JP3126331U - カット野菜等の包装袋 - Google Patents

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正義 大森
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株式会社トーシンウイング
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Abstract

【課題】本考案は、カットされた野菜類を傷めずに新鮮な状態で保存、搬送、展示に適し、又カット野菜類の取り出しも容易で、皿代わりにもなる包装袋を提供するものである。
【解決手段】上記課題を解決するため、本考案は、二つ折りされたフィルムの両側縁を熱刃による溶断シールで、更に、底面となる半折部の両端部より、溶着された両側縁に向け熱シールバーによるヒートシールでそれぞれ溶着し、開口部の両端部にノッチを取り付けたことを特徴とするカット野菜等の包装袋である。
【選択図】図1

Description

この考案は、包装袋から取り出した野菜をそのまま食べることのできる大きさにカットされたレタス・葱・ナス・キュウリ・人参等の野菜類を、傷めずに新鮮なまま保存、流通、展示に適した、ポリエチレン、ポリプロピレン等のフィルムで成形されたカット野菜等の包装袋に関するものである。
ファーストフーズ、ファミリーレストラン等を主体とする外食産業が飛躍的に発展し、個人消費においては、簡便性を求める今日、カット野菜に代表される一次加工野菜に対する需要が増大している。特に昨今のような核家族化あるいは単身赴任者、さらには未婚者が増える等、家庭における日常生活での食生活は量的に少なくなる傾向があり、野菜、果物等もカットされたものが重宝されている。このような需要動向のなかで、最も一般的なカット野菜の流通形態は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のフィルムで成形された透明なフィルムで包装する野菜等の包装袋である。
従来より野菜の包装袋としてポリエチレン等の透明な袋が使用されており、セロリやほうれん草などの葉もの野菜で水気を多く含んでいるものは袋の中に入れておくと徐々に水が溜まって商品が傷むことから、水切り用の孔を設けた包装袋が使用されている。
例えば、袋体の両サイドに熱溶着によるサイドシール部を設け、底部分に破線状に熱シールした間欠シール部を設けた野菜の包装袋(特許文献1参照)、或いは、包装フィルムを袋体に形成し、この袋体内に野菜を収納し、空気とともに密閉すると共に、袋体内の水分が集まる部位を底部に設けた野菜の包装袋(特許文献2参照)等を使用して保存、出荷、展示されている。
実開平6−80650号公報 特開2005−138867号公報
しかしながら、従来のような包装形態では、包装袋からカットされた野菜を取り出して食べようとした場合、包装袋の底がフラットでなく、又野菜を取り出す開口が狭いために、収納されたカット野菜を指や箸で取り出すのが難しく、更に、座りが悪いため包装袋を皿代わりに利用することができなかった。
本考案は、上記従来技術の問題点を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、二つ折りされたフィルムを、サイドウエルド機(熱刃による熔断シール、熱シールバーによるヒートシ−ル高周波シール)により溶着し、開口部にノッチを設けることにより、包装袋からカットされた野菜等を容易に取り出すと共に、皿代わりにもなる包装袋を提供するものである。
本考案は上記課題を解決するため、二つ折りされたフィルムの両側縁を熱刃による溶断シールで、更に、底面部となる二つ折りされた半折部の両端部より溶着された両側縁に向け熱シールバーによるヒートシールでそれぞれ溶着し、開口部の両端部にノッチを取り付けたカット野菜等の包装袋を特徴とする。
袋の素材は、PP単体、PE単体、PET単体、PPとPPの複合体、PPとPEの複合体、PEとPEの複合体、PETとPPとの複合体、PETとPEとの複合体の何れかによるカット野菜等の包装袋を特徴とする。
開口部の両端部に取り付けたノッチは、半円形、U字形、V字形の何れかによるカット野菜等の包装袋を特徴とする。
本考案は、開封後は包装袋の底がフラットになるので座りがよく安定している。また、開口部の開口が広くとれるので、カットされた野菜等を指で掴んで簡単に取り出すことができる。
更に、携帯に便利な大きさであるので野外などに於いて利便性が高く、指先のみで用が達するので衛生的かつ手を汚すことがない。
また、カット野菜等の充填率のアップ、包装コストの削減、輸送費の削減等が可能で、展示するときはスタンディングし易いので転倒し難く、デスプレイー効果も優れるものである。
更に、ショーケースの陳列数が増すので販売促進の効果もあり、包装袋にエアーを入れることにより壊れやすい商品の保護も可能である。
カットされた野菜等を収納する包装袋を、保存、流通、展示、更に皿代わりに利用するという目的を、フィルム袋の特定な箇所をサイドウエルド機で熔着することにより実現した。
図1は、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等のフィルムからなるカット野菜等の包装袋1を示す正面図、図2は、包装袋1の中へカット野菜等を入れた包装袋1を示す斜視図、図3は、収納されたカット野菜等を取り出すため、図2に示す包装袋1の両端部を掴んで左右に引っ張り、開口部に取り付けたノッチより底部に向けて引き裂いて開いた状態を示す斜視図である。
本考案の包装袋1は、ロール状に保管されたフィルムを所定の大きさに裁断し、次いで半折装置により該フィルムを二つに折り曲げ、包装袋1の底部となる半折部2が形成される。
二つに折り曲げたフィルムは次の工程へ移動し、該フィルムの両側縁3,3を熱刃により溶断シールして袋状に成形され、半折部2と対向する開口部4の両端部に、半円形、U字形、又はV字形のノッチ5が取り付けられる。
更に、半折部2の両端部から両側縁3,3へ向け、熱シールバーによりヒートシールされた溶着部6,7が設けられる。図1に示す実施例では、斜め方向へ2ヶ所に設けられている。
上記した通り、PE、PP等のフィルムによって成形された包装袋1は、半折部2の両隅に斜め方向へ溶着部6,7を、更に、開口部4の両端部にノッチ5が取り付けられた包装袋1から成っている。
本考案の包装袋1に、カットされた野菜等を収納する作業を、図2に示す斜視図を用いて説明する。
包装袋1の中央を手で掴んで左右へ引っ張ることにより、包装袋1は4面が三角形のテトラ状となり、開口部4の中央に、円形、U字形、又はV字形のノッチ5が位置することになる。
図2に示す開口部4の中央に位置するノッチ5と半折部2の両端部(溶着部6,7)を結ぶ線a1,a2は、図1で示される二つ折りされたフィルムの両側縁を熱刃により溶断シールされた側縁3,3を示すものである。
また、開口部4と半折部2の両端部(溶着部6,7)を結ぶ線bは、カット野菜等を収納した後溶着される箇所を示す線cの中間部イ(ロ)と半折部2の両端部(溶着部6,7)を結ぶ線で、b1,b2は、手前側フィルムの中間部イと半折部2の両端部(溶着部6,7)を結ぶ線、b3,b4は、後側フィルムの中間部ロと半折部2の両端部(溶着部6,7)を結ぶ線、dは両端の溶着部6,7を結ぶ線を示している。
したがって、包装袋1にカットされた野菜等が収納され開口部4が溶着されると、図2に示す、c−b3−b2,b2−d−b1,b1−c−b4,b4−b3−dを結ぶ4面の三角形により、テトラ状の包装袋1が形成される。
テトラ状の包装袋1に収納された野菜等を取り出すには、上記した包装袋1の開口部の溶着部eを手で掴み、左右に引っ張ることによりノッチ5箇所から半折部2の両端に設けた溶着部6,7までを切り開き、包装袋1を皿代わりに利用してカット野菜等を食べることができる。
図3は包装袋1を切り開いた状態を示すもので、包装袋1の開口部に設けた溶着部eを左右に引っ張ることにより、ノッチ5から半折部2の両端に設けた溶着部6,7を結ぶ線a1,a2(図1に示す包装袋の側縁)に沿って切り開くことができる。
カット野菜等の包装袋を示す正面図である カット野菜等を入れた包装袋を示す斜視図である 包装袋を切り開いた状態を示す斜視図である
符号の説明
1 包装袋
2 半折部
3 側縁
4 開口部
5 ノッチ
6 溶着部
7 溶着部

Claims (3)

  1. 二つ折りされたフィルムの両側縁を溶着した袋体において、底部となる半折部の両端部より両側縁へ向けて斜め方向に溶着され、開口部の両端部にノッチを取り付けたことを特徴とするカット野菜等の包装袋。
  2. 袋の素材は、PP単体、PE単体、PET単体、PPとPPの複合体、PPとPEの複合体、PEとPEの複合体、PETとPPとの複合体、PETとPEとの複合体の何れかによる請求項1記載のカット野菜等の包装袋。
  3. 開口部の両端部に取り付けたノッチは、半円形、U字形、V字形の何れかによる請求項1記載のカット野菜等の包装袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008201429A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Mito Saien Corp 包装体

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