JP3126085U - かんざし - Google Patents

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Abstract

【課題】 棒状部材に対し装飾体を簡単に交換することができ、しかも装飾体の棒状部材に対する取付状態が安定し、簡単に外れないようにしたかんざしを提供する。
【解決手段】 頭髪等にさす棒状部材と、棒状部材に取り付けられる装飾体とからなるかんざしであって、装飾体を棒状部材へ交換可能に取り付ける構成となすと共に、この交換可能にする構成を、棒状部材を挿通させるために装飾体に設けられた挿通孔と、挿通孔の内側に設けられ摩擦係数が高い材料で構成した保持部とで構成し、挿通孔へ挿通させた棒状部材が保持部によるフリクション抵抗により装飾体を保持するように構成したことにより、前記課題を解決した。
【選択図】 図1

Description

本考案は、装飾体を簡単に交換することができるかんざしに関するものである。
かんざしは、頭髪にさす棒状部材と、この棒状部材の所定の位置に取り付けられる装飾体とからなるものが知られている。この装飾体は、ロー付けや溶接加工等により棒状部材の所定の位置に固定されているものが一般的である。
しかるに、装飾体が棒状部材に固定されていると、種類・形状・色彩が異なるかんざしを揃える場合には、所望のかんざしに応じた個数のかんざしを購入しなければならず購入費用が嵩むと共に、かんざしの個数が増えれば増えるほど収納スペースも必要となるという問題があった。また、装飾体を交換可能に棒状部材に取り付けたものが提案されているが、部品点数が増えて構造が複雑になったり装飾体の交換に時間がかかったりするという問題があった。
本考案は、前記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、棒状部材に対し装飾体を簡単に交換することができ、しかも装飾体の棒状部材に対する取付状態が安定し、簡単に外れないようにしたかんざしを提供することにある。
前記の目的を達成するための本考案に係るかんざしは、頭髪等にさす棒状部材と、この棒状部材に取り付けられる装飾体とからなるかんざしであって、前記装飾体を前記棒状部材へ交換可能に取り付ける構成となすと共に、この交換可能にする構成を、前記棒状部材を挿通させるために前記装飾体に設けられた挿通孔と、この挿通孔の内側に設けられ摩擦係数が高い材料で構成した保持部とで構成し、前記挿通孔へ挿通させた前記棒状部材が前記保持部によるフリクション抵抗により前記装飾体を保持するように構成したことを特徴とする。
この考案によれば、装飾体に設けられた挿通孔と、この挿通孔の内側に設けられ、摩擦係数が高い材料で構成した保持部とを備えたことで、装飾体の挿通孔に棒状部材を挿通させることによって、棒状部材に対して装飾体が保持部によるフリクション抵抗により保持されるので、棒状部材に対し装飾体を簡単に取り付けることができる。また、装飾体を棒状部材から引き抜くことで装飾体を簡単に取り外すことができる。従って、棒状部材に対し装飾体を簡単に交換することができ、しかも装飾体の棒状部材に対する取付状態が安定し、簡単に外れることがない。
本考案に係るかんざしにおいて、前記保持部を、円筒状又はリング状に形成し、この保持部を、接着部材又はワイヤー等の紐部材により前記挿通孔の内側に固定することが好ましい。また、本考案に係るかんざしにおいて、前記保持部を、円筒状又はリング状に形成し、前記装飾体に、前記保持部の両端部を係止する係止部を設けて、前記保持部を前記挿通孔の内側に固定することが好ましい。また、本考案に係るかんざしにおいて、前記保持部を、円筒状、リング状又は長尺状に形成し、前記挿通孔の内側に、前記保持部が嵌合する嵌合凹部を設けて、前記保持部を前記挿通孔の内側に固定することが好ましい。また、本考案に係るかんざしにおいて、前記保持部を、円筒状又はリング状に形成し、前記挿通孔の内側に、係合部を設けて、前記保持部を前記挿通孔の内側に固定することが好ましい。
また、前記の目的を達成するための本考案に係るかんざしは、頭髪等にさす棒状部材と、この棒状部材に取り付けられる装飾体とからなるかんざしであって、前記装飾体を前記棒状部材へ交換可能に取り付ける構成となすと共に、この交換可能にする構成を、前記棒状部材の外周に突出され可撓性を有する係合凸部と、前記棒状部材を挿通させるために前記装飾体に設けられた挿通孔の内側に設けられ、前記係合凸部が係合する係合凹部とで構成し、前記挿通孔へ挿通させた前記棒状部材が前記係合凸部と前記係合凹部との係合により前記装飾体を保持するように構成したことを特徴とする。
この考案によれば、棒状部材の外周に突出され可撓性を有する係合凸部と、装飾体の挿通孔の内側に設けられ、係合凸部が係合する係合凹部とを備えたことで、装飾体の挿通孔に棒状部材を挿通させることによって、係合凸部が可撓して装飾体の係合凹部に係合して装飾体が棒状部材に固定されるので、棒状部材に対し装飾体を簡単に取り付けることができる。また、装飾体を棒状部材から引き抜くことで装飾体を簡単に取り外すことができる。従って、棒状部材に対し装飾体を簡単に交換することができ、しかも装飾体の棒状部材に対する取付状態が安定し、簡単に外れることがない。
本考案に係るかんざしにおいて、前記係合凸部を、円筒状、リング状又は長尺状に形成し、この係合凸部を、接着部材又はワイヤー等の紐部材により前記棒状部材に固定することが好ましい。また、本考案に係るかんざしにおいて、前記係合凸部を、円筒状又はリング状に形成し、前記棒状部材の外面に、前記係合凸部が嵌合する嵌合凹部を設けて、前記係合凸部を前記棒状部材に固定することが好ましい。
以上説明したように本考案に係るかんざしによれば、装飾体に設けられた挿通孔と、この挿通孔の内側に設けられ、摩擦係数が高い材料で構成した保持部とを備えるか、または、棒状部材の外周に突出され可撓性を有する係合凸部と、装飾体の挿通孔の内側に設けられ、係合凸部が係合する係合凹部とを備えたので、棒状部材に対し装飾体を簡単に交換することができ、しかも装飾体の棒状部材に対する取付状態が安定し、簡単に外れることがない。
以下、本考案に係るかんざしを添付図面に基づいて詳述する。
図1及び図2は本考案に係るかんざしの一例を示す図である。図3〜図10は、本考案に係る保持部を装着体の挿通孔の内側に固定する手段を示す図である。図11〜図15は、本考案に係る係合凸部を棒状部材の外周に固定する手段を示す図である。本考案に係るかんざしは、図1及び図2に示すように、頭髪等にさす棒状部材2と、棒状部材2に取り付けられる装飾体3とからなるものである。
棒状部材2は、頭髪等に差し込んで保持されるものであり、例えば、金属材料等により棒状に形成されている。棒状部材2は、特に限定されず、例えば、装飾体3を取り付ける取付部2aと、頭髪等に差し込む差込部2bとからなる。差込部2bは、特に限定されず、1本の棒状からなるもの(図2参照。)でもよいし、二股の差し込み片からなるもの(図1参照。)でもよい。取付部2aは、特に限定されず、断面円形状、断面矩形状、断面5角以上の多角形状、断面湾曲形状等の棒状、例えば、断面円形状の棒状に形成されている。
装飾体3は、棒状部材2の取付部2aの外周に取り付けられるもので、特に限定されず、多種多様のものがある。装飾体3は、例えば、略球状で表面が装飾されているもの(図1参照。)や、扇状体を3つ連結したもの(図2参照。)等が挙げられる。装飾体3には、棒状部材2の取付部2aの外周に着脱可能に取り付けるための挿通孔4が設けられており、この挿通孔4に取付部2aを挿通させることによって、棒状部材2の取付部2aの外周に装飾体3が着脱可能、すなわち、交換可能に取り付けられている。
本考案に係るかんざし1は、装飾体3を棒状部材2へ交換可能に取り付ける構成となすと共に、この交換可能にする構成を、棒状部材2を挿通させるために装飾体3に設けられた挿通孔4と、挿通孔4の内側に設けられ摩擦係数が高い材料で構成した保持部5(図3〜図10参照。)とで構成し、挿通孔4へ挿通させた棒状部材2が保持部5によるフリクション抵抗により装飾体3を保持するように構成したことに特徴がある。また、本考案に係るかんざし1は、装飾体3を棒状部材2へ交換可能に取り付ける構成となすと共に、この交換可能にする構成を、棒状部材2の外周に突出され可撓性を有する係合凸部6と、棒状部材2を挿通させるために装飾体3に設けられた挿通孔4の内側に設けられ、係合凸部6が係合する係合凹部7とで構成し、挿通孔4へ挿通させた棒状部材2が係合凸部6と係合凹部7との係合により装飾体3を保持するように構成したことに特徴がある。すなわち、本考案に係るかんざし1の特徴は、装飾体3を棒状部材2に簡単に着脱(交換)可能に取り付けることであり、第1の手段は、摩擦係数が高い保持部5を用いることを特徴し、第2の手段は、棒状部材2に可撓性を有する係合凸部6を設けることを特徴とする。なお、図3〜図10において、便宜上、装飾体3を円筒状に形成し、同一符号を付している。
第1の手段は、棒状部材2を挿通させるために装飾体3に設けられた挿通孔4と、挿通孔4の内側に設けられ摩擦係数が高い材料で構成した保持部5とを備え、保持部5によるフリクション抵抗(摩擦力)によって装飾体3を棒状部材2に保持させるものである。保持部5は、摩擦係数が高くその摩擦力によって装飾体3を棒状部材2に保持させることが可能な高摩擦材料で形成されている。この高摩擦材料としては、特に限定されず、例えば、シリコンやゴムなどの合成樹脂等が挙げられる。保持部5の形状は、特に限定されず、例えば、円筒状、リング状及び紐状等に形成されていることが好ましい。この保持部5は、装飾体3の挿通孔4の内側に固定させた状態で設けられている。
この保持部5の固定A手段は、特に限定されないが、例えば、図3〜図10に示すように、1.接着部材21を用いたり(図3参照。)、2.ワイヤーや糸等の紐部材22を用いたり(図4参照。)、3.装飾体3に保持部5の両端部を係止する係止部23を設けたり(図5〜図8参照。)、4.挿通孔4の内側に保持部5が嵌合する嵌合凹部24を設けたり(図9参照。)、5.挿通孔4の内側に係合部25を設けたり(図10参照。)してもよい。
第1固定A手段は、図3に示すように、装飾体3の挿通孔4の内側に接着部材を用いて保持部5を固定するものである。接着部材21としては、保持部5を挿通孔4の内側に接着させることができれば特に限定されず、接着剤や粘着テープ等が挙げられる。この接着部材21、例えば、接着剤を挿通孔4の内側に塗布し、この接着剤を介して、例えば、円筒状の保持部5a(図3(a)参照。)やリング状の保持部5b(図3(b)参照。)を挿通孔4の内側に固定するようにしてもよい。なお、リング状の保持部5bの個数は、特に限定されず、図3(b)に示すように2個でもよいし、1個でも3個以上でもよい。
第2固定A手段は、図4に示すように、装飾体3の挿通孔4の内側にワイヤーや糸等の紐部材22を用いて保持部5を固定するものである。紐部材22としては、保持部5を挿通孔4の内側に固定させることができれば特に限定されず、ワイヤーや糸等が挙げられる。この紐部材22を用いて、円筒状の保持部5a(図4(a)参照。)やリング状の保持部5b(図4(b)参照。)を縛り付けて挿通孔4の内側に固定するようにしてもよい。紐部材22の縛り付け方法は、特に限定されるものではない。なお、リング状の保持部5bの個数は、特に限定されず、図4(b)に示すように1個でもよいし、2個以上でもよい。
第3固定A手段は、図5〜図8に示すように、装飾体3に設けた係止部23により保持部5の両端部を係止させて装飾体3の挿通孔4の内側に保持部5を固定するものである。係止部23は、保持部5を挿通孔4の内側に固定させることができれば特に限定されず、爪部23aを設けたり、装飾体3の挿通孔4の両端部を絞って絞り部23bを形成したりするようにしてもよい。例えば、爪部23aは、装飾体3の挿通孔4の両端部の近傍にそれぞれ設けられ、円筒状の保持部5a(図5参照。)やリング状の保持部5b(図6参照。)を装飾体3の挿通孔4内に挿入した後、爪部23aを折り曲げて保持部5の両端部を爪部23aに係止させて挿通孔4の内側に保持部5を固定するようにしてもよい。爪部23aの個数は、2つでも3つでもよいし、4つ以上でもよい。爪部23aの配置は、特に限定されないが、略等間隔で配置されていることが好ましい。また、この装飾体3を変形させて保持部5(挿通孔4)を例えば略楕円状に変形させるようにしてもよい(図5(c)参照。)。
また、円筒状の保持部5a(図7参照。)やリング状の保持部5b(図8参照。)を装飾体3の挿通孔4内に挿入した後、この装飾体3の挿通孔4の両端部を絞って絞り部23bを形成してこの絞り部23bで保持部5の両端部を係止させて挿通孔4の内側に保持部5を固定するようにしてもよい。また、この装飾体3を変形させて保持部5(挿通孔4)を例えば略楕円状に変形させるようにしてもよい(図7(d)及び図8(d)参照。)。なお、リング状の保持部5の個数は、特に限定されない。
第4固定A手段は、図9に示すように、装飾体3の挿通孔4の内側に保持部5が嵌合する嵌合凹部24を設けて保持部5を固定するものである。嵌合凹部24は、保持部5を嵌合させることができれば特に限定されず、例えば、円筒状の保持部5a(図9(a)参照。)を嵌合する場合には円筒状に形成したり、リング状の保持部5b(図9(b)参照。)を嵌合する場合には、断面半円状のリング状に形成したり、紐状の保持部5c(図9(c)参照。)を嵌合する場合には、螺旋状に形成したりしてもよい。なお、リング状の保持部5bの個数は、特に限定されず、図9(b)に示すように1個でもよいし、2個以上でもよい。
第5固定A手段は、図10に示すように、装飾体3の挿通孔4の内側に係合部25を設けて保持部5を固定するものである。係合部25としては、保持部5を係合させることができれば特に限定されず、例えば、凸部を設けたり、挿通孔4の内側にネジ山を設けてたりしてもよい。
第2の手段は、棒状部材2の外周に突出され可撓性を有する係合凸部6と、棒状部材2を挿通させるために装飾体3に設けられた挿通孔4の内側に設けられ、係合凸部6が係合する係合凹部7とを備え、挿通孔4へ挿通させた棒状部材2が係合凸部6と係合凹部7との係合により装飾体3を保持するように構成したものである。係合凸部6は、可撓性を有して係合凹部7と係合するものであれば特に限定されず、例えば、シリコンやゴムなどの合成樹脂等により形成されている。係合凸部6の形状は、特に限定されず、例えば、円筒状及びリング状等に形成されていることが好ましい。この係合凸部6は、棒状部材2の取付部2aに固定させた状態で設けられている。なお、装飾体3の挿通孔4を形成する内壁を可撓性を有する材料で形成するようにしてもよい。
係合凸部6の固定B手段は、特に限定されないが、例えば、図11〜図15に示すように、1.接着部材31を用いたり(図11参照。)、2.ワイヤーや糸等の紐部材32を用いたり(図12参照。)、3.棒状部材2の外面に係合凸部6が嵌合する嵌合凹部33を設けたり(図13〜図15参照。)してもよい。
第1固定B手段は、図11に示すように、棒状部材2の取付部2aの外面に接着部材31を用いて係合凸部6を固定するものである。接着部材31としては、係合凸部6を接着させることができれば特に限定されず、接着剤や粘着テープ等が挙げられる。この接着部材31、例えば、接着剤を取付部2aの外面に塗布し、この接着剤を介して、例えば、円筒状の係合凸部6a(図11(a)参照。)やリング状の係合凸部6b(図11(b)参照。)を取付部2aの外面に固定するようにしてもよい。なお、リング状の係合凸部6bの個数は、特に限定されず、図11(b)に示すように2個でもよいし、1個でも3個以上でもよい。
第2固定B手段は、図12に示すように、棒状部材2の取付部2aの外面にワイヤーや糸等の紐部材32を用いて係合凸部6を固定するものである。紐部材32としては、係合凸部6を固定させることができれば特に限定されず、ワイヤーや糸等が挙げられる。この紐部材32を用いて、円筒状の係合凸部6a(図12(a)参照。)やリング状の係合凸部6b(図12(b)参照。)を縛り付けて棒状部材2の取付部2aの外面に固定するようにしてもよい。紐部材32の縛り付け方法は、特に限定されるものではない。なお、リング状の係合凸部6bの個数は、特に限定されず、図12(b)に示すように4個でもよいし、1〜3個でもよいし、5個以上でもよい。
第3固定B手段は、図13〜図15に示すように、棒状部材2の取付部2aの外面に係合凸部6が嵌合する嵌合凹部33を設けて係合凸部6を固定するものである。嵌合凹部33は、係合凸部6を嵌合させることができれば特に限定されず、例えば、円筒状の係合凸部6a(図13参照。)を嵌合する場合には円筒状に形成したり、リング状の係合凸部6b(図14参照。)を嵌合する場合には、断面半円状のリング状に形成したりしてもよい。この場合、円筒状の係合凸部6a及びリング状の係合凸部6bの内径は、取付部2aの外径より小さな径で形成されていることが好ましい。また、嵌合凹部33は、例えば、図15に示すように、棒状部材2の取付部2aの外面に2つの突起34を設けてこの突起34と取付部2aの外面とで嵌合凹部33として形成するようにしてもよい。この場合、円筒状の係合凸部6a及びリング状の係合凸部6bの内径は、取付部2aの外径と略同じ寸法で形成されていることが好ましい。なお、リング状の係合凸部6bの個数は、特に限定されない。
次に本考案に係るかんざし1の作用を説明する。
装飾体3は、棒状部材2の取付部2aに取り付けられている。この装飾体3の取付部2aへの取付は、装飾体3の挿通孔4の内側に保持部5を設けて、この保持部5の摩擦力によって装飾体3を棒状部材2に保持させている第1の手段と、図1及び図2に示すように、棒状部材2に可撓性を有する係合凸部6を設け、装飾体3に係合凸部6が係合する係合凹部7を有する挿通孔4を設けて、係合凸部6と係合凹部7とを係合させて装飾体3を棒状部材2に保持させている第2の手段とがある。
第1の手段の場合には、例えば、片方の手で棒状部材2を掴むと共に、残りの片方の手で装飾体3を掴み、棒状部材2を装飾体3の挿通孔4から抜ける方向に引っ張る。この力が保持部5と棒状部材2(取付部2a)との間に作用する摩擦力より大きいと、棒状部材2が装飾体3の挿通孔4から抜けて、装飾体3を取り外すことができる。この装飾体3又は別の装飾体3を取り付けるには、例えば、片方の手で棒状部材2を掴むと共に、残りの片方の手で装飾体3を掴み、棒状部材2を装飾体3の挿通孔4内に挿通させる。この力が保持部5と棒状部材2(取付部2a)との間に作用する摩擦力より大きいと、棒状部材2が装飾体3の挿通孔4に挿通される。棒状部材2の取付部2aの所望の位置に装飾体3が位置されたら、作用させた力を止める。これにより、保持部5の摩擦力によって装飾体3が棒状部材2(取付部2a)に保持(固定)された状態で取り付けられるので、装飾体3の取付を容易に行うことができる。従って、装飾体3の着脱及び交換を簡単に行うことができ、しかも装飾体3の棒状部材2に対する取付状態が安定し、装飾体3が棒状部材2から簡単に外れることがない。
第2の手段の場合には、例えば、片方の手で棒状部材2を掴むと共に、残りの片方の手で装飾体3を掴み、棒状部材2を装飾体3の挿通孔4から抜ける方向に引っ張る。この力が係合凸部6が可撓して棒状部材2が装飾体3の挿通孔4から抜け得る力より大きいと、棒状部材2が装飾体3の挿通孔4から抜けて、装飾体3を取り外すことができる。この装飾体3又は別の装飾体3を取り付けるには、例えば、片方の手で棒状部材2を掴むと共に、残りの片方の手で装飾体3を掴み、棒状部材2を装飾体3の挿通孔4内に挿通させる。この力が係合凸部6が可撓してこの係合凸部6が装飾体3の係合凹部7内に係合し得る力より大きいと、棒状部材2が装飾体3の挿通孔4に挿通されつつ係合凸部6が装飾体3の係合凹部7内に係合する。これにより、装飾体3が棒状部材2(取付部2a)に係合された状態で取り付けられるので、装飾体3の取付を容易に行うことができる。従って、装飾体3の着脱及び交換を簡単に行うことができ、しかも装飾体3の棒状部材2に対する取付状態が安定し、装飾体3が棒状部材2から簡単に外れることがない。
このように、本考案に係るかんざしは、装飾体3に挿通孔4を設け、この挿通孔4の内側に、摩擦係数が高い保持部5を設けるか、棒状部材2の外周に、可撓性を有する係合凸部6を設け、装飾体3に係合凹部7を有する挿通孔4を設けたので、装飾体3の着脱及び交換を簡単に行うことができ、しかも装飾体3の棒状部材2に対する取付状態が安定し、装飾体3が棒状部材2から簡単に外れることがない。このため、種類・形状・色彩が異なるかんざしを揃える場合には、種類・形状・色彩が異なる装飾体3のみを揃えればよく、購入費用を少なくすることができる。また、異なる棒状部材2や同じ棒状部材2を揃えれば、別のかんざしや予備のかんざしとして用いることができ、組み合わせを自由自在に選択することができると共に、少ない収納スペースで収容することが可能となる。
以上説明したように本考案に係るかんざしは、装飾体に設けられた挿通孔と、この挿通孔の内側に設けられ、摩擦係数が高い材料で構成した保持部とを備えるか、または、棒状部材の外周に突出され可撓性を有する係合凸部と、装飾体の挿通孔の内側に設けられ、係合凸部が係合する係合凹部とを備えたので、棒状部材に対し装飾体を簡単に交換することができ、しかも装飾体の棒状部材に対する取付状態が安定し、簡単に外れることがないことから、種類・形状・色彩が異なるかんざしを揃える場合には、装飾体のみを揃えばよく、購入費用が少なくなると共に、管理し易く、かつ、収納スペースも小さくてすむ。
本考案に係るかんざしの一例を示す図で、(a)は全体図、(b)は要部を示す断面図である。 本考案に係るかんざしの一例を示す図で、(a)は全体図、(b)は要部を示す断面図である。 本考案に係る保持部を装着体の挿通孔の内側に固定する第1固定A手段を示す図で、(a)は本考案に係る保持部が円筒状に形成されている一例を示す概略一部側断面図、(b)は本考案に係る保持部がリング状に形成されている一例を示す概略側断面図である。 本考案に係る保持部を装着体の挿通孔の内側に固定する第2固定A手段を示す図で、(a)は本考案に係る保持部が円筒状に形成されている一例を示す概略側断面図、(b)は本考案に係る保持部がリング状に形成されている一例を示す概略側断面図である。 本考案に係る円筒状の保持部を装着体の挿通孔の内側に固定する第3固定A手段の一例を示す図で、(a)は概略一部側断面図、(b)は平面図、(c)は平面図である。 本考案に係るリング状の保持部を装着体の挿通孔の内側に固定する第3固定A手段の一例を示す図で、(a)は概略側断面図、(b)は概略側断面図、(c)は平面図である。 本考案に係る円筒状の保持部を装着体の挿通孔の内側に固定する第3固定A手段の他の例を示す図で、(a)は概略一部側断面図、(b)は概略側面図、(c)は平面図、(d)は平面図である。 本考案に係る円筒状の保持部を装着体の挿通孔の内側に固定する第3固定A手段の他の例を示す図で、(a)は概略側断面図、(b)は概略側面図、(c)は平面図、(d)は平面図である。 本考案に係る保持部を装着体の挿通孔の内側に固定する第4固定A手段を示す図で、(a)は本考案に係る保持部が円筒状に形成されている一例を示す概略側断面図、(b)は本考案に係る保持部がリング状に形成されている一例を示す概略側断面図、(c)は本考案に係る保持部が紐状に形成されている一例を示す概略側断面図である。 本考案に係る保持部を装着体の挿通孔の内側に固定する第5固定A手段を示す図で、(a)は本考案に係る保持部が円筒状に形成されている一例を示す概略一部側断面図、(b)は本考案に係る保持部がリング状に形成されている一例を示す概略側断面図である。 本考案に係る保持部を棒状部材に固定する第1固定B手段を示す図で、(a)は本考案に係る保持部が円筒状に形成されている一例を示す概略側断面図、(b)は本考案に係る保持部がリング状に形成されている一例を示す概略側断面図である。 本考案に係る保持部を棒状部材に固定する第2固定B手段を示す図で、(a)は本考案に係る保持部が円筒状に形成されている一例を示す概略側面図、(b)は本考案に係る保持部がリング状に形成されている一例を示す概略側面図である。 本考案に係る保持部を棒状部材に固定する第3固定B手段の一例を示す図で、(a)は棒状部材の要部を示す概略側面図、(b)は保持部を固定した状態を示す概略側面図である。 本考案に係る保持部を棒状部材に固定する第3固定B手段の他の例を示す図で、(a)は棒状部材の要部を示す概略側面図、(b)は保持部を固定した状態を示す概略側面図である。 本考案に係る保持部を棒状部材に固定する第3固定B手段の他の例を示す図で、(a)は棒状部材の要部を示す概略側面図、(b)は保持部を固定した状態を示す概略側面図、(c)は保持部を固定した状態を示す概略側面図である。
符号の説明
1 かんざし
2 棒状部材
3 装飾体
4 挿通孔
5 保持部
6 係合凸部
7 係合凹部
21 接着部材
22 紐部材
23 係止部
24 嵌合凹部
25 係合部
31 接着部材
32 紐部材
33 嵌合凹部

Claims (8)

  1. 頭髪等にさす棒状部材と、この棒状部材に取り付けられる装飾体とからなるかんざしであって、
    前記装飾体を前記棒状部材へ交換可能に取り付ける構成となすと共に、この交換可能にする構成を、前記棒状部材を挿通させるために前記装飾体に設けられた挿通孔と、この挿通孔の内側に設けられ摩擦係数が高い材料で構成した保持部とで構成し、前記挿通孔へ挿通させた前記棒状部材が前記保持部によるフリクション抵抗により前記装飾体を保持するように構成したことを特徴とする、かんざし。
  2. 前記保持部を、円筒状又はリング状に形成し、この保持部を、接着部材又はワイヤー等の紐部材により前記挿通孔の内側に固定するようにしたことを特徴とする、請求項1に記載のかんざし。
  3. 前記保持部を、円筒状又はリング状に形成し、前記装飾体に、前記保持部の両端部を係止する係止部を設けて、前記保持部を前記挿通孔の内側に固定するようにしたことを特徴とする、請求項1に記載のかんざし。
  4. 前記保持部を、円筒状、リング状又は長尺状に形成し、前記挿通孔の内側に、前記保持部が嵌合する嵌合凹部を設けて、前記保持部を前記挿通孔の内側に固定するようにしたことを特徴とする、請求項1に記載のかんざし。
  5. 前記保持部を、円筒状又はリング状に形成し、前記挿通孔の内側に、係合部を設けて、前記保持部を前記挿通孔の内側に固定するようにしたことを特徴とする、請求項1に記載のかんざし。
  6. 頭髪等にさす棒状部材と、この棒状部材に取り付けられる装飾体とからなるかんざしであって、
    前記装飾体を前記棒状部材へ交換可能に取り付ける構成となすと共に、この交換可能にする構成を、前記棒状部材の外周に突出され可撓性を有する係合凸部と、前記棒状部材を挿通させるために前記装飾体に設けられた挿通孔の内側に設けられ、前記係合凸部が係合する係合凹部とで構成し、前記挿通孔へ挿通させた前記棒状部材が前記係合凸部と前記係合凹部との係合により前記装飾体を保持するように構成したことを特徴とする、かんざし。
  7. 前記係合凸部を、円筒状、リング状又は長尺状に形成し、この係合凸部を、接着部材又はワイヤー等の紐部材により前記棒状部材に固定するようにしたことを特徴とする、請求項6に記載のかんざし。
  8. 前記係合凸部を、円筒状又はリング状に形成し、前記棒状部材の外面に、前記係合凸部が嵌合する嵌合凹部を設けて、前記係合凸部を前記棒状部材に固定するようにしたことを特徴とする、請求項6に記載のかんざし。
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