JP3127137U - ホリゲーターii - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は、足の裏のつぼを刺激し、歩くことにより病気を予防し、あるいは病気のリハビリの役を果たす下駄の提供を目的とする。
【解決手段】下駄の足の裏のつぼにあたる部分をくりぬき、そこに別の素材を下駄の裏から突き出すようにいれる。この素材は下向きの力に対しては固定されているが、上向きの力に対しては固定されていない。そこで、この下駄で歩くことにより、地面から反作用の力を受け、この力によって素材が下駄の中で上に押し上げられる。それが足の裏のつぼを刺激し、健康を増進する。
【選択図】図9
【解決手段】下駄の足の裏のつぼにあたる部分をくりぬき、そこに別の素材を下駄の裏から突き出すようにいれる。この素材は下向きの力に対しては固定されているが、上向きの力に対しては固定されていない。そこで、この下駄で歩くことにより、地面から反作用の力を受け、この力によって素材が下駄の中で上に押し上げられる。それが足の裏のつぼを刺激し、健康を増進する。
【選択図】図9
Description
本考案は、人間工学の観点から、人間の健康の促進につながり、しかも病気を予防したり、病気のリハビリに効く下駄に関するものである。
ホリゲーターでは3枚の板で下駄を作ることを提案した。それは1枚の板に人間のほうが合わせるのではなく、下駄を人間の足に合わせようと発想したものである。ホリゲーターIIではさらに人間の履き心地だけではなく、人間の健康にもっと踏み込んだ下駄を提案する。すなわち、下駄により足の裏のつぼを刺激し、糖尿病、腰痛、高血圧等のリハビリの役に立つようにと考えた下駄である。
下駄は、気軽に引っ掛ける事ができ、ゆったりとしたくつろいだ気持ちにさせる。これだけでも心理的に下駄は健康によい。
このように心理的にくつろいだ気持ちになるので健康に良い影響をもたらす下駄は、医学的にも健康に寄与することが明らかであればさらによい下駄である事は間違いない。
そこで、歩くことによって足の裏のつぼを刺激し、医学的な観点からも人間の健康に寄与する下駄を作ろうと考えた。
足の裏には数多くの健康に良いつぼが集まっている。歩くことによりつぼの部分を刺激できれば、歩きながらつぼを刺激することができ、健康に好影響を及ぼす。
歩くことは健康にいい。歩くことにより体の新陳代謝を促進するからである。さらに足の裏には臓器に直結したつぼが集まっており、ここを刺激することによって臓器の活動が促される。
後者の効果に着目すると、特定の臓器につながっているつぼをより刺激してやれば、特定の臓器の健康増進につながる、あるいは臓器が弱っていれば、臓器の健康回復に役立つ。
そういう発想から、特定のつぼを刺激する下駄を作ろうと思い立った。
足の裏には、30種類以上のつぼが集まっている。これらのつぼはそれぞれ臓器や神経などと関係してこのつぼを刺激するたびに臓器や神経などの活動が促される。
しかもそれぞれのつぼは、臓器や神経と特別な関係をもっている。そこで、ある病状に効くつぼが特定されるのである。
とするならば、逆に歩くことによってある特定のつぼを刺激し続ければ、特定の病状に効くはずである。
たとえば糖尿病に効くつぼは図1のように、高血圧に効くつぼは図2のように、腰痛に効くつぼは図3のようになっている。
特に腰痛に効くつぼは図3のように左右対称でないことに注意されたい。
この特定のつぼを歩くたびに刺激し、よって特定の臓器の活動を活性化させることにより弱った臓器の機能を回復させようというのが本考案の目的であり、どのようにそれを達成するかが課題である。
また病気が表れていなくても、予防医学的にこの下駄を履き、臓器を刺激することによって臓器の機能を保とうとすることも本考案の目的である。
本課題を解決するために、まず下駄が足とほとんど同じ大きさであることが欠かせない。なぜなら足の裏のつぼを正確に刺激するには下駄にのっている足の位置が特定されていなければならないからである。
そこで、まず足型を取り、足型にあった下駄を足の寸法ごとに準備する。
次に下駄と足との接着面は、足とフィットしていることを要する。足との間に隙間が開いていては足の裏を刺激できないからである。
そこで、土踏まずの部分、かかとの部分、足先の部分等のふくらみ具合やへっこみ具合を確かめて足の裏にフィットする下駄を準備する。
この状態、すなわち足と同じ大きさで、足にフィットしている状態で、足の裏の特定のつぼ部分の寸法を取る。そして下駄に、その部分を写し取り、写し取った部分をくり貫く。
くり貫いた部分には硬めの材質、あるいは柔らかめの材質の木を入れ、1cmぐらい下駄の裏から突出させる。
硬い材質がいいのか、柔らかい材質がいいのかについては研究課題であるが、本案請求とは直接関わらないので、今後データを取って最適の硬さを追求、あるいは履き心地との調和を図っていく。
下駄の裏に突出した部分が接地すると地面から受ける反作用の力により、下駄の上方に押し出される構造にしておく。人の体重の重みがかかると下駄の突出は下駄の中から表面に突出して、足の裏を刺激するのである。
具体的には、約1cm素材を下駄の裏に突出させる。これが接地するとは素材は1cm下駄の上方向に押しあがるので、1cm足の裏を押すのである。
このとき地面からの反作用で足の裏のつぼに力を及ぼすが、この力は逆に歩く人の体重によって押さえつけられ、それが刺激となるのである。
この地面からの反作用は、直接足の裏のつぼ部分に当たるのが望ましい。敷物等すれば、せっかくの力が敷物によって拡散されてしまうからである。
そして、くりぬいた部分の木の周りも下駄の部分の木の回りもよくすべるようにしておき、摩擦なしにくりぬいた部分が足に向って地面から受ける反作用を伝えるようにすべきだろう。
すべるようにする方法のひとつに、くりぬいた部分の木の周り、下駄の部分の木の周りに蝋を塗る。蝋は水をはじくので、毛細管現象によってここから水が上がるのを防ぐことができる。
また1cmというのは例示であり、つぼの部分を押す力の具合によりこの高さは調整される。穏やかな刺激でいいなら5mmぐらいの高さにし、強く刺激したければ1.5cmの高さにすることも考えられる。この高さも今後の研究課題である。
これらは試作段階で、底から出る部分の長さとかかる力の関係を把握し、適度な長さを設定すべきである。また、利用者の好みに合わせて底から出る長さを調節することも可能である。
留意してほしいのは、1cm底からつぼの部分が押し上げられるからといって、足が1cm押し上げられるのではないことである。底から足の裏に向って長さにして1cmの力がかかるが、この力は足の裏の柔らかさに吸収され、ほとんど足を物理的に押し上げないで、力として押している状態になるということである。
最後にこの下駄には足がない。あえて言えば、突出している部分が足であるが、この足は接地することにより下駄の中に吸い込まれ、地面の反作用によって下駄の底と同じ高さになる。
このような構造にすることにより、この下駄を履いて歩くと特定の足の裏のつぼが刺激され、それが特定の臓器に伝わり、臓器の活動を活性化させるのである。
このような下駄を履くことにより、人は歩くだけで特定の臓器のつぼを刺激でき、弱い臓器を予防的に鍛えることや、既に弱った臓器の活動を促すことができる。
腰痛の人が、ただ安静にしているだけでは、腰の痛いのは直っても、またすぐ痛める。すなわち腰が強くならないから、ちょっと使えばまたすぐ痛くなる。そこで、リハビリをしながら直すことが求められる。歩きながら、腰痛のつぼを刺激して腰を強くするのである。
体を鍛えるために運動する事はよいに決まっているが、そのためにわざわざ時間をとるのは努力を必要とするし、継続も努力がいる。その点歩くことは日常誰でも必ず行うことであり、この下駄を履くということさえ心がけておけば継続してできる。
既に述べたようにこの考案を実施する前提として▲1▼足型をきちんと取ること。▲2▼足型にあわせた大きさの下駄にすること。▲3▼刺激したいつぼを特定すること。が、欠かせない。
上記を前提として下駄を作るには、▲1▼足の裏の凹凸に合わせて、足の裏にフィットする下駄を作り出すこと。▲2▼刺激したいつぼの部分をくり貫き、ここに別の素材を入れ、上部を固定すること。▲3▼この固定は下へ落ちないような固定であり、上方向の力に対しては、固定は効かない仕組みにしておくこと。▲4▼素材と素材の間はほんのわずかな隙間を作っておき、摩擦により上方向への力のロスがないようにすること。等の留意が必要である。
実施例は、腰痛に効く下駄という設定である。
足の大きさを取り、その大きさに合う下駄を準備する。これはあらかじめ足にフィットするよう凹凸をつけておく。(図4)
その下駄の腰に効くつぼの部分(図3参照)をくりぬいて(図5)、別の素材を下駄の底から1cmはみ出すように入れ、素材の上部を固定する。(図6)
この固定は図7に示したように、下に向かう力に対しては固定されているが、上に向う力に対しては固定されていない。
これを履いて歩くと、下駄が接地したときに、1cmはみ出している部分が地面から反作用の力を受け、この素材が上に持ち上がる。(図8)
この持ち上がった部分が足の裏を押して吸収され、吸収されるときに、足の裏のつぼの部分を刺激し、腰の痛みに効くのである。(図9)なお、角の部分を丸くする等の刺激し具合を最良にするための変形はあり得る。
Claims (3)
- 下駄の一部をくりぬき、そこに入れた素材が、接地することによって、下駄の上部に突出する下駄。
- 足の裏のつぼに合わせて下駄の一部をくりぬき、そこに入れた下駄の裏に突出している素材が、接地することにより下駄の上部に突出し、足のつぼの部分を刺激する下駄。
- 足の裏のつぼに合わせて下駄の一部をくりぬき、そこに入れた下駄の裏に突出している素材と下駄の本体との間に蝋を塗って摩擦しないようにし、合わせて防水の役割を果たさせ、下駄が接地することによって、素材が下駄の上部に突出し、足のつぼの部分を刺激する下駄。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007463U JP3127137U (ja) | 2006-08-21 | 2006-08-21 | ホリゲーターii |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006007463U JP3127137U (ja) | 2006-08-21 | 2006-08-21 | ホリゲーターii |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3127137U true JP3127137U (ja) | 2006-11-24 |
Family
ID=43476875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006007463U Expired - Fee Related JP3127137U (ja) | 2006-08-21 | 2006-08-21 | ホリゲーターii |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3127137U (ja) |
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2006
- 2006-08-21 JP JP2006007463U patent/JP3127137U/ja not_active Expired - Fee Related
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