JP3125268B2 - 旋回振動撹拌機の振動影響解消装置 - Google Patents
旋回振動撹拌機の振動影響解消装置Info
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- JP3125268B2 JP3125268B2 JP08281273A JP28127396A JP3125268B2 JP 3125268 B2 JP3125268 B2 JP 3125268B2 JP 08281273 A JP08281273 A JP 08281273A JP 28127396 A JP28127396 A JP 28127396A JP 3125268 B2 JP3125268 B2 JP 3125268B2
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- Japan
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- stirrer
- diaphragm
- influence
- vibrating
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- Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は旋回振動撹拌機の振動
影響解消装置、詳しくは撹拌機の旋回回転する振動板の
四隅部を長期間安定して水平旋回回転するように支持し
つつ振動板の振動による撹拌機への影響を解消するよう
にした装置に関するものである。
影響解消装置、詳しくは撹拌機の旋回回転する振動板の
四隅部を長期間安定して水平旋回回転するように支持し
つつ振動板の振動による撹拌機への影響を解消するよう
にした装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の装置としては本願出願人に係る
実公昭６１−２５８５７号公報がある。該公報は底板２
上のモーター３から取出す垂直の回転軸４に偏心部材５
を嵌着し、該偏心部材５の軸周にベアリング７を挟んで
振動板８を嵌着し、該振動板８上に微量液群を各別に収
容するホールを多設したマイクロプレート12を載置する
振盪台11を載着してなる振盪台において、前記振動板８
の四隅部を底板２の対応部面より撓みをもって植設する
ピアノ線製の支持脚９により水平回動するように支持し
た振盪器を記載している。
実公昭６１−２５８５７号公報がある。該公報は底板２
上のモーター３から取出す垂直の回転軸４に偏心部材５
を嵌着し、該偏心部材５の軸周にベアリング７を挟んで
振動板８を嵌着し、該振動板８上に微量液群を各別に収
容するホールを多設したマイクロプレート12を載置する
振盪台11を載着してなる振盪台において、前記振動板８
の四隅部を底板２の対応部面より撓みをもって植設する
ピアノ線製の支持脚９により水平回動するように支持し
た振盪器を記載している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらピアノ線
製の細い支持脚は金属疲労によって短期のうちに折損し
たりして振動板を支持しなくなるという課題を有すると
ともに、振動板の振動が硬くて振動を伝播しやすいピア
ノ線を通じて撹拌機本体に伝わって影響を与えるという
が課題あり、また機体が振動板の荷重移動を伴った旋回
振動によっても激しく振動して騒音を生じたりしている
という課題がある。
製の細い支持脚は金属疲労によって短期のうちに折損し
たりして振動板を支持しなくなるという課題を有すると
ともに、振動板の振動が硬くて振動を伝播しやすいピア
ノ線を通じて撹拌機本体に伝わって影響を与えるという
が課題あり、また機体が振動板の荷重移動を伴った旋回
振動によっても激しく振動して騒音を生じたりしている
という課題がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は偏心回転軸に中
心部を嵌挿して水平旋回回転する振動板を有する旋回振
動撹拌機において、前記振動板の四隅部を直径３乃至７
mmの太さで硬度80乃至100程度の硬さを持って可撓性と
防振性を備えたウレタン樹脂製の棒体にて支持すること
により振動板の旋回振動による撹拌機本体への振動の伝
播を低減し、また前記偏心回転軸の前記振動板下に同調
回転するバランスウェイトを嵌着して、振動板の水平旋
回の荷重移動による撹拌機への振動影響を解消するよう
にして、かかる課題を解決するようにしたのである。
心部を嵌挿して水平旋回回転する振動板を有する旋回振
動撹拌機において、前記振動板の四隅部を直径３乃至７
mmの太さで硬度80乃至100程度の硬さを持って可撓性と
防振性を備えたウレタン樹脂製の棒体にて支持すること
により振動板の旋回振動による撹拌機本体への振動の伝
播を低減し、また前記偏心回転軸の前記振動板下に同調
回転するバランスウェイトを嵌着して、振動板の水平旋
回の荷重移動による撹拌機への振動影響を解消するよう
にして、かかる課題を解決するようにしたのである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいてを説明する。
【０００６】撹拌機本体を構成するケーシング１の底板
２の中心上にモータ３を据付け、該モータ３の上面に突
出する回転軸3aに偏心回転軸４を上向きに嵌合取付け
し、該偏心回転軸４の側周にベアリング５を挟んで偏心
回転のみを受けて旋回回転する振動板６を嵌挿する。ケ
ーシング１の底板２上に中底板７を敷着固定し、該中底
板７の四隅部上にほぼモータ３と同高にてなる支柱８を
直立させ、各支柱８と振動板６の四隅部間に直径３mm乃
至７mmの太さを有して硬度80乃至100程度の硬さを持つ
可撓性と防振性を兼ね備えたウレタン樹脂製の棒体9a，
9b，9c，9dを張設して振動板６を水平旋回するように支
持する。なお、棒体は必要とされる支持力と可撓性との
兼ね合いにより直径および硬度を決定することが望まし
い。
２の中心上にモータ３を据付け、該モータ３の上面に突
出する回転軸3aに偏心回転軸４を上向きに嵌合取付け
し、該偏心回転軸４の側周にベアリング５を挟んで偏心
回転のみを受けて旋回回転する振動板６を嵌挿する。ケ
ーシング１の底板２上に中底板７を敷着固定し、該中底
板７の四隅部上にほぼモータ３と同高にてなる支柱８を
直立させ、各支柱８と振動板６の四隅部間に直径３mm乃
至７mmの太さを有して硬度80乃至100程度の硬さを持つ
可撓性と防振性を兼ね備えたウレタン樹脂製の棒体9a，
9b，9c，9dを張設して振動板６を水平旋回するように支
持する。なお、棒体は必要とされる支持力と可撓性との
兼ね合いにより直径および硬度を決定することが望まし
い。
【０００７】さらに偏心回転軸４の振動板６の嵌挿部下
にバランスウェイト10を同調回転するように取付ける。
バランスウェイト10は嵌付孔10aより平面視扇形に拡が
るウェイト部10bを有して形成して、偏心側にウェイト
部10bが位置するように嵌付ける。つまり振動板６の偏
心旋回によって軽くなる側に扇形10bを位置せしめて旋
回時の重量バランスを調和するように回転して振動板６
の旋回回転に伴う振動，ガタつきを解消するようにして
いる。
にバランスウェイト10を同調回転するように取付ける。
バランスウェイト10は嵌付孔10aより平面視扇形に拡が
るウェイト部10bを有して形成して、偏心側にウェイト
部10bが位置するように嵌付ける。つまり振動板６の偏
心旋回によって軽くなる側に扇形10bを位置せしめて旋
回時の重量バランスを調和するように回転して振動板６
の旋回回転に伴う振動，ガタつきを解消するようにして
いる。
【０００８】振動板６上にはケーシング１の上面に表出
して振動板６とともに旋回回転する振とう台11を固定取
付けし、この振とう台11上に例えば試料液を収容したマ
イクロプレート等を載置固定して、モータ３を起動して
偏心回転軸４を作動させるのである。偏心回転軸４の作
動は振動板６および振とう台11を偏心量に応じた旋回幅
をもって旋回回転して、振とう台11上の試料液を撹拌振
とうすることとなる。この際振動板６は四隅部をウレタ
ン樹脂製の棒体9a乃至9dにて支持されているため、常に
水平状態を保って安定して旋回回転することとなり、且
つウレタン樹脂製の棒体の防振性によって振動板６の旋
回回転に伴う振動が棒体を通じて撹拌機本体に伝播する
ことがほぼ防止されることとなる。さらに振動板６の旋
回回転の荷重移動に伴う振動はバランスウェイト10の調
和する回転にて解消することとなる。なお、振動台６は
それ自体をケーシング１上に表出させて直接振とう台と
することもできる。
して振動板６とともに旋回回転する振とう台11を固定取
付けし、この振とう台11上に例えば試料液を収容したマ
イクロプレート等を載置固定して、モータ３を起動して
偏心回転軸４を作動させるのである。偏心回転軸４の作
動は振動板６および振とう台11を偏心量に応じた旋回幅
をもって旋回回転して、振とう台11上の試料液を撹拌振
とうすることとなる。この際振動板６は四隅部をウレタ
ン樹脂製の棒体9a乃至9dにて支持されているため、常に
水平状態を保って安定して旋回回転することとなり、且
つウレタン樹脂製の棒体の防振性によって振動板６の旋
回回転に伴う振動が棒体を通じて撹拌機本体に伝播する
ことがほぼ防止されることとなる。さらに振動板６の旋
回回転の荷重移動に伴う振動はバランスウェイト10の調
和する回転にて解消することとなる。なお、振動台６は
それ自体をケーシング１上に表出させて直接振とう台と
することもできる。
【０００９】
【発明の効果】本発明は旋回回転する振動板の四隅部を
直径５mm前後の太さを有して且つ硬度90前後の硬さにて
なる可撓性と防振性に優れたウレタン樹脂製の棒体にて
支持するようにしたので、旋回回転が長期に亘り反複し
ても棒体の疲労や腐食による折損を生じたりして振動板
の支持を不能とすることがなく、しかも棒体の防振性に
よって振動板の振動が撹拌機本体にはほとんど伝播する
ことなくして振動影響を解消することができるという効
果を生ずる。
直径５mm前後の太さを有して且つ硬度90前後の硬さにて
なる可撓性と防振性に優れたウレタン樹脂製の棒体にて
支持するようにしたので、旋回回転が長期に亘り反複し
ても棒体の疲労や腐食による折損を生じたりして振動板
の支持を不能とすることがなく、しかも棒体の防振性に
よって振動板の振動が撹拌機本体にはほとんど伝播する
ことなくして振動影響を解消することができるという効
果を生ずる。
【００１０】また振動板下の偏心回転軸にバランスウェ
イトを嵌着して振動板との間で重量バランスをもって回
転するようにしたので、振動板の旋回回転の荷重移動に
伴う撹拌機本体への振動影響を解消して騒音等の発生を
防止することができるという効果を生ずる。
イトを嵌着して振動板との間で重量バランスをもって回
転するようにしたので、振動板の旋回回転の荷重移動に
伴う撹拌機本体への振動影響を解消して騒音等の発生を
防止することができるという効果を生ずる。
【図１】 本発明の一実施形態を示す縦断正面図であ
る。
る。
【図２】 同、中底板上の棒体およびバランスウェイト
の構成を示す平面図である。
の構成を示す平面図である。
１はケーシング ２は底板 ３はモータ 3aは回転軸 ４は偏心回転軸 ５はベアリング ６は振動板 ７は中底板 ８は支柱 9a乃至9dはウレタン樹脂製の棒体 10はバランスウェイト 10aは嵌付孔 10bは扇形のウェイト部 11は振とう台
Claims (2)
- 【請求項１】 偏心回転軸に中心部を嵌挿して水平旋回
回転する振動板を有する旋回振動撹拌機において、前記
振動板の四隅部を直径３乃至７mmの太さで硬度80乃至10
0程度の硬さを持って可撓性と防振性に優れたウレタン
樹脂製の棒体にて水平旋回回転するように支持して、振
動板の水平旋回時の棒体を通じた振動伝播を減衰して撹
拌機への振動影響を解消するようにしたことを特徴とす
る旋回振動撹拌機の振動影響解消装置。 - 【請求項２】 前記偏心回転軸の前記振動板下に同調回
転するバランスウェイトを嵌着して、振動板の水平旋回
の荷重移動による撹拌機への振動影響を解消するように
した請求項１記載の振動影響解消装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08281273A JP3125268B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 旋回振動撹拌機の振動影響解消装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08281273A JP3125268B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 旋回振動撹拌機の振動影響解消装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10109028A JPH10109028A (ja) | 1998-04-28 |
| JP3125268B2 true JP3125268B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=17636782
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08281273A Expired - Lifetime JP3125268B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 旋回振動撹拌機の振動影響解消装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3125268B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4542695B2 (ja) * | 2000-11-21 | 2010-09-15 | 株式会社アイラー千野 | 振盪機 |
| KR20030093655A (ko) * | 2002-06-04 | 2003-12-11 | 배석규 | 실험용 교반기 |
| AU2013202782B2 (en) | 2013-03-14 | 2015-05-14 | Gen-Probe Incorporated | Apparatus for indexing and agitating fluid containers |
| CN112473492A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-03-12 | 杭州奥盛仪器有限公司 | 簧杆悬挂式的振荡混匀装置 |
| DE102020133424A1 (de) * | 2020-12-14 | 2022-06-15 | Qinstruments Gmbh | Laborgerät mit mischmechanismus zum mischen von medium eines objektträgers |
-
1996
- 1996-10-03 JP JP08281273A patent/JP3125268B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10109028A (ja) | 1998-04-28 |
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