JPH0574343B2 - - Google Patents

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JPH0574343B2
JPH0574343B2 JP61147165A JP14716586A JPH0574343B2 JP H0574343 B2 JPH0574343 B2 JP H0574343B2 JP 61147165 A JP61147165 A JP 61147165A JP 14716586 A JP14716586 A JP 14716586A JP H0574343 B2 JPH0574343 B2 JP H0574343B2
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JP
Japan
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filter
drum
detour
conveyance
chip
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JP61147165A
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English (en)
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JPS633782A (ja
Inventor
Ichiro Hirose
Takayoshi Sagawa
Nanao Tani
Katsuo Kato
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Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Publication date
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Priority to US07/032,515 priority patent/US4815481A/en
Priority to DE8787104771T priority patent/DE3776819D1/de
Priority to EP87104771A priority patent/EP0250727B1/en
Publication of JPS633782A publication Critical patent/JPS633782A/ja
Publication of JPH0574343B2 publication Critical patent/JPH0574343B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24CMACHINES FOR MAKING CIGARS OR CIGARETTES
    • A24C5/00Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
    • A24C5/47Attaching filters or mouthpieces to cigars or cigarettes, e.g. inserting filters into cigarettes or their mouthpieces
    • A24C5/475Attaching filters or mouthpieces to cigars or cigarettes, e.g. inserting filters into cigarettes or their mouthpieces adapted for composite filters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24CMACHINES FOR MAKING CIGARS OR CIGARETTES
    • A24C5/00Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
    • A24C5/47Attaching filters or mouthpieces to cigars or cigarettes, e.g. inserting filters into cigarettes or their mouthpieces
    • A24C5/471Attaching filters or mouthpieces to cigars or cigarettes, e.g. inserting filters into cigarettes or their mouthpieces by means of a connecting band

Landscapes

  • Manufacturing Of Cigar And Cigarette Tobacco (AREA)
  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、フイルタ付シガレツトを製造する
装置に係わり、特に、フイルタチツプの供給部を
改良したフイルタ付シガレツトの製造装置に関す
る。
「従来の技術」 一般に、フイルタ付シガレツトの製造装置は、
予め準備されている長尺なフイルタ棒から所定の
長さ毎に切断して得た2本分のフイルタチツプを
その軸線方向と直交する供給方向に個々に連続し
て供給するフイルタ供給部と、間に所定の間隔を
存した一対の紙巻たばこをフイルタチツプと同様
な姿勢で連続して供給するたばこ供給部と、これ
ら供給部からフイルタチツプの両側に一対の紙巻
たばこが直列的に並ぶように、これらフイルタチ
ツプと紙巻たばこを受取り、これら相互をチツプ
ペーパにより巻付けて2本分のフイルタ付シガレ
ツトを形成する、いわゆる巻上げ部を備えてい
る。尚、この巻上げ部において得られた2本分の
フイルタ付シガレツトは、その中央、即ち、フイ
ルタチツプの中央から切断されて、個々のフイル
タ付シガレツトとなる。
ところで、上記フイルタ供給部においては、1
本のフイルタ棒を切断して個々のフイルタチツプ
を形成し、そして、これらフイルタチツプを上述
した姿勢で連続的に供給する構成上、切断時に
は、直列に並んでいる個々のフイルタチツプを互
いに並列的に並べ変える必要がある。このため、
従来から、フイルタ供給部には、種々のフイルタ
整列機構が採用されている。例えば、この種のフ
イルタ整列機構の1つとして、切断状態にあるフ
イルタ棒の搬送経路中に、複数個の、即ち、フイ
ルタ棒1本当りのフイルタチツプ数に等しい数の
溝付きドラムを並列的に回転駆動可能に配置した
ものが知られている。これら溝付きドラムは、そ
の溝に、切断状態で搬送されてくるフイルタ棒か
ら個々にフイルタチツプを受取つて、このフイル
タチツプを搬送させ、この際、これらフイルタチ
ツプは、搬送方向に順次遅らされるようになつて
いる。従つて、この後、溝付きドラムを通過した
各フイルタチツプを上記搬送経路の下流側に受取
るとともに、この下流の搬送経路上において各フ
イルタチツプがその搬送方向に一列に並ぶよう
に、これらフイルタチツプを軸方向に案内するこ
とにより、各フイルタチツプを上述した所望の姿
勢で連続して搬送し、上記巻上げ部に供給するこ
とができる。
「発明が解決しようとする問題点」 上述した公知のフイルタ整列機構において、各
溝付きドラムと搬送経路との間でフイルタチツプ
の受渡しをなし、そして、各フイルタチツプを搬
送方向に順次送らせるには、各溝付きドラムの径
を互いに変える必要があるとともに、これら溝付
きドラムを互いに偏心した回転軸線の回りに回転
可能に配置しなければならない。このため、上述
したフイルタ整列機構においては、溝付きドラム
の駆動機構が複雑になるばかりでなく、切断して
得られる各フイルタチツプ毎に溝付きドラムが必
要になることから、これらドラムの数が多くな
り、フイルタ供給部の大形を招くことになる。実
際上、フイルタ供給部の小形化を図るため、溝付
きドラムの溝間隔を短縮し、これにより、溝付き
ドラムの径寸法を小さくしているが、しかしなが
ら、この場合には、フイルタ整列機構における後
段において、再び、所要の溝間隔を有する溝付き
ドラムにフイルタチツプを移し変えなければなら
ない。このようなフイルタチツプの移し変えは、
複雑な機構を付加的に必要とするばかりでなく、
この機構の調整もまた手間のかかるものである。
従つて、溝間隔が一定の溝付きドラムのみによる
フイルタ整列機構が望まれている。
また、従来のフイルタ供給部においては、フイ
ルタチツプとしてデユアルフイルタチツプを使用
する場合、デユアルフイルタチツプ用のフイルタ
棒を予め準備しておかなければならない。つま
り、フイルタ供給部とは別にデユアルフイルタ棒
の製造装置を用意しておかなければならない。従
来、デユアルフイルタ棒の製造装置は、第1種フ
イルタチツプと第2種フイルタチツプとを軸線方
向に交互に連続して並べ、そして、これら第1及
び第2種フイルタチツプにチツプペーパと同様な
連結ペーパを巻付けて、デユアルフイルタ棒を形
成している。このため、デユアルフイルタチツプ
と紙巻たばことがチツプペーパにより連結される
際には、フイルタチツプの外周に2重のペーパが
巻付けられることになる。即ち、従来のデユアル
フイルタ用のフイルタ付シガレツトを製造するに
は、フイルタチツプの外周に2回のペーパを巻付
ける工程が必要となる。このため、製造工程が複
雑になるばかりでなく、製造コストの増大を招く
ことになる。
更に、フイルタ供給部には、フイルタ製造装置
で製造されたフイルタ棒がフイルタ供給装置を介
し、連続して供給されるが、この際、フイルタ棒
は、空気流によりフイルタ供給装置からフイルタ
供給部に運ばれるのが一般的である。このため、
フイルタ供給装置からフイルタ供給部へのフイル
タ棒の単位時間当りの供給本数は、1個当りのフ
イルタ棒の重量に大きく影響を受ける。即ち、単
位時間当りにおけるフイルタ棒の供給本数は、軽
いフイルタ棒を搬送する方が重いフイルタ棒を搬
送する場合よりも大きくなる。従つて、例えば、
チヤコールフイルタチツプとプレーンフイルタチ
ツプとを交互に配置して形成したデユアルフイル
タ棒の場合には、プレーンフイルタ棒の場合に比
べ、フイルタ供給部への単位時間当りの供給本数
が小さくなる。これを換言すれば、デユアルフイ
ルタタイプのフイルタ付シガレツトを製造する場
合、フイルタ供給部から巻上げ部へのデユアルフ
イルタチツプの供給速度がプレーンフイルタの場
合に比べて低下し、それ故、デユアルフイルタタ
イプのフイルタ付シガレツトにおける単位時間当
りの製造本数は小さくならざるを得ない不具合が
ある。
「発明の目的」 この発明は、上述した事情に基づいてなされた
もので、その目的とするところは、フイルタ供給
部におけるフイルタ整列機構の製造及びその作動
制御を簡単にすることのできるフイルタ付シガレ
ツトの製造装置を提供することにある。また、他
の目的は、デユアルフイルタタイプのフイルタ付
シガレツトを製造する場合、デユアルフイルタ棒
を製造するための装置を必要とせずに、フイルタ
付シガレツトの製造が行なえ、しかも、デユアル
フイルタタイプ及びプレーンフイルタタイプに限
らず、その製造速度を向上できるフイルタ付シガ
レツトの製造装置を提供することにある。
「問題点を解決するための手段及びその作用」 この発明のフイルタ付シガレツトの製造装置に
は、周面に所定のピツチで搬送溝が形成され、所
定の溝数おきに供給されたフイルタ棒をその回転
に伴い搬送するフイルタ搬送ドラムと、この搬送
ドラムに対し転接的に繋がるように配置され、
各々の周面にフイルタ搬送ドラムの搬送溝と同一
のピツチで迂回溝が形成され、且つ、フイルタ搬
送ドラムと同一の周速で回転される1組のフイル
タ迂回ドラムとが備えてられている。これらフイ
ルタ迂回ドラムは、フイルタ搬送ドラム上を既に
個々のフイルタチツプに切断された状態で搬送さ
れてくるフイルタ棒から、1個のフイルタチツプ
を除いたフイルタチツプを受取つて迂回搬送さ
せ、この後、これら迂回したフイルタチツプを最
終的にフイルタ搬送ドラムの搬送溝に戻す迂回搬
送経路を各迂回フイルタチツプ毎に規定するのに
使用されている。そして、これら迂回搬送経路の
長さは、フイルタ迂回ドラムよりも下流に位置す
る搬送経路の上記搬送溝の全てに、先行するフイ
ルタ棒の各フイルタチツプと後続のフイルタチツ
プの各フイルタチツプとを夫々分配して供給する
ように選択されている。
従つて、上述した1組のフイルタ迂回ドラムか
らなるフイルタ整列機構によれば、これらフイル
タ迂回ドラムよりも下流に位置するフイルタチツ
プの搬送経路の各搬送溝に夫々フイルタチツプを
収容して搬送することができる。
上述したフイルタ搬送ドラムと1組のフイルタ
迂回ドラムからなるフイルタ供給機構は、1種類
のフイルタチツプからなるフイルタ付シガレツト
の製造装置に好適するものであるが、デユアルフ
イルタタイプのフイルタ付きシガレツトを製造す
る装置の場合には、夫々種類の異なる第1及び第
2フイルタチツプを夫々供給する上述したフイル
タ供給機構と同様な第1及び第2フイルタ供給機
構が設けられている。この場合、第1フイルタ供
給機構には、そのフイルタ迂回ドラムを通過した
各第1フイルタチツプの搬送過程において、各第
1フイルタチツプを2個に切断して第1フイルタ
チツプ半体を形成し、この後、これら第1フイル
タチツプ半体間に所定の間隔が存するようにこれ
ら第1フイルタチツプ半体を分離する切断分離機
構が組み合わされている。そして、デユアルフイ
ルタ付きシガレツトの製造装置には、更に、フイ
ルタ搬送ドラムと同様な溝付きのドラムからなる
整列ドラムが備えられている。この整列ドラム
は、その溝に、上記切断分離機構を通過した後の
一対の第1フイルタチツプ半体を連続して受取つ
て搬送するとともに、これら一対の第1フイルタ
チツプ半体が収容されている同じ溝に、第2フイ
ルタ供給機構から供給される第2フイルタチツプ
が一対の第1フイルタチツプ半体間に位置するよ
うに、第2フイルタチツプを受取るように配設さ
れている。従つて、上記整列ドラムは、一対の第
1フイルタチツプ半体と第2フイルタチツプから
なるデユアルフイルタチツプを連続して搬送する
ことができる。この後、整列ドラムからデユアル
フイルタチツプを前述した巻上げ部に供給するこ
とにより、従来と同様にしてフイルタ付シガレツ
トを製造することができる。
更に、上述したデユアル付シガレツトを製造す
る装置は、また、僅かな改良のみでプレーンフイ
ルタタイプのフイルタ付シガレツトを製造する装
置に適用可能となる。即ち、この場合、第1及び
第2フイルタ供給機構から整列ドラムへの第1及
び第2フイルタチツプの供給は、夫々、整列ドラ
ムの1溝おきになされる。また、整列ドラムは、
その溝に、第1及び第2フイルタ供給機構から供
給される第1及び第2フイルタチツプが交互に位
置するように配設される。第1及び第2フイルタ
供給機構から整列ドラムの溝に1溝おきに第1及
び第2フイルタチツプを供給するには、フイルタ
迂回ドラムの数及び径寸法を可変するだけでよ
い。また、プレーンフイルタタイプのフイルタ付
シガレツトを製造する装置の場合、上述した切断
分離機構は省略することができる。
「実施例」 以下、第1図乃至第9図を参照して、この発明
の一実施例を説明する。
第1図には、デユアルフイルタタイプのフイル
タ付シガレツトを製造する製造装置が概略的に示
されている。この第1図の製造装置は、大きく別
けて上方に位置するフイルタ供給部1と、この供
給部1よりも下方に位置するたばこ巻上げ部10
0とから成つている。
先ず、フイルタ供給部1について説明すると、
このフイルタ供給部1は、ほぼ同様な製造からな
る第1及び第2フイルタチツプ供給機構2c,2
pからなつている。
第1フイルタチツプ供給機構2cは、ホツパ3
cを備えている。このホツパ3cには、所定の長
さを有するチヤコールフイルタ棒Fcが多数蓄え
られている。尚、付加えれば、フイルタ棒Fcは、
図示しないチヤコールフイルタ用のフイルタ製造
装置において製造される。そして、フイルタ製造
装置で製造されたフイルタ棒Fcは、フイイルタ
供給装置と上記ホツパ3cとを接続する供給ダク
ト内を空気流によつて搬送、いわゆる風送され、
これにより、ホツパ3c内に供給される。
ホツパ3cの直下には、このホツパ3cからフ
イルタ棒Fcを1個毎に取出す取出しドラム5c
が回転駆動可能に配置されている。この取出しド
ラム5cは、その周面にこのドラム5cの軸線方
向に延びる1個の溝6を形成した溝付きのドラム
である。この取出しドラム5cの溝6は、ホツパ
3cの下端開口部に位置するフイルタ棒Fcを引
掛けて、ホツパ3cから取出し、そして保持する
ことのできる形状に形成されている。従つて、ホ
ツパ3c内のフイルタ棒Fcは、取出しドラム5
cが第1図中矢印方向即ち時計方向に回転される
に伴い、上記溝6内に順次収容されて取出され
る。また、取出しドラム5cの溝6内に収容され
た1本のフイルタ棒Fcは、取出しドラム5cの
回転に伴い、半円形のガイドリンク7の内周面に
より案内されて搬送される。このガイドリング7
は、第1図において取出しドラム5cのほぼ右半
分の外周面を覆うように、固定して配置されてい
る。尚、ホツパ3cからフイルタ棒Fcの取出し
を取出しドラム5cによつて確実になすために、
ホツパ3c内において、各フイルタ棒Fcは、所
定の姿勢、即ち、各フイルタ棒Fcが互いに平行
となるように、揃えられて収容されている。
取出しドラム5cの下方には、この取出しドラ
ム5cに対して転接する切断ドラム8cが配置さ
れている。この切断ドラム8cは、周面に所定の
ピツチ間隔を存して、例えば12個の溝9が形成さ
れている。これら溝9は、フイルタチツプFcの
径とほぼ等しい径を有する半円形状に形成されて
いる。切断ドラム8cは、取出しドラム5cと同
一の周速でもつて互いに反対の方向に同期して回
転駆動可能である。更に、これらの取出しドラム
5cと切断ドラム8cとは、取出しドラム5cの
溝6が切断ドラム8cの溝9のうち5個おきの溝
9と順次合致するように、同期し、且つ、互いに
反対の方向に回転駆動される。従つて、取出しド
ラム5cの回転に伴い、ホツパ3cから取出しド
ラム5cの溝6に受入れられた状態で搬送される
フイルタ棒Fcは、この後、溝6が切断ドラム8
cの1つの溝9と合致したとき、この溝9に受け
入れられる。そして、この切断ドラム8cの溝9
に受入れられたフイルタ棒Fcは、切断ドラム8
cの回転に伴い搬送される。ここで、切断ドラム
8cの外周面にも、取出しドラム5cと同様にフ
イルタ棒Fcの搬送を案内するための一部が切欠
れたガイドリング10が固定して配置されてい
る。ここで、第1図から明らかなように、ガイド
リング7の下端は、切断ドラム8cの回転を防げ
ないように、この切断ドラム8c内に侵入してお
り、一方、ガイドリング10の上端は、取出しド
ラム5cの回転を防げないように、この取出しド
ラム5c内に侵入されている。即ち、ガイドリン
グ7の下端及びガイドリング10の上端は、取出
しドラム5cと切断ドラム8cとの転接点におい
て、互いに重なり合つており、これにより、これ
ら取出しドラム5cと切断ドラム8cとの間でな
されるフイルタ棒Fcの受渡しを確実になすこと
ができる。上述した機能を有するガイドリング
7,10としては、種々の構造が考えられ、例え
ば、ガイドリング7の下端及びガイドリング10
の上端は、6本の指を有するフオーク部(図示し
ない)に形成されている。一方、取出しドラム5
c及び切断ドラム8cの双方の周面には、各ドラ
ムの軸線方向に等間隔を存し、上記ガイドリング
7,10におけるフオーク部の各指を挿入するた
めの複数の環状スリツト11(第2図参照)が溝
6,9を夫々横切つて形成されている。
切断ドラム8cの周面に沿つて延びるガイドリ
ング10の外側には、切断機構12が配置されて
いる。この切断機構12は、第2図に最も良く図
示されている。切断機構12は、一対のサポート
(図示しない)に回転可能に支持された3本の駆
動軸13を備えている。これら駆動軸13は、第
2図中矢印で示される切断ドラム8cの回転方向
に等間隔を存するとともに、互いに平行に配置さ
れ、また、図示しない駆動源により同一の方向に
回転される。切断ドラム8cの回転方向で見て後
方に位置する駆動軸13には、1個の円形ナイフ
14が取付けられている。この円形ナイフ14
は、駆動軸13上において、切断ドラム8cの環
状スリツト11aにおける真中の環状スリツト1
1aの直上に位置付けられているとともに、円形
ナイフ14の外周縁がガイドリング10を貫通し
て真中の環状スリツト11a内に侵入し、且つ、
溝9を完全に横切ることのできる径寸法を有して
いる。また、他の駆動軸13には、2個ずつの円
形ナイフ14が取付けられており、これら円形ナ
イフ14もまたガイドリング10を貫通し、切断
ドラム8cにおける真中以外の環状スリツト11
aに夫々侵入し、且つ、溝9を完全に横切るよう
に配置されている。尚、上述した環状スリツト1
1aは、第2図から明らかなように、環状スリツ
ト11と交互に形成されている。また、環状スリ
ツト11aは、円形ナイフ14の外周縁が切断ド
ラム8cと接触しない程度の深さを有するととも
に、円形ナイフ14の厚みよりも僅かに大きな幅
寸法w有している。従つて、第1図中、フイルタ
棒Fcの取出し点P1において、切断ドラム8c
の溝9内にあるフイルタ棒Fcは、まだ1本の一
体的な棒形状にあるが、このフイルタ棒Fcがこ
の後、切断ドラム8cの回転に伴い搬送され、上
述した切断機構12を通過した通過点P2に達し
た際には、フイルタ棒Fcは、切断機構12の各
円形ナイフ14によつて切断される。即ち、切断
機構12を通過したフイルタ棒Fcは、互い等し
い長さを有する6個のフイルタチツプFc1乃至
Fc6に切断されることになる。尚、第2図には、
ガイドリング10が図示されていないが、上述し
た円形ナイフ14の外周縁の夫々は、ガイドリン
グ10に対応して形成された図示しないスリツト
を介して切断ドラム8cの上述した環状スリツト
11a内に侵入されている。
第1図において、切断ドラム8cの右側には、
この切断ドラム8cに対して転接する搬送ドラム
15cが配置されており、この搬送ドラム15c
は、切断ドラム8cと実質的に同様な形状を有し
ている。即ち、搬送ドラム15cの周面には、溝
9と同様な搬送溝16が12個、等間隔を存して形
成されている。従つて、切断ドラム8cにおける
溝9間のピツチ間隔と、搬送ドラム15cにおけ
る搬送溝16間のピツチ間隔とは、等しい。更
に、搬送ドラム15cは、切断ドラム8cと同一
の周速でもつて互いに反対の方向に同期して回転
駆動され、この際、搬送ドラム15cの各搬送溝
16は、切断ドラム8cの各溝9と順次合致しな
がら回転される。従つて、上述したようにして6
個のフイルタチツプFc1乃至Fc6に切断された
状態にあり、この後、切断ドラム8cの回転によ
り更に搬送されるフイルタ棒Fcは、1本の棒状
態を保持したまま、切断ドラム8cから搬送ドラ
ム15cの1個の搬送溝16に受け入れられ、そ
して、搬送ドラム15cの回転に伴い搬送され
る。ここで、第1図から明らかなように、搬送ド
ラム15cにおいても、上述したガイドリング1
0と同様な機能を有するガイドリング17が備え
られている。即ち、このガイドリング17におけ
る切断ドラム8c側の端部は、ガイドリング10
における上端部に形成されたフオーク部と同様な
フオーク部に形成されており、このガイドリング
17におけるフオーク部の各指は、切断ドラム8
cの各環状スリツト11内に夫々侵入されてい
る。一方、ガイドリング10における他端もまた
フオーク部に形成されており、このフオーク部の
各指は、第3図に示されるように、搬送ドラム1
5cの周面に形成された環状スリツト24に夫々
侵入されている。この第3図から明らかなよう
に、搬送ドラム15cにおいては、切断ドラム8
cから受取る各フイルタチツプに対して2本ずつ
の環状スリツト24が設けられており、それ故、
搬送ドラム15cには、合計12個の環状スリツト
24が形成されている。また、1個のフイルタチ
ツプに一対づつ設けられる環状スリツト24は、
搬送ドラム15cの搬送溝16に6個のフイルタ
チツプが受入れられたとき、対応するフイルタチ
ツプの両端部に位置するように配置されている。
一方、ガイドリング10の他端に形成されたフオ
ーク部は、環状スリツト24の数に対応するよう
に、各環状スリツト24に夫々侵入する合計12個
の指を有している。このようなガイドリング10
のフオーク部と搬送ドラム15cの環状スリツト
24とは、互いに協働することにより、切断状態
にあるフイルタチツプFc1乃至Fc6を切断ドラ
ム8cの溝9から搬送ドラム15cの搬送溝16
に確実に移し変えることができる。
上述した切断ドラム8cは、前述したように12
個の溝9を有しているが、この切断ドラム8c
は、必ずしも12個の溝9を必要とはしない。つま
り、ホツパ3cから取出しドラム5cを介し切断
ドラム8cへのフイルタ棒Fcの供給に関しては、
この供給が切断ドラム8cの溝9のうち5溝おき
毎の溝9に対してのみなされることから、切断ド
ラム8cに必要な溝9は、切断ドラム8cの直径
方向において互いに反対の方向に位置する2個の
溝のみである。
搬送ドラム15cの外側には、この搬送ドラム
15cに対して転接的に繋がる1組のフイルタ迂
回ドラムが配置されている。この1組のフイルタ
迂回ドラムは、この実施例の場合、3個の迂回ド
ラム18c,19c,20cからなる。迂回ドラ
ム18c,19cは、搬送ドラム15cの回転方
向(第1図中に矢印で示されている)でみて順
次、ガイドリング17を貫通して、搬送ドラム1
5cの周面に転接して配置されている。即ち、第
4図に示されるように、ガイドリング17には、
搬送ドラム15cと迂回ドラム18cの相互を転
接させるための開口部17aが夫々形成されてい
る。尚、ガイドリング17には、搬送ドラム15
cと迂回ドラム19cとを転接させるための開口
部(図示しない)もまた形成されていることは勿
論である。これら迂回ドラム18c,19cは、
搬送ドラム15cと同一の周速でもつて互いに反
対方向に回転駆動可能である。また、迂回ドラム
18c,19cの周面には、搬送ドラム15cと
同様に、搬送溝16のピツチ間隔と等しいピツチ
間隔を存して複数の迂回溝21,22が夫々形成
されており、これら迂回ドラム18cは,19
c、切断ドラム8cに対する搬送ドラム15cの
関係のように、この搬送ドラム15cの搬送溝1
6に対し、その各迂回溝21,22が合致しなが
ら回転駆動される。この実施例の場合、迂回ドラ
ム18cにおける迂回溝21の数は8個に設定さ
れており、また、迂回ドラム19cにおける迂回
溝22の数は7個に設定されている。
上述した切断ドラム8cと搬送ドラム15cと
の間でフイルタ棒Fcの受渡しがなされると同様
に、迂回ドラム18c,19cは、搬送ドラム1
5cの搬送溝16に受入れられた状態で搬送され
てくる切断状態のフイルタ棒Fcのうち所定のフ
イルタチツプを搬送ドラム15cの搬送溝16か
ら受取るとともに、この受取つたフイルタチツプ
を迂回ドラム18c,19cな回転に伴い搬送し
て、再び、搬送ドラム15cにおける所定の搬送
溝16に戻す機能を有している。これら迂回ドラ
ム18c,19cの機能について更に詳述すれ
ば、迂回ドラム18cの場合、この迂回ドラム1
8cは、搬送ドラム15cからフイルタ棒Fcの
うちのフイルタチツプFc1,Fc2,Fc5,Fc6
のその迂回溝21内に受取り、残りのフイルタチ
ツプFc3,Fc4は、そのまま通過させる。即ち、
フイルタチツプFc3,Fc4は、迂回ドラム18
cの存在に拘らず、搬送ドラム15cの回転に伴
い迂回ドラム18cを通過する。一方、迂回ドラ
ム19cは、迂回ドラム18cにより受取られず
に、この迂回ドラム18cを通過したフイルタチ
ツプFc3,Fc4のうち1個のフイルタチツプFc
3を搬送ドラム15cからその迂回溝22内に受
取り、この迂回ドラム19cの回転に伴いフイル
タチツプFc3を搬送する。従つて、迂回ドラム
19cは、搬送ドラム15cからフイルタチツプ
Fc3のみを受取り、フイルタチツプFc4はその
ままこの迂回ドラム19cを通過させる。
上述したように迂回ドラム18c,19cは、
搬送ドラム15cの回転に伴い搬送されてくる所
定のフイルタチツプを搬送ドラム15cから受取
る機能を有するが、この機能を達成する具体的な
例としては、第4図に示されている。この第4図
は、搬送ドラム15cと迂回ドラム18cとの関
係を示している。迂回ドラム18cもまた、前述
した各ドラムと同様なガイドリング23を備えて
いる。このガイドリング23は、ほぼ迂回ドラム
18cの全周を囲むような円形状をなし、その両
端23a,23bは、ガイドリング17の開口部
17aを貫通して搬送ドラム15cの周面近傍ま
で延びている。そして、搬送ドラム15cの回転
方向でみて前方に位置するガイドリング23の端
部23aからは、フイルタチツプFc1,Fc2,
Fc5,Fc6と対応する環状スリツト24内に
夫々進入する複数のフオーク指25が突出されて
いる。これらフオーク指25の先端は、搬送ドラ
ム15cと迂回ドラム18cとの間の転接点まで
延びているとともに、この転接点まで搬送されて
きたフイルタチツプFc1,Fc2,Fc3,Fc6を
夫々掬い上げることができるように、搬送溝16
の深さよりも少し深く環状スリツト24内に侵入
されている。従つて、搬送ドラム15cの回転に
伴い、搬送溝16内に位置して搬送されてくるフ
イルタチツプの内フイルタチツプFc1,Fc2,
Fc5,Fc6は、迂回ドラム18cの迂回溝21
内に受入れられ、そして、迂回ドラム18cの回
転に伴い搬送され、残りのフイルタチツプFc3,
Fc4は、搬送ドラム15cの回転に伴つてその
まま搬送される。尚、搬送ドラム15cから迂回
ドラム18cにフイルタチツプを移し変える際、
第4図中、Xで示される領域において、搬送ドラ
ム15cから迂回ドラム18cに向かつて空気を
吸引する吸引部を設けておけば、搬送ドラム15
cから迂回ドラム18cへのフイルタチツプの移
し変えを確実になすことが出来る。
更に、上述した迂回ドラム20cは、迂回ドラ
ム18cに対しガイドリング23を介して転接さ
れている。この迂回ドラム20cは、迂回ドラム
18cと同一のピツチ間隔で、且つ、同数即ち8
個の迂回溝26を有しており、これら迂回ドラム
18c,20cは、迂回溝21,26相互が順次
合致して回転される。即ち、迂回ドラム18c,
20cもまた、同一の周速で互いに反対の方向に
回転駆動される。
迂回ドラム18cの迂回溝21内に受け入れら
れて、そして、この迂回ドラム18cの回転によ
り搬送されてくる上述したフイルタチツプFc1,
Fc2,Fc5,Fc6のうち、フイルタチツプFc
1,Fc2は、迂回ドラム18cから、迂回ドラ
ム20cの迂回溝26内に受取れられ、そして、
この迂回ドラム20cの回転に伴い搬送される。
ここで、迂回ドラム18cから迂回ドラム20c
へのフイルタチツプFc1,Fc2の移し変えは、
搬送ドラム15cから迂回ドラム18cへのフイ
ルタチツプの移し変えと同様な機構によりなされ
る。即ち、第4図及び第5図に示されるように、
迂回ドラム18cには、搬送ドラム15cの環状
スリツト24と同様な複数の環状スリツト27が
形成されており、また、迂回ドラム20cには、
ガイドリング23と同様な機能を有するガイドリ
ング28が備えられている。即ち、このガイドリ
ング28の一端には、迂回ドラム18cから迂回
ドラム20cにフイルタチツプFc1,Fc2を移
し変えるため、迂回ドラム18cの所定の環状ス
リツト27内に侵入するフオーク指が設けられて
いる。従つて、第1図中P3の位置に位置する迂
回ドラム20cの迂回溝26には、フイルタチツ
プFc1,Fc2のみが受け入れられており、一方、
第1図P4の位置に位置する迂回ドラム18cの
迂回溝21には、フイルタチツプFc5,Fc6の
みが受け入れられている。
迂回ドラム20cに受取られず、そのまま迂回
ドラム20cを通過したフイルタチツプFc5,
Fc6は、この後、即ち、上述したP4の位置を
通過した後、迂回ドラム18cの回転により搬送
される過程において、その迂回溝21内でこの迂
回溝21の軸線方向に移動され、そして、所定の
位置に位置付けられる。即ち、第5図に示される
ように、迂回ドラム18cにおけるガイドリング
23の内周面には、迂回ドラム18cの回転に伴
い、フイルタチツプFc5,Fc6を迂回溝21内
において移動案内するガイドレール29が固定し
て配置され、これにより、フイルタチツプFc5,
Fc6は、2個分のフイルタチツプの長さに相当
する距離だけ、第5図中において2点鎖線で示さ
れるように、迂回溝21内を軸線方向に移動され
る。従つて、フイルタチツプFc5,Fc6が迂回
ドラム18cから搬送ドラム15cの搬送溝16
に再び戻されたとき、これらフイルタチツプFc
5,Fc6は、搬送溝16において、既に先行し
て搬送されているフイルタチツプFc3,Fc4と
同じ搬送軌跡に夫々位置付けられる。
一方、迂回ドラム18cの迂回溝21から迂回
ドラム20cの迂回溝26に受入れられたフイル
タチツプFc1,Fc2は、上述したP3位置を通
過した後、迂回ドラム20cの回転に伴い、迂回
溝26内においてこの迂回溝26の軸線方向に所
定の距離、即ち、フイルタチツプ2個分に相当す
る距離だけ移動される。即ち、迂回ドラム20c
のガイドリング28の内周面にも上述したガイド
レール29と同様なガイドレール(図示しない)
が固定されている。従つて、迂回ドラム20cか
ら迂回ドラム18cの迂回溝21に、フイルタチ
ツプFc1,Fc2が再び戻されたとき、これらフ
イルタチツプFc1,Fc2は、迂回ドラム18c
の迂回溝21内において、所定の位置、即ち、迂
回ドラム18cの迂回溝21内においてガイドレ
ール29により軸方向に移動されたフイルタチツ
プFc5,Fc6と同じ搬送軌跡に位置付けられる。
ここで、迂回ドラム20cから迂回ドラム18c
へフイルタチツプFc1,Fc2を確実に移し変え
るため、ガイドリング28の他端には、迂回ドラ
ム18cの所定の環状スリツト27内に侵入する
フオーク指が設けられている。
従つて、迂回ドラム18cの迂回溝21内に戻
されたフイルタチツプFc1,Fc2は、この後、
迂回ドラム18cの回転により、上述したフイル
タチツプFc5,Fc6と同様に搬送ドラム15c
の搬送溝16に戻される。また、搬送ドラム15
cの搬送溝16に戻されたフイルタチツプFc1,
Fc2は、この搬送溝16内において、上述した
フイルタチツプFc5,Fc6の場合と同様に、先
行するフイルタチツプFc3,Fc4と同じ搬送軌
跡に位置付けられる。
一方、搬送ドラム15cの回転に伴い、迂回ド
ラム18cをそのまま通過して搬送されるフイル
タチツプFc3,Fc4が迂回ドラム19cに達す
ると、これらフイルタチツプFc3,Fc4のうち
のフイルタFc3は、前述したように、この搬送
ドラム15cの搬送溝16から迂回ドラム19c
の迂回溝22に移し変えられる。即ち、迂回ドラ
ム19cの外側には、搬送ドラム15cの搬送溝
16と迂回ドラム19cの迂回溝22との間でフ
イルタチツプFc3の受渡しをなすためのガイド
リング30が配置されており、このガイドリング
30の構造は、前述したガイドリング23,28
の説明から容易に推測できるであろう。また、こ
のガイドリング30の内周面は、迂回ドラム19
cの迂回溝22内のフイルタチツプFc3をこの
迂回ドラム19cの回転に伴い、迂回溝22内に
おいて、この迂回溝22の軸線方向にフイルタチ
ツプ1個分の長さだけ移動させるガイドレール
(図示しない)が固定されている。即ち、迂回ド
ラム19cの迂回溝22から搬送ドラム15cの
搬送溝16にフイルタチツプFc3が戻されたと
き、このフイルタチツプFc3は、搬送溝16内
において、搬送ドラム15cの回転により、既に
先行して搬送されているフイルタチツプFc4と
同じ搬送軌跡に位置付けられる。
また、搬送ドラム15cの搬送溝16から迂回
ドラム18c及び20cの迂回溝21,26に一
旦移され、そして、再び、搬送ドラム15cの搬
送溝16に戻されてなるフイルタチツプFc5,
Fc6の組とフイルタチツプFc1,Fc2の組は、
この後、搬送ドラム15cの回転により、迂回ド
ラム19cまで搬送されると、上述したフイルタ
チツプFc3,Fc4の組と同様に、各組において
一方のフイルタチツプ、即ち、フイルタチツプ
Fc5,Fc1が迂回ドラム19cの迂回溝26に
移し変えられる。そして、これらフイルタチツプ
Fc5,Fc1は、上述したフイルタチツプFc3と
同様にして、再び、搬送ドラム15cの搬送溝1
6に戻されることになる。
ここで、搬送ドラム15cから迂回ドラム18
c,19c,20cを介して、再び搬送ドラム1
5cに戻される各フイルタチツプの流れは、第6
図に簡略的に示されている。この第6図におい
て、矢印Aは、各フイルタチツプの基本的な搬送
方向、即ち、搬送ドラム15cの回転方向を示
し、各迂回ドラムの符号と同一の符号を付して示
されている矢印18c,19c,20cは、対応
する迂回ドラムの機能を表わしている。矢印18
c,19c,20cから明らかなように、各迂回
ドラムは、搬送ドラム15cの搬送溝16からフ
イルタチツプFc4のみを除き、このフイルタチ
ツプFc4から残りのフイルタチツプFc1,Fc
2,Fc3,Fc5,Fc6を搬送ドラム15cの搬
送溝数でみて所定の溝数だけ遅らせて、再び搬送
ドラム15cの搬送溝16に戻す機能を有してい
る。即ち、搬送ドラム15cの搬送溝16及び迂
回ドラム18c,19c,20cの迂回溝21,
22,26は、前述した説明から明らかなよう
に、各フイルタチツプに対応した搬送経路を規定
している。
ここで、第7図を参照すると、同一のフイルタ
棒Fcから得た各フイルタチツプFc1乃至Fc6の
全てが迂回ドラム18c,19c,20cの作用
により、どのような遅れ間隔を存して搬送される
かが示されている。第7図においては、フイルタ
チツプFc1乃至Fc6の全てが搬送溝及び迂回溝
によつて規定される同一の搬送経路上に位置して
いるものとして示されている。また、第7図中に
示された矢印は、各フイルタチツプの搬送方向を
示している。
先ず、前述の説明から既に明らかなように、最
初にホツパ3cから取出されるフイルタ棒Fcか
ら得られるフイルタチツプのうち、フイルタチツ
プFc4が最も先行して搬送される。そして、フ
イルタチツプFc4から搬送方向上流側に、溝数
で数えて7溝目の溝にフイルタチツプFc3が位
置付けられる。つまり、迂回ドラム19cが迂回
溝22を7個有していることから、フイルタチツ
プFc3は、迂回ドラム19cにより、フイルタ
チツプFc4から7溝だけ遅れて搬送される。従
つて、フイルタチツプFc4とFc3との間には、
第7図に示されるように、6個の溝が存すること
になる。迂回ドラム18cは、8個の迂回溝21
を有していることから、この迂回ドラム18cに
より搬送が遅らされるフイルタチツプFc5,Fc
6のうちの一方のフイルタチツプFc6は、この
迂回ドラム18cにより、フイルタチツプFc4
から8溝だけ遅れて搬送される。即ち、第7図に
示されるように、フイルタチツプFc6は、フイ
ルタチツプFc3よりも1溝遅れて搬送されるこ
とになる。他方のフイルタチツプFc5は、更に
迂回ドラム19cにより、フイルタチツプFc4,
Fc3の関係と同様に、フイルタチツプFc6から
7溝だけ遅れて搬送される。フイルタチツプFc
1,Fc2は、迂回ドラム18cのみならず迂回
ドラム20cによつても更に搬送が遅らされる。
この迂回ドラム20cもまた迂回溝26を8個有
していることから、これらフイルタチツプFc1,
Fc2は、迂回ドラム20cにより、フイルタチ
ツプFc5,Fc6に対して8溝遅らされて搬送さ
れる。また、フイルタチツプFc1,Fc2のうち
フイルタチツプFc1は、迂回ドラム19cによ
り、フイルタチツプFc2に対して更に7溝遅ら
されて搬送されることになる。即ち、第7図に示
されているように、フイルタチツプFc2は、フ
イルタチツプFc5よりも1溝遅れて搬送され、
また、フイルタチツプFc2は、最も先行するフ
イルタチツプFc4から16溝遅れて搬送される。
従つて、1本のフイルタ棒Fcを切断することに
よつて得た6個のフイルタチツプは、第7図に示
されるように、所定の溝間隔を存し、搬送経路上
に分配して搬送されることになる。
各フイルタチツプの搬送に関する上述の説明
は、1本のフイルタ棒から得た6個のフイルタチ
ツプが搬送ドラム15cの搬送溝16に同時に受
入れられた後、どのようにして分配して搬送され
るかを説明したが、この搬送ドラム15cにおけ
る5溝おきの搬送溝16には、既に前述したよう
に、切断ドラム8cから切断状態に有る新たなフ
イルタ棒Fcが順次供給される。この後続のフイ
ルタ棒Fcの各フイルタチツプもまた先行するフ
イルタ棒Fcと同様に、迂回ドラム18c,19
c,20cにより分配して搬送される。ここで、
搬送ドラム15cの搬送溝16で考えてみて、後
続のフイルタ棒Fcは、先行するフイルタ棒Fcが
受入れられている搬送溝16から5溝存した6溝
目の搬送溝16に受入れられることから、後続の
フイルタ棒FcのフイルタチツプFc4は、先行す
るフイルタ棒FcのフイルタチツプFc4よりも、
搬送溝16の溝数で数えて6溝だけ遅れて搬送さ
れることになる。即ち、先行するフイルタ棒Fc
のフイルタチツプFc4と後続のフイルタ棒Fcの
フイルタチツプFc4は、いずれも迂回ドラム1
8c,19c,20cの作用を受けることがない
ので、先行するフイルタチツプFc4に対し、後
続するフイルタチツプFc4は、常に、搬送ドラ
ム15cの5溝おきの搬送溝16に夫々供給され
る先行のフイルタ棒Fcと後続のフイルタ棒Fcと
の間の間隔に相当する間隔、つまり、搬送溝の数
で数えて6溝だけ遅れた状態を維持して搬送され
る。従つて、後続のフイルタ棒Fcのフイルタチ
ツプFc4は、先行するフイルタ棒Fcのフイルタ
チツプFc4から6溝遅れて搬送される。この結
果、第7図に示されるように後続のフイルタ棒
FcにおけるフイルタチツプFc4は、最終的に、
即ち、迂回ドラム18c,19c,20cよりも
搬送方向下流側に位置する搬送経路上において、
先行するフイルタ棒FcのフイルタチツプFc3の
1溝前の搬送溝16に位置して搬送されることに
なる。また、後続のフイルタ棒Fcにおけるフイ
ルタチツプFc4以外の各フイルタチツプは、先
行するフイルタ棒Fcの対応するフイルタチツプ
と同様に、先行するフイルタチツプFc4に対し、
上述した所定の溝数だけ遅れて夫々搬送されるこ
とになる。第7図において、先行するフイルタ棒
Fcの各フイルタチツプの搬送流れと、後続のフ
イルタ棒Fcの各フイルタチツプの搬送流れとは、
理解を容易にするため、上から順番に別けて示さ
れており、また、第7図には、更に後続する別の
フイルタ棒Fcの各フイルタチツプの搬送流れを
も先行するフイルタ棒Fcの各フイルタチツプの
搬送流れの下側に順次示されている。
ここで、第7図を参照すれば、4本目のフイル
タ棒FcにおけるフイルタチツプFc4が1本目の
フイルタ棒FcにおけるフイルタチツプFc1の直
ぐ後の搬送溝16に最終的位置付けられて搬送さ
れることが理解される。このことは、同じく第7
図から理解されることであるが、3本目のフイル
タ棒FcのフイルタチツプFc4よりも遅れて搬送
されるフイルタチツプは、最終的に、即ち、迂回
ドラム19cを通過した後、搬送ドラム15cの
搬送搬送溝16の全てに分配されて搬送される。
これを換言すれば、4本目のフイルタ棒Fcのフ
イルタチツプFc4が迂回ドラム19cを通過し
た後、この迂回ドラム19cを通過する搬送ドラ
ム15cの各搬送溝16の全てには、フイルタチ
ツプが夫々受入れられた状態になり、従つて、こ
の後、迂回ドラム19cよりも搬送方向下流に位
置する搬送ドラム15cの搬送溝16によつて規
定される搬送経路には、各搬送溝16の全てにフ
イルタチツプが受入れられた状態のフイルタチツ
プの連続的な搬送流れが生起される。
第1図を再び参照すれば、搬送ドラム15cの
下方には、切断・分離ドラム31cが配置されて
いる。この切断・分離ドラム31cは、迂回ドラ
ム19cよりも搬送方向下流側に位置する搬送ド
ラム15cの周面に転接されている。切断・分離
ドラム31cの周面には、上述した搬送ドラム1
5cにおける搬送溝16のピツチ間隔と同じピツ
チ間隔を存して複数の溝32が形成されており、
また、切断・分離ドラム31cと搬送ドラム15
cとは、搬送溝16と溝32とが順次合致しなが
ら回転される。つまり、これら切断・分離ドラム
31cと搬送ドラム15cもまた上述した互いに
転接するドラム相互と同様に、同一の周速でもつ
て互いに反対の方向に回転駆動される。更に、切
断・分離ドラム31cの外側には、このドラム3
1cの周面に沿つて延びるガイドリング33が配
置されている。このガイドリング33は、ドラム
15cと31cとの間でのフイルタチツプFcn
(ここで、nは、1乃至6の自然数を表わす)の
受け渡しを確実になすとともに、この受渡し後の
フイルタチツプFcnの搬送を案内する機能を有し
ている。このガイドリング33の構造及び形状
は、第1図及び既に説明したガイドリングの説明
から明らかであろう。従つて、搬送ドラム15c
の搬送溝16内に受け入れられて搬送されてくる
フイルタチツプFcnは、この搬送ドラム15cの
搬送溝16から切断・分離ドラム31cの溝32
に移し変えられ、そして、この切断・分離ドラム
31cの回転に伴い搬送される。ここで、上述し
たように3本目のフイルタ棒Fcにおけるフイル
タチツプFc4が迂回ドラム19cを通過した後
について考えると、この迂回ドラム19cを通過
した各搬送溝16の全てには、上述したようにフ
イルタチツプFcnが受入れられているので、切
断・分離ドラム31cの各溝32には、連続して
フイルタチツプFcnが供給されることになる。
更に、切断・分離ドラム31cの下方には、こ
の切断・分離ドラム31cに転接して整列ドラム
34が配置されている。この整列ドラム34にも
また、その周面には、上述した各ドラムの溝と同
様なピツチ間隔を存した複数の整列溝35が形成
されており、この整列ドラム34は、切断・分離
ドラム31cの溝32に対しその整列溝35が合
致しながら回転される。つまり、ドラム34,3
1cは、同一の周速でもつて互いに反対の方向に
回転駆動される。従つて、切断・分離ドラム31
cの溝32に受け入れられて搬送されるフイルタ
チツプFcnは、この後、整列ドラム34の整列溝
35に移し変えられる。尚、整列ドラム34の外
側にもまた、この整列ドラム34の周面に沿つて
延び、上記ガイドリング33と同様な機能を有す
る第1整列ガイドリング36が配置されている。
そして、切断・分離ドラム31cのガイドリン
グ33には、円形ナイフ37が配置されている。
この円形ナイフ37は、第8図に示されるように
駆動軸38に取付けられており、この駆動軸38
は、例えば、ガイドリング33に回転自在に支持
されているとともに、この駆動軸38の一端は、
図示しない駆動源に接続されている。また、第8
図においてガイドリング33は、図示されていな
い。円形ナイフ37は、切断・分離ドラム31c
の溝32内に受け入れられた状態で、この切断・
分離ドラム31cの回転に伴い搬送されてくるフ
イルタチツプFcnを2等分して切断するように、
駆動軸38上において位置付けられている。即
ち、切断・分離ドラム31cの周面には、前述し
た環状スリツト11aと同様な環状スリツト39
aが1個形成されており、この環状スリツト39
a内に、円形ナイフ37の周縁が侵入可能となつ
ている。また、切断・分離ドラム31cの周面に
は、搬送ドラム15cからドラム31cへのフイ
ルタチツプFcnの移し変えを円滑にするため、ガ
イドリング17の下端におけるフオーク指を侵入
させることのできる環状スリツト11と同様な複
数の環状スリツト39が形成されている。
また、切断・分離ドラム31cにおけるガイド
リング33の内周面には、第8図に示されるよう
に、フイルタチツプFcnの搬送を案内するための
一対のガイドレール40a,40bが固定されて
いる。これらガイドレール40a,40bは、分
離・切断ドラム31cの周面に沿つて延びるとと
もに、これらガイドレール40a,40b間に上
記環状スリツト39aが位置するように、ドラム
31cの幅方向に離間されている。これらガイド
レール40a,40bの互いに対向する面は、
夫々案内面41に規定されている。これら案内面
41において、第8図中矢印で示されるフイルタ
チツプFcnの搬送方向でみて上流側及び下流側に
位置する部位は、切断・分離ドラム31cの対応
した外周縁、つまり、これと近接する側の外周縁
に向かつて夫々傾斜されている。即ち、案内面4
1における搬送方向でみて両端部間の距離は、上
記搬送方向でみて上流側及び下流側に向かつて
夫々徐々に増大されている。また、案内面41の
中央部は、互いに平行な平面部になつており、こ
れら平面部間の距離は、フイルタチツプFcnの長
さに等しく設定されている。更に、上述した円形
ナイフ37は、第8図に示されているように、案
内面41の平行面部間に位置付けられている。
従つて、切断・分離ドラム31cの溝32内に
受け入れられて、このドラム31cの回転に伴い
搬送されてくるフイルタチツプcnは、案内面4
1における搬送方向上流側の部位間が拡開されて
いることから、ガイドレール40a,40b間に
確実に案内されるとともに、案内面41の平行面
部間において、上記円形ナイフ37により確実に
等分して切断される。即ち、第1図中、P5の位
置では、1個のフイルタチツプFcnであるが、こ
のフイルタチツプFcnは、搬送されてP6の位置
に達すると、切断されて2個のフイルタチツプ半
体Fcnとなる。従つて、上述した切断・分離ドラ
ム31cの溝32から整列ドラム34の整列溝3
5には、フイルタチツプFcnではなく切断された
状態の2個のフイルタチツプ半体Fchが移し変え
られることになる。
更に、上述したガイドレール40a,40bに
おける案内面41の搬送方向下流側の部位は、フ
イルタチツプ半体Fchの吸着面41aとなつてい
る。ここで、吸着面41aは、第8図に示されて
いるように、分離・切断ドラム31cの周方向で
みて、円形ナイフ37と一部が重なり合つてい
る。この実施例の場合、両ガイドレール41に
は、第8図中破線で示されるように、案内面41
に開口する凹み部42が形成されており、これら
凹み部42の開口は、例えば網目(図示しない)
によつて覆われている。一方、凹み部42は、
夫々真空ポンプ43に接続されており、これによ
り、上記凹み部42内には、網目を通じて外部の
空気が吸込まれるようになつている。
従つて、フイルタチツプ半体Fchは、円形ナイ
フ37によつて切断されると同時に、案内面41
における吸着面41aに吸付けられながら、ドラ
ム31cの回転に伴つて搬送される。ここで、案
内面41における吸着面41a間の距離は、上述
したように搬送方向下流側に向かつて増大されて
いることから、切断後におけるフイルタチツプ半
体Fchは、搬送に伴い、切断・分離ドラム31c
の溝32内において、その軸線方向に互いに所定
の距離だけ分離されることになる。このフイルタ
チツプFcnの切断及び分離に関しては、第6図に
おいても図示されている。また、上述したよう
に、円形ナイフ37と吸着面41aの一部が重な
り合つていることから、フイルタチツプFcnは、
円形ナイフ37による切断と同時に、対応する吸
着面41aに対して吸着され始めることから、他
方の吸着面41aによる悪影響を防止することが
できる。
また、ここで、切断・分離ドラム31には、フ
イルタチツプFcnを切断・分離ドラム31の溝3
2から整列ドラム34の整列溝35内に円滑に移
し変えるため、第1整列ガイド36の上端におけ
るフオーク指を侵入させることのできる環状スリ
ツト39bが設けられている。
一方、整列ドラム34における第1整列ガイド
36の内周面には、この整列ドラム34の周面に
沿つて延び、フイルタチツプ半体Fchの搬送を案
内するための分離ガイド44が固定して取付けら
れている。この分離ガイド44は、整列ドラム3
4に於ける周面の中央に位置付けられており、ま
た、分離ガイド44の両側面がガイド面44aと
して規定されている。そして、切断・分離ドラム
31cと近接する端部の側面は、この端部を先細
形状とするようなテーパ面44bに形成されてい
る。従つて、このような分離ガイド44が設けら
れていれば、切断・分離ドラム31cから整列ド
ラム34の整列溝35に移し変えられた2個のフ
イルタチツプ半体Fchは、整列ドラム34の回転
に伴い、分離ガイド44のテーパ面44b及びガ
イド面44aにより夫々案内されて、互いに所定
の距離だけ分離される。ここで、分離ガイド44
により分離されるフイルタチツプ半体Fch間の距
離は、分離ガイド44におけるガイド面44a間
の距離に等しく、この距離は、後述するフイルタ
チツプFpnの長さよりも若干長く設定されてい
る。また、2個のフイルタチツプ半体Fchが切
断・分離ドラム31cから整列ドラム34に移し
変えられるとき、これらフイルタチツプ半体Fch
は、上述したように既に所定の距離だけ離間した
状態にある。従つて、整列ドラム34の整列溝3
5内に移し変えられた2個のフイルタチツプ半体
Fchは、上記分離ガイド44の尖端によつて確実
に振分けられる。尚、整列ドラム34には、ガイ
ドリング33と第2フイルタチツプ供給機構2p
側のガイドリング17各々の下端におけるフオー
ク指を侵入させることができる環状スリツト46
a,46bが夫々設けられている。
次に、この実施例の説明において、冒頭に述べ
た第2フイルタチツプ供給機構2pについて説明
する。この第2フイルタチツプ供給機構2pは、
第1図から明らかなように、第1フイルタチツプ
供給機構2cよりも右側で、且つ、整列ドラム3
4よりも上方に位置して配置されており、この第
2フイルタチツプ供給機構2pは、第1フイルタ
チツプ供給機構2cがチヤコールフイルタ棒Fc
を取扱うものであるのに対し、プレーンフイルタ
棒Fpを取扱う。第2フイルタチツプ供給機構2
pは、前述した第1フイルタチツプ供給機構2c
とほぼ同様な構造であるので、第1図において
は、第1フイルタチツプ供給機構2cと同様な機
能を有する部材には、第1の符号を付してその説
明は省略し、その相違する点のみを以下に説明す
る。尚、第2フイルタチツプ供給機構2pの各ド
ラムには、第1フイルタチツプ供給機構2cの各
ドラムとの区別を容易にするため、添字がcから
pに変更されている。また、第1図において、第
1及び第2フイルタチツプ供給機構2c,2pの
各ドラム内における( )内の数字は、各ドラム
の溝の数を表わしている。
第1フイルタチツプ供給機構2cと第2フイル
タチツプ供給機構2pとの間の相違は、先ず、第
2フイルタチツプ供給機構2pの搬送ドラム15
pの溝数が搬送ドラム15cの溝数よりも多いこ
とであり、また、搬送ドラム15pは、搬送ドラ
ム15cとは異なり、整列ドラム34の周面に直
接転接するように配置されている。即ち、第2フ
イルタチツプ供給機構2pにおいては、第1フイ
ルタチツプ供給機構2cに使用された切断・分離
ドラム31cが省略されている。また、搬送ドラ
ム15pは、切断・分離ドラム31cよりも整列
ドラム34の回転方向前方に位置して、つまり、
上述した第1整列ガイド36の他端と協働するよ
うに、整列ドラム34に転接されている。
上述した第2フイルタチツプ供給機構2pによ
れば、第1フイルタチツプ供給機構2cと同様に
プレーンフイルタ棒Fpを6個のフイルタチツプ
Fp1乃至Fp6に切断し、これらフイルタチツプ
を1個ずつ整列ドラム34の整列溝35に供給す
る。即ち、第9図に示されるように、フイルタチ
ツプFp1乃至Fp6の各々は、対応するフイルタ
チツプFc1乃至Fc6と同様な搬送経路で搬送さ
れる。従つて、この第2フイルタチツプ供給機構
2pは、第1フイルタチツプ供給機構2cの場合
と同様に、作動されてから所定の時間が経過した
後、搬送ドラム15pの搬送溝から整列ドラム3
4の整列溝35に順次フイルタチツプFpnを供給
することができる。ここで、フイルタ棒Fpの長
さは、必ずしもフイルタ棒Fcと同一の長さを有
する必要はなく、従つて、フイルタチツプFcnと
フイルタチツプFpnの長さもまた同一でなくとも
よい。
上述の説明から明らかなように、整列ドラム3
4の整列溝35には、一方において、第1フイル
タチツプ供給機構2cから2個のフイルタチツプ
半体Fchが供給され、他方においては、第2フイ
ルタチツプ供給機構2pから1個のフイルタチツ
プFpnが供給されるが、ここで、整列ドラム34
の整列溝35内において、フイルタチツプFpn
は、フイルタチツプ半体Fch間に位置付けられ
る。即ち、2個のフイルタチツプ半体Fchは、第
1図中P7の位置で示されるように、分離ガイド
44により整列溝35内において所定の間隔、即
ち、フイルタチツプFpnの長さよりも若干大きな
間隔を存し離間された状態で搬送されてくること
から、第2フイルタチツプ供給機構2pから整列
ドラム34の整列溝35内にフイルタチツプFpn
が供給されるとき、このフイルタチツプFpnは、
整列溝35内において既に受け入れられているフ
イルタチツプ半体Fch間に受入れられることにな
る。
従つて、整列ドラム34の整列溝35には、フ
イルタチツプ半体FchとフイルタチツプFpnが同
時に受入れられ、そして、これらは、整列ドラム
34の回転に伴い、搬送されてたばこ巻上げ部1
00に供給される。また、整列ドラム34の外側
には、この整列ドラム34の回転方向前方に位置
して第2整列ガイド45が配置されており、この
第2整列ガイド45は、整列ドラム34の周面に
沿つて延びている。この第2整列ガイド45は、
フイルタチツプ半体Fch及びフイルタチツプFpn
の搬送を案内するものであるが、この第2整列ガ
イド45の内周面にもガイドレール(図示しな
い)が固定して配置されている。このガイドレー
ルは、整列溝35内に受入れられた状態で搬送さ
れてくる2個のフイルタチツプ半体Fchを夫々整
列溝35内において移動させ、これにより、第1
図中P8の位置で示されるように、2個のフイル
タチツプ半体Fchは、整列溝35内においてフイ
ルタチツプFpnの両端に夫々当接される。即ち、
2個のフイルタチツプ半体Fchと1個のフイルタ
チツプFpnとは、2個分のデユアルフイルタDF
となる。
上述した巻上げ部100は、公知であるので、
この巻上げ部100の構造に関しては、簡単に説
明する。巻上げ部100は、整列ドラム34の下
方に位置し、この整列ドラム34に転接する整頓
ドラム46を備えている。この整頓ドラム46の
周面にもまたは、整頓溝47が所定のピツチ間隔
で形成されている。従つて、整列ドラム34の整
列溝35内に受け入れられて搬送されてくるデユ
アルフイルタDFは、整列ドラム34から整頓ド
ラム46の整頓溝47に受入れられ、そして、こ
の整頓ドラム46の回転に伴い搬送される。
一方、整頓ドラム46の整頓溝47には、紙巻
たばこ供給部から2本ずつの紙巻たばこが供給さ
れる。第1図には、紙巻たばこ供給部の一部のみ
が示されている。即ち、この紙巻たばこ供給部
は、整頓ドラム46の回転方向でみて、整列ドラ
ム34よりも後方に位置して整頓ドラム46に転
接する第1たばこドラム48を備えているととも
に、この第1たばこドラム48に転接する第2た
ばこドラム49を備えている。これらドラム4
8,49の周面にも夫々2本の紙巻たばこC1,
C2を収容して搬送するためのたばこ溝50が所
定のピツチ間隔を存して形成されている。従つ
て、整頓ドラム46の整頓溝47には、これら第
1及び第2たばこドラム48,49を介して2本
の紙巻たばこC1,C2が供給される。また、こ
れら2本の紙巻たばこC1,C2が整頓ドラム4
6の整頓溝47に供給される前、又は、この整頓
溝47に2本の紙巻たばこC1,C2が受入れら
れて搬送される過程において、2本の紙巻たばこ
C1,C2間には、第1図中、P9の位置で示さ
れるように、所定の間隔、即ち、上述のデユアル
フイルタDFの長さよりも若干大きな間隔が設け
られている。従つて、整列ドラム34からデユア
ルフイルタDFが整頓ドラム46の整頓溝47に
供給されるときには、このデユアルフイルタFD
は、2本の紙巻たばこC1,C2間に位置付けら
れる。この後、デユアルフイルタDFと2本の紙
巻たばこC1,C2が同じ整頓溝47内に受入れ
られた状態で、整頓ドラム46の回転により搬送
されると、これらデユアルフイルタDFと2本の
紙巻たばこC1,C2とは、第1図中P10の位
置で示されるように、1本のロツド状をなしたた
ばこ半製品となる。
この後、たばこ半製品は、整頓ドラム46の整
列溝47から巻上げドラム51の溝52に移し変
えられる。一方、巻上げドラム51の近傍には、
被覆ローラ53が配置されている。この被覆ロー
ラ53は、吸引ローラであつて、その回転に伴
い、図示しないロールからチツプペーパ54を繰
り出すことができる。また、チツプペーパ54の
ロールと被覆ローラ53との間には、糊付けロー
ラユニツト55が配置されている。この糊付けロ
ーラユニツト55は、チツプペーパ54の一面に
糊を付着させ、この面を糊付け面とする。更に、
被覆ローラ53の近傍には、この被覆ローラ53
に対して転接するカツターローラ56が配置され
ている。このカツターローラ56は、被覆ローラ
53の周面に巻付いたチツプペーパ54を所定の
長さ毎に切断してチツプペーパ片を形成する。こ
のようにして形成されたチツプペーパ片54a
(第10図参照)は、巻上げドラム51の溝52
内に位置して搬送されてくる各たばこ半製品に
夫々供給される。即ち、チツプペーパ片54a
は、たばこ半製品の中央部に、その糊付け面を介
して付着される。
この後、チツプペーパ片54aが付着されたた
ばこ半製品は、巻上げドラム51から巻付けドラ
ム57に移し変えられる。ここで、巻付けドラム
57の溝58は、たばこ半製品における軸線回り
の回転を自由に許す形状に形成されており、ま
た、巻付けドラム57の溝58にチツプペーパ片
54a付のたばこ半製品が供給された直後におい
て、このたばこ半製品は、ローリングハンド59
によつて回転される。従つて、たばこ半製品に付
着されたチツプペーパ片54aは、たばこ半製品
の外周に完全に巻付けられ、これにより、2本分
のフイルタ付きシガレツトが得られる。尚、整列
ドラム34から巻付けドラム57までのフイルタ
チツプ半体Fch、フイルタチツプFpn及び紙巻た
ばこの流れは、第10図に示されている。
このようにして得られた2本分のフイルタ付シ
ガレツトは、巻付けドラム57の回転に伴い搬送
される過程において、チツプペーパ片54aの接
着面が乾燥される。また、この後、2本分のフイ
ルタ付シガレツトは、その軸線方向中央から切断
され、これにより、個々のフイルタ付シガレツト
を得ることが出来る。尚、たばこの巻上げ部10
0における各ドラムには、説明は省略するが、第
1図に示されるように、紙巻たばこ及びたばこ半
製品の搬送を案内するガイドが夫々備えられてい
る。
上述した第1実施例のフイルタチツプ供給機構
によれば、フイルタ棒を個々のフイルタチツプに
切断した後、これらフイルタチツプを所定の順番
で連続して巻上げ部に供給する複数の溝付きドラ
ムを備えているが、これら溝付きドラムの全ては
同一の周速で回転駆動される。この結果、これら
溝付きドラムの駆動機構は、非常に容易なものと
なる。
また、上述した実施例では、フイルタチツプ供
給機構を2個備え、これらフイルタチツプ供給機
構によつて、チヤコールフイルタチツプとプレー
ンフイルタチツプとを夫々整列ドラム34に供給
するようにしたので、上述したように、この整列
ドラム34において2本分のデユアルフイルタを
得ることができ、この後、このデユアルフイルタ
を巻上げ部に供給して2本分のフイルタ付シガレ
ツトを得ることができる。それ故、従来において
は、デユアルフイルタ棒を別の専用装置によつて
製造していたが、この実施例の第1及び第2フイ
ルタチツプ供給機構を使用すれば、デユアルフイ
ルタ棒の専用の製造装置を省略することができ
る。
また、従来のデユアルフイルタ棒の専用の製造
装置においては、デユアルフイルタ部とプレーン
フイルタ部とを交互に配置した後、これらをペー
パにより巻付けて、デユアルフイルタ棒を製造す
る構造であるから、このデユアルフイルタ棒から
得たデユアルフイルタチツプと紙巻たばこととが
チツプペーパ片により巻付けられると、フイルタ
チツプの外周には、2重にペーパが巻付けられる
ことになる。この点、この発明の第1及び第2フ
イルタチツプ供給機構を使用すれば、チツプペー
パ片のみで、フイルタチツプ半体Fchとフイルタ
チツプFpnとの間の連結をなすことができるばか
りでなく、これらフイルタチツプ半体Fchとフイ
ルタチツプFpnとからなるデユアルフイルタと紙
巻たばことの間の連結をも同時になすことができ
る。
更に、フイルタチツプ供給機構が2個備えられ
ていることから、各フイルタチツプ供給機構のホ
ツパには、チヤコールフイルタ棒、又は、プレー
ンフイルタ棒を夫々独立して供給、つまり、前述
したように空気流を利用して供給することができ
る。それ故、この発明の第1実施例の場合、単位
時間当りにおけるホツパへのフイルタ棒の供給本
数を増加することができる。即ち、この発明の第
1及び第2フイルタチツプ供給機構を使用すれ
ば、フイルタ付シガレツトの生産性を向上でき、
1本当りのフイルタ付シガレツトのコストを低減
することができる。
上述した第1実施例では、第1及び第2フイル
タチツプ供給機構2c,2pを備え、これら第1
及び第2フイルタチツプ供給機構2c,2pが互
いに協働して、デユアルフイルタを整頓ドラム4
6に供給するようにしたが、プレーンフイルタを
整頓ドラム46に供給する場合には、第1及び第
2フイルタチツプ供給機構2c,2pの一方を使
用すればよい。
また、この発明は、上述した変形例にも制約さ
れるものではなく、以下に図面を参照しながら、
この発明の他の実施例を説明する。各変形例の説
明において、第1実施例と同一の機能を有する溝
付きドラムには、同一の符号を付して、その説明
は省略する。
第11図及第12図を参照すれば、この発明の
第2実施例が示されている。この第2実施例にお
いては、第11図から明らかなように、第1図の
場合に比べ、第1及び第2フイルタチツプ供給機
構2c,2pの配置が左右逆に配置されているだ
けで、機能については、第1実施例の場合と同様
である。しかしながら、第12図に示したフイル
タチツプFpn及びフイルタチツプ半体Fchの搬送
流れを参照すれば、より明らかなように、この第
2実施例の場合、整列ドラム34の整列溝35に
は、先ず、第2フイルタチツプ供給機構2pから
フイルタチツプFpnが供給され、この後、第1フ
イルタチツプ供給機構2cから2個のフイルタチ
ツプ半体Fchが供給される。従つて、この第2実
施例において、前述した分離ガイド44は、整列
ドラム34の第1ガイド36ではなく、搬送ドラ
ム31cにおけるガイド33の内周面に、一対の
ガイドレール40aに引続いて配置されている。
それ故、第1フイルタチツプ供給機構2cから整
列ドラム34の整列溝35に2個のフイルタチツ
プ半体Fchが供給されるとき、これらフイルタチ
ツプ半体Fcn間には、所定の間隔が設けられてお
り、これにより、これらフイルタチツプ半体Fcn
をフイルタチツプFpnの両側に確実に位置付ける
ことができる。
第13図乃至第15図を参照すれば、この発明
の第3実施例が示されている。この第3実施例の
場合、フイルタ供給部1は、第1及び第2フイル
タチツプ供給機構と同様な第1及び第2フイルタ
チツプ供給機構200pからなる。ここで、第1
及び第2フイルタチツプ供給機構に同一の添字を
付した理由は、これらフイルタチツプ供給機構が
いずれもプレーンフイルタ棒Fpを取扱うことに
よる。それ故、第13図において、各ドラムにお
ける符号の添字は、省略する。
先ず、第1及び第2フイルタチツプ供給機構2
00pの取出しドラム205は、第1実施例の取
出しドラム5と同様に、その周面に1個の取出し
溝6を有しているが、しかしながら、取出しドラ
ム205の径は、取出しドラム5の径の2倍とな
つている。即ち、取出しドラム205は、切断ド
ラム8と同一の径寸法を有している。従つて、第
3実施例の場合、ホツパ3内のプレーンフイルタ
棒Fpは、取出しドラム205を介して、切断ド
ラム8の溝9に、溝数で数えて11溝おきに供給さ
れる。この結果、搬送ドラム15の搬送溝16に
は、11溝おきに6個のフイルタチツプFpnが供給
されることになる。
また、第1実施例の迂回ドラム19に相当する
各フイルタ供給機構200pの迂回ドラムは、第
13図において、符号219により示されている
が、これら迂回ドラム219の迂回溝22の数
は、10溝に設定されている。
更に、第1実施例では分離・切断ドラム31が
使用されていたが、この第3実施例の場合、分
離・切断ドラム31は、単なる溝付きのドラム2
31に変えられている。即ち、この溝付きのドラ
ム231には、円形ナイフが設けられておらず、
このドラム231は、フイルタチツプFpnの搬送
方向を変えるためのみに使用されている。
上述した第3実施例における各フイルタチツプ
供給機構200pは、第14図に示されるような
フイルタチツプFpnの搬送流れを夫々生起する。
第14図は、第7図の場合と同様な態様でもつて
フイルタチツプFpnの搬送流れを示している。即
ち、迂回ドラム219の迂回溝22の数を10溝と
したことにより、フイルタチツプFp3,Fp5,
Fp1は、対応するフイルタチツプFp4,Fp6,
Fp2から夫々10溝ずつ遅れて搬送される。また、
フイルタチツプFp4,Fp6,Fp2は、第1実施
例の場合と同様に、先行するフイルタチツプFp
4から順次8溝ずつ遅れて搬送される。何故な
ら、フイルタチツプFp4,Fp6,Fp2は、迂回
ドラム219の影響を受けずに搬送されるからで
ある。更に、1本目のフイルタ棒Fpに対し、2
本目のフイルタ棒Fpは、搬送ドラム15に対し
て溝数でみて12溝遅れて供給されることから、2
本目のフイルタ棒FpのフイルタチツプFp4は、
1本目のフイルタ棒FpのフイルタチツプFp4に
対し、第14図に示されているように、溝数でみ
て12溝遅れて搬送される。
上述した関係でもつて各フイルタ棒におけるフ
イルタチツプFpnが搬送されると、これらフイル
タチツプFpnは、第14図から明らかなように、
最終的には、1溝おきに連続して搬送されること
になる。即ち、第3実施例の各フイルタチツプ供
給機構200pは、整列ドラム34の整列溝35
に対し、夫々1溝おきにフイルタチツプFpnを供
給することができる。整列ドラム34の整列溝3
5には、この整列ドラム34によるフイルタチツ
プFpnの搬送方向でみて、各フイルタチツプ供給
機構から供給されたフイルタチツプFpnが交互に
並ぶように、これらフイルタチツプ供給機構20
0pからフイルタチツプFpnが供給される。従つ
て、整列ドラム34から上述した整頓ドラム46
の整頓溝47には、フイルタチツプFpnが連続し
て供給される。この後、第15図に示されるよう
に、各フイルタチツプFpnの両側には、前述した
ようにして2本の紙巻たばこC1,C2が位置付
けられるとともに、これらフイルタチツプFpn及
び2本の紙巻たばこC1,C2は、チツプペーパ
片54aにより互いに連結され、これにより、2
本分のフイルタ付きシガレツトが得られる。尚、
この実施例の場合、第1整列ガイド36の分離ガ
イド44は省略することができる。
上述した第3実施例によれば、各フイルタチツ
プ供給機構200pのホツパ3に同じプレーンフ
イルタ棒Fpを蓄え、そして、これらホツパ3か
ら夫々プレーンフイルタ棒Fp、即ち、フイルタ
チツプFpnを巻上げ部100に供給することがで
きる。それ故、例えば、フイルタ供給部1が1個
のフイルタ供給機構のみしか備えていない場合に
比べ、第3実施例のフイルタ供給部1によれば、
上記巻上げ部100へのフイルタチツプFpnの供
給速度(単位時間当りの供給量)を2倍にするこ
とが出来る。この結果、巻上げ部100でのフイ
ルタ付シガレツトの製造速度をも2倍にでき、こ
のフイルタ付きシガレツトの生産性を非常に高め
ることが出来る。
第16図及び第17図を参照すれば、この発明
の第4実施例が示されている。この第4実施例の
フイルタ供給部1は、第1及び第2フイルタチツ
プ供給機構2c,2pと夫々同様な機能を有する
第1及び第2フイルタチツプ供給機構300c,
300pを備えている。即ち、第4実施例のフイ
ルタ供給部1もまた第1実施例のフイルタ供給部
と同様にデユアルフイルタを巻上げ部100に向
けて供給する。
第4実施例の各フイルタチツプ供給機構もまた
第1実施例と各溝付きドラムと対応する溝付きド
ラムを夫々有しているが、第1フイルチツプ機構
300cの場合を例に挙げて説明すれば、迂回ド
ラム20cは、迂回ドラム18cではなく搬送ド
ラム15cに直接転接されており、また、迂回ド
ラム18cの迂回溝21の数は、10個設けられて
いる、そして、この実施例の場合、迂回ドラム1
8cは、フイルタチツプFc5,Fc6のみを迂回
搬送して再び搬送ドラム15cの搬送溝16に戻
し、また、迂回ドラム20cは、フイルタチツプ
Fc1,Fc2のみを迂回搬送して搬送ドラム15
cの搬送溝16に戻す機能を夫々有している。ま
た、第2フイルタチツプ機構300pにおける迂
回ドラム18p,20pは、上述した迂回ドラム
18c,20cと同様な機能を有している。
このような第4実施例の各フイルタチツプ供給
機構300の場合、1本当りのフイルタ棒におけ
るフイルタチツプの搬送流れは、第17図に示さ
れている。第17図においては、フイルタチツプ
供給機構300cの場合を示しているが、他方の
フイルタチツプ供給機構300pの場合について
も同様である。第17図については、最早詳しく
説明しなくとも、この第17図を参照するだけ
で、各フイルタチツプの搬送流れを容易に理解で
きるであろう。従つて、この第17図から明らか
なように、この第4実施例の各フイルタチツプ供
給機構は、第1実施例の場合と同様にフイルタチ
ツプ半体Fch及びフイルタチツプFpnを整列ドラ
ム34の整列溝35に供給することができ、これ
により、2本分のデユアルフイルタを巻上げ部1
00に供給することができる。
上述した各実施例においては、いずれも1本の
フイルタ棒を6個のフイルタチツプに切断して、
これらフイルタチツプを巻上げ部100に供給す
るフイルタチツプ供給機構について説明したが、
第18図及び第19図を参照すれば、1本のフイ
ルタ棒を4個のフイルタチツプに切断して巻上げ
部100に供給する第5実施例のフイルタ供給部
1が示されている。
第18図に示された第5実施例においては、第
13図に示された第3実施例と同様に、いずれも
プレーンフイルタ棒Fpを取扱う第1及び第2フ
イルタチツプ供給機構400pを備えている。こ
の実施例の各フイルタチツプ供給機構の場合、ホ
ツパ3からフイルタ棒Fpを取出すための取出し
ドラム405は、切断ドラム8の溝9に対し、溝
数で数えて8溝毎にフイルタ棒Fpを供給する。
即ち、取出しドラム405は、8溝を有する溝付
きドラムと径が等しいドラムに1個の取出し溝6
を形成してなる。また、切断ドラム8には、3個
の円形ナイフ14が設けられている。この実施例
の場合、第2図に示された5個の円形ナイフ14
のうち、切断ドラム8の回転方向最も前方に位置
する2個の円形ナイフ14を省略すればよい。ま
た、残りの3個の円形ナイフ14においては、第
2図の状態から、右側に隣接する環状スリツト1
1にその外周縁が侵入するように、夫々位置付け
られる。また、取出しドラム405から切断ドラ
ム8の溝9に1本のフイルタ棒Fpが供給される
とき、このフイルタ棒Fpは、切断ドラム8の溝
9内において、上述の3個の円形ナイフ14によ
り、4個のフイルタチツプFpnに切断されるよう
に位置付けられる。即ち、この実施例の場合、1
本のフイルタ棒は、フイルタチツプFp3,Fp4,
Fp5,Fp6の4個のフイルタチツプに切断され
る。
更に、この実施例の場合、フイルタチツプFp
5,Fp6を迂回させる迂回ドラム418は、12
個の迂回溝21を有しており、また、フイルタチ
ツプFp3を迂回させる迂回ドラム419は、10
個の迂回溝22を有している。更に、この実施例
の場合、迂回ドラム20に相当する溝付きのドラ
ムは省略することができる。
従つて、上述の第5実施例における各フイルタ
チツプ供給機構400pによれば、各溝付きドラ
ムの溝数に起因して、第19図に示されるような
フイルタチツプFpnの搬送流れを生起することが
できる。この第19図から明らかなように、第5
実施例の場合にも、第3実施例の場合と同様にフ
イルタチツプFpnを整列ドラム34の整列溝35
に対し、1溝おきに供給することができる。この
結果、第5実施例のフイルタ供給部1は、第1及
び第2フイルタチツプ供給機構400aが互いに
協働することにより、巻上げ部100に対してプ
レーンフイルタチツプFpnを連続して供給するこ
とができる。
この発明は、上述した各変形実施例にも制約さ
れることがない。例えば、上述の各実施例におい
ては、いずれも1本のフイルタ棒を偶数個に切断
したが、しかしながら、1本のフイルタ棒を奇数
個のフイルタチツプに切断しても、この発明を実
施することは可能である。また、この発明の技術
的な範囲を逸脱することなく、更にいろいろと変
形を加えることも可能であることは勿論である。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、フイ
ルタチツプ供給機構の各溝付きドラムをを全て同
一の周速で回転駆動することができるので、これ
ら溝付きのドラムの駆動機構を非常に簡単にする
ことができるばかりでなく、この駆動機構の調
整、例えば、各溝付きドラムにおける回転速度の
調整をもすこぶる容易に行なうことができる。ま
た、この発明のフイルタチツプ供給機構を2個使
用し、これらフイルタチツプ供給機構により、プ
レーンフイルタチツプ及びデユアルフイルタチツ
プを夫々供給するようにすれば、従来必要であつ
たデユアルフイルタ製造装置を省略できるととも
に、デユアルフイルタタイプのフイルタ付シガレ
ツトの生産性を向上することができる。また、フ
イルタチツプ供給機構を2個有してなるこの発明
の装置の場合、各フイルタチツプ供給機構により
供給されるフイルタチツプを同一のプレーンフイ
ルタチツプとし、そして、所定の溝付きドラムを
溝数の異なる溝付きドラムに交換するだけで、プ
レーンフイルタ用のフイルタ供給装置にも適用出
来る。即ち、この発明のフイルタチツプ供給機構
を使用すれば、溝付きドラムの溝を変えるだけ、
つまり、溝付きドラムを交換するだけで、デユア
ルフイルタチツプ及びプレーンフイルタチツプの
供給に適用することができ、この発明の装置の汎
用性を高めることができる。また、この発明のフ
イルタチツプ機構を2個有してなる装置をプレー
ンフイルタ用のフイルタ供給装置として使用する
場合には、特に、このプレーンフイルタタイプの
フイルタ付シガレツトを更に高速でもつて生産す
ることができるなど、いろいろと優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1乃至第10図は、この発明の第1実施例を
示し、第1図はフイルタ付シガレツトの製造装置
の一部概略図、第2図は切断ドラムにおける円形
ナイフの配置を示す平面図、第3図は搬送ドラム
の周面を示す搬送ドラムの側面図、第4図は搬送
ドラムと迂回ドラムとの転接部近傍を拡大して示
す断面図、第5図は迂回ドラムの周面を示す迂回
ドラムの側面図、第6図は1本のフイルタ棒から
得たフイルタチツプの搬送の順番を示す図、第7
図はフイルタチツプの搬送流れを示す図、第8図
は切断・分離ドラムと整列ドラムとの転接部近傍
を示すこれらドラムの側面図、第9図はフイルタ
チツプの搬送流れを示す図、第10図はデユアル
フイルタと紙巻たばことの連結を説明するための
図、第11図及び第12図は、この発明の第2実
施例を示し、第11図はフイルタ供給部を示す概
略図、第12図はデユアルフイルタと紙巻たばこ
との連結を説明するための図、第13図乃至第1
5図はこの発明の第3実施例を示し、第13図は
フイルタ供給部の概略図、第14図はフイルタチ
ツプの搬送流れを示す図、第15図はフイルタチ
ツプと紙巻たばことの連結を説明するための図、
第16図及び第17図は、この発明の第4実施例
を示し、第16図はフイルタ供給部の概略図、第
17図はフイルタチツプの搬送流れを示す図、第
18図及び第19図は、この発明の第4実施例を
示し、第18図はフイルタ供給部の概略図、第1
9図はフイルタチツプの搬送流れを示す図であ
る。 1……フイルタ供給部、2,200,300,
400……フイルタチツプ供給機構、8……切断
ドラム、14……円形ナイフ、15……搬送ドラ
ム、18,19,20,219,418,419
……迂回ドラム、31……切断・分離ドラム、3
4……整列ドラム、100……巻上げ部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 周面に所定のピツチ間隔を存して形成された
    搬送溝を備えてなり、一定の周速で回転駆動され
    るフイルタ搬送ドラムと; フイルタ搬送ドラムの搬送溝に、所定の溝数間
    隔を存してフイルタ棒を供給するフイルタ棒供給
    機構と; フイルタ棒供給機構からフイルタ搬送ドラム上
    を含むフイルタ棒の搬送経路の途中に配設され、
    各フイルタ棒を複数のフイルタチツプに切断する
    切断機構と; 周面にフイルタ搬送ドラムと同様なピツチ間隔
    を存して形成された迂回溝を有するとともに、フ
    イルタ搬送ドラムと同一の周速で夫々同期して回
    転駆動される1組のフイルタ迂回ドラムと; フイルタ搬送ドラムに対し1組のフイルタ迂回
    ドラムが転接的に繋がるようにこれらドラム相互
    を配置し、これらドラムの迂回溝及び搬送溝によ
    り、フイルタ搬送ドラム上の搬送経路を搬送され
    てくる上記フイルタ棒のうち1個のフイルタチツ
    プはスルーフイルタチツプとしてそのまま搬送さ
    せるが、残りのフイルタチツプは迂回フイルタチ
    ツプとして搬送経路から受取つて迂回搬送させ、
    そして、再び、これら迂回フイルタチツプを先行
    するスルーフイルタチツプから夫々所定の溝数間
    隔を存した状態で上記フイルタ搬送ドラムの搬送
    経路に戻す迂回経路を各迂回フイルタチツプ毎に
    規定してなり、これにより、1組のフイルタ迂回
    ドラムから搬送経路の下流に位置する搬送溝の全
    てに、先行のフイルタ棒における各フイルタチツ
    プと後続のフイルタ棒における各フイルタチツプ
    とを分配して供給するフイルタチツプ迂回機構
    と; フイルタ搬送ドラムからフイルタチツプ迂回機
    構を通過した後の各フイルタチツプを受取るとと
    もに、外部から供給される紙巻たばこを受取り、
    各フイルタチツプと2本の紙巻たばことをチツプ
    ペーパにより連結して2本分のフイルタ付シガレ
    ツトを形成するたばこ巻上げ機構とを具備したこ
    とを特徴とするフイルタ付シガレツトの製造装
    置。 2 周面に所定のピツチ間隔を存して形成された
    搬送溝を備えてなり、一定の周速で回転駆動され
    る複数のフイルタ搬送ドラムと; 各フイルタ搬送ドラムの搬送溝に、所定の溝数
    間隔を存してフイルタ棒を供給する複数のフイル
    タ棒供給機構と; 各フイルタ棒供給機構から対応するフイルタ搬
    送ドラム上を含むフイルタ棒の搬送経路の途中に
    夫々配設され、各フイルタ棒を複数のフイルタチ
    ツプに切断する複数の切断機構と; 各フイルタ搬送ドラムと組合わされ、周面に各
    フイルタ搬送ドラムと同様なピツチ間隔を存して
    形成された迂回溝を有するとともに、フイルタ搬
    送ドラムと同一の周速で夫々周期して回転駆動さ
    れる複数組のフイルタ迂回ドラムと; 各フイルタ搬送ドラムに対し対応する組のフイ
    ルタ迂回ドラムが転接的に繋がるようにこれらド
    ラム相互を配置し、これらドラムの迂回溝及び搬
    送溝により、各フイルタ搬送ドラム上の搬送経路
    を搬送されてくる上記フイルタ棒のうち1個のフ
    イルタチツプはスルーフイルタチツプとしてその
    まま搬送させるが、残りのフイルタチツプは迂回
    フイルタチツプとして搬送経路から受取つて迂回
    搬送させ、そして、再び、これら迂回フイルタチ
    ツプを先行するスルーフイルタチツプから夫々所
    定の溝数間隔を存した状態でフイルタ搬送ドラム
    の搬送経路に戻す迂回経路を各迂回フイルタチツ
    プ毎に規定してなり、これにより、組合わされる
    フイルタ迂回ドラムから搬送経路の下流に位置す
    る搬送溝においては、フイルタ搬送ドラムの数に
    等しい溝数毎に先行のフイルタ棒における各フイ
    ルタチツプと後続のフイルタ棒における各フイル
    タチツプとを分配して供給する複数のフイルタチ
    ツプ迂回機構と; 周面にフイルタ搬送ドラムと同一のピツチ間隔
    で整列溝が形成され、且つ、フイルタ搬送ドラム
    と同一の周速で回転駆動されてなり、上記整列溝
    に各フイルタ搬送ドラムからフイルタチツプ迂回
    機構を通過した後の各フイルタチツプを受取り、
    これらフイルタチツプの受取り後においては、整
    列溝の全てにフイルタチツプを位置付けて搬送す
    る整列ドラムと; 整列ドラムから各フイルタチツプを受取るとと
    もに、外部から供給される紙巻たばこを受取り、
    各フイルタチツプと2本の紙巻たばことをチツプ
    ペーパにより連結して2本分のフイルタ付シガレ
    ツトを形成するたばこ巻上げ機構とを具備したこ
    とを特徴とするフイルタ付シガレツトの製造装
    置。 3 周面に所定のピツチ間隔を存して形成された
    第1搬送溝を備えてなり、一定の周速で回転駆動
    される第1フイルタ搬送ドラムと; 第1フイルタ搬送ドラムの第1搬送溝に、所定
    の溝数間隔を存して第1種フイルタ棒を供給する
    第1種フイルタ棒供給機構と; 第1種フイルタ棒供給機構から第1フイルタ搬
    送ドラム上を含む第1種フイルタ棒の第1搬送経
    路の途中に配設され、各第1種フイルタ棒を複数
    の第1フイルタチツプに切断する第1切断機構
    と; 周面に第1フイルタ搬送ドラムと同様なピツチ
    間隔を存して形成された第1迂回溝を有するとと
    もに、第1フイルタ搬送ドラムと同一の周速で
    夫々同期して回転駆動される1組の第1フイルタ
    迂回ドラムと; 第1フイルタ搬送ドラムに対し1組の第1フイ
    ルタ迂回ドラムが転接的に繋がるようにこれらド
    ラム相互を配置し、これらドラムの第1迂回溝及
    び第1搬送溝により、第1フイルタ搬送ドラム上
    の第1搬送経路を搬送されてくる上記第1種フイ
    ルタ棒のうち1個の第1フイルタチツプはスルー
    フイルタチツプとしてそのまま搬送させるが、残
    りの第1フイルタチツプは迂回フイルタチツプと
    して第1搬送経路から受取つて迂回搬送させ、そ
    して、再び、これら迂回フイルタチツプを先行す
    るスルーフイルタチツプから夫々所定の溝数間隔
    を存した状態で上記第1フイルタ搬送ドラムの第
    1搬送経路に戻す迂回経路を各迂回フイルタチツ
    プ毎に規定してなり、これらにより、1組の第1
    フイルタ迂回ドラムから第1搬送経路の下流に位
    置する第1搬送溝の全てに、先行の第1種フイル
    タ棒における各第1フイルタチツプと後続の第1
    種フイルタ棒における各第1フイルタチツプとを
    分配して供給する第1フイルタチツプ迂回機構
    と; 周面に所定のピツチ間隔を存して形成された第
    2搬送溝を備えてなり、第1搬送ドラムと同速の
    一定の周速で回転駆動される第2フイルタ搬送ド
    ラムと; 第2フイルタ搬送ドラムの第2搬送溝に、所定
    の溝数間隔を存して第2種フイルタ棒を供給する
    第2種フイルタ棒供給機構と; 第2種フイルタ棒供給機構から第2フイルタ搬
    送ドラム上を含む第2種フイルタ棒の第2搬送経
    路の途中に配設され、各第2種フイルタ棒を複数
    の第2フイルタチツプに切断する第2切断機構
    と; 周面に第2フイルタ搬送ドラムと同様なピツチ
    間隔を存して形成された第2迂回溝を有するとと
    もに、第2フイルタ搬送ドラムと同一の周速で
    夫々同期して回転駆動される1組の第2フイルタ
    迂回ドラムと; 第2フイルタ搬送ドラムに対し1組の第2フイ
    ルタ迂回ドラムが転接的に繋がるようにこれらド
    ラム相互を配置し、これらドラムの第2迂回溝及
    び第2搬送溝により、第2フイルタ搬送ドラム上
    の第2搬送経路を搬送されてくる上記第2種フイ
    ルタ棒のうち1個の第2フイルタチツプはスルー
    フイルタチツプとしてそのまま搬送させるが、残
    りの第2フイルタチツプは迂回フイルタチツプと
    して第2搬送経路から受取つて迂回搬送させ、そ
    して、再び、これら迂回フイルタチツプを先行す
    るスルーフイルタチツプから夫々所定の溝数間隔
    を存した状態で上記第2フイルタ搬送ドラムの第
    2搬送経路に戻す迂回経路を各迂回フイルタチツ
    プ毎に規定してなり、これにより、1組の第2フ
    イルタ迂回ドラムから第2搬送経路の下流に位置
    する第2搬送溝の全てに、先行の第2種フイルタ
    棒における各第2フイルタチツプと後続の第2種
    フイルタ棒における各第2フイルタチツプとを分
    配して供給する第2フイルタチツプ迂回機構と; 周面に第1及び第2フイルタ搬送ドラムと同一
    のピツチ間隔で整列溝が形成され、且つ、フイル
    タ搬送ドラムと同一の周速で回転駆動されてな
    り、上記整列溝に第1及び第2フイルタ搬送ドラ
    ムから対応するフイルタチツプ迂回機構を通過し
    た後の第1及び第2フイルタチツプを受取り、こ
    の第1及び第2フイルタチツプの受取りの後にお
    いては、各整列溝の全てに第1及び第2フイルタ
    チツプを同時に位置付けて搬送する整列ドラム
    と; 第1フイルタ搬送ドラムにおける第1フイルタ
    チツプ迂回機構よりも下流側に位置する第1搬送
    経路を含み、且つ、上記整列ドラムの整列溝にお
    いて第2フイルタチツプと一緒になるまでの第1
    フイルタチツプの移送経路の途中に配設され、各
    第1フイルタチツプを2個の第1フイルタチツプ
    半体に切断するとともに、これら第1フイルタチ
    ツプ半体間に所定の間隔を生起させるように分離
    し、これにより、整列ドラムの同じ整列溝に第1
    及び第2フイルタチツプが受け渡される際には、
    第2フイルタチツプの溝方向両側に第1フイルタ
    チツプ半体を夫々位置付けたフイルタチツプ複合
    体を形成するフイルタチツプ切断分離機構と; 整列ドラムから各フイルタチツプ複合体を受取
    るとともに、外部から供給される紙巻たばこを受
    取り、各フイルタチツプ複合体と2本の紙巻たば
    ことをチツプペーパにより連結して2本分のフイ
    ルタ付シガレツトを形成するたばこ巻上げ機構と
    を具備したことを特徴とするフイルタ付シガレツ
    トの製造装置。
JP61147165A 1986-06-25 1986-06-25 フイルタ付シガレツトの製造装置 Granted JPS633782A (ja)

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