JP3124897U - 虫忌避機能及び紫外線感光機能を有する装飾用リング - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は、ブレスレットやネックレスと同様に人の首や手首等に装着でき、身に付け易く体裁も良く、しかも、紫外線の強度に応じて変色する紫外線感光剤の色変化によって紫外線の強度を認識することができると共に、色変化による意匠性に優れた装飾用リングを提供することを課題とする。
【解決手段】本考案は、上記課題を解決するべく、虫を忌避する虫忌避剤と紫外線の強度に応じて変色する紫外線感光剤を含有する樹脂によって環状に成形され、人の手首、足首又は首のいずれかに装着することができる装飾用リングである。
【選択図】図2
【解決手段】本考案は、上記課題を解決するべく、虫を忌避する虫忌避剤と紫外線の強度に応じて変色する紫外線感光剤を含有する樹脂によって環状に成形され、人の手首、足首又は首のいずれかに装着することができる装飾用リングである。
【選択図】図2
Description
本考案は、人の手首等に装着して使用する装飾用リングに関し、具体的には虫忌避機能及び紫外線感光機能を有する装飾リングである。
一般に広く利用されている虫忌避具として、たとえば蚊取り線香と電熱タイプの蚊取り器がある。香取り線香は火で、電熱タイプは電気で、それぞれ加熱することによって忌避成分を放散させる。そのため、火災や火傷の恐れがあり、乳幼児には非常に危険である。しかも、火や電気が無い場合には、使用することができないという制約もあって好ましいものではない。
ところで、近年、人の腰に装着するベルト等に取り付けて使用する携帯型の上記虫忌避具が存在するようになったが体裁が悪いという欠点がある。特に、女性は身に付ける物(服装)の統一感に非常に敏感であり、携帯型の虫忌避具を身に付けることに対して強い抵抗感がある。
さらに、近年、発ガン作用など紫外線の有害性が広く認識されるに至り、紫外線の強度を簡易に認識する要請が高まっており、とりわけ虫忌避の必要性が高まる夏季にはその傾向が顕著である。ところが、現在、紫外線の強度を簡易に認識できるものであって、身に付け易く且つ体裁の良いものが存在しない。
そこで、本考案は、上記問題点を一挙に解決する虫忌避機能及び紫外線感光機能を有する装飾用リングを提供することを目的とする。
本考案は、虫を忌避する虫忌避剤と紫外線の強度に応じて変色する紫外線感光剤を含有する樹脂によって環状に成形され、人の手首、足首又は首のいずれかに装着することができる装飾用リングである(請求項1)。
このようなものであると、上記従来技術のように加熱をせずとも虫忌避剤が大気中に拡散するので安全性が高く、加えて、ブレスレットやネックレスと同様に、人の首や手首等に装着できるので、身に付け易く体裁も良い。しかも、紫外線の強度に応じて変色する紫外線感光剤によって色変化を生じるため、紫外線の強度を認識することができる。特に、虫忌避及び紫外線認識に対する要請が高い夏季において使用するのが効果的である。さらに、紫外線の強度に応じて色が変化するので意匠性にも優れている。
また、本考案は、前記紫外線感光剤が、紫外線の強度に応じて色の濃度が変化するものであること特徴とする装飾用リングである(請求項2)。このようなものであると、紫外線の強度が増すに従って薄い色から濃い色へと変化するので、紫外線の強弱を視覚的に認識し易く、また紫外線対策(例えば紫外線カットクリームを塗る等)の要否などを判断し易くなる。
また、本考案は、蛍光剤を含有することを特徴とする装飾用リングであり(請求項3)、このようなものであると、太陽光や蛍光灯の光などに反応して光を発する装飾用リングを構成できる。
また、本考案は、蓄光剤を含有することを特徴とする装飾用リングであり(請求項4)、このようなものであると、昼間の太陽光等を吸収して夜間に発光する装飾用リングを構成できる。
これらの装飾用リングによれば、効果的且つ簡便に安全性を高めることができる。すなわち、かかる装飾用リングによれば、歩行や自転車での移動に際して、自動車等の運転手に対して注意を喚起できるので安全性が高まる。特に、蓄光剤を含有する場合は、夜間(暗闇)であっても発光できるので好ましい。
また、本考案は、虫を忌避する虫忌避剤と紫外線の強度に応じて変色する紫外線感光剤を含有する樹脂によって環状に成形され、人の手首、足首又は首のいずれかに装着することができる少なくとも一対の装飾用リングであって、所定の紫外線強度に対する変色の程度を一の装飾用リングと他の装飾用リングとで異ならしめたことを特徴とする少なくとも一対の装飾用リングである(請求項5)。
このようなものであると、例えば、比較的弱い紫外線のときには一の装飾用リングが変色するものの他の装飾用リングは変色せず、他方、比較的強い紫外線のときは、一の装飾用リングが変色した後に他の装飾用リングも変色するので、紫外線の強弱を認識しやすい。
また、本考案は、虫を忌避する虫忌避剤と、紫外線の強度に応じて色の濃度が変化する紫外線感光剤と、光を吸収する蓄光剤と、光に反応する蛍光剤とを含有する樹脂によって環状に成形され、人の手首、足首又は首のいずれかに装着することができる少なくとも一対の装飾用リングであって、所定の紫外線強度に対する変色の程度を一の装飾用リングと他の装飾用リングとで異ならしめたことを特徴とする少なくとも一対の装飾用リングである(請求項6)。
本考案は、上述のとおり、上記従来技術に比較して安全であると共に、紫外線強度を視覚的に認識することができ、さらには、体裁が良く装飾性が高いので、抵抗なく装着することができる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を、実施例として示す各図と共に説明する。
図1ないし図7は本考案の実施例である。
本考案は、リングLは樹脂に虫忌避剤及び紫外線感光剤を練り込んで円環状に形成した可とう性を有する装飾用リングである。
リングLは図1のように環状に形成され、図2および3のように手首、図4および5のように足首、図7のように首に装着して使用するものである。
なお、本実施例のリングLは断面略円形で成形されているが、例えば断面略矩形状のベルト体を環にした環状体とすることもできる。また、本実施例のリングLは切れ目のない連続した環状であるが、凹凸嵌合や図6のような連結部C(一方端に係止孔を形成し、他端に係止突起を形成した連結部C)を有する環状であっても良い。
リングLに練り込まれる紫外線感光剤は、紫外線の強度に対応して変色するものである。具体的には、紫外線の吸収によって可逆的な色変化を示す有機化合物であり、例えばフォトクロミック物質が挙げられる。
このフォトクロミック物質とは、紫外線の有無によって構造が可逆的に変化し、吸収スペクトルが変わる性質を有しており、紫外線を照射すると発色し(変色し)、紫外線がなくなると色は消え(元の色に戻る)、この変化が可逆的に繰り返される。たとえば、本実施例では、紫外線が照射されると透明色から紫色に変化し、紫外線の照射を遮断すると透明色に戻る。
また、フォトクロミック物質は、紫外線の強度によって発色濃度が変わるように構成することも可能である。たとえば、比較的弱い紫外線の場合は薄い紫色に変化し、比較的強い紫外線の場合は濃い紫色に変化する。
なお、フォトクロミック物質の具体例としては、公知のとおり、スピロピラン系化合物、スピロナフトオキサジン系化合物、アゾベンゼン系化合物、チオインジゴ系化合物、フルギド系化合物、トリフェニル系化合物、ビオロゲン系化合物、サリチリジアニル系化合物などを任意に用いることができる。
また、地表に届く紫外線の波長は約280nm〜400nmであるので、紫外線感光剤はかかる波長域において変色するものであれば良い。
リングLに練り込まれた虫忌避剤は、蚊や蝿等の虫の接近を妨げる虫忌避効果を奏するものである。たとえば、天然系のレモンユーカリ、ピレスロイド、ハーブ系のシトロネラやリーライム等を用いる。
このような装飾用リングLを身に付けると、虫忌避剤が大気中に拡散するので安全性が高く、加えてブレスレットやネックレスと同様に人の手首等に装着できるので、身に付け易いだけでなく体裁も良く装飾性が高い。しかも、紫外線の強度に応じて変色する紫外線感光剤の色変化によって紫外線強度を認識することができるので、特に虫忌避及び紫外線認識に対する要請が高い夏季において効果的である。
また、本考案は、図3や4のように2つや3つと複数の装飾リングを身に付けることができる。そして、一の装飾用リングと他の装飾用リングの紫外線感光度を異ならしめることができる。そうすると、たとえば、比較的弱い紫外線のときには一の装飾用リングが変色するものの他の装飾用リングは変色せず、他方、比較的強い紫外線のときは、一の装飾用リングが変色した後に他の装飾用リングも変色するので、紫外線の強弱が非常に認識しやすくなる。言い換えれば、紫外線の感光速度が相互に異なる一対の装飾用リングであって、感光速度が速い一の装飾用リングと、感光速度が遅い他の装飾用リングで構成されることになる。
さらに、本考案の装飾用リングは蓄光剤を含有することもできる。蓄光剤(長残光性燐光体)は、太陽光や蛍光灯などの光を吸収して励起(蓄光)し、暗所で発光する性質を有し、「光吸収―蓄光―発光」を繰り返すものである。具体的には、ZnS:Cu、(Ca、Sr)S:Biなどが知られており、硫化亜鉛を用いることができる。
また、本考案の装飾用リングは蛍光剤を含有することもできる。たとえば、スチルベン系、クマリン系、ピラゾリン系、イミダゾロン、イミダゾール系、トリアゾール系、オキサゾール系、ナフタルイミド系等市販の蛍光剤を使用することができる。
蓄光剤又は蛍光剤を含有する装飾用リングであると、太陽光等に反応して発光するか、昼間の太陽光を吸収して夜間に発光するので、意匠性に優れると共に、歩行や自転車での移動に際して自動車の運転手等に注意を喚起することもできるので、安全性に優れている。
L 装飾用リング
C 連結部
C 連結部
Claims (6)
- 虫を忌避する虫忌避剤と紫外線の強度に応じて変色する紫外線感光剤を含有する樹脂によって環状に成形され、人の手首、足首又は首のいずれかに装着することを特徴とする装飾用リング。
- 紫外線感光剤が紫外線の強度に応じて色の濃度が変化するものであること特徴とする請求項1記載の装飾用リング。
- 蛍光剤を含有することを特徴とする請求項1又は2記載の装飾用リング。
- 蓄光剤を含有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の装飾用リング。
- 虫を忌避する虫忌避剤と紫外線の強度に応じて変色する紫外線感光剤を含有する樹脂によって環状に成形され、人の手首、足首又は首のいずれかに装着することができる少なくとも一対の装飾用リングであって、所定の紫外線強度に対する変色の程度を一の装飾用リングと他の装飾用リングとで異ならしめたことを特徴とする少なくとも一対の装飾用リング。
- 虫を忌避する虫忌避剤と、紫外線の強度に応じて色の濃度が変化する紫外線感光剤と、光を吸収する蓄光剤と、光に反応する蛍光剤とを含有する樹脂によって環状に成形され、人の手首、足首又は首のいずれかに装着することができる少なくとも一対の装飾用リングであって、所定の紫外線強度に対する変色の程度を一の装飾用リングと他の装飾用リングとで異ならしめたことを特徴とする少なくとも一対の装飾用リング。
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JP2006004863U JP3124897U (ja) | 2006-06-21 | 2006-06-21 | 虫忌避機能及び紫外線感光機能を有する装飾用リング |
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WO2019022181A1 (ja) * | 2017-07-27 | 2019-01-31 | 三井化学株式会社 | 装身具 |
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