JP3124893B2 - 水洗便器 - Google Patents

水洗便器

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JP3124893B2
JP3124893B2 JP06198741A JP19874194A JP3124893B2 JP 3124893 B2 JP3124893 B2 JP 3124893B2 JP 06198741 A JP06198741 A JP 06198741A JP 19874194 A JP19874194 A JP 19874194A JP 3124893 B2 JP3124893 B2 JP 3124893B2
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貴哉 南山
恭男 前田
芳朗 松下
晴夫 山崎
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水洗便器に関するも
のである。さらに詳しくは、この発明は、下水配管から
悪臭が逆流するのを防止することのできる水洗便器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等のトイレには、様々な
構成及び構造を有する各種の水洗便器が設置されてきて
いる。その一つとして、たとえば図9及び図10の断面
図に示したような水洗便器がこの出願の出願人により提
案されている(特願平6−56343号)。
【0003】これら図9及び図10に例示した水洗便器
においては、ボウル(1)の底部に形成された排水口
(5)から便器後方に水平に終端開口部(10)を有す
る排水管部(11)が設けられ、この排水管部(11)
に、終端開口部(12)を底部に有する排出管部(1
3)が連結されている。排水管部(11)の終端開口部
(10)には、フラッパー弁(14)が設けられてい
る。フラッパー弁(14)は、回動軸(15)に回動自
在に支持されており、このフラッパー弁(14)の回動
によって排水管部(11)の終端開口部(10)を開閉
するようにしている。
【0004】また、フラッパー弁(14)の駆動部(1
03)が、排出管部(13)の上端部に設けられ、その
駆動力が回動軸(15)を介してフラッパー弁(14)
に伝達されるようにしている。この駆動部(103)
は、電動駆動式としている。このような水洗便器では、
洗浄排水時には、フラッパー弁(14)を開放すること
によってボウル(1)内の汚物等とともにボウル(1)
の内面を洗浄した洗浄水を排水管部(11)及び排出管
部(13)を介して便器外部に一気に排出することがで
きる。
【0005】また図9及び図10に例示した水洗便器に
おいては、フラッパー弁(14)のメンテナンス性を考
慮して、排出管部(12)を上部ケース(101)及び
下部ケース(102)に2つに分割し、フラッパー弁
(14)の回動軸(15)をその内の上部ケース(10
1)で支持してもいる。さらにこの水洗便器では、排水
管部(11)と排出管部(12)とをオーバーフロー排
水管(16)によって接続している。オーバーフロー排
水管(16)は、排水管部(11)から上方に向かい、
排出管部(13)の上方を通ることなく迂回して排出管
部(13)に接続し、排水管部(11)及び排出管部
(13)を連通させている。
【0006】このようなオーバーフロー排水管(16)
の設置によって、洗浄時の余分な水をオーバーフロー排
水管(16)を通じて排出することが可能となる。ま
た、フラッパー弁(14)の交換時に上部ケース(10
1)ごとフラッパー弁(14)及び弁駆動部(103)
を取り外しても、オーバーフロー排水管(16)がその
取外しの邪魔とならずに済み、メンテナンス作業が簡便
ともなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ば図9及び図10に示した従来の水洗便器において、上
記の利点を有するものの、たとえば停電が発生したり、
駆動部(103)が故障した場合には、フラッパー弁
(14)はフリーな状態におかれるため、ボウル(1)
に溜めた水が、それ自身の水圧によってフラッパー弁
(14)を回動させ、排水管部(11)の終端開口部
(10)が開き、その水が排水口(5)から排水管部
(11)及び排出管部(13)を経て外部に流出するこ
とがあった。このため、停電時や駆動部(103)の故
障時には、ボウル(1)内には水溜りがなくなり、ま
た、これに伴って、オーバーフロー排水管(16)内に
通じられた水も流れ出てしまう。このような状態では、
排出管部(13)に接続された下水配管からの悪臭が、
オーバーブロー排水管(16)を逆流することになり、
トイレに悪臭が放出されてしまう。
【0008】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来の水洗便器の欠点を解消し、下
水配管から悪臭が逆流するのを防止することのできる水
洗便器を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、ボウル底部の排水口から便器後
方に排水管部が接続され、その終端開口部に、これを開
閉する弁を有する弁装置が配設され、かつ排出口を終端
部に有する排出管部が排水管部に連結されるとともに、
これらの排水管部と排出管部とを迂回連通するオーバー
フロー排水管が設けられた水洗便器において、オーバー
フロー排水管の排出管部との接続端部にトラップ部が設
けられ、このトラップ部に常時水を溜め、悪臭がオーバ
ーフロー排水管を逆流するのを防止したことを特徴とす
る水洗便器を提供する。
【0010】
【作 用】この発明の水洗便器においては、排水管部と
排出管部とを迂回連通するオーバーフロー排出管の排出
管部との接続端部にトラップ部が設けられるため、トラ
ップ部に常時水を溜めることができる。このトラップ部
における水溜りの存在によって、停電時や弁装置駆動部
の故障時にボウル内に水溜りを形成することができなく
なった場合でも、悪臭がオーバーフロー排出管を逆流す
るのを確実に防止することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に沿って実施例を示し、この発明
の水洗便器についてさらに詳しく説明する。図1及び図
2は、各々、この発明の水洗便器の一実施例を示した断
面図である。
【0012】たとえばこれらの図1及び図2に示した例
においては、ボウル(1)の上端縁に沿ってその全周に
リム部(2)が設けられており、このリム部(2)の内
部には洗浄水の通水路(3)が形成されている。ボウル
(1)の底部には、便器後方側部に屈曲した排水口
(5)が設けられ、この排水口(5)に水平な排水管部
(11)が便器後方に接続されている。排水管部(1
1)の後方には、底部終端に排出口(12)を備えた直
立する排出管部(13)が連結されている。排出管部
(13)は、その側部に排水管部(11)と接続するた
めの水平接続部(21)が設けられ、この水平接続部
(21)と排出管部(13)の直立部との間において排
水管部(11)の終端開口部(10)を形成するように
している。排水管部(11)と排出管部(13)の水平
接続部(21)との接続は、対向する両端部にフランジ
等を設け、これをボルト及びナット等の適宜な連結手段
で連結することによって行うことができる。
【0013】排出管部(13)は、その水平接続部(2
1)の上面部を境界として上部ケース(101)及び下
部ケース(102)の2つに分割されている、これらの
上部ケース(101)及び下部ケース(102)は、接
続対向面部においてフランジを有しており、このフラン
ジをボルト及びナット等の適宜な連結手段により連結し
ている。上部ケース(101)は、下部ケース(10
2)上に取付け及び取外し自在となっている。一方、下
部ケース(102)は、図3に例示したように、ボルト
(23)及びナット(24)によって便器内部に固定さ
れている。
【0014】また図1及び図2の例においては、排水管
部(11)としての終端開口部(10)に、これを開閉
自在とするフラッパー弁(14)がその立面方向に設置
されている。フラッパー弁(14)は、排出管部(1
3)の内部において終端開口部(10)を開閉するよう
にしている。フラッパー弁(14)の背面には押付板
(38)が接続されている。この押付板(38)は、そ
の上端部において回動軸(15)に回動自在に支持され
ており、その結果として、フラッパー弁(14)が回動
軸(15)を中心として回動可能となる。回動軸(1
5)は、排出管部(13)の上部ケース(101)に支
持されており、この回動軸(15)には、図4及び図5
に例示したようなフラッパー弁(14)の駆動部(10
3)が接続されるようにしている。
【0015】たとえばこれらの図4及び図5に示したよ
うに、排出管部(13)の上部ケース(101)には固
定部(25)が設けられており、この固定部(25)
に、動力源としてのモータ(26)が設置されている。
モータ(26)にはカム(28)が接続されており、こ
のカム(28)は、回転軸(27)を回転の中心として
回転自在としている。また、カム(28)の側面部にリ
ンク(29)の一端部が回転自在に接続されている。リ
ンク(29)の他端部には、その長手方向に開口された
長穴(30)が設けられている。
【0016】また、駆動部(103)には、上下に2つ
の水平部(31)(32)を左右方向に配置し、上側の
水平部(31)の右端部及び下側の水平部(32)の左
端部を垂直部(33)で連結した略Z字型の形状を有す
るレバー(34)が備えられてもいる。このレバー(3
4)では、下側の水平部(32)の長さを上側の水平部
(31)よりも短くし、その下側の水平部(32)に略
水平な長穴(35)が長手方向に形成されている。そし
て、この長穴(35)に上記したカム(28)の回転軸
(27)が挿入されている。また、レバー(34)の下
側水平部(32)の先端側面部には、下端方向に傾斜す
る傾斜面(36)が形成されている。さらに、レバー
(34)は、上側の水平部(31)の先端部においてリ
ンク(29)とその長穴(30)を介して接続してい
る。このレバー(34)のリンク(29)との接続部、
すなわち上側水平部(31)の先端部とその近傍の固定
部(25)との間に、ねじりコイルバネ(20)が連結
されている。ねじりコイルバネ(20)は、その環状ら
せん部(37)をカム(28)側に向けて配置されてお
り、両端部はレバー(34)及び固定部(25)と回転
自在に接続されている。この図4からも明らかなよう
に、これらのレバー(34)、ねじりコイルバネ(2
0)及びリンク(29)は同一箇所において接続されて
いる。
【0017】回動軸(15)は、図5にも例示したよう
に、その先端部が上部ケース(101)の側部よりレバ
ー(34)側に突出するとともに、略L字型に屈曲し、
屈曲部(39)の先端部(40)においてレバー(3
4)に設けた下側水平部(32)との接触を可能として
いる。また、回動軸(15)には、押付板(38)を支
持する部分と屈曲部(39)との間にねじりコイルバネ
(41)が設けられてもいる。このねじりコイルバネ
(41)によってフラッパー弁(14)は、押付板(3
8)を介して排水管部の終端開口部(14)側に押し付
けられている。
【0018】図4及び図5に例示した状態においては、
フラッパー弁(14)は、排水管部の終端開口部(1
0)を閉鎖しており、図1に例示した水洗便器のボウル
(1)内には水溜りが形成される。フラッパー弁(1
4)は、この水溜りの形成によっても開くことはなく、
しっかりと終端開口部(10)を閉止し、水漏れが発生
することはない。
【0019】その原理について説明すると、このような
フラッパー弁(14)の閉鎖状態では、レバー(34)
の下側水平部(32)の下面部が回動軸(15)の屈曲
部(39)の先端部(40)に乗り上げており、フラッ
パー弁(14)のフリーな回動は阻止されている。この
回動の阻止は、ねじりコイルバネ(41)の弾性力とと
もにもう一つのねじりコイルバネ(37)の弾性力によ
って得られる。すなわち、ねじりコイルバネ(20)
は、レバー(34)の下側水平部(32)を下方に押し
下げる方向に付勢されており、その弾性力は、てこの原
理に基づいてレバー(34)及び回動軸(15)を介し
てフラッパー弁(14)に強く作用する。フラッパー弁
(14)は、これらのねじりコイルバネ(20)(4
1)からの弾性力を受けて終端開口部(10)側に押付
板(38)を介して押し付けられるのである。
【0020】一方、ボウル内の汚物等とともに洗浄水を
排出する場合には、モータ(26)を作動させてカム
(28)を回転させる。その時の状態を示したものが図
6の断面図である。たとえばこの図6に示したように、
カム(28)の回転に伴って、そのカム面が回動軸(1
5)の屈曲部(39)の先端部(40)に接触し、次い
でその先端部(40)を上方に押し上げるようになる。
【0021】これと同じくして、リンク(29)もカム
(28)とともに回転することから、リンク(29)
は、レバー(34)の上側水平部(31)との接続部に
おいてこのレバー(34)を後方へと引っ張るように移
動する。すると、レバー(34)は、その下側水平部
(32)の先端部が回動軸(15)の屈曲部(39)の
先端部(40)から離れ、後方へと引き下げられる。こ
のようなレバーの移動は、下側水平部(32)の長穴
(35)及びカム(28)の回転軸(27)をガイドと
して行われる。レバー(34)は、長穴(35)の長さ
以内で摺動し、しかも略水平に移動する。
【0022】さらにカム(28)が回転すると、回動軸
(15)もさらに回動し、これに支持された押付板(3
8)とともにフラッパー弁(14)を回動させて、終端
開口部(10)が開く。ボウル内の汚物等及び洗浄水
は、その終端開口部(10)から勢いよく流出し、排出
管部(13)の排出口(12)から一気に外部に排出さ
れる。図1に例示したように、ボウル(1)の排水口
(5)から延びる排水管部(11)は水平に設けられて
いるため、ボウル(1)内の水は、それ自身の水頭圧に
よって排出される。このため、汚物等を静かにしかも短
時間で効果的に排出することができる。
【0023】この図6に例示した開放状態から再び図4
に例示した閉鎖状態とする場合には、図6の開放時と同
様に、モータ(26)を回転させ、カム(28)及びね
じりコイルバネ(41)の弾性力によって回動軸(1
5)の屈曲部(39)の先端部(40)を図4に示した
元の位置にまで戻す。この時、カム(28)の回転に伴
うリンク(29)の移動によって、レバー(34)がそ
の下側水平部(32)の長穴(35)及びカム(28)
の回転軸(27)をガイドとして略水平方向に移動す
る。そして、下側水平部(32)に設けた傾斜面(3
6)が回動軸(15)の屈曲部(39)の先端部(4
0)に接触し、その上に下側水平部(32)が乗り上
げ、ねじりコイルバネ(20)の弾性力がフラッパー弁
(14)に作用する。
【0024】さらに図1及び図2の例においては、排水
管部(11)と排出管部(13)とをオーバーフロー排
水管(16)によって接続している。このオーバーフロ
ー排水管(16)は、排水管部(11)より上方へと向
かい、次いでその裏側へと屈曲した後に、さらに上方へ
と向かい、次いで水平向きに屈曲した後に下方に向か
い、排出管部(13)の下部ケース(102)に接続し
ている。図2からも明らかなように、オーバーフロー排
水管(16)は、排出管部(13)の上部ケース(10
1)の上方を通過しないように迂回して排水管部(1
1)と排出管部(13)とを連通している。
【0025】このようなオーバーフロー排水管(16)
を設けることで、洗浄時の余分な水をオーバーフロー排
水管(16)を通じて外部に排出することができ、ま
た、ボウル(1)内に形成する水溜りの水位を十分なも
のとすることもできる。たとえば大用時と小用時とにお
いて、図1図中の一点鎖線及び二点鎖線で示した高さに
までの水位変えることができる。
【0026】たとえば図7に示したように、図1に例示
した水洗便器には、洗浄水を供給するために水道管を直
結することができる。この場合、水道管は、定流量弁
(120)、逆止弁(121)及び電磁弁(122)を
介して水洗便器に接続することができる。水道管から流
れ込む水は、これらの定流量弁(120)、逆止弁(1
21)及び電磁弁(122)を経て図1に例示したリム
部(2)内に流入し、射水孔(6)からボウル(1)内
に流れ出る。
【0027】電磁弁(122)は、制御回路部(12
3)によってその動作を制御することができる。電磁弁
(122)の制御方法としては、たとえば洗浄が開始さ
れると同時に電磁弁(122)を開放して給水を行い、
あらかじめ設定しておいた所定時間後にこの電磁弁(1
22)を閉鎖することができる。また、制御回路部(1
23)には、水位調整スイッチ(124)を設けること
ができる。この水位調整スイッチ(124)の操作によ
って、上記した設定時間を適宜に変更することができ、
ボウル内の水位の変更が可能となり、水溜りの水位を任
意に調節することができる。たとえば大用時の水の跳返
りを防止するなどに効果的となる。また、水道管の水圧
の変動に対して一定量の洗浄水を供給するのにも効果的
となる。
【0028】また図1及び図2に例示したように、オー
バーフロー排水管(16)の排出管部(13)との接続
端部には、下部ケース(102)内において上方に向け
られたトラップ部(110)が形成されている。このた
め、トラップ部(110)には、常に水溜りがその上端
まで形成されることになる。このようなトラップ部(1
10)における水溜りの存在によって、排出管部(1
3)の終端開口部(12)に接続された下水配管からの
悪臭が、オーバーフロー排水管(16)を通じて逆流す
るのを確実に防止することができる。たとえば停電や駆
動部(103)の故障によりフラッパー弁(14)がフ
リーな状態にされ、ボウル(1)内の水が排出されてし
まっても、オーバーフロー排水管(16)のトラップ部
(110)には水溜りが形成されているため、オーバー
フロー排水管(16)を通じて悪臭の逆流が発生するこ
とはない。快適なトイレ環境が実現される。
【0029】さらに、図1及び図2に例示したような排
水管部(11)及び排出管部(13)を迂回連通するオ
ーバーフロー管(16)によって、たとえばフラッパー
弁(14)に水漏れ等が発生し、メンテナンスを必要と
する場合には、上部ケース体(101)ごとフラッパー
弁(14)を上方に引き上げて取り出すことができる。
取り出す際に、オーバーフロー管(16)が邪魔となる
ことはない。
【0030】なお、図1及び図2の例においては、回動
軸(15)を便器後方に向けて屈曲させ、フラッパー弁
(14)の駆動部(103)を便器後方に配置している
が、この駆動部(103)は、たとえば図8に示したよ
うに便器の略中央部に配置することも可能である。この
図8の例においては、回動軸(15)は便器前方に向か
って屈曲し、カム(28)、リンク(29)、レバー
(34)及びねじりコイルバネ(20)が便器の略中央
部に配置されている。
【0031】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されることはない。オーバーフロー排水管の形状、弁
装置の構成及び構造等の細部については様々な態様が可
能であることはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、下水配管からの悪臭がオーバーフロー排水管を通
じて逆流するのを常に防止することができる。快適なト
イレ環境が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の水洗便器の一実施例を示した断面図
である。
【図2】図1の例を別の方向から見た断面図である。
【図3】図1に示した排水管部と排出管部とを例示した
平面図である。
【図4】この発明の水洗便器に用いることのできる弁装
置の一例を示した断面図である。
【図5】図4に示した例の平面図である。
【図6】図4に示した弁装置の開放時の状態を例示した
断面図である。
【図7】図1の例を別の方向から見た断面図である。
【図8】この発明の水洗便器の別の例を示した断面図で
ある。
【図9】従来の水洗便器を示した断面図である。
【図10】従来の水洗便器を示した断面図である。
【符号の説明】
1 ボウル 2 リム部 3 通水路 5 排水口 6 射水孔 10 終端開口部 11 排水管部 12 排出口 13 排出管部 14 フラッパー弁 15 回動軸 16 オーバーフロー排水管 20 ねじりコイルバネ 21 水平接続部 23 ボルト 24 ナット 25 固定部 26 モータ 27 回転軸 28 カム 29 リンク 30 長穴 31,32 水平部 33 垂直部 34 レバー 35 長穴 36 傾斜面 37 環状らせん部 38 押付板 39 屈曲部 40 先端部 41 ねじりコイルバネ 101 上部ケース 102 下部ケース 103 駆動部 110 トラップ部 120 定流量弁 121 逆止弁 122 電磁弁 123 制御回路部 124 水位調整スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 晴夫 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−259167(JP,A) 特開 平6−306921(JP,A) 特開 平6−240730(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 11/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボウル底部の排水口から便器後方に排水
    管部が接続され、その終端開口部に、これを開閉する弁
    を有する弁装置が配設され、かつ排出口を終端部に有す
    る排出管部が排水管部に連結されるとともに、これらの
    排水管部と排出管部とを迂回連通するオーバーフロー排
    水管が設けられた水洗便器において、オーバーフロー排
    水管の排出管部との接続端部にトラップ部が設けられ、
    このトラップ部に常時水を溜め、悪臭がオーバーフロー
    排水管を逆流するのを防止したことを特徴とする水洗便
    器。
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