JP3123661B2 - 回転数検出器 - Google Patents
回転数検出器Info
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- JP3123661B2 JP3123661B2 JP03150589A JP15058991A JP3123661B2 JP 3123661 B2 JP3123661 B2 JP 3123661B2 JP 03150589 A JP03150589 A JP 03150589A JP 15058991 A JP15058991 A JP 15058991A JP 3123661 B2 JP3123661 B2 JP 3123661B2
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- magnetic
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気バブルを用いた回
転数検出器に関する。
転数検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】本願は、実願昭62-126991 号「回転数検
出器」(以下、先願と記す)を改良したものである。
出器」(以下、先願と記す)を改良したものである。
【0003】磁気バブルを用いた回転数検出器について
は、本願出願人が特願昭61-81901号(先行例1と記す)
や特願昭62-212208 号(先行例2と記す)等で出願して
おり、その原理は広く知られている。図4は磁気バブル
を用いた回転数検出器の動作原理図、図5は図4の磁気
バブル素子上に設けられた転送素子ループのパターン例
図、図6は図5の転送素子ループのストレッチャ部を拡
大した図である。
は、本願出願人が特願昭61-81901号(先行例1と記す)
や特願昭62-212208 号(先行例2と記す)等で出願して
おり、その原理は広く知られている。図4は磁気バブル
を用いた回転数検出器の動作原理図、図5は図4の磁気
バブル素子上に設けられた転送素子ループのパターン例
図、図6は図5の転送素子ループのストレッチャ部を拡
大した図である。
【0004】図4において、1は磁気バブル素子であ
り、磁気バブルを発生する材料で構成される。説明を加
えると、磁気バブルは、適当な強さの垂直磁界を加える
ことにより、GGG(ガドリニウム−ガリウム−ガーネ
ット)上に数μmエピタキシャル成長させた垂直磁化膜
の中に筒状の形で発生する。該磁気バブル素子1には、
磁気バブル検出素子12,13及びアルミ配線パターン
14,15,16が形成されている(図6参照)。磁気
バブル検出素子12,13は、磁気抵抗素子(例えばパ
ーマロイ)で構成される。更に磁気バブル素子1には、
薄膜のパーマロイで構成された転送素子11がループ状
に形成され、これに沿って磁気バブルが転送される(図
5,図6参照)。図5では1つの転送素子ループを示し
たが、実際の磁気バブル素子1上には複数の転送素子ル
ープが設けられる。各転送素子ループ上には先行例2で
知られているような「メモリホイールの原理」に基づい
たビットパターンで磁気バブルが書き込まれている。な
お、磁気バブル素子1が配置されている平面を便宜上x
−y表面と呼ぶ。
り、磁気バブルを発生する材料で構成される。説明を加
えると、磁気バブルは、適当な強さの垂直磁界を加える
ことにより、GGG(ガドリニウム−ガリウム−ガーネ
ット)上に数μmエピタキシャル成長させた垂直磁化膜
の中に筒状の形で発生する。該磁気バブル素子1には、
磁気バブル検出素子12,13及びアルミ配線パターン
14,15,16が形成されている(図6参照)。磁気
バブル検出素子12,13は、磁気抵抗素子(例えばパ
ーマロイ)で構成される。更に磁気バブル素子1には、
薄膜のパーマロイで構成された転送素子11がループ状
に形成され、これに沿って磁気バブルが転送される(図
5,図6参照)。図5では1つの転送素子ループを示し
たが、実際の磁気バブル素子1上には複数の転送素子ル
ープが設けられる。各転送素子ループ上には先行例2で
知られているような「メモリホイールの原理」に基づい
たビットパターンで磁気バブルが書き込まれている。な
お、磁気バブル素子1が配置されている平面を便宜上x
−y表面と呼ぶ。
【0005】2は2枚一組のバイアス磁石であり(図4
参照)、磁気バブル素子1に対して垂直な一定の磁界
(バイアス磁界)を与え、バブル状の磁区を保持する作
用を有するものである。
参照)、磁気バブル素子1に対して垂直な一定の磁界
(バイアス磁界)を与え、バブル状の磁区を保持する作
用を有するものである。
【0006】3,4は読出コイルであり、磁気バブル素
子1の周囲に図4の如く配置される。そして該読出コイ
ル3,4はリング磁石5の回転数を読み出す時に使われ
るもので、交番電流をコイルに流すことにより回転磁界
を発生させ、磁気バブル17,18,19を転送する。
該読出コイル3,4については、先行例1,2に詳しく
記載されている。
子1の周囲に図4の如く配置される。そして該読出コイ
ル3,4はリング磁石5の回転数を読み出す時に使われ
るもので、交番電流をコイルに流すことにより回転磁界
を発生させ、磁気バブル17,18,19を転送する。
該読出コイル3,4については、先行例1,2に詳しく
記載されている。
【0007】5はリング磁石であり、回転シャフト(図
示せず)に取り付けられた永久磁石である。該リング磁
石5は磁気バブル素子1に対して平行な面内磁界を与え
るもので、該面内磁界は回転シャフトが回転することに
より回転する。磁気バブルは、1ステップ/1回転磁界
で転送素子ループを巡回する。図4は8極に着磁された
リング磁石の例であり、この場合、回転シャフトが1回
転すると、磁気バブルは転送素子11の4個分を移動す
る。
示せず)に取り付けられた永久磁石である。該リング磁
石5は磁気バブル素子1に対して平行な面内磁界を与え
るもので、該面内磁界は回転シャフトが回転することに
より回転する。磁気バブルは、1ステップ/1回転磁界
で転送素子ループを巡回する。図4は8極に着磁された
リング磁石の例であり、この場合、回転シャフトが1回
転すると、磁気バブルは転送素子11の4個分を移動す
る。
【0008】図5に示す各転送素子ループには、先行例
2に記載された『メモリホイールの原理』に基づいた特
殊配列パターンの磁気バブルが書き込まれている。該特
殊配列パターンとは、全ビットパターンの中のある位置
から切り出した連続するビットパターンが他のどの位置
から切り出した同ビット数のパターンとも同じにならな
いという特徴を持ったパターンである。従って、転送素
子ループのある決まった位置から連続する数ビットのパ
ターンを読み出すことでそのループにおけるビットパタ
ーンの転送シフト量を知ることができる。
2に記載された『メモリホイールの原理』に基づいた特
殊配列パターンの磁気バブルが書き込まれている。該特
殊配列パターンとは、全ビットパターンの中のある位置
から切り出した連続するビットパターンが他のどの位置
から切り出した同ビット数のパターンとも同じにならな
いという特徴を持ったパターンである。従って、転送素
子ループのある決まった位置から連続する数ビットのパ
ターンを読み出すことでそのループにおけるビットパタ
ーンの転送シフト量を知ることができる。
【0009】磁気バブルは、前記ある位置に配置された
磁気バブル検出器10で検出される。磁気バブル検出器
10は、図6に示す磁気バブル検出素子12,13で構
成される。該磁気バブル検出素子12,13には、アル
ミ配線パターン14,15,16を介して定電流が予め
流されている(アルミ配線パターン16はアース電
位)。そして、磁気バブル検出素子12,13の部分に
磁気バブル17,18,19が移動してくると抵抗値が
変化するため、アルミ配線パターン14,15の電位が
変化する。この2つのアルミ配線パターン14,15の
電位信号を図示しない差動増幅器で差動演算することに
より、磁気バブルの検出信号を得ている。
磁気バブル検出器10で検出される。磁気バブル検出器
10は、図6に示す磁気バブル検出素子12,13で構
成される。該磁気バブル検出素子12,13には、アル
ミ配線パターン14,15,16を介して定電流が予め
流されている(アルミ配線パターン16はアース電
位)。そして、磁気バブル検出素子12,13の部分に
磁気バブル17,18,19が移動してくると抵抗値が
変化するため、アルミ配線パターン14,15の電位が
変化する。この2つのアルミ配線パターン14,15の
電位信号を図示しない差動増幅器で差動演算することに
より、磁気バブルの検出信号を得ている。
【0010】以上のような磁気バブル素子1において、
転送素子ループ上には、『メモリホイールの原理』によ
り定まる、例えば1ループ8ビットのビットパターン
(01110100)が磁気バブルの有無により形成さ
れている。図5に示す実施例では、もっと多数のビット
(例えば49ビット前後)であるが、ここでは発明を分
かり易くするため8ビットで説明する。この8桁のビッ
トパターンは、リング磁石5が回転するとその回転に応
じて転送素子ループ上を巡回する。該巡回動作は図4の
装置が停電等により電気回路的にその動作を停止してい
ても正常に行われる。例えば、図4に示す回転数検出器
の電源がストップして電子回路的にその動作を停止して
いる時にリング磁石5が例えば10回転すると、この1
0回転に応じた位置に前記8ビットの磁気バブルは移動
している。電源が復旧すると、リング磁石5が何回転し
たかを測定するため、読出コイル3,4を動作させて回
転磁界を発生させ、磁気バブルを例えば3個の転送素子
分だけ順にその位置を移動させる(先行例2参照)。従
って、磁気バブル検出器10からは3個の時系列のビッ
トパターンが読み出され、該パターンからメモリホイー
ルの原理によりリング磁石5の累積回転数を知ることが
できる。検出後、読出コイル3,4は上述と逆方向の回
転磁界を磁気バブル素子1へ加えて磁気バブルを3個の
転送素子分だけ移動させ、元あった位置に戻す。
転送素子ループ上には、『メモリホイールの原理』によ
り定まる、例えば1ループ8ビットのビットパターン
(01110100)が磁気バブルの有無により形成さ
れている。図5に示す実施例では、もっと多数のビット
(例えば49ビット前後)であるが、ここでは発明を分
かり易くするため8ビットで説明する。この8桁のビッ
トパターンは、リング磁石5が回転するとその回転に応
じて転送素子ループ上を巡回する。該巡回動作は図4の
装置が停電等により電気回路的にその動作を停止してい
ても正常に行われる。例えば、図4に示す回転数検出器
の電源がストップして電子回路的にその動作を停止して
いる時にリング磁石5が例えば10回転すると、この1
0回転に応じた位置に前記8ビットの磁気バブルは移動
している。電源が復旧すると、リング磁石5が何回転し
たかを測定するため、読出コイル3,4を動作させて回
転磁界を発生させ、磁気バブルを例えば3個の転送素子
分だけ順にその位置を移動させる(先行例2参照)。従
って、磁気バブル検出器10からは3個の時系列のビッ
トパターンが読み出され、該パターンからメモリホイー
ルの原理によりリング磁石5の累積回転数を知ることが
できる。検出後、読出コイル3,4は上述と逆方向の回
転磁界を磁気バブル素子1へ加えて磁気バブルを3個の
転送素子分だけ移動させ、元あった位置に戻す。
【0011】ここで、読出コイル3,4を動作させた場
合、読出コイル3,4により発生した磁界HMとリング
磁石5による磁界HRとが重畳して磁気バブル素子1へ
加えられる。そして、リング磁石5の磁界HRのベクト
ル方向と読出コイル3,4の磁界HMのベクトル方向と
が同じ方向へ向いた領域では、パーマロイで構成された
磁気バブル検出素子12,13が磁気飽和して、磁気バ
ブル17,18,19の検出ができなくなる問題があ
る。
合、読出コイル3,4により発生した磁界HMとリング
磁石5による磁界HRとが重畳して磁気バブル素子1へ
加えられる。そして、リング磁石5の磁界HRのベクト
ル方向と読出コイル3,4の磁界HMのベクトル方向と
が同じ方向へ向いた領域では、パーマロイで構成された
磁気バブル検出素子12,13が磁気飽和して、磁気バ
ブル17,18,19の検出ができなくなる問題があ
る。
【0012】これを図7と図8を参照して説明する。磁
気バブル17,18,19を転送するためには、面内磁
界として例えば40ガウス以上を加える必要がある。リ
ング磁石5が発生する磁界HRを40ガウスとすると、
シャフトに取り付けたリング磁石5が回転することによ
り図7の小円のベクトル軌跡が得られる。ベクトルOA
の角度でこのリング磁石5が停止し、読出コイル3,4
によりリング磁石5の累積回転数を測定する場合、該読
出コイル3,4による回転磁界(例えばHM=90ガウ
ス)のベクトル軌跡は、点Aを中心とする大円になる
(図7参照)。すなわち、原点Oから見ると、ベクトル
和OBは50〜130ガウスの間で変化する。
気バブル17,18,19を転送するためには、面内磁
界として例えば40ガウス以上を加える必要がある。リ
ング磁石5が発生する磁界HRを40ガウスとすると、
シャフトに取り付けたリング磁石5が回転することによ
り図7の小円のベクトル軌跡が得られる。ベクトルOA
の角度でこのリング磁石5が停止し、読出コイル3,4
によりリング磁石5の累積回転数を測定する場合、該読
出コイル3,4による回転磁界(例えばHM=90ガウ
ス)のベクトル軌跡は、点Aを中心とする大円になる
(図7参照)。すなわち、原点Oから見ると、ベクトル
和OBは50〜130ガウスの間で変化する。
【0013】一方、磁気バブル検出素子12,13の磁
界−抵抗値変化の特性は図8のようになり、抵抗値の変
化は60ガウス程度で飽和している。図7でベクトル和
がOCを向いた時に磁気バブルを検出するように配置す
ると、磁気バブル検出素子12,13の飽和により(図
7より60ガウス以上)、磁気バブル17,18,19
の磁束を検出できなくなる。
界−抵抗値変化の特性は図8のようになり、抵抗値の変
化は60ガウス程度で飽和している。図7でベクトル和
がOCを向いた時に磁気バブルを検出するように配置す
ると、磁気バブル検出素子12,13の飽和により(図
7より60ガウス以上)、磁気バブル17,18,19
の磁束を検出できなくなる。
【0014】このような点に鑑み、本出願人は実願昭62
-126991 号を出願してこの問題点を解決した。該先願
は、2個のホール素子を用いてリング磁石による磁界H
Rのx,y成分を測定し、該磁界HRを打ち消す直流電
流を読出コイルに重畳するようにしたものである。
-126991 号を出願してこの問題点を解決した。該先願
は、2個のホール素子を用いてリング磁石による磁界H
Rのx,y成分を測定し、該磁界HRを打ち消す直流電
流を読出コイルに重畳するようにしたものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】先願の考案は極めて有
効であるが、リング磁石の磁界の測定をホール素子で行
っている。
効であるが、リング磁石の磁界の測定をホール素子で行
っている。
【0016】ホール素子は加えられた磁界の強さに比例
した電圧を出力するものであるが、磁界が0でもある電
圧(不平衡電圧と呼ばれる)を出力する。一般に、ホー
ル素子における該不平衡電圧は比較的大きく、しかもホ
ール素子は感度と不平衡電圧の温度係数も大きい。従っ
て、例えば−10〜+70℃の温度範囲で使用すると、
不平衡電圧分と感度の温度ドリフトのため、磁界の測定
精度が低下する。その結果、リング磁石5により発生す
る磁界HRを適切にキャンセルすることができなくな
る。
した電圧を出力するものであるが、磁界が0でもある電
圧(不平衡電圧と呼ばれる)を出力する。一般に、ホー
ル素子における該不平衡電圧は比較的大きく、しかもホ
ール素子は感度と不平衡電圧の温度係数も大きい。従っ
て、例えば−10〜+70℃の温度範囲で使用すると、
不平衡電圧分と感度の温度ドリフトのため、磁界の測定
精度が低下する。その結果、リング磁石5により発生す
る磁界HRを適切にキャンセルすることができなくな
る。
【0017】本発明の目的は、ホール素子を使用するこ
となく、正確にリング磁石5による磁界をキャンセルす
ることができる回転数検出器を提供することにある。
となく、正確にリング磁石5による磁界をキャンセルす
ることができる回転数検出器を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、回転軸に取り付けた永久磁石の磁界を磁
気バブル素子へ加えて複数ビットパターンからなる磁気
バブルを移動させるとともに読出コイルに交流電流を流
して回転磁界を発生させ、前記磁気バブルを強制的に移
動させ、磁気バブルのビットパターンを磁気バブル検出
素子で検出することにより回転軸の累積回転数を測定す
る回転数検出器において、前記回転軸の回転角度に応じ
た信号を出力する回転角度検出器と、該回転角度検出器
から出力される角度信号に基づいて、永久磁石が磁気バ
ブル素子に加えるX軸成分及びY軸成分の磁界の強さに
応じた信号を算出し、算出した信号に基づき永久磁石が
磁気バブル素子に加える磁界を打ち消すための直流電流
を交流電流に重畳する演算器と、演算に必要な前記各永
久磁石固有の定数が書き込まれた記憶手段と、読出コイ
ルに交流電流を流す回路手段と、からなる手段を講じた
ものである。
決するために、回転軸に取り付けた永久磁石の磁界を磁
気バブル素子へ加えて複数ビットパターンからなる磁気
バブルを移動させるとともに読出コイルに交流電流を流
して回転磁界を発生させ、前記磁気バブルを強制的に移
動させ、磁気バブルのビットパターンを磁気バブル検出
素子で検出することにより回転軸の累積回転数を測定す
る回転数検出器において、前記回転軸の回転角度に応じ
た信号を出力する回転角度検出器と、該回転角度検出器
から出力される角度信号に基づいて、永久磁石が磁気バ
ブル素子に加えるX軸成分及びY軸成分の磁界の強さに
応じた信号を算出し、算出した信号に基づき永久磁石が
磁気バブル素子に加える磁界を打ち消すための直流電流
を交流電流に重畳する演算器と、演算に必要な前記各永
久磁石固有の定数が書き込まれた記憶手段と、読出コイ
ルに交流電流を流す回路手段と、からなる手段を講じた
ものである。
【0019】また、前記記憶手段として演算器から書き
込んだり読み出したりできるものを用い、組み立て後に
前記各永久磁石固有の各定数を実際に測定して書き込む
ようにもできる。
込んだり読み出したりできるものを用い、組み立て後に
前記各永久磁石固有の各定数を実際に測定して書き込む
ようにもできる。
【0020】
【作用】回転軸に取り付けられた永久磁石から磁気バブ
ル素子に加えられる磁界の強さは、回転軸の回転角度と
一定の関係がある。記憶手段には、永久磁石固有の定数
が書き込まれている。そして、回転角度検出器から出力
される角度信号に基づいて記憶手段から定数を読み出し
て格納永久磁石が磁気バブル素子に加えるX軸成分及び
Y軸成分の磁界の強さに応じた信号を算出し、算出した
信号に基づき永久磁石が磁気バブル素子に加える磁界を
打ち消すようにしたものである。
ル素子に加えられる磁界の強さは、回転軸の回転角度と
一定の関係がある。記憶手段には、永久磁石固有の定数
が書き込まれている。そして、回転角度検出器から出力
される角度信号に基づいて記憶手段から定数を読み出し
て格納永久磁石が磁気バブル素子に加えるX軸成分及び
Y軸成分の磁界の強さに応じた信号を算出し、算出した
信号に基づき永久磁石が磁気バブル素子に加える磁界を
打ち消すようにしたものである。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。図1は本発明に係る回転数検出器の要部
の構成図、図2は図1回路のタイミングチャート、図3
はリング磁石と読出コイルによる磁界のベクトル軌跡の
説明図である。
細に説明する。図1は本発明に係る回転数検出器の要部
の構成図、図2は図1回路のタイミングチャート、図3
はリング磁石と読出コイルによる磁界のベクトル軌跡の
説明図である。
【0022】図1において、3,4は読出コイルで、図
4で説明したものと同じであり、該読出コイル3,4の
中に磁気バブル素子1が配置されている。5はリング磁
石であり、これも図4で説明したものと同じである。
4で説明したものと同じであり、該読出コイル3,4の
中に磁気バブル素子1が配置されている。5はリング磁
石であり、これも図4で説明したものと同じである。
【0023】21は回転角度検出器であり、リング磁石
5が取り付けられている回転軸(図示せず)の回転角度
θnに応じた信号を出力するものである。該回転角度検
出器21としては、例えば出願人が特願昭62-70078号で
出願し、既に広く知られている光学式エンコーダを用い
ることができる。
5が取り付けられている回転軸(図示せず)の回転角度
θnに応じた信号を出力するものである。該回転角度検
出器21としては、例えば出願人が特願昭62-70078号で
出願し、既に広く知られている光学式エンコーダを用い
ることができる。
【0024】22はラッチであり、REQ信号の印加タ
イミングで回転角度検出器21の出力を取り込み、これ
をラッチするものである。23は演算器であり、ラッチ
22を介して取り込んだ回転軸の回転角度θ1,θ2,
…に基づいて、リング磁石5が磁気バブル素子1へ加え
るX軸成分及びY軸成分の磁界の強さに応じた信号
It,Irを算出するとともに、読出コイル3,4に送
る基になる90°位相の異なる2つの交流信号I0×s
inωtとI0×cosωtをデジタル値として算出す
る。そして、先に求めたキャンセルするリング磁石5の
磁界に比例した値を減算することにより、I0×sin
ωt−I tとI0×cosωt−Irを求め、デジタル
信号をアナログ信号に変換するD/A変換器(以下、単
にDACと記す)35,36に出力する。該演算器23
としては、高速に演算処理できる例えばDSP(デジタ
ルシグナルプロセッサ)を用いることができる。DAC
35,36は公知のものを用いることができる。
イミングで回転角度検出器21の出力を取り込み、これ
をラッチするものである。23は演算器であり、ラッチ
22を介して取り込んだ回転軸の回転角度θ1,θ2,
…に基づいて、リング磁石5が磁気バブル素子1へ加え
るX軸成分及びY軸成分の磁界の強さに応じた信号
It,Irを算出するとともに、読出コイル3,4に送
る基になる90°位相の異なる2つの交流信号I0×s
inωtとI0×cosωtをデジタル値として算出す
る。そして、先に求めたキャンセルするリング磁石5の
磁界に比例した値を減算することにより、I0×sin
ωt−I tとI0×cosωt−Irを求め、デジタル
信号をアナログ信号に変換するD/A変換器(以下、単
にDACと記す)35,36に出力する。該演算器23
としては、高速に演算処理できる例えばDSP(デジタ
ルシグナルプロセッサ)を用いることができる。DAC
35,36は公知のものを用いることができる。
【0025】33は記憶手段であり、演算器23で算出
する際の定数が書き込まれたものである。該記憶手段と
しては通常ROMを用いる。図3(1),(2)を参照
して、演算器23の演算動作とROM33の内容を説明
する。
する際の定数が書き込まれたものである。該記憶手段と
しては通常ROMを用いる。図3(1),(2)を参照
して、演算器23の演算動作とROM33の内容を説明
する。
【0026】磁気バブル素子1へ加えられるリング磁石
5の磁界ベクトルの軌跡は、例えば図3(1)のように
なる。図1では8極着磁のリング磁石5を用いているの
で、リング磁石5が1回転すると、図3(1)の磁界ベ
クトルは4回転する。X,Y成分に分けて考えると、磁
界は図3(2)に示すようにリング磁石5の回転ととも
に正弦波状に変化する。これを式で表すと、HX=A×cos4(θn+Δθ) HY=B×sin4(θn+Δθ)−α となる。該式の中のA,B,Δθ,αはリング磁石5固
有の値であり、予め測定しておいてROM33に書き込
んでおく。
5の磁界ベクトルの軌跡は、例えば図3(1)のように
なる。図1では8極着磁のリング磁石5を用いているの
で、リング磁石5が1回転すると、図3(1)の磁界ベ
クトルは4回転する。X,Y成分に分けて考えると、磁
界は図3(2)に示すようにリング磁石5の回転ととも
に正弦波状に変化する。これを式で表すと、HX=A×cos4(θn+Δθ) HY=B×sin4(θn+Δθ)−α となる。該式の中のA,B,Δθ,αはリング磁石5固
有の値であり、予め測定しておいてROM33に書き込
んでおく。
【0027】演算器23では、REQ信号の印加タイミ
ングでラッチされた回転軸の回転角度θnとROM33
に書き込まれている定数から、上式に従ってHX,HY
を算出する。
ングでラッチされた回転軸の回転角度θnとROM33
に書き込まれている定数から、上式に従ってHX,HY
を算出する。
【0028】ここで、リング磁石5の着磁ムラや素材の
不均一により、回転軸の1回転中に4回転する磁界の各
回転ごとのバラツキがある規定値以上ならば、各磁界回
転ごとのA,B,αの値をROM33に書き込んでお
く。この時のデータ数は、13(13×16=208ビ
ット)である。磁界回転のバラツキがなければROM3
3に書き込むA,B,αの値は共通でよい。この時のデ
ータ数は、4(4×16=64ビット)である。
不均一により、回転軸の1回転中に4回転する磁界の各
回転ごとのバラツキがある規定値以上ならば、各磁界回
転ごとのA,B,αの値をROM33に書き込んでお
く。この時のデータ数は、13(13×16=208ビ
ット)である。磁界回転のバラツキがなければROM3
3に書き込むA,B,αの値は共通でよい。この時のデ
ータ数は、4(4×16=64ビット)である。
【0029】30,31はコイルドライバであり、DA
C35,36の出力を増幅してそれぞれX軸コイル(読
出コイル3)とY軸コイル(読出コイル4)に図2
(2),(3)に示すような駆動電流を加えるものであ
る。
C35,36の出力を増幅してそれぞれX軸コイル(読
出コイル3)とY軸コイル(読出コイル4)に図2
(2),(3)に示すような駆動電流を加えるものであ
る。
【0030】以上のように構成された本願発明の動作を
説明する。リング磁石5がその回転を停止しているとす
る。そして、該リング磁石5の累積回転数を測定する場
合、図2(1)に示すようなREQ信号(動作開始信
号)がラッチ22に加えられ、リング磁石5(回転軸)
の回転角度θnの値をラッチする。
説明する。リング磁石5がその回転を停止しているとす
る。そして、該リング磁石5の累積回転数を測定する場
合、図2(1)に示すようなREQ信号(動作開始信
号)がラッチ22に加えられ、リング磁石5(回転軸)
の回転角度θnの値をラッチする。
【0031】演算器23は、回転角度θnとROM33
内のA,B,αを読み込んでHX,HYを算出し、キャ
ンセルするリング磁石5の磁界に比例した信号It,I
rに変換する。また、読出コイル3,4に送る基になる
90°位相の異なる2つの交流信号(I0×sinωt
とI0×cosωt)をデジタル値として算出し、先に
求めたキャンセルするリング磁石5の磁界に比例した値
を減算してI0×sinωt−IrとI0×cosωt
−Itを求め、DAC35,36に出力する。DAC3
5,36は演算器23から入力されたデジタル信号をア
ナログ信号に変換し、それぞれコイルドライバ30,3
1を介して読出コイル3,4に加える。
内のA,B,αを読み込んでHX,HYを算出し、キャ
ンセルするリング磁石5の磁界に比例した信号It,I
rに変換する。また、読出コイル3,4に送る基になる
90°位相の異なる2つの交流信号(I0×sinωt
とI0×cosωt)をデジタル値として算出し、先に
求めたキャンセルするリング磁石5の磁界に比例した値
を減算してI0×sinωt−IrとI0×cosωt
−Itを求め、DAC35,36に出力する。DAC3
5,36は演算器23から入力されたデジタル信号をア
ナログ信号に変換し、それぞれコイルドライバ30,3
1を介して読出コイル3,4に加える。
【0032】図3(3)は本願発明装置における磁界ベ
クトルの動きを示した図である。今、リング磁石5の磁
界ベクトルがOBの方向を向いて停止しているとする
と、この時の角度abは回転角度検出器21により測定
され、該測定値に基づいて演算器23はリング磁石5に
より磁気バブル測定信号1へ加えられている磁界のX軸
成分HXとY軸成分HYを算出する。
クトルの動きを示した図である。今、リング磁石5の磁
界ベクトルがOBの方向を向いて停止しているとする
と、この時の角度abは回転角度検出器21により測定
され、該測定値に基づいて演算器23はリング磁石5に
より磁気バブル測定信号1へ加えられている磁界のX軸
成分HXとY軸成分HYを算出する。
【0033】そして、電流−Itと−Irによりリング
磁石5の磁界OBは相殺され、半径50ガウスの読出コ
イル3,4による回転磁界のみが磁気バブル測定信号1
に加わる(図3(3)実線参照)。また、読出コイル
3,4から加わる回転磁界の大きさは一定なので、磁気
バブル検出素子12,13が受ける磁界は50ガウスに
なって飽和することはなく、安定に信号を検出できる。
磁石5の磁界OBは相殺され、半径50ガウスの読出コ
イル3,4による回転磁界のみが磁気バブル測定信号1
に加わる(図3(3)実線参照)。また、読出コイル
3,4から加わる回転磁界の大きさは一定なので、磁気
バブル検出素子12,13が受ける磁界は50ガウスに
なって飽和することはなく、安定に信号を検出できる。
【0034】なお、上記実施例では8極のリング磁石を
用いているが、任意の2n極のリング磁石を用いること
ができる。また、リング磁石5としてフェライト磁石の
ように温度係数の大きなものを使用すると、読出コイル
3,4による打ち消し用磁界の温度補正が必要になる。
このような温度補正は、図1のように温度検出器37を
設けることで行うことができる。すなわち、温度検出器
37により回転数検出器内部の温度を測定し、演算器2
3で測定した角度の測定値を補正すればよい。
用いているが、任意の2n極のリング磁石を用いること
ができる。また、リング磁石5としてフェライト磁石の
ように温度係数の大きなものを使用すると、読出コイル
3,4による打ち消し用磁界の温度補正が必要になる。
このような温度補正は、図1のように温度検出器37を
設けることで行うことができる。すなわち、温度検出器
37により回転数検出器内部の温度を測定し、演算器2
3で測定した角度の測定値を補正すればよい。
【0035】また、上記実施例では、リング磁石5の磁
界をキャンセルする値を演算するのに必要な各リング磁
石5に固有の定数を組み立て前に予め測定してROM3
3に書き込むものとして説明したが、ROM33として
演算器23から書き込んだり読み出したりできるものを
用いることにより、組み立て後に各定数を実際に測定し
て書き込むこともできる。図1の1点鎖線の部分はこの
ような構成の例を示している。すなわち、スイッチ38
は読出コイル3をコイルドライバ30とアンプ40に切
り替え接続し、スイッチ39は読出コイル4をコイルド
ライバ31とアンプ41に切り替え接続する。アンプ4
0,41は演算器23に接続されている。
界をキャンセルする値を演算するのに必要な各リング磁
石5に固有の定数を組み立て前に予め測定してROM3
3に書き込むものとして説明したが、ROM33として
演算器23から書き込んだり読み出したりできるものを
用いることにより、組み立て後に各定数を実際に測定し
て書き込むこともできる。図1の1点鎖線の部分はこの
ような構成の例を示している。すなわち、スイッチ38
は読出コイル3をコイルドライバ30とアンプ40に切
り替え接続し、スイッチ39は読出コイル4をコイルド
ライバ31とアンプ41に切り替え接続する。アンプ4
0,41は演算器23に接続されている。
【0036】このような構成において、まずスイッチ3
8,39をアンプ40,41側に切り替え、リング磁石
5を1回転させる。すると、リング磁石5の磁界は図3
(2)のように変化する。それにより、読出コイル3,
4には磁界に比例した誘起電流が発生する。該誘起電流
をアンプ40,41を通して演算器23に読み込み、リ
ング磁石5固有のA,B,Δθ,αを演算してROM3
3に書き込む。その後、スイッチ38,39をコイルド
ライバ30,31側に切り替えて、上述のような回転数
の測定を行う。
8,39をアンプ40,41側に切り替え、リング磁石
5を1回転させる。すると、リング磁石5の磁界は図3
(2)のように変化する。それにより、読出コイル3,
4には磁界に比例した誘起電流が発生する。該誘起電流
をアンプ40,41を通して演算器23に読み込み、リ
ング磁石5固有のA,B,Δθ,αを演算してROM3
3に書き込む。その後、スイッチ38,39をコイルド
ライバ30,31側に切り替えて、上述のような回転数
の測定を行う。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
の効果が得られる。 (1) 温度係数が大きなホール素子を使用することなく回
転角度検出器で回転角度を検出し、この回転角度及び前
記記憶手段に書き込まれた定数に基づいて永久磁石が磁
気バブル素子に加える磁界の強さを演算することによ
り、リング磁石(永久磁石)の磁界の強さを安定に知る
ことができ、リング磁石(永久磁石)による磁界を温度
係数の大きなホール素子で検出した場合と比較して広い
温度範囲にわたってキャンセルすることができる。 (2) 回転角度及び前記記憶手段に書き込まれた定数に基
づいて演算により磁界を求めて永久磁石が磁気バブル素
子に加える磁界をキャンセルすることにより、回転角度
毎のデータを保持する必要がなく大量のデータを用意す
る必要がない。 (3) 大量のデータが不要になるので大容量のROM(記
憶手段)が必要なくなり、回路を小型化できる。 (4) 演算器が2相発振器や減算器等の機能を兼ねるので
回路構成を小型で簡単にできる。 (5) 読出コイルを使用してリング磁石(永久磁石)を回
転させて生じる誘起電流に基づき永久磁石固有の定数を
演算器で演算して、演算結果を記憶手段に書き込めるよ
うな構成することにより、組み立て前での磁界測定が不
要になり、結果として組み立て工数を削減できる。
の効果が得られる。 (1) 温度係数が大きなホール素子を使用することなく回
転角度検出器で回転角度を検出し、この回転角度及び前
記記憶手段に書き込まれた定数に基づいて永久磁石が磁
気バブル素子に加える磁界の強さを演算することによ
り、リング磁石(永久磁石)の磁界の強さを安定に知る
ことができ、リング磁石(永久磁石)による磁界を温度
係数の大きなホール素子で検出した場合と比較して広い
温度範囲にわたってキャンセルすることができる。 (2) 回転角度及び前記記憶手段に書き込まれた定数に基
づいて演算により磁界を求めて永久磁石が磁気バブル素
子に加える磁界をキャンセルすることにより、回転角度
毎のデータを保持する必要がなく大量のデータを用意す
る必要がない。 (3) 大量のデータが不要になるので大容量のROM(記
憶手段)が必要なくなり、回路を小型化できる。 (4) 演算器が2相発振器や減算器等の機能を兼ねるので
回路構成を小型で簡単にできる。 (5) 読出コイルを使用してリング磁石(永久磁石)を回
転させて生じる誘起電流に基づき永久磁石固有の定数を
演算器で演算して、演算結果を記憶手段に書き込めるよ
うな構成することにより、組み立て前での磁界測定が不
要になり、結果として組み立て工数を削減できる。
【図1】本発明に係る回転数検出器の要部構成例図であ
る。
る。
【図2】図1の回路のタイミングチャートである。
【図3】リング磁石と読出コイルによる磁界のベクトル
軌跡の説明図である。
軌跡の説明図である。
【図4】磁気バブルを用いた回転数検出器の動作原理図
である。
である。
【図5】図4の磁気バブル素子上に設けられた転送素子
ループのパターン例図である。
ループのパターン例図である。
【図6】図5の転送素子ループのストレッチャ部を拡大
した図である。
した図である。
【図7】従来例の動作を説明するための説明図である。
【図8】従来例の動作を説明するための説明図である。
1 磁気バブル素子 3,4 読出コイル 5 リング磁石 21 角度回転検出器 23 演算器 33 ROM 38,39 スイッチ 40,41 アンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−15115(JP,A) 実開 昭64−33072(JP,U) 実開 平3−95961(JP,U) 特公 平1−41923(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 5/245 G01P 3/487
Claims (2)
- 【請求項1】回転軸に取り付けた永久磁石の磁界を磁気
バブル素子へ加えて複数ビットパターンからなる磁気バ
ブルを移動させるとともに読出コイルに交流電流を流し
て回転磁界を発生させ、前記磁気バブルを強制的に移動
させ、磁気バブルのビットパターンを磁気バブル検出素
子で検出することにより回転軸の累積回転数を測定する
回転数検出器において、 前記回転軸の回転角度に応じた信号を出力する回転角度
検出器と、演算に必要な前記永久磁石固有の定数が書き込まれた記
憶手段と、 永久磁石が磁気バブル素子に加えるX軸成分及びY軸成
分の磁界の強さに応じた信号を前記 回転角度検出器から
出力される角度信号及び前記記憶手段に書き込まれた定
数に基づいて演算する演算器と、 この演算器の出力に基づき永久磁石が磁気バブル素子に
加える磁界を打ち消すための直流電流を交流電流に重畳
して前記読出コイルに流す回路手段と 、 を備えた回転数検出器。 - 【請求項2】前記記憶手段として前記演算器から書き込
んだり読み出したりできるものを用い、組み立て後に前
記回転軸を回転させて発生した誘起電流に基づき前記永
久磁石固有の定数を前記演算器で演算して、演算結果を
前記記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項1の回
転数検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03150589A JP3123661B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 回転数検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03150589A JP3123661B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 回転数検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04372819A JPH04372819A (ja) | 1992-12-25 |
JP3123661B2 true JP3123661B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=15500193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03150589A Expired - Fee Related JP3123661B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 回転数検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3123661B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP03150589A patent/JP3123661B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04372819A (ja) | 1992-12-25 |
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