JP3126224U - 作業着 - Google Patents

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Abstract

【課題】防護服の着替え時における粉塵の残留を抑制し、冷却効果が持続する作業着を提供する。
【解決手段】防護服6の内側に装着する作業着1は、不織布シートで構成される本体2の中央に襟孔21を備え、襟孔21を挟んで、前身頃30と後身頃40とを有している。前身頃30と後身頃40には、それぞれ保冷材を収容する収容部311〜323が設けられており、両端部に設けられた締付具5によって、両端部の距離を調節することにより、冷却効果を調整することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本考案は、アスベスト除去作業時等の粉塵環境内で使用される作業着にかかり、より詳細には体温の上昇を抑える冷却機能を有する作業着に関するものである。
従来、アスベストの除去作業などように大気中に有害な粉塵が浮遊する環境下で作業をする場合には、粉塵が透過しない材料で構成された防護服を着用する。この防護服は粉塵を遮断するため、通気性はなく、着用者の発汗や体温によって、防護服内の不快指数は極めて高くなる。
一方、アスベストのように有害物質を扱う作業を終了した場合には、防護服の表面に付着した有害粉塵をエアーカーテンのあるクリーンルームで吹き飛ばして除去し、クリーンルームの隣にある着替室で、防護服を脱ぎ、更にその隣に位置する更衣室で、通常の衣服を着る、といった着替え作業が行われる。ここで、クリーンルームでは、エアーカーテンによる粉塵除去を確実に行うために、手によって身体をはたくといった作業をする必要がある。
従来、衣服に蓄熱材を収容するポケットを設けた服が提案されている。
実開平01−125315号 実用新案登録第3087567号
しかしながら、防護服を脱ぐ着替え作業は、アスベストの除去作業をおこなう度におこなわれることとなり、クリーンルームで除去しきれなかったアスベストは、着替室で防護服を脱いだ際に空気中に飛散し、一部は、防護服の内側に装着している衣服に付着してしまうといった問題があった。
さらに、防護服は粉塵が透過しないシート材で構成されているため、通気性が悪く、防護服の内側は高温となり、かつ汗の蒸発によって高湿度となる。このため、特許文献に記載されているように、作業者の体温の上昇を抑制するために、保冷材を保持するポケットが設けられた作業着が提案されているが、防護服の内側は、高湿度であるため、保冷材の表面に結露が発生し、かえって、作業者に不快感を与えるといった問題がある。
本考案の目的は、防護服の着替え時における粉塵の残留を抑制し、冷却効果が持続する作業着を提供することにある。
以上のような問題を解決する本考案は、以下のような構成を有する。
(1) 粉塵を遮断するシート材で構成された防護服の内側に装着される作業着であって、
単一のシート材で構成され、中央部に人体の首を通す孔を有する本体を備え、
前記本体は、装着時に身体の前側に位置する正面片と、前記孔を中心として前記正面片の反対側に設けられ、装着時に身体の後側に位置する背面片とを有し、前記正面片と、背面片の少なくとも一方に、保冷材を収容する収容部を有することを特徴とする作業着。
(2) 前記シート材は、不織布で構成されている上記(1)に記載の作業着。
(3) 正面片と背面片の両端部には、正面片と背面片との距離を調整する締付具が設けられている上記(1)又は(2)に記載の作業着。
(4) 身体装着時において、前記複数の収容部は、左右方向に配列されている上記(3)に記載の作業着。
(5) 前記収容部内に収容される保冷材は、温度に応じて硬さが変化する材料で構成されている上記(4)に記載の作業着。
請求項1記載の考案によれば、単一のシート材に人体の首を通す孔を形成するのみで形成できるため、製造が容易で安価に作ることができる。また、収容部に保冷材を収容することで、作業着を着た人体に対して冷却作用を発揮させ、体温の上昇を抑制し、快適な作業環境を防護服の内側に造ることができる。
請求項2記載の考案によれば、シート材は、不織布で構成されているので、原料コストを安くでき、かつ加工コストも安くできる。このため、最終的な製造コストを低価格とできるため、安価にかつ大量に製造可能となる。このため、1回の粉塵除去作業の度に、使用された作業着を捨て、新しい作業着と交換できるので、クリーンルームで除去しきれなかった粉塵が、作業着の表面に残留するといった問題が解消される。
請求項3記載の考案によれば、正面片と背面片との距離を締付具で調整することによって、保冷材の温度に応じて、人体と保冷材との距離を調整することによって冷却効果を適宜調整することが可能となる。
請求項4記載の考案によれば、収容部が横方向へ配列されているので、の内側面が吸水材であるので、保冷材の表面の結露を吸水材が吸収する。このため、結露が人体や衣服に接触することを抑制できる。
請求項5記載の考案によれば、保冷材の温度が低い場合には、保冷材が硬くなるため、人体の表面に沿って変形不能となるため、人体に近接する領域小さくなり、人体への低温障害が抑制される。保冷材の温度が高くなると、保冷材が軟化して人体の表面に沿った形状に変形可能となるので、人体に近接する領域を広くすることができ、冷却効果を維持させることができる。
以下本考案の最良の実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案の作業着が人体に装着された状態を示す斜視図である。図2は、本考案の作業着1を平面状に展開した状態の全体平面図である。作業者は、防護服6を装着し、有害物質の除去作業等をおこなう。防護服6は、作業者の頭部も被覆し、さらにゴーグル61、マスク62等が防護服6の上から装着される。防護服6、ゴーグル61、マスク62は、アスベスト等の有害物質が透過しない材質で構成されている。そして、本考案の作業着1は、防護服6の下側に装着される。
本考案の作業着1は、シート材で構成された本体2と、本体2の片方の面に設けられた複数の収容部311・・・323、411・・・423と、本体2の略中央部に形成された穴によって襟孔21が形成されている。本体2は、襟孔21を挟んで正面片としての前身頃30と、背面片としての後身頃40とを備える。前身頃30の両端には、締付具5を構成する環状部52L、52Rがそれぞれ設けられている。さらに、後身頃40の両端には、身体装着時において環状部52L、52Rに対向する位置に締付具5を構成する締付索51L、51Rがそれぞれ設けられている。
前身頃30には、上下に2段の収容部311・・・323が設けられている。図3に示されているように、上段の収容部311、312、313は、身体胸部に対応する位置に設けられ、左右方向に隣接して配置されており、それぞれ上部に開口311a、312a、313aが設けられている。該各開口311a、312a、313aから、保冷材8がそれぞれ挿入される。
開口311a、312a、313aに重ねて蓋材33が設けられている。蓋材33は、開口311a、312a、313aに対向する端辺(上辺)と左右端辺が本体2側に縫い付けられており、下端辺をめくり上げることによって、開口311a、312a、313aが開放され、保冷材8の挿入が可能となる。
収容部311、312、313の下側に設けられた収納部321、322、323も、収容部311、312、313と同様の構成を備えており、同様に、後身頃40に設けられている収容部411、412、413及び収容部421、422、423も同様の構成を備えている。
本実施形態の作業着1では、全ての構成が不織布で構成されている。この不織布の材料は、特に限定されないが、ポリオレフィン系繊維やレーヨン系繊維などが持ちられる。特にレーヨン系繊維は、保水性が高く有用である。このため、人体に対する低温障害の発生を抑制する効果も高い。また、他の繊維を用いて、本考案の作業着1を構成した場合であっても、本体2のみ、或いは収容部311・・・323、411・・・423内の人体側の内壁を特に保水性の高い材料で構成することにより、保冷材8表面の結露水の吸収や低温障害の抑制を図ることができる。
保冷材は、ゲル状の保冷材料をビニールシートでパックされた構成を備え、保冷材料は、所定温度以下で硬化し、所定温度以上で軟化する性質を有するもの、或いは使用温度にかかわりなく、ゲル状(軟化状態)を維持するもの等、を用いることができる。なお、保冷材料を収納するビニールシートと保冷材料との間に、熱伝導率が低い材料を介挿し、保冷材料と身体との熱交換を抑制する構成とすることもできる。この場合には、より低い温度を保持し得る保冷材を用いた場合にも、低温障害を抑制できるとともに、保冷材が冷却効果を発揮できる期間を、より長くすることができる。このような熱伝導率が低い材料は、収容部の内側に設けられていてもよい。熱伝導率が低い材料とは、例えば、発泡スチロール、コルゲート紙、厚紙などが挙げられる。
図1に示されているように、本考案の作業着1は、中央の襟孔21に頭部を挿入し、前身頃30を胴体の前側に、後身頃40を胴体の後側に垂らし、左右の締付索51L、51Rをそれぞれ環状部52L、52Rへ挿通させる。挿通された締付索51L、51Rを後方へ引っ張ることによって、締付索51L、51Rと環状部52L、52Rの基端部が引き寄せられ、前身頃30と後身頃40の左右端辺が接近し、前身頃30と後身頃40を身体に密着させることができる。
図4は、本考案の作業着1を身体に装着した状態を示す横断面図である。収容部311、312、313にそれぞれ収容されている保冷材8は、所定温度(例えば摂氏0度)以下で硬化し、所定温度を超えた状態で軟化する保冷材である。使用開始時においては、保冷材8は硬くなっている状態であるため、保冷材8は板状の剛体である。このため、保冷材8は、胴体71の外周面に沿って湾曲することなく、各収容部311、312、313の間で折り曲げられ、折り曲げられた部分で、胴体71との間に隙間710、710が生じる。つまり、保冷材8の温度が低い状態では、保冷材8が作業着1を介して胴体71に近接する面積が少なくなり、人体に対する低温障害が抑制される。
さらに、図4(B)に示されているように、保冷材8の温度が上昇し、所定温度よりも高くなると、保冷材8は軟化し、胴体71の外周面に沿って変形され易くなる。つまり、保冷材8の温度が上昇した場合には、胴体71に接近する保冷材8の面積を増やすことができるので、胴体71に対する冷却効果を維持させることができる。また、締付索51L、51Rを引っ張ることによって、更に保冷材8を胴体71へ接近させることができるので、冷却効果を持続させることが可能となる。また、この際、保冷材は、さらに胴体71の表面に沿って変形・密着し、冷却効果を向上させることが可能となる。
本考案の作業着を人体に装着した状態を示す全体斜視図である。 本考案の作業着の展開図である。 本考案の作業着の部分拡大斜視図である。 本考案の作業着を人体に装着した状態を示す平断面図である。
符号の説明
1 作業着
2 本体
311〜313 収容部
321〜323 収容部
411〜413 収容部
421〜423 収容部
6 防護服
7 人体
8 保冷材

Claims (5)

  1. 粉塵を遮断するシート材で構成された防護服の内側に装着される作業着であって、
    単一のシート材で構成され、中央部に人体の首を通す孔を有する本体を備え、
    前記本体は、装着時に身体の前側に位置する正面片と、前記孔を中心として前記正面片の反対側に設けられ、装着時に身体の後側に位置する背面片とを有し、前記正面片と、背面片の少なくとも一方に、保冷材を収容する収容部を有することを特徴とする作業着。
  2. 前記シート材は、不織布で構成されている請求項1に記載の作業着。
  3. 正面片と背面片の両端部には、正面片と背面片との距離を調整する締付具が設けられている請求項1又は2に記載の作業着。
  4. 身体装着時において、前記複数の収容部は、左右方向に配列されている請求項3に記載の作業着。
  5. 前記収容部内に収容される保冷材は、温度に応じて硬さが変化する材料で構成されている請求項4に記載の作業着。
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