JP3127225U - 自発光式視線誘導標 - Google Patents
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Abstract
【課題】自発光、且つ、反射性能が良好な夜間の視認性に優れた視線誘導標を提供すること。
【解決手段】基台部及び前記基台部に立設されたポールとを備え、前記基台部が発光体及び太陽電池が取り付けられた基台部であり、前記ポールの表面の少なくとも一部に反射塗膜層が形成されて成ることを特徴とする自発光式視線誘導標。
【選択図】図1
【解決手段】基台部及び前記基台部に立設されたポールとを備え、前記基台部が発光体及び太陽電池が取り付けられた基台部であり、前記ポールの表面の少なくとも一部に反射塗膜層が形成されて成ることを特徴とする自発光式視線誘導標。
【選択図】図1
Description
本考案は、主として、道路の側縁等に設置され、夜間において太陽電池により生起された電力により発光体を発光させることにより、更に反射シート及び反射塗膜層による反射により、道路利用者の視線を誘導する自発光式視線誘導標に関するものである。
視線誘導標は、上下車道の中央分離線や、車道と歩道の境界線標示用、公園や街路等の車止め仕切り等の標示用として使用されるものである。係る視線誘導標は、夜間においても視認性が必要であり、そのため、一般的にはポールの上部にヘッドライトの光を反射する反射テープが巻回されている。しかし、反射テープは幅が狭いために夜間の視認性が十分ではない。
また、幅の広い反射テープが巻回されている場合であっても、無灯火の自転車が走行する場合や人が歩行する場合、反射テープに光が反射することがないため、誘導標に衝突する危険性がある。
太陽電池により生起された電力を用いて、夜間において発光体を発光させて道路利用者の視線を誘導する自発光式視線誘導標については種々の考案がなされているが、太陽電池を別体で設置するものであり、その設置に係わる手間や、配線、絶縁等に係わる材料や手間が必要となり、設置が煩雑となるものであった。また、発光体を発光させるだけでは、視認性が十分でない場合がある。
そこで、本考案は、上記公知技術の問題点に鑑みて、自発光で、且つ、反射性能が良好であり、夜間の視認性に優れた視線誘導標を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本考案は以下のような構成としている。すなわち、本考案に係わる自発光式視線誘導標は、基台部及び前記基台部に立設されたポールとを備え、
前記基台部が発光体及び太陽電池が取り付けられた基台部であり、
前記ポールの表面の少なくとも一部に反射シート及び反射塗膜層が形成されて成ることを特徴とする。
前記基台部が発光体及び太陽電池が取り付けられた基台部であり、
前記ポールの表面の少なくとも一部に反射シート及び反射塗膜層が形成されて成ることを特徴とする。
本考案に係わる自発光式視線誘導標によれば、基台部に発光体及び太陽電池が取り付けられているため、夜間においても視認性に優れ、太陽電池が誘導標の外形の一部を形成していることで、本体と太陽電池とが一体感を持った外観となり、見栄えを良好なものとできる。また、ポールの表面の少なくとも一部に反射シート及び反射塗膜層が形成されているため、車両や自転車のライトを反射することができ、更に、反射シート以外の反射塗膜層の部分でも反射することが出来るため、視認性に優れている。更に、太陽電池による光源がない場合であっても、前記反射シート及び反射塗膜層により、反射性能に優れ、視認性が良好なものとなる。
本考案に係わる自発光式視線誘導標は、基台部及び前記基台部に立設されたポールとを備え、
前記基台部が発光体及び太陽電池が取り付けられた基台部であり、
前記ポールの表面の少なくとも一部に反射シート及び前記反射シート以外の残部に反射塗膜層が形成されていることを特徴とする自発光式視線誘導標を特徴とする。
前記基台部が発光体及び太陽電池が取り付けられた基台部であり、
前記ポールの表面の少なくとも一部に反射シート及び前記反射シート以外の残部に反射塗膜層が形成されていることを特徴とする自発光式視線誘導標を特徴とする。
本考案に係わる自発光式視線誘導標によれば、ポール表面の少なくとも一部に反射シートが形成され、前記反射シート以外の残部に反射塗膜層が形成されているため、反射シート以外の反射塗膜層により、光を反射することができ、視認性に優れている。
本考案に係わる自発光式視線誘導標の発光体は、発光ダイオード(LED)であることが好ましい。LEDは長寿命であり、故障の確率も低いため有効である。
本考案に係わる自発光式視線誘導標の反射塗膜層は、球状ガラス粒子と高反射性球状粒子とを含有する塗料用透明樹脂バインダーから形成されることが好ましい。本考案における反射塗膜層が球状ガラス粒子と高反射性球状粒子を使用することにより、視線誘導標全体に反射機能を備えることができるため、反射性能が良好である。
本発明における高反射性球状粒子は、金属被覆球状粒子であることが好ましい。金属被覆球状粒子を使用することにより、反射される光が多く、視認性に優れたものとなる。
本考案の視線誘導標の基台部は注型タイプのポリウレタン樹脂、熱可塑性樹脂等の公知の材料にて構成する。熱可塑性樹脂としては、公知の熱可塑性樹脂を限定なく使用可能である。具体的にはPET、PBT等のポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド、ポリウレタン樹脂、PFA等のフッ素系樹脂、ABS樹脂、PP等のポリオレフィン樹脂等並びにこれらの樹脂から選択される樹脂のブレンド樹脂、ポリマーアロイ等が例示される。
本考案の視線誘導標のポールは熱可塑性ポリウレタンエラストマーにて形成することが好ましい。熱可塑性ポリウレタンエラストマーとしては、ポリエーテル系又はポリカーボネート系の熱可塑性ポリウレタンエラストマーの使用がより好ましい。
熱可塑性ポリウレタンエラストマーは、硬度がJIS−A硬度にて90以下であることが好ましく、85以下であることがより好ましい。硬度が高すぎると繰返しの屈曲により破損する場合が生じる。熱可塑性ポリウレタンエラストマーの硬度は、通常JIS−A硬度にて50以上である。
基台部に取り付けられた発光体は、特に限定されるものではないが、一般に発光ダイオード(LED)、エレクトロルミネセンス等が使用される。なお、長寿命で、故障の確率も低いLEDを使用することがより好ましい態様である。なお取り付けられる発光体の数量は一個でもよいし、複数個を使用しても構わない。
LEDとしては、公知のものが全てその対象となり、色調にもよるが、素子特性としては、当然電気−光変換効率に優れたものが好ましい。色調は発光ダイオードの種類によって定まり、赤色、黄色、緑色、青色、白色等がある。
本発明における太陽電池は、基台部に形成されたところの、通常、方形の凹部に嵌め込まれており、その上には透明な材料、例えばポリカーボネート製の板体からなる太陽電池カバーが取り付けられる。また、視線誘導標に対する太陽電池の配設は、必ずしも上面の下方のみとは限らず、地上面の傾斜度その他の要因により側面にも配設する場合がある。
ポール表面の反射シートは、特に限定されることなく、公知のものを使用することが出来る。
ポール表面の反射塗膜層は、球状ガラス粒子、高反射性球状粒子及び塗料用透明樹脂バインダーとを含有することが好ましい。係る構成の反射塗膜層は、ヘッドライト等の光が高反射性球状粒子表面や内面で反射され、その結果球状ガラス粒子から反射される光が多くなって視認性が向上する。
塗料用透明樹脂バインダーとして公知の無黄変樹脂バインダーが限定なく使用できる。具体的にはアクリル樹脂、無黄変ポリウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂などが例示される。これらの中でもポールないし下塗りポリウレタン樹脂との接着性と可とう性に優れ、車両により踏みつけられても亀裂を発生しないことから無黄変ポリウレタン樹脂又はアクリルウレタン樹脂の使用が好ましい。
球状ガラス粒子を構成するガラス材料としては、ケイ酸ガラス、アルミノホウケイ酸ガラス、ホウケイ酸ガラス等の一般的なガラス、Na2O−CaO−SiO2、BaO−TiO2−SiO2、BaO−ZnO−SiO2、BaO−ZnO−TiO2等の高屈折率ガラス材料などが例示できる。これらの中でも、反射効率に優れ、塗料用透明樹脂バインダーとの屈折率の差が大きく、反射率の高い反射塗膜層が得られる観点より、屈折率が1.5以上、より好ましくは1.6以上、さらに好ましくは1.7以上の高屈折率ガラス材料からなる球状ガラス粒子の使用が好ましい。球状ガラス粒子の粒子径は、5〜150μmであることが好ましく、10〜100μmであることがより好ましく、20〜80μmであることがさらに好ましい。
高反射性球状粒子としては、金属被覆球状粒子が好ましく、より好ましくはアルミニウム球状粒子などの金属球状粒子やアルミニウムを蒸着したガラス球状粒子などの無機粒子の表面に金属被覆した粒子等であり、これらの中でもアルミニウムを蒸着したガラス球状粒子の使用が低コストで、より好ましい。アルミニウムを蒸着したガラス球状粒子において、アルミニウムの蒸着はガラス球状粒子の全面に施されていてもよいが、部分的、好ましくは表面の30〜60%に施されていることも好ましい。球状ガラス粒子の表面の30〜60%にアルミニウム蒸着が施されている高反射性球状粒子を添加すると、反射塗膜層中に特に反射効率が高い金属蒸着面の凹面が外面に向かう粒子が存在することになり、反射効率がより高い反射塗膜層が形成される。高反射性球状粒子の粒子径も5〜150μmであることが好ましく、10〜100μmであることがより好ましく、20〜80μmであることがさらに好ましい。ガラス球状粒子の表面に金属被覆した高反射性球状粒子としては市販品を使用することもでき、例えば済南華明微珠材料有限責任公司(中国)から販売されている。
以下、図面を参照しながら本考案について説明する。図1は本考案の自発光式視線誘導標の実施例を示す斜視図と部分拡大断面図である。図1において、視線誘導標10はポール1と基台部2とからなり、ポール1の表面にはポリウレタン樹脂層(下塗り層)24が積層され、その上に高反射性球状粒子21及び球状ガラス粒子22とを含有する無黄変ポリウレタン樹脂等からなるバインダー層23が積層され反射塗膜層を構成している。反射塗膜層は、ポール1の一部に形成されており、残りの部分に反射シート3が形成されている。発光体である白色のLED5は、基台部2の一部であって、視認可能な部分に形成されている。また、太陽電池4は、基台部2の上面に方形の凹部に嵌め込まれており、その上には透明な材料(ポリカーボネート、ポリエステルカーボネート又はメタクリル樹脂製等の板体)からなる太陽電池カバーが取り付けられている。
(実施例1)
市販のポリオキシテトラメチレングリコールをポリオール成分とした硬度がJIS−Aにて70の熱可塑性ポリウレタンエラストマー25を使用してポール1を作製した。このポール1表面にイソシアネート化合物を硬化剤とする2液型ポリウレタン樹脂溶液(シールプライマー:大東ペイント製)を、乾燥後の皮膜厚さが30μmとなるように塗布、乾燥した。
市販のポリオキシテトラメチレングリコールをポリオール成分とした硬度がJIS−Aにて70の熱可塑性ポリウレタンエラストマー25を使用してポール1を作製した。このポール1表面にイソシアネート化合物を硬化剤とする2液型ポリウレタン樹脂溶液(シールプライマー:大東ペイント製)を、乾燥後の皮膜厚さが30μmとなるように塗布、乾燥した。
ポリウレタン樹脂層24の上に、平均粒子径が50μmのBaO−TiO2−SiO2球状ガラス粒子22及び平均粒子径が50μmの高反射性球状粒子21(球状ガラス粒子の半球面にアルミニウムを蒸着した粒子)を含むポリイソシアネート硬化型アクリルウレタン樹脂塗料(バインダー)23を乾燥後の皮膜厚さが80μmとなるように塗布・乾燥した。更にポール1表面に反射シート3を貼着し、得られたポール1に基台部2を装着固定して視線誘導標10を作製した。
基台部2の側面には、白色のLED5が8個取り付けられた。また、太陽電池4は、基台部2の上面に方形の凹部に嵌め込まれており、その上には透明な材料(メタクリル樹脂製の板体)からなる太陽電池カバーが取り付けられた。
10 視線誘導標
1 ポール
2 基台部
3 反射シート
4 太陽電池
5 LED
21 高反射性球状粒子
22 球状ガラス粒子
23 バインダー層
24 ポリウレタン樹脂層
25 熱可塑性ポリウレタンエラストマー
1 ポール
2 基台部
3 反射シート
4 太陽電池
5 LED
21 高反射性球状粒子
22 球状ガラス粒子
23 バインダー層
24 ポリウレタン樹脂層
25 熱可塑性ポリウレタンエラストマー
Claims (5)
- 基台部及び前記基台部に立設されたポールとを備え、
前記基台部が発光体及び太陽電池が取り付けられた基台部であり、
前記ポールの表面の少なくとも一部に反射シート及び反射塗膜層が形成されていることを特徴とする自発光式視線誘導標。 - 基台部及び前記基台部に立設されたポールとを備え、
前記基台部が発光体及び太陽電池が取り付けられた基台部であり、
前記ポールの表面の少なくとも一部に反射シート及び前記反射シート以外の残部に反射塗膜層が形成されていることを特徴とする自発光式視線誘導標。 - 前記発光体が発光ダイオードである請求項1又は2記載の自発光式視線誘導標。
- 前記反射塗膜層が球状ガラス粒子と高反射性球状粒子とを含有する塗料用透明樹脂バインダーとからなることを特徴とする請求項1又は2記載の自発光式視線誘導標。
- 前記高反射性球状粒子が金属被覆球状粒子であること特徴とする請求項1又は2記載の自発光式視線誘導標。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007429U JP3127225U (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | 自発光式視線誘導標 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006007429U JP3127225U (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | 自発光式視線誘導標 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102331428B1 (ko) * | 2021-06-22 | 2021-12-01 | 주식회사 선우기업 | 반짝이 가루가 구비된 차선분리대 |
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2006
- 2006-09-13 JP JP2006007429U patent/JP3127225U/ja not_active Expired - Fee Related
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