JP3123837B2 - Fmトラップ回路 - Google Patents

Fmトラップ回路

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JP3123837B2 JP04313408A JP31340892A JP3123837B2 JP 3123837 B2 JP3123837 B2 JP 3123837B2 JP 04313408 A JP04313408 A JP 04313408A JP 31340892 A JP31340892 A JP 31340892A JP 3123837 B2 JP3123837 B2 JP 3123837B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FMラジオ放送波の妨
害を低減したテレビジョン受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】日本の放送規格においてラジオ放送にお
けるFM周波数帯域は76〜90MHzと定められてい
る。しかし、図2に示すようにテレビジョン放送の1チ
ャンネルの放送がある地域においては、テレビジョン放
送とラジオ放送にそれぞれ妨害が生じないようにラジオ
放送の上限を86MHzと決めている。(この86〜9
0MHzの帯域を「4MHZのガードバンド」と表現す
る。)そして、テレビジョン受信機側の1チャンネル受
信時に、ラジオ放送の妨害が生じないように一般にFM
トラップ回路と称されるトラップ回路がテレビジョン受
信機のチューナに装備されている。
【0003】このFMトラップ回路は、チューナのVH
F入力回路に固定のトラップ回路として挿入しているた
め、受信チャンネルや妨害周波数に拘らず、トラップの
周波数、減衰度が固定である。このような技術は例え
ば、実開昭55−179448号公報(H04B1/1
8)で示されている。
【0004】このため、テレビジョン受信機でテレビジ
ョン信号を受信する場所や地域によりそれぞれの使用条
件に応じた最適なトラップ回路を形成できないため、以
下のような問題点が生ずる。
【0005】まず、1チャンネルの受信を考慮し、トラ
ップ周波数(f0)を図3のaに示すような特性(86M
Hzトラップ)にすると、2チャンネル受信時の90M
Hz付近の減衰度が小さくなる。
【0006】その逆に2チャンネルを考慮し、トラップ
周波数(fo' )を図3のbに示すような特性(90MH
z)にすると、1チャンネル受信時の86MHz付近の
減衰度が小さくなり、そして、1チャンネルの映像キャ
リア信号も減衰してしまう。
【0007】よって、固定トラップ回路では、受信チャ
ンネルに依存しない妨害排除動作は困難で、結局はテレ
ビジョン信号のRF信号がラジオ信号から妨害を受けて
しまうという問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した点
に鑑みなされたものであり、受信テレビジョン放送に応
じてFMラジオ放送波のトラップの周波数を適応的に変
化させるようにして受信チャンネルがどのチャンネルで
あろうがFMラジオ信号の妨害を防止することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、FMラジオ放
送波をトラップするためのFMトラップ回路において、
テレビジョン放送の1チャンネルの周波数帯に対しFM
ラジオ放送周波数帯の妨害を与える周波数帯を通過させ
る第1バンドパスフィルタと、第1バンドパスフィルタ
で通過した周波数に同期して発振する発振器を備えてな
る第1のPLL回路と、テレビジョン放送の2チャンネ
ルの周波数帯に対しFMラジオ放送周波数帯の妨害を与
える周波数帯を通過させる第2バンドパスフィルタと、
第2バンドパスフィルタで通過した周波数に同期して発
振する発振器を備えてなる第2のPLL回路と、第1の
PLL回路及び第2のPLL回路からの制御信号により
FMトラップ特性が可変させるトラップ回路とからなる
ことを特徴とするFMトラップ回路である。
【0010】
【作用】本発明は、上述した構成とすることにより、1
チャンネルまたは2チャンネル受信時にそれぞれ専用の
バンドパスフィルタ、PLL回路を動作させ、その受信
状態における最大妨害周波数に合わせて常に最適なトラ
ップ回路を構成し、FMラジオ放送波による妨害をなく
す。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の実施例示しており、1は1チ
ャンネル用のトラップ切り換え信号を作成する第1切換
回路で、80MHz〜86MHzの帯域のFMラジオ放
送波を通過させるバンドパスフィルタ11及び電圧制御
発振器(VCO)14と検波回路13と自動位相制御回
路(APC)15とからなる第1PLL回路12と、コ
ンデンサC4とコイルL2とからなる発振制御素子VC
O1と、抵抗R2とコンデンサC3とからなる平滑回路
とから構成されている。
【0012】一方、2は2チャンネル用のトラップ切り
換え信号を作成する第2切換回路で、86MHz〜90
MHzの帯域のFMラジオ放送波を通過させるバンドパ
スフィルタ21及び電圧制御発振器(VCO)24と検
波回路23と自動位相制御回路(APC)25とからな
る第1PLL回路22と、コンデンサC5とコイルL3
とからなる発振制御素子VCO2と、抵抗R3とコンデ
ンサC4とからなる平滑回路とから構成されている。
【0013】また、3はFMトラップ回路で、コンデン
サC1、C2、コイルL1、可変容量ダイオードVD1
とから構成されている。そして、ダイオードD1、D2
はスイッチング用のダイオードである。
【0014】次に、動作を説明する。まず、1チャンネ
ル受信時には第1切換回路1を動作させる。この時、第
2切換回路2は出力を停止する。この停止動作は、1チ
ャンネルまたは2チャンネルの受信チャンネル情報か
ら、第1切換回路1の出力と、第2切換回路2の出力と
をスイッチSW1及びSW2をオン叉はオフすることで
停止する。
【0015】尚、1チャンネルまたは2チャンネルの受
信チャンネル情報は、図示しない選局用マイコンのプリ
セットメモリー情報から得ることができる。
【0016】そして、1チャンネルを受信すると、RF
信号が第1バンドパスフィルタ11で82〜86MHz
帯のFMラジオ放送波を抜き取り、それを第1PLL回
路12へ入力する。第1PLL回路12は、VCO14
のフリーラン周波数が84MHzに調整されており、±
2MHzの範囲で妨害信号に追従するPLL回路を構成
している。
【0017】その結果、第1バンドパスフィルタ11か
ら出力されたFMラジオ放送に応じAPC回路15が変
化し、その出力を平滑し、DC電圧をスイッチングダイ
オードD2を通し、トラップ回路3の可変容量ダイオー
ドVD1に印加することによりトラップ周波数を84M
Hzとなるようにする。
【0018】尚、VCO14の周波数が84MHzから
ずれた場合は、APC回路15の出力もそれに追従し、
トラップ周波数も同じように変化する。
【0019】そうすれば、RF入力からのRFテレビジ
ョン信号は、トラップ回路3を介することでFMラジオ
放送波の妨害周波数を減衰し、VHF同調回路へ供給で
きる。
【0020】一方、2チャンネル受信時には、第2切換
回路2のバンドパスフィルタ21で86〜90MHz帯
のFMラジオ放送波を抜き取り、VCO24のフリーラ
ン周波数を88MHzに調整した第1PLL回路22に
入力し、1チャンネルの場合と同様に妨害周波数にトラ
ップ周波数を追従させる。
【0021】以上、トラップ周波数は図2に示した4M
HZのガードバンドを考慮し、設定すればよい。
【0022】また、1または2チャンネル受信時の各々
の状態に応じ、妨害周波数に合わせた最適なトラップ回
路を構成し、FMラジオ放送波からの妨害を防止するこ
とができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、日本でのテレジビョン
受信機において、1チャンネルまたは2チャンネルを受
信時、FMラジオ放送波による妨害周波数に合わせてト
ラップ周波数を変化させ妨害成分を抑圧し、FMラジオ
放送波からの妨害により、テレビジョン信号の映像・音
声の性能が劣化するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図。
【図2】FMラジオ放送はテレビジョン放送波の周波数
帯を示す図。
【図3】従来のFMトラッププ特性を示す。
【符号の説明】
3 トラップ回路 11 第1バンドパスフィルタ 12 第1PLL回路 21 第2バンドパスフィルタ 22 第2PLL回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FMラジオ放送波をトラップするための
    FMトラップ回路において、 テレビジョン放送の1チャンネルの周波数帯に対しFM
    ラジオ放送周波数帯の妨害を与える周波数帯を通過させ
    る第1バンドパスフィルタと、 前記第1バンドパスフィルタで通過した周波数に同期し
    て発振する発振器を備えてなる第1のPLL回路と、 テレビジョン放送の2チャンネルの周波数帯に対しFM
    ラジオ放送周波数帯の妨害を与える周波数帯を通過させ
    る第2バンドパスフィルタと、 前記第2バンドパスフィルタで通過した周波数に同期し
    て発振する発振器を備えてなる第2のPLL回路と、 前記第1のPLL回路及び第2のPLL回路からの制御
    信号によりFMトラップ特性が可変されるトラップ回路
    とからなることを特徴とするFMトラップ回路。
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