JP3124202B2 - 情報表示装置 - Google Patents

情報表示装置

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JP3124202B2
JP3124202B2 JP2814895A JP2814895A JP3124202B2 JP 3124202 B2 JP3124202 B2 JP 3124202B2 JP 2814895 A JP2814895 A JP 2814895A JP 2814895 A JP2814895 A JP 2814895A JP 3124202 B2 JP3124202 B2 JP 3124202B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車道路等に
設置して交通情報等をドット表示するにあたって、夜間
はLED、ハロゲンランプ、メタルハロイドランプなど
の光源を利用し、昼間は太陽エネルギーを利用した情報
表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車道路等に設置されて交通
情報等を表示する情報表示装置としては、所望の交通情
報が表面に印刷された極めて簡易な構成による固定看板
の他に、特開昭58−55970号公報、特開昭59−
146084号公報に開示されたフリーパターンによる
任意の表示が行えるものが知られている。
【0003】まず、特開昭58−55970号公報に開
示される表示装置は、マトリクス状に配列された複数の
表示ユニットで構成されている。各ユニットには、図1
8(a)に示すように、磁気反転素子101と光ファイ
バー102の射出口103とが上下に設けられており、
光ファイバー102の射入口104側には、ランプ10
5と反射板106で形成される光源107が複数の光フ
ァイバー102毎に1つずつ割り当てられて設けられて
いる。磁気反転素子101は、表面を反射面、裏面を黒
色面とし、回転可能に軸支された円板状に形成されるも
ので、電磁石の作用により表裏反転制御される。また、
光ファイバー102の途中には、図18(b)に示すよ
うに、電磁石108のオン・オフにより回動して光の通
過・遮断を制御する遮光板109を備えた文字制御部1
10が内面を反射面としたケース111内に位置して設
けられている。
【0004】そして、この表示装置により表示を行う場
合、昼間であれば、光源107のランプ105をオフ
し、文字に対応するユニットの磁気反転素子101のみ
表示部の外面側が反射面となり、他の磁気反射素子10
1の外面側が黒色面となるように回転制御する。また、
夜間の場合には、光源107のランプ105をオンし、
文字に対応するユニットの光ファイバー102のみ光を
通過させ、その他の光ファイバー102では遮光板10
9により光を遮断する。
【0005】次に、特開昭59−146084号公報に
開示される表示装置は、図19(a)に示すように、マ
トリクス状に配設された多数の表示ユニットで表示部と
しての表示面が構成され、表示ユニットは、前面を開口
した枠体115と、枠体115の内部に配設された光の
射出部としての光ファイバー116の射出口117と、
シャッタ118と、ストッパー119とを備えて構成さ
れている。光ファイバー116は、射入口120が他の
表示ユニットの光ファイバー116と一括して光源12
1の前方に配設され、光源121からの光を各ユニット
の前面開口に導出している。シャッタ118は、外面が
反射率の低い黒色であって、図19(b)に示すよう
に、光ファイバー116の射出口117の前面に位置
し、中央よりやや上方に設けられた支軸122が枠体1
15の両側面部に回動自在に軸支されている。また、シ
ャッタ118は、図19(b)に示すように、支軸12
2より下部が光ファイバー116の射出口117からの
光を遮光する遮光部をなし、支軸122より上部が枠体
115の上面に固着されたストッパー119に係止する
係止部をなしている。
【0006】そして、この表示装置により表示を行う場
合、暗部となるべき表示ユニットでは、電磁石のコイル
へ通電されずにシャッタ118が図19(b)実線に示
す状態となり、光ファイバー116の射出口117から
の光が遮光される。また、明部となるべき表示ユニット
では、電磁石のコイルに通電されて鉄心が磁化し、シャ
ッタ118は係止部がストッパー119に係止して水平
状態まで回動する。これにより、光ファイバー116の
射出口117から光が射出して所望の表示ユニットが明
るくなって、文字,数字,図形等の表示が行われる。こ
のとき、シャッタ118が庇の役目をして太陽光を反射
させて直接光ファイバー116の射出口117等に当た
るのを防ぐ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図18
および図19に示す表示装置では、夜間表示に1ドット
の表示に付き1本の光ファイバー102,116を使用
しているが、光ファイバー102,116自体の径が小
さいため、ドットも小さくなり、この種の表示装置を交
通情報表示に使用した場合には、遠く離れた位置からの
視認性が悪いという問題があった。この問題を解消する
ためには、光源107,121の輝度を高めて各光ファ
イバー102,116に入射される光量を増加すること
も考えられるが、その場合には、光源107,121に
より多くの駆動電力が必要となり、無駄に電力を消費す
るという新たな問題が生じる。
【0008】また、光ファイバー102,116を使用
しているので、構成が複雑化してコスト高になるだけで
なく、光源107,121からの光の集光が難しく、そ
の際に損失が生じて一定した表示が行えないという問題
があった。しかも、太陽光の直接反射を利用して昼間の
表示を行う図18の表示装置では、天候の状態や太陽光
の当たる度合いによって表示面全体または一部に表示ム
ラが生じるという問題があった。また、図19の表示装
置では、昼夜問わずに光源121を発光駆動させて表示
を行う構成なので、光源121の電力消費量が大きく、
光源121の寿命も短くなるという問題があった。
【0009】ところで、図20および図21に示すよう
に、バックライトとして光源だけでなく外光も利用した
装置として、特開平5−11249号公報に開示された
液晶表示装置が知られている。この液晶表示装置は、液
晶表示基板125と、液晶表示基板125の下面に配置
されて液晶表示基板125に光を拡散放出する導光板1
26と、導光板126の下面に配置されて液晶表示基板
125を駆動するための駆動回路が搭載されたプリント
基板127を備えて概略構成されている。アクリル板か
らなる導光板126は、裏面全域にわたって反射シート
128が貼付され、液晶表示基板125と対向する側の
表面に拡散板129と反射シート130が配置されてい
る。拡散板129は液晶表示基板125が位置付けられ
る領域に配置され、反射シート130が貼付された導光
板126の上部を除く全域に微細なドット状の白色印刷
模様が施されている。導光板126の一側端面より突出
した延在部131の側端面には光源としての蛍光管13
2が配置されている。蛍光管132が配置された一側端
面と対向する側端面と、導光板126の下端における側
端面にはそれぞれ白色のテープ133が貼付され、導光
板126内の入射光がそのまま通過しないようになって
いる。導光板126の上端の側端面は蛍光管132以外
の他の外光が入射されるように露呈面134を形成して
いる。
【0010】上記のように構成された液晶表示装置で
は、蛍光管132からの光を取り入れるとともに、導光
板126の露呈面134からも外光を取り入れ、これら
の光を液晶表示基板125側の主表面から拡散放出して
いる。これによって蛍光管132の消費電力を低減し、
長寿命化を図っている。
【0011】しかしながら、上述した液晶表示装置で
は、導光板126における上端の側端面が露呈している
ので、この露呈面134より外光を取り込むことはでき
るものの、光源である蛍光管132が導光板126の一
側端面にだけ設けられ、導光板126の裏面全域にわた
る反射シート128によって光を反射させる構成なの
で、導光板126は蛍光管132から離れるに連れて暗
くなり、光源からの距離によって表示面に輝度ムラが生
じ、表示面全体にわたって均一に光を拡散放出すること
ができない。しかも、上記の液晶表示装置では、バック
ライトとして液晶表示基板125の表示面全体に光が放
射するように拡散板129によって光を拡散する構成な
ので、表示面が大きくなるほど上記の表示ムラが顕著に
現れる。したがって、屋外に設置され、昼夜問わずにあ
る程度離れた位置からでも表示内容の識別が要求される
表示面の大きい交通情報表示装置には適さなかった。ま
た、この問題を解消するべく蛍光管132が配置された
反対側の側端面まで明るくするためには、蛍光管132
により多くの駆動電力を必要とし、消費電力が増加する
という問題を引き起こす。
【0012】また、上記液晶表示装置では、導光板12
6の側端面の板厚分の露呈面134のみにより外光を取
り込む構成なので、例えば交通情報等をドット表示する
情報表示装置に適用し、特に太陽光のみを利用して昼間
の表示を行う場合、見易い表示を行うのに必要な十分な
光量の外光を取り込むことができなかった。
【0013】さらに、上記液晶表示装置では、プリント
基板127が配置される導光板126の裏面全域に反射
シート128が貼付され、蛍光管132以外の外光を取
り込むために導光板126の上端の側端面を露呈した構
成なので、蛍光管132を導光板126の裏面側に配置
することができず、その配置位置が露呈面134を除く
導光板126の側端面に限定されていた。
【0014】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、太陽光等の外光を効率
的に利用して低電力化が図れ、表示ムラを低減して視認
性に優れた昼夜間のフリーパターン表示が行える情報表
示装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による請求項1の情報表示装置は、上面1a
に太陽光を取り込むための開口2を有する筐体1と、前
記開口より取り込んだ太陽光を筐体の前面1b側に反射
する反射板10と、前記筐体の前面側に設けられ、表示
情報を形成する複数のドット毎にシャッタを有する表示
部31と、端面に光源12が配設され、前記表示部と反
対側の面に前記各ドットに対応したドット反射面16が
形成された透光性を有する導光板11と、前記導光板の
ドット反射面間の透過部分17が前記シャッタに位置す
るまでの間で前記導光板を移動する移動手段19,68
と、表示情報に基づいて前記表示部のシャッタを制御す
る制御部60とを備えたことを特徴としている。請求項
2の情報表示装置は、上面1aに太陽光を取り込むため
の開口2を有する筐体1と、前記開口より取り込んだ太
陽光を筐体の前面1b側に反射する反射板10と、前記
筐体の前面側に設けられ、表示情報を形成する複数のド
ット毎にシャッタを有する表示部31と、端面に光源1
2が配設され、前記表示部と反対側の面に前記各ドット
に対応したドット反射面16が形成された透光性を有す
る導光板11と、該導光板と前記表示部との間に設けら
れ、前記反射板を介して前記導光板のドット反射面間よ
り透過してくる太陽光を前記導光板側に反射して前記ド
ット反射面に導入する光導入板20と、表示情報に基づ
いて前記表示部のシャッタを制御する制御部60とを備
えたことを特徴としている。
【0016】
【作用】情報表示装置は、光源12からの光が導光板1
1の端面より内部に導入されると、この光は導光板11
のドット反射面16により反射され、導光板11がドッ
ト状に面発光する。そして、制御部60が表示情報に基
づいて今回表示が行われるドットに対応した表示部31
のシャッタを開くと、そこから導光板11のドット状の
透過光が通過する。これにより、導光板11では表示情
報を形成するシャッタ部分が他の部分に比べて明るくド
ット状に面発光し、夜間においても視認性に優れた表示
が行われる。そして、請求項1の情報表示装置では、太
陽光のみを利用した昼間表示の場合、導光板11は移動
手段19,68によって各ドット反射面16,16間の
透過部分17が対応する各シャッタ部分の位置まで移動
する。この状態で、筐体1の開口2より反射板10を介
して入射された太陽光は、ドット反射面16,16間の
透過部分17を透過して表示部31に導かれる。そし
て、制御部60が表示情報に基づいて今回表示が行われ
るドットに対応した表示部31のシャッタを開くと、そ
こから導光板11を透過した太陽光が通過して所望の表
示が行われる。これに対し、太陽光のみによる表示が不
可能な場合(夜間表示)には、光源12を駆動すると、
光源12の光は導光板11のドット反射面16により反
射されて導光板11がドット状に面発光する。そして、
制御部60が表示情報に基づいて今回表示が行われるド
ットに対応した表示部31のシャッタを開くと、そこか
ら導光板11のドット状の透過光が通過する。これによ
り、昼間は太陽光のみを利用して表示が行え、太陽光の
みの表示が不可能な夜間表示のときに光源12を発光駆
動させることで、装置全体にかかる消費電力を従来に比
べて大幅に低下させることができる。また、請求項2の
情報表示装置では、筐体1の開口2より反射板10を介
して太陽光が入射されると、この太陽光は導光板11の
ドット反射面16,16間より透過した後、光導入板2
0によって導光板11側に反射してドット反射面16に
導入する。これに対し、夜間表示の場合は、光源12の
光は導光板11のドット反射面16により反射されて導
光板11がドット状の面発光し、制御部60が表示情報
に基づいて今回表示が行われるドットに対応した表示部
31のシャッタを開くと、そこから導光板11のドット
状の透過光が通過する。これにより、光源12を発光駆
動すれば、光源12からの光とともに太陽光を表示部3
1側に透過させることができ、昼間表示の際、周囲の明
るさによって表示が見にくい場合には、光源12を補助
光として使用し、昼夜間の表示を行うことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して具
体的に説明する。 (情報表示装置の第1実施例)図1は本発明による情報
表示装置の第1実施例の外観斜視図、図2は同装置の側
断面図、図3(a)は同装置における導光板の側面図、
図3(b)は導光板の後面図、図4(a),(b)は同
装置における導光板の移動機構の構成図、図5(a)は
同装置の表示部を示す一部拡大後面図、図5(b)は同
平面図、図6は同装置の表示部を示す分解斜視図、図7
は同装置のシャッタユニットを示す後面図である。
【0018】図1に示すように、この実施例の情報表示
装置は、外形をなす立方形状の筐体1の上面1aの奥行
き方向に正方形状の開口2が形成されている。開口2に
は、太陽光等の外光を筐体1内部に通過させるための正
方形状の太陽光導入板3が上面1aと平行に着脱可能に
設けられている。なお、以下に説明する実施例では、外
光を太陽光としている。太陽光導入板3は、透光性を有
した乳白色の樹脂板で構成されるもので、単に透明度を
変えるのではなく、色のついた板を用いることにより、
太陽光を拡散させ、晴天の場合でも、筐体1内部に通過
する太陽光が均一となり、筐体1内部全体の明るさが均
一に保て、表示面に空の状態が写るのを確実に防止する
ことができる。
【0019】この太陽光導入板3を乳白色の樹脂板で構
成した場合、周囲の明るさによっては乳白色にして不透
明にする必要がないことから、この樹脂板に代えて電気
的に切換可能な液晶ディスプレイやエレクトロクロミッ
クディスプレイ、周囲の明るさで可変可能なホトクロミ
ックディスプレイなどの表示機器(電子機器)で太陽光
導入板3を構成してもよい。
【0020】この場合には、取り込んだ太陽光の通過量
を天候など周囲の明るさに応じて電気的に制御でき、機
械的制御でないことからも信頼性が向上し、後述するシ
ャッタユニット30が正常に動作しないなど装置に何ら
かの異常が発生しても、太陽光導入板3を例えば黒く制
御して太陽光の導入を禁止することにより誤表示の防止
を図ることができる。
【0021】筐体1の前面1bには、表面に黒色が施さ
れた表示基板4が立設されている。表示基板4には、ド
ットを構成する複数の貫通穴5がマトリックス状に形成
されている。さらに説明すると、この貫通穴5は、隣合
う貫通穴5,5間でハレーションを起こさず十分なコン
トラストが得られ、自動車道路等に設置されて交通情報
等を表示する情報表示装置として、走行中の自動車等か
ら表示情報を効率的に認識できるように、貫通穴5の直
径よりも貫通穴5,5間の中心間隔が大きく形成されて
いる。具体的には、例えば貫通穴5の直径20mmで中
心間隔30mm毎の割合で縦横16個ずつ規則的に形成
されて16×16のドットを構成している。
【0022】表示基板4の前面側には、外部からの雨の
浸入やゴミの混入などを防ぐための透光性を有するカバ
ー部材6が表示基板4と平行に取り付けられている。こ
のカバー部材6は、少なくとも貫通穴5と対向する部分
より太陽光や後述する光源(人工光)12の透過が可能
となっている。なお、表示基板4の前面に黒色を施さ
ず、カバー部材6の前面の貫通穴5と対応する部分以外
に黒色を施し、太陽光または後述する光源12の光を透
過させてもよい。
【0023】筐体1の内部又は外部で、表示に支障を来
さない位置にはソーラーバッテリー8が設けられてい
る。ソーラーバッテリー8は、昼間のときに太陽光を充
電するもので、充電された電力は、後述するシャッタユ
ニット30を駆動する際に各部の駆動電源として使用さ
れる他、夜間表示のときに、後述する光源を発光駆動す
る電源としても使用される。このように、ソーラーバッ
テリー8によって昼間に太陽光を充電でき、別電源を設
ける必要なく、その電力を夜間表示時の光源12の駆動
やシャッタユニット30の駆動に使用することができ
る。
【0024】筐体1の前面1bの周辺部には、上辺から
手前に突き出し、両側辺にかけて下り勾配に傾斜した庇
9が設けられており、表示面への太陽光の直接光を遮蔽
している。
【0025】筐体1内部における後面1cの上端から前
面1bの下端に渡っては、表示基板4に対して45°傾
斜した平板状の反射板10が配設されている。反射板1
0の表面は、ナシ地処理されて細かい凹凸が形成されて
おり、太陽光導入板3を通過した太陽光を拡散させて表
示基板4側に導き、太陽光導入板3を介して導入された
太陽光の表示面に対するムラを低減している。このよう
に、反射板10は、表示基板4に対して45°傾斜して
配設されているので、太陽光導入板3を介して取り込ま
れた太陽光を損失なく表示基板4のほぼ全面に渡って反
射させることができる。なお、この反射板10が配設さ
れた筐体1内部の両内側壁面1d,1dも反射面を形成
している。
【0026】反射板10と表示基板4との間には、表示
基板4の後面側に密着して薄板正方形状の導光板11が
立設されている。導光板11は透光性を有する部材、例
えばアクリル板で構成され、前面11aおよび後面11
bに対して直角をなすように上端面11cが平坦に研磨
されている。導光板11の上端面11cには、上端面1
1cに沿って光源12が着脱可能に設けられている。
【0027】光源12は例えば複数のLED12aを回
路基板12bに一定間隔で直線状に配列してケース12
c内に収容したLEDアレイ12Aで構成され、各LE
D12aからの出射光を導光板11の上端面11cより
内部に入射している。ケース12cの両端は、例えば板
バネからなるコ字状のクリップ等の固定手段13により
導光板11の上端面11cに沿って平行に着脱可能に固
定保持される。なお、光源12はLEDに限らず、ハロ
ゲンランプ、メタルハロイドランプなど高輝度のもので
あればよい。
【0028】導光板11における表示基板4と反対側の
後面11bには、複数のドット反射面16が各ドットを
なす貫通穴5と同一ピッチで形成されており、各ドット
反射面16の中心が貫通穴5の中心に一致している。導
光板11の後面11bにおけるドット反射面16を除く
他の部分は透過面17を形成している。
【0029】各ドット反射面16は円形の不透明な印刷
からなり、例えば反射率が空気より高い白色インキによ
って形成されている。図3(b)に示すように、各ドッ
ト反射面16は例えば光源12に最も近い位置の面積が
最も小さく、光源12から離れるにしたがってその面積
が大きくなるように形成されている。また、後述する反
射部材18がコーティングされた下端面11d側に一番
近いドット反射面16は、反射部材18により他のドッ
ト反射面16よりも多くの光の入射があるため、隣接す
るドット反射面16より少し小さなドットで形成されて
いる。このように、各ドット反射面16のドットの大き
さを変えることにより、各ドット反射面16に対する光
源12からの入射光量の均一化を図っている。また、図
3(b)に示すように、斜めに隣接するドット反射面1
6,16間の透過面17aは、最大面積の1つのドット
反射面16の面積よりも広く形成されている。
【0030】各ドット反射面16は夜間表示を行う際に
表示基板4の各貫通穴5の位置と一致しており、光源1
2より導光板11に導入された光のうち、導光板11の
表示基板4側の前面11aに対して例えば48°以下で
入射し、導光板11内で全反射される光を表示基板4側
に乱反射している。これにより、導光板11における貫
通穴5の位置に対応した部分がドット状に面発光して、
その光が表示基板4側に透過される。
【0031】導光板11における光源12が取り付いた
上端面11cと反対側の下端面11dには、例えばアル
ミなどの反射部材18が接着や蒸着によりコーティング
されている。反射部材18は光源12からの光が導光板
11の下端面11dより透過して漏れないように導光板
11の上側に反射している。なお、特に図示はしない
が、この反射部材18を導光板11の左右の側端面11
eにも施せば、より光の漏れを効率的に防ぐことができ
る。この場合、反射部材18がコーティングされた近く
のドット反射面16は、隣接するドット反射面16に比
べて少し小さなドットで形成される。
【0032】導光板11は移動機構19を介して筐体1
に取り付けられている。図4(a),(b)に示すよう
に、移動機構19はアーム等の連結部材23と、モー
タ、ロータリーソレノイド等の駆動源24を2組備えて
いる。この移動機構19は後述する導光板駆動部68と
ともに移動手段を構成している。連結部材23の一端は
導光板11の下端縁に固定され、他端は駆動源24に軸
支されている。そして、移動機構19は、昼間表示を行
う際に、後述する導光板駆動部68からの駆動信号によ
って駆動源24が駆動し、回転軸24aが図4(a)の
矢印方向に回転すると、回転軸24aを中心として連結
部材23が回転し、導光板11は図4(a)および図3
(b)の一点鎖線で示すように、斜め45°の方向に移
動する。これにより、各ドット反射面16,16間の透
過面17の中心は、表示基板4の貫通穴5の中心に位置
する。
【0033】ところで、図5(a),(b)に示すよう
に表示基板4には、貫通穴5を開閉して反射板10から
導かれた光を通過・遮断するためのシャッタユニット3
0が各貫通穴5毎に配設されている。このシャッタユニ
ット30は、表示基板4とともに表示部31を構成する
もので、表示基板4の後面側に対して貫通穴5毎に取り
付けられ、貫通穴5を開閉するシャッタ板32と、シャ
ッタ板32を駆動するシャッタ駆動部33とを備えて構
成されている。
【0034】シャッタ板32は、表示基板4に設けられ
た貫通穴5よりやや大きめの薄板円盤状に形成されてい
て、図6に示すように、その円形部分の放射方向に単一
に延出形成された棒板状の取付片32aが設けられてい
る。取付片32aの延出端部には、所定の厚み(前後幅
H1)を有して後面側に延出した円柱形状のスペーサ3
2bが形成され、このスペーサ32bには前後方向に貫
通した略半月状の嵌合孔32cが設けられている。ま
た、シャッタ板32の前後面には、黒色が施されてい
る。
【0035】シャッタ駆動部33は、図6に示すよう
に、基台34と、回転軸41と、例えば継鉄または鉄芯
等による磁性体43とで構成されている。基台34は、
例えば合成樹脂等の非磁性材によって略立方形状に形成
されていて、シャッタ板32の取付片32aに設けられ
たスペーサ32bが嵌挿される嵌挿溝35が設けられて
いる。この嵌挿溝35は、スペーサ32bの前後幅H1
に対し、これと略同一の隙間幅H2を有し、基台34の
上面34aから隣接する一方の側面34dにかけて切り
欠かれるとともに、その奥方には互いに90°で隣接し
た垂直および水平な当接面35a,35bを有して形成
されている。
【0036】基台34の前面34bおよび後面34cの
略中央部分には、後述する回転軸41が回転自在に挿通
される軸孔36が嵌挿溝35を介してそれぞれ前後に穿
設されている。この軸孔36は、嵌挿溝35より後面側
では大径36aに、嵌挿溝35より前面側では小径36
bに形成されている。
【0037】基台34の後面34cには、側面34dの
嵌挿溝35の開口方向に開口する挿通孔37aを有した
コイル取付部37が基台34と一体に形成されている。
このコイル取付部37には、コイル38が取り付けられ
ていて、コイル38の各先端38a,38aは基台34
の前面34b側に延出した電気接続用の各端子39,3
9にそれぞれ接続されている。
【0038】基台34の前面34bには、基台34を表
示基板4に固定するための複数の固定脚40が延出して
設けられている。そして、固定脚40および前記各端子
39,39は、表示基板4の所定位置(シャッタ板32
を貫通穴に対応させる位置)に設けられた固定孔4aお
よび端子孔4bに挿通固定される。
【0039】回転軸41は、例えば合成樹脂等の非磁性
材によりなるもので、その外周は、基台34の後面34
cに穿設された大径の軸孔36aに回転自在に挿通され
るべく太径に形成され、前端部分は基台34の前面34
bに穿設された小径の軸孔36bに回転自在に挿通され
るべく細径に形成されていて、この太径と細径との境に
はフランジ41aが形成されている。回転軸41には、
フランジ41aより後方(つまり太径部分)に、その周
面の一部がシャッタ板32に設けられたスペーサ32b
の前後幅H1と同一の幅H3分切り欠かれていて、スペ
ーサ32bに設けられた略半月状の嵌合孔32cに位置
決めされて嵌合するように断面略半月状に形成されてい
る。また、回転軸41の後端部には、一方(図6中上
側)の面がN極に磁化されて、他方(図6中下側)の面
がS極に磁化された各磁化面42a,42bを有した永
久磁石42が固定されている。
【0040】磁性体43は、互いに平行する上方の延出
片43aおよび下方の延出片43bを有して馬蹄形状
(略U字形状)に形成されていて、下方の延出片43b
はコイル取付部37の挿通孔37aに嵌入される。ま
た、上方の延出片43aと下方の延出片43bとの間で
ある間隙部44は、回転軸41の太径部分の寸方よりも
大きく形成されている。
【0041】このように構成されたシャッタユニット3
0は、基台34の嵌挿溝35にシャッタ板32を嵌挿さ
せ、このシャッタ板32を回転軸41によって基台34
に対して回転自在に固定し、磁性体43の下方の延出片
43bをコイル取付部37の挿通孔37aに嵌入させる
ことにより一つのユニットとして組み立てられる。
【0042】そして、組み立てられたシャッタユニット
30は、表示基板4の端子孔4bおよび固定孔4aに基
台34の各端子39,39および固定脚40を挿通させ
ることによって、貫通穴5と対応するように表示基板4
の後面側に位置決め固定される。さらに、回転軸41は
軸線が表示基板4に対して垂直となるように基台34に
回転自在に設けられ、回転軸41に固定されたシャッタ
板32は、回転軸41を中心として貫通穴5を開閉する
ように表示基板4と平行に回転される。
【0043】そして、図7に示すようにシャッタユニッ
ト30が組み立てられた状態において、磁性体43の下
方の延出片43bをコイル取付部37の挿通孔37aに
嵌入させたことにより、磁性体43の上方の延出片43
aと下方の延出片43bとの間の間隙部44は、磁気に
よる一種のループ回路を形成している。磁性体43は、
その上方の延出片43aと下方の延出片43bとの間
で、基台34に対して基台34の後面34cに穿設され
た大径の軸孔36aを跨ぐように配置されていて、シャ
ッタ板32の回転中心である回転軸41は、磁性体43
の間隙部44に位置し、回転軸41の後端部に固定され
た永久磁石42は、間隙部44である磁性体43の上方
の延出片43aの先端部43aaと下方の延出片43b
の先端部43bbとの間の中央に位置することになる。
【0044】シャッタユニット30が表示基板4に固定
された状態において、シャッタ板32は、図7に示すよ
うに貫通穴5の中心とシャッタ板32の回転中心とを結
ぶ線L1と直交する線L2上に配設される。(以下、シ
ャッタ板32のこの位置を初期状態という。) また、シャッタ板32は、回転軸41を中心に回転自在
に固定されているが、その回転角は、取付片32aの側
縁部分が基台34に設けられた嵌挿溝35のそれぞれの
当接面35a,35bに当接して90°に規制されてい
る。永久磁石42は、シャッタ板32が初期状態にある
際、平行に形成された磁性体43の上方の延出片43a
と下方の延出片43bとの間において、その平行度に対
して例えば45°傾いて配置され、各磁化面42a,4
2bがそれぞれ上方の延出片43aと下方の延出片43
bとに近接する。なお、この永久磁石42の配置は、シ
ャッタ板32の取付片32aに設けられたスペーサ32
bの嵌合孔32cに回転軸41の一部切り欠き部を嵌合
させることにより位置決めされる。
【0045】永久磁石42は、シャッタ板32が初期状
態にある際、コイル38が通電されなければ、図7に示
すように、その各磁化面42a,42bが磁性体43の
上方の延出片43aまたは下方の延出片43bの先端部
にそれぞれ吸引されてその状態を保持する。また、図7
に一点鎖線で示すように、永久磁石42は、シャッタ板
32が90°回転して貫通穴5を閉鎖した際(以下、シ
ャッタ板32のこの位置を閉鎖状態という。)にも同様
に各磁化面42a,42bが磁性体43の下方の延出片
43bまたは上方の延出片43aの先端部にそれぞれ吸
引されてその状態を保持する。ゆえに、シャッタ板32
は、コイル38が通電されなければ、永久磁石42が上
方の延出片43aまたは下方の延出片43bの先端部に
吸引されることにより、初期状態または閉鎖状態で保持
される。
【0046】また、上述した構成の表示部11におい
て、貫通穴5は、隣合う貫通穴5,5間でハレーション
を起こさず十分なコントラストが得られ、自動車道路等
に設置されて交通情報等を表示する情報表示装置とし
て、走行中の自動車等から、表示された情報を効率的に
認識できるように配置されている。このように配置され
た各貫通穴5に対し、シャッタユニット30を表示基板
4の後面側あるいは前面側に全て配設した場合、シャッ
タ板32が開閉する際に、隣接するシャッタユニット3
0,30のシャッタ板32,32が当接し、図5(a)
に示すようなシャッタ板32が互いに干渉するデッドゾ
ーンDが形成される恐れがある。
【0047】このため、この実施例におけるシャッタユ
ニット30では、シャッタ板32の取付片32aに、所
定の厚み(前後幅H1)を有して後面側に延出したスペ
ーサ32bが形成されている。そして、シャッタユニッ
ト30を組み立てる際に、シャッタ板32の前後を反転
させることにより、スペーサ32bが前方向に延出する
配置となって、共通する同一部品を用いて形成された二
種類のシャッタユニット30Aとシャッタユニット30
Bを得ることができる。よって、シャッタユニット30
Aとシャッタユニット30Bとを表示基板4の後面側に
対して貫通穴5毎に交互に取り付けることにより、図5
(b)に示すように隣接するシャッタ板32,32間に
H1の高低差が生じ、隣接するシャッタ板32,32が
それぞれ当接して互いに干渉するようなことがなく、全
てのシャッタユニット30を表示基板4の後面側あるい
は前面側に配置することが可能となる。
【0048】上述したシャッタ駆動部33は、後述する
制御回路(制御部)60からの制御信号によってコイル
38が通電されたときに、コイル38に流れる電流の方
向によって磁性体43の上方の延出片43aおよび下方
の延出片43bを磁化して異なる極性に制御し、これに
よって貫通穴5に対するシャッタ板32の開閉を駆動し
ている。
【0049】次に、図8は前述したシャッタ駆動部を制
御するための制御回路60のブロック構成図であり、制
御回路60は、通信制御部61、切換部62、文字展開
部63、ドットデータ記憶部64、ドットデータ比較部
65、表示出力部66、出力監視部67、導光板駆動部
68、電源制御部69を備えて構成されている。
【0050】通信制御部61は、外部からの無線による
表示内容を示す文字情報の他、太陽光導入板3が液晶デ
ィスプレイ、エレクトロクロミックディスプレイ、ホト
クロミックディスプレイなどの表示機器で構成される場
合には、この表示機器の色の濃さを任意に切り換えるた
めの切換情報を受信している。
【0051】切換部62には、例えばフォトダイオー
ド、フォトトランジスタで構成される調光センサ70か
らの信号が入力しており、太陽光導入板3が液晶ディス
プレイ、エレクトロクロミックディスプレイ、ホトクロ
ミックディスプレイなどの表示機器で構成される場合
に、通信制御部61が受信した切換情報や調光センサ6
7の信号に基づいて表示機器を所望の色の濃さに切換制
御している。
【0052】文字展開部63は、通信制御部61が受信
した文字情報を1文字毎に貫通穴5の数(例えば16個
×16個)に対応するマトリックス上に展開されたドッ
トデータに変換している。
【0053】ドットデータ記憶部64は、現在表示メモ
リ64aと変更表示メモリ64bとを備えており、現在
表示メモリ64aには、現在表示されている文字のドッ
トデータが記憶されている。また、変更表示メモリ64
bには、文字展開部63で展開された今回表示される文
字のドットデータが記憶されており、新たな表示を行う
度に、そのときに記憶されていたドットデータが現在表
示メモリ64aに書き換えられるようになっている。
【0054】ドットデータ比較部65は、現在表示メモ
リ64aに記憶された現在のドットデータと、変更表示
メモリ64bに記憶された今回のドットデータとを比較
し、現在のドットデータと重ならない今回のドットデー
タを表示出力部66に出力している。
【0055】表示出力部66は、ドットデータ比較部6
5から入力される現在のドットデータと重ならない今回
のドットデータに対応したシャッタ板32のみが開閉さ
れるように、各ドットデータに対応するシャッタ駆動部
33に対し、制御信号としてコイル38への通電を行う
ためのシャッタ開信号またはシャッタ閉信号を出力して
いる。
【0056】出力監視部67は、ソーラーバッテリー8
の出力を監視するもので、例えば太陽が昇って周囲が十
分明るくなり、ソーラーバッテリー8の出力が予め設定
された値(電圧値)より高くなったときに、導光板11
を移動制御するための制御信号を導光板駆動部68に出
力している。また、出力監視部67は制御信号の出力の
有無によって光源12に対する電源の供給・停止を制御
するための駆動信号を電源制御部69に出力している。
すなわち、出力監視部67が導光板駆動部68に制御信
号を出力するときには、光源12への電源供給を停止す
るための電源停止信号を電源制御部69に出力してい
る。これに対し、出力監視部67が導光板駆動部68に
制御信号を出力していないときには、光源12に電源を
供給するための電源供給信号を電源制御部69に出力し
ている。なお、ソーラーバッテリー8の出力と比較され
る設定値は、周囲の明るさが太陽光のみによって表示を
行うのに十分なときのソーラーバッテリー8の出力値に
合わせて設定されている。
【0057】導光板駆動部68は、出力監視部67から
の制御信号により、太陽光によって昼間表示を行うべ
く、導光板11の各ドット反射面16,16間の透過面
17が表示基板4の各貫通穴5に位置するまで移動機構
19を介して導光板11を図3の矢印で示す斜め45°
の方向に移動している。
【0058】電源制御部69は、出力監視部67からの
電源供給信号によってソーラーバッテリー8を介して光
源12に電源を供給し、出力監視部67からの電源停止
信号によってソーラーバッテリー8を介しての光源12
への電源供給を停止する制御を行っている。
【0059】次に、シャッタユニットの開閉動作を図9
(a)〜(c)および図10(a)〜(c)に基づいて
説明する。なお、図9(a)における永久磁石42は、
上側の磁化面42aがN極に磁化され、下側の磁化面4
2bがS極に磁化されているものとする。
【0060】まず、シャッタユニットの閉動作を図9
(a)〜(c)に基づいて説明すると、永久磁石42の
N極面(磁化面42a)は、コイル38が通電していな
い初期状態で、磁性体43の上方の延出片43aの先端
部43aaに吸引される。これにより、永久磁石42
は、N極面(磁化面42a)が上方の延出片43aの先
端部43aaの内面と対向した位置に吸引保持され、シ
ャッタ板32が貫通穴5から90°離れた位置に保持さ
れている。
【0061】この状態で、制御回路60からのシャッタ
閉信号がシャッタ駆動部33に入力してコイル38が通
電されると、図9(a)に示すように磁性体43の上方
の延出片43aがN極に、下方の延出片43bがS極に
それぞれ磁化される。これにより、永久磁石42のN極
面(磁化面42a)は、N極である上方の延出片43a
に反発し、回転軸41を中心として貫通穴5に45°近
づく位置まで回転する(図9(b))。
【0062】続いて、永久磁石42のN極面(磁化面4
2a)がS極である下方の延出片43bに吸引されると
ともに、永久磁石42のS極面(磁化面42b)がN極
である上方の延出片43aに吸引され、シャッタ板32
が回転軸41を中心として貫通穴5を塞ぐ位置まで回転
する(図9(c))。このとき、永久磁石42のN極面
(磁化面42a)は、下方の延出片43bの先端部43
bbの内面に吸引され、シャッタ板32は、貫通穴5を
塞いだ位置(閉鎖状態)に保持される。
【0063】次に、シャッタユニットの開動作を図10
(a)〜(c)に基づいて説明する。シャッタ板32が
閉鎖状態で保持された図10(a)の状態で、制御回路
60からのシャッタ開信号がシャッタ駆動部33に入力
してコイル38が通電されると、磁性体43の上方の延
出片43aがS極に、下方の延出片43bがN極にそれ
ぞれ磁化される。これにより、永久磁石42のN極面
(磁化面42a)は、N極である下方の延出片43bに
反発し、回転軸41を中心として貫通穴5から45°離
れた位置まで回転する(図10(b))。
【0064】続いて、永久磁石42のN極面が(磁化面
42a)がS極である上方の延出片43aに吸引される
とともに、永久磁石42のS極面(磁化面42b)がN
極である下方の延出片43bに吸引され、シャッタ板3
2が回転軸41を中心として貫通穴5から90°離れた
位置(初期状態)まで回転する(図10(c))。この
とき、永久磁石42のN極面(磁化面42a)は、上方
の延出片43aの先端部43aaの内面に吸引され、シ
ャッタ板32は初期状態で保持される。
【0065】ゆえに、上述したシャッタユニット30で
は、コイル38が通電されたときの磁性体43(上方の
延出片43aまたは下方の延出片43b)に対する永久
磁石42の反発・吸引を利用して貫通穴5に対するシャ
ッタ板32の開閉を行っている。すなわち、最初の45
°回転させる動作を磁性体43に対する永久磁石42の
反発により行い、後の45°回転させる動作を磁性体4
3に対する永久磁石42の吸引によって行っている。ま
た、初期状態または閉鎖状態でのシャッタ板32の保持
は、コイル38への通電を行わずに磁性体43(上方の
延出片43aまたは下方の延出片43b)への永久磁石
42の吸引を利用している。
【0066】このように、上述した表示部31を有した
情報表示装置は、昼間表示の場合(太陽光のみでの表示
を行う場合)、太陽光導入板3より導入した太陽光が反
射板10で反射されて導光板11を介して表示基板4の
後面側に導く。また、夜間表示の場合(太陽光のみでは
不可能な表示を行う場合)、ソーラーバッテリー8の電
力によって駆動される光源12からの光を導光板11を
介して表示基板4の後面側に導く。そして、表示基板4
に配設されたシャッタユニット30のうち、文字情報の
ドットに対応する貫通穴5のシャッタ板32を開いて光
を通過させて所望の文字,数字,図形等の情報を表示す
る。
【0067】上述した情報表示装置は、16×16ドッ
トで1文字を形成する筐体1を1ユニットとし、図11
に示すように、複数個(図示の例では7個)の筐体を連
続配置して構成される。そして、シャッタ板32が開い
ている貫通穴5から光を通過させることにより、図12
に示すような「工事中 通行止」などの任意の文字情報
の表示を無線からの指令により行っている。
【0068】さらに図13(a),(b)に基づいて夜
間表示と昼間表示を行う場合の動作について説明する。
まず、夜間表示を行う場合には、出力監視部68からの
電源供給信号により電源制御部69がソーラーバッテリ
ー8からの電力によって光源12を発光駆動する。この
とき、導光板11の各ドット反射面16は、図13
(a)に示すように、表示基板4の各貫通穴5の位置と
一致している。この状態で、光源12からの光は導光板
11の上端面11cより導光板11の内部に導入され
る。導光板11に導入された光のうち、導光板11の表
示基板4側の前面11aで全反射された光は各ドット反
射面16によって表示基板4側に乱反射される。そし
て、導光板11における貫通穴5の位置に対応した部分
がドット状に面発光し、その光により表示部を後面側か
ら照射して表示情報を形成するドットに対応した貫通穴
5のシャッタ板を開いて光を通過させることにより所望
の表示が行われる。
【0069】次に、太陽光のみを利用して昼間表示を行
う場合には、ソーラーバッテリー8の出力が設定値を越
えて出力監視部67より導光板駆動部68に制御信号が
入力されると、導光板駆動部68は駆動源24を駆動し
て連結部材23を動作させる。駆動源24の回転軸24
aを中心として連結部材23が回転すると、導光板11
は各ドット反射面16,16間の透過面17が表示基板
4の貫通穴5に位置するまで図3(b)の一点鎖線で示
す位置まで斜め45°の方向(図中の矢印方向)に移動
する。このとき、出力監視部67からの電源停止信号に
よって電源制御部69が光源12に対するソーラーバッ
テリー8からの電力供給を停止している。この状態で、
太陽光導入板3より反射板10で反射して導入された太
陽光は、導光板11の各ドット反射面16,16間の透
過面17を透過して表示基板4側に導かれる。そして、
導光板11における貫通穴5の位置に対応した部分がド
ット状に面発光し、その光により表示部を後面側から照
射して表示情報を形成するドットに対応した貫通穴5の
シャッタ板を開いて光を通過させることにより所望の表
示が行われる。
【0070】以上説明した実施例の情報表示装置によれ
ば、以下に示す効果を奏する。昼間は太陽導入板3によ
り筐体1の上面1aから取り込んだ太陽光を反射板10
で反射させて導光板11の各ドット反射面16,16間
の透過面17より筐体1の前面1b側に透過させること
により導光板11をドット状に面発光し、夜間は光源1
2からの光を導光板11の上端面11cより導入して各
反射面15で反射させて筐体1の前面1b側に透過させ
ることにより導光板11をドット状に面発光し、ドット
をなす貫通穴5をシャッタユニット30により開閉して
導光板11からのドット状の透過光を通過・遮断する構
成なので、太陽光の直接光による表示ムラを低減して所
望のフリーパターン表示を行うことができる。その際、
昼間は太陽光のみを利用して表示が行え、太陽光のみで
は表示が不可能なときに光源12を発光させ、ソーラー
バッテリー8に充電された昼間の太陽光を光源12およ
びシャッタユニット30の駆動電力として使用すること
ができる。しかも、光源12は導光板11の上端面11
cの一箇所のみに配設され、導光板11のドット反射面
16により表示情報を形成する各ドットに合わせて面発
光させる構成なので、表示情報の各ドットを形成する貫
通穴5に対応した部分のみが他の部分に比べて明るく発
光し、夜間においても視認性に優れた表示を行うことが
できるだけでなく、装置全体にかかる消費電力も従来に
比べて大幅に低下させることができる。
【0071】太陽光を筐体1内部に導入する正方形状の
太陽光導入板3は、筐体1の奥行き方向に正方形状に広
く開口した上面1a全体にわたって設けられているの
で、十分な光量の太陽光を筐体1内に導入して昼間でも
見易い視認性に優れたフリーパターン表示を行うことが
できる。しかも、太陽光導入板3は筐体1の上面1aで
導光板11の後側に光源12から外れて設けられ、光源
12には配設スペースを取らない棒状のLEDアレイ1
2Aを使用しているので、光源12を導光板11の上端
面11cに限ることなく、導光板11の周囲のどこでも
反射板10の邪魔にならずに配設することができる。
【0072】さらに、前述した表示部31を採用するこ
とにより下記の効果を奏する。光の通過・遮断をするシ
ャッタユニット30は、シャッタ板32およびシャッタ
板32を駆動するシャッタ駆動部33を備えた一つのユ
ニットを構成し、このユニットは表示基板4の貫通穴5
に対して位置決め固定されるので、表示部31の製造が
容易となり、その工程におけるコストを低減することが
できる。
【0073】シャッタユニット30は、シャッタ板32
が表示基板4と平行に回転移動して貫通穴5を開閉する
構成であり、このシャッタ板32を前後に反転させて取
り付けることで、表示基板4に対してシャッタ板32の
移動高さが異なる二種類のシャッタユニット30Aとシ
ャッタユニット30Bとを共通する同一部品より構成す
ることができる。然るに、このような構成のシャッタユ
ニット30Aおよびシャッタユニット30Bでは、貫通
穴5が表示情報を効率的に認識できるような配置にある
表示基板4に対して、ドットをなす貫通穴5毎に対応し
て交互に取り付けることにより、全てのシャッタユニッ
ト30A,30Bを表示基板4の後面側(一方の面側)
のみに取り付けることができ、シャッタ板32の開閉時
には、隣接するシャッタユニット30,30のシャッタ
板32,32がそれぞれ当接・干渉することがない。し
かも、ドットをなす貫通穴5を開閉するシャッタ板32
は、表示基板4と平行に移動する構成なので、従来のよ
うに視野角が狭くなることがない。
【0074】そして、全てのシャッタユニット30は、
表示基板4の後面側(一方の面側)のみに取り付けられ
るとともに、シャッタ板32が表示基板4と平行に回転
移動する構成なので、表示部31は表示基板4を基部と
した平板状に形成され、表示部31の奥行き方向におけ
る小型化を図ることができる。しかも、表示部31が表
示基板4を基部とした平板状に形成されたことにより、
複数枚の表示基板4を各貫通穴5の位置が合うように筐
体1の奥行き方向に積層配設することが可能となり、積
層された各表示基板4のシャッタ板32を例えば赤、
青、緑、黒などの色フィルタで構成して任意に開閉制御
すれば、多色によるフリーパターン表示を行うことがで
きる。
【0075】表示の指令は、外部から無線により遠隔操
作される構成なので、独立した表示装置を提供でき、電
気が通っていない山間部などでも、昼間は太陽光を利用
し、夜間はソーラーバッテリー8に充電された電力によ
り光源7を駆動して所望の表示を行うことができる。
【0076】シャッタ駆動部33のコイル38への通電
は、シャッタ板32の開閉時のみで、コイル38が通電
していない状態では、シャッタ板32が永久磁石42に
吸引保持される構成なので、電力の消費が少なく、エネ
ルギーの省力化を図ることができ、夜間の表示において
もソーラーバッテリー8で充電された電力で十分動作さ
せることが可能である。
【0077】表示に際しては、現在のドットデータと重
ならない今回のドットデータに対応する貫通穴5に対し
てのみシャッタ板32の開閉が制御される構成なので、
シャッタ板32の開閉が必要最小限に抑えられ、さらに
エネルギーの省力化を図ることができる。
【0078】(情報表示装置の第2実施例)図14は本
発明による情報表示装置の第2実施例を示す部分拡大断
面図であり、第1実施例と同一の構成部品に同一番号を
付している。この実施例では、表示基板4と導光板11
との間に光導入板20が立設されている。導光板11と
対面する光導入板20の後面20aには、導光板11の
透過面17と対向する位置に外光反射面21が形成され
ている。外光反射面21は導光板11の透過面17の中
心位置に当たる部分を頂点とし、その上下の幅方向の面
が表示基板4側に向かって下り勾配に傾斜しており、導
光板11のドット反射面16に当たる部分が平坦な外光
透過面22を形成している。
【0079】この構成によれば、反射板10で反射して
導光板11の透過面17を透過してくる太陽光を外光反
射面22で導光板11のドット反射面16に反射させ、
ドット反射面16で太陽光を乱反射させて外光透過面2
2より表示基板4側に透過させるので、第1実施例のよ
うに導光板11を移動させる必要がないことから構成の
簡素化が図れ、光源12を発光駆動した場合には、この
光源12からの光とともに太陽光を表示基板4側に透過
させることができる。また、昼間表示の際、周囲の明る
さによって表示が見にくい場合には、光源12を補助光
として使用し、昼夜間のフリーパターン表示を行うこと
ができる。
【0080】(導光板の他の実施例)次に、図15は導
光板の他の実施例を示す図である。この実施例では、第
1実施例の光源12が導光板11の上端面11cにのみ
取り付けられていたのに対し、導光板11の左右の側端
面11eにそれぞれ配置されている。図において、導光
板11の左右の側端面11eには、上端面11cから下
端面11dにわたって傾斜面26が連続形成されてい
る。傾斜面26は、表示基板4側に向かって45°の下
り勾配で傾斜しており、その表面には例えばアルミなど
の反射部材27が接着や蒸着によりコーティングされて
いる。この傾斜面26では、光源12から出射された光
を表面の反射部材27によって導光板11の内部中心に
向けて反射させている。
【0081】この構成によれば、光源12は導光板11
の両側端面11eの傾斜面13に沿って導光板11の後
面11b側に配置されるので、導光板11を薄くでき、
光の伝搬ロスが低減して光源12の光の入射効率を向上
させることができる。この結果、表示部31に対してよ
りムラなく光を放射することができる。しかも、光源1
2はLED等の小型部品で構成されるので、装置の奥行
き方向に影響せずに配設することができる。また、両側
端面11eにそれぞれ配置される光源12を例えば例え
ば赤色と緑色などの異なる発光色とし、これら光源12
を切換駆動すれば、異なる2色のフリーパターン表示を
行うことができる。なお、傾斜面26の傾斜角度は、導
光板11の前面で全反射してドット反射面16に最大限
に光を導入できる角度であれば、特に45°に限ること
はない。また、光源12は導光板11の対向する上下端
面11c,11d又は導光板11の上下左右のそれぞれ
の端面11c,11d,11eに配置してもよく、光源
12を左右の側端面11eの一方にのみ配置する場合に
は、光源12が配置されない側端面を平坦面に形成し、
その表面に反射部材27が貼付される。
【0082】(導光板に形成されるドット反射面の他の
実施例)次に、図16(a),(b)は導光板に形成さ
れるドット反射面の他の実施例を示す図である。図16
(a)に示すドット反射面16は、ドットをなす領域内
に多数の細かい微小ドット16aの白色印刷が施されて
いる。図16(b)に示すドット反射面16は、ドット
をなす領域内の上下方向に白色印刷による印刷部16b
と無印刷部16cが交互に形成されており、印刷部16
b,16b間に位置する無印刷部16cはスリット16
dを形成している。これらの構成によれば、ドット反射
面16の中間部分が暗くなるのを防いで表示ムラを低減
することができる。なお、ドット反射面16は白色印刷
に限らず、不透過性のフィルム(例えば色付きフィル
タ)を貼着したり、表面にドット状のナシ地処理を施し
て細かい凹凸を形成してもよい。
【0083】(反射板の他の実施例)次に、図17は反
射板の他の実施例を示す図である。この実施例の反射板
10は、所定の曲率に湾曲させて筐体1内部に配設され
ている。この構成によれば、図2の構成と比較して表示
面の上下端における表示ムラをさらに低減でき、表示部
の全面に渡って均一に光を反射させることができ、しか
も、筐体1の奥行き方向の寸法を小さくして装置全体の
小型化も図れる。
【0084】ところで、上述した実施例では、表示部を
シャッタ板とシャッタ駆動部で構成し、ドットをなす貫
通穴に対するシャッタ板の開閉を制御して所望の表示を
行う構成について説明したが、表示部を例えば液晶ディ
スプレイ、エレクトロクロミックディスプレイ、電気光
学セラミックス(PLZT)シャッタなどで構成すれ
ば、上述したシャッタ機構を使用した装置に比べてドッ
ト間隔がより細かくなり、より詳細なパターン表示を行
うことができる。
【0085】ここで、PLZTシャッタとは、セラミッ
クス材料で形成されるPLZTの両側に偏光子と検光子
とを配設し、PLZTへの電圧の印加によって発生する
複屈折効果から直線偏波光が楕円偏波光に変換され、偏
光子を通して強度変調された光出力が得られるものであ
る。
【0086】また、上述した実施例では、無線による指
令やソーラーバッテリーを用いて表示を行う構成につい
て説明したが、外部の商用電源を使用して有線により表
示を行う構成としてもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報表示
装置によれば、表示情報を形成する各ドットに対応した
シャッタ部分のみを他の部分に比べて明るく発光させて
夜間においても視認性に優れた所望のフリーパターン表
示を行うことができる。特に、請求項1の情報表示装置
によれば、昼間は太陽光のみを利用して表示が行え、太
陽光のみでは表示が不可能な夜間表示のときに光源を発
光駆動させることで、装置全体にかかる消費電力を従来
に比べて大幅に低下させることができる。請求項2の情
報表示装置によれば、光源を発光駆動することによって
光源からの光とともに太陽光を表示部側に透過させるこ
とができ、昼間表示の際、周囲の明るさによって表示が
見えにくい場合には、光源を補助光として使用し、昼夜
間のフリーパターン表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報表示装置の第1実施例の外観
斜視図
【図2】同装置の部分拡大側断面図
【図3】(a)同装置における導光板の側面図 (b)同装置における導光板の後面図
【図4】(a)同装置における導光板の移動機構の構成
図 (b)同移動機構の部分拡大側面図
【図5】(a)同装置の表示部を示す一部拡大後面図 (b)同平面図
【図6】同装置の表示部を示す分解斜視図
【図7】同装置のシャッタユニットを示す後面図
【図8】同装置のシャッタユニットを駆動するための制
御回路のブロック構成図
【図9】(a)〜(c)同装置におけるシャッタユニッ
トの閉動作を示す図
【図10】(a)〜(c)同装置におけるシャッタユニ
ットの開動作を示す図
【図11】複数のユニットで構成される情報表示装置の
外観を示す斜視図
【図12】同装置による表示状態の一例を示す図
【図13】(a)同装置における夜間表示時の動作図 (b)同装置における昼間表示時の動作図
【図14】同装置の第2実施例を示す部分拡大断面図
【図15】同装置における導光板の他の実施例を示す図
【図16】同装置の導光板に形成されるドット反射面の
他の実施例を示す図
【図17】同装置における反射板の他の実施例を示す図
【図18】(a),(b)磁気反転素子を利用した従来
の情報表示装置の一例を示す図
【図19】(a),(b)電磁石によって駆動されるシ
ャッタを備えた従来の情報表示装置の一例を示す図
【図20】(a),(b),(c)外光を利用した導光
板の構成図
【図21】(a),(b)図20の導光板を使用した液
晶表示装置の構成図
【符号の説明】
1…筐体、1a…上面、1b…前面、2…開口、8…ソ
ーラーバッテリー、10…反射板、11…導光板、12
…光源、16…ドット反射面、17…透過面、19…移
動機構、20…光導入板、60…制御部、68…導光板
駆動部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−15222(JP,A) 実開 平1−73425(JP,U) 実開 平5−90450(JP,U) 実開 昭55−152571(JP,U) 実開 昭57−112375(JP,U) 実開 昭52−171284(JP,U) 実開 昭55−95183(JP,U) 実開 昭56−60981(JP,U) 特公 昭52−31718(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 9/37 G09F 9/00 G09F 13/00 G09F 13/18 F21V 8/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面(1a)に太陽光を取り込むための
    開口(2)を有する筐体(1)と、 前記開口より取り込んだ太陽光を筐体の前面(1b)側
    に反射する反射板(10)と、 前記筐体の前面側に設けられ、表示情報を形成する複数
    のドット毎にシャッタを有する表示部(31)と、 端面に光源(12)が配設され、前記表示部と反対側の
    面に前記各ドットに対応したドット反射面(16)が形
    成された透光性を有する導光板(11)と、 前記導光板のドット反射面間の透過部分(17)が前記
    シャッタに位置するまでの間で前記導光板を移動する移
    動手段(19,68)と、 表示情報に基づいて前記表示部のシャッタを制御する制
    御部(60)とを備えたことを特徴とする情報表示装
    置。
  2. 【請求項2】 上面(1a)に太陽光を取り込むための
    開口(2)を有する筐体(1)と、 前記開口より取り込んだ太陽光を筐体の前面(1b)側
    に反射する反射板(10)と、 前記筐体の前面側に設けられ、表示情報を形成する複数
    のドット毎にシャッタを有する表示部(31)と、 端面に光源(12)が配設され、前記表示部と反対側の
    面に前記各ドットに対応したドット反射面(16)が形
    成された透光性を有する導光板(11)と、 該導光板と前記表示部との間に設けられ、前記反射板を
    介して前記導光板のドット反射面間より透過してくる太
    陽光を前記導光板側に反射して前記ドット反射面に導入
    する光導入板(20)と、 表示情報に基づいて前記表示部のシャッタを制御する制
    御部(60)とを備えたことを特徴とする情報表示装
    置。
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