JP3124102B2 - リネン仕分け貯蔵装置 - Google Patents

リネン仕分け貯蔵装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はランドリー工場の水洗
機、ドライクリーナ、連洗機前の汚れリネン、衣料の仕
分け、貯蔵、仕込みを行なうリネン仕分け貯蔵装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来洗濯するシーツ、包布、浴衣、枕カ
バー、フェースタオル、バスタオル、テーブルクロス、
テーブルナプキン、病衣、術衣、コックコート等種々様
々な被洗物を仕分け、選別して、同種のものを一定量洗
濯する連続式水洗機が一般的に知られている。この連続
式水洗機に自動的に設定された順序で被洗物を投入する
ためのシステムとして、工場の天井空間を利用したモノ
レール方式を取入れた自重走行のスリングバッグシステ
ムがある。図9は従来のその構成を示すもので、被洗物
については一般ホテルから回収されたものは、シーツ、
浴衣、枕カバー、タオル、バスマット等入り混じってお
り、リゾートホテルからのものは、これ等にテーブルク
ロス、テーブルナプキン、手拭クロス、コックコート等
が加わる。また病院から回収されたものは、シーツ、包
布、病衣、枕カバー等汚れの多いものが入り混じってお
り、場合によっては人血、医薬品の付着した手術衣が入
ることもある。更に健康ランド、サウナから回収された
ものは、カラフルな部屋着や水の滴るバスタオルが殆ど
である。
【0003】これ等の多種類、且つロット量も100k
g〜6000kgと範囲が広い汚れた被洗物は、客先へ
の出荷の優先順序に基づいて、積載・移送コンベア10
上に載せられる。汚れた被洗物がコンベアで搬送され、
仕分けビン11横に来た時に、投入作業員が必要の都度
設定した仕分けパターン(図4、図5、図6)に基づい
て被洗物を選別し、所定の仕分けビンに投入する。この
作業は客先が変わる時(特に一般ホテル→病院→リゾー
トホテル→健康ランド等客先の業種が変わる時は必須)
に設定変更をする必要があり、100社を超える顧客を
持つランドリーの作業員にとっては煩わしいものであ
る。この設定を忘れたり、誤ったりすると、必要な仕分
けビンが無かったり、反面使用しないリネン種のビンが
出来たり、また作業員数に対して仕分けビンの配置が偏
って手待ちの作業員が出たりした最悪の場合は、客先が
変更されたことに気がつかず、従来のパターンで選別、
仕分けて貯蔵してしまった時である。この時は貯蔵され
たリネンの種類が誤ったまま連洗機へ投入され、誤った
処方で洗われ、乾燥され、製品にならない状態で仕上部
門へ持ち込まれることになり、ランドリーの工程全体が
大混乱をする。例えばタオルがテーブルクロスと誤認さ
れると、脱色状態まで洗濯されたタオルが乾燥されぬま
まテーブルクロス或いはシーツ仕上用のロールアイロナ
ーの前に落とされることになる。
【0004】次に仕分けビン11から取り出されたリネ
ンは、搬送装置12を経由して充填ステーション13へ
搬送され、そこで待機中の空バッグの中に落とし込まれ
る。リネンを充填されたスリングバッグ31は、エレベ
ータ14で高所へ持ち上げられた後、レールの傾斜と自
重を利用して滑走し、貯蔵レール21の指定されたレー
ンへ入り、ストップする。通常このレーンの指定は、リ
ネンの品種毎に行なわれるので、仕分けビンのビン番号
と、レーン番号は特定の組合せとなる。即ち、表1の一
般ホテルリネンの場合、ビン番号1,5,9,12のシ
ーツはレーン21a及び21bを、ビン番号3,4,
7,8,10のタオル、バスマットはレーン21c及び
21dを、ビン番号2,6のユカタはレーン21eを、
最後のビン11はレーン21fをそれぞれ指定している
とすれば、レーン21a,21bはシーツの貯蔵レーン
であり、タオル、バスマットは21c,21dの両レー
ンに貯蔵される。残りのユカタと枕カバーは、それぞれ
レーン21e及び21fに貯蔵されることになる。この
ビン番号とレーン記号(番号)の組合せは、主制御盤1
02上のディジタルスイッチで必要の都度設定される。
設定変更が必要な時とは、前出の仕分けパターンが変更
になった場合であって、表1に示す様な設定から表2に
示す様な設定へと変更する必要が生ずる。
【表1】
【表2】 注:※印はビン番号とレーン記号(番号)の組合せ設定
を変更した部分を示す。
【0005】もし万一この設定変更を忘れると、例えば
包布はタオルの貯蔵されている21c/dレーンから呼
び出さねばならなくなる。また白衣も同じくタオルのレ
ーン21c/dから呼び出さねばならず、タオルの貯蔵
分が無くなるまで、包布も白衣も呼び出して洗濯をする
ことができない(前を飛び越して先へ出ること不可能の
為)。なお、以上の仕分けパターンの設定変更にして
も、ビン番号と貯蔵レールレーン記号(番号)の組合せ
変更にしても、変更の必要性を仕分け作業員に伝えるの
は、移送コンベア10に汚れリネンを積載する作業者で
ある。もしこの作業者が、積載リネンの客先が変わった
ことを、コンベア積載の境目や切れ目に大声で正しく伝
達をしなければ、仕分け作業者は伝令を聞き漏らした
り、設定の変更を忘れたり、間違って設定してしまうト
ラブルが発生し、リネン工場の操業に支障を与えること
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般ホテル(客室)リ
ネン、リゾートホテルリネン、病院リネン、サウナ健康
ランドリネン等多種多様なリネンを、限られた仕分けビ
ン及び作業員数で能率良く選別して仕分けるためには、
仕分けパターンを切替えて使用することが有効である
が、この切替えが指示の不徹底、作業員の未熟、錯覚等
によって的確・迅速に行なわれないことが多かった。ま
た前記の切替えの結果が、一目で仕分け作業員に分かる
よう表示されないので、仕分けの間違いや品種の混合等
作業の混乱を招くことがあった。一方仕分けパターンが
変わり、一部の仕分けビンから貯蔵レールへ送り込まれ
るリネンの品種が変わった場合、それに対応して貯蔵レ
ールのレーンも変更せねばならない。これは通常主制御
盤102(図1)上に設けられたディジタルスイッチ内
の、リネン品種が変わった仕分けビンに対応するものを
操作して行なう。しかしこの変更作業は、仕分け装置か
ら若干離れた所で複数のディジタルスイッチについて行
なうため、変更忘れ、設定間違い、時間のかかり過ぎ等
により、変更が間に合わない等の欠点がしばしば露呈さ
れた。本発明は前記従来の課題を解決しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、リネ
ンを複数の仕分けビンに仕分けるとともに、前記各仕分
けビンから取り出したリネンをスリングバッグに充填
し、当該スリングバッグを複数の貯蔵レーンへ移送分配
するリネン仕分け貯蔵装置であって、客先コードをイン
プットするテンキーと、当該テンキーでインプットされ
た客先コードに応じ、前記複数の仕分けビンに対するリ
ネンの仕分けパターンを表示するパネルと、 前記各仕
分けビンに組み合わせて設定された貯蔵レーンに、前記
スリングバッグを移送するよう制御するコンピュータ
と、を備えることを特徴としている。
【0008】
【作用】仕分けビン(複数)の仕分けパターンについて
は、リゾートホテル、一般ホテル、病院、健康ランド等
客筋毎に何種類か用意しておき、制御コンピュータの中
に記憶させておく。また一方のビン番号と貯蔵レールの
レーン記号(番号)との組合せについても、仕分けパタ
ーンとの関係を考慮した上で、何種類かプログラム化し
て、制御コンピュータ中に記憶させておく。また各仕分
けビンの近傍の見易い位置に、それぞれ表示窓又は表示
パネルを設け、各仕分けビンが如何なるリネン種(リネ
ンコード)のものを仕分けるべきかを表示する。また客
筋、客先毎のリネンの持つ特長を勘案し、客先コードに
対して仕分けパターン、並びに貯蔵レーン記号(番号)
と仕分けビン番号の組合せを選定し、設定するプログラ
ムを制御コンピュータのコマンドの中に織り込む。リネ
ン積載担当者は、リネンの客先が変わる都度、積載コン
ベアの近傍に設置されたテンキーに客先コードをインプ
ットしてやる。
【0009】以上のように作業者がリネンを移送コンベ
アに積載する前に、LED表示付テンキーに客先コード
番号(3桁)を打込む。この客先コード番号は、スリン
グバッグシステムを制御する主制御盤内のコンピュータ
へ伝送されるが、そこで仕分けパターンの検索に使われ
る。そして該当するパターンが確定すると、それは仕分
けリネン品種コードに細分されて各仕分けビンに与えら
れる。また各仕分けビンの品種コード割当の状況は、ビ
ン近傍のパネルに表示されるので、仕分け作業員は搬送
されて来たリネンを選別し、表示に従ってビンへ投入す
る。一方仕分けパターン検索の結果は、ビン番号/レー
ン記号(番号)組合せ検索に伝送され、検索を受ける。
その結果は主制御盤内のシーケンサに記憶され、貯蔵レ
ール前の分岐を制御することによって、リネン品種毎
(近似したものも含む)の貯蔵が行なわれる。これは充
填時バッグにリネン品種コードがビンより転写されるこ
とによる。この貯蔵の状況は、パソコンモニターのスク
リーン上に表示されるので、作業員はモニター画面を確
認しながらバッグの呼び出し、及び洗いの作業をスムー
ズに行なうことができる。
【0010】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1〜図3は本発明の実施例を示す。さて客先が1
30社あり、そのコード番号、業種、リネン内容が表3
の如く分類設定されていたとする。この場合、客先コー
ド番号001〜023(一般ホテル)、042〜060
(リゾートホテル)及び115〜129(大病院)につ
いての仕分けパターンは、それぞれ図4、図5及び図6
の通りとなる。また客先コード番号024〜041(デ
ラックスホテル)の場合には、図4の仕分けパターンの
うち、ビン番号12のシーツ色が高級シーツに、ビン番
号1,5,9のシーツ白のうちの1つ又は2つのビンが
大型シーツに、ビン番号3,7のタオル色の1つがバス
ローブに、ビン番号2,6のユカタのうちの1つ又は2
つともガウンに変更される。
【表3】
【0011】また客先コード番号061,062(レス
トラン)については、図5の仕分けパターンのうち、ビ
ン番号1,2がテーブルナプキンに、ビン番号5がテー
ブルクロスに、ビン番号6,10がコックコートに、ビ
ン番号8がコック帽等小物リネンに変更される。更に客
先コード063〜090(健康センター、スポーツクラ
ブ、サウナ)については、水分の多い重いタオル類を投
入する作業を容易にするため、例えば図7及び図8のよ
うな仕分けパターンとする。また客先コード101〜1
14(一般病院)については、図6の仕分けパターンが
そのまま使える。この場合仕分けリネンの中には白衣、
手術衣他が入っていないので、空ビンのままで置けばよ
いこととなる。若しリネン量が多くて、空ビンを置くこ
とが好ましくない場合は、ビン番号4,10,12の順
に量の多いリネンを割当てればよい。また客先コード1
30(介護病院)については、ダイアパー(おむつ)を
別途処理をすることで、一般病院の仕分けパターンで良
い。
【0012】以上の例の様に客先業種が7〜8種あり、
リネン品種も同じ洗浄処方、仕上方法のものを纏めても
10種を超える場合、貯蔵レールのレーン数は16レー
ンとする。また表3の客先コード番号、業種、リネン内
容(ダイアパーを除く)は、汚れの性質と酷さから大き
く2種類に分類できる。即ち、バス・トイレ付の空調し
た部屋で使い、毎日取り替えるホテルリネン及び汗・水
分だけの健康センター、サウナのタオル類は軽くて洗い
易い汚れのリネンである。一方人血、薬品の付着し易い
白衣、術衣、一週間に1〜2回交換洗濯するシーツ、包
布、病衣、枕カバー等の病院リネンや、調味料、油脂、
香辛料、コーヒー紅茶等で汚れたテーブルクロス、テー
ブルナプキン、コックコート等のレストランリネン類は
汚れが酷く、洗浄しても落ち難い汚れが付着しているの
で、時間をかけて入念に洗浄し、漂白も効かせる必要が
ある。この様に洗いの処方が大きく異なるリネンを円滑
に処理するには、前者のリネンに適した短時間で洗濯
し、漂白を加減する高能率連洗機と、時間をかけて入念
に洗濯、漂白を行なう難洗リネン専用連洗機の2種類を
当てる必要がある。
【0013】次に図3の実施例について説明すると、8
1は高能率連洗機で、貯蔵レール21−1〜21−12
により近い位置に配置され、難洗リネン専用連洗機82
は遠い方に配置されるのが普通である。これは貯蔵レー
ルから呼び出されるスリングバッグ51が、より短時間
で連洗機81の投入口61に到達し、投下に備えること
ができるためである。また貯蔵レールのレーンの中でも
高能率連洗機で洗濯されるリネンは、出口(スリングバ
ッグ32のある場合)に近い21−1,−2,−3,−
4等に貯蔵され、難洗リネンは出口から離れた21−1
3,−14,−15レーンに貯蔵することになる。また
リネンの量と貯蔵レール数との関係も重要である。例え
ば、ホテルリネンの場合のシーツとタオルが仕分けられ
るリネン全量に対して、各々40%内外を占めており、
ユカタ、ガウン、枕カバー、テーブルクロス等は10%
にも満たない。従ってシーツの色、種類を考え、これに
21−1,−2,−3の3レーンを与え、一方のタオル
に対しても色と種類を考えて、次の21−4,−5,−
6のレーンを与えることは理に叶っている。その他ユカ
タ、部屋着には21−7、ガウンに21−8、バスロー
ブに21−9を与え、整髪剤等で汚れる枕カバーは難洗
リネンに属するので21−10を与える。また病院リネ
ンはシーツ、包布が主体であるが、これは難洗リネンに
属するので、21−11並びに−12の2レーンを、次
の21−13レーンは病衣、白衣の貯蔵に使う。更にレ
ストランリネンでは、テーブルクロス、テーブルナプキ
ンが主体を占めるので、レーン21−14を与え、残る
小物のコックコート、コック帽その他に21−15レー
ンを与える。貯蔵レールの最終レーン21−16は通常
空レールとして残しておき、緊急に洗濯をする必要が発
生したリネンを素通りさせ、連洗機へ送り込むための特
急レールとして残すのが良いシステムである。
【0014】以上で設定したリネン品種と貯蔵レールレ
ーン番号との関係を整理すると、表4の通りとなるの
で、更にリネン品種を各仕分けパターンのビン番号に置
き換えると、図2のビン/レーン組合せ表が番号表示で
表5の様に完成する。なお、表5に示されるシーツ或い
はタオル(白)の様に1/2/3或いは4/5レーンを
使い分けるには、コンピュータの中に共用するレーンの
優先順序を定めておき、貯蔵レール前の分岐を制御する
必要がある。即ち、シーツの場合レーン番号の若い順か
らシーツを入れたバッグを貯蔵することとし、満杯にな
ったら次のレーンへ移す。レーン3まで貯蔵が行って満
杯になったら、もう一度若いレーンへ戻り貯蔵するとい
う順序である。
【表4】
【表5】
【0015】仕分けパターンの表示は、図1及び図3に
示す通り、仕分けビンを挟んで積載・移送コンベア10
と対面するパネル202の上の各仕分けビンに対応する
位置に、ドットマトリックス等を使ってリネン品種名で
表示したり、7セグメントのLEDで品種コードを表示
したりする。しかしこれは1例であって他の位置であっ
てもよい。以上は1実施例であって、客先コード数、業
種数、リネン品種数の多少、仕分けビン配置並びに数、
貯蔵レールの配置並びにレーン数、連洗機の種類及び台
数により仕分けパターン、仕分けビン番号/貯蔵レーン
番号の組合せと支援ソフトは変わるが、全て本発明の内
容に含まれる。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明は構成さ
れているため、例えば客先が130社あり、多種多様な
リネンを高能率連洗機と難洗リネン専用連洗機の2種類
で、投入サイクルタイムをそれぞれ2分と4分で洗濯し
たとすると、積載・移送コンベアに汚れリネンを積載す
るスピードは約40kg/分となり、一方客先が変わる
のは大手客先の場合10分内外に1回、中・小顧客の場
合は3〜4分に1回位となる。また積載担当作業者は、
従来この間隔で積載作業に節目を設け、且つ仕分けビン
に対面して仕分けをしている作業者に、判然とする方法
で、客先名或いはコード番号を伝達する必要があり、そ
の都度工場内騒音に負けない大声で伝達をしていた。本
発明ではこれをテンキーのインプットで置き換え、音声
に頼る必要を無くしたものであり、このため積載作業者
の疲労が少なくなる。
【0017】仕分けビンに対面して仕分けをしている作
業者は、移送されて来るリネンが途切れた時に、正面の
パネルに仕分けパターンの新しい表示が出るので、新し
く移送されて来たリネンは、そのパターン通りに仕分け
て投入すればよい。従来はここの作業者は、積載作業者
から客先名或いは客先コードを直接或いはインタフォン
を通じて音声で伝えられるが、工場騒音の中では客先名
を正しく把握することは簡単でなく、神経を使う仕事に
なっていた。これが3〜4分間に1回は発生し、長くて
も10分内外という時間に1回は指示を受けるため、そ
れを確認する煩わしさがあり、誤認、誤動作がしばしば
発生していた。また仕分け作業者は、客先コード或いは
客先名を確認すると、各仕分けビンの扱うリネン品種を
パターンに合わせて変更する必要があり、別途用意され
た客先コード/名称/仕分けパターン対照表を見なが
ら、或いは経験者の記憶に基づいて、各仕分けビンの扱
い品種を再設定していたが、錯覚や指示誤認等のトラブ
ルが多い作業であった。特に業種が多く、リネン品種に
変化が多いと誤設定が多くなり、操業に重大な支障を生
じていた。本発明は作業者の誤認、誤設定を皆無にし、
全てコンピュータで正しく設定するので、操業はフレキ
シブル、且つ円滑に行なえるようになる大きな効果を有
する。
【0018】更にバッグの貯蔵レールのレーンは、リネ
ン品種毎に整然と使い分けられているので、仕分けパタ
ーンを変え、各仕分けビンの扱いリネン品種が変わる
と、ビンと貯蔵レーンの組合せを変更する必要が出る。
これを本発明では、コンピュータが自動的に正確に行な
うので、作業者の誤認、錯覚、誤操作の余地は無い。な
お、特急洗いの場合には、全ての仕分けビンのリネンが
特急レーンへ行くので、仕分けビン/貯蔵レーン組合せ
は簡単に決定できるが、仕分けパターンの設定と積載の
順序及び仕分けビンから特急レーンへ移送する順序等に
ついては、連洗機を有効に利用するために特定の条件と
する必要がある。例示すれば、高率連洗機で洗濯するリ
ネンのための仕分けビンは、積載・移送コンベア側に、
難洗リネン専用連洗機で洗濯するものより多い数で設定
し、一方積載の順序も高率用100kgの後に難洗用5
0kgを入れ、再び高率用100kgを積載する。この
様にすれば、特急レーンへの移送も高率用2バッグ、難
洗用1バッグ、高率用2バッグとすることができ、2分
間隔でリネンの投入を要する高率用連洗機と、4分間隔
で投入をする難洗用連洗機を間断なく稼働させることが
でき、特急洗いを有効に行なうことができる。この場合
の仕分けパターン及び仕分けビン番号と貯蔵レール番号
の組合せ選定プログラムも、本発明の応用プログラムと
して考えられ、客先条件に基づいた効果の高いものを組
込みうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る仕分け貯蔵装置における
仕分けパターン、表示パターンの配置図である。
【図2】本発明の実施例を示す設定制御装置のブロック
図である。
【図3】本発明の実施例に係る仕分け貯蔵装置における
スリングバッグの配置図である。
【図4】ビンの仕分けパターン例を示す説明図である。
【図5】前記と異なるビンの仕分けパターン例を示す説
明図である。
【図6】前記と異なるビンの仕分けパターン例を示す説
明図である。
【図7】前記と異なるビンの仕分けパターン例を示す説
明図である。
【図8】前記と異なるビンの仕分けパターン例を示す説
明図である。
【図9】従来のスリングバッグシステムを示す配置図で
ある。
【符号の説明】
10 積載・移送コンベア 11 仕分けビン 12 搬送装置 13 充填ステーション 14 エレベータ 16 空バッグ 17 空バッグ貯蔵レーン 19 仕分け作業員 21a〜21f 充填バッグ貯蔵レーン 31 充填バッグ 32 呼び出されたバッグ 51 充填バッグ 61 連洗機リネン投入口 62 連洗機投入口 81 連洗機 91 空バッグ戻り 101 システムモニター装置 102 システムの主制御装置 103 仕分けパターン設定器 201 テンキー凾 202 仕分けパターン表示パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20 D06F 95/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リネンを複数の仕分けビンに仕分けると
    ともに、前記各仕分けビンから取り出したリネンをスリ
    ングバッグに充填し、当該スリングバッグを複数の貯蔵
    レーンへ移送分配するリネン仕分け貯蔵装置であって、 客先コードをインプットするテンキーと、 当該テンキーでインプットされた客先コードに応じ、前
    記複数の仕分けビンに対するリネンの仕分けパターンを
    表示するパネルと、 前記各仕分けビンに組み合わせて設定された貯蔵レーン
    に、前記スリングバッグを移送するよう制御するコンピ
    ュータと、を備えることを特徴とするリネン仕分け貯蔵
    装置。
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