JP3126880U - ねじ固定具 - Google Patents

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義洋 三浦
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株式会社オチアイ
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Abstract

【課題】ねじ固定具において、ねじ溝の形成を含む一連の製造工程を全てプレス処理で行うことで、ねじ切り忘れを防止し、確実にねじ切り加工がされている製品が得られるねじ固定具の構造を得る。
【解決手段】周囲に連続した凹凸(山状13a,谷状13b)を刻設することで平板(本体フレーム50)に形成された穴51にかしめ処理45して前記平板(本体フレーム50)に対して固定可能なフランジ部13と、該フランジ部13に連続し内部に空間部15を存在させた円筒部10とを具備するねじ固定具1であって、前記円筒部10の反フランジ部を塞ぐ頂面11に、プレス加工処理によりより段差吸収孔21を備えた一口のねじ溝20を形成することで、ねじ溝の形成を含む一連の製造工程を全てプレス処理で行うことを可能とする。
【選択図】 図1

Description

本考案は、例えば液晶テレビの本体フレームにねじを用いて回路基板を装着するに際して、本体フレーム側に対してねじを固定するためのねじ固定具に関する。
従来、例えば液晶テレビの本体フレームに対しては、固定具及びねじを用いて回路基板を装着することが行われていた。
固定具40は、図4に示すように、円柱部41の中央に上面よりねじ溝42が螺旋状に切られ、下端に円柱部41より大径のフランジ部43が形成されている。
そして、図5に示すように、本体フレーム50に形成された複数の穴51に固定具40のフランジ部43をかしめ処理45することで、本体フレーム50に対して固定具40を固定し一体化させた後、固定具40の上面側に回路基板60を配置し、回路基板60の孔61及び固定具40のねじ溝42にねじ70を挿入することで、回路基板60を本体フレーム50に対して固定することが行われていた。
上記した固定具40は、各円柱部41にそれぞれねじ溝42を手作業や2次加工によるねじ切り作業が必要であるため、製造に手間がかかるという一面があった。また、大量の固定具40に対して一つずつねじ溝42のねじ切り処理を必要とするため、固定具数個について、処理ミス(ねじ切り忘れ)によりねじ溝42の切り込みが施されない事態が生じる場合があった。
そして、本体フレーム50に固定具40をかしめ処理45をした段階で、固定具40の一つにねじ溝42が切り込まれていなかったような場合、回路基板60を装着することができず一体化された本体フレーム50ごと不良品扱いになるという不都合があった。
また、ねじを固定するための固定具については、下記特許文献に示されるように各種提案されているが、本体フレーム50に対して回路基板60を固定するに適した構造は存在しなかった。
特開平10−285720 特開平09−137816
本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、ねじ固定具においてねじ溝の形成を含む一連の製造工程を全てプレス処理で行うことで、ねじ切り忘れを防止し、確実にねじ切り加工がされている製品が得られるねじ固定具の構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本考案(請求項1)は、周囲に連続した凹凸(山状13a,谷状13b)を刻設することで平板(本体フレーム50)に形成された穴51にかしめ処理45して前記平板(本体フレーム50)に対して固定可能なフランジ部13と、該フランジ部13に連続し内部に空間部15を存在させた円筒部10とを具備するねじ固定具1であって、次の構成を含むことを特徴としている。
前記円筒部10の反フランジ部を塞ぐ頂面11に、プレス加工処理により段差吸収孔21を備えた一口のねじ溝20を形成する。
請求項2は、請求項1のねじ固定具において、段差吸収孔21を備えた一口のねじ溝20は、前記円筒部10の頂面11にひょうたん型に似た穴34を穿孔した後、これをプレス加工して形成することを特徴としている。
本考案のねじ固定具1によれば、ねじ70が螺着するねじ溝20をプレス加工処理による段差吸収孔21を備えた一口のねじ溝20で形成するので、一連の製造工程を全てプレス処理で行うことができ、ねじ溝20が確実に形成されるねじ固定具1の構造とすることができる。
本考案の実施の形態の一例について、図面を参照しながら説明する。
本考案によるねじ固定具1は、図1に示されるように、一方側が開口し、他方側が頂面11によって塞がれた円筒部10を有して構成されている。円筒部10の開口側下端には、円筒部10の外側周囲に突出するフランジ部13が形成されている。フランジ部13の周囲面は、山状13aと谷状13bから成る凹凸が連続形成されている。これはフランジ部13が平面板の穴にかしめ処理される際に、穴の内壁部を凹凸により変形し易くするためであり、また、ねじ締め時の供回りの防止(回転防止)を図るためである。
また、フランジ部13の直径は、かしめ処理を行うため、ねじ固定具1が装着される本体フレームの穴の径より若干大きな径となっている。本体フレームにねじ固定具1がかしめ処理により装着された状態については後述する。
円筒部10の頂面11には、プレス加工処理により一口のねじ溝20が形成されている。このねじ溝20は、図1(a)(c)に示すように、穿孔された穴(後述する図2のひょうたん型に似た穴34)に対して、この部分に装着されるねじのねじ山一つ分に嵌合する形状にプレス加工処理で変形することにより形成するものである。孔(ねじ溝20)には段差吸収孔21を設けることで、この部分の存在によりねじ溝20に段差が形成できるように構成されている。
すなわち、ねじ溝20は、段差吸収孔21を隔てて一山に対応する段差を有するとともに、ねじ山の一山に対応する螺旋形状を有して構成されている。
円筒部10には、その内部にねじの先端部分が収納可能な空間部15が形成されている。また、円筒部10の長さは、ねじ固定具1に固定されるねじの長さに応じて設計される。
次に、上記構造のねじ固定具1の製造方法について、図2を参照しながら説明する。
ねじ固定具1は、帯状板30を流れ作業で複数回プレス加工することで、一端にフランジ部13を有し、他端にねじ溝20を有する円筒体とすることで形成される。
図2に示す一連の工程は、金属片から構成される帯状板30の上下に配置された各プレ−ト(図示せず)を同期させて帯状板30に対して近接・離隔するようにし、各プレ−トによって帯状板30をクランプした状態において各工程を同時に実施し、工程終了後各プレ−トを離隔させ、帯状板30を所定の距離だけ図面右方向へ移動させ、各加工部分を次の工程へ順次移動させて行われる。
先ず、帯状板30に対して、図2(a)〜(d)における複数回のプレス加工(順送金型加工)により、一端が開口し他端に頂面を有する円筒体31,32,33を順次成型し、最終的には頂面11が形成された円筒部10を有するようにプレス処理が施される(本体形成工程)。この処理は、1回のプレス処理で所望の円筒体を得ることができないため、複数回のプレス加工を順次流れ作業的に行うことで、所望形状の円筒部10を有する円筒体を形成することが可能となる(図2(d))。
次に、成型された円筒体の頂面11に、穴開けパンチ(図示せず)によって打ち抜くプレス加工により、ひょうたん型に似た穴34を穿孔する(孔形成工程)(図2(e))。
続いて、ひょうたん型に似た穴34を含む頂面11に対してプレス加工を行うことにより、ひょうたん型に似た穴34を変形させ、ねじ溝20及び段差吸収孔21を形成することで一口ねじ溝を構成する(ねじ溝加工工程)(図2(f))。
次に、円筒体の周囲にフランジ部13の外周となる凹凸が繰り返される切り込み溝をプレス加工により形成する(図2(g))。
最後に、穴開けパンチ(図示せず)によって打ち抜くことで、帯状板30からねじ溝20が形成された円筒体を切り落すことで、製品としてのねじ固定具1を得るものである(図2(h))。
上記した一連の製造工程は、ねじ溝20の形成を含む一連の製造工程を全てプレス処理(順送金型加工)で行われるの、ねじ切り忘れを防止し、確実にねじ切り加工がされている製品(プレス処理のみでねじ溝20が形成されたねじ固定具1)を得ることができる。
続いて、上記したねじ固定具1の使用の仕方について、図3を参照しながら説明する。
ねじ固定具1は、液晶テレビ等の本体フレーム50に回路基板60を装着するためのものであり、例えば回路基板60の四隅等の複数個所に用いられる。
先ず、本体フレーム50に形成された複数の穴51に、それぞれねじ固定具1をその頂面11側から挿入する(図3(a))。ねじ固定具1のフランジ部13の直径は穴51より大きく形成されているので、フランジ部13が本体フレーム50の裏面に当接する。
この状態で更にフランジ部13を穴51へ押し込むことにより、フランジ部13の周囲が穴51の内壁面を押し付けてかしめ処理45されることにより、フランジ部13の下面が本体フレーム50の裏面と同一平面となるように、本体フレーム50に対してねじ固定具1が固定される(図3(b))。
固定されたねじ固定具1上に回路基板60を設置し、回路基板60に設けられた孔61とねじ固定具1の頂面11部分を合わせ、ねじ70を装着する。回路基板60に形成された孔61は、ねじ70のねじ径より大きく形成されているので、ねじ70のねじ山は、ねじ固定具1のねじ溝20にのみ嵌合し、ねじ70を螺進させることで嵌合箇所(一つの谷部)がねじ根元側に移動し、ねじ固定具1と回路基板60との間でねじ70が締結される(図3(c))。
ねじの嵌合箇所は、図3(c)に示すように、ねじ山の一つの谷部71がねじ溝20に位置し、谷部71に対して下側のねじ山頂上線がねじ溝20に沿って当接することで、ねじ固定具1に対してねじ70が固定される。
上記したねじ固定具1の構造によれば、ねじ70が螺着するねじ溝20を一連のプレス加工処理による一口のねじ溝20で形成するので、ねじ溝20が確実に形成されたねじ固定具1を得ることができ、従来例で述べたように、本体フレーム50にねじ固定具1を装着した段階で不良品が発生することがなく、無駄になる部材の発生を防止することができる。
本考案のねじ固定具の実施の形態の一例を示すもので、(a)は平面説明図、(b)は側面説明図、(c)は平面図のA−A線断面説明図である。 (a)〜(h)は、本考案のねじ固定具の製造工程を説明するための工程説明図である。 (a)〜(c)は、本考案のねじ固定具の使用の仕方を説明するための断面説明図である。 従来のねじ固定具の構造を示すもので、(a)は平面説明図、(b)は側面説明図、(c)は断面説明図である。 従来のねじ固定具を使用した本体フレームと回路基板との固定状態を示す断面説明図である。
符号の説明
1 ねじ固定具
10 円筒部
11 頂面
13 フランジ部
15 空間部
20 ねじ溝
21 段差吸収孔
30 帯状板
34 穴
45 かしめ処理
50 本体フレーム
60 回路基板
70 ねじ
71 谷部

Claims (2)

  1. 周囲に連続した凹凸を刻設することで平板に形成された穴にかしめ処理して固定可能なフランジ部と、該フランジ部に連続し内部に空間を存在させた円筒部とを具備するねじ固定具であって、
    前記円筒部の反フランジ部を塞ぐ頂面に、プレス加工処理により段差吸収孔を備えた一口のねじ溝を形成して成る
    ことを特徴とするねじ固定具。
  2. 段差吸収孔を備えた一口のねじ溝は、前記円筒部の頂面にひょうたん型に似た穴を穿孔した後、これをプレス加工して形成する請求項1に記載のねじ固定具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108581355A (zh) * 2018-03-12 2018-09-28 无锡市锡东橡塑机械有限公司 一种环状法兰的夹具

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