしくはト
ラックウォブリング等によってRF信号のエンベロープ
が変動するため、図4(d)に示すようにその検波出力
が平坦ではなくガタガタするようになる。すると、オプ
ティマイズ検出用信号が接地(GND)レベルとなると
きの記録パワーを最適化されたものとして設定しようと
しても、1点でしかるべき記録パワーの最適点が3点も
生じてしまい、最適点が不明確で正確な記録パワーを設
定することが困難となってしまう。これにより、正確な
オプティマイズ処理ができなくなる。
【0013】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、ランド/グルーブ記録再生特有のものである相
変化光ディスクについて光記録パワーの最適化を実現す
ることが可能な相変化光ディスクの光ディスク記録装置
および光ディスク記録方法の提供を目的とする。
【0014】すなわち、媒体の反射率変動などをはじめ
とした性能指数変動やトラックウォブリングのサーボ要
件などによるRF信号のエンベロープの変動においても
安定した正確な記録パワーのオプティマイズ処理を行う
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、相変化光ディスクに記録
を行うにあたって、レーザ駆動増幅器における記録パワ
ーを所定方向に増減させたときのRF信号のエンベロー
プ波形に基づいて同記録パワーを最適化する設定を行う
光ディスク記録装置であって、フォーカス誤差信号を所
定のオフセットレベルでコンパレートするとともに同オ
フセットレベル以上のときに上記RF信号 のエンベロー
プ信号をサンプルホールドし、同サンプルホールドした
信号値でエンベロープ波形を再現して補償し、補償後の
同エンベロープ波形に基づいて上記記録パワーを設定す
る構成としてある。
【0016】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、相変化光ディスクに記録を行うにあたっ
てレーザ駆動増幅器における記録パワーを所定方向に増
減させ、そのときのRF信号のエンベロープ波形に基づ
いて同記録パワーを最適化する。この場合フォーカス
誤差信号に基づいて上記RF信号のエンベロープ波形を
補償し、補償後の同エンベロープ波形に基づいて上記記
録パワーを設定する。
【0017】後述するようにフォーカス誤差信号とRF
信号のエンベロープ波形に相関があることが見出された
ため、同フォーカス誤差信号に基づいてエンベロープ波
形を平坦にすることができる。ここでいう補償とはかか
る平坦化を意味する。平坦化によって必ずしも正規の値
とはならないこともあり得るが、オプティマイズ検出用
信号全体として変化するだけであるから、適正なレベル
設定を行うことによって最適な光記録パワーを見つけら
れる。
【0018】ここで、フォーカス誤差信号に基づいて上
記RF信号のエンベロープ波形の補償を具体的に実現す
るには上記フォーカス誤差信号を所定のオフセットレ
ベルでコンパレートし、同オフセットレベル以上のとき
に上記RF信号のエンベロープ波形をサンプルホールド
する。そして、同サンプルホールドした信号値でエンベ
ロープ波形を再現して補償する。
【0019】さらに、請求項にかかる発明は、請求項
に記載の光ディスク記録装置において、上記フォーカ
ス誤差信号を零クロスに対してオフセットするレベルで
コンパレートする構成としてある。
【0020】上記のように構成した請求項にかかる発
明においては、上述したようにフォーカス誤差信号に基
づいて上記RF信号のエンベロープ波形をサンプルホー
ルドし、同サンプルホールドした信号値でエンベロープ
波形を再現して補償するが、具体的には上記フォーカス
誤差信号を零クロスに対してオフセットするレベルでコ
ンパレートする。
【0021】さらに、請求項にかかる発明は、請求項
に記載の光ディスク記録装置において、上記フォーカ
ス誤差信号を零クロスに対してオフセットするレベルで
コンパレートすることにより、同フォーカス誤差信号の
変動の大小を検出し、小のときに上記記録パワーレベル
の設定を行う構成としてある。
【0022】上記のように構成した請求項にかかる発
明においては、上記フォーカス誤差信号を零クロスに対
してオフセットするレベルでコンパレートするが、これ
によって同フォーカス誤差信号の変動の大小を検出でき
ることになり、小のときに上記記録パワーレベルの設定
を行う。
【0023】さらに、請求項にかかる発明は、請求項
1〜3のいずれかに記載の光ディスク記録装置におい
て、上記RF信号をAC増幅器を介して増幅した後に正
極と負極の検波を行い、両者の差動増幅出力を上記エン
ベロープ波形の出力とする構成としてある。
【0024】上記のように構成した請求項にかかる発
明においては、上記エンベロープ波形の出力を得るにあ
たり、上記RF信号をAC増幅器を介して増幅し、その
後に正極と負極の検波を行い、最後に両者を差動増幅し
て得られた結果を同エンベロープ波形とする。
【0025】さらに、請求項にかかる発明は、相変化
光ディスクの光ディスク記録装置において、レーザ駆動
増幅器における記録パワーを所定方向に増減させたとき
のRF信号のエンベロープ波形に基づいて同記録パワー
を最適化する設定を行う光ディスク記録方法であって、
フォーカス誤差信号を所定のオフセットレベルでコンパ
レートするとともに同オフセットレベル以上のときに上
記RF信号のエンベロ ープ信号をサンプルホールドし、
同サンプルホールドした信号値でエンベロープ波形を再
現して補償し、補償後の同エンベロープ波形に基づいて
上記記録パワーを設定する方法としてある。すなわち、
必ずしも実体のある装置に限らず、その方法としても有
効であることに相違はない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる光ディスク記録装置をブロック図により示してお
り、図2は同光ディスク記録装置におけるオプティマイ
ズ動作過程を波形図により示している。
【0027】これらに基づいて本発明の構成を説明する
前に、本発明の本質について説明する。図3の信号波形
を観察すると、RF信号のエンベロープ波形とトラッキ
ング誤差信号には相関は見つけられない。しかしなが
ら、RF信号のエンベロープ波形とフォーカス誤差信号
との間には相関があることを見出した。なお、RF信号
の中心部分は2T信号のエンベロープであり、8Tエン
ベロープ上部は相変化媒体の結晶状態であり、下部は非
結晶部分である。
【0028】すなわち、本発明者は、フォーカス誤差信
号と8Tの結晶状態でのエンベロープ変化に相関がある
ことを発見したため、フォーカス誤差信号によってエン
ベロープ波形の不規則な変化を修正できると考えるに至
った。例えば、フォーカス誤差信号を零クロスより高い
レベルでコンパレートし、このレベル以上のときに、R
F信号のエンベロープ検出した信号をサンプル/ホール
ドを行なってエンベロープ信号を得れば、RF信号のガ
タガタしたエンベロープを平滑することができる。従っ
て、図4(d)に示すような最適化のためのエンベロー
プ信号を正確に検出することが可能となる。
【0029】ここで、図1に戻ってこのような最適化を
実現するための具体的な実施形態について説明する。図
1において、光ヘッド101は光ビームの発光素子やフ
ォーカス機構及び受光素子などを備えて構成され、発光
素子から出力される光ビームを相変化光ディスクに照射
せしめた反射光を受光素子にて受光し、その信号をRF
信号として出力する。エンベロープ検波回路102はこ
のRF信号の増幅出力を入力してエンベロープ信号を形
成するものであり、それぞれ逆方向にダイオード10
6,106を並列接続することによって正極と負極とに
対応させつつそのピーク値をコンデンサ107と抵抗1
08とでAM検波し、差動増幅器に入力せしめてエンベ
ロープ波形を得ている。
【0030】一方、光ヘッド101はRF信号とともに
フォーカス誤差信号も出力しており、このフォーカス誤
差信号はFE信号増幅器104を介してレベリング回路
105に入力されている。レベリング回路105は上記
フォーカス誤差信号を所定のオフセットレベルでコンパ
レートするものであり、所定のオフセットレベル以上の
ときに信号を出力する。
【0031】この出力はサンプリング回路103に入力
されており、同サンプリング回路103はレベリング回
路105からの出力に基づいて上記エンベロープ検波回
路102から出力されているエンベロープ信号をサンプ
ルホールドするとともに、その結果をデータバス109
に出力している。
【0032】このデータバス109には、上記光ヘッド
101における光記録パワーを決定することになるレー
ザ駆動増幅器(WAM)110とともに、CPU111
が接続されている。そして、同CPU111は上記サン
プリング回路103から出力される波形を補償されたエ
ンベロープ信号を入力し、従来と同様の手法によって同
レーザ駆動増幅器110を制御し、光記録パワーの最適
化を図っている。
【0033】次に、上記構成からなる本実施形態の動作
を説明する。光ヘッド101から出力されるRF信号
は、図1に示すように破線で囲んだエンベロープ検波回
路102に入力され、このエンベロープ検波回路102
でエンベロープ波形が検出される。このエンベロープ信
号はサンプリング回路103に入力させておく。
【0034】ここで、エンベロープ検波回路102は、
光ヘッド101からのRF信号を検波ダイオード106
とコンデンサ107と抵抗108でで行っている。すな
わち、RF信号をAC増幅器を介した後に正極と負極の
検波を行い、両者を差動増幅器で差動増幅することによ
ってエンベロープ信号を得、その出力をサンプリング回
路103に出力している。
【0035】一方、光ヘッド101から出力されるフォ
ーカス誤差信号FEはFE信号増幅器104にて増幅さ
れ、零クロス回路からなるレベリング回路105で負信
号となる期間を検出し、この期間につきRF信号のエン
ベロープ信号のサンプリングを行わないようにする。
【0036】本実施形態においては、このように負信号
となる期間を検出してエンベロープ信号のサンプリング
を行わないようにしているが、フォーカス誤差信号を零
クロスより高いレベルでコンパレートし、このレベル以
上のときに、RF信号のエンベロープ検出した信号をサ
ンプルホールドを行なうことにより、エンベロープ信号
を得るようにしても構わない。
【0037】以上のようにしてフォーカス誤差信号が負
信号となる期間を除いてエンベロープ信号のサンプリン
グを行なうようにしたため、フォーカス誤差信号の変動
分でエンベロープ信号を補償することになり、そのサン
プルホールドしたエンベロープ信号はデータバス109
へ送信される。
【0038】また、光ヘッド101のレーザ駆動増幅器
110への記録パワーの設定は、CPU111が同デー
タバス109を介して段階波状に設定する。この記録パ
ワーの設定の最適点を精度よく求めるには、2回、3回
とレベル設定を徐々に設定して記録パワーレベルの設定
の精度をあげることが可能である。
【0039】ここで、図2はフォーカス誤差信号FEの
零クロス信号によってRF信号のエンベロープ信号をサ
ンプリングすることによりオプティマイズを行う動作過
程を説明するための波形図である。
【0040】同図(a)は光ディスクの一回転に一回の
発生されるパルスを示しており、このときのフォーカス
誤差信号FEを同図(d)に示している。ここでは同フ
ォーカス誤差信号を接地(GND)レベルでコンパレー
トし、GND以下のフォーカス誤差信号の区間ではサン
プルホールド回路103におけるゲートを開けている。
もちろん、上述したようにGNDからレベル設定をあげ
た状態でサンプルホールド回路103のゲートを開けて
おくようにしてもよい。
【0041】同図(c)はレーザ駆動増幅器110の記
録パワーを7段階に変化させる状況を示している。この
7段階での記録パワーの設定を行ったときの光ヘッド1
01からのRF信号は同図(d)に示されている。ここ
では(1,7)変調信号(2Tから8Tパルスまでの7
通りのパルスからなる)で記録したときのRF信号のエ
ンベロープ201と、8Tの信号のエンベロープ202
を示している。2T信号のレベルには大きな変化はない
が、8Tの信号には大きな変化となって現れている。こ
の信号はエンベロープ検出する前のRF信号であるの
で、図3に示すRF信号と同じく、8Tの信号にRF信
号エンベロープのガタツキがある。
【0042】これに対して、このRF信号をフォーカス
誤差信号FEからの制御信号をもとにサンプルホールド
してエンベロープ検出した出力を図2(e)に示してい
る。この状態ではGNDレベルで記録パワーを設定した
ときに最良のビットエラーレートが得られることとして
いる。従って、オプティマイズ検出信号をデータバス1
09に送信し、CPU111であらかじめ設定した記録
パワーの変化に応じてエンベロープ検出における8Tパ
ルスの信号レベルの2Tパルスの信号レベルの中心が合
うかどうかを検出し、8Tパルス振幅の中心に2Tパル
スの中心がくるレベルをCPU111で検出する。この
演算によって記録パワーの最適化をはかることができ
る。
【0043】このように、相変化光ディスクの記録パワ
ーを設定するにあたり、レーザ駆動増幅器の記録パワー
の設定を段階的にもしくは線形に変化させたとき、FE
信号増幅器104とレベリング回路105とでフォーカ
ス誤差信号FEを零クロスに対してオフセットするレベ
ルでコンパレートし、このレベル以上もしくは以下のと
きにエンベロープ検波回路102において検波しておい
たRF信号のエンベロープ検出をサンプルホールドする
ことにより、同エンベロープ波形の変動を補償し、これ
により、相変化光ディスクの光ディスク記録方法におけ
る記録パワーもしくはバイアスパワーの最適化(オプテ
ィマイズ)を安定に正確に設定できる装置を提供するこ
とができる。
【0044】すなわち、本発明は、RF信号のエンベロ
ープ変動とフォーカス誤差信号との相関があることに注
目したものであり、RFエンベロープ信号を正極と負極
のそれぞれに対してAM検波し差動増幅器によって検出
した信号をサンプル/ホールドするとき、フォーカス誤
差信号を所定のバイアスをもとにレベリングしてオン/
オフさせ、RF信号のエンベロープ信号から抽出するオ
プティマイズ検波出力をサンプリングすることにより、
安定したオプティマイズ検出用信号を抽出し、データバ
スを介して記録パワーの最適化を行うようにした。な
お、エンベロープ波形が安定した状態においては上述し
た従来公報に開示された公知の手法などで記録パワーを
最適化することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、フォーカ
ス誤差信号を所定のオフセットレベルでコンパレートす
ることにより、このフォーカス誤差信号の変動成分を検
知できるので、これに対応して上記RF信号のエンベロ
ープ波形をサンプルホールドすれば変動分を補償でき
る。
【0046】さらに、請求項にかかる発明によれば、
上記フォーカス誤差信号を零クロスに対してオフセット
するレベルでコンパレートするので、比較的コンパレー
トが容易となる。
【0047】さらに、請求項にかかる発明によれば、
フォーカス誤差信号の変動の大小を検出できることにな
り、小のときに上記記録パワーレベルの設定を行うので
変動による誤差を小さくできる。
【0048】さらに、請求項にかかる発明によれば、
RF信号をAC増幅器を介して増幅した後の正極と負極
の検波に基づいて差動増幅するので容易にエンベロープ
波形が得られる。
【0049】さらに、請求項にかかる発明によれば、
フォーカス誤差信号を所定のオフセットレベルでコンパ
レートすることにより、このフォーカス誤差信号の変動
成分を検知できるので、これに対応して上記RF信号の
エンベロープ波形をサンプルホールドすれば変動分を補
償できる光ディスク記録方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる光ディスク記録装
置のブロック図である。
【図2】同光ディスク記録装置のオプティマイズ動作過
程を説明するための波形図である。
【図3】従来の光ディスク記録装置における信号波形を
示す図である。
【図4】従来のオプティマイズ動作過程を説明するため
の波形図である。
【図5】記録パワーとビットエラーレートとの対応関係
を示す図である。
【符号の説明】
101 光ヘッド 102 エンベロープ検波回路 103 サンプリング回路 104 FE信号増幅器 105 レベリング回路 106 検波ダイオード 107 コンデンサ 108 抵抗 109 データバス 110 レーザ駆動増幅器(WAM) 201 2T信号のエンベロープ 202 8T信号のエンベロープ 401 ポイント 501 矢印

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相変化光ディスクに記録を行うにあたっ
    て、レーザ駆動増幅器における記録パワーを所定方向に
    増減させたときのRF信号のエンベロープ波形に基づい
    て同記録パワーを最適化する設定を行う光ディスク記録
    装置であって、フォーカス誤差信号を所定のオフセットレベルでコンパ
    レートするとともに同オフセットレベル以上のときに上
    記RF信号のエンベロープ信号をサンプルホールドし、
    同サンプルホールドした信号値でエンベロープ波形を再
    現して補償 し、補償後の同エンベロープ波形に基づいて
    上記記録パワーを設定することを特徴とする光ディスク
    記録装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項に記載の光ディスク記録装
    置において、上記フォーカス誤差信号を零クロスに対し
    てオフセットするレベルでコンパレートすることを特徴
    とする光ディスク記録装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項に記載の光ディスク記録装
    置において、上記フォーカス誤差信号を零クロスに対し
    てオフセットするレベルでコンパレートすることによ
    り、同フォーカス誤差信号の変動の大小を検出し、小の
    ときに上記記録パワーレベルの設定を行うことを特徴と
    する光ディスク記録装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜3のいずれかに記載の光
    ディスク記録装置において、上記RF信号をAC増幅器
    を介して増幅した後に正極と負極の検波を行い、両者の
    差動増幅出力を上記エンベロープ波形の出力とすること
    を特徴とする光ディスク記録装置。
  5. 【請求項5】 相変化光ディスクの光ディスク記録装置
    において、レーザ駆動増幅器における記録パワーを所定
    方向に増減させたときのRF信号のエンベロープ波形に
    基づいて同記録パワーを最適化する設定を行う光ディス
    ク記録方法であって、フォーカス誤差信号を所定のオフセットレベルでコンパ
    レートするとともに同オフセットレベル以上のときに上
    記RF信号のエンベロープ信号をサンプルホー ルドし、
    同サンプルホールドした信号値でエンベロープ波形を再
    現して補償 し、補償後の同エンベロープ波形に基づいて
    上記記録パワーを設定することを特徴とする光ディスク
    記録方法
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