JP3127814U - 高周波伝送プラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波伝送プラグの提供。
【解決手段】プラグハウジング(Housing)、ロードバー(Load Bar)、ケーブルオーガナイザー(Cable Organizer)などの構成部品により組成する。該ケーブルオーガナイザーの上の上凹槽と下導槽の間には相互に連通する貫通槽孔を設置し、下方に位置する第三、六号芯線と上方に位置する第四、五号芯線間のクロストーク(Cross Talk)を増加可能で、該クロストークによりエムベディッド式(de-embedded)の効果を達成し伝送品質を向上させることができる。また該ケーブルオーガナイザーは導電性を備えたプラスチック(plastic with electrically conductive)或いはクロストーク防止/電磁及び無線干渉防止 (RFI/EMI Shielding Materials)材質であるため、相対的にさらに干渉を防止可能で、伝送品質をさらに向上させることができる。
【選択図】図5

Description

本考案は一種の高周波伝送プラグに関する。特に一種のケーブルを区画する各芯線のケーブルオーガナイザーはその上凹槽と下導槽に連通する貫通孔を備え、下方に位置する第三、六号芯線と上方に位置する第四、五号芯線間のクロストークを増加可能で、該クロストークによりエムベディッド式(de-embedded)の効果を達成し伝送品質を向上させることができ、またプラグハウジングの圧持ブロックの凹弧部は安定的にケーブルを固定可能で、ケーブル内の各芯線のツイスト距離変動を避け伝送品質を確保可能である高周波伝送プラグに係る。
公知の高周波伝送プラグのケーブルの8本の芯線(すなわち4対)は相互間に干渉が発生し易いため、干渉を低下させることができる高周波伝送プラグの提供は業界の共通目標であった。
公知の伝送プラグ6のプラグハウジング61の圧持ブロック612が下方へと押される前の部分断面表示図と別の角度からの断面表示図である図1、2において、図2に示すように、ケーブル7の各対の芯線74と75、73と76、71と72、77と78のツイスト距離は変動しない。
さらにプラグハウジング61の圧持ブロック612が下方へと押され、圧持ケーブル7の2個の角度が圧持された様子を示す断面表示図である図3、4において、図3に示すように、該圧持ブロック612の下端6121は線接触の方式で接近し該ケーブル7を押し、該ケーブル7は圧迫され変形する。これにより該ケーブル7内の一緒にツイストしている各対の芯線74と75、73と76、71と72、77と78のツイスト距離は変動し(図4参照)、該ケーブル7の正常伝送機能に影響を及ぼす。
本考案の主目的は高周波伝送プラグを提供し、そのケーブルオーガナイザーはケーブルの各対芯線の上凹槽、下導槽、左導槽、右導槽を区画し、該上凹槽と該下導槽間は連通し貫通槽孔を設置し、下方の第三、第六号芯線と上方の第四、第五号芯線間に位置するクロストーク(Cross Talk)を増加可能で、該クロストークによりエムベディッド式(de-embedded)の効果を達成し伝送品質を向上させることができる。
本考案の次の目的は高周波伝送プラグを提供し、そのケーブルオーガナイザーは導電性を備えたプラスチック(plastic with electrically conductive)或いはクロストーク防止/電磁及び無線干渉防止 (RFI/EMI Shielding Materials)材質であるため、相対的にさらに干渉を防止可能で、伝送品質をさらに向上させることができる。
本考案のもう一つの目的は高周波伝送プラグを提供し、そのプラグハウジング後側上方の位置決め槽内の片側壁には圧持ブロックを備え、かつ該圧持ブロックは凹弧部を備え、該圧持ブロックは下方へと押され、ケーブルを圧着固定し、しかも該凹弧部は面接触の方式でケーブルを圧着するため、ケーブルは安定的に固定され、しかもケーブル内の一緒にツイストする各対の芯線を圧迫し、相互間のツイスト距離が変動することを避け、こうしてケーブルの正常な伝送機能を確保する高周波伝送プラグを提供する。
請求項1の考案は、プラグハウジング、ロードバー、ケーブルオーガナイザーを含み、該プラグハウジングはプラスチック材質で、内部には槽孔を備え、該槽孔は該ロードバーを及び該ケーブルオーガナイザーを収容可能で、該槽孔の後側は後側方向に向かい開放状態の後槽孔を呈し、該後槽孔の上方は該プラグハウジング後側上方の位置決め槽と相互に通じ、別に該プラグハウジングの前側には8本の相互に間隔を開けた槽道を備え、該各槽道は下方に向かい該槽孔の上方と連通し、該各槽道は導電接触片とそれぞれ嵌入し、
該ロードバーは後側方向に向かい開放状を呈した後位置決め槽を備え、該後位置決め槽は該前側に設置する8本の貫通槽道と連通し、これによりケーブルの各芯線は先ず該後位置決め槽により導入され、さらにそれぞれ該前側の8本の貫通槽道に対応し挿入し、しかも該各貫通槽道の上方は開放状態を呈し、
該ケーブルオーガナイザーは間隔を開け形成する軸方向の上凹槽、下導槽、左導槽、右導槽で、該ケーブルオーガナイザーは貫通層孔を備え、該貫通槽道は該上凹槽と下導槽を上、下に連通し、しかも該貫通槽孔は該下導槽前側に設置する陥没部と連通し、該上凹槽はケーブルの第四、第五号芯線を貫通させ、さらに該貫通槽孔により該下導槽に貫通し、続いて該下導槽の陥没部は前に向かい該下導槽の陥没部前端に穿出し、該下導槽の上方両側には第三、第六号芯線を穿設可能で、該左、右導槽はそれぞれケーブルの第一、第二号芯線と第七、第八号芯線を穿設可能で、しかも該ケーブルオーガナイザー内に穿設する第四、第五号芯線は相互に平行な状態を呈し、第一、第二号芯線は相互にツイスト状を呈し、しかも第七、第八号芯線は相互にツイスト状を呈することを特徴とする高周波伝送プラグとしている。
請求項2の考案は、請求項1記載の高周波伝送プラグにおいて、前記ブルオーガナイザーは導電性を備えたプラスチック或いはクロストーク防止/電磁及び無線干渉防止材質で、該ケーブルオーガナイザーの下導槽の下方には別に該陥没のさらに下方に位置する左、右両側の接触凹縁を設置し、これにより該下導槽に穿設する第三、第六号芯線はそれぞれ接触位置決めされ、該下導槽の幅じゃ前側が広く後方に向かい徐々に狭くなり、該左、右導槽の後側の高さがより高く、しかも前側は徐々に縮小し導引斜面と比較的薄い部位を形成し、該ケーブルオーガナイザーの前端面には該左、右導槽の前端縁を囲む導引ブロックを備え、該ケーブルオーガナイザーの前端面の左、右両側の導引ブロックは該ケーブルオーガナイザーの後位置決め槽の左、右両側の導入層に対応し挿入されることを特徴とする高周波伝送プラグとしている。
請求項3の考案は、請求項1記載の高周波伝送プラグにおいて、前記プラグハウジングの位置決め槽内の片側壁には圧持ブロックを一体成型し、該圧持ブロックは凹弧部を備え、該圧持ブロックは押された後、下方へとケーブルを圧着し、ケーブルを圧着固定し、しかも該凹弧部の下端縁面は面接触の方式でケーブルを圧着するため、ケーブルを安定的に固定し、しかもケーブル内の一緒にツイストする各対の芯線のツイスト距離が変動することを避けることができ、しかもケーブルの正常な伝送機能を相対的に確保することができ、しかも該プラグハウジングの後側上方の位置決め槽内の片側壁が連結する圧持ブロックは該後位置決め槽内の他の側壁と間隔距離を形成し、これにより該圧持ブロックの下方へのプレスに利することを特徴とする高周波伝送プラグとしている。
請求項4の考案は、請求項1記載の高周波伝送プラグにおいて、前記ケーブルオーガナイザーの後位置決め槽は錐形槽孔を呈し、該その左、右両側は該後位置決め槽と相互に連通する導入槽で、該後位置決め槽は8本の上下に相対する傾斜状引導を区画し、該各対の傾斜状引導はそれぞれ該ケーブルオーガナイザーの前側の8本の貫通槽道と連通し、これにより該8本の上下に相対する傾斜状引導は8本の芯線の8本の貫通槽道への便利な挿入を導引することを特徴とする高周波伝送プラグとしている。
本考案はケーブルを区画する各芯線のケーブルオーガナイザーはその上凹槽と下導槽に連通する貫通孔を備え、下方に位置する第三、六号芯線と上方に位置する第四、五号芯線間のクロストークを増加可能で、該クロストークによりエムベディッド式(de-embedded)の効果を達成し伝送品質を向上させることができ、またプラグハウジングの圧持ブロックの凹弧部は安定的にケーブルを固定可能で、ケーブル内の各芯線のツイスト距離変動を避け伝送品質を確保可能である。
先ず図5〜12に示すように、本考案高周波伝送プラグはプラグハウジング(Housing)1、ロードバー(Load Bar)2、ケーブルオーガナイザー(Cable Organizer)3を含む。
該プラグハウジング1はプラスチック材質で、内部には槽孔11を備える(図19参照)。該槽孔11は該ロードバー(Load Bar)2と該ケーブルオーガナイザー(Cable Organizer)3を収容可能で、該槽孔11の後側は後側方向に向かって開放状態を呈する後槽孔113である。該後槽孔113の上方は該プラグハウジング1後側上方の位置決め槽12と相互に通じ、該位置決め槽12内の片側壁には圧持ブロック121を一体に形成する(図20参照)。該圧持ブロック121は手工具或いは自動機械により押された後、下方へとケーブル(Cable)4を押し、これにより該ケーブル4は圧迫固定される(図21、22参照)。しかも該凹弧部1211の下端縁面1210は面接触の方式で該ケーブル4を押す。
このため、該ケーブル4を安定的に固定することができ、しかも該ケーブル4内の一緒にツイストする各対の芯線41と42、43と46、44と45、47と48(或いは各対のツイステッドペアTwisted Pairsと呼称も可)のツイスト距離は変動し、しかも該ケーブル4の正常伝送機能を相対的に確保することができる。また別に該プラグハウジング1の前側には8本の相互に間隔を開けた槽道10を備え、該各槽道10は下方に向かい、該槽孔11の上方と連通する。該各槽道10はそれぞれ導電接触片5を嵌入する。
次に該ロードバー(Load Bar)2の後側はやや錘状を呈し、しかも後側方向に向かい開放状態を呈した後位置決め槽21を備える(図5、6参照)。該後位置決め槽21は前側に設置する8本の貫通槽道20と連通し、該芯線41と42、43と46、44と45、47と48は、先ず該後位置決め槽21により導入され、さらにそれぞれ該8本の貫通槽道20に対応し挿入される。しかも該各貫通槽道20の上方は開放状態を呈する。
次に図5、6、7に合わせて示すように、該ケーブルオーガナイザー3は軸方向の上凹槽31、下導槽32、左導槽33、右導槽34を間隔を開けて形成する(図7参照)。しかも該下導槽32の幅は前側がより広く、後に向かい徐々に狭くなり、該左、右導槽33、34の後側の高さはより高く、しかも該前側は徐々に縮小し導引斜面331、341及び比較的薄い部位332、342を形成する。該ケーブルオーガナイザー3の前端面の左、右両側の導引ブロック333、343は該ロードバー2の後位置決め槽21(図6参照)の左、右両側の導入槽211、212に対応し挿入する。
該ケーブルオーガナイザー3は貫通槽孔30を備え、該貫通槽孔30は該上凹槽31と該下導槽32に上下連通し、しかも該貫通槽孔30は該下導槽32前側に設置する陥没部321と連通する(図7参照)。該上凹槽31(図13参照)は該ケーブル4の第四、五号芯線44、45を穿入させ、さらに該貫通槽孔30を経由し該下導槽32に穿入させ、最後にスムーズに該下導槽32の陥没部321は前に向かい、該下導槽32の陥没部321の前端(図15参照)を穿出する。該下導槽32(図14参照)の上方両側には該ケーブル4の第三、四芯線43、46を穿設することができ(図16、17参照)、該左、右導槽33、34はそれぞれ該ケーブル4の第一、二号芯線41、42と該第七、八号芯線47、48を穿設することができる(図13〜17参照)。
続いて図5、19、20に示すように該プラグハウジング1後側上方の位置決め槽12内の片側壁が連結する圧持ブロック121は該位置決め槽12内の他の側壁122、123、124と間隔距離を形成し、これにより該圧持ブロック121は下へと押され易くなる。
さらに図6に示すように、該ロードバー2の後位置決め槽21は錘形槽孔を呈し、しかも左、右両側は該後位置決め槽21と相互に連通する導入層211、212である。該後位置決め槽21は8本の上下に相対する傾斜状引道210を区画、形成し、該各対の傾斜状引道210はそれぞれ該ロードバー2の前側の8本の貫通槽道20と連通する。該8本の上下対称な傾斜状引道210は便利に該ケーブル4の8本の芯線41、42、43、46、44、45、47、48を導引し、それぞれ該8本の貫通槽道20に挿入させる。
組立てる時には、該ケーブル4のケーブル外皮40をある程度の長さ剥離し(図8参照)、該各芯線を分け(図9参照)、続いて該ケーブル4の隔絶板401の前側を切断する(図10参照)。
別に図11〜13に示すように、該ケーブル4の第一、二号芯線41と42及び第七、八号芯線43と46はそれぞれ該ケーブルオーガナイザー3の左、右導槽33、34を貫通し、それぞれ該左、右導槽33、34の前端に貫通する。また該ケーブル4(図13を合わせて参照)の第四、五号芯線44と45、は先ず該上凹槽31より穿入し、さらに該貫通槽孔30により該下導槽32に穿入し、該下導槽32の陥没部321はその流れで前方に向かい、該下導槽321の陥没部321の前端に穿出する(図15参照)。該第三、六号芯線43と46は、先ず該ケーブルオーガナイザー3の下導槽32の下方両側を貫通し、該下導槽32の前端においてそれぞれ伸び出る。次に第一から第八号芯線41、42、43、46、44、45、47、48の前端はさらにそれぞれ該ロードバー2の後位置決め槽21により導入される(図14、15参照)。さらに該8本の貫通槽道20に対応しそれぞれ挿入し、しかも該ケーブルオーガナイザー3の前端左、右両側の導引ブロック333、343により該ロードバー2の後位置決め槽21(図6参照)の両側の導入槽211、212に挿入し、該ケーブル4、該ケーブルオーガナイザー3、該ロードバー2の組立てを完成する。これに従い、該ケーブル4と該ケーブルオーガナイザー3は該ロードバー2を連動し、該プラグハウジング1の槽孔11内に挿入し(図19参照)、しかも該ロードバー2と該ケーブルオーガナイザー3は該槽孔11に対応し内部に位置する。さらに8枚の導電接触片5(図19参照)はそれぞれ該プラグハウジング1の前側各槽道10の上方より挿入し、これにより該各導電接触片5の下方はそれぞれ該各芯線41、42、43、46、44、45、47、48の内部に進入する。こうして該プラグハウジング1の後側上方の位置決め槽12内の圧持ブロック121(図20参照)は下方へと押され、該凹弧部1211の下端縁面1210は該プラグハウジング1と該ケーブル4の後側を圧着固定し(図21、22参照)、こうして安定的な組立てを完成する。しかも該ケーブル4の第一、第二号芯線41、42及び第七、第八号芯線47、48は該左、右導槽33、34において区画され、隔離を形成する。しかも、該上凹槽31と該下導槽32の間を連通する貫通槽孔30は該下方に位置する第三、第六号芯線43、46と該上方に位置する第四、第五号線芯44、45間のクロストーク(Cross Talk)を増加し、該クロストークを用い、エムベディッド式(de-embedded)の効果を達成し、伝送品質を向上させることができる。
さらに該ケーブルオーガナイザー3は導電性を備えたプラスチック(plastic with electrically conductive)或いはクロストーク防止/電磁及び無線干渉防止 (RFI/EMI Shielding Materials)材質で、金属粉プラスチック(Metal Powder Plastic)などの材質である。
また該ケーブルオーガナイザー3の下導槽32の下方には別に該陥没部321のさらに下方に左、右両側に位置する接触凹縁323を設置し(図7参照)、これにより該下導槽32の第三、第六号芯線43、46は分離し位置決めされる。
該ケーブル4の第一から第八号芯線41、42、43、46、44、45、47、48と該ケーブルオーガナイザー3を穿設、組立てる時には以下の2点に注意する必要がある。
(1)第四、五号芯線44、45はツイストさせず、該貫通槽孔30の上方の該貫通槽孔30を貫通しその下方の第三、六号芯線33、46が見える位置において平行を保持し、クロストークを増加させる。
(2)該ケーブルオーガナイザー3内にそれぞれ穿設する、その両側辺に位置する第一、二号芯線41、42と第七、八号芯線47、48号はそれぞれわずかにツイスト状を呈する必要がある。
該ケーブル4の第一から第八号芯線41、42、43、46、44、45、47、48と該ケーブルオーガナイザー3を穿設、組立てる時には、第四、第五号芯線44、45はツイスト状とせず(図23参照)、最大でも2分の1ターンのツイストとする。図24は第四、第五号芯線44、45が2分の1ターン最初の位置から最終位置までツイストした前面平面表示図である。
また第三、第六号芯線43、46は少なくとも2分の1ターン、最大で1ターンのツイストを行う。図25が示す第三、第六号芯線43、46は2分の1ターンの最初の位置から最終位置までツイストしており、図はその前面平面表示図である。図26は第三、第六号芯線43、46がツイストする1ターンの最初の位置から最終位置まで前面平面表示図である。
また第一、第二号芯線41、42は少なくとも4分の3ターン、最大で4分の11ターンのツイストを行い、図はその最初の位置から最終位置までの前面平面表示図である。図28は第一、第二号芯線41、42が4分の11ターンのツイストを行う最初の位置から最終位置までの前面平面表示図である。
また第七、第八号芯線47、48は少なくとも4分の3ターン、最大で2分の11ターンのツイストを行い、図29は第七、第八号芯線47、48が4分の3ターンのツイストを行うその最初の位置から最終位置までの前面平面表示図である。図30は第七、第八号芯線47、48が2分の11ターンのツイストを行うその最初の位置から最終位置までの前面平面表示図である。
上記を総合すると、本考案には以下のような効果がある。
(1)ケーブル4の第一、第二号芯線41、42と第七、第八号芯線47、48は該左、右導槽33、34において区画され、隔離を形成する。しかも該上凹槽31と該下導槽32間が連通する貫通槽孔30は該下方の第三、第六号芯線43、46と上方に位置する第四、第五号芯線44、45間に位置するクロストーク(Cross Talk)を増加可能で、該クロストークによりエムベディッド式(de-embedded)の効果を達成し伝送品質を向上させることができる。
(2)ケーブルオーガナイザー3は導電性を備えたプラスチック(plastic with electrically conductive)或いはクロストーク防止/電磁及び無線干渉防止 (RFI/EMI Shielding Materials)材質であるため、相対的にさらに干渉を防止可能で、伝送品質をさらに向上させることができる。
(3)プラグハウジング1後側上方の位置決め槽12内の片側壁には圧持ブロック121を備え、しかも該圧持ブロック121は凹弧部1211を備え、該圧持ブロック121は下方へと押され、該ケーブル4を圧着固定する。しかも該凹弧部1211は面接触の方式で該ケーブル4を圧着するため、該ケーブル4を安定的に固定可能で、しかも該ケーブル4内の一緒にツイストする各対の芯線41と42、43と46、44と45、47と48(各対のツイスッテッドペアTwisted Pairsと呼称可能)は相互間のツイスト距離の変動を達成することができ、相対的にケーブルの正常な伝送機能を確保することができる。
(4)ケーブルの各芯線41、42、43、46、44、45、47、48はケーブルオーガナイザー3に穿設し、さらにそれぞれロードバー2に挿入後、該ケーブルオーガナイザー3前端両側の導引ブロック333、343を利用し該ロードバー2の後位置決め槽21両側の導入槽211、212に対応し挿入する。こうして便利に相互を挿入位置決めすることができ、続いて、ケーブル4を一緒にプラグハウジング1の槽孔11内に挿入設置する。こうして組立て作業は正確で便利となり、しかもプラグハウジング1の槽孔11はちょうど該ロードバー2とケーブルオーガナイザー3に収納される。該プラグハウジング1が該圧持ブロック121の凹弧部1211により、ケーブル4を押し圧着固定すれば安定的な組立てを完成し、不良品率を低下させることができる。
(5)ロードバー2の後位置決め槽21は8本の上下に相対する傾斜状引道210を区画し形成し、該各対の傾斜状引道210はそれぞれ該ロードバー2前側の8本の槽道20と連通するため、該8本の上下に相対する傾斜状引道210は該ケーブル4の8本の芯線41、42、43、46、44、45、47、48を導引し、該8本の槽道20にそれぞれ便利に挿入させる。
次に本考案の実体サンプル試験で得られたdB値の曲線図である図31、本考案の実体サンプル試験で得られたdB値の統計表に示すように、この種のテストは名称を第六類モジュラープラグコードテスト(category6 modular plug cord test)という。そのテスト規範は米国通信工業協会標準及び科学技術部門(Telecommunication Industry Association Standards and Technology Department)が発行するTIA/EIA568-B.2-1テスト規範に基づく。本テストが使用するテスト機器はFLUKE networks社製(他社のテスト機器を使用することもできる)で、このテスト機器の型番号はPSP-4300 Cable Analyzerで、本テストは14本のケーブルの両端にそれぞれ本考案の高周波伝送プラグを設置し、設置が完了したケーブルの一端(NEAR END)(A)と反対端(FAR END)(B)をそれぞれ該テスト機器に挿入意テストを行った。図31中の1〜14は設置が完了した14本のケーブルをそれぞれ示し、各ケーブルが測定されたdB値は小さくすべてプラス値である。各1本のケーブルの品質は安定しており、すなわち製品の良品率は高い。図32中で実線で構成する曲線は第一〜第十四本の設置が完了したケーブルの一端(NEAR END)(A)のテストdB値統計図表である。点線により構成する曲線は第一〜第十四本の設置が完了したケーブルの反対端(FAR END)(B)のテストdB値曲線図である。図31に示すように、第一〜第十四本のケーブルが測定されたdB値の差異は大きくなく、図32に示すように、第一〜第十四本のケーブルが測定されたdB値の平均値は2.4ですべてプラス値である。よって品質は安定し、最適なパフォーマンス(performance)を備え、しかも製品の歩留まりは高い。
公知の伝送プラグのプラグハウジングの圧持ブロックが下方へと押される前のケーブルとの組み合わせ断面表示図である。 公知の伝送プラグのプラグハウジングの圧持ブロックが下方へと押される前のケーブルとの別の角度からの組み合わせ断面表示図である。 公知の伝送プラグのプラグハウジングの圧持ブロックが下方へと押される圧持ケーブルの組み合わせ断面表示図であるである。 公知の伝送プラグのプラグハウジングの圧持ブロックが下方へと押される圧持ケーブルの別の角度からの組み合わせ断面表示図である。 本考案実施例の立体分解図である。 本考案実施例のケーブルオーガナイザーの別角度からの立体分解図である。 本考案実施例のケーブルオーガナイザーの別角度からの立体分解図である。 本考案実施例のケーブルの立体図である。 本考案実施例のケーブルの各対芯線が離れた状態の立体図である。 本考案実施例のケーブルの各対芯線が離れ、しかも隔絶板が切断された後の立体図である。 本考案実施例のケーブルの各対芯線が離れ、しかも第一、第二号芯線と第七、第八号芯線がそれぞれ離れ平行状を呈する立体図である。 本考案実施例のケーブルとケーブルオーガナイザーの立体分解図である。 本考案実施例ケーブルの反対端とケーブルオーガナイザーの部分が穿設する状態の立体図である。 本考案実施例ケーブルの一端とケーブルオーガナイザーが穿設位置決めするが、ケーブルオーガナイザーと完全には穿設位置決めしていない状態の立体図である。 本考案実施例ケーブルの一端とケーブルオーガナイザーが穿設位置決めするが、ケーブルオーガナイザーと穿設していない状態の立体図である。 本考案実施例ケーブルの一端とケーブルオーガナイザー、ロードバーが穿設位置決めした後の立体図である。 本考案実施例ケーブルの反対端とケーブルオーガナイザー、ロードバーが穿設位置決めした後の立体図である。 本考案実施例の後位置決め槽の圧持ブロックが下方へとまだ押されていない状態の立体図である。 本考案実施例の後位置決め槽の圧持ブロックが下方へとまだ押されていない状態の断面図である。 本考案実施例の後位置決め槽の圧持ブロックが下方へとまだ押されていない状態の別の角度からの断面図である。 本考案実施例の後位置決め槽の圧持ブロックが既に下方へと押された状態の断面図である。 本考案実施例の後位置決め槽の圧持ブロックが既に下方へと押された状態の別の角度からの断面図である。 本考案実施例のケーブルの第四、第五号芯線の前面表示図である。 本考案実施例のケーブルの第四、第五号芯線が2分の1ターンのツイストを行う最初の位置から最終位置までの前面平面表示図である。 本考案実施例のケーブルの第三、第六号芯線が2分の1ターンのツイストを行う最初の位置から最終位置までの前面平面表示図である。 本考案実施例のケーブルの第三、第六号芯線が1ターンのツイストを行う最初の位置から最終位置までの前面平面表示図である。 本考案実施例のケーブルの第一、第二号芯線が4分の3ターンのツイストを行う最初の位置から最終位置までの前面平面表示図である。 本考案実施例のケーブルの第一、第二号芯線が4分の11ターンのツイストを行う最初の位置から最終位置までの前面平面表示図である。 本考案実施例のケーブルの第一、第二号芯線が4分の11ターンのツイストを行う最初の位置から最終位置までの前面平面表示図である。 本考案実施例のケーブルの第七、第八号芯線が2分の11ターンのツイストを行う最初の位置から最終位置までの前面平面表示図である。 本考案の実体サンプル試験で得られたdB値曲線図表である。 本考案の実体サンプル試験で得られたdB値統計図表である。
符号の説明
6 伝送プラグ
61 プラグハウジング
612 圧持ブロック
6121 下端
7 ケーブル
74、75、73、76、71、72、77、78 芯線
1 プラグハウジング
10 槽道
11 槽孔
12 位置決め槽
122 側壁
123 側壁
124 側壁
1210 下端縁面
121 圧持ブロック
1211 凹弧部
113 後槽孔
2 ロードバー
20 貫通槽道
21 後位置決め槽
210 傾斜状引道
211 導入槽
212 導入槽
3 ケーブルオーガナイザー
31 上凹槽
32 下導槽
321 陥没部
323 接触凹縁
33 左導槽
331 導引斜面
332 比較的薄い部位
333 導引ブロック
343 導引ブロック
34 右導槽
341 導引斜面
342 比較的薄い部位
4 ケーブル
40 ケーブル外皮
41、42、43、46、44、45、47、48 芯線
401 隔絶板
5 導電接触片

Claims (4)

  1. プラグハウジング、ロードバー、ケーブルオーガナイザーを含み、
    該プラグハウジングはプラスチック材質で、内部には槽孔を備え、該槽孔は該ロードバーを及び該ケーブルオーガナイザーを収容可能で、該槽孔の後側は後側方向に向かい開放状態の後槽孔を呈し、該後槽孔の上方は該プラグハウジング後側上方の位置決め槽と相互に通じ、別に該プラグハウジングの前側には8本の相互に間隔を開けた槽道を備え、該各槽道は下方に向かい該槽孔の上方と連通し、該各槽道は導電接触片とそれぞれ嵌入し、
    該ロードバーは後側方向に向かい開放状を呈した後位置決め槽を備え、該後位置決め槽は該前側に設置する8本の貫通槽道と連通し、これによりケーブルの各芯線は先ず該後位置決め槽により導入され、さらにそれぞれ該前側の8本の貫通槽道に対応し挿入し、しかも該各貫通槽道の上方は開放状態を呈し、
    該ケーブルオーガナイザーは間隔を開け形成する軸方向の上凹槽、下導槽、左導槽、右導槽で、該ケーブルオーガナイザーは貫通層孔を備え、該貫通槽道は該上凹槽と下導槽を上、下に連通し、しかも該貫通槽孔は該下導槽前側に設置する陥没部と連通し、該上凹槽はケーブルの第四、第五号芯線を貫通させ、さらに該貫通槽孔により該下導槽に貫通し、続いて該下導槽の陥没部は前に向かい該下導槽の陥没部前端に穿出し、該下導槽の上方両側には第三、第六号芯線を穿設可能で、該左、右導槽はそれぞれケーブルの第一、第二号芯線と第七、第八号芯線を穿設可能で、しかも該ケーブルオーガナイザー内に穿設する第四、第五号芯線は相互に平行な状態を呈し、第一、第二号芯線は相互にツイスト状を呈し、しかも第七、第八号芯線は相互にツイスト状を呈することを特徴とする高周波伝送プラグ。
  2. 請求項1記載の高周波伝送プラグにおいて、前記ブルオーガナイザーは導電性を備えたプラスチック或いはクロストーク防止/電磁及び無線干渉防止材質で、該ケーブルオーガナイザーの下導槽の下方には別に該陥没のさらに下方に位置する左、右両側の接触凹縁を設置し、これにより該下導槽に穿設する第三、第六号芯線はそれぞれ接触位置決めされ、該下導槽の幅じゃ前側が広く後方に向かい徐々に狭くなり、該左、右導槽の後側の高さがより高く、しかも前側は徐々に縮小し導引斜面と比較的薄い部位を形成し、該ケーブルオーガナイザーの前端面には該左、右導槽の前端縁を囲む導引ブロックを備え、該ケーブルオーガナイザーの前端面の左、右両側の導引ブロックは該ケーブルオーガナイザーの後位置決め槽の左、右両側の導入層に対応し挿入されることを特徴とする高周波伝送プラグ。
  3. 請求項1記載の高周波伝送プラグにおいて、前記プラグハウジングの位置決め槽内の片側壁には圧持ブロックを一体成型し、該圧持ブロックは凹弧部を備え、該圧持ブロックは押された後、下方へとケーブルを圧着し、ケーブルを圧着固定し、しかも該凹弧部の下端縁面は面接触の方式でケーブルを圧着するため、ケーブルを安定的に固定し、しかもケーブル内の一緒にツイストする各対の芯線のツイスト距離が変動することを避けることができ、しかもケーブルの正常な伝送機能を相対的に確保することができ、しかも該プラグハウジング後側上方の位置決め槽内の片側壁が連結する圧持ブロックは該後位置決め槽内の他の側壁と間隔距離を形成し、これにより該圧持ブロックの下方へのプレスに利することを特徴とする高周波伝送プラグ。
  4. 請求項1記載の高周波伝送プラグにおいて、前記ケーブルオーガナイザーの後位置決め槽は錐形槽孔を呈し、該その左、右両側は該後位置決め槽と相互に連通する導入槽で、該後位置決め槽は8本の上下に相対する傾斜状引導を区画し、該各対の傾斜状引導はそれぞれ該ケーブルオーガナイザーの前側の8本の貫通槽道と連通し、これにより該8本の上下に相対する傾斜状引導は8本の芯線の8本の貫通槽道への便利な挿入を導引することを特徴とする高周波伝送プラグ。
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