JP3126765U - 瓦切断機用瓦保持具 - Google Patents

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一 野島
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Abstract

【課題】 本考案は、瓦切断機による瓦の切断作業に於いて、従来手で保持して切断位置と角度を決定していたものを、瓦切断機本体に系止できる瓦保持具を提供することにより正確で容易に瓦の切断位置と角度を決定する。
【解決手段】 本考案は、瓦切断機本体1の瓦切断機本体下部梁3に瓦保持具2をネジ4を締結して系止する。瓦保持具2は脱着ブロック11のネジ4を緩めることで、瓦切断機本体下部梁3に沿って左右に移動、瓦8の切断位置9を可変することができる。切断作業時に切断する瓦8を保持板6に載せ、かつ瓦8の端面10を支柱5の上端5aに接触させることで瓦8の切断位置9と角度の決定が可能となり、正確かつ迅速な瓦切断作業に役立つ。
【選択図】図4

Description

本考案は、瓦切断機本体に取り付けられる、瓦保持具に関するものである。
瓦切断機で瓦を切断する場合、一方の手で瓦切断機のハンドルを操作し、他方の手で瓦を保持して、切断する瓦の切断位置と角度は予め瓦に標していた。
切断する瓦を手で保持するため、切断した瓦の切断位置と角度が不安定で、瓦の重量による腕への負担も大きい。また切断位置と角度を予め瓦に標すための準備作業時間を要する。従って、瓦の長さと角度を容易に決定できる保持具を瓦切断機に設け、前述の欠点を解決しようとするものである。
本考案は、従来手で保持していた瓦の一端を載せる保持板を擁する躯体を、ネジで瓦切断機本体下部梁に系止できるようにし、保持板に設けた基準面または定規目盛りに瓦を合わせて切断することにより問題点を解決している。
本考案の保持板に瓦を載せることで、瓦の重量による腕への負担を軽減し、基準面または定規目盛りに合わせて瓦を切断するために、従来の切断位置、角度を瓦に標す準備作業が削減できる。また瓦の切断位置、角度が一定になることで瓦葺き工事の正確さと作業時間短縮にも役立つ。
本考案の保持具は水平に保たれた保持板と、瓦切断機本体下部梁に系止する脱着ブロック、保持板と脱着ブロックを接続する支柱により構成する。
以下、添付図面に従って実施例を説明する。1は瓦切断機本体、2は本考案の瓦保持具であり、瓦切断機本体下部梁3にネジ4で系止する。ネジ4を緩めることで瓦保持具2は瓦切断機本体下部梁に沿って図1左右に移動し、瓦8の切断位置9を可変できる。
支柱5の上端部5aは瓦切断機本体1に対して90度に固定されており、上端部5aに瓦8の端面10を接触させることで、瓦を90度で切断することが可能である。また、瓦保持具2を左右逆転させて瓦切断機本体下部梁3に系止すれば、上端部5bは瓦切断機本体1に対して45度に固定されており、上端部5bに瓦8の端面10を接触させることで、瓦8を45度で切断することが可能である。支柱5に固定された保持板6は、上面に瓦8を載せることで瓦8の重量による腕への負担を無くすことができる。
図3は請求項2の一実施例であり、支柱5に目盛り板兼用保持板7を固定したものである。目盛り板兼用保持板7の上面に刻まれた、瓦切断機本体1に対して90度と45度の目盛り7aに瓦8の端面10を合わせることで、容易に同角度での切断を可能にした。図2の実施例は角度を可変させる際に、瓦保持具2を左右逆転させる必要がないものである。
本考案の実施例は、瓦8を45度と90度で切断するものであるが、上端部5aおよび5b、目盛り板兼用保持板7の目盛りを変更して実施すれば、いかなる角度にも切断が可能である。
請求項1の瓦切断機用瓦保持具の一実施例を、瓦切断機に系止した図である。 図1の瓦切断機用瓦保持具の拡大図である。 請求項2の一実施例である。 図1の一実施例において、瓦切断時の正面図である。
符号の説明
1 瓦切断機本体
2 瓦保持具
3 瓦切断機本体下部梁
4 ネジ
5 支柱
6 保持板
7 目盛り板兼用保持板
8 瓦
9 切断位置
10 瓦の端面
11 脱着ブロック

Claims (2)

  1. 切断する瓦の一端を保持する板と、定められた長さと角度で切断せしめる基準面をもつことを特徴とする、系脱自在の瓦切断機用瓦保持具
  2. 切断する瓦の一端を保持し、かつ定められた長さと角度で切断せしめる定規目盛りをもつことを特徴とする、系脱自在の瓦切断機用瓦保持具
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