JP3123916U - レース付き帯板

Info

【課題】着物や浴衣を着用する際に締める帯のまわりに装飾性を持たせ、自由に取り外しができるようにする。
【解決手段】帯の内側に使用する前板にレースを縫いつける。その際レース部分を帯の外側に出せるように、縫製部４のみ縫製する。
【選択図】図１

考案の詳細な説明

考案が解決しようとする課題

本来、帯板は、着物や浴衣を着る際に帯の内側に差し込むように使用し、それにより帯のしわを取り除き、美しく見せるためにある。しかし、着付道具としての性質上、外部から見えないようするものであり、装飾性はなかった。

この考案は、上記問題に着目してなされたもので、着物や浴衣を着る女性に対して、より和装ファッションが楽しめる商品を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

帯板の上部にレース生地のような装飾性のあるものを縫製し、装着後はレース部分を帯から出して使用する。

帯に直接レースを縫製するのではなく、本来、外部から見えない着付道具に取り付けることにより、過度な装飾が好ましくない場面等には、レース部分を帯の間にしまっておくことができる。つまり、図１において、３の上部にあたる４のみ縫製することである。

考案の効果

また、帯に直接縫製を施すとなると、帯の製経時に装飾部分となるレースを同時に織り込まなくてはならず、非常に高度な技術を要することになり、その結果、代価の高いものになってしまう。帯をする時に必ず使用する前板に装飾を施すことは技術的にも簡易であるにもかかわらず、同様の効果を得ることができる。

この考案の正面から見た縮小図である。

符号の説明

１帯板
２裏あて
３レース生地
４縫製部