JP3125710U - 屋根の防水構造 - Google Patents

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俊雄 北原
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株式会社アサヒ金物
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Abstract

【課題】 防水性に優れかつコストの低い屋根の防水構造の提供。
【解決手段】複数の屋根材3,5,……を、各屋根材3,5,……の一側縁部の湾曲部5bを隣接する屋根材3,5,……の縁部に重合させた状態で敷設してなる屋根において、各屋根材3,5の重合部6に、防水弾性挟入板4を挟入するとともに、その重合部6を防水弾性被覆板8で被覆し、さらにその防水弾性被覆板8を被覆屋根材9で被覆してなる屋根の防水構造。
【選択図】 図4

Description

本考案は、屋根の防水構造に関する。
従来より、複数の鋼板(屋根材)を、各鋼板の一側縁部の湾曲部を隣接する鋼板の縁部に重合させた状態で敷設して構成される屋根の防水構造として、各鋼板のつなぎ目(重合部)を熱可塑性ポリオレフィン(TPO)帯テープで被覆するとともに、その帯テープの両端を熱風溶着装置で融着し、鋼板と一体化させることにより、完全な防水性を確保できるようにしたものが知られている(非特許文献1,2)。
北長金日米建材株式会社、"防水工事 プルーフ防水システム"、[online]、[平成18年7月3日検索]、インターネット<URL:http://www.jfe-hnk.co.jp/waterproof/index.html> JFE鋼板株式会社、"新商品発売のお知らせ"、[online]、平成16年12月21日、[平成18年7月3日検索]、インターネット<URL:http://www.jfe-kouhan.co.jp/shincyaku/news/20050104.pdf>
しかし、上記の構造では、高価な熱可塑性ポリオレフィン(TPO)帯テープを使用するためにコストが上昇してしまう。
そこで、本考案は、防水性に優れかつコストの低い屋根の防水構造を提供することを課題とする。
請求項1記載の本考案は、複数の屋根材3,5,……を、各屋根材3,5,……の一側縁部の湾曲部5bを隣接する屋根材3,5,……の縁部に重合させた状態で敷設してなる屋根において、各屋根材3,5の重合部6に、防水弾性挟入板4を挟入するとともに、その重合部6を防水弾性被覆板8で被覆し、さらにその防水弾性被覆板8を被覆屋根材9で被覆してなる屋根の防水構造である。
請求項2記載の本考案は、上記防水弾性挟入板4が上下面に接着剤層を有し、互いに隣接する屋根材3,5,……が重合部6において該防水弾性挟入板4によって接着されている請求項1記載の屋根の防水構造である。
請求項3記載の本考案は、上記屋根材3,5を、それらの重合部6に挟入した上記防水弾性挟入板4ごと固定具によって屋根下地1に対して固定している請求項1または2記載の屋根の防水構造である。
請求項4記載の本考案は、上記防水弾性挟入板4の幅方向両縁部4’,4”を、下側の屋根材3の縁部3’と上側の屋根材5の湾曲部5bの縁部5’に合わせて、それら屋根材3,5の重合部6に挟入している請求項1,2または3記載の屋根の防水構造である。
請求項5記載の本考案は、上記防水弾性被覆板8が上下面に接着層を有し、上記屋根材3,5,……と被覆屋根材9とが該防水弾性被覆板8によって接着されている請求項1,2,3または4記載の屋根の防水構造である。
本考案に係る屋根の防水構造は、防水性に優れ、また、熱可塑性ポリオレフィン(TPO)帯テープを使用する従来の防水構造に比べてコストが低い。
以下、本考案をその一実施例により説明するが、本考案はこの実施例に限定されない。
この屋根の防水構造は、以下のように施工される。
<1>屋根下地1の上に防水層となるアスファルトルーフィング(たとえば、厚手の紙やフェルトなどにアスファルトをしみ込ませ、さらに覆うようにアスファルトを塗り、粘着防止のために粉末にした雲母や粘土などを塗布してシート状にしたもの)2を敷き、接着する。
<2>アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板(GL鋼板),カラーGL鋼板等の、所要幅の鋼板(屋根材)3を、上記アスファルトルーフィング2の上の所要の位置に乗載する。
<3>所要の弾性および撥水性を有し、上下面に接着剤層を有する幅100mm,厚さ2mmのブチールゴム板(防水弾性挟入板)4を、上記鋼板3上に、その縁部4’を鋼板3の縁部3’に合わせて接着する(図1)。なおブチールゴム板4の幅は適宜変更可能である。また、ブチールゴム以外の他の樹脂製のものとすることもできる。
<4>先行して敷設された上記鋼板3に隣接する鋼板(屋根材)5を、その一側の、下面側に重合用空処5aを形成した湾曲部5bを上記ブチールゴム板4の上に重ね、かつ、その湾曲部5bの縁部5’を上記ブチールゴム板4の反対側縁部4”に合わせて乗載する(図2)。
そして、両鋼板3,5の間に挟入された上記ブチールゴム板4の上下両面の接着剤層が上記鋼板3,5に確実に接着し漏水が生じないよう、ローラで添圧し、上記鋼板3と鋼板5とを重合部6において接着する。
<5>上記鋼板3,5を、上記ブチールゴム板4ごと、それらの重合部6の中心位置において、ビス7または釘などの固定具によって屋根下地1に対して固定する(図3)。
<6>上記鋼板3,5の重合部6よりも十分に広い幅でその両面に接着層を有する厚さたとえば1mmの、上記ブチールゴム板4と同じブチールゴム板(防水弾性被覆板)8を、該重合部6を被覆しかつその幅方向両縁を鋼板3,5の上面に密着させて接着する。
さらに、そのブチールゴム板8の上に、上記鋼板3,5と同じ材質からなり、下面側に上記重合部を受け入れる重合部受入空処9aを有する断面凸型のカバー鋼板9を、その重合部受入空処9aを上記重合部6に嵌合させて上記ブチールゴム板8に密着させ、上記鋼板3,5とカバー鋼板9とを接着する。
鋼板3および5と上記ブチールゴム板8との接着、また、該ブチールゴム板8とその上のカバー鋼板9との接着を確実に行い、防水機能を十分に奏するよう、ローラで添圧する。
なお、確実な接着のためには温風ヒータ付き圧着ローラを用いるのがさらに好ましい。
上記のようにして施工される本実施例の屋根の防水構造は、互いに隣接して敷設される鋼板(屋根材)3,5の重合部6に防水両面接着ブチールゴム板(防水弾性挟入板)4を挟入するとともに、その重合部6を防水両面接着ブチールゴム板(防水弾性被覆板)8で被覆し、さらにその防水両面接着ブチールゴム板(防水弾性被覆板)8をカバー鋼板(被覆屋根材)9で被覆してなる。
すなわち、上記重合部6は、その両側所要範囲にわたって、防水両面ブチールゴム板4,8によって、内外二重にシールされるので、漏水浸入を確実に防ぎ、防水性に優れる。
さらに、その重合部6の外側(上側)は、上記鋼板3,5と同じ材質であるカバー鋼板9で覆われているので、該重合部6は構造的強度も十分であり、さらに外観体裁も良好である。
上記重合部6に被覆するカバー鋼板9は、従来の防水構造において使用されているTPO帯テープの如き高価な材料と異なり、比較的安いので、この屋根の防水構造は低コストで仕上げることができる。
本考案の一実施例に係る屋根の防水構造の施工において、屋根下地の上のアスファルトルーフィングに鋼板を乗載し、その鋼板上にブチールゴム板を接着した状態の縦断面図である。 先行して敷設された上記鋼板に隣接する鋼板を敷設した状態の縦断面図である。 上記鋼板とブチールゴム板とが重合した重合部をビスで固定した状態の縦断面図である。 上記重合部上にブチールゴム板を被覆しさらにその上にカバー鋼板を被覆して接着することにより、防水構造の施工が完了した状態の縦断面図である。
符号の説明
1 屋根下地
2 アスファルトルーフィング
3 鋼板(屋根材)
4 ブチールゴム板(防水弾性挟入板)
5 鋼板(屋根材)
6 重合部
7 ビス(固定具)
8 ブチールゴム板(防水弾性被覆板)
9 カバー鋼板(被覆屋根材)

Claims (5)

  1. 複数の屋根材を、各屋根材の一側縁部の湾曲部を隣接する屋根材の縁部に重合させた状態で敷設してなる屋根において、各屋根材の重合部に、防水弾性挟入板を挟入するとともに、その重合部を防水弾性被覆板で被覆し、さらにその防水弾性被覆板を被覆屋根材で被覆してなることを特徴とする屋根の防水構造。
  2. 上記防水弾性挟入板が上下面に接着剤層を有し、互いに隣接する屋根材が重合部において該防水弾性挟入板によって接着されていることを特徴とする請求項1記載の屋根の防水構造。
  3. 上記屋根材を、それらの重合部に挟入した上記防水弾性挟入板ごと固定具によって屋根下地に対して固定していることを特徴とする請求項1または2記載の屋根の防水構造。
  4. 上記防水弾性挟入板の幅方向両縁部を、下側の屋根材の縁部と上側の屋根材の湾曲部の縁部に合わせて、それら屋根材の重合部に挟入していることを特徴とする請求項1,2または3記載の屋根の防水構造。
  5. 上記防水弾性被覆板が上下面に接着層を有し、上記屋根材と被覆屋根材とが該防水弾性被覆板によって接着されていることを特徴とする請求項1,2,3または4記載の屋根の防水構造。
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