JP3126052B2 - 流体継手の締結力制御装置 - Google Patents

流体継手の締結力制御装置

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JP3126052B2
JP3126052B2 JP03338367A JP33836791A JP3126052B2 JP 3126052 B2 JP3126052 B2 JP 3126052B2 JP 03338367 A JP03338367 A JP 03338367A JP 33836791 A JP33836791 A JP 33836791A JP 3126052 B2 JP3126052 B2 JP 3126052B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロックアップ手段が設
けられた流体継手の締結力制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動変速機を備えた車両におい
ては、エンジンと変速歯車機構との間の動力伝達経路
に、流体継手の一種であるトルクコンバータが介設され
る。かかるトルクコンバータは、エンジン出力軸と一体
回転して作動油を吐出するポンプ(駆動側部材)と、ポン
プから吐出された作動油によって駆動されタービンシャ
フト(変速歯車機構の入力軸)と一体回転するタービン
(被駆動側部材)と、ポンプ・タービン間の作動油の流れ
を規制するステータとを備え、エンジンの出力トルク
を、ポンプ・タービン間の回転差に応じて増大させて変
速歯車機構に伝達するようになっている。
【0003】しかしながら、かかるトルクコンバータに
おいては、作動油を介して駆動側から被駆動側にトルク
を伝達する関係上、作動油の粘性抵抗等によって比較的
大きな動力損失が生じるといった問題がある。そこで、
通常、トルクコンバータには、必要に応じてエンジン出
力軸(ポンプ)とタービンシャフト(タービン)とを直結さ
せるロックアップクラッチが設けられる。かかるロック
アップクラッチは、トルクコンバータのトルク増大作用
がそれほど必要とされない所定の運転領域(例えば、低
負荷領域)で締結され、このときエンジン側のトルクが
作動油を介さずに直接変速歯車機構側に伝達され、上記
動力損失が低減される。
【0004】ところが、ロックアップクラッチを締結し
て、エンジン側と変速歯車機構側とを直結した場合、低
回転領域では、エンジンのトルク変動ないし回転速度変
動が直接的に変速歯車機構に伝達され、変速歯車機構に
振動ないしがたつきが生じてしまう。このため、普通の
ロックアップクラッチでは、それほど低回転領域までは
ロックアップ領域を広げることができない。そこで、ロ
ックアップクラッチの締結力を変化させる締結力可変手
段と、ロックアップクラッチの締結力が所定の目標値に
追従するように上記締結力可変手段をフィードバック制
御するフィードバック制御手段とを設け、所定の運転領
域では、ロックアップクラッチの締結力を弱めてクラッ
チ板にスリップを生じさせ、かかるスリップによってエ
ンジン側のトルク変動ないし回転速度変動を吸収すると
いった制御、いわゆるスリップ制御を行なうようにした
トルクコンバータが提案されている(例えば、特公昭6
3−13060号公報参照)。かかるスリップ制御を行
なうようにしたトルクコンバータでは、従来はロックア
ップが困難であった低回転領域でも支障なくロックアッ
プ(スリップ状態)を行なうことができ、エンジンの燃費
性能が高められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、ロックアップクラッチの締結力をフィードバック
制御することによってスリップ制御を行なうようにした
従来のトルクコンバータでは、車両の運転状態が様々に
変化するので、特定の運転領域ではフィードバック制御
に乱れが生じるといった問題がある。例えば、低回転領
域からの加速時には、締結力のわずかな変化によってで
もタービンシャフトに大きな回転速度変化が生じるの
で、ハンチングを起こしやすくなり、スリップ制御の安
定性が悪くなる。また、減速時にロックアップクラッチ
を締結する際、最初にクラッチ板に過度なスリップが生
じると、エンジン回転数が低下してしまい、この後エン
ジン回転の立ち上がりが悪くなる。本発明は、上記従来
の問題点を解決するためになされたものであって、ロッ
クアップクラッチを備えたトルクコンバータその他の流
体継手の締結力制御装置において、ロックアップクラッ
チの締結力をフィードバック制御する場合の制御安定性
を高めることができる流体継手の締結力制御装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、第1の発明は、(i)流体を吐出する駆動側部材
と、該駆動側部材から吐出された流体によって駆動され
る被駆動側部材と、駆動側部材と被駆動側部材とを直結
させることができるロックアップ手段と、該ロックアッ
プ手段の締結力を変化させることができる締結力可変手
段とが設けられた流体継手の締結力制御装置において、
(ii)ロックアップ手段の締結力が所定の目標値に追従
するように、締結力可変手段をフィードバック制御する
フィードバック制御手段と、該フィードバック制御手段
の所定の制御特性を、エンジン出力が所定値以上のとき
と該所定値未満のときとで切り替える制御特性切替手段
とが設けられ、(iii)制御特性切替手段によって切り
替えられる所定の制御特性が、フィードバック制御の演
算周期であって、(iv)ロックアップ手段が駆動スリッ
プ状態にあるときの演算周期が、減速スリップ状態にあ
るときの演算周期より大きい値に設定されることを特徴
とする流体継手の締結力制御装置を提供する。
【0007】第2の発明は、(i)流体を吐出する駆動
側部材と、該駆動側部材から吐出された流体によって駆
動される被駆動側部材と、駆動側部材と被駆動側部材と
を直結させることができるロックアップ手段と、該ロッ
クアップ手段の締結力を変化させることができる締結力
可変手段とが設けられた流体継手の締結力制御装置にお
いて、(ii)ロックアップ手段の締結力が所定の目標値
に追従するように、締結力可変手段をフィードバック制
御するフィードバック制御手段と、該フィードバック制
御手段の所定の制御特性を、スロットル開度が所定値以
上のときと該所定値未満のときとで切り替える制御特性
切替手段とが設けられ、(iii)制御特性切替手段によ
って切り替えられる所定の制御特性が、フィードバック
制御の演算周期であって、(iv)ロックアップ手段が駆
動スリップ状態にあるときの演算周期が、減速スリップ
状態にあるときの演算周期より大きい値に設定されるこ
とを特徴とする流体継手の締結力制御装置を提供する。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
図2に示すように、自動変速機ATには、トルクコンバ
ータ1と、多段式の変速歯車機構10とが設けられてい
る。なお、トルクコンバータ1は請求項1、2に記載さ
れた流体継手に相当する。
【0013】トルクコンバータ1には、エンジン出力軸
2に連結されたケース3内に取り付けられエンジン出力
軸2と一体回転して作動油を吐出するポンプ4と、該ポ
ンプ4と対向するように配置されポンプ4から吐出され
る作動油によって回転駆動されるタービン5と、ポンプ
4とタービン5との間に配置されポンプ・タービン間の
作動油の流れを規制するステータ6とが設けられてい
る。ステータ6は、ワンウェイクラッチ7を介して変速
機ケース11に固定されている。そして、タービン5の
回転はパイプ状のタービンシャフト8を介して変速歯車
機構10に伝達されるようになっている。なお、ポンプ
4とタービン5とは、夫々、請求項1,2に記載された
駆動側部材と被駆動側部材とに相当する。さらに、トル
クコンバータ1には、後で説明するように、運転状態に
応じてエンジン出力軸2とタービンシャフト8とを直結
(スリップ状態を含む)させるロックアップクラッチ30
が設けられている。なお、ロックアップクラッチ30
は、請求項1、2に記載されたロックアップ手段に相当
する。また、エンジン出力軸2には、タービンシャフト
8の中空部を貫通するシャフト9が連結され、このシャ
フト9によってオイルポンプ90が回転駆動されるよう
になっている。
【0014】変速歯車機構10には、プラネタリギヤシ
ステム12が設けられている。そして、プラネタリギヤ
システム12には、タービンシャフト8に遊嵌されたス
モールサンギヤ13と、該スモールサンギヤ13の後方
(図2では左側)でタービンシャフト8に遊嵌されたラー
ジサンギヤ14と、スモールサンギヤ13と噛み合う複
数のショートピニオンギヤ15(1つのみ図示)と、前部
(図2では右側)がショートピニオンギヤ15と噛み合い
後部がラージサンギヤ14と噛み合うロングピニオンギ
ヤ16と、ショートピニオンギヤ15とロングピニオン
ギヤ16とを回転自在に支持するキャリア17と、ロン
グピニオンギヤ16と噛み合うリングギヤ18とが設け
られている。ここで、リングギヤ18は出力ギヤ19に
連結されている。
【0015】プラネタリギヤシステム12内での動力伝
達経路を切り替えるために、すなわち変速比ないし前進
・後退を切り替えるために、各種摩擦締結要素が設けら
れている。具体的には、タービンシャフト8とスモール
サンギヤ13との間に、フォワードクラッチ20と第1
ワンウェイクラッチ22とが直列に介設されるととも
に、コーストクラッチ21が両クラッチ20,22に対
して並列となるようにして介設されている。コーストク
ラッチ21の半径方向外方には、ラージサンギヤ14に
連結されたブレーキドラム23aとこのブレーキドラム
23aに巻きかけられたブレーキハンド23bとからなる
2−4ブレーキ23が設けられている。また、2−4ブ
レーキ23の後方には、ブレーキドラム23a(ラージサ
ンギヤ14)とタービンシャフト8との間の動力伝達を
オン・オフするリバースクラッチ24が介設されてい
る。また、キャリア17と変速機ケース11との間に
は、ローリバースブレーキ25と第2ワンウェイクラッ
チ26とが並列に介設されている。さらに、キャリア1
7とタービンシャフト8との間には3−4クラッチ27
が介設されている。
【0016】かかる変速歯車機構10においては、クラ
ッチ20,21,24,27及びブレーキ23,25のオン
・オフパターンを切り替えることによって、プラネタリ
ギヤ12内での動力伝達経路が切り替えられ、前進4段
・後退1段の各変速段が得られるようになっている。そ
して、運転時においては、セレクト操作によって選択さ
れたレンジと、車両の運転状態とに応じて、自動的に最
適な変速段がセットされるようになっている。表1に、
各変速段と、該変速段に対応するクラッチ20,21,2
4,27、ブレーキ23,25及びワンウェイクラッチ2
2,26の作動状態との関係をまとめて示す。
【0017】
【表1】
【0018】図1に示すように、ロックアップクラッチ
30は、タービンシャフト軸線方向(図1では左右方向)
にみて、エンジン出力軸2に連結されたコンバータカバ
ー36と、タービン5との間に配置されており、タービ
ンシャフト8と一体的に回転するトーションダンパ31
及びダンパピストン32と、ダンパピストン32と対向
する位置においてコンバータカバー36に取り付けられ
た摩擦板(図示せず)とを備えている。そして、ダンパピ
ストン32は、コンバータカバー36内に形成された空
間部を、タービン5側に位置するリヤ室33と、コンバ
ータカバー36側に位置するフロント室34とに区分し
ている。ここで、リヤ室33内の油圧は、ダンパピスト
ン32を摩擦板に押付ける方向に作用するロックアップ
強化方向の作動圧となり、フロント室34内の油圧は、
ダンパピストン32を摩擦板から引き離す方向に作用す
るロックアップ解除方向の作動圧となる。
【0019】そして、ダンパピストン32が、リヤ室・
フロント室間の油圧差に応じた締結力で摩擦板に摩擦係
合し、あるいは摩擦板から解放されるようになってい
る。すなわち、両室33,34内の油圧差に応じて、ロ
ックアップクラッチ30が完全に解放されてエンジン出
力軸2の回転がポンプ4ないしタービン5内の作動油を
介してタービンシャフト8に伝達されるコンバータモー
ド(トルク増大)と、ロックアップクラッチ30が完全に
(スリップせずに)締結されてエンジン出力軸2の回転が
直接的にタービンシャフト8に伝達されるロックアップ
モードと、ダンパピストン32が摩擦板に滑りながら係
合する半締結状態(スリップ状態)となって、エンジン出
力軸2の回転が作動油を介してタービンシャフト8に伝
達されるとともに、ロックアップクラッチ30をも介し
てタービンシャフト8に伝達されるスリップモードの、
3種類の伝達モードが得られることになる。
【0020】ロックアップクラッチ30の伝達モードの
切り替えと、スリップ状態における締結力制御とを行な
うために油圧制御機構40が設けられている。なお、油
圧制御機構40は、請求項1〜6に記載された締結力可
変手段、フィードバック制御手段及び制御特性切替手段
を含む総合的な制御機構である。この油圧制御機構40
には、油圧供給経路を切り替えるシフトバルブ50と、
該シフトバルブ50を介してフロント室34に供給され
る油圧を調圧するコントロールバルブ60と、第1パイ
ロット圧をオン・オフ制御するソレノイドバルブ71
と、第2パイロット圧をデューティ制御するデューティ
ソレノイドバルブ72と、両ソレノイドバルブ71,7
2を制御するコントロールユニットCとが設けられてい
る。
【0021】油圧制御回路40には、プレッシャレギュ
レータバルブ(図示せず)から出力されたライン圧が導入
されるトルコンラインL1と、第1パイロット圧を供給
する第1パイロットラインL2と、第2パイロット圧を
供給する第2パイロットラインL3と、シフトバルブ5
0に一定圧を供給するラインL4と、シフトバルブ50
のポート51Rとリヤ室33とを接続するラインLR
と、シフトバルブ50のポート51Fとフロント室34
とを接続するラインLFとが設けられている。トルコン
ラインL1は、ラインL11とラインL12とに分岐
し、ラインL11はシフトバルブ50のポート52Rに
接続され、ラインL12はコントロールバルブ60のポ
ート62Fに接続されている。コントロールバルブ60
のポート61Fは、ラインL13を介してシフトバルブ
50のポート52Fに接続されている。また、シフトバ
ルブ50のポート53は、オイルクーラー75に通じる
ラインL5に接続されている。
【0022】第1パイロットラインL2は、ラインL2
1とラインL22とに分岐し、ラインL21はシフトバ
ルブ50のポート57に接続され、ラインL22はコン
トロールバルブ60のポート68に接続されている。そ
して、ラインL21から分岐するドレンラインL23に
ソレノイドバルブ71が設けられている。ここで、ソレ
ノイドバルブ71が、オフ状態のときはドレンラインL
23が閉じられ、オン状態のときはドレンされる。第2
パイロットラインL3は、ラインL31とラインL32
とに分岐し、ラインL31はシフトバルブ50のポート
58に接続され、ラインL32はコントロールバルブ6
0のポート65に接続されている。そして、第2パイロ
ットラインL3から分岐するドレンラインL33にデュ
ーティソレノイドバルブ72が設けられている。デュー
ティソレノイドバルブ72が、オフ状態のときはドレン
ラインL33が閉じられ、オン状態のときはドレンされ
る。中間領域では、デューティ比に応じて第2パイロッ
トラインL3内に第2パイロット圧が形成され、デュー
ティ比が大きくなる程第2パイロット圧が低くなる。
【0023】そして、シフトバルブ50では、パイロッ
ト圧に応じた2つのスプール54,55の作動により、
ポート51Rと、ポート52Rまたはポート53との間
の連通状態の切り替えと、ポート51Fと、ポート52
Fまたはドレンポートとの間の連通状態の切り替えとが
行なわれる。また、コントロールバルブ60では、パイ
ロット圧に応じたスプールの作動により、ポート61F
と、ポート62Fまたはドレンポートとの間の連通状態
の切り替えが行なわれる。なお、LCは、トルクコンバ
ータ1内の作動油をチェックバルブ76を介してオイル
クーラー75に導くラインである。
【0024】ロックアップクラッチ30の3種の伝達モ
ード(コンバータモード、ロックアップモード、スリッ
プモード)の切替は、マイクロコンピュータからなるコ
ントロールユニットCによって、運転状態に応じて行な
われる。具体的には、例えば図4に示すような、スロッ
トル開度とタービン回転数とをパラメータとするロック
アップ制御マップに基づいて、運転状態に対応する伝達
モードが選択され、かかる伝達モードに対応する制御信
号が、コントロールユニットCから両ソレノイドバルブ
71,72に印加され、これに伴ってシフトバルブ50
とコントロールバルブ60とが作動して、ロックアップ
クラッチ30の切り替えが行なわれる。さらに、スリッ
プモードにおいてはスリップ制御が行なわれ、後で説明
するように、エンジン出力軸2の回転数とタービンシャ
フト8の回転数の差(以下、これを入出力回転数差とい
う)すなわちスリップ量が所定の目標値に追従するよう
に、ロックアップクラッチ30にかかる油圧すなわちロ
ックアップクラッチ30の締結力がフィードバック制御
される。
【0025】図4の制御マップにおいては、基本的に
は、領域A1で示すような低回転・中高負荷領域では、
加速要求が強くトルクコンバータ1のトルク増大作用が
不可欠であるので、コンバータモードとして、良好な加
速性能が得られるようにしている。また、領域A2で示
すような高回転・中低負荷領域では、トルクコンバータ
1のトルク増大作用がそれほど必要とはされず、またエ
ンジン側でのトルク変動ないし回転速度変動が小さく、
エンジン出力軸2とタービンシャフト8とをリジッドに
連結しても、変速歯車機構10に振動ないしがたつきが
生じるおそれがないので、ロックアップモードとして、
動力損失を低減し、燃費性能を高めるようにしている。
また、領域A3で示すような低回転・低負荷領域では、
エンジン出力軸2とタービンシャフト8とをリジッドに
連結すると、エンジン側のトルク変動ないし回転速度変
動によって変速歯車機構10に振動が惹起されるので、
スリップモードとして、エンジン側のトルク変動ないし
回転速度変動をロックアップクラッチ30のスリップに
よって吸収するようにしている。かつ、領域A4で示す
ような減速領域でも、スリップモードとして、変速歯車
機構10での振動の発生を抑制しつつ、車輪側からの逆
駆動によりエンジン回転数を持ち上げるようにしてい
る。本実施例では、減速時には、エンジン回転数が所定
値以下となるまでは燃料カットを行ない、燃費性能を高
めるようにしている。したがって、減速時にスリップモ
ードとすることにより、エンジン回転数が逆駆動により
持ち上げられ、それだけ燃料カットの解除が引き延ばさ
れ、燃費性能が高められる。
【0026】以下、各伝達モードにおける油圧制御機構
40とロックアップクラッチ30の動作を具体的に説明
する。 (1)コンバータモード このコンバータモードでは、ソレノイドバルブ71がオ
フされ、かつデューティソレノイドバルブ72のデュー
ティ比が0%に設定される。これによって、両スプール
54,55が、図1中の位置関係において、左側に配置
される(図1はこの状態を示している)。このとき、ポー
ト51Rがポート53と連通し、リヤ室33内の油圧が
ラインLRとラインL5とを介してオイルクーラー75
にリリースされる。他方、ポート51Fがポート52F
と連通し、トルコンラインL1からコントロールバルブ
60を経てラインL13に導かれた油圧がフロント室3
4に供給される。したがって、リヤ室33がフロント室
34よりも低圧となって、ロックアップクラッチ30が
オフ(解放)され、コンバータ状態となる。
【0027】(2)ロックアップモード このロックアップモードでは、ソレノイドバルブ71が
オンされ、かつデューティソレノイドバルブ72のデュ
ーティ比が0%に設定される。これによって、両スプー
ル54,55が、図1中の位置関係において、右側に配
置される。このとき、ポート51Rがポート52Rと連
通し、トルコンラインL1の油圧が、ラインL11とラ
インLRとを介して、リヤ室33内に供給される。他
方、ポート51Fがドレンポートと連通し、フロント室
34内の油圧がリリースされる。したがって、リヤ室3
3とフロント室34との差圧が、ほぼライン圧に相当す
る値となり、ロックアップクラッチ30が完全に締結さ
れ、スリップは生じない。
【0028】(3)スリップモード このスリップモードでは、ソレノイドバルブ71がオン
される。そして、デューティソレノイドバルブ72のデ
ューティ比が、20%以上の範囲において、入出力回転
数差(スリップ量)の目標値に対する偏差に応じた値に設
定される。これによって、図1中の位置関係において、
スプール54が右側に配置される一方、スプール55が
左側に配置される。このとき、ポート51Rがポート5
2Rと連通して、作動油圧がリヤ室33内に供給され
る。他方、ポート51Fがポート52Fと連通してフロ
ント室34にも作動油圧が供給される。ここで、フロン
ト室34に供給される作動油圧は、デューティソレノイ
ドバルブ72のデューティ比に応じて制御される。した
がって、デューティ比に応じてリヤ室33とフロント室
34との間の差圧が制御され、これに伴ってロックアッ
プクラッチ30の締結力が制御される。
【0029】そして、スリップモードにおいては、入出
力回転数差の目標値に対する偏差に応じてロックアップ
クラッチ30の締結力がフィードバック制御されるとい
ったスリップ制御が行なわれるようになっている。以
下、図3に示すフローチャートに従って、かかるスリッ
プ制御の制御方法を説明する。本実施例におけるスリッ
プ制御は、運転状態に応じて入出力回転数差の目標値を
設定し、実際の入出力回転数差の上記目標値に対する偏
差に応じて、該偏差をなくすように作動油圧を調節する
といったフィードバック制御を行ないつつ、スロットル
開度すなわちエンジン負荷(エンジン出力)に応じて、か
かるフィードバック制御の演算周期を切り替え、フィー
ドバック制御の安定性あるいは応答性を高めるといった
基本構成となっている。
【0030】ステップ#1では、カウンタCOUNTに
初期値0が設定される。このカウンタCOUNTは、ス
リップ領域において、一連の制御ルーチンが実行される
毎(25m秒毎)に1づつインクリメントされるようにな
っており、このカウント数が所定の設定値(8または4)
に達したときに、デューティソレノイドバルブ72に印
加されるデューティ比が演算ないし更新される。なお、
デューティ比が更新された時点で、カウンタCOUNT
は0にリセットされる。つまり、カウンタCOUNTを
カウントアップさせる設定値が、デューティ比の演算周
期すなわちフィードバック制御の演算周期を決定するこ
とになる。本実施例では、1ルーチンが25m秒で実行
されるので、設定値が8の場合は演算周期が200m秒
となり、設定値が4の場合は演算周期が100m秒とな
る。
【0031】ステップ#2では、スロットル開度THV
OLと、タービン回転数TREV(タービンシャフト8
の回転数)と、エンジン回転数NE(エンジン出力軸2の
回転数)と、車速VSPとが読み込まれる。ステップ#
3では、設定すべき伝達モードが決定される。具体的に
は、スロットル開度THVOLとタービン回転数TRE
Vとであらわされる車両の運転状態が、図4に示すマッ
プ中において、領域A1〜領域A4のどの領域に入ってい
るかが判定され、領域A1に入っていればコンバータモ
ードとされ、領域A2に入っていればロックアップモー
ドとされ、領域A3またはA4に入っていればスリップモ
ードとされる。なお、このステップ#3では、スリップ
制御開始時における初期デューティ比も決定される。
【0032】ステップ#4では、スリップモードである
か否かが比較・判定され、スリップモードでなければ
(NO)、フィードバック制御を行なう必要がないので、
ステップ#11にスキップして、フィードバック制御以
外の制御、例えば油圧供給経路の切り替え、ライン圧の
調整等の制御が行なわれ、この後ステップ#2に復帰す
る。他方、スリップモードであれば(YES)、フィード
バック制御が行なわれる。この場合、まずステップ#5
で、スロットル開度THVOLが設定値THL1より大
きいか否かが比較・判定される。設定値THL1は、減
速スリップと駆動スリップの境界に対応するスロットル
開度(エンジン負荷,エンジン出力)に設定される。ここ
で、減速スリップとは、例えば図6に示すような、変速
機側からエンジン側にトルクが付与され、エンジン回転
数NEとタービン回転数TREVとが下降しつつあるよ
うなスリップである。また、駆動スリップとは、例えば
図6に示すような、エンジン側から変速機側にトルクが
付与され、エンジン回転数NEとタービン回転数TRE
Vとが上昇しつつあるようなスリップである。したがっ
て、このステップ#5では、減速スリップであるか駆動
スリップであるかが比較・判定されることになる。
【0033】ステップ#5で、THVOL≦THL1で
あると判定されれば(NO)、すなわち減速スリップであ
ると判定されれば、カウンタCOUNTのカウントアッ
プ値を4に設定して、換言すれば演算周期を100m秒
に設定してフィードバック制御が行なわれる。このよう
に、減速スリップ時において、演算周期を100m秒と
比較的短く設定するのは、フィードバック制御の応答性
を高めるためである。すなわち、減速スリップ時におい
ては、前記したとおり、スリップ開始時に過剰なスリッ
プが生じていわゆるクラッチの「つかみそこない」が起こ
ると、これを早期に回復しないとエンジン回転が低下し
てしまい、この後エンジン回転の立ち上がりが悪くな
る。そこで、演算周期を短くして応答性を高め、かかる
「つかみそこない」にも迅速に対応できるようにしてい
る。
【0034】この場合、まずステップ#13で、カウン
タCOUNTのカウント数が設定値4であるか否かが比
較・判定され、COUNT=4であれば(YES)、すな
わち前回のデューティ比の演算(更新)から100m秒経
過していれば、ステップ#14で、次の式1により、入
出力回転数差の絶対値│NE−TREV│の、目標値ds
1に対する偏差dsが演算される。
【数1】 ds=│NE−TREV│−ds1……………………………………式1
【0035】次に、ステップ#15で、次の式2によ
り、デューティソレノイドバルブ72に印加すべきデュ
ーティ比dlupが演算される。
【数2】 dlup=dlup(i−1)+g(ds)……………………………………………式2 なお、式2において、dlup(i−1)は、前回に演算され
たデューティ比である。また、gは、偏差dsから減速ス
リップ時におけるデューティ比補正量を演算するための
所定の関数であって、g(ds)がデューティ比補正量とな
る。
【0036】続いて、ステップ#16でカウンタCOU
NTが0にリセットされる。この後、ステップ#10
で、かかるデューティ比dlupがデューティソレノイドバ
ルブ72に出力され、ロックアップクラッチ30の作動
油圧すなわち締結力が目標値に追従するようにフィード
バック制御される。なお、ステップ#13で、COUN
T≠4であると判定された場合は(NO)、デューティ比
を演算(更新)する必要がないので、ステップ#14〜ス
テップ#16をスキップして、ステップ#10が実行さ
れる。この後、ステップ#11で、前記したフィードバ
ック制御以外の各種制御が行なわれ、ステップ#2に復
帰する。
【0037】図5に、かかるフィードバック制御が行な
われた場合の、各種制御情報ないし制御状態の時間に対
する特性の一例を示す。図5に示す例では、t1〜t2の期
間では、締結力が減少方向に制御され、その他の期間で
は締結力が増加方向に制御されている。また、図6に、
減速スリップ時にかかるフィードバック制御が行なわれ
た場合の、エンジン回転数(J1)とタービン回転数(J2)
とロックアップクラッチ締結力(J3)の時間に対する変
化特性の一例を示す。
【0038】ところで、前記のステップ#5で、THV
OL>THL1であると判定されれば(YES)、すなわ
ち駆動スリップであると判定されれば、カウンタCOU
NTのカウントアップ値を8に設定して、換言すれば演
算周期を200m秒に設定してフィードバック制御が行
なわれる。このように、駆動スリップ時において、演算
周期を200m秒と比較的長くするのは、感度を若干低
くしてフィードバック制御の安定性を高め、ハンチング
等の発生を防止するためである。すなわち、駆動スリッ
プ時においては、ロックアップクラッチの締結力の変化
に対する入出力回転数の変化が比較的大きく、したがっ
て感度が過度に高くなるので、ハンチング等が生じやす
くなる。そこで、デューティ比の演算周期を長くして、
感度を若干低下させるようにしている。
【0039】この場合、まずステップ#6で、カウンタ
COUNTのカウント数が設定値8であるか否かが比較
・判定され、COUNT=8であれば(YES)、すなわ
ち前回のデューティ比の演算(更新)から200m秒経過
していれば、ステップ#7で、次の式3により、入出力
回転数差の絶対値│NE−TREV│の、目標値ds2
対する偏差dsが演算される。
【数3】 ds=│NE−TREV│−ds2……………………………………式3
【0040】次に、ステップ#8で、次の式4により、
デューティソレノイドバルブ72に印加すべきデューテ
ィ比dlupが演算される。
【数4】 dlup=dlup(i−1)+f(ds)……………………………………………式4 なお、式4において、fは、偏差dsから駆動スリップ時
におけるデューティ比補正量を演算するための所定の関
数であって、f(ds)がデューティ比補正量となる。
【0041】続いて、ステップ#9でカウンタCOUN
Tが0にリセットされる。この後、ステップ#10で、
デューティ比dlupがデューティソレノイドバルブ72に
出力される。なお、ステップ#16で、COUNT≠8
であると判定された場合は(NO)、デューティ比を演算
(更新)する必要がないので、ステップ#7〜ステップ#
9をスキップしてステップ#10が実行される。この
後、ステップ#11で、前記したフィードバック制御以
外の種々の制御が行なわれ、ステップ#2に復帰する。
図7に、駆動スリップ時にかかるフィードバック制御が
行なわれた場合の、エンジン回転数(H1)とタービン回
転数(H2)とロックアップクラッチ締結力(H3)の時間に
対する変化特性の一例を示す。以上、本発明にかかるス
リップ制御によれば、駆動スリップ時には制御安定性が
高められ、減速スリップ時には制御応答性が高められ
る。
【0042】
【発明の作用・効果】第1の発明によれば、ロックアッ
プ手段の締結力が、目標値に追従するようにフィードバ
ック制御されるので、振動、がたつき等の不具合を招く
ことなくロックアップ領域(スリップ領域を含む)を広げ
ることができ、流体継手の動力損失が低減される。ま
た、エンジン出力が所定値以上のときと該所定値未満の
ときとで、フィードバック制御手段の制御特性が切り替
えられるので、駆動状態に応じたフィードバック制御が
行なわれ、フィードバック制御の安定性、応答性が高め
られ、スリップ制御の精度が高められる。また、エンジ
ン出力が所定値以上か未満かによって、フィードバック
制御手段の演算周期が切り替えられるので、駆動状態あ
るいはエンジン出力に応じて、制御安定性と応答性のい
ずれを重視するかを切り替えることができ、スリップ制
御の精度が一層高められる。さらに、駆動スリップ時に
は演算周期が長く設定されるので、フィードバック制御
の安定性が高められ、ハンチング等の発生が防止され
る。また、減速スリップ時には演算周期が短く設定され
るので、フィードバック制御の応答性が高められる。し
たがって、スリップ制御の精度ないし安定性が有効に高
められる。
【0043】第2の発明によれば、ロックアップ手段の
締結力が、目標値に追従するようにフィードバック制御
されるので、振動、がたつき等の不具合を招くことなく
ロックアップ領域(スリップ領域を含む)を広げることが
でき、流体継手の動力損失が低減される。また、スロッ
トル開度が所定値以上のときと該所定値未満のときと
で、フィードバック制御手段の制御特性が切り替えられ
るので、駆動状態に応じたフィードバック制御が行なわ
れ、フィードバック制御の安定性、応答性が高められ、
スリップ制御の精度が高められる。また、スロットル開
度が所定値以上か未満かによって、フィードバック制御
手段の演算周期が切り替えられるので、駆動状態あるい
はエンジン出力に応じて、制御安定性と応答性のいずれ
を重視するかを切り替えることができ、スリップ制御の
精度が一層高められる。さらに、駆動スリップ時には演
算周期が長く設定されるので、フィードバック制御の安
定性が高められ、ハンチング等の発生が防止される。ま
た、減速スリップ時には演算周期が短く設定されるの
で、フィードバック制御の応答性が高められる。したが
って、スリップ制御の精度ないし安定性が有効に高めら
れる。
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる油圧制御機構を備えたトルク
コンバータ(流体継手)の側面断面説明図である。
【図2】 自動変速機のシステム構成図である。
【図3】 スリップ制御の制御方法を示すフローチャー
トである。
【図4】 ロックアップ制御マップの一例である。
【図5】 スリップ制御における、制御情報ないし制御
状態の時間に対する特性を示す図である。
【図6】 減速スリップ時における、エンジン回転数と
タービン回転数とロックアップクラッチ締結力の、時間
に対する特性を示す図である。
【図7】 駆動スリップ時における、エンジン回転数と
タービン回転数とロックアップクラッチ締結力の、時間
に対する特性を示す図である。
【符号の説明】
C…コントロールユニット 1…トルクコンバータ 4…ポンプ 5…タービン 10…変速歯車機構 30…ロックアップクラッチ 40…油圧制御機構 71…ソレノイドバルブ 72…デューティソレノイドバルブ
フロントページの続き (72)発明者 岡本 健治 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−270864(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 61/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を吐出する駆動側部材と、該駆動側
    部材から吐出された流体によって駆動される被駆動側部
    材と、上記駆動側部材と上記被駆動側部材とを直結させ
    ることができるロックアップ手段と、該ロックアップ手
    段の締結力を変化させることができる締結力可変手段と
    が設けられた流体継手の締結力制御装置において、 上記ロックアップ手段の締結力が所定の目標値に追従す
    るように、上記締結力可変手段をフィードバック制御す
    るフィードバック制御手段と、該フィードバック制御手
    段の所定の制御特性を、エンジン出力が所定値以上のと
    きと該所定値未満のときとで切り替える制御特性切替手
    段とが設けられ、 上記制御特性切替手段によって切り替えられる所定の制
    御特性が、フィードバック制御の演算周期であって、 上記ロックアップ手段が駆動スリップ状態にあるときの
    演算周期が、減速スリップ状態にあるときの演算周期よ
    り大きい値に設定されることを特徴とする流体継手の締
    結力制御装置。
  2. 【請求項2】 流体を吐出する駆動側部材と、該駆動側
    部材から吐出された流体によって駆動される被駆動側部
    材と、上記駆動側部材と上記被駆動側部材とを直結させ
    ることができるロックアップ手段と、該ロックアップ手
    段の締結力を変化させることができる締結力可変手段と
    が設けられた流体継手の締結力制御装置において、 上記ロックアップ手段の締結力が所定の目標値に追従す
    るように、上記締結力可変手段をフィードバック制御す
    るフィードバック制御手段と、該フィードバック制御手
    段の所定の制御特性を、スロットル開度が所定値以上の
    ときと該所定値未満のときとで切り替える制御特性切替
    手段とが設けられ、 上記制御特性切替手段によって切り替えられる所定の制
    御特性が、フィードバック制御の演算周期であって、 上記ロックアップ手段が駆動スリップ状態にあるときの
    演算周期が、減速スリップ状態にあるときの演算周期よ
    り大きい値に設定されることを特徴とする流体継手の締
    結力制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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