JP3123624B2 - テレビジョン方式 - Google Patents
テレビジョン方式Info
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- JP3123624B2 JP3123624B2 JP04294970A JP29497092A JP3123624B2 JP 3123624 B2 JP3123624 B2 JP 3123624B2 JP 04294970 A JP04294970 A JP 04294970A JP 29497092 A JP29497092 A JP 29497092A JP 3123624 B2 JP3123624 B2 JP 3123624B2
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- Television Receiver Circuits (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は画像信号と音信号とを
異なる周波数位置に変調して伝送するテレビジョン方
式、特に複数の音声信号を伝送する方式に関する。
異なる周波数位置に変調して伝送するテレビジョン方
式、特に複数の音声信号を伝送する方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、テレビジョン信号は１つの画像信
号と１つまたは２つのチャネルからなる音信号が周波数
多重され、放送や伝送などに用いられる。すなわち、テ
レビジョン方式に用いられる音信号のベースバンド信号
は図３Ａに示すように例えば１５ｋＨｚ以下の主チャネ
ル１つのみの場合か、図３Ｂに示すように主チャネルの
他に、副搬送波に重畳された両側帯波の副チャネルとの
２チャネルが用いられていた。２チャネルが用いられる
場合は、ステレオ音響信号を伝送する場合に主チャネル
で左・右信号の和に信号が、副チャネルで左・右信号の
差信号が伝送される。日本語と英語との２カ国語音声を
伝送する場合は、例えば日本語音声は主チャネルで、英
語音声は副チャネルでそれぞれ伝送される。
号と１つまたは２つのチャネルからなる音信号が周波数
多重され、放送や伝送などに用いられる。すなわち、テ
レビジョン方式に用いられる音信号のベースバンド信号
は図３Ａに示すように例えば１５ｋＨｚ以下の主チャネ
ル１つのみの場合か、図３Ｂに示すように主チャネルの
他に、副搬送波に重畳された両側帯波の副チャネルとの
２チャネルが用いられていた。２チャネルが用いられる
場合は、ステレオ音響信号を伝送する場合に主チャネル
で左・右信号の和に信号が、副チャネルで左・右信号の
差信号が伝送される。日本語と英語との２カ国語音声を
伝送する場合は、例えば日本語音声は主チャネルで、英
語音声は副チャネルでそれぞれ伝送される。
【０００３】音声信号としてはその周波数帯域幅は４〜
７ｋＨｚ程度あれば十分な音質が得られる。しかし音楽
のような音響信号を忠実に再生するには周波数帯域は１
５ｋＨｚ程度、つまり音声信号の２〜３倍以上の帯域を
必要とする。従って音声信号に背景音響のような音響信
号を重畳させるためにはその伝送に音響信号の周波数帯
域を必要とする。従来においては、複数の音声信号、例
えば２カ国語の音声信号と音響信号とを重畳した音信号
を画像信号と共にテレビジョン信号として伝送するには
図３Ｂにおいて主チャネルも副チャネルも音響信号を伝
送する帯域幅としており、比較的広い周波数帯域を必要
としている。
７ｋＨｚ程度あれば十分な音質が得られる。しかし音楽
のような音響信号を忠実に再生するには周波数帯域は１
５ｋＨｚ程度、つまり音声信号の２〜３倍以上の帯域を
必要とする。従って音声信号に背景音響のような音響信
号を重畳させるためにはその伝送に音響信号の周波数帯
域を必要とする。従来においては、複数の音声信号、例
えば２カ国語の音声信号と音響信号とを重畳した音信号
を画像信号と共にテレビジョン信号として伝送するには
図３Ｂにおいて主チャネルも副チャネルも音響信号を伝
送する帯域幅としており、比較的広い周波数帯域を必要
としている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は複数
の音声信号を伝送し、かつこれらに背景音響のような音
響信号を重畳することができ、しかも従来よりも狭い周
波数帯域で画像信号と共に伝送することができるテレビ
ジョン方式を提供することにある。
の音声信号を伝送し、かつこれらに背景音響のような音
響信号を重畳することができ、しかも従来よりも狭い周
波数帯域で画像信号と共に伝送することができるテレビ
ジョン方式を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明によれば送信側
で音信号を、音響信号を伝送する１つの音響伝送系と、
音声信号を伝送する複数の音声チャネルとで伝送し、受
像機では音響伝送系より復調した音響信号と、音声チャ
ネルのうちの１つより復調した音声信号とを合成して音
信号として出力する。
で音信号を、音響信号を伝送する１つの音響伝送系と、
音声信号を伝送する複数の音声チャネルとで伝送し、受
像機では音響伝送系より復調した音響信号と、音声チャ
ネルのうちの１つより復調した音声信号とを合成して音
信号として出力する。
【０００６】
【実施例】次に図１を参照してこの発明の実施例を説明
しよう。音声入力端子１１から入力された第１音声信
号、例えば日本語音声信号は音声帯域通過フィルタ１２
により、例えば５ｋＨｚの伝送音声帯域に帯域制限され
る。同様に、音声入力端子１３から入力された第２音声
信号、例えば英語音声信号は音声帯域通過フィルタ１４
により例えば５ｋＨｚの伝送音声帯域に帯域制限され
る。帯域制限された第１音声信号及び帯域制限された第
２音声信号はそれぞれ第１音声変調回路１５、第２音声
変調回路１６において副搬送波ｆ2 、ｆ3 を変調する。
また音響入力端子１７，１８より入力された左・右の音
響信号は音響信号変調回路１９において従来の和信号と
差信号のステレオ信号とされる。従ってこれら変調回路
１５，１６，１９の出力は例えば図２Ａに示すように音
響信号の和信号Ｌ＋Ｒが１５ｋＨｚの以下の周波数帯の
主チャネルに位置し、音響信号の差信号Ｌ−Ｒが副搬送
波ｆ 1 の両側に各１５ｋＨｚの周波数帯を占有した副チ
ャネルに位置し、この副チャネルの上側に副搬送波ｆ2
±５ｋＨｚの第１音声信号が位置し、更にその上側に副
搬送波ｆ3 ±５ｋＨｚの第２音声信号が位置している。
しよう。音声入力端子１１から入力された第１音声信
号、例えば日本語音声信号は音声帯域通過フィルタ１２
により、例えば５ｋＨｚの伝送音声帯域に帯域制限され
る。同様に、音声入力端子１３から入力された第２音声
信号、例えば英語音声信号は音声帯域通過フィルタ１４
により例えば５ｋＨｚの伝送音声帯域に帯域制限され
る。帯域制限された第１音声信号及び帯域制限された第
２音声信号はそれぞれ第１音声変調回路１５、第２音声
変調回路１６において副搬送波ｆ2 、ｆ3 を変調する。
また音響入力端子１７，１８より入力された左・右の音
響信号は音響信号変調回路１９において従来の和信号と
差信号のステレオ信号とされる。従ってこれら変調回路
１５，１６，１９の出力は例えば図２Ａに示すように音
響信号の和信号Ｌ＋Ｒが１５ｋＨｚの以下の周波数帯の
主チャネルに位置し、音響信号の差信号Ｌ−Ｒが副搬送
波ｆ 1 の両側に各１５ｋＨｚの周波数帯を占有した副チ
ャネルに位置し、この副チャネルの上側に副搬送波ｆ2
±５ｋＨｚの第１音声信号が位置し、更にその上側に副
搬送波ｆ3 ±５ｋＨｚの第２音声信号が位置している。
【０００７】更にテレビジョン信号多重回路２１におい
て画像入力端子２２からの画像信号に対し、その最高周
波数よりも高い周波数の搬送波を、変調回路１５，１６
及び１９の出力の全体で変調して合成して多重化してベ
ースバンドテレビジョン信号とされる。このベースバン
ドテレビジョン信号は伝送路２３を介して相手装置に送
達される。受信されたベースバンドテレビジョン信号は
テレビジョン信号分離回路２４において変調された第１
音声信号、変調された第２音声信号、変調された音響信
号と画像信号に分離され、画像信号はそのまま端子２５
より出力されて表示される。変調された第１音声信号は
第１音声復調回路２６において第１音声変調回路１５で
使用された副搬送波ｆ2 を用いて復調される。変調され
た第２音声信号は第２音声復調回路２７において第２音
声変調回路１６で使用された副搬送波ｆ3を用いて復調
される。変調されたステレオ音響信号は音響信号復調回
路２８において音響信号変調回路１９で使用された副搬
送波ｆ1 を用いて復調される。復調された第１音声信号
と第２音声信号は選択回路２９において予め設定された
音声信号のみが選択され、選択された音声信号と復調さ
れたステレオ音響信号は音信号合成回路３１において合
成されて出力される。
て画像入力端子２２からの画像信号に対し、その最高周
波数よりも高い周波数の搬送波を、変調回路１５，１６
及び１９の出力の全体で変調して合成して多重化してベ
ースバンドテレビジョン信号とされる。このベースバン
ドテレビジョン信号は伝送路２３を介して相手装置に送
達される。受信されたベースバンドテレビジョン信号は
テレビジョン信号分離回路２４において変調された第１
音声信号、変調された第２音声信号、変調された音響信
号と画像信号に分離され、画像信号はそのまま端子２５
より出力されて表示される。変調された第１音声信号は
第１音声復調回路２６において第１音声変調回路１５で
使用された副搬送波ｆ2 を用いて復調される。変調され
た第２音声信号は第２音声復調回路２７において第２音
声変調回路１６で使用された副搬送波ｆ3を用いて復調
される。変調されたステレオ音響信号は音響信号復調回
路２８において音響信号変調回路１９で使用された副搬
送波ｆ1 を用いて復調される。復調された第１音声信号
と第２音声信号は選択回路２９において予め設定された
音声信号のみが選択され、選択された音声信号と復調さ
れたステレオ音響信号は音信号合成回路３１において合
成されて出力される。
【０００８】音声信号帯域幅を前述のように５ｋＨｚ＝
ΔＦとし、音響信号帯域幅を前述のように１５ｋＨｚ＝
３ΔＦとすると、全体での占有周波数帯は図２、図３に
示すようになる。音響信号をモノラルとして伝送する場
合は、図２Ｂに示すように主チャネルだけでよい。つま
り音響信号は主チャネルの１つの伝送系で伝送する場合
と主チャネルと副チャネルとのステレオとしての１つの
伝送系で伝送する場合とがある。なお、従来においては
音声信号と音響信号（背景音響) とを伝送する場合はモ
ノラルの場合は図２Ａに示したように第１音声信号と音
響信号とを重畳したものを帯域幅が３ΔＦの主チャネル
で伝送し、第２音声信号と音響信号とを重畳したものを
帯域幅が６ΔＦの副チャネルで伝送していた。よってこ
の図３Ａと図２Ｂとを比較すれば理解されるように、こ
の発明によれば全体の占有周波数帯を狭くすることがで
きる。
ΔＦとし、音響信号帯域幅を前述のように１５ｋＨｚ＝
３ΔＦとすると、全体での占有周波数帯は図２、図３に
示すようになる。音響信号をモノラルとして伝送する場
合は、図２Ｂに示すように主チャネルだけでよい。つま
り音響信号は主チャネルの１つの伝送系で伝送する場合
と主チャネルと副チャネルとのステレオとしての１つの
伝送系で伝送する場合とがある。なお、従来においては
音声信号と音響信号（背景音響) とを伝送する場合はモ
ノラルの場合は図２Ａに示したように第１音声信号と音
響信号とを重畳したものを帯域幅が３ΔＦの主チャネル
で伝送し、第２音声信号と音響信号とを重畳したものを
帯域幅が６ΔＦの副チャネルで伝送していた。よってこ
の図３Ａと図２Ｂとを比較すれば理解されるように、こ
の発明によれば全体の占有周波数帯を狭くすることがで
きる。
【０００９】この発明で第１、第２音声信号もそれぞれ
ステレオ信号とする場合は例えば図２Ｃに示すように、
主チャネル、副チャネルによるステレオ音響信号の上側
に、第１音声信号の和信号と差信号で、それぞれ副搬送
波を変調したステレオ第１音声信号を位置させ、更にそ
の上側に第２音声信号の和信号と差信号で、それぞれ副
搬送波を変調したステレオ第２音声信号を位置させれば
よい。これに対して従来の技術では図３Ｃに示すように
第１音声信号と音響信号との重畳信号のステレオ信号が
従来の主チャネル及び副チャネルに位置し、この上側に
第２音声信号と音響信号との重畳信号の和信号と差信号
でそれぞれ別の副搬送波を変調したステレオ信号が位置
する。従って前者（図２Ｃ) の全占有帯域が１７ΔＦで
あるのに対し、後者（図３Ｃ) の全占有帯域は、２７Δ
Ｆと可成り広くなる。
ステレオ信号とする場合は例えば図２Ｃに示すように、
主チャネル、副チャネルによるステレオ音響信号の上側
に、第１音声信号の和信号と差信号で、それぞれ副搬送
波を変調したステレオ第１音声信号を位置させ、更にそ
の上側に第２音声信号の和信号と差信号で、それぞれ副
搬送波を変調したステレオ第２音声信号を位置させれば
よい。これに対して従来の技術では図３Ｃに示すように
第１音声信号と音響信号との重畳信号のステレオ信号が
従来の主チャネル及び副チャネルに位置し、この上側に
第２音声信号と音響信号との重畳信号の和信号と差信号
でそれぞれ別の副搬送波を変調したステレオ信号が位置
する。従って前者（図２Ｃ) の全占有帯域が１７ΔＦで
あるのに対し、後者（図３Ｃ) の全占有帯域は、２７Δ
Ｆと可成り広くなる。
【００１０】上述では音声信号を２つとしたが３つ以上
でもよい。また音声信号、音響信号はそれぞれディジタ
ル符号化した状態で伝送してもよく、その場合にもこの
発明を適用できる。またこの発明はテレビジョン方式の
みならず他の放送方式において複数の音声信号を背景音
響と共に伝送する場合にも適用できる。
でもよい。また音声信号、音響信号はそれぞれディジタ
ル符号化した状態で伝送してもよく、その場合にもこの
発明を適用できる。またこの発明はテレビジョン方式の
みならず他の放送方式において複数の音声信号を背景音
響と共に伝送する場合にも適用できる。
【００１１】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば音響
信号は１伝送系でのみ伝送し、音声信号は複数の音声チ
ャネルで伝送し、受像機側では、複数の音声チャネル中
の選択した１つの復調音声信号を、１つの音響伝送系の
復調音響信号と重畳することにより従来よりも伝送周波
数帯域を狭くすることができる。
信号は１伝送系でのみ伝送し、音声信号は複数の音声チ
ャネルで伝送し、受像機側では、複数の音声チャネル中
の選択した１つの復調音声信号を、１つの音響伝送系の
復調音響信号と重畳することにより従来よりも伝送周波
数帯域を狭くすることができる。
【図１】この発明の実施例を示すブロック図。
【図２】この発明によるテレビジョン伝送方式における
音信号のベースバンド信号の各種例を示す図。
音信号のベースバンド信号の各種例を示す図。
【図３】従来のテレビジョン方式における音信号のベー
スバンド信号の各種状態を示す図。
スバンド信号の各種状態を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G10L 19/00 - 19/14 H04N 5/50 - 5/63
Claims (1)
- 【請求項１】 画像信号と音信号を異なる周波数位置に
変調して伝送するテレビジョン方式において、 送信側で音信号を音響信号を伝送する１つの音響伝送系
と、音声信号を伝送する複数の音声チャネルとで送信
し、 受像機において上記音響伝送系より復調した信号と上記
音声チャネルのうちの１つより復調した音声信号とを合
成して音信号として出力することを特徴とするテレビジ
ョン方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04294970A JP3123624B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | テレビジョン方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04294970A JP3123624B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | テレビジョン方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06153117A JPH06153117A (ja) | 1994-05-31 |
| JP3123624B2 true JP3123624B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=17814665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04294970A Expired - Fee Related JP3123624B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | テレビジョン方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3123624B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2365241B (en) * | 2000-07-19 | 2005-01-19 | Nec Technologies | Introducing background signals to communication systems |
-
1992
- 1992-11-04 JP JP04294970A patent/JP3123624B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06153117A (ja) | 1994-05-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |