JP3125402U - 櫛刃用研磨機 - Google Patents

櫛刃用研磨機 Download PDF

Info

Publication number
JP3125402U
JP3125402U JP2006003917U JP2006003917U JP3125402U JP 3125402 U JP3125402 U JP 3125402U JP 2006003917 U JP2006003917 U JP 2006003917U JP 2006003917 U JP2006003917 U JP 2006003917U JP 3125402 U JP3125402 U JP 3125402U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
guide member
connecting shaft
polishing machine
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006003917U
Other languages
English (en)
Inventor
孝信 西垣
Original Assignee
ニシガキ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ニシガキ工業株式会社 filed Critical ニシガキ工業株式会社
Priority to JP2006003917U priority Critical patent/JP3125402U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3125402U publication Critical patent/JP3125402U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

【課題】トリマーや茶刈り機などの刈込み機に設けられている櫛刃の刃面を、効率良く、楽に、しかも、熟練者でなくても、良い切れ味になるように研磨できる、ハンディタイプで電動式の櫛刃研磨機を提供する。
【解決手段】ハンディタイプの電動モータ装置の前端部から下方又は前下方に向けて突出させた出力軸に研磨ディスクが装着された研磨機本体に、装着装置を介して、櫛刃面に押し当てて手持ちした研磨機本体を支持させるガイド面を有するガイド部材が装着されており、前記装着装置は、連結軸と、電動モータ装置から下方位置において連結軸の後部を軸回動調整可能に保持させる連結軸保持機構と、連結軸の前端部をガイド部材に水平回動調整可能に装着させるガイド部材装着機構とを有し、ガイド部材の略中央の後端部から前方途中部に向けた個所には、連結軸を軸心にして傾斜姿勢にした研磨機本体の研磨ディスク前部が突入する空間部が形成される。
【選択図】図1

Description

考案の詳細な説明
本考案は、トリマー、茶刈り機などの刈込み機に設けられている櫛刃の刃面を研磨する櫛刃用研磨機に関する。
刈込み用の櫛刃を備える刈込み機に、トリマー、茶刈り機などがある。
トリマーは、ハンディタイプの電動モータ又は小型エンジンの前端部から前方直線方向に向けて上下2枚の櫛刃を重ね合わせた櫛刃装置の基部が装着されて、上下2枚の櫛刃を前後方向に交互に摺動させて、生垣や芝などを刈り取る小型の刈込み機である。
茶刈り機は、動力源であるエンジンに円弧状を有する上下2枚の重ね合わせた櫛刃の基部が片支持され、エンジン側と櫛刃の先端側に手持ち用ハンドルが装着されて、手持ち用ハンドルを各1人の作業者が手に持ち、上下の櫛刃を円弧方向に交互に摺動させて、茶葉を刈り込む作業機である。
これらの刈込み機の櫛刃は、その使用により、刃先の磨耗、刃先の欠けなどが発生して、櫛刃の切れ味が大幅に悪くなる。そこで、櫛刃の切れ味が悪くなったときには、櫛刃の刃面を研磨して切れ味の良い刃先にする必要がある。
従来、櫛刃の刃面の研磨は、平やすり,砥石などを用いた手作業による方法、電動モータ装置の出力軸先端部に研磨ディスクが装着された電動式の研磨機を片手で持って、高速回転する研磨ディスクを刃面に接触させる方法などで行なわれていた。
考案が解決しようとする課題
しかしながら、平やすりや砥石などを用いて櫛刃の刃面の研磨作業を行う方法は、研磨作業時間が長くなり、手も疲れるという点において非効率的であり、しかも、手持した平やすりを刃面に沿った同じ向きで往復させて研磨する作業は、熟練を要し、上手に研磨しなければ、刃先が欠けたり、切れ味の悪い刃角になって、研磨する以前よりも更に切れ味が悪くなることもある。
また、上記従来技術による電動式研磨機を用いて櫛刃の刃面を研磨する場合にも、電動モータ装置を手持ちして、研磨ディスク面を櫛刃の刃面に合わせた姿勢を維持し続けることは、容易ではなく、手も疲れる。
本考案は、このような不具合を無くし、トリマーや茶刈り機などの刈込み機に設けられている櫛刃の刃面を、効率良く、楽に、しかも、熟練者でなくても、良い切れ味になるように研磨できる、ハンディタイプで電動式の櫛刃研磨機を提供することを課題とする。
課題を解決する手段
本考案の請求項1による櫛刃用研磨機は、トリマー、茶刈り機などの刈込機に設けられている櫛刃の刃面を研磨する電動式の櫛刃用研磨機であり、
電動モータを内蔵したハンディタイプの電動モータ装置の前端部から下方又は前下方に向けて突出させた出力軸に研磨ディスクが装着された研磨機本体に、装着装置を介して、櫛刃面に押し当てて手持ちした研磨機本体を支持させるガイド面を有するガイド部材が装着されており、
前記装着装置は、連結軸と、電動モータ装置から下方位置で連結軸の後部を軸回動調整可能に保持させる連結軸保持機構と、前方に向けられた連結軸の前端部をガイド部材に水平回動調整可能に装着させるガイド部材装着機構とを有し、
ガイド部材の略中央の後端部から前方途中部に向けた個所には、連結軸を軸心にして傾斜姿勢にした研磨機本体の研磨ディスク前部が突入する空間部が形成され、
研磨ディスク前部の前記空間部内に向けた突入と、この突入の解除が可能になるように、研磨機本体又はガイド部材の前後位置が調整可能に構成されていることを特徴とする。
本考案の櫛刃用研磨機は、片手で持った電動モータ装置の研磨ディスクを高速回転させて、研磨ディスクの両面に形成されている研磨面の何れか一方の面で、櫛刃の刃面を研磨する、ハンディタイプの櫛刃用研磨機である。
ガイド部材は、その研磨の際に、ガイド面を櫛刃面に押し当てることによって、櫛刃用研磨機全体の姿勢を安定させるために用いられ、研磨の際には、研磨ディスクを櫛刃の刃角と刃面の傾斜角に合わせた方向に傾斜させ、研磨ディスクの前部をガイド部材に形成された空間部内に突入させるようにする。ガイド面による櫛刃面に向けた押し当ては、櫛刃の上面が操作し易い点において好ましいとされるが、櫛刃の下面を押し当てるようにしてもよく、また、上下2段のガイド面によって、上下2枚の櫛刃を上下方向から挟みつける押し当てにしてもよい。
空間部は、ガイド部材の後端中央個所から前方に向けて横に幅広く形成されて、茶刈り機の櫛刃のように大きく円弧状に沿った櫛刃面にも、ガイド部材を安定させて押し付けることが出来、左右のガイド面の間に空間を通じて、研磨する刃面を見ながら研磨作業が出来るようにしてある。
上述したように、研磨ディスクで櫛刃の刃面を研磨する際には、研磨ディスクを、櫛刃の刃角と、刃面の傾斜角に合わせた3次元方向に傾斜させる必要があり、本考案の櫛刃用研磨機では、研磨ディスクの3次元方向の傾斜に合わせた向きの調整が、ガイド部材装着機構による研磨機本体の水平回動調整と、連結軸保持機構による連結軸の軸心にした研磨機本体の回動調整とで行なえるようにした。そして、これらの向きに合わせた調整後の係止が、ガイド部材装着機構と連結軸保持機構を構成するボルトとナットの締付け操作で行なえるようにした
櫛刃には、各刃の中央から左右対称になる向きに刃面が形成されているため、反対側の刃面を研磨する場合には、研磨機本体とともに研磨ディスクの向きを変える必要があり、この研磨ディスクの向きを変える調整も、上記水平回動調整と、連結軸を軸心にした回動調整で行なえるようにした。
そして、これらの調整をする際に、研磨ディスクの前部を、ガイド部材の空間部に突入させた状態から、一旦、後方に解除させて、研磨ディスクの向きを変えるときにガイド部材が邪魔にならないようにした
請求項2の櫛刃用研磨機では、さらに、ガイド部材における櫛刃面に押し当てるガイド面が左右に振り分けられて形成されている。
ガイド部材に形成された空間部はガイド面にも形成されているが、櫛刃に空間部が形成されたガイド面を押し当てた場合に、ガイド面の空間部前方の部分が研磨の邪魔になり易い。このため、請求項2の櫛刃用研磨機では、ガイド面を左右に振り分けて形成して、左右のガイド面を独立させた。
請求項3の櫛刃用研磨機では、請求項1又は2の櫛刃用研磨機において、研磨ディス前部のガイド部材に向けた突入とその解除が、連結軸保持機構による連結軸の前後方向に向けた保持位置の調整、装着部材の伸縮、連結軸前端部とガイド部材とによる装着位置の前後調整、のいずれかによりより行なわれるように構成されている。
連結軸保持機構による連結軸の前後方向に向けた保持位置の調整は、例えば、ボルト、ナットによる締結力を緩める操作を行って、連結軸保持部材にに保持されている連結軸の保持力を一旦緩めて、連結軸を前後に移動させることにより可能となる。
装着部材の伸縮は、例えば、連結軸自体を伸縮可能な2重構造にすることにより可能となる。
連結軸前端部とガイド部材とによる装着位置の前後調整は、例えば、ガイド部材におけるガイド面下方に形成されている水平の下板面に前後方向に長い長孔を形成して、この長孔内にボルトを挿入して連結軸前端部を装着して、ナットでボルトを締め付ける構造にすれば、ナットを一旦緩める操作をすることで、ガイド部材を前後に移動させることができる。
請求項4の櫛刃用研磨機では、請求項1乃至3のいずれかに記載の櫛刃用研磨機において、ガイド部材が左右スライド調整可能に構成されている。
ガイド部材の左右スライドは、別の言い方をすれば、ガイド部材を基準にして研磨機本体を左右スライドさせることができることである。研磨機本体を左右にスライド調整させる目的は、適切な研磨位置に合わせるためにある。
ガイド部材の左右スライド調整は、連結軸とともに行なう構造にしてもよく、また、連結軸前端部とガイド部材とによる装着構造において、左右にスライド調整できるようにしてもよい。
前者の構造は、例えば、電動モータ装置の下方に左右に向けたレールを装着して、該レールに後部装着装置を左右スライド可能に装着する構造が挙げられる。
後者の構造は、例えば、ガイド部材の下部を形成している水平の下板面に、左右方向に長い長孔を形成して、この長孔内にボルトを挿入させて、該ボルトと連結軸前端部によって前記下板面を挟み付ける方向にハンドル付ナットを締付ける構造が挙げられる。
考案の効果
本考案の請求項1による櫛刃用研磨機は、電動モータで高速回転する研磨ディスクで、櫛刃の刃面が研磨出来るため、研磨作業が、楽に効率良く行える。
とくに、本考案の櫛刃用研磨機には、櫛刃面に押し当てるガイド面を有するガイド部材を前端部に設けた結果が、手持ちした櫛刃用研磨機の姿勢をさらに安定させることが出来るようになった。
また、本考案の櫛刃用研磨機では、電動モータ装置に研磨ディスクを装着した研磨機本体を水平回動調整させたり、連結軸を軸心にして回動調整させることが出来るように構成した結果、研磨ディスクを刃角及び刃面の傾斜角に合わせた最適な位置に調整して、ガイド部材で姿勢を安定させながら、刃面の研磨が行なえるようになった。
また、本考案の櫛刃用研磨機では、ガイド部材の中央後部から前方途中部に向けて、研磨ディスク前部が突入する空間部を形成した結果、茶刈り機の櫛刃のように大きく円弧状に沿った櫛刃面でもガイド部材を安定して押し付けることが出来、左右のガイド面の間から、研磨する刃面と研磨ディスクの前部を見ながら研磨作業が出来るようになった。
さらに、本考案の櫛刃用研磨機では、研磨ディスク前部によるガイド部材の空間部内に向けた突入と、この突入の解除が可能になるように構成した結果、向きの異なる刃先を研磨する際に行なわれる研磨ディスクの向きを変える操作が、ガイド部材が邪魔にならないガイド部材後方位置で、容易に行なえるようになった。
以上の様々な効果を奏する本考案の櫛刃用研磨機は、研磨に不慣れな初心者でも、楽に操作出来、切れ味の良い刃に研磨することが出来る。
本考案の請求項2による櫛刃用研磨機では、ガイト部材の櫛刃面に押し当てるガイド面を、左右に振り分けて形成した結果、左右のガイド面を茶刈り機に設けられている円弧状に沿った櫛刃面に、更に安定させて押し付けることが出来るようになり、また、左右のガイド面の間から、研磨する刃面と研磨ディスクの前部が更に見え易くなり、研磨作業が更に容易に行なえるようになった。
本考案の請求項3による櫛刃用研磨機では、研磨ディスク前部のガイド部材に向けた突入とその解除が、連結軸保持機構による連結軸の前後方向に向けた保持位置の調整、装着部材の伸縮、連結軸前端部とガイド部材とによる装着位置の前後調整、のいずれかによりより行なわれるように構成した結果、ガイド部材を連結軸から取外すことなく容易に、研磨ディスクとガイド部材の前後移動調整が行なえるようになった。
本考案の請求項4の櫛刃用研磨機では、ガイト部材を左右スライド調整可能に構成した結果、研磨ディスクとガイド部材との横方向の位置を調整して、研磨ディスクを研磨作業し易い位置にすることが出来るようになった。
本考案を実施するための最良の形態は、次の実施例の櫛刃用研磨機である。
図1は本考案実施例による櫛刃用研磨機の使用前の姿勢を斜視図で示し、図2は櫛刃用研磨機に装着されている装着装置を、装着装置前端部に装着されているガイド部材とともに分解斜視図で示している。
図1に示す本考案実施例による櫛刃用研磨機1は、トリマー及び茶刈り機などの刈込み機に設けられている櫛刃の刃面を研磨する電動式の櫛刃用研磨機であり、電動モータMを内蔵した家庭用100V電源で駆動するハンディタイプの電動モータ装置2Aの出力軸3に研磨ディスクDが装着された研磨機本体2に、装着装置5を介して、ガイド部材20が装着されたもので構成されている。
出力軸3は、電動モータ装置2Aを手で持って水平に向けたときに、電動モータ装置2Aの前部において下方又は前下方に向けられており、研磨ディスクDは装着冶具4を介して出力軸3に装着されている。
研磨ディスクDは、円板面の両面に研磨面Da,Dbが形成されたものが用いられ、研磨面Da,Dbは、耐磨耗性に優れるダイヤモンド微粒子が固定されたものが最適とされる。
図1及び図2に示すように、ガイド部材20は、手持ちした櫛刃用研磨機1の前端部を櫛刃の刃面に押し付けて、研磨機本体2の姿勢を安定させる矩形を有する左右のガイド面23R,23Lと、装着装置5の前端部を装着させる下板面21と、左右のガイド面23R,23Lと、下板面21との間に位置する背板面22L,22Rとが一体形成された、側面視において略コ字形状を有する、丈夫な金属板加工品で形成されている。
下板面21中央の前端部は、前方に向けて略半円弧状に突出しており、この突出した面の中央にボルト挿入孔21bが形成されている。そして、下板面21の前縁部から側縁部の後端に至る個所には、補強用のリブ21cが下方に向けて形成されている。尚、補強用のリブ21cを設けないで、下板面21を肉厚にしても良い。
左右のガイド面23L,23R及び左右の背板面22L,22Rの各間隔は、左右各方向に傾斜させた研磨ディスクDの前部をガイド部材20内に突入させることができる間隔であり、ガイド部材20全体から見ると、空間部22aとなっている。この空間部22aは、下板面21の中央面にまで至り、左右の背板面22L,22Rの対向縁は、夫々研磨ディスクDの傾斜に対応させた形状になっている。
左右の背板面22L,22Rの外側に位置する側縁部と下板面21の両側縁部の後部分とは、前後方向に幅の狭い補強板24L,24Rで接続されて、下板面21と、左右の背板面22L,22Rの補強がなされている。
ガイド面23L,23Rと下板面21とは平行であり、左右のガイド面23L,23Rの各中央面には、矩形の窓23a,23aが形成されている。
ガイド部材20は以上のように形成されている。
図3は本発明実施例による櫛刃用研磨機の使用前の姿勢を平面図で示し、図4は同じく底面図で示し、図5は同じく正面図で示し、図6は同じく側面断面図で示している。
図1乃至図6に示すように、装着装置5は、丈夫な金属軸で形成された連結軸8と、ボルト13,ハンドル付ナット12,連結軸8の後端部を保持させることができる半割り形状の連結軸保持部材11からなる連結軸保持機構と、連結軸8の前端部に固定されている取付台9,取付台9の下面から下方に突出されているボルト部9a,ハンドル付ナット14からなるガイド部材装着機構と、によって構成されている。
カバー6の上面には、該カバー6を電動モータMの先端部下面にビス止めするためのねじ挿入孔6a,6a,6aが形成されており、該カバー6は、図6に示すように、ねじ15,15,15を用いて、電動モータ装置2Aの下面に装着されている。
レール7は、底板面7aの前端縁部と後端縁部に沿った個所が上方に立上げられて立設面7b,7bが形成された側面視凹形状を有し、底板面7a中央に左右方向に長い長孔7cが開設された丈夫な金属製のレールであり、レール7の上端縁部とカバー6の下縁部とが溶接により固定されている。
連結軸保持部材11の半割りされた上下面11c,11dにはボルト孔11e,11eが形成されており、レール7上方からレール7に形成されている長孔7c内に突入させてレール7下方に突出させたボルト13の途中部を、前記ボルト孔11e,11e内に挿入し、更に下方に突出させたボルト13の先端部にハンドル付ナット12を螺装する方法で、連結軸保持部材11がレール7の下面に装着されている。
そして、ハンドル部12aの締結前に、連結軸保持部材11の連結軸保持部11a内に連結軸8の後部を挿入し、その後、ハンドル部12aを締付け方向に操作して、連結軸8の後部を連結軸保持部材11に保持させる。このようにして、連結軸保持部材11を介して連結軸8の後端部がレール7に装着されている。尚、ハンドル部12aの操作時にボルト13が空回りするの防ぐため、図6に示すように、ボルト13の頭部を回止め部材16で保持させることが好ましい。
連結軸8の前端部は、ガイド部材20の背板面22L,22Rの間に形成されている空間部22aから下板面21上方に向けて突入させて、連結軸8の前端部に固定されている取付台9を介して、該取付台9から下方に突出するボルト部9aを下板面21に形成されているボルト挿入孔21b内に挿入させて、下板面21下方位置でボルト部9aの先端部にハンドル付ナット14を螺装させて、ハンドル部14aを締付け方向に操作するという方法で、ガイド部材の上面に装着されている。
櫛刃用研磨機1は以上に述べた構成を有しており、ハンドル付ナット12のハンドル部12aを手で持ってボルト13を緩める方向に操作すると、連結軸保持部材11による連結軸8の締付け力が弱まり、連結軸8を前後に移動調整させたり、連結軸保持部材11とともに研磨機本体2を、連結軸8を軸心にして左右に傾斜させることができるようになる。
また、ハンドル部12aを緩める方向に操作すると、連結軸保持部材11をレール7に形成されている長孔7cの範囲内で左右方向にスライド移動させることができる。このようにして、ガイド部材20を、連結軸保持部材11及び連結軸8とともに左右方向にスライド移動させることができる。
図1、図3乃至図6では、研磨ディスクDをガイド部材20の後方に移動させた、櫛刃用研磨機1の使用前の状態を示している。
図9は櫛刃研磨機による櫛刃の片側の刃面を研磨する姿勢を平面図で示し、図10は同じく正面図で示し、図11は櫛刃研磨機による櫛刃の反対側の刃面を研磨している状態を平面図で示し、図12は同じく正面図で示している。
図9に示すように、櫛刃装置30は、上下に重ね合わされた2枚の櫛刃31,32の中央面がホルダ33で挟み付けられて組み付けられたものであり、櫛刃31,32の刃先角R1は、例えば、25°に設定されている。
図10に示すように、上下2枚の櫛刃31,32の刃面31a,31b、32a,32bの刃角R2は、例えば、45°に設定されている。
本考案実施例による櫛刃研磨装置1を用いて各櫛刃31,32の刃面31a,31b、32a,32bを研磨する場合には、上下の櫛刃31,32の位置をずらして、研磨し易い状態にする。
そして、研磨機本体2を、図9及び図10、又は図11及び図12に示すように、左右何れかの方向に傾斜させ、研磨ディスクDをガイド部材20の空間部22a内に突入させた状態で行なう。
例えば、図9及び図10に示すように、上側の櫛刃31の研磨において、作業者から見て右側の刃面31aを研磨する場合には、研磨ディスクDをこの刃面31aに沿った刃先角R1及び刃角R2に合うように、3次元方向に傾斜させる。
そして、電動モータ装置2Aを片手で持ち、左右のガイド面23L、23Rの間に上部側の櫛刃31の1つの刃が位置するように位置合わせをして、各左右のガイド面23L、23Rを上部の櫛刃31の上面に沿わせ、さらに、ガイト面23L、23Rの各先端部をホルダ33の側縁に当接させた状態にする。
そして、電動モータ装置2Aの電源をONさせ、ガイド面23L,23Rを櫛刃31の上面に押し付けた状態にして、手持ちした櫛刃用研磨機1の姿勢を安定させた状態で、高速回転する研磨ディスクDの下面側の研磨面Daを刃面31aに押し付けて、櫛刃面31aを研磨する。
研磨作業は、左右に振り分けられたガイド面23L、23Rの間に形成されている空間Sを通じて、刃面31aと研磨ディスクDを見ながら行ない、この刃面31aの研磨を終えると、櫛刃用研磨機1を移動させて、隣の刃先の同じ向きの刃面31aを研磨する。このようにして、櫛刃31の各刃面31a,31a・・を順に研磨する。
下側の櫛刃32の研磨において、作業者から見て左側の刃面32bを研磨する場合にも、研磨ディスクDを傾斜の向きをこのままにして、研磨ディスクDの上面の研磨面Dbをこの刃面32bに押し付けて研磨する。また、櫛刃装置30を上下逆向きにした姿勢で、研磨ディスクDの下面になる研磨面Daでこの刃面32bを研磨するようにしてもよい。
図11及び図12に示すように、上側の櫛刃31の研磨において、作業者から見て左側の刃面31bを研磨する場合には、研磨ディスクDの傾斜の向きを、この刃面31bの刃先角及び刃角に合う向きに変えて行なう。
この傾斜の調整は、後部側のハンドル付ナット12のハンドル部12aを操作して、アーム部保持部材11による連結軸8の締結を一旦緩めて、連結軸8とガイド部材20を前方に移動させて、研磨ディスクDをガイド部材20の後方に移動させてから、連結軸8を軸心にして研磨機本体2を逆向きに傾斜させ、その後、ハンドル部12aを締結方向に操作するという方法で行なう。
そして、高速回転する研磨ディスクDの下面になる研磨面Daを、この刃面31bに押し付けて研磨する。
本考案実施例による櫛刃用研磨機の使用前の姿勢を示した斜視図である。 櫛刃用研磨機に装着されている装着装置を装着装置前端部に装着されているガイド部材とともに示した分解斜視図である。 本発明実施例による櫛刃用研磨機の使用前の姿勢を示した平面図である。 同じく底面図である。 同じく正面図である。 同じく側面断面図である。 装着装置が左右方向にスライド調整可能であることを示した正面図である。 装着装置が連結軸を中心に回動可能であることを示した正面図である。 櫛刃研磨機による櫛刃の片側の刃面を研磨する姿勢を示した平面図である。 同じく正面図である。 櫛刃研磨機による櫛刃の反対側の刃面を研磨している状態を示した平面図である。 同じく正面図である。
符号の説明
1 (本考案実施例による)櫛刃用研磨機
M 電動モータ
D 研磨ディスク
Da (研磨ディスク下面の)研磨面
Db (研磨ディスク上面の)研磨面
2A 電動モータ装置
2 研磨機本体
2a ケース部
3 出力軸
4 装着冶具
5 装着装置
6 カバー
7 レール
7a 底板面
7b 立設面
7c 長孔
8 連結軸
9 取付台
9a ボルト部
11 アーム部保持部材
11a 連結軸保持部
11c,11d 上下面
11e,11e ボルト孔
12 ハンドル付ナット
12a ハンドル部
13 ボルト
14 ハンドル付ナット
14a ハンドル部
15 ねじ
20 ガイド部材
21 下板面
21b ボルト挿入孔
21c リブ
22L,22R 背板面
22a 空間部
23R,23L ガイド面
23a 窓
30 櫛刃装置
31 (上部側の)櫛刃
31a、31b 刃面
32 (下部側の)櫛刃
32a,32b 刃面
R1 刃先角
R2 刃角

Claims (4)

  1. トリマー、茶刈り機などの刈込機に設けられている櫛刃の刃面を研磨する電動式の櫛刃用研磨機であり、
    電動モータを内蔵したハンディタイプの電動モータ装置の前端部から下方又は前下方に向けて突出させた出力軸に研磨ディスクが装着された研磨機本体に、装着装置を介して、櫛刃面に押し当てて手持ちした研磨機本体を支持させるガイド面を有するガイド部材が装着されており、
    前記装着装置は、連結軸と、電動モータ装置の下方位置で連結軸の後部を軸回動調整可能に保持させる連結軸保持機構と、前方に向けられた連結軸の前端部をガイド部材に水平回動調整可能に装着させるガイド部材装着機構とを有し、
    ガイド部材の略中央の後端部から前方途中部に向けた個所には、連結軸を軸心にして傾斜姿勢にした研磨機本体の研磨ディスク前部が突入する空間部が形成され、
    研磨ディスク前部の前記空間部内に向けた突入と、この突入の解除が可能になるように、研磨機本体又はガイド部材の前後位置が調整可能に構成されていることを特徴とする櫛刃用研磨機。
  2. ガイド部材の櫛刃面に押し当てるガイド面が左右に振り分けられて形成されている請求項1に記載の櫛刃用研磨機。
  3. 研磨ディスク前部のガイド部材に向けた突入とその解除が、連結軸保持機構による連結軸の前後方向に向けた保持位置の調整、装着部材の伸縮、連結軸前端部とガイド部材とによる装着位置の前後調整、のいずれかによりより行なわれるように構成されている請求項1又は2の櫛刃用研磨機。
  4. ガイド部材が左右スライド調整可能に構成されている請求項1乃至3のいずれかに記載の櫛刃用研磨機。
JP2006003917U 2006-04-24 2006-04-24 櫛刃用研磨機 Expired - Fee Related JP3125402U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006003917U JP3125402U (ja) 2006-04-24 2006-04-24 櫛刃用研磨機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006003917U JP3125402U (ja) 2006-04-24 2006-04-24 櫛刃用研磨機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3125402U true JP3125402U (ja) 2006-09-21

Family

ID=43475279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006003917U Expired - Fee Related JP3125402U (ja) 2006-04-24 2006-04-24 櫛刃用研磨機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3125402U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7033247B2 (en) Electric sharpener
JPH07205013A (ja) 細部研磨機及びそのアタッチメントブレード
JPWO2009157091A1 (ja) ソーチェンの研磨機
US7115027B2 (en) Grinding tool for sharpening work pieces
US20190366500A1 (en) Knife sharpener
US6786806B2 (en) Rotary mower blade sharpener
US11432468B2 (en) Reciprocating blade apparatus and handheld working machine
JP3125402U (ja) 櫛刃用研磨機
JP4164524B2 (ja) チェーンソーの目立て機
EP1658930A1 (en) Tool sharpening apparatus
CN213319177U (zh) 手持式冰刀磨刀机
US3293949A (en) Multipurpose blade reconditioning tool
JP3217679U (ja) 電動グラインダ、位置決め具付き電動グラインダ
JP4143645B2 (ja) ソーチェーンの目立て機
US5397262A (en) Knife grinder
JP4069187B2 (ja) 刃研ぎ装置
JP3201761U (ja) ディスクグラインダ及びその切断作業用補助具
RU2761845C1 (ru) Устройство для ручной заточки ножей
JP2000125637A (ja) 刈払刃の刃研ぎ装置
JP2021142583A (ja) デプスゲージ研磨対応ソーチェーンの目立て機と、高さ調整板
US20220023989A1 (en) Sanding Attachment for a Jigsaw
JP3108010U (ja) ソーチェーンの目立て機
CA2616634A1 (en) Hand held ice skate sharpener
KR200302557Y1 (ko) 동력을 이용한 칼갈이 장치
KR870003612Y1 (ko) 사료 절단기의 호형 칼날 연삭기

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees