JP3126073U - 端子コネクタの掛止構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】端子プラグを端子コネクタに脱落しにくい状態で結合させることができる、端子コネクタの掛止構造の提供。
【解決手段】外殼体31を備え、外殼体の2つの相対する面に開口部32及び端子ピン33をそれぞれ設け、そのうち、外殼体の一表面上に少なくとも1つの押圧フック部材34を設置し、押圧フック部材の背面中間部を下方向に延伸し外殼体表面に接続した接続部35を設け、押圧フック部材の両端にフック端36及び押圧端37をそれぞれ設置し、フック端の背面を下方向に延伸してフック部38を形成し、フック部を開口部箇所に突出させ、これにより、端子コネクタ3の開口部に端子プラグ4を対応させて挿入したとき、端子コネクタの押圧フック部材が端子プラグの一端を掛止し、端子プラグが端子コネクタから抜け落ちにくい状態で結合される。
【選択図】図4

Description

本考案は端子コネクタに関し、特に、前記端子コネクタの開口部に端子プラグが対応して挿入され、前記端子コネクタの押圧フック部材が前記端子プラグの一端を掛止し、前記端子プラグと前記端子コネクタを結合させたとき脱落しにくい、端子コネクタの掛止構造に関する。
図1及び図2に従来の端子コネクタの立体図及び端子プラグとの結合図をそれぞれ示す。これらの図に示すように、前記端子コネクタ1は外殼体11を備え、前記外殼体11の2つの相対する面に開口部12及び端子ピン13がそれぞれ設けられ、前記端子コネクタ1の開口部12に端子プラグ2が対応して挿入され(図2参照)、一般的に、前記端子コネクタ1と前記端子プラグ2を対応させて連結すると、端子ピン13を介して電気的接続が形成され、電気信号の伝達という目的を達することができる。しかしながら、従来の端子コネクタ1と端子プラグ2は脱落防止構造の設計が施されておらず、使用者が使用する過程において、往々にして不適切な引っ張りにより端子コネクタ1と端子プラグ2が徐々に緩み抜け落ちてしまい、データ伝送の過程においてエラーメッセージが発生し、使用者が知らず知らずのうちに誤った判断を下してしまうことがあるため、端子コネクタ1と端子プラグ2の連結関係を強化することができれば、従来の端子コネクタが抜け落ちやすいために電気的接続の不良が発生する等の問題を克服することができる。
上述の端子コネクタの欠点に鑑みて、本考案の考案者はその不完全さに感じ入り、その関連産業における長年の経験に基づき研究を重ね、前記端子コネクタの開口部に端子プラグを対応させて挿入したとき、前記端子コネクタの押圧フック部材で前記端子プラグの一端を掛止し、前記端子プラグを前記端子コネクタに脱落しにくい状態で結合させることができる、端子コネクタの掛止構造の開発に至った。
本考案の主な目的は、前記端子プラグを前記端子コネクタに脱落しにくい状態で結合させることができる、端子コネクタの掛止構造を提供することにある。
上述の目的を達するため、本考案は次のように実現される。本考案の端子コネクタの掛止構造は、外殼体を備え、前記外殼体の2つの相対する面に開口部及び端子ピンをそれぞれ設け、前記外殼体の一表面上に少なくとも1つの押圧フック部材を設置し、前記押圧フック部材の背面中間部を下方向に延伸し前記外殼体表面に接続する接続部を設け、前記押圧フック部材の両端にフック端及び押圧端をそれぞれ設置し、前記フック端の背面を下方向に延伸してフック部を形成し、前記フック部を前記開口部の箇所に突出させ、これにより、前記端子コネクタの開口部に端子プラグを対応させて挿入したとき、前記端子コネクタの押圧フック部材が前記端子プラグの一端を掛止し、前記端子プラグが前記端子コネクタに抜け落ちにくい状態で結合される。
以下、本考案の目的、特徴及び効果についてより深い理解を促すため、具体的な実施形態と図面に基づき、本考案について詳細に説明する。
[実施形態1]
図3、図4に本考案の立体図及び端子プラグとの結合図をそれぞれ示す。これらの図に示すように、前記端子コネクタ3は外殼体31を備え、前記外殼体31の2つの相対する面に開口部32及び端子ピン33をそれぞれ設け、そのうち、前記外殼体31の一表面上に押圧フック部材34を設置し、前記押圧フック部材34の背面中間部を下方向に延伸し前記外殼体31表面に接続する接続部35を設け、前記押圧フック部材34の両端にフック端36及び押圧端37をそれぞれ設置し、前記フック端36の背面を下方向に延伸し、前側に斜面を有するフック部38を形成し、前記フック部36を前記開口部32の箇所に突出させ、前記押圧端37の表面に複数の滑り止め突起39を設置する。前記端子コネクタ3の開口部32に端子プラグ4を対応させて挿入する(図4参照)と、前記押圧フック部材34のフック部38が前記端子プラグ4の一端を掛止し、前記端子プラグ4が前記端子コネクタ3に抜け落ちにくい状態で結合され、前記端子プラグ4と端子コネクタ3を分離するときは、前記押圧フック部材34の押圧端37を押すと、前記押圧フック部材34のフック端36が持ち上がり、前記端子プラグ4を前記端子コネクタ3の開口部32から抜き取ることができる。
[実施形態2]
また、図5、図6に本考案の押圧フック部材の別の実施形態の立体図及びその端子プラグとの結合図をそれぞれ示す。これらの図に示すように、前記端子コネクタ3及び押圧フック部材34の基本構造は同じであるが、前記押圧フック部材34の押圧端37の表面に滑り止め突起を設けなくとも、下方向に押すと簡単にフック端36を持ち上げることができ、前記端子プラグ4を楽に抜き取ることができる。
[実施形態3]
さらに、図7、図8に本考案の押圧フック部材のさらに別の実施形態の立体図及びその端子プラグとの結合図をそれぞれ示す。これらの図に示すように、前記端子コネクタ3及び押圧フック部材34の基本構造は同じであるが、前記端子コネクタ3の外殼体31上に2つの押圧フック部材34を設けてもよく、これら2つの押圧フック部材34は主に前記端子プラグ3に対する保持力を強化するための設計であり、前記端子プラグ4に前記両2つの対称の押圧フック部材34の保持力を平均的に受けさせることができる。
本考案の構造設計により、前記端子コネクタの開口部に端子プラグを対応させて挿入し、前記端子コネクタの押圧フック部材で前記端子プラグの一端を掛止させ、前記端子プラグを前記端子コネクタから抜け落ちにくい状態で結合させることができる。
上述のように、本考案の端子コネクタの掛止構造の設計は、これまでにない初めての応用であり、その構成は簡単かつ実用的で、実用新案登録の実用性及び進歩性を満たしていると同時に、合理的な創作であるため、法に基づきここに実用新案登録を出願するものである。
従来の端子コネクタの立体図である。 従来の端子コネクタと端子プラグを結合させた状態の立体図である。 本考案の立体図である。 本考案の端子コネクタと端子プラグを結合させた状態の立体図である。 本考案の押圧フック部材の実施形態2の立体図である。 図5の端子コネクタと端子プラグを結合させた状態の立体図である。 本考案の押圧フック部材の実施形態3の立体図である。 図7の端子コネクタと端子プラグを結合させた状態の立体図である。
符号の説明
1…端子コネクタ
11…外殼体
12…開口部
13…端子ピン
2…端子プラグ
3…端子コネクタ
31…外殼体
32…開口部
33…端子ピン
34…押圧フック部材
35…接続部
36…フック端
37…押圧端
38…フック部
39…滑り止め突起
4…端子プラグ

Claims (2)

  1. 端子コネクタの掛止構造であって、外殼体を備え、前記外殼体の2つの相対する面に開口部及び端子ピンをそれぞれ設け、そのうち、前記外殼体の一表面上に少なくとも1つの押圧フック部材を設置し、前記押圧フック部材の背面中間部を下方向に延伸し前記外殼体表面に接続した接続部を設け、前記押圧フック部材の両端にフック端及び押圧端をそれぞれ設置し、前記フック端の背面を下方向に延伸してフック部を形成し、前記フック部を前記開口部箇所に突出させることを特徴とする、端子コネクタの掛止構造。
  2. 前記端子コネクタの外殼体上に2つの押圧フック部材を設けた、請求項1に記載の端子コネクタの掛止構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011249230A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Tyco Electronics Japan Kk 電気コネクタ組立体
CN104994679A (zh) * 2015-07-02 2015-10-21 常州鼎润电子科技有限公司 定位型柔性线路板
JP2020173910A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 矢崎総業株式会社 コネクタ

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