JP3126447B2 - 棒状物品の切断分離装置 - Google Patents

棒状物品の切断分離装置

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JP3126447B2
JP3126447B2 JP03304417A JP30441791A JP3126447B2 JP 3126447 B2 JP3126447 B2 JP 3126447B2 JP 03304417 A JP03304417 A JP 03304417A JP 30441791 A JP30441791 A JP 30441791A JP 3126447 B2 JP3126447 B2 JP 3126447B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、棒状物品としてフィ
ルタロッド(例えばシガレット用)を切断して分離する
のに好適した棒状物品の切断分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シガレットにはフィルタが取り
付けられているが、この種のフィルタには種々のタイプ
のものがあり、その中の1つに、いわゆるデュアルフィ
ルタと称されているものがある。このデュアルフィルタ
は、例えばシガレット側からチャコールフィルタプラグ
及びプレーンフィルタプラグを順次配置して構成されて
いる。プレーンフィルタプラグは、例えばアセテート繊
維からなるフィルタ素材のみからなっており、一方、チ
ャコールフィルタプラグは、フィルタ素材中に例えば活
性炭の粒子を混入させたものとなっている。
【0003】上述したデュアルフィルタは、例えば特開
平1−132368号公報に開示されているようなデュ
アルフィルタアタッチメントによって製造されて、シガ
レットに取り付けられるようになっている。ここで、デ
ュアルフィルタアタッチメントについて簡単に説明する
と、このデュアルフィルタアタッチメントは、一対のホ
ッパを備えており、一方のホッパには、チャコールフィ
ルタプラグの複数倍の長さを有したチャコールフィルタ
ロッドが多数蓄えられており、他方のホッパにはプレー
ンフィルタプラグの複数倍の長さを有したプレーンフィ
ルタロッドが多数蓄えられている。一方のホッパから排
出されたチャコールフィルタロッドは、搬送経路上を搬
送されるようになっており、この際、チャコールフィル
タロッドは、その軸線が搬送方向と直交する姿勢を維持
して搬送されるものとなっている。
【0004】搬送経路の途中には、回転可能な丸ナイフ
が配置されており、この丸ナイフは、その回転により、
搬送されてくるチャコールフィルタロッドを等しい長さ
に切断して、2本のロッド半体が得られるようになって
いる。更に、搬送経路には、丸ナイフよりも下流側に位
置して分離ガイドが配置されており、この分離ガイド
は、搬送方向でみて上流側に位置した端部が尖端として
形成されている。従って、丸ナイフ側からロッド半体が
搬送されてきたとき、これらロッド半体の切断面間に分
離ガイドの尖端が侵入し、この後、各ロッド半体の切断
面が分離ガイドの側面に沿い案内されるようにしてロッ
ド半体が搬送されることで、ロッド半体間に所定の間
隔、つまり、プレーンフィルタロッドの長さ分の間隔が
確保される。
【0005】この後、搬送経路上をロッド半体が搬送さ
れる過程に於いて、ロッド半体間には、他方のホッパか
ら1本のプレーンフィルタロッドが同軸上に位置するよ
うにして供給され、更に、これら一対のロッド半体及び
プレーンフィルタロッドの夫々が複数個に等分して切断
されることにより、各ロッド半体から個々のチャコール
フィルタプラグが得られ、一方、プレーンフィルタロッ
ドからはプレーンフィルタプラグの2倍の長さを有した
倍長プラグが個々に得られることになる。
【0006】上述したように各ロッド半体及びロッドか
ら得られた個々のチャコール及びプレーンのプラグは、
この後、搬送経路上に於いて、その搬送方向でみて前後
に位置するように整列され、これにより、倍長プラグの
両側にチャコールフィルタプラグが夫々位置してなる倍
長デュアルフィルタが得られることになる。なお、倍長
デュアルフィルタの両側にシガレットが夫々位置付けら
れた後、これら倍長デュアルフィルタと2本のシガレッ
トとがチップペーパにより接続されることで、2本分の
フィルタ付きシガレット、即ち、個々のフィルタ付きシ
ガレットが互いに逆向きに接続されたタンデムシガレッ
トが得られ、そして、この後、タンデムシガレットの中
央、即ち、倍長プラグの中央から切断することにより、
個々のフィルタ付きシガレットが得られることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うにしてチャコールフィルタロッドが丸ナイフにより切
断されたとき、2本のロッド半体の間、即ち、ロッド半
体の切断面間には、丸ナイフの厚み分のギャップしか確
保できない。通常、フィルタロッドを切断する丸ナイフ
は非常に薄肉であるため、上記ギャップもまた僅かなも
のとなる。
【0008】それ故、2本のロッド半体が分離ガイドま
で搬送されてきたとき、この分離ガイドの尖端がロッド
半体間のギャップに正確に侵入するのは非常に困難とな
る。このため、分離ガイドにより、2本のロッド半体を
所望の間隔に確実に分離できなかったり、例え、2本の
ロッド半体が分離されたとしても、一方のロッド半体の
切断面が分離ガイドによって押し潰される不具合があ
る。
【0009】このような不具合は、特にフィルタロッド
のように、比較的柔軟な材料からな棒状物品の場合に顕
著なものとなる。即ち、この種の弾力性を有した棒状物
品の場合には、例え丸ナイフで切断されても、その切断
面の間のギャップは棒状物品の弾性変形により塞がれて
しまう場合がある。この発明は、上述した事情に基づい
てなされたもので、その目的とするところは、例え、弾
力性を有した棒状物品にあっても、この棒状物品を切断
して得た棒状半体を確実に分離でき、しかも、棒状半体
の切断面を損傷することのない棒状物品の切断分離装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の棒状物品の切
断分離装置は、棒状物品の搬送経路を有した搬送手段を
備えており、この搬送手段は、搬送経路に対し棒状物品
の軸線を直交させた状態として、棒状物品を搬送可能と
なっている。搬送経路の途中には、棒状物品の切断手
段、即ち、丸ナイフが回転可能にして配置されており、
この丸ナイフは、その回転により、搬送されてきた棒状
物品を所定の長さずつの棒状半体に切断可能となってい
る。
【0011】そして、この発明の切断分離装置は、丸ナ
イフによる棒状物品の切断時、棒状物品の切断面と丸ナ
イフとの間に所定のギャップを形成するためのギャップ
形成手段を備えており、このギャップ形成手段は、棒状
物品に対する丸ナイフの切り込みに伴い、棒状物品の切
断面と丸ナイフとの間に侵入する挿入要素を有してい
る。更に、切断分離装置は、棒状半体が丸ナイフを通過
した後、棒状半体間の間隔を更に拡大するための分離手
段を備えており、この分離手段は、搬送経路の丸ナイフ
よりも下流側に位置し且つ搬送経路に沿って延びる分離
壁を有しており、この分離壁は、棒状半体間の前記ギャ
ップを含む間隔に侵入可能となっている。
【0012】
【作用】上述した棒状物品の切断分離装置によれば、搬
送経路上の棒状物品が丸ナイフまで搬送されてくると、
この丸ナイフの回転により、棒状物品は、2本の棒状半
体に切断される。この切断時、棒状物品の切断面と丸ナ
イフとの間には、ギャップ形成手段の挿入要素が徐々に
侵入し、この侵入により、切断した得た棒状半体は搬送
経路上でその軸方向に変位する。従って、この後、2本
の棒状半体が丸ナイフを通過すると、これら棒状半体間
には、所定の間隔が形成され、この間隔は、挿入要素の
厚み分に相当するギャップを含んだものとなる。
【0013】そして、2本の棒状半体が更に搬送される
と、これら棒状半体間の間隔に向けて、分離壁が侵入
し、この分離壁を利用して、棒状半体間の間隔は更に拡
大されることになる。
【0014】
【実施例】図1を参照すると、デュアルフィルタアタッ
チメントの全体が示されている。このデュアルフィルタ
アタッチメントは、垂直方向に配置されたベースプレー
ト10を備えており、このペースプレート10の上部に
は、第1ホッパ12cが設けられている。
【0015】この第1ホッパ12cには、図示されては
いないが、所定の長さを有したチャコールフィルタロッ
ドFcが多数蓄えられており、チャコールフィルタロッ
ドFcは、この実施例の場合、アセテート繊維からなる
フィルタ素材中に活性炭の粒子を添加したものである。
図1でみて第1ホッパ12cの左側下部には、一対の供
給ローラ14a,14bが互いに反対の方向に回転可能
に配置されている。これら供給ローラ14a,14b
は、その周面の一部が第1ホッパ12c内に露出するよ
うに位置付けられており、これにより、一対の供給ロー
ラ14a,14bは、第1ホッパ12cの底壁の一部と
なっている。一対の供給ローラ14a,14b間には、
チャコールフィルタロッドFcの供給通路13が規定さ
れており、この供給通路13の外側開口端の近傍には、
図1でみて紙面と直交する方向から風送により、チャコ
ールフィルタロッドFcが連続的に導かれるようになっ
ている。従って、チャコールフィルタロッドFcが供給
通路13の外側開口端に達すると、このチャコールフィ
ルタロッドFcは、一対の供給ローラ14a,14bの
回転により、共通通路13を通じて、第1ホッパ12c
内に供給されることになる。なお、図1中、符号15
は、供給ローラ14a,14bを回転させるためのモー
タを示している。
【0016】また、第1ホッパ12cの右側下部からは
送出通路16が延びており、更に、第1ホッパ12c内
には、送出通路16の内端近傍に位置してフィードロー
ラ18が回転可能に配置されている、このフィードロー
ラ18は、図1でみて反時計方向に回転し、これによ
り、第1ホッパ12c内のチャコールフィルタロッドF
cを送出通路16内に1本ずつ送り出す。更に、送出通
路16の一部は、図1から明らかなように、ベルトコン
ベア20から構成されており、このベルトコンベア20
の駆動により、フィードローラ18により送出通路16
内に送り出されたチャコールフィルタロッドFcは、送
出通路16内の外端、即ち、その出口に向かって円滑に
導かれ、この出口から排出されるようになっている。
【0017】なお、第1ホッパ12cの右側の近傍に
は、チャコールフィルタロッドFcを蓄えている補助ト
レイ22が必要に応じて配置されており、この補助トレ
イ22の下部と第1ホッパ12cとは、この第1ホッパ
12cの延長部19により相互に接続されている。更
に、ベースプレート10の上部には、図1でみて、第1
ホッパ12cの左側に位置して、第2ホッパ12pが設
けられている。この第2ホッパ12p内には、チャコー
ルフィルタロッドFcとは種類が異なり、且つ、所定の
長さを有したプレーンフィルタロッドFpが多数蓄えら
れている。このプレーンフィルタロッドFpは、例えば
前述したフィルタ素材のみからなるものである。
【0018】第2ホッパ12pは、第1ホッパ12cと
基本的に同様な構造を有し、また、プレーンフィルタロ
ッドFpもまたチャコールフィルタロッドFcの場合と
同様に風送により、第2ホッパ12pまで導かれるよう
になっている。それ故、図1中、第1ホッパ12cの部
材と同様な機能を有する第2ホッパ12pの部材には同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0019】第1ホッパ12cの送出通路16の出口は
下方を向いており、この出口の直下には、第1搬送ドラ
ム24が配置されている。この第1搬送ドラム24は、
その外周面が送出通路16の出口と対向するようにして
ベースプレート10に回転自在に支持されているととも
に、図1でみて矢印で示すように時計方向に所定の周速
で回転されるようになっている。
【0020】第1搬送ドラム24の外周面は、チャコー
ルフィルタロッドFcの搬送経路を規定している。即
ち、図2に拡大して示されているように、第1搬送ドラ
ム24は、その外周面に多数の第1搬送溝26を有した
溝付きドラムからなっており、第1搬送溝26は、第1
搬送ドラム24の周方向に等間隔を存して形成されてい
る。第1搬送溝26は、チャコールフィルタロッドFc
を受け入れ可能な断面半円形状をなし、その軸線は、第
1搬送ドラム24の回転軸線と平行になっている。
【0021】従って、第1ホッパ12c内のチャコール
フィルタロッドFcが送出通路16の出口から落下する
と、このチャコールフィルタロッドFcは、第1搬送ド
ラム24の第1搬送溝26内に供給され、そして、第1
搬送ドラム24の回転に伴い搬送される。従って、第1
搬送ドラム24の回転により、送出通路16の出口の直
下を第1搬送ドラム24の空の第1搬送溝26が通過す
る度に、その第1搬送溝26にチャコールフィルタロッ
ドFcが順次供給されることになる。なお、第1搬送溝
26の長さ、即ち、第1搬送ドラム24の幅は、チャコ
ールフィルタロッドFcの長さに比べて十分に広くなっ
ている。
【0022】図1でみて、第1搬送ドラム24に於ける
外周面の右側部分は、搬送ガイド28によって覆われて
いる。即ち、搬送ガイド28は、送出通路16の出口か
ら第1搬送ドラム24の外周面に沿って延びるような円
弧形状をなしており、これにより、チャコールフィルタ
ロッドFcが第1搬送ドラム24上を搬送されるとき、
搬送ガイド28は、第1搬送溝26からのチャコールフ
ィルタロッドFcの脱落を防止する。
【0023】搬送ガイド28は、図2に示されているよ
うに、チャコールフィルタロッドFcの搬送方向でみ
て、上流側に位置した第1ガイド28aと、この第1ガ
イド28aの下流側に位置して、第1ガイド28aに続
く第2ガイド28bとからなっている。第1ガイド28
aの近傍には、切断手段の第1丸ナイフ30が配置され
ている。この第1丸ナイフ30の外周縁、即ち、その刃
先円は、図3に示されているように、第1ガイド28a
を貫通し、そして、第1搬送ドラム24に於ける外周面
の中央に形成された環状のナイフ溝31に侵入されてい
る。ここで、ナイフ溝31は、第1搬送溝26の深さよ
りも十分に深く、また、その幅もまた第1丸ナイフ30
の厚みに比べて十分に広く設定されている。従って、図
3から明かなように、第1丸ナイフ30の刃先円のみな
らず、第1丸ナイフ30の一対のナイフクランプ33の
外周縁もまた、ナイフ溝31に侵入されている。
【0024】一対のナイフクランプ33は、第1丸ナイ
フ30の両面中央に取り付けられたディスク部材からな
り、各ナイフクランプ33の外周縁は、第1丸ナイフ3
0の対応する面に連なるような楔形状となっている。即
ち、各ナイフクランプ33の外周縁はテーパ面33aと
して形成されている。更に、この実施例の場合、一対の
ナイフクランプ33に於けるテーパ面33aの外周円
は、チャコールフィルタロッドFcが搬送されるとき、
第1搬送溝26内に保持されたチャコールフィルタロッ
ドFcの軸線が描く搬送軌跡円と接するように、ナイフ
溝31に侵入されている。このことは、第1搬送溝26
内のチャコールフィルタロッドFcが第1丸ナイフ30
を通過して、この第1丸ナイフ30により切断されると
き、一対のナイフクランプ33に於けるテーパ面33a
の外周円がチャコールフィルタロッドFcの軸線まで侵
入することを意味している。
【0025】なお、上述した一対のナイフクランプ33
は、第1丸ナイフ30を回転軸35に取り付けるために
も使用される。即ち、図3に示されているように、第1
丸ナイフ30は、一対のナイフクランプ33により両側
から挟み付けられた状態で、クランプディスク37及び
取付ボルト39を介して回転軸35に取り付けられてい
る。
【0026】また、この実施例の場合、第1丸ナイフ3
0は、0.3mm程度の肉厚を有した非常に薄いディスク
からなるが、これに対し、ナイフクランプ33は3mm程
度の肉厚を有している。一方、前述した第1ガイド28
aは、図3から明かなように、例えば4本の外側ガイド
片34を備えており、これら外側ガイド片34は、前述
の説明から明かなように第1搬送ドラム24の外周面に
沿って湾曲した円弧形状をなしているとともに、第1搬
送溝26に沿い所定の間隔を存して配置されている。従
って、第1丸ナイフ30は、外側ガイド片34のうち、
内側に位置する2本の外側ガイド片34の間を通過し
て、第1搬送ドラム24のナイフ溝31に侵入してい
る。
【0027】更に、第2図に示されているように、チャ
コールフィルタロッドFcの搬送方向でみて、第1ガイ
ド28aの上流部には、一対のサイドガイド片41が備
えられている。これらサイドガイド片41は、外側ガイ
ド片34と同様に第1搬送ドラム24の外周面に沿って
湾曲した円弧形状をなしており、そして、一対のサイド
ガイド片41は、送出通路16の出口近傍から、搬送過
程にあるチャコールフィルタロッドFcと第1丸ナイフ
30に於ける一対のナイフクランプ33とが干渉する位
置の直前まで延びている。更に、一対のサイドガイド片
41は、外側ガイド片34の両側で且つ外側ガイド片3
4よりも第1搬送ドラム24の外周面に近接して位置付
けられている。
【0028】一対のサイドガイド片41に於ける下流側
端部の間隔は、図4に示されているようにチャコールフ
ィルタロッドFcの長さに等しい距離を有しており、こ
れに対し、一対のサイドガイド片41に於ける上流側端
部の間隔は、前述した送出通路16の出口に向かって拡
開されている。更に、前述した第1丸ナイフ30は、サ
イドガイド片41間の中心に位置付けられている。
【0029】なお、図4は、第1搬送ドラム24上の搬
送ガイド28に対応した搬送経路の部位を展開して示し
た図であり、この図4に於いて、前述した外側ガイド片
34は省略されている。従って、送出通路16の出口か
ら第1搬送ドラム24の1つの第1搬送溝26に供給さ
れたチャコールフィルタロッドFcは、第1搬送ドラム
24の回転に伴い、一対のサイドガイド片41により案
内され、これらサイドガイド片41間を搬送され、これ
により、第1丸ナイフ30に対するチャコールフィルタ
ロッドFcの位置決めがなされることになる。
【0030】搬送ガイド28の第2ガイド28bは、第
1搬送ドラム24の外周面を覆うように湾曲されたガイ
ドプレート43を備えており、このガイドプレート43
は、前述した第1ガイド28aの外側ガイド片34と同
様な機能を有するものである。ガイドプレート43の内
面中央には、図4に示されているように、分離壁36が
配置されている。この分離壁36は、図5に示されてい
るようにガイドプレート43に沿って湾曲され、チャコ
ールフィルタロッドFcの搬送方向に延びている。
【0031】上記搬送方向でみて、分離壁36の上流端
部は、第1ガイド28aに向かって先細形状をなしてお
り、この分離ガイド36の尖端36aは、前述したサイ
ドガイド片41間の中央で且つ第1丸ナイフ30の刃先
円の近傍に位置付けられている。分離壁36は、ガイド
プレート43の内面に一対の取付けボルト(図示しな
い)を介して取り付けられており、それ故、分離壁36
には、取付ボルトためのねじ孔45が備えられている。
この実施例の場合、図6に分離壁36を展開して示すよ
うに、分離壁36には、その中央に一対の突起49と周
縁とを残すようにして凹所47が形成されており、各突
起49にねじ孔45が夫々形成されている。一対の突起
49は、分離壁36の長手方向に所定の間隔を存して離
間している。従って、ガイドプレート43の外側から、
このガイドプレート43を貫通して取付ねじを差し込
み、この取付ねじを分離壁36のねじ孔45にねじ込む
ことで、分離壁36はガイドプレート43に固定して取
り付けられる。
【0032】更に、分離壁36の外側面には、多数の噴
出孔32が形成されており、これら噴出孔32は、凹所
47に連通されている。噴出孔32は、図5及び図6か
ら明らかなように、分離壁36の外側面に所定の間隔を
存して形成されているが、ここで、噴出孔32が分離壁
36に於ける尖端部の外側面にも形成されていることに
留意すべきである。
【0033】一方、詳細には図示しないけれども、ガイ
ドプレート43には、一方に於いて分離壁36の凹所4
7に連通する接続孔51が形成されており、この接続孔
51は、他方に於いて、図2に示されている接続ホース
53を介して空圧源(図示しない)に接続されている。
従って、空圧源から圧縮空気が接続ホース53及び接続
孔51を介して、分離壁36の凹所47に供給される
と、この凹所47の圧縮空気は、各噴出孔32から分離
壁36の側方に向かって噴出されることになる。
【0034】なお、分離壁36の厚みは、チャコールフ
ィルタロッドFcの直径によって決定されるが、ここ
で、チャコールフィルタロッドFcの直径が8mmである
場合、分離壁36の厚みT1は4mm、その底壁の厚みT2
は1mmに設定されている。また、この実施例の場合、噴
出孔32の内径は1.5mmとなっている。更に、第2ガ
イド28bにも、第1ガイド28aの場合と同様に、一
対のサイドガイド片53が備えられている。これらサイ
ドガイド片53は、分離壁36の両側に配置されてお
り、分離壁36と各サイドガイド片53との間の間隔
は、少なくともチャコールフィルタロッドFcとプレー
ンフィルタロッドFpの合計の長さの半分よりも長く設
定されている。
【0035】ここで、前述した送出通路16の出口から
第1搬送ドラム24の第1搬送溝26に供給されたチャ
コールフィルタロッドFcの処理、即ち、その切断及び
分離に関して説明する。第1搬送ドラム24の1つの第
1搬送溝26にチャコールフィルタロッドFcが供給さ
れると、このチャコールフィルタロッドFcは、第1搬
送溝26に保持された状態で、第1搬送ドラム24の回
転に伴い搬送される。このような搬送により、チャコー
ルフィルタロッドFcが第1丸ナイフ30を通過する
際、この第1丸ナイフ30の回転により、チャコールフ
ィルタロッドFcは、2等分に切断され、図4に示され
るように2本のチャコールロッド半体Fhが得られる。
即ち、チャコールフィルタロッドFcが第1丸ナイフ3
0に達する際、このチャコールフィルタロッドFcは、
その両端が前述した一対のサイドガイド片41により案
内されながら搬送されてくるから、チャコールフィルタ
ロッドFcは、その中央が必ず第1丸ナイフ30の位置
に位置決めされることになる。
【0036】第1丸ナイフ30がチャコールフィルタロ
ッドFcに完全に切り込まれて、そして、このロッドF
cの切断が完了しても、チャコールフィルタロッドFc
即ち2本のチャコールロッド半体Fhが更に搬送される
と、これらチャコールロッド半体Fhの切断面と第1丸
ナイフ30との間には、図3に示されているように、前
述したナイフクランプ33のテーパ面33aが徐々に侵
入していくことになる。
【0037】各ナイフクランプ33に於けるテーパ面3
3aの侵入は、第1搬送溝26内に於いて、一対のチャ
コールロッド半体Fhを互いに軸方向に所定の距離だけ
離間させることになる。このことは、図8に示されてい
るように、チャコールフィルタロッドFc即ちチャコー
ルロッド半体Fhが図中矢印方向に搬送されていくに従
い、このチャコールロッド半体Fhに対し、ナイフクラ
ンプ33のテーパ面33aが徐々に侵入していくことか
ら明かである。図8中、テーパ面33aの侵入量は、図
8中斜線を施して示してある。この後、チャコールロッ
ド半体Fhが更に搬送されて、ナイフクランプ33から
抜け出ていくと、テーパ面33aの侵入量が減少してい
き、これにより、ナイフクランプ33がチャコールロッ
ド半体Fhから完全に抜け出たとき、チャコールロッド
半体Fhと第1丸ナイフ30との間には、テーパ面33
aの最大侵入量に相当するギャップが形成されることに
なる。なお、図8は、作図を容易にするため、第1搬送
ドラム24上の搬送経路は直線的に示してある。
【0038】従って、チャコールフィルタロッドFcが
第1丸ナイフ30を通過すると、このチャコールフィル
タロッドFcは、第1丸ナイフ30の回転により2等分
に切断されて、2本のチャコールロッド半体Fhとな
り、この後、これらチャコールロッド半体Fhは、図4
に示されているように、第1丸ナイフ30の一対のナイ
フクランプ33により互いに所定の距離だけ離間され
る。ここで、この距離は、前述の説明から明かなよう
に、2個分のギャップと第1丸ナイフ30の厚みとを加
えた長さに相当するものとなっている。
【0039】2本のチャコールロッド半体Fhが一対の
ナイフクランプ33により離間される時点では、図4か
ら明かなように、両チャコールロッド半体Fhは、一対
のサイドガイド片41から既に外れた搬送位置にあり、
これにより、一対のサイドガイド片41がチャコールロ
ッド半体Fhの予備的な分離を妨げることはない。な
お、切断して得たチャコールロッド半体Fh間に間隔を
形成する一対のナイフクランプ33の機能は、図4中に
施した斜線の領域から明かとなる。
【0040】上述したようにして2本のチャコールロッ
ド半体Fh間に所定の間隔が形成された後、これらチャ
コールロッド半体Fhが更に搬送されて、分離壁36の
搬送位置に達すると、チャコールロッド半体Fh間の間
隔に分離壁36の尖端36aが進入するような状態とな
る。ここで、前述したように、分離壁36の両側面には
多数の噴出孔32が形成されているから、2本のチャコ
ールロッド半体Fh間に分離壁36が進入するように、
これらチャコールロッド半体Fhが搬送されると、各チ
ャコールロッド半体Fhは、分離壁36の噴出孔32か
ら噴出される圧縮空気により、図4に示されているよう
に、第1搬送溝26内をその軸線方向に移動され、そし
て、第2ガイド28bの対応するサイドガイド片53に
当接される。なお、図4中、第1搬送溝26は省略され
ている。
【0041】この結果、2本のチャコールロッド半体F
hが分離壁36を通過して搬送される際、これらチャコ
ールロッド半体Fh間の間隔は、第1搬送溝26内にお
いて更に拡大され、これにより、2本のチャコールロッ
ド半体Fh間には、前述したプレーンフィルタロッドF
pを位置付け可能とする間隔が確保される。ここで、分
離壁36の噴出孔32は、その尖端36aの近傍まで分
布されているから、2本のチャコールロッド半体Fhが
分離壁36の尖端36aに達すると、これらチャコール
ロッド半体Fhは直ちに圧縮空気によって分離壁36か
ら離れるように移動され、これにより、各チャコールロ
ッド半体Fhが分離壁36と接触するようなことはな
い。
【0042】再度、図1を参照すると、前述した第1搬
送ドラム24の下方には、この第1搬送ドラム24より
も僅かに左方に位置し、且つ、第1搬送ドラム24と転
接するようにして第2搬送ドラム38が配置されてい
る。この第2搬送ドラム38は、第1搬送ドラム24と
同様にベースプレート10に対して回転可能に支持され
ているが、第2搬送ドラム38は、第1搬送ドラム24
とは反対の方向に回転されるようになっている。
【0043】第2搬送ドラム38の外周面には、周方向
に等間隔を存して第2搬送溝40が形成されている(図
2参照)。これら第2搬送溝40の軸線は、第2搬送ド
ラム38の回転軸線に対して平行となっており、そし
て、第2搬送溝40の断面形状は、第1搬送溝26と同
様な形状をなしている。第2搬送ドラム38は、その第
2搬送溝40が第1搬送ドラム24の第1搬送溝26と
順次合致しながら回転されるようになっている。換言す
れば、第1及び第2搬送溝26,40が同一の間隔で形
成されているとすると、第1及び第2搬送ドラム24,
38は、同一の周速でもって回転されることになる。
【0044】従って、第1及び第2搬送ドラム24,3
8が上述したようにして互いに反対の方向に回転される
と、第1搬送ドラム24に於ける第1搬送溝26内の2
本のチャコールロッド半体Fhは、その第1搬送溝26
が第2搬送ドラム38の第2搬送溝40と合致したと
き、第1搬送溝26から第2搬送溝40内に移し代えら
れ、そして、2本のチャコールロッド半体Fhは、第2
搬送ドラム38上に規定された搬送経路上を、第2搬送
ドラム38の回転に伴い搬送される、ここで、第1搬送
ドラム24と第2搬送ドラム38との間におけるチャコ
ールロッド半体Fhの受け渡しを確実になすため、前述
した第2ガイド28に於けるガイドプレート43の下端
部は、詳細には図示しないけれども、複数のフォーク指
28c(図2参照)として形成されており、これらフォ
ーク指28cは、第2搬送ドラム38の周面に対応して
形成された環状溝42a内に侵入されている。
【0045】ここで、図9を参照すると、第2搬送ドラ
ム38の断面図が示されており、この図から明らかなよ
うに、第2搬送ドラム38は、合計6個のドラムディス
クから構成されている。これらドラムディスクのうち、
両側に位置する2個ずつドラムディスク38cがチャコ
ールロッド半体Fhの搬送に利用されることになり、こ
れらドラムディスク38cに上記環状溝42aが夫々形
成されている。
【0046】一方、前述した第2ホッパ12pの送出通
路16は、図1から明らかなように、第2搬送ドラム3
8の近傍まで延びており、その出口端は、第2搬送ドラ
ム38の外周面の真上に位置付けられている。即ち、第
2ホッパ12p内のプレーンフィルタロッドFpは、送
出通路16を通じて第2搬送ドラム38の第2搬送溝4
0に1本ずつ供給されるが、ここで、プレーンフィルタ
ロッドFpは、第2搬送溝40内において、第1搬送ド
ラム24から供給された2個のチャコールロッド半体F
h間に位置付けられることになる。このことは、図10
に示されており、この図は、チャコールフィルタロッド
Fc及びプレーンフィルタロッドFpの搬送流れを示し
ている。
【0047】即ち、プレーンフィルタロッドFpは、図
9に示されている第2搬送ドラム38のドラムディスク
のうち、その中央に位置する2個のドラムディスク38
pの第2搬送溝40内に供給されることになる。従っ
て、第2搬送ドラム38の同じ第2搬送溝40に供給さ
れた2個のチャコールロッド半体Fhと1個のプレーン
フィルタロッドFpは共に、第2搬送ドラム38の回転
に伴って搬送されることになる。
【0048】第2搬送ドラム38の外側のほぼ左半分に
は、第2搬送ドラム38の外周面に沿って、搬送ガイド
44が配置されている。この搬送ガイド44は、基本的
には前述した搬送ガイド28と同様の機能を有するもの
である。そして、第2搬送ドラム38の外側には、複数
枚の第2丸ナイフ46が配置されている。これら第2丸
ナイフ46は、この実施例の場合、2本のチャコールロ
ッド半体Fh及びプレーンフィルタロッドFpの夫々に
対して2枚ずつ設けられており、従って、第2丸ナイフ
46は合計6枚となっている。
【0049】各第2丸ナイフ46の刃先は、搬送ガイド
44を貫通して延び、その刃先円は、第1丸ナイフ30
の場合と同様に、第2搬送ドラム38の外周面に形成し
た環状のナイフ溝55(図9参照)内に侵入されてい
る。また、各第2丸ナイフ46の配置に関しては、図2
中想像線で示されているように、これら第2丸ナイフ4
6は、第2搬送ドラム38の周方向、即ち、搬送方向で
みて前後に分けて配置されている。
【0050】従って、2本のチャコールロッド半体Fh
が第2搬送ドラム38上を搬送されて、これらチャコー
ルロッド半体Fhが対応する4枚の第2丸ナイフ46を
通過すると、各チャコールロッド半体Fhは、第2丸ナ
イフ46により、3個に等分して切断され、これによ
り、図10に示されているように、1本のチャコールロ
ッド半体Fhから、3個のチャコールフィルタチップF
ccからなるフィルタチップ群Fcgが形成される。一
方、プレーンフィルタロッドFpに関してもチャコール
ロッド半体Fhの場合と同様に、プレーンフィルタロッ
ドFpが対応する2枚の第2丸ナイフ46を通過して搬
送されると、このプレーンフィルタロッドFpは3個に
等分して切断され、プレーンフィルタロッドFpから、
3個のプレーンフィルタチップFpcからなるフィルタ
チップ群Fpgが形成される。
【0051】なお、図示されていないけれども、第2搬
送ドラム38上をチャコールロッド半体Fh及びプレー
ンフィルタロッドFpが第2丸ナイフ46に向かって搬
送されるとき、これらロッドの両端は、前述した一対の
サイドガイド片41(図4参照)と同様なサイドガイド
片によって案内され、これにより、各第2丸ナイフ46
に対するロッドFh,Fpの位置決めがなされている。
【0052】図1に示されているように、第2搬送ドラ
ム38の直下には、この第2搬送ドラム38に転接する
ようにして、ずらしドラム48が配置されている。ずら
しドラム48もまた、ペースプレート10に対して回転
可能に支持されており、ずらしドラム48の回転方向
は、第2搬送ドラム38の回転方向とは逆である。ずら
しドラム48は、図11に詳図されているように、溝付
きのドラムからなるが、しかしながら、ずらしドラム4
8の溝形状は、前述した第1及び第2搬送ドラム24,
38の溝形状とは大きく異なっている。即ち、ずらしド
ラム48の外周面には、このずらしドラム48の回転軸
線方向に並んで配置された環状の溝列が複数個形成され
ており、これら溝列は、前述した各フィルタチップ群の
フィルタチップFcc,Fcpに夫々対応して設けられ
ている。従って、ずらしドラム48の溝列は、合計で9
個設けられている。
【0053】ずらしドラム48の各溝列は、図11から
明らかなように、周方向に等間隔を存し、且つ、ずらし
ドラム48の回転軸線と平行にして形成された複数のず
らし溝50から規定されているが、ずらしドラム48の
回転方向でみて、各ずらし溝50における前側の溝壁
は、ずらしドラム48の周方向に沿う、その溝幅を広げ
るように傾斜されている。
【0054】また、各フィルタチップ群に対応する3本
の溝列、ここでは、説明の簡略化を図るため、一方のチ
ャコールフィルタチップ群Fcgに対応する3本の溝列
に関して説明すれば、これら3本の溝列において、図1
1から明らかなように、各溝列におけるずらし溝50の
回転位相は、ずらし溝50の1ピッチ間の範囲で互いに
異なっている。更に詳述すれば、3本の溝列全体でみた
場合、ずらし溝50における周方向の溝間隔は、第2搬
送ドラム38における第2搬送溝40の溝間隔と同一に
なっている。
【0055】一方、図11に示されているように、第2
搬送ドラム38における搬送ガイド44の下端はフォー
ク形状をなし、ずらしドラム48の外周面に形成した複
数の環状溝に侵入されている。更に詳述すれば、上記環
状溝は、図示しないけれども、ずらしドラム48におけ
る各溝列の中央に形成されており、従って、これら環状
溝及び搬送ガイド44における下端のフォーク指は夫
々、合計で9個設けられている。
【0056】そして、図12を参照すれば、一方のチャ
コールフィルタチップ群Fcgに対応する搬送ガイド4
4のフォーク指44a,44b,44cが示されてお
り、これらフォーク指44a,44b,44cの長さ
は、第1搬送ドラム38の周方向でみて互いに異なって
いる。即ち、図12から明らかなように、フォーク指4
4aが最も短く、フォーク指44b,44cの順に長く
なっている。更に、フォーク指44a,44b,44c
の先端部は、互いに平行で、且つ、ずらしドラム48の
内部に向かい下方に傾斜した傾斜面52a,52b,5
2c(図11参照)として形成されている。
【0057】一方、ずらしドラム48の外側におけるほ
ぼ右半分には、このずらし搬送ドラム48の外周面に沿
って、搬送ガイド58が配置されている。この搬送ガイ
ド58の上端部もまた、搬送ガイド44における下端部
と同様にフォーク部に形成されており、このフォーク部
のフォーク指は、第2搬送ドラム38の外周面に形成し
た環状溝に夫々侵入されている。この場合、これら環状
溝は、前述した第2搬送ドラム38の環状溝42aの他
に、第2搬送ドラム38における隣接したドラムディス
ク38c間の環状溝42b、また、ドラムディスク38
pに形成された環状溝42c、並びに、ドラムディスク
38p間に形成された環状溝42dからなっている。
【0058】搬送ガイド58におけるフォーク部のフォ
ーク指は、前述した搬送ガイド44のフォーク指と夫々
組みをなすようになっている。即ち、図11及び図12
には、搬送ガイド44のフォーク指44a,44b,4
4cと夫々組みをなす搬送ガイド58のフォーク指58
a,58b,58cのみが示されている。ここで、これ
らフォーク指58a,58b,58cは、対応するフォ
ーク指44a,44b,44cの真上に位置付けられて
いる。また、フォーク指58a,58b,58cの先端
部は、ずらしドラム48の周方向でみて、その長さが順
次短く形成され、そして、これら先端部の下面は、対応
するフォーク指44a,44b,44cの傾斜面52
a,52b,52cに対して夫々平行な傾斜面54a,
54b,54cとして形成されている。組みをなす傾斜
面52aと54a,傾斜面52bと54b,傾斜面52
cと54cは、互いに協働することにより、第2搬送ド
ラム38からずらしドラム48に向け、一方のチャコー
ルフィルタチップ群Fcgにおける各チャコールフィル
タチップFccを導くためのずらし通路を夫々規定して
いる。
【0059】更に、ずらしドラム48は、前述したよう
に、第2搬送ドラム38とは反対の方向に回転される
が、ここで、ずらしドラム48は、第2搬送ドラム38
の周速に対し3倍の周速、換言すれば、第2搬送ドラム
38が1個分の第2搬送溝40の間隔だけ回転する間
に、ずらしドラム48は上述した3本の溝列全体でみ
て、3個分のずらし溝50の間隔だけ回転されるように
なっている。
【0060】従って、ずらしドラム48が上述したずら
し溝50からなる3列の溝列を有していれば、第2搬送
ドラム38の回転に伴い、第1フィルタチップ群Fcg
が第2搬送ドラム38とずらしドラム48との転接点領
域に達すると、第1フィルタチップ群Fcgにおける3
個のチャコールフィルタチップFccのうちの1個(図
12でみて、最も手前側に位置するチャコールフィルタ
チップFcc)は、前述したフォーク指58aの傾斜面
54aとフォーク指44aの傾斜面52aとに案内され
て、第2搬送ドラム38からずらしドラム48に向かっ
て導かれ、そして、3本の溝列のうち図12でみて最も
手前に位置する溝列のずらし溝50内に係合保持され
る。この後、チャコールフィルタチップFccは、ずら
しドラム48の回転に伴い搬送されることになる。
【0061】この後、ずらしドラム48に移し変えられ
た上記チャコールフィルタチップFccに対して隣接し
ていた残り2個のチャコールフィルタチップFccは、
フォーク指58b,58cの傾斜面54b,54c、並
びに、フォーク指44b,44cの傾斜面52b,52
cにより順次遅れて案内されて、ずらしドラム48側に
案内される。即ち、残り2個のチャコールフィルタチッ
プFccは、上記溝列に隣接する2本の溝列のずらし溝
50に夫々順次遅れて係合保持され、これにより、ずら
しドラム48に回転に伴い、先行するチャコールフィル
タチップFccよりも順次遅れて搬送されることにな
る。従って、図10に示されているよううに、チャコー
ルフィルタチップFccは、ずらしドラム48の回転に
伴い、その搬送方向にずれた状態で搬送されることにな
る。
【0062】上述の動作は、第2搬送ドラム38側の次
のチャコールフィルタチップ群Fcgが前記転接点領域
に達する前に完了するとともに、上記次のチャコールフ
ィルタチップ群Fcgの各チャコールフィルタチップF
ccに対しても同様にして繰り返される。尚、ずらしド
ラム48上でのチャコールフィルタチップFccの搬送
を確実になし、且つ、後述する第3搬送ドラムへの各フ
ィルタチップの移し変えを確実になすため、各ずらし溝
50が図11中に示した吸引領域Sにあるとき、チャコ
ールフィルタチップFccは、吸引空気により保持され
るようになっている。即ち、図11に示されるように、
上述した吸引領域Sに相当する範囲には、円弧形状をな
した吸引溝57が設けられており、この吸引溝57は、
図示しないけもども、固定ディスクに形成されていると
ともに、図示しない負圧源に常時接続されている。そし
て、各ずらし溝50の底部には、吸引孔59の一端が開
口されているとともに、この吸引孔59の他端は、ずら
しドラム48の回転に伴い、そのずらし溝50が吸引領
域Sにあるとき、吸引溝57と連通されるようになって
いる。尚、図11に於いては、1個のずらし溝50に対
する吸引孔59しか図示されていない。このような吸引
機構を備えていることにより、搬送ガイド58の下端が
第3搬送ドラム内に侵入されていなくとも、ずらしドラ
ム48から第3搬送ドラムへの各フィルタチップの移し
変えを確実に行うことができる。
【0063】上述の記載は、一方のチャコールフィルタ
チップ群Fcgにおける3個のチャコールフィルタチッ
プFccに関しての、その第2搬送ドラム38からずら
しドラム48への移し変えの説明であるが、他方の第1
フィルタチップ群Fcgにおける3個のチャコールフィ
ルタチップFcc、並びに、プレーンフィルタチップ群
Fpgの3個のプレーンフィルタチップFpcについて
も、前述したチャコールフィルタチップFccの場合と
同様なずらし機構により、第2搬送ドラム38からずら
しドラム48に移し変えらたとき、その搬送方向にずれ
た状態となる。従って、ずらしドラム48上に於いて
は、2つのチャコールフィルタチップ群Fcgのチャコ
ールフィルタチップFcc、並びにプレーンフィルタチ
ップ群FpgのプレーンフィルタチップFpcは、図1
0に示されるように、その搬送方法に夫々ずれた状態で
搬送されることになる。ここで、図10から明らかなよ
うに、各フィルタチップ群のずれて搬送される各フィル
タチップは、隣接するフィルタチップ群の対応するフィ
ルタチップと同期して搬送される。これを換言すれば、
ずらしドラム48上に於いては、2個のチャコールフィ
ルタチップFcc間に1個のプレーンフィルタチップF
pcが位置付けられ、しかも、これら3個のフィルタチ
ップFcc,Fpc,Fccが同軸上に並んだ状態で搬
送されることになる。
【0064】更に、ずらしドラム48の下方には、ずら
しドラム48と転接するようにして、第3搬送ドラム6
0が配置されている。この第3搬送ドラム60は、ベー
スプレート10に対して回転可能に支持され、ずらしド
ラム48とは反対の方向に回転されるようになってい
る。なお、図1中に示した参照符号62は、第1乃至第
3搬送ドラム24,38,60及びずらしドラム48の
ベースプレート10側とは反対側に位置する回転軸の端
部を回転自在に支持するためのサポートアームである。
【0065】第3搬送ドラム60の外周面には、周方向
に等間隔を存し、且つ、第3搬送ドラム60の回転軸線
と平行にして、複数の第3搬送溝80(図13参照)が
形成されている。この第3搬送溝80は、前述した第1
及び第2搬送溝26,40と同様に断面半円形をなして
いる。第3搬送ドラム60は、その第3搬送溝80がず
らしドラム48に於ける何れかの溝列のずらし溝50と
合致しながら回転されるようになっている。
【0066】従って、ずらしドラム48の回転に伴い、
順次搬送されてくる2個のチャコールフィルタチップF
ccと、これらチャコールフィルタチップFcc間に位
置したプレーンフィルタチップFpcは、ずらしドラム
48から第3搬送ドラム60の同一の第3搬送溝80に
供給され、そして第3搬送ドラム60の回転に伴い搬送
される。
【0067】第3搬送ドラム60の外側のはぼ左半分に
も、この第3搬送ドラム60の外周面に沿って、搬送ガ
イド64が配置されており、この搬送ガイド64は、チ
ャコール及びプレーンフィルタチップFcc,Fpcの
搬送を夫々案内する機能を有している。図14を参照す
ると、搬送ガイド64の内面が展開して示されている。
この図14に示されているように、搬送ガイド64の内
面には、第3搬送ドラム60の外周面に沿って延び、且
つ、第3搬送ドラム60の回転軸線の方向に互いに離間
した3本のガイドレール66が取り付けられている。こ
れらガイドレール66は、同一の第3搬送溝80に供給
された一方のチャコールフィルタチップFccとプレー
ンフィルタチップFpcとを第3搬送ドラム60上での
搬送過程において、図14に示す如く互いに近接させる
ように、これらチップFcc,Fpcを案内する機能を
有している。また、同一の第3搬送溝80上での他方の
チャコールフィルタチップFccは、第3搬送ドラム6
0上での搬送過程において、噴出空気により、その第3
搬送溝80内を移動される。この後、他方のチャコール
ふフィルタチップFccは、ガイドレール66に当接し
た状態で案内されることにより、一方のチャコールフィ
ルタチップFcc及びプレーンフィルタチップFpcに
対して近接されることになる。従って、ガイドレール6
6を通過した各フィルタチップは、この後、3列に整列
して搬送される。
【0068】図13及び図14に於いて、噴出空気の噴
出領域は、符号Jによって示されている。ここで、その
噴出機構について説明すれば、図15に示されるよう
に、第3搬送ドラム60の一端面には、噴出ディスク6
1が固定して取付けられており、この噴出ディスク61
の周縁部には、各第3搬送溝80と同一の間隔を存して
噴出孔63が貫通して形成されている。各噴出孔63
は、一端が対応する第3搬送溝80に常時連通されてい
る。更に、噴出ディスク61の外側には、コントロール
リング67が配置されている。このコントロールリング
67は、第3搬送ドラム60、つまり、噴出ディスク6
1の回転に拘わらず固定されており、従って、この噴出
ディスク61は、コントロールリング67に対し摺接さ
れるようになっている。そして、コントロールリング6
7における噴出ディスク61側の端面には、前述した噴
出領域Jに相当する範囲に、円弧形状をなした噴出溝6
9が形成されている。この噴出溝69は、ホースを介し
て図示しない圧縮空気源に上記接続されているととも
に、第3搬送ドラム60の回転に伴い、各噴出孔63の
他端と接続可能となっている。
【0069】尚、前述した搬送ガイド64の上端から
は、9本のフォーク指が突出されており、これらフォー
ク指は、前述したずらしドラム48の環状溝に夫々侵入
されている。更に、図1に示されているように、第3搬
送ドラム60の下方には、第4搬送ドラム68,第2ず
らしドラム70及び第5搬送ドラム72が順次転接する
ようにして配置されている。
【0070】第4搬送ドラム68は、前述した搬送ドラ
ムと同様な溝付きドラムからなり、第4搬送ドラム68
には、3枚の第3丸ナイフ74が備えられている。これ
ら第3丸ナイフ74は、第3搬送ドラム60から受け取
ったチャコールフィルタチップFcc,プレーンフィル
タチップFpc及びチャコールフィルタチップFccを
その搬送過程において、夫々等分して切断し、これによ
り、これらフィルタチップからは、合計4個のチャコー
ルチップ半体fc及び2個のプレーンチップ半体fpが
夫々形成される。
【0071】このようにして形成されたチャコールチッ
プ半体fc及びプレーンチップ半体fpは、ずらしドラ
ム48と機能的に同様な構造からなる第2ずらしドラム
70及び搬送ガイド58と機能的に同様な搬送ガイド7
5によって、図10に示される如く、搬送方向に互いに
ずらされて搬送され、そして、第3搬送ドラム60に対
応する第5搬送ドラム72上において、第3搬送ガイド
64と同様な機能を有する搬送ガイド76により、整列
され、この結果、2個のチャコールチップ半体fc間に
プレーンチップ半体fpが位置付けられてなる倍長のデ
ュアルフィルタプラグが得られることになる。なお、第
2ずらしドラム70は、2個のチップ半体を搬送方向に
ずらせばよいことから、第4搬送ドラム68に対して、
2倍の周速で回転されるようになっている。
【0072】このようにして得られたデュアルフィルタ
プラグは、第5搬送ドラム72から巻き上げ機側の溝付
きドラム78に供給され、この溝付きドラム78上にお
いて、2本のシガレットと組合わされる。そして、この
後、デュアルフィルタプラグと2本のシガレットとは、
チップペーパーにより相互に連結されて、2本分のデュ
アルフィルタ付シガレットとなり、更に、これが等分に
切断されて個々のデュアルフィルタ付シガレットが得ら
れることとなる。
【0073】なお、図1において、第4搬送ドラム68
の搬送ガイド81は、搬送ガイド44と同様なものであ
るが、搬送ガイド81の上端はフォーク形状をなし、そ
のフォーク指が第3搬送ドラム60に侵入されており、
一方、第4搬送ドラム68には、図14に示された搬送
ガイド64における下端のフォーク指が侵入されてい
る。
【0074】この発明は、上述した一実施例に制約され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、一
実施例では、第1丸ナイフ30と一対のナイフクランプ
33とが別体の部品として構成されているが、図16に
示されているように、第1丸ナイフ30の両面中央部
に、一対のナイフクランプ33と同様な機能を有するボ
ス部90を一体に形成してもよい。また、図17に示さ
れているように、第1丸ナイフ30は、そのボス部90
から刃先に向かい、その厚みが順次減少するものであっ
てもよい。この場合、第1丸ナイフ30の刃先からボス
部90までの部位が前述したテーパ面33aと同様な機
能を有することになる。更に、一実施例の場合、ナイフ
クランプ33のテーパ面33aの厚みが十分に大きけれ
ば、第1丸ナイフ30の片側のみに、ナイフクランプ3
3が取り付けられていも、2本のチャコールロッド半体
Fh間に十分な間隔を確保することができる。
【0075】一方、分離壁36に関し、一実施例では、
分離壁36の先端部のみが3角形状をなしているが、図
4中、2点鎖線で示されているように、分離壁36は、
その全体が3角形状をなしていてもよい。更に、一実施
例では、分離切断装置をデュアルフィルタアタッチメン
トに組み込んで使用したが、この発明の分離切断装置
は、棒状物品としてシガレット用のフィルタロッドに限
らず、種々の材料からなる棒状物品にも適用可能であ
る。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の棒状物
品の分離切断装置によれば、搬送経路上を棒状物品が搬
送されてくるとき、丸ナイフの回転により棒状物品を切
断してすると同時に、棒状物品の切断面と丸ナイフとの
間に挿入要素を侵入させるようにしたから、棒状物品が
丸ナイフ及び挿入要素を通過すれば、棒状物品は2本の
棒状半体に切断され、そして、これら棒状半体間に、挿
入要素及び丸ナイフの厚みに相当する間隔が形成される
ことになる。このようにして棒状半体間に予備的な間隔
が確保されていれば、この後、2本の棒状半体が搬送さ
れて分離壁に達したとき、この分離壁は、棒状半体間に
既に形成されている間隔に確実に侵入することができ、
この分離壁により、2本の棒状半体間の間隔を更に拡大
することができる。この結果、切断して得た棒状半体の
切断面が分離壁によって潰れたりしないので、品質の向
上を図れると同時に、これら棒状半体間に所定の間隔を
安定して確保することができ、この後、これら棒状半体
に対する後工程での処理、即ち、棒状半体の位置決めが
確実となって、分離切断装置を組み込んだ機械全体の運
転効率もまた向上する等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】シガレットのデュアルフィルタアタッチメント
の概略正面図である。
【図2】第1搬送ドラムを拡大して示した正面図であ
る。
【図3】第1搬送ドラムの第1丸ナイフを示した側面図
である。
【図4】第1搬送ドラム上の搬送経路を展開して示した
概略図である。
【図5】分離壁を搬送方向に沿って切断して示した断面
図である。
【図6】分離壁を一部破断し且つ展開して示した図であ
る。
【図7】分離壁の横断面図である。
【図8】第1丸ナイフに於けるナイフクランプの機能を
説明するための図である。
【図9】第2搬送ドラムの断面図である。
【図10】チャコール及びプレーンフィルタロッドに施
される処理手順を示した図である。
【図11】ずらしドラムを拡大して示した正面図であ
る。
【図12】第2搬送ドラムのフォーク部とずらしドラム
のフォーク部との関係を概略的に示した平面図である。
【図13】第3搬送ドラムを拡大して示した正面図であ
る。
【図14】第3搬送ドラムの搬送ガイドの内面を展開し
て示した図である。
【図15】第3搬送ドラムの一部を示した断面図であ
る。
【図16】第1丸ナイフの変形例を示した断面図であ
る。
【図17】第1丸ナイフの他の変形例を示した断面図で
ある。
【符号の説明】
12c 第1ホッパ 12p 第2ホッパ 24 第1搬送ドラム 26 第1搬送溝 30 第1丸ナイフ 31 ナイフ溝 33 ナイフクランプ 33a テーパ面 32 噴出孔 36 分離壁 38 第2搬送ドラム 40 第2搬送溝 Fc チャコールフィルタロッド Fp プレーンフィルタロッド Fh チャコールロッド半体 Fcc チャコールフィルタチップ Fpc プレーンフィルタチップ fc チャコールチップ半体 fp プレーンチップ半体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A24C 5/28 B26D 1/14 B26D 3/16 B26D 7/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状物品の搬送経路を有し、この搬送経
    路に対し棒状物品の軸線を直交させた状態として、棒状
    物品を搬送経路に沿って搬送させる搬送手段と、 搬送経路の途中に回転可能にして配置された丸ナイフを
    有し、丸ナイフの回転により、搬送されてきた棒状物品
    を所定の長さずつの棒状半体に切断する切断手段と、 棒状物品に対する丸ナイフの切り込み時、棒状物品の切
    断面と丸ナイフとの間に侵入していく挿入要素を有し、
    この挿入要素により、搬送経路上で棒状半体を前記軸線
    方向に変位させ、この後、棒状物品が丸ナイフを通過し
    て搬送されたとき、これら棒状半体と丸ナイフとの間に
    所定のギャップを確保するギャップ形成手段と、 搬送経路の丸ナイフよりも下流側に位置し且つ搬送経路
    に沿って延びる分離壁を有し、棒状半体が搬送されてき
    たとき、これら棒状半体間の前記ギャップを含む間隔に
    分離壁が侵入することにより、搬送経路上にて棒状半体
    間の間隔を拡大する分離手段とを具備したことを特徴と
    する棒状物品の切断分離装置。
  2. 【請求項2】 前記挿入要素は、丸ナイフに於いて、一
    方の面の中央部に取り付けられ、外周縁が丸ナイフの前
    記面に連なる楔形をなしたディスク部材からなることを
    特徴とする請求項1に記載の棒状物品の切断分離装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段は、一方向に回転され、外
    周面が前記搬送経路として規定された搬送ドラムと、こ
    の搬送ドラムの外周面に等間隔を存して形成され、棒状
    物品を個々に保持する搬送溝とを備えており、前記切断
    手段は、搬送ドラムの外周面に搬送溝を横断するように
    して形成され、前記丸ナイフの刃先を搬送ドラム内に侵
    入させる環状溝を備えていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の棒状物品の切断分離装置。
  4. 【請求項4】 前記分離手段は、分離壁から搬送経路の
    側方に空気を噴出させ、分離ガイドから棒状半体を離間
    させる空気噴出手段を備えてなることを特徴と請求項1
    乃至3のいずれか1項に記載の棒状物品の切断分離装
    置。
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