JP3124792B2 - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JP3124792B2
JP3124792B2 JP16349491A JP16349491A JP3124792B2 JP 3124792 B2 JP3124792 B2 JP 3124792B2 JP 16349491 A JP16349491 A JP 16349491A JP 16349491 A JP16349491 A JP 16349491A JP 3124792 B2 JP3124792 B2 JP 3124792B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動変速機の油圧制御
装置、特に摩擦締結要素を作動させるライン圧を制御す
る油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車に搭載される自動変速機
は、エンジンの出力トルクが入力されるトルクコンバー
タと変速歯車機構とを組み合わせ、この変速歯車機構の
動力伝達経路を油圧作動式のクラッチやブレーキなどの
複数の摩擦締結要素の選択的作動により切り換えること
により、変速段を運転状態に応じて自動的に切り換える
ように構成したもので、この種の自動変速機には、上記
摩擦締結要素を作動させるためのライン圧を生成する油
圧制御回路が設けられる。その場合に、この油圧制御回
路で生成されるライン圧が摩擦締結要素の入力トルクに
対して低過ぎると、トルク伝達容量が不足することにな
る。逆に、ライン圧が入力トルクよりも高すぎると、摩
擦締結要素の締結時に所謂変速ショックが発生すること
になる。
【0003】そこで、一般には、エンジン負荷を代表す
るスロットルバルブの開度(あるいは吸入空気圧)に応
じてライン圧を調整し、ライン圧を摩擦締結要素の入力
トルクに対応させることが行われている。
【0004】また、近年においては、摩擦締結要素の入
力トルクにライン圧を精度良く対応させるために、エン
ジンの出力トルクを反映するエンジン状態量であるエン
ジントルク代用値に基づいてライン圧を調整することが
試みられている。例えば特開平1−116363号公報
によれば、吸入空気量とエンジン回転数とに基づいてエ
ンジントルク代用値である燃料噴射パルス幅を算出し、
このパルス幅とエンジン回転数とに応じてライン圧を調
整する技術思想が開示されている。これによれば、ライ
ン圧が変速歯車機構における摩擦締結要素の入力トルク
に精度良く対応することが期待される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報記載
の従来技術のように、ライン圧の算出基礎としてエンジ
ントルク代用値を用いるものにおいては、エンジンの低
出力領域においてライン圧の制御精度が逆に悪化すると
いう別の問題が生じることになる。すなわち、吸入空気
量とエンジン回転数とから計算で求めたエンジンの出力
トルク(以下、計算トルクという)と、エンジンの出力
軸から取り出した実際の出力トルク(以下、実トルクと
いう)とを比較してみると、図10に示すように、実ト
ルクが比較的高い領域では計算トルクが実トルクに精度
良く対応しているが、実トルクが低い領域では計算トル
クが実トルクを反映しなくなって、計算精度が低下する
という特性を示すことになる。このようにエンジンの低
出力領域で計算トルクに誤差が生じる原因としては、吸
入空気量などを検出するセンサの検出誤差や、吸入空気
量が変動することなどが考えられる。したがって、計算
トルクを算出基礎とするライン圧も実トルクに対応しな
くなって、ライン圧の制御精度が悪化することになるの
である。
【0006】この発明は、エンジントルク代用値を用い
てライン圧制御を行うようにした自動変速機の油圧制御
装置における上記の問題に対処するもので、特に変速時
において、高出力領域におけるライン圧の制御精度を確
保しながら、低出力領域における制御精度の悪化を回避
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願の請求項
1の発明(以下、第1発明という)に係る自動変速機の
油圧制御装置は、図1に示すように、複数の摩擦締結要
素を選択的に締結させることにより変速歯車機構の動力
伝達経路を切り換える油圧制御回路に設けられて上記摩
擦締結要素に供給されるライン圧を調整するライン圧調
整手段Aと、エンジン状態量に基づいてエンジンの出力
トルクに対応するエンジントルク代用値を算出するエン
ジントルク代用値算出手段Bと、変速時においてエンジ
ン出力が所定値よりも大きいときに、上記エンジントル
ク代用値算出手段Bにより算出されたエンジントルク代
用値に基づいて目標ライン圧を設定する第1目標ライン
圧設定手段Cと、上記ライン圧調整手段Aを作動させて
ライン圧を制御する制御手段Dとが備えられた構成にお
いて、エンジン負荷を検出するエンジン負荷検出手段E
と、変速時においてエンジン出力が上記所定値よりも小
さいときに、上記エンジン負荷検出手段Eで検出される
エンジン負荷そのものに基づいて目標ライン圧を設定す
る第2目標ライン圧設定手段Fとを設けると共に、上記
制御手段Dは、変速時においてエンジン出力が上記所定
値よりも大きいときには、上記第1目標ライン圧設定手
段Cにより設定された目標ライン圧が得られるように、
変速時においてエンジン出力が上記所定値よりも小さい
ときに、上記第2目標ライン圧設定手段Fにより設定
された目標ライン圧が得られるように上記ライン圧調整
手段Cを作動させることを特徴とする。
【0008】また、本願の請求項2の発明(以下、第2
発明という)に係る自動変速機の油圧制御装置は、複数
の摩擦締結要素を選択的に締結させることにより変速歯
車機構の動力伝達経路を切り換える油圧制御回路に設け
られて上記摩擦締結要素に供給されるライン圧を調整す
るライン圧調整手段と、エンジン状態量に基づいてエン
ジンの出力トルクに対応するエンジントルク代用値を算
出するエンジントルク代用値算出手段と、車速の上昇に
よるシフトアップ変速時においてエンジン出力が所定値
よりも大きいときに、上記エンジントルク代用値算出手
段により算出されたエンジントルク代用値に基づいて目
標ライン圧を設定する第1目標ライン圧設定手段と、
記ライン圧調整手段を作動させてライン圧を制御する
御手段とが備えられた構成において、エンジン負荷を検
出するエンジン負荷検出手段と、車速の上昇によるシフ
トアップ変速時においてエンジン出力が上記所定値より
も小さいときに、上記エンジン負荷検出手段で検出され
るエンジン負荷そのものに基づいて目標ライン圧を設定
する第2目標ライン圧設定手段とを設けると共に、上記
制御手段は、車速の上昇によるシフトアップ変速時にお
いてエンジン出力が上記所定値よりも大きいときには、
上記第1目標ライン圧設定手段により設定された目標ラ
イン圧が得られるように、車速の上昇によるシフトアッ
変速時においてエンジン出力が上記所定値よりも小さ
いときに、上記第2目標ライン圧設定手段により設定
された目標ライン圧が得られるように上記ライン圧調整
手段を作動させることを特徴とする。
【0009】そして、本願の請求項3の発明(以下、第
3発明という)に係る自動変速機の油圧制御装置は、複
数の摩擦締結要素を選択的に締結させることにより変速
歯車機構の動力伝達経路を切り換える油圧制御回路に設
けられて上記摩擦締結要素に供給されるライン圧を調整
するライン圧調整手段と、エンジン状態量に基づいてエ
ンジンの出力トルクに対応するエンジントルク代用値を
算出するエンジントルク代用値算出手段と、変速時にお
いてエンジン出力が所定値よりも大きいときに、上記
ンジントルク代用値算出手段により算出されたエンジン
トルク代用値に基づいて目標ライン圧を設定する第1目
標ライン圧設定手段と、上記ライン圧調整手段を作動さ
せてライン圧を制御する制御手段とが備えられた構成に
おいて、エンジン負荷を検出するエンジン負荷検出手段
と、変速時においてエンジン出力が上記所定値よりも小
さいとき及びバックアウト変速時に、上記エンジン負荷
検出手段で検出されるエンジン負荷そのものに基づいて
目標ライン圧を設定する第2目標ライン圧設定手段とを
設けると共に、上記制御手段は、変速時においてエンジ
ン出力が上記所定値よりも大きいときには、上記第1目
標ライン圧設定手段により設定された目標ライン圧が得
られるように、変速時においてエンジン出力が上記所定
値よりも小さいとき及びバックアウト変速時には、上記
第2目標ライン圧設定手段により設定された目標ライン
圧が得られるように上記ライン圧調整手段を作動させる
ことを特徴とする。
【0010】なお、 エンジントルク代用値としては、
エンジンの回転数と吸入空気量とで求められる値を用い
ても良い。
【0011】
【作用】まず、上記第1〜第3発明によれば、エンジン
出力が所定値以上の高出力領域での変速時においては、
エンジンの出力トルクを正確に反映するエンジントルク
代用値を用いたライン圧の制御が行われるので、ライン
圧が自動変速機における摩擦締結要素の入力トルクに精
度良く対応することになる。その場合に、エンジントル
ク代用値として吸入空気量とエンジン回転数とで求めら
れる値、例えば充填効率を用いるようにすれば、ライン
圧が摩擦締結要素の入力トルクに更に精度良く対応する
ことになる。ここでエンジン出力とはエンジンの出力ト
ルクないしエンジン負荷を含む広い概念で使用してい
る。
【0012】そして、エンジン出力が所定値以下での変
速時には、スロットル開度などのエンジン負荷そのもの
に基づいてライン圧の制御が行われることになるので、
例えば吸入空気量等の低出力領域では変動やセンサの検
出誤差等を生じ易いエンジン状態量を用いてエンジント
ルク代用値を算出することによるライン圧の制御精度の
悪化が回避され、変速ショックの発生が防止されること
になる。
【0013】また、第2発明によれば、エンジン出力が
所定値以下での車速の上昇によるシフトアップ変速時
に、エンジン負荷そのものに基づいてライン圧の制御が
行われることになるので、第1発明と同様な作用が得ら
れることになる。
【0014】そして、第3発明によれば、エンジン出力
が所定値以下での変速時と、アクセルペダルの開放操作
に起因するバックアウト変速時に、エンジン負荷そのも
のに基づいてライン圧の制御が行われるので、上記第1
発明の作用に加えて、バックアウト変速時に急激な負荷
の変化にも応答性良く追随するライン圧制御が行われる
ことになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0016】図2に示すように、自動変速機1と共にパ
ワープラント2を構成するエンジン3の吸気通路4に
は、上流側から吸入空気量を検出するエアフローセンサ
5と、図示しないアクセルペダルに連係して作動するス
ロットルバルブ6とが設置されていると共に、このスロ
ットルバルブ6の下流側に各気筒に対応して燃料噴射弁
7…7が設置されている。
【0017】一方、同じくパワープラント2を構成する
自動変速機1は、エンジン3の出力軸8に連結されたト
ルクコンバータ9と、その出力トルクが入力される変速
歯車機構10と、複数の摩擦締結要素(図示せず)に選
択的にライン圧を供給することにより上記変速歯車機構
10の変速比(変速段)を切り換える油圧制御回路11
とを有する。
【0018】そして 上記パワープラント2にはエンジ
ン3及び自動変速機1を統合制御するコントロールユニ
ット12が備えられており、このコントロールユニット
12は、エンジン3の吸気通路におけるエアフローセン
サ5からの信号と、スロットルバルブ6の開度を検出す
るスロットル開度センサ13からの信号と、スロットル
バルブ6の全閉状態を検出するアイドルスイッチ14か
らの信号と、エンジン出力軸8の回転数を検出するエン
ジン回転数センサ15からの信号と、トルクコンバータ
9の出力回転数(タービン回転数)を検出するタービン
回転数センサ16からの信号と、当該車両の車速を代表
する変速歯車機構10の出力回転数を検出する車速セン
サ17からの信号とを入力して、上記エンジン3におけ
る燃料噴射弁7…7による燃料噴射制御と、上記油圧制
御回路11に備えられたソレノイドバルブ17…17に
よる変速制御と、同じく油圧制御回路11に備えられた
デューティソレノイドバルブ18によるライン圧制御と
を行うようになっている。
【0019】ここでコントロールユニット12による燃
料噴射制御の概略を説明すると、コントロールユニット
12は上記エアフローセンサ5からの信号が示す吸入空
気量Qとエンジン回転数センサ15からの信号が示すエ
ンジン回転数NEとに基づいてエンジン3が1サイクル
あたりに吸入する空気量を演算し、この値に対応する基
本噴射パルス幅TPを設定する。そして、この値に必要な
補正を行った後、無効噴射時間を考慮して最終噴射パル
ス幅TIを決定して、この最終噴射パルス幅TIに応じた燃
料噴射信号を上記燃料噴射弁7…7に出力するようにな
っている。
【0020】次に、上記油圧制御回路11におけるライ
ン圧制御に関する部分を説明する。
【0021】この油圧制御回路11には、図3に示すよ
うに、オイルポンプ19から吐出される作動油の圧力を
所定のライン圧に調整するレギュレータバルブ20と、
このレギュレータバルブ20に制御圧を供給するスロッ
トルモデュレータバルブ21とが備えられている。この
スロットルモデュレータバルブ21には、上記オイルポ
ンプ19から作動油が吐出されるメインライン22から
該作動油を一定圧に減圧するレデューシングバルブ23
を介して導かれた一定圧ライン24が接続されている。
また、該スロットルモデュレータバルブ21から上記レ
ギュレータバルブ20の一端に設けられた増圧ポート2
0aに増圧ライン25が導かれていると共に、上記一定
圧ライン24から分岐されたパイロットライン26がス
ロットルモデュレータバルブ21の一端の制御ポート2
1aに接続されている。
【0022】そして、このパイロットライン26上に、
図2に示したライン圧制御用のデューティソレノイドバ
ルブ18が設置されて、このデューティソレノイドバル
ブ18のデューティ率(ON−OFFサイクル中のON
時間比率)に応じたパイロット圧が上記スロットルモデ
ュレータバルブ21の制御ポート21aに導入されるこ
とにより、上記一定圧ライン24から供給された一定圧
が該パイロット圧ないし上記デューティ率に応じた圧力
に調整され、この油圧が増圧ライン25を介してレギュ
レータバルブ20の増圧ポート20aに供給されるよう
になっている。したがって、このレギュレータバルブ2
0によって調整されるライン圧PLは上記デューティ率
に応じた圧力となる。
【0023】次に、上記コントロールユニット12によ
るライン圧制御について説明すると、このライン圧制御
は図4のフローチャートに従って次のように行われる。
【0024】すなわち、コントロールユニット12はス
テップS1で各種信号を読み込んだ上で、ステップS2
で変速すべき時期か否かを判定し、変速時期でないと判
定したときにはステップS3に進んでスロットル開度θ
及びタービン回転数NTに応じた非変速時ライン圧PL
設定する。つまり、図5に示すように予めスロットル開
度θとタービン回転数NTとをパラメータとして設定し
たマップに現時点のスロットル開度θとタービン回転数
Tとを照らし合わせて、これらスロットル開度θ及び
タービン回転数NTに対応する目標ライン圧PLを読み出
すのである。そして、ステップS4で目標ライン圧PL
が得られるように、ライン圧制御信号をデューティソレ
ノイドバルブ18に出力する。
【0025】一方、コントロールユニット12は、上記
ステップS2において変速時期であると判定したときに
は、ステップS4に進んでシフトアップ変速か否かを判
定し、シフトアップ変速ではないと判定したときにはス
テップS5に進んで、スロットル開度θ及び変速の種類
に応じた変速時ライン圧PLを設定する。つまり、図6
に示すように、予めスロットル開度θと変速前後の変速
段の組み合わせとに応じて設定したマップから、今回の
変速時における目標ライン圧PLを読み出すのである。
【0026】そして、コントロールユニット12は上記
ステップS4において変速の種類がシフトアップ変速と
判定したときには、ステップS6でアクセルペダルの開
放操作に起因するバックアウト変速か否かを判定し、
ックアウト変速であると判定したときは上記ステップS
5を実行して、スロットル開度θ及び変速の種類に応じ
た変速時ライン圧P L を設定すると共に、バックアウト
変速ではない通常のシフトアップ変速であると判定した
ときには、ステップS7,S8で1−2変速あるいは2
−3変速かどうかを判定し、1−2変速もしくは2−3
変速のいずれかであると判定したときに、ステップS9
で上記アイドルスイッチ14がON状態か否かを判定す
る。
【0027】コントロールユニット12はアイドルスイ
ッチ14がON状態でないと判定したときには、ステッ
プS10に進んで今度はスロットル開度θが所定の基準
値θ0(例えば、2/8開度)以下の低負荷状態かどう
かを判定して、低負荷状態でもないと判定したときに
は、ステップS11に進んで所定の変速時ライン圧PL
の演算処理を実行する。
【0028】つまり、コントロールユニット12はエン
ジン回転数NEと吸入空気量Qとを読み込んで、図7に
示すように予めエンジン回転数NEと吸入空気量Qとを
パラメータとして設定したエンジントルクτEのマップ
から、現時点のエンジン回転数NE及び吸入空気量Qに
対応するエンジントルクτEを読み出す。そして、この
エンジントルクτEとタービン回転数NTとから、下記の
演算式 PL=A・τ E+B・NT+C に従って変速時ライン圧PLを算出する。
【0029】ここで、A,B,Cはエンジン3の運転状
態に応じて変化する係数であって、図8(a),
(b),(c)に示すように、それぞれスロットル開度
θをパラメータとするマップとして予め設定されてい
る。したがって、コントロールユニット12は現実のス
ロットル開度θを用いて上記各マップから現時点のエン
ジン3の運転状態に対応した係数A,B,Cを求めると
共に、これらの係数A,B,Cを上記の式に代入するこ
とにより目標ライン圧PLを演算することになる。そし
て、この目標ライン圧PLが実現されるように、デュー
ティソレノイドバルブ18に対してライン圧制御信号を
出力するのである。このようにエンジン3が低負荷状態
ではないときには、吸入空気量Qとエンジン回転数NE
とをパラメータとして求められるエンジントルクτE
対応したライン圧PLが設定されることになるので、ラ
イン圧PLが変速歯車機構10における摩擦締結要素の
入力トルクに精度良く対応することになる。
【0030】一方、コントロールユニット12は上記ス
テップS9、S10においてアイドルスイッチ14がO
N状態になるか、スロットル開度θが基準値θ0よりも
低下していると判定したときには、ステップS5に移っ
てスロットル開度θに基づくライン圧PLを設定すると
共に、設定したライン圧PLが得られるようにステップ
S4でデューティソレノイドバルブ18にライン圧制御
信号を出力することになる。
【0031】したがって、スロットル開度θが基準値θ
0よりも小さい低負荷時において、図9に示すように、
車速Vの上昇に伴ってエンジン3の運転領域が1−2シ
フトアップライン又は2−3シフトアップラインを通過
したときには、変速時におけるライン圧PLが出力状態
の安定しているスロットル開度センサ13の信号に基づ
いて設定されることになる。これにより、ライン圧PL
の制御精度が確保されて、変速ショックの発生が防止さ
れることになる。
【0032】なお、通常時においては、常時、エンジン
トルクτEを用いてライン圧PLを設定するようにしても
良い。
【0033】また、エンジントルクτEを算出する際
に、燃料噴射制御の際に算出する基本噴射パルス幅TP
を用いても良い。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、エンジン
出力が所定値以上の高出力領域での変速時においては、
エンジンの出力トルクを正確に反映するエンジントルク
代用値を用いたライン圧の制御が行われるので、ライン
圧が自動変速機における摩擦締結要素の入力トルクに精
度良く対応することになる。その場合に、エンジントル
ク代用値として吸入空気量とエンジン回転数とで求めら
れる値、例えば充填効率を用いるようにすれば、ライン
圧が摩擦締結要素の入力トルクに更に精度良く対応する
ことになる。
【0035】そして、エンジン出力が所定値以下での変
速時には、スロットル開度などのエンジン負荷そのもの
に基づいてライン圧の制御が行われることになるので、
例えば吸入空気量等の低出力領域では変動やセンサの検
出誤差等を生じ易いエンジン状態量を用いてエンジント
ルク代用値を算出することによるライン圧の制御精度の
悪化が回避され、変速ショックの発生が防止されること
になる。
【0036】また、第2発明によれば、エンジン出力が
所定値以下での車速の上昇によるシフトアップ変速時
に、エンジン負荷そのものに基づいてライン圧の制御が
行われることになるので、第1発明と同様な効果が得ら
れることになる。
【0037】そして、第3発明によれば、エンジン出力
が所定値以下での変速時と、アクセルペダルの開放操作
に起因するバックアウト変速時に、エンジン負荷そのも
のに基づいてライン圧の制御が行われるので、上記第1
発明の作用に加えて、バックアウト変速時に急激な負荷
の変化にも応答性良く追随するライン圧制御が行われる
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1発明の基本構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図2】 実施例の制御システムを示すシステム図であ
る。
【図3】 油圧制御回路の要部を示す回路図である。
【図4】 ライン圧制御を示すフローチャート図であ
る。
【図5】 非変速時のライン圧を求めるマップの説明図
である。
【図6】 変速時のライン圧を求めるマップの説明図で
ある。
【図7】 エンジントルクを求めるマップの説明図であ
る。
【図8】 変速時ライン圧の演算式における各係数を求
めるマップの説明図である。
【図9】 実施例の作用を示すエンジンの運転領域図で
ある。
【図10】 従来の問題点を示すエンジンの実トルクと
計算トルクの相関関係図である。
【符号の説明】
1 自動変速機 3 エンジン 11 油圧制御回路 12 コントロールユニット 13 スロットル開度センサ 14 アイドルスイッチ 18 デューティソレノイドバルブ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の摩擦締結要素を選択的に締結させ
    ることにより変速歯車機構の動力伝達経路を切り換える
    油圧制御回路に設けられて上記摩擦締結要素に供給され
    るライン圧を調整するライン圧調整手段と、エンジン状
    態量に基づいてエンジンの出力トルクに対応するエンジ
    ントルク代用値を算出するエンジントルク代用値算出手
    段と、変速時においてエンジン出力が所定値よりも大き
    いときに、上記エンジントルク代用値算出手段により算
    出されたエンジントルク代用値に基づいて目標ライン圧
    を設定する第1目標ライン圧設定手段と、上記ライン圧
    調整手段を作動させてライン圧を制御する制御手段とが
    備えられた自動変速機の油圧制御装置であって、エンジ
    ン負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、変速時にお
    いてエンジン出力が上記所定値よりも小さいときに、上
    記エンジン負荷検出手段で検出されるエンジン負荷その
    ものに基づいて目標ライン圧を設定する第2目標ライン
    圧設定手段とが設けられていると共に、上記制御手段
    は、変速時においてエンジン出力が上記所定値よりも大
    きいときには、上記第1目標ライン圧設定手段により設
    定された目標ライン圧が得られるように、変速時におい
    エンジン出力が上記所定値よりも小さいときに、上
    記第2目標ライン圧設定手段により設定された目標ライ
    ン圧が得られるように上記ライン圧調整手段を作動させ
    ることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の摩擦締結要素を選択的に締結させ
    ることにより変速歯車機構の動力伝達経路を切り換える
    油圧制御回路に設けられて上記摩擦締結要素に供給され
    るライン圧を調整するライン圧調整手段と、エンジン状
    態量に基づいてエンジンの出力トルクに対応するエンジ
    ントルク代用値を算出するエンジントルク代用値算出手
    段と、車速の上昇によるシフトアップ変速時においてエ
    ンジン出力が所定値よりも大きいときに、上記エンジン
    トルク代用値算出手段により算出されたエンジントルク
    代用値に基づいて目標ライン圧を設定する第1目標ライ
    ン圧設定手段と、上記ライン圧調整手段を作動させてラ
    イン圧を制御する制御手段とが備えられた自動変速機の
    油圧制御装置であって、エンジン負荷を検出するエンジ
    ン負荷検出手段と、車速の上昇によるシフトアップ変速
    時においてエンジン出力が上記所定値よりも小さいとき
    に、上記エンジン負荷検出手段で検出されるエンジン負
    そのものに基づいて目標ライン圧を設定する第2目標
    ライン圧設定手段とが設けられていると共に、上記制御
    手段は、車速の上昇によるシフトアップ変速時において
    エンジン出力が上記所定値よりも大きいときには、上記
    第1目標ライン圧設定手段により設定された目標ライン
    圧が得られるように、車速の上昇によるシフトアップ
    速時においてエンジン出力が上記所定値よりも小さいと
    きに、上記第2目標ライン圧設定手段により設定され
    た目標ライン圧が得られるように上記ライン圧調整手段
    を作動させることを特徴とする自動変速機の油圧制御装
    置。
  3. 【請求項3】 複数の摩擦締結要素を選択的に締結させ
    ることにより変速歯車機構の動力伝達経路を切り換える
    油圧制御回路に設けられて上記摩擦締結要素に供給され
    るライン圧を調整するライン圧調整手段と、エンジン状
    態量に基づいてエンジンの出力トルクに対応するエンジ
    ントルク代用値を算出するエンジントルク代用値算出手
    段と、変速時においてエンジン出力が所定値よりも大き
    いときに、上記エンジントルク代用値算出手段により算
    出されたエンジントルク代用値に基づいて目標ライン圧
    を設定する第1目標ライン圧設定手段と、上記ライン圧
    調整手段を作動させてライン圧を制御する制御手段とが
    備えられた自動変速機の油圧制御装置であって、エンジ
    ン負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、変速時にお
    いてエンジン出力が上記所定値よりも小さいとき及びバ
    ックアウト変速時に、上記エンジン負荷検出手段で検出
    されるエンジン負荷そのものに基づいて目標ライン圧を
    設定する第2目標ライン圧設定手段とが設けられている
    と共に、上記制御手段は、変速時においてエンジン出力
    が上記所定値よりも大きいときには、上記第1目標ライ
    ン圧設定手段により設定された目標ライン圧が得られる
    ように、変速時においてエンジン出力が上記所定値より
    も小さいとき及びバックアウト変速時には、上記第2目
    標ライン圧設定手段により設定された目標ライン圧が得
    られるように上記ライン圧調整手段を作動させることを
    特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 エンジントルク代用値は、エンジンの回
    転数と吸入空気量とで求められる値である請求項1から
    請求項3のいずれかに記載の自動変速機の油圧制御装
    置。
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