JP3124247U - 脚付棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、複数段に積み重ねることができるとともに、組み立て可能な脚付棚を提供する。
【解決手段】脚付棚1は、棚本体2と棚本体2の左右に設けられた脚部3とから構成される棚本体4を上下に積み重ねたものであり、棚2における外枠5の四隅の下部には、前後1対の係止片たる下向きフック片12を備えた接続部9が設けられ、脚部3の左右側面18の上部に設けられた接続受け部19には、前後1対のたる貫通部20が穿設されている。脚部3は、金属製の断面方形の管材からなり、管材の軸方向における一方を縮径して段部15を形成し、その一方側の先端にかけて接続雄部16を形成している。そして、管材の軸方向における他方には接続雌部17が形成されている。接続雄部16は、外周を接続雌部17に挿入可能な大きさに形成したものである。
【選択図】図3

Description

本考案は、流し台や調理台上に載置して使用する脚付棚に関する。
従来、流し台や調理台上の空きスペースは、調理器具や調理材料等の置き場所として利用されており、調理器具や調理材料等を前記空きスペースに直接置くか又は、棚の左右に脚部を有した棚本体を前記空きスペースに設置し、その棚上面及び棚の下方の前記空きスペースにも調理器具や調理材料を置くことで、空きスペースを有効に利用していた。
しかし、さらに多くの調理器具や調理材料等を空きスペースに置く場合に、棚本体を上下複数段に積み重ねできるような構成にしたもの(特許文献1)により、載置スペースを増やし対処していた。
実用新案登録第3097416号公報
しかし、特許文献1の脚付棚は、上段の棚本体における脚部を下段の棚本体における棚の上面に載置し接続している為、各棚本体同士の接続部分の強度が弱く、複数段に積み重ねられた脚付棚は不安定になり、前後左右に揺動してしまうという課題を有していた。また、空きスペースの水平方向に対する拡張手段を有しておらず、空きスペースの有効利用の面でも課題を有していた。さらに、通常棚本体は、特許文献1にあるように折畳み式であったり、棚と脚部とを一体に形成したものが多く、棚本体の輸送時や収納時に嵩張るという課題を有していた。
そこで解決しようとする問題点は、複数段に安定的に積み重ねることができるとともに、組み立て可能な脚付棚を提供することである。
請求項1の考案は、棚と前記棚の左右に脚部をそれぞれ備えた棚本体を多段に積み重ね可能な脚付棚において、前記脚部は、軸方向における一方に形成された接続雄部と、軸方向における他方に形成された接続雌部とを備え、前記棚に接続部を設けると共に、該接続部を着脱自在に接続する接続受け部を前記脚部に設けることである。
請求項2の考案は、前記接続受け部を前記脚部の左右側面にそれぞれ設けることである。
請求項3の考案は、前記接続雄部に、前記棚本体を多段に積み重ねた状態において前記接続雌部に係止可能な段部を設けたことである。
請求項4の考案は、前記脚部は、断面方形の管材からなることである。
請求項5の考案は、前記接続受け部は左右一対の貫通部を備え、前記接続部には、前記貫通部に接続可能な左右一対の接続片を備えたことである。
請求項6の考案は、前記接続部には、前記脚部に当接可能に形成された支持部を備えたことである。
請求項7の考案は、前記接続受け部を前記脚部の前面及び/又は後面に設けたことである。
請求項8の考案は、前記接続受け部を前記脚部に上下方向に複数配置したことである。
請求項1の考案によれば、上下複数段に棚本体を積み重ねる場合に脚部の接続雌部に対し、脚部の接続雄部を挿入し、複数の棚本体を上下方向に接続することで積み重ね状態を安定的に保持することができるとともに、棚本体を組み立て可能にすることで、運搬や収納を容易にすることができ、棚及び脚部の部品の取替えを容易にすることができる。
請求項2の考案によれば、棚本体同士を水平方向に接続させることができるため、脚付棚を水平方向に拡張させることができる。
請求項3の考案によれば、上段に積み重ねられた棚本体の棚を、下段の棚本体の棚に対し平行になるように積み重ねていくことが可能となるので、積み重ね状態を一層安定的にし、一層実用性に優れた脚付棚にすることができる。
請求項4の考案によれば、脚部を断面方形な管材から形成したことにより、棚と脚部との接続部分の安定性を高めることで、脚付棚全体の安定性を高め、積み重ね状態を一層安定的に保持することができる。
請求項5の考案によれば、棚と脚部との接続を簡便なものとするとともに、接続部分における水平方向の安定性を高めることで、一層実用性に優れた脚付棚にすることができる。
請求項6の考案によれば、棚に掛かる荷重に対し脚部に当接可能な支持部を設けたことで、棚と脚部との接続部分に荷重が集中することなく、荷重を確実に脚部により支持することができる。
請求項7の考案によれば、脚部に対し前方向及び/又は後方向から棚を接続することが可能となることで、脚部と棚との組み合せが自在となり、一層実用性に優れた脚付棚とすることができる。
請求項8の考案によれば、脚部に対し棚を上下方向に複数接続することが可能となることで、脚部と棚との組み合せが自在となり、一層実用性に優れた脚付棚とすることができる。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
図1乃至図6は本考案における実施例1を示しており、同図において本考案の脚付棚1は、棚2と、棚2の左右に設けられた脚部3とを備えた棚本体4を上下方向に積み重ねたものである。
前記棚2は金属製の線材を平面方形に折り曲げ形成した外枠5と、外枠5の間の左右方向と前後方向に複数の横桟6とを一体に溶接して備え、外枠5の後側の一辺7と前後方向の横桟6の後側端とを垂直に立ち上げ落下防止用ストッパ8が形成されている。
また、外枠5の四隅の下部には、接続部9が設けられており、その接続部9は、外枠5に上面が固着した連結片10と、連結片10に上端部同士が連結した左右一対の支持部11と、前後の支持部11の外端にそれぞれ連接された左右1対の接続片たる下向きフック12とを備えている。
前記脚部3は、金属製の断面方形の管材からなり、前後に配した脚部3の上部及び下部を金属製の線材13,14により連結している。
脚部3は、管材の軸方向における一方を縮径して段部15を形成し、その一方側の先端にかけ接続雄部16を形成している。そして、管材の軸方向における他方には接続雌部17が形成されている。前記接続雄部16は、外周を接続雌部17に挿入可能な大きさに形成したものであり、脚部3の左右側面18の上部に設けられた接続受け部19には縦長に形成された左右1対の貫通部20が穿設されている。
以上の構成について作用を述べると、棚本体4の組み立て方については、棚2の外枠5の四隅下方に設けられた接続部9の左右一対の下向きフック12を、棚2の左右に配置した前後一対の脚部3に設けられた左右一対の貫通部20にそれぞれ挿入した後、貫通部20の下端21に下向きフック12を係止し、棚2の左右には脚部3が装着され棚本体4が組み立てられる。
棚本体4の棚2の上面に掛かる荷重は、外枠5及び横桟6が下方に僅かに撓んだ状態で接続部9の支持片11が脚部3の左右側面18に当接し、支持されることとなる。
また、棚2の接続部9と脚部3の貫通部20との接続箇所については、左右一対の貫通部20に係止された下向きフック12は、下向きフック12と支持部11とでその係止している左右側面18を面内外から挟持しており、棚2と脚部3との接続箇所が水平方向に揺動することを防いでいる。
棚本体4を積み重ねて上下方向に多段な構造をもつ脚付棚1として使用するには、下段の棚本体4における脚部3の接続雌部17に上段の棚本体4の脚部3における接続雄部16を挿入する。接続雄部16が挿入された後に下段の棚本体4における接続雌部17の縁部分に上段の棚本体4の段部15が当接し、下段の棚本体4に対し上段の棚本体4はそれぞれの棚2,2が平行になるように位置決めされ、上段の棚本体4と下段の棚本体4とは接続され、上下方向に二段の棚を有した多段な構造をもつ脚付棚1となる。このように棚本体4を所望の段数に積み重ねることで所望の多段な構造をもつ脚付棚1として使用することができる。
棚本体4を水平方向に接続し、脚付棚1を水平方向に拡張するには、左右に脚部3,3を有した完全な棚本体4の脚部3に、棚2の左右どちらか一方にのみ脚部3を接続した棚本体4の脚部3を有していない側の接続部9を接続することで、脚付棚1の水平方向の拡張がなされる。そして、前述の上下方向に棚本体4を積み重ねる構造と組み合わせることで、本考案の脚付棚1は上下方向及び左右方向に多段の構造を有した脚付棚1として使用することが可能である。
以上のように、前記実施例では請求項1に対応して、棚2と前記棚2の左右に脚部3,3をそれぞれ備えた棚本体4を多段に積み重ね可能な脚付棚1において、前記脚部3は、軸方向における一方に形成された接続雄部16と、軸方向における他方に形成された接続雌部17とを備え、前記棚2に接続部9を設けると共に、該接続部9を着脱自在に接続する接続受け部19を前記脚部3に設けることにより、上下複数段に棚本体4を積み重ねる場合に脚部3の接続雌部17に対し、脚部3の接続雄部16を挿入し、複数の棚本体4を上下方向に接続することで積み重ね状態を安定的に保持することができるとともに、棚本体4を組み立て可能にすることで、運搬や収納を容易にすることができ、棚2及び脚部3の部品の取替えを容易にすることができる。
また、前記実施例では請求項2に対応して、前記接続受け部19を前記脚部3の左右側面18にそれぞれ設けることにより、棚本体4同士を水平方向に接続させることができるため、脚付棚1を水平方向に拡張させることができる。
さらに、前記実施例では請求項3に対応して、前記接続雄部16に、前記棚本体4を多段に積み重ねた状態において前記接続雌部17に係止可能な段部15を設けたことにより、上段に積み重ねられた棚本体4の棚2を、下段の棚本体4の棚2に対し平行になるように積み重ねていくことが可能となるので、積み重ね状態を一層安定的にし、一層実用性に優れた脚付棚1にすることができる。
また、前記実施例では請求項4に対応して、前記脚部3は、断面方形の管材からなることにより、棚2と脚部3との接続部分9,19の安定性を高めることで、脚付棚1全体の安定性を高め、積み重ね状態を一層安定的に保持することができる。
さらに、前記実施例では請求項5に対応して、前記接続受け部19は左右一対の貫通部20を備え、前記接続部9には、前記貫通部20に接続可能な左右一対の接続片12を備えたことにより、棚2と脚部3との接続を簡便なものとするとともに、接続部分9,19における水平方向の安定性を高めることで、一層実用性に優れた脚付棚1にすることができる。
また、前記実施例では請求項6に対応して、前記接続部9には、前記脚部3に当接可能に形成された支持部11を備えたことにより、棚2に掛かる荷重に対し脚部3に当接可能な支持部11を設けたことで、棚2と脚部3との接続部分9,19に荷重が集中することなく、荷重を確実に脚部3により支持することができる。
図7は、本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、棚本体21の脚部22は、金属製の断面正方形の管材からなり、前後に配した脚部22それぞれ対向する一側の側面23における上部及び下部を金属製の線材13,14により連結している。
脚部22は、管材の軸方向における一方を縮径して段部24を形成し、その一方側の先端にかけ接続雄部25を形成している。そして、管材の軸方向における他方には接続雌部26が形成されている。この接続雄部25は、外周を接続雌部26に挿入可能な大きさに形成したものである。
また、脚部22の左右側面27,28及び線材13,14により接続されていない側の前面29又は後面30には、上段接続受け部31、中段接続受け部32及び下段接続受け部33がそれぞれ上下方向に3箇所互いにほぼ等間隔を空けて設けられており、各接続受け部31,32,33には、縦長に形成された左右一対の貫通部20,20,20がそれぞれ穿設されている。
さらに、本実施例における棚本体21の寸法は、好ましくは高さH1を約270mm、幅W1を約460mm、奥行きD1を約260mmとする。
このように、本実施例において、棚2に形成された接続部9を脚部22の3面27,28,29又は30のそれぞれ上段、中段及び下段に設けられた接続受け部31,32,33に接続可能としたことで、各脚部22には、9箇所の接続受け部31,31,31,32,32,32,33,33,33を有することとなり、線材13,14により連結された一対の脚部22,22に、前後左右のどの側からも棚2を接続させることが可能となり、それにより、棚本体21同士の連結や、左右に脚部22,22を備えた棚2からなる棚本体21のその脚部22に別体の棚2を片持ち固定させ、多数の棚2,2を備えた棚本体として使用できるとともに、脚部22の一つの面には、上下方向に最大3段の棚を備えることを可能とすることで、多段式の棚として使用することができる。
これにより、棚本体21の形態の自由度が各段に向上し、棚2に置かれるものの形状に合せて使用する場合にも、棚を置くスペースに合せて使用する場合にも、そして、その両方を両立させて使用する場合においても、本実施例の棚本体21は適用し得るものとなり、各請求項に対応して、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
また、本実施例の変形例として、前記実施例1の図3に示した例と同様に、本実施例においても、図8に示すように、脚部22の接続雄部25と接続雌部26を嵌合させ、上下に多段な棚として使用することも可能である。
さらに、上記実施例では請求項7に対応して、前記接続受け部31,32,33を前記脚部22の前面29及び/又は後面30に設けたことにより、脚部22に対し前方向及び/又は後方向から棚2を接続することが可能となることで、脚部22と棚2との組み合せが自在となり、一層実用性に優れた脚付棚1とすることができる。
また、前記実施例では請求項8に対応して、前記接続受け部31,32,33を前記脚部22に上下方向に複数配置したことにより、脚部22に対し棚2を上下方向に複数接続することが可能となることで、脚部と棚との組み合せが自在となり、一層実用性に優れた脚付棚とすることができる。
図9は、本発明の実施例3を示し、上記実施例1及び実施例2と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、棚本体34の寸法は、好ましくは高さH1を約270mm、幅W2を約600mm、奥行きD1を約260mmとなるよう、棚2の外枠5を平面長方形状に形成したものである
このように、本実施例の棚本体34を形成したことにより、横に広いスペースであったり、前述した実施例2における棚本体21における棚2の面積では、その載置面積が少なすぎて安定して載置できないもの等を、特段棚本体同士を連結させなくとも、棚2の外枠5における幅方向の寸法を大きくすることで、様々な配置スペースや積載物に適した棚本体34を提供することが可能となり、各請求項に対応して、上記実施例1〜2と同様な作用・効果を奏する。
図10は、本発明の実施例4を示し、上記実施例1及び実施例2と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、棚本体35の寸法は、好ましくは高さH1を約270mm、幅W3を約260mm、奥行きD1を約260mmとなるよう、棚2の外枠5を平面正方形状に形成したものである。
このように、本実施例の棚本体35を形成したことにより、棚本体35の載置場所が横に狭いスペースであったり、前述した実施例2における棚2の載置面積ではスペースが余分に余るような載置物において、配置スペースや積載物に適した棚を提供することができる。
また、棚2の外枠5を平面正方形状にしたことで、図11に示すように、実施例2及び/又は実施例3の棚本体21,34との組み合せで使用する場合に、他の棚本体21,34と本実施例の棚本体とを複数組み合せ、平面視L字型を構成する場合に、本実施例の棚本体35をL字型におけるそのコーナー部分に配置することにより、この複数の棚本体21,34,35を連結して構成される複合棚を、その配置スペースの隅に収まりの良いものとし、各請求項に対応して、上記実施例1〜2と同様な作用・効果を奏する。
図12は、本発明の実施例5を示し、上記実施例1及び実施例2と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、本実施例の棚本体36における棚37は、その平面方形状の外枠38の下方にその枠の間に前後方向及び左右方向に横桟39を一体に備えた平面方形状の底枠40を設け、外枠38及び底枠40を線材からなる連結材41により連結させた浅底の籠部42を備えたものである。また、この浅底の籠部42の深さD2は、好ましくは約40mmとする。
このように、本実施例の棚37に浅底の籠部42を形成したことにより、球状又はその他の転がり易い形状のもの等を安定して載置させることを可能とし、各請求項に対応して、上記実施例1〜2と同様な作用・効果を奏する。
また、本実施例の変形例として、図13に示すように棚43に籠の深さD3を好ましくは約80mmとする深底の籠部44を備えた棚本体45でもよく、これにより前記棚本体36より、より容積の大きく転がり易いものに対しても、より安定した状態で載置させることが可能となる。
図14は、本発明の実施例6を示し、上記実施例1及び実施例2と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、本実施例の棚本体46における棚47は、接続部9を四隅に備えた平面方形状の第1の外枠48と、第1の外枠48と上下方向に平行に設けられ、第1の外枠48の左右両辺に一体に設けられる断面円弧状のレール部材49,49にその左右両辺をスライド自在に設けられた平面方形状の第2の外枠50とを備えており、これにより棚47は図14中に矢印に示される方向に奥行き方向に伸縮自在に設けられたことで、様々な形状の載置物に合せ、棚本体46における棚47の奥行き方向の寸法を自在に変化させることより、安定した保持を可能とし、各請求項に対応して、上記実施例1〜2と同様な作用・効果を奏する。
また、図15に示すように、この棚47を脚部22の上部接続受け部31に接続し、中段接続受け部32に実施例5に記載の棚43を接続するとで、上段にスライド自在の棚45を、そして、中段に深型の籠部44を備えた棚本体として使用することも可能である。
図16は、本発明の実施例7を示し、上記実施例1及び実施例2と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、本実施例の棚本体51における棚52は、前後方向及び左右方向に横桟6を一体に備えた外枠53を平面略直角三角形状に形成し、その外枠53の直角に接続部9を2つ備え、その他の2つの頂点にそれぞれ1つずつ接続部9を備え、図17に示すように、実施例3に示す棚本体34,34を本実施例の棚本体51の両側に接続させることで、少なくとも平面視直角に連結させた棚を提供することが可能とし、各請求項に対応して、上記実施例1〜2と同様な作用・効果を奏する。
また、棚52の外枠53における直角三角形の斜辺の寸法M1を、好ましくは約367.7mm(260√2mm)とし、棚52の直角側の接続部9,9に接続される脚部同士の間隔M2は、好ましくは約15mmとする。
さらに、図18に示すように棚52を上部接続受け部31に接続し、中段接続受け部32に外枠54を平面略直角三角形に形成し、その外枠54の下方に、平面略直角三角形に形成され前後方向及び左右方向に横桟6を一体に備えた底枠55を連結材56により連結させた棚58を備えることで、上下2段の多段式棚として使用することが可能で、より効率的な収納が可能となる。また、この棚58の深さD4は、好ましくは約80mmとする。
図19は、本発明の実施例8を示し、上記実施例1及び実施例2と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、本実施例の棚本体58における棚59は、外枠60を平面方形状に形成し、その外枠60の前側の一辺61と前後方向の横桟6の前側端とを垂直に立ち上げ落下防止用ストッパ62を形成するとともに、接続部9,9を備えた後側の一辺63を垂直に立ち上げ、さらに、外枠60の左右両辺に横コ字型状に形成された線材64,64を備えたものである。そして、この外枠60は、好ましくは後側の一辺63の垂直方向における立ち上がりの高さH2を好ましくは約80mmとし、左右両辺の長さD5を好ましくは約140mmとしたものである。
それにより、この棚59を前記実施例1乃至7の棚本体の脚部22,22に接続させ、棚本体の側面に補助的に設けられるサイドラックとして使用することが可能で、これにより、各請求項に対応して、上記実施例1〜2と同様な作用・効果を奏すとともに、棚における収納部分に対する自由度をさらに向上させることができる。
そして、棚本体58の側面に補助的に設けられる棚(サイドラック)の第1の変形例として、図20に示すような、棚59を上下に二段重ね、その後側の一辺63,63同士を一体にし、上下に二段の棚部65,66を備えた棚67があり、この外枠68において、上下二段の棚部65,66とも好ましくは後側の一辺63,63におけるそれぞれの立ち上がり方向の高さH3を、好ましくは約60mmとし、左右両辺の長さD6を、好ましくは約140mmとすることで、これにより、棚本体59の脚部22の側面における空いたスペースに、この棚67を接続することで、スペースの有効利用をすることが可能となる。
また、第2の変形例としては、図21に示すような、棚69における平面方形状の外枠70は、接続部9,9を備えた後側の一辺71を垂直に立ち上げられ、その後側の一辺が立ち上げられて形成された後側開口部分に線材71Aが架設されたものであり、その外枠70の下方にその枠の間に前後方向及び左右方向に横桟72を一体に備えた平面方形状の底枠73を設け、外枠70及び底枠73を線材からなる連結材74により連結させた深底の籠部75を備えたものである。また、この深底の籠部75の深さD6は、好ましくは約80mmとし、また、後側の一辺71における立ち上がりの高さH4を、好ましくは約80mmとし、左右両辺の長さK1を、好ましくは約140mmとしたことで、棚本体58の脚部22の側面に着脱自在のサイドラックとして使用可能な棚69を設け、棚本体58の脚部22の側面における空いたスペースにこの棚69を接続させることで、スペースの有効利用をすることができるとともに、実施例5に記載の棚本体36と同様に、転がり易い載置物においても安定して保持することが可能となる。
さらに、第3の変形例としては、図22に示すような、棚76における接続部9,9を備えた後側の一辺77と左右両辺78,78とからなる平面コ字型の外枠79の、その開口された前側を、開口よりさらに左右両側に突出するように形成された棒材80により連結し、外枠79の左右両辺78,78は、その長さK2を好ましくは約35mmに形成されたタオルハンガー型の棚76も接続可能である。
また、第4の変形例としては、図23に示すような、棚81において、後側の一辺82に接続部9,9を備えた平面方形状の外枠83の左右両辺84,84には、外枠83より小型に形成された平面方形状の枠体85を、その枠体85の前記平面方向を外枠83の平面方向に垂直にして、それぞれ外枠83の左右両辺84,84に接続し、その外枠83の左右両辺84,84は、それぞれ寸法K3を好ましくは約140mmに形成され、この枠体85,85にゴミ袋86(図示せず)の取手87,87(図示せず)を係止させ、ゴミ袋ホルダとして使用可能な棚81も接続可能である。
さらに、第5の変形例としては、図24に示すような、棚88において、平面方形状で好ましくはその縦方向H5を約230mmとし、さらに横方向M3を約260mmに形成された基枠89を、その平面方向を脚部22の高さ方向と平行にし、この基枠89のその上辺90の左右両側に接続部9,9をそれぞれ備えるとともに、この基枠89の左右両辺91,91の上方には、1本の線材92が架設され、さらにその下方には横桟部材93が架設され、この横桟部材93は一端94及び他端95をそれぞれU字型に折り曲げ形成された閉塞環96の一端94側を、閉塞環96の長手方向に対し、垂直に折り返し形成された垂直部97を備え、この垂直部97の折り返し長さD7は、好ましくは約35mmとする。
そして、前記線材92の左側には、その一端98及び他端99をそれぞれU字型に折り曲げ形成された線材からなる閉塞環状のフレーム部材100を、その一端98及び他端99の先端を上方に向け、コ字型に屈曲させて形成された第1のホルダ101が備えられるとともに、線材92の右側には、その一端102及び他端103をそれぞれコ字型に折り曲げ形成した線材からなる閉塞環状のフレーム部材104のその一端102及び他端103を上方に向けコ字型に屈曲させ、この一端102側と他端103側を、さらにフレーム部材の下方を線材105により連結してなる第2のホルダ106が備えられている。
また、前記横桟部材93の前面には、一端107及び他端108をコ字型に折り曲げ形成した線材からなる幅広な閉塞環状のフレーム部材109を、略C字型に屈曲した第3のホルダ110が備えられ、その一端107と他端108がそれぞれ間隔を有して対向し取り出し用間隙部111が形成されている。
さらに、この棚88は、第1のホルダ101と第2のホルダ106とを合せた水平方向の寸法及び第3のホルダ110における水平方向の寸法W2を、好ましくは約210mmとし、さらに、第3のホルダ110における高さ方向の寸法H6を、好ましくは約130mmとする。
そして、この棚88は、第1のホルダ101の一端98側にトイレットペーパー、ロールペーパー、ティッシュペーパー、食品包装用ラップフィルム、アルミフォイル等のロール状の家庭用消耗品112(芯なしも含む)のそれぞれの中心部分を挿入し、一端98側にロール状の家庭用消耗品112をその軸方向に回動自在に保持することが可能である。
さらに、第2のホルダ106は、トイレットペーパー112の一個分が収納可能な大きさに形成されており、また、第3のホルダ110には、フレーム部材109のコ字型の開口部分113からティッシュボックス、又は、ビニール袋、ペーパータオル等の家庭用消耗品を積層状態に内包した箱型容器114が保持可能であり、これら箱型容器114の側面は、垂直部97に当接し、箱型容器114の一側平面に形成された消耗品取り出し用開口部115に、前記間隙部111は開口部115から取り出される家庭用消耗品116に干渉しない間隔を空けて形成されている。これにより、棚55の側面に家庭用消耗品112,116をそれぞれ使用可能な状態のまま保持させることが可能となる。
尚、図19乃至24に記載の棚59,67,69,76,81,88は、実施例1に記載の棚本体4における脚部22に対しても接続可能なものである。
また、脚部3又は脚部22と棚2,37,43,47,52,57,59,67,69,76,81,88の組み合せについても、各実施例に挙げた組み合せに限られたものではない。
本考案の実施例1における脚付棚の棚本体の斜視図である。 本考案の実施例1における棚本体の分解斜視図である。 本考案の実施例1における脚付棚の積み重ね状態(二段)を示す斜視図である。 本考案の実施例1における脚付棚を左右方向に拡張する前の状態を示す斜視図である。 本考案の実施例1における脚付棚を左右方向に拡張した状態を示す斜視図である。 本考案の実施例1における脚付棚の積み重ね状態及び左右方向に拡張した状態における部分拡大説明図である。 本考案の実施例2における脚付棚の棚本体の斜視図である。 本考案の実施例2における脚付棚の積み重ね状態(二段)を示す斜視図である。 本考案の実施例3における脚付棚の棚本体の斜視図である。 本考案の実施例4における脚付棚の棚本体の斜視図である。 本考案の実施例4における脚付棚の棚本体と他の実施例(実施例2)の脚付棚の棚本体と連結させた状態の斜視図である。 本考案の実施例5における脚付棚の棚本体の斜視図である。 本考案の実施例5における脚付棚の棚本体の変形例を示す斜視図である。 本考案の実施例6における脚付棚の棚本体の斜視図である。 本考案の実施例6における脚付棚の棚本体の変形例を示す斜視図である。 本考案の実施例7における脚付棚の棚本体の斜視図である。 本考案の実施例7における脚付棚の棚本体と他の実施例(実施例3)の脚付棚の棚本体と連結させた状態の斜視図である。 本考案の実施例7における脚付棚の棚本体を上下2段の多段式棚として使用した状態における斜視図である。 本考案の実施例8における脚付棚の棚本体の斜視図である。 本考案の実施例8における第1の変形例を示す斜視図である。 本考案の実施例8における第2の変形例を示す斜視図である。 本考案の実施例8における第3の変形例を示す斜視図である。 本考案の実施例8における第4の変形例を示す斜視図である。 本考案の実施例8における第5の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1 脚付棚
2,37,43,47,52,57,59,67,69,76,81,88 棚
3,22 脚部
4 棚本体
8 接続部
11 支持部
12 下向きフック(接続片)
15,24 段部
16,25 接続雄部
17,26 接続雌部
18 左右側面
19 接続受け部
20 貫通部

Claims (8)

  1. 棚と前記棚の左右に脚部をそれぞれ備えた棚本体を多段に積み重ね可能な脚付棚において、
    前記脚部は、軸方向における一方に形成された接続雄部と、軸方向における他方に形成された接続雌部とを備え、
    前記棚に接続部を設けると共に、該接続部を着脱自在に接続する接続受け部を前記脚部に設けたことを特徴とする脚付棚。
  2. 前記接続受け部を前記脚部の左右側面にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1に記載の脚付棚。
  3. 前記接続雄部に、前記棚本体を多段に積み重ねた状態において前記接続雌部に係止可能な段部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の脚付棚。
  4. 前記脚部は、断面方形の管材からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の脚付棚。
  5. 前記接続受け部は、左右一対の貫通部を備え、
    前記接続部には、前記貫通部に接続可能な左右一対の接続片を備えたことを特徴とする請求項2に記載の脚付棚。
  6. 前記接続部には、前記脚部に当接可能に形成された支持部を備えたことを特徴とした請求項1〜5のいずれか1項に記載の脚付棚。
  7. 前記接続受け部を前記脚部の前面及び/又は後面に設けたことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の脚付棚。
  8. 前記接続受け部を前記脚部に上下方向に複数配置したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の脚付棚。







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