JP3127593B2 - 燃料電池用セパレータとその製造方法 - Google Patents

燃料電池用セパレータとその製造方法

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一 斉藤
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石川島播磨重工業株式会社
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Fuel Cell (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料の有する化学エネ
ルギーを電気エネルギーに直接変換する燃料電池用のセ
パレータとその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶融炭酸塩型燃料電池(図6)は、薄い
平板状の電解質板(タイル)tを燃料極(アノード)a
と空気極(カソード)cの平板状の電極で挟んだ単セル
では電圧が低い(0.8V程度)ため、実用上は導電性
のバイポーラプレート(セパレータ)sを介し多数段に
積層した電池として用いられる。従って、燃料電池用セ
パレータは、アノードガスとカソードガスを仕切る仕切
板と、各セルを接続する電流コレクタとの両機能をにな
っている。かかるセパレータは当初は、機械加工により
製作されていたが、燃料電池の大型化、量産化に伴い、
塑性加工を主とした手段により製作されるようになっ
た。
【0003】従来の燃料電池用セパレータ30は、図5
に示すように、ほぼ矩形のセンタープレート31の両面
にコルゲート材32を介して平板状のアノードマスクプ
レート33と平板状のカソードマスクプレート34を有
し、外周部分でセンタープレート31、アノードマスク
プレート33、及びカソードマスクプレート34を抵抗
溶接等で接合した構成であった。かかるセパレータ30
は、アノードマスクプレート33とカソードマスクプレ
ート34の中央部に設けられた開口部にアノード35と
カソード36をそれぞれ嵌め込み、隣接するセパレータ
30の間にタイル37を挟持することにより図6と同様
の燃料電池を構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】タイルに含まれる電解
質は高温で激しい腐食性を有するため、タイルに接触す
るアノードマスクプレートとカソードマスクプレートの
表面は耐蝕処理、例えばアルミナイジングが施こされて
いる。しかし、かかるセパレータの外周部分は図5に示
すように3層構造となり、その接触面は接合のために耐
蝕処理がなされていない。従って、従来のセパレータで
は、燃料電池の運転中にタイル中の電解質がクリープ現
象および表面張力によりその3層構造の隙間に入り、セ
パレータの端部を腐食させ、電池の寿命を短くする問題
があった。
【0005】本発明は、かかる問題を解決するために創
案されたものである。すなわち本発明は、電解質による
端部の腐食が少なく、電池の寿命を長くすることができ
る燃料電池用セパレータとその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0006】本発明によれば、矩形平板状のセンタープ
レートと、該センタープレートより幾分小さめの矩形波
状に折り曲げられた薄板からなり、前記センタープレー
トの両面に密着して配置されたコルゲート材と、センタ
ープレートの周辺部を挟持すると共に、コルゲート材の
周辺部を覆い、アノード側及びカソード側の中央にアノ
ード及びカソードを嵌め込むための開口を有するマスク
プレートと、からなることを特徴とする燃料電池用セパ
レータが提供される。
【0007】更に、本発明によれば、矩形平板状のセン
タープレートの両面を複数の金型部分からなる金型で挟
持し、該金型のセンタープレートと接する面の反対側の
面に沿って単一平板を折り曲げてマスクプレートを成形
し、次いで金型を各金型部分に分割して取り外し、該金
型部分の位置に矩形波状に折り曲げられた薄板からなる
コルゲート材を配置し、マスクプレートの周辺部を押圧
してその間にセンタープレートを挟持する、ことを特徴
とする請求項1記載の燃料電池用セパレータの製造方法
が提供される。
【0008】
【作用】上記本発明の燃料電池用セパレータの構成によ
れば、マスクプレートは単一平板を折り曲げて成形され
ており、センタープレートは折り曲げたマスクプレート
の間に挟持されるのでセパレータ外周部分の3層構造の
隙間が単一平板で覆われ、セパレータの外部に露出しな
い。従って、燃料電池の運転中にタイル中の電解質がク
リープ現象および表面張力によりセパレータの外周部ま
で到達しても3層構造の隙間に入ることがなく、セパレ
ータの端部の腐食が低減し、電池の寿命を延ばすことが
できる。
【0009】更に、上記本発明の方法によれば、単一平
板を折り曲げて成形したマスクプレートを有する燃料電
池用セパレータを容易に製造することができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。図1は本発明による燃料電池用セパレー
タの部分断面図である。この図において、燃料電池用セ
パレータ10は、矩形平板状のセンタープレート1と、
矩形波状に折り曲げられた薄板からなりセンタープレー
ト1の両面に密着して配置されたコルゲート材2と、セ
ンタープレート1の周辺部を挟持し、コルゲート材2の
周辺部を覆うマスクプレート3とからなる。センタープ
レート1はアノードガスとカソードガスを仕切る仕切板
であり、アノードガスとカソードガスの両方の雰囲気に
耐える材料、例えば、ニッケル/ステンレスのクラッド
材から作られる。コルゲート材2は連続してコの字状に
折り曲げられた細長い流路を有し、かつコルゲート材の
流路は一定長さごとにオフセットしている。コルゲート
材2の寸法は、アノード側とカソード側とで相違しても
よく、あるいは図示のように同一であってもよい。
【0011】図1の燃料電池用セパレータ10は、マス
クプレート3のアノード側とカソード側の中央部に設け
られた開口部にアノード12とカソード14をそれぞれ
嵌め込み、隣接するセパレータ10との間にタイル16
を挟持することにより従来と同様に燃料電池を構成する
ことができる。
【0012】図2はマスクプレート3のみを示す断面図
である。この図から明らかなように、マスクプレート3
は従来のセパレータにおけるアノードマスクプレートと
カソードマスクプレートとが一体になったものであり、
その間にセンタープレート1を図1に示したように挟持
するようになっている。また、マスクプレート3は、ア
ノード側とカソード側にそれぞれアノード、カソードを
嵌め込むように中央部に矩形の開口部(図示せず)を有
する。更に、マスクプレート3の外側表面には、電解質
による腐食に耐えるように、例えばアルミナイジング等
の耐蝕処理が施されている。
【0013】図3は本発明による燃料電池用セパレータ
を製造する成形型の断面図であり、図4は成形途中のセ
ンタープレートとマスクプレートの平面図である。図3
において、成形型20は、上型22、下型23、外型2
4と、セパレータを支持するための支持型25、26と
からなる。燃料電池用セパレータは、以下のようにして
製造する。
【0014】まず、矩形平板状のセンタープレート1の
両面を複数の金型部分27aからなる金型すなわち中型
27で挟持し、帯状のマスクプレート用素材すなわち単
一の平板5の両端を接合してセンタープレート1の外周
に嵌め込む。次いで外型24の中央開口部にセンタープ
レート1、中型27、平板5の組合せを水平にセット
し、中型27を支持型25を介して下型23で支持し、
上型22を下方に押し付ける(このとき支持型26は外
しておく)。この下方押付けにより、マスクプレート用
素材すなわち単一の平板5をセンタープレート1の内方
に折り曲げることができる。なお、図4に示すように支
持型25はマスクプレート3と干渉しないようにマスク
プレートに成形される中央開口部よりも小さい外形寸法
を有する。また、図3、図4におけるセンタープレート
1、平板5又はマスクプレート3は、模式的に示したも
のである。
【0015】次いで、センタープレート1、中型27、
平板5の組合せを反転して外型24の中央開口部に水平
に再セットし、中型27を支持型26を介して上型22
で荷重を受けて、下型23を上方に押し付ける(このと
き支持型25は外しておく)。この上方押付けにより、
マスクプレート用素材5をセンタープレート1の内方に
更に折り曲げ、アノード側又はカソード側の一方のマス
クプレートを成形することができる。更に、同様にして
マスクプレートの反対側を成形する。かかる工程によ
り、中型27の両面に単一平板、すなわちマスクプレー
ト用素材5を折り曲げてマスクプレートを成形すること
ができる。
【0016】次いで中型27を各金型部分27aに分割
して取り外す。各金型部分27aはマスクプレート3か
ら容易に取り出すことができるように適当な大きさにし
てあるのが良い。次に、金型部分27aのあった位置に
コルゲート材2を挿入して配置する。コルゲート材2は
薄板からなり、可撓性を有することから容易にマスクプ
レートの下部に配置することができる。更に、コルゲー
ト材2とマスクプレートとの間に、孔開板(パンチ板)
を挿入する場合には、コルゲート材を配置した後、或い
は、コルゲート材とともにマスクプレートの下部に配置
する。
【0017】次いで、マスクプレート3の周辺部を押圧
してその間にセンタープレート1を挟持する。なお、こ
の押圧は、十分大きい圧力で行い、アノード側とカソー
ド側とのガスシールが得られるようにするのが良い。こ
れにより、溶接を行うことなくセパレータを構成するこ
とができる。なお、必要により、センタープレート1を
マスクプレート3で挟持した後で、この3層構造を抵抗
溶接等で接合しても良い。
【0018】上述したように、本発明の燃料電池用セパ
レータの構成によれば、マスクプレートは単一平板を折
り曲げて成形されており、センタープレートは折り曲げ
たマスクプレートの間に挟持されるのでセパレータ外周
部分の3層構造の隙間が単一平板で覆われ、セパレータ
の外部に露出しない。従って、燃料電池の運転中にタイ
ル中の電解質がクリープ現象および表面張力によりセパ
レータの外周部まで到達しても3層構造の隙間に入るこ
とがなく、セパレータの端部の腐食が低減し、電池の寿
命を延ばすことができる。
【0019】更に、上記本発明の方法によれば、単一平
板を折り曲げて成形したマスクプレートを有する燃料電
池用セパレータを容易に製造することができる。
【0020】
【発明の効果】従って、本発明によれば、電解質による
端部の腐食が少なく、電池の寿命を長くすることができ
る燃料電池用セパレータとその製造方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料電池用セパレータの部分断面
図である。
【図2】マスクプレートの部分断面図である。
【図3】本発明による燃料電池用セパレータを製造する
成形型の断面図である。
【図4】センタープレートとマスクプレートの模式的平
面図である
【図5】従来の燃料電池用セパレータの部分断面図であ
る。
【図6】溶融炭酸塩型燃料電池の模式的構成図である。
【符号の説明】
1 センタープレート 2 コルゲート材 3 マスクプレート 5 マスクプレート用素材(単一平板) 10 燃料電池用セパレータ 12 アノード 14 カソード 16 タイル 20 成形型 22 上型 23 下型 24 外型 25、26 支持型 27 金型(中型)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形平板状のセンタープレートと、該センタープレートより幾分小さめの 矩形波状に折り曲
    げられた薄板からなり、前記センタープレートの両面に
    密着して配置されたコルゲート材と、 センタープレートの周辺部を挟持すると共に、コルゲー
    ト材の周辺部を覆い、アノード側及びカソード側の中央
    にアノード及びカソードを嵌め込むための開口を有する
    マスクプレートと、からなることを特徴とする燃料電池
    用セパレータ。
  2. 【請求項2】 矩形平板状のセンタープレートの両面を
    複数の金型部分からなる金型で挟持し、該金型のセンタ
    ープレートと接する面の反対側の面に沿って単一平板を
    折り曲げてマスクプレートを成形し、次いで金型を各金
    型部分に分割して取り外し、該金型部分の位置に矩形波
    状に折り曲げられた薄板からなるコルゲート材を配置
    し、マスクプレートの周辺部を押圧してその間にセンタ
    ープレートを挟持する、ことを特徴とする請求項1記載
    燃料電池用セパレータの製造方法。
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