JP3123395B2 - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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JP3123395B2
JP3123395B2 JP07163447A JP16344795A JP3123395B2 JP 3123395 B2 JP3123395 B2 JP 3123395B2 JP 07163447 A JP07163447 A JP 07163447A JP 16344795 A JP16344795 A JP 16344795A JP 3123395 B2 JP3123395 B2 JP 3123395B2
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号および音声信
号を記録または再生する装置、例えばディジタルVTR
や、映像信号や音声信号を圧縮処理等する装置に適応さ
れ、映像信号および音声信号を記録、再生、伝送するた
めの遅延制御処理を行う信号処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】映像信号をディジタル符号化して記録再
生する磁気記録再生装置、いわゆるディジタルVTR
(以下DVTR)として、例えば、エレクティカル・シ
ステム・デザイン・フォー・ザ・SMPTE・D−1・
DVTR(SMPTEジャーナル、1986年12月)
(Electrical System Design for the SMPTE D-1 DVTR
(SMPTE Journal,December,1986))、あるいは、19mm
タイプ・D−1・カセット−ヘリカル・データ・アンド
・コントロール・レコーズ(SMPTE227M、SM
PTEジャーナル、1986年3月)(19-mm type D-1
cassete-helical data and control records (SMPTE22
7M SMPTE Journal,March,1986))に記載されているいわ
ゆるD1VTR、あるいは、プロポーズド・SMPTE
・スタンダード・フォー・ディジタル・ビデオ・レコー
ディング・1/2インチ・タイプ・D−5・コンポーネ
ント・フォーマット・525/60アンド625/50
(SMPTE279M、SMPTEジャーナル、199
5年5月)(PROPOSED SMPTE STANDARD for Digital Vi
deo Recording 1/2-in Type D-5 Component Format 525
/60 and 625/50(SMPTE279M, SMPTE Journal,May 199
5))に記載されているいわゆるD5VTRがある。
【0003】これらのDVTRは、8ビットあるいは1
0ビットでサンプリングされた、コンポーネントビデオ
信号を、画像データの情報圧縮を行わずに記録するDV
TRである。一方、最近EDTV2方式やHDTV方式
等の次世代の放送方式が開始されようとしている。これ
らの新放送方式は現行放送方式の数倍の情報量を持って
いる。したがって、これらの新放送方式の画像データを
従来のDVTRに記録するためには、画像データの相関
性を利用して高能率符号化により画像情報圧縮して情報
量を削減してから記録する必要がある。特にEDTV2
方式については、順次走査方式対応の、プログレッシブ
カメラ、プログレッシブモニタが既に開発されているに
もかかわらず、DVTRは未だ開発されていない。ED
TV2のDVTRとしては、例えばD1−VTRを2台
並列運転して運用しているのが現状である。
【0004】また、HDTV方式についても、HDTV
方式の映像信号を記録再生するDVTRが開発されてい
るが、テープ幅が1インチあるいは、3/4インチであ
り、テープのランニングコストが高く、また、DVTR
装置も非常に大型で、高価なものとなっていた。そこ
で、画像情報圧縮を行わないDVTR、例えば前述した
D1VTRあるいは、D5VTRに、画像データを高能
率符号化するためのアダプタ(以下、信号処理アダプ
タ)を取り付けて、新放送方式の画像データを記録する
ことが考えられている。
【0005】この場合、DVTR内部の回路等の変更お
よびDVTRの入出力インターフェースの変更を極力行
わないことが前提である。具体的には信号処理アダプタ
内部では、入力された映像信号を高能率符号化し、情報
量を削減して、DVTRに記録するためのデータ形式に
変換し、インターフエイス形式をDVTRで受信できる
形式にあわせて、DVTRにデータを伝送し、DVTR
に記録する。また、DVTRで再生されたデータを受信
し、高能率符号化されたデータを復号してもとの映像信
号に戻す処理を行う。
【0006】以下、図面を参照して、従来の信号処理装
置について説明する。図4は、従来の信号処理アダプタ
等を付加した信号処理装置の構成を示すブロック図であ
る。図4は、信号処理装置のうち記録側の構成を示した
ブロック図である。この信号処理装置は、信号処理ブロ
ックおよび記録再生ブロックで構成される。図4におい
て、第1の映像信号入力410を処理する第1の信号処
理手段400、第1の音声信号入力412を遅延する遅
延手段401、信号処理手段400の出力と第2の映像
信号入力411のうち一方を選択して出力する第1の選
択手段402と、遅延手段401の出力と音声信号入力
412のうち一方を選択して出力する第2の選択手段4
03と、第1の選択手段402の出力の映像信号413
および前記第2の選択手段403の出力の音声信号41
4を処理する第2の信号処理手段404により構成され
ている。
【0007】ここで、図4は、例えばEDTV2方式や
HDTV等の次世代TV信号を記録再生するDVTRシ
ステムのうち記録側の信号処理部分の一例を示したブロ
ック図である。信号処理ブロックは上記した信号処理ア
ダプタに、記録再生ブロックは上記DVTRに相当す
る。図4において、例えば順次走査されたEDTV2信
号が、信号処理装置に入力される。信号処理ブロックに
おいてEDTV2映像信号は、高能率符号化され、画像
データの情報量を、現行TV方式と同等量まで削減され
る。記録再生ブロックは、情報量を削減されたEDTV
2信号を記録する。記録再生ブロックは、情報量を削減
されたEDTV2信号はもちろん、現行TV方式の映像
信号を記録することができる。
【0008】図4において、第1の映像信号410はE
DTV2信号、第2の映像信号411はNTSC信号、
音声入力412は、AES/EBU音声信号とする。さ
て、入力された第1の映像信号入力410は、信号処理
手段400において高能率符号化され、情報量の削減が
おこなわれる。高能率符号化は、例えば、入力信号を8
*8等のブロックに分割するブロッキング処理、ブロッ
ク毎に映像信号を周波数領域に変換するディスクリート
・コサイン変換(以下、DCTと称す)、DCTされた
データの量子化、量子化されたされたデータの順番を並
べかえるシャフリング処理、可変長符号化、DVTRへ
記録するためのフォーマット変換等の処理が行われる。
これらの処理において、例えば1フィールド単位でシャ
フリングをおこない、1フィールド単位でフォーマット
変換をおこなうとすれば、信号処理手段400において
2フィールドの遅延が発生することになる。
【0009】次に、音声入力412は、映像信号が高能
率符号化されるときに発生する時間遅延に相当する遅延
時間分、遅延手段401において遅延される。すなわ
ち、映像信号が、信号処理手段400において、例えば
上記のように2フィールド遅延するならば、音声信号入
力412も遅延手段401において2フィールド遅延分
される。したがって、信号処理手段400の出力する映
像信号と遅延手段401の出力する音声信号は、信号処
理ブロックの出力部分において時間軸は一致する。
【0010】次に、信号処理ブロックにおいて、映像信
号413および音声信号414は、それぞれ信号処理さ
れテープに記録される。テープに記録する場合でも、映
像信号と音声信号の時間軸は一致する。信号処理手段4
04において、映像信号413および音声信号414
は、例えば、それぞれアウターパリティを付加された
後、多重されインナーパリティ、SYNC、ID信号等
を付加され、変調されテープに記録される。
【0011】また、記録再生ブロックにおいて、NTS
C信号のような現行のTV方式の映像信号および音声信
号を記録する場合は、映像信号については選択手段40
2において第2の映像信号入力411を選択し、また、
音声信号については、遅延しない音声信号入力412を
選択手段403において選択し、記録再生ブロックに入
力する。
【0012】記録再生ブロックでは、情報量を削減され
たEDTV2信号はもちろん、現行TV方式の映像信号
を記録する場合でも全く同様な処理をおこなってテープ
に記録することができる。図5は、従来の信号処理アダ
プタ等を付加した信号処理置の一般的な構成を示すブロ
ック図である。図5においては、映像信号や音声信号を
発生する情報信号源と、情報信号源から伝送された映像
信号を処理する映像信号処理アダプタや情報信号源から
伝送された音声信号を処理する音声処理アダプタ等から
構成されれいる。以下、図5を参照しながら従来例につ
いて説明する。
【0013】図5において、情報信号源500の出力
は、映像信号処理装置501および音声信号処理装置5
02に接続されている。また、映像信号処理装置501
および音声信号処理装置502の出力は記録再生装置5
03に接続されている。情報信号源500は、例えばカ
メラや音声マイクロフォン等から構成され、映像信号や
音声信号等の情報を発生する。情報信号源500から出
力された映像信号510は、映像信号処理装置501に
入力される。映像信号処理装置501は、例えば、上記
従来例で示したような画像高能率符号化や、ディジタル
ビデオエフェクト(DVE)等の映像信号処理をおこな
う。映像信号処理装置501では、信号処理にともなう
遅延が発生する。一方、情報信号源500から出力され
た音声信号511は、音声信号処理装置502に入力さ
れる。音声信号処理装置502においても映像信号と同
様に、例えば、音声高能率符号化やエフェクト等の音声
信号処理をおこなう。音声信号処理装置502では、信
号処理にともなう遅延が発生する。
【0014】映像信号処理装置501の出力の映像信号
512および音声信号処理装置502の出力の音声信号
513は、記録再生装置503に伝送される。記録再生
装置503は、上記DVTR等、映像信号と音声信号を
同時に記録できる装置である。入力された映像信号51
2と音声信号513は、それぞれ信号処理において異な
る遅延が発生しているため、信号処理装置503におい
ては、映像信号と音声信号の遅延差を吸収して、映像信
号と音声信号のタイミングをあわせて記録する必要があ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の信号処理装置では、信号処理ブロックにおいて、
音声信号を遅延するためのメモリを持つ必要があり、ハ
ードウエア規模が増加するという問題点があった。ま
た、音声信号を入出力するコネクタを信号処理ブロック
に持つ必要がありコストアップの要因となっていた。ま
た、実際には、選択手段をもたずに、装置間の配線を人
手でつなぎ直す場合が多いため、記録再生ブロックに、
現行TV信号を記録再生する場合と、例えばEDTV2
信号を記録再生する場合に、入出力用のコネクターを、
つなぎ変える必要があり、操作性が悪くなってしまうと
いった問題点もあった。
【0016】また、上記した一般的な構成例において
も、情報信号源と記録再生装置間に複数の映像信号処理
装置および音声信号処理装置が挿入される場合があるた
め、映像信号と音声信号の遅延差が、記録再生装置でわ
からなくなってしまうといった問題点があった。また、
たとえ遅延差がわかったとしても、手動で遅延差を吸収
する必要があり、操作性がよくないという問題点もあっ
た。
【0017】本発明は上記の問題を解決するもので、コ
スト上昇がほとんど無く、操作性が良い、映像信号およ
び音声信号を記録、再生、伝送するための信号処理装置
を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、信号処理ブロックと記録再生ブロックか
ら成り、第1の映像信号入力を処理する第1の信号処理
手段と、第1の信号処理手段の出力と第2の映像信号入
力の一方を選択する選択手段と、音声信号入力を遅延さ
せる遅延手段と、選択手段の出力と遅延手段の出力を処
理する第2の信号処理手段とを備え、第1の信号処理手
段は、信号処理ブロックに有り、遅延手段と第2の信号
処理手段は、記録再生ブロックに有るものである。
【0019】または、映像信号入力から、映像信号の遅
延情報を分離する第1の遅延情報分離手段と、第1の遅
延情報分離手段の出力の映像信号を処理する第1の信号
処理手段と、第1の遅延情報分離手段の出力する遅延情
報と第1の信号処理手段における映像信号の遅延時間を
加算する第1の遅延情報加算手段と、第1の信号処理手
段の出力に第1の遅延情報加算手段から出力された遅延
情報を多重する第1の遅延情報多重手段と、音声信号入
力から、音声信号の遅延情報を分離する第2の遅延情報
分離手段と、第2の遅延情報分離手段の出力の音声信号
を処理する第2の信号処理手段と、第2の遅延情報分離
手段の出力する遅延情報と第2の信号処理手段における
音声信号の遅延時間を加算する第2の遅延情報加算手段
と、第2の信号処理手段の出力に第2の遅延情報加算手
段から出力された遅延情報を多重する第2の遅延情報多
重手段とを備えたものである。
【0020】または、上記の信号処理装置において遅延
情報を多重された映像信号および音声信号から、各々映
像信号の遅延情報を分離する第3の遅延情報分離手段
と、音声信号の遅延情報を分離する第4の遅延情報分離
手段と、第3の遅延情報分離手段の出力する映像信号の
遅延情報と第4の遅延情報分離手段の出力する音声信号
の遅延情報に基づいて、映像信号と音声信号の遅延量を
制御する制御手段と、前記制御手段によって制御され、
前記第3の遅延情報分離手段の出力する映像信号と前記
第4の遅延情報分離手段の出力する音声信号との遅延量
を調整する遅延調整手段とを備えたものである。
【0021】
【作用】上記構成の信号処理装置は、信号処理ブロック
において発生する映像信号の遅延に対応する音声の遅延
補正を記録再生ブロック側で補正することにより、音声
入出力用コネクタ端子を信号処理ブロックおよび記録再
生ブロックの両方に持つ必要がないためコストを削減す
ることが可能となる。また、情報量の違う映像信号を音
声信号とともに記録再生する場合でも、コネクター等の
接続を全く変えずに記録再生でき、操作性を格段に向上
させることが可能となる。
【0022】また、映像信号処理時および音声信号処理
時のそれぞれにおいて生ずる、遅延量を加算しながら伝
送し、伝送されてきた映像信号と音声信号の総遅延量の
差を演算して、自動的に映像信号と音声信号を遅延差を
吸収することで、映像信号と音声信号とのタイミングを
合わせて記録等の処理がおこなえる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施例に
おける信号処理装置の構成を示すブロック図である。本
実施例では、EDTV2信号あるいはHDTV信号等の
次世代TV方式に対応した映像信号を、高能率符号化に
よって情報量を現行TV方式と同じ情報量まで削減し、
例えばD1VTRあるいは、D5VTR等のディジタル
VTRに記録再生をおこなう装置の一例について説明す
る。
【0024】また、以下の説明では、映像信号を高能率
符号化および復号化する装置(以下、信号処理ブロック
と称す)および、D1VTRあるいはD5VTR等のデ
ィジタルVTRのように映像信号を記録再生する装置
(以下、記録再生ブロックと称す)の2体型システムに
ついて説明をおこなう。図1において、第1の映像信号
110は、信号処理ブロック内の第1の信号処理手段1
00に入力されている。選択手段101は、信号処理手
段100の出力と第2の映像信号入力111のうち一方
を選択して出力する。選択手段101において選択され
た映像信号112は、記録再生ブロックに入力され第2
の信号処理手段102で処理される。音声信号入力11
3は、遅延手段103において遅延され、信号処理手段
102に入力される。
【0025】本実施例においては、第1の映像信号11
0は、EDTV2方式によるTV信号であり、第2の映
像信号入力111はNTSC信号であるとする。記録再
生ブロックは、情報量を削減されたEDTV2方式の映
像信号や現行NTSC方式の信号の記録再生が可能であ
るとする。また、音声信号入力113は、AES/EB
Uディジタル音声入力であるとする。
【0026】信号処理手段100では、入力された映像
信号110の情報量を、高能率符号化によって削減す
る。高能率符号化は、例えば、入力信号を8*8等のブ
ロックに分割するブロッキング処理、ブロック毎に映像
信号を周波数領域に変換するディスクリート・コサイン
変換(以下、DCTと称す)、DCTされたデータの量
子化、量子化されたされたデータの順番を並べかえるシ
ャフリング処理、データの可変長符号化、DVTRへ記
録するためのフォーマット変換等の処理が行われる。こ
れらの処理において、例えば1フィールド単位でシャフ
リングをおこない、1フィールド単位でフォーマット変
換をおこなうとすれば、高能率符号化処理において2フ
ィールドの遅延が発生することになる。
【0027】選択手段101は信号処理ブロックの信号
処理手段100から出力された情報量を削減された映像
信号と、第2の映像信号入力111のうち一方を選択し
て出力する。記録再生ブロックは、高能率符号化され、
情報量を削減されたEDTV2信号あるいはHD信号は
もちろん、現行TV方式であるNTSC方式のTV信号
を記録することができる。記録再生ブロックにおいて、
入力された音声信号113は遅延手段103において、
映像信号110が信号処理ブロックの信号処理手段10
0において遅延する遅延時間分遅延される。すなわち、
信号処理手段100において映像信号が2フィールド遅
延する場合には、遅延手段103において2フイールド
遅延させる。選択手段101で選択された映像信号11
2と遅延手段103において遅延された音声信号は、第
2の信号処理手段102において処理され、テープに記
録される。信号処理手段102では、例えば、映像信号
および音声信号それぞれについて、アウターパリティを
付加した後、映像信号と音声信号を多重し、インナーパ
リティ、SYNC、ID信号等を付加し、変調後テープ
に記録される。
【0028】以上のように、本実施例によれば、映像と
音声のタイミングを合わせるため、記録再生ブロック側
で音声を遅延させている。そのため、信号処理ブロック
側に、音声信号の入出力用のコネクタがいらない。ま
た、一般的には、音声データにアウタパリティをつける
際に、一度音声データをフィールドメモリに取り込んで
処理することが多い。音声信号のサンプル数は、例えば
音声クロックが48kHzの場合映像信号の1フィール
ドあたり800サンプル程度なので、フィールドメモリ
の容量には余裕があることが多い。もし、フィールドメ
モリの容量に余裕があるならば、遅延手段103の機能
をアウタパリティ付加用のメモリに取り込むことができ
る。すなわち、アウタパリティ付加用のメモリにおいて
音声信号の遅延処理をおこなう。この場合、新たに音声
遅延用にフィールドメモリを追加することなく音声の遅
延がおこなえ、ほとんどコストアップをともなわずに、
映像と音声のタイミング合わせが行える。
【0029】図2は、本発明の第2の実施例における信
号処理装置の構成を示したブロック図である。図2にお
いて、映像信号入力210は、遅延情報分離手段200
に入力されている。遅延情報分離手段200で分離され
た遅延情報は、遅延情報加算手段202に入力される。
また、遅延情報分離手段200の出力する映像信号は、
信号処理手段201に入力される。信号処理手段201
の出力および遅延情報加算手段202の出力は、遅延情
報多重手段203に入力されている。また、音声信号入
力211は、遅延情報分離手段204に入力されてい
る。遅延情報分離手段204で分離された遅延情報は、
遅延情報加算手段206に入力される。また、遅延情報
分離手段204の出力する音声信号は、信号処理手段2
05に入力される。信号処理手段205の出力および遅
延情報加算手段206の出力は、遅延情報多重手段20
7に入力されている。
【0030】図2において、映像信号処理ブロックは、
例えば従来例の図5に示した映像信号処理装置501に
相当する。また、音声信号処理ブロックは、例えば従来
例の図5に示した音声信号処理装置502に相当する。
映像信号処理ブロックおよび音声信号処理ブロックで
は、例えば高能率符号化がおこなわれ、情報量の圧縮が
おこなわれる。
【0031】図2において、映像信号入力210は遅延
情報分離手段200に入力される。映像信号入力210
には、水平ブランキング区間あるいは垂直ブランキング
区間に、映像信号の遅延情報が挿入されているものとす
る。ここでいう遅延情報とは、映像信号が、カメラ等の
情報信号源から出力されてからの遅延量の総和を示す。
映像信号入力210は、映像信号処理ブロックに入力さ
れるまでに、同様な映像信号処理ブロックを複数個経由
して、映像信号処理ブロックに入力されているものとす
る。遅延情報分離手段200では、入力される映像信号
210から、遅延情報を分離する。遅延情報分離手段2
00の出力は、信号処理手段201に入力され、信号処
理が行われる。
【0032】信号処理手段201は、例えば高能率符号
化やDVE等の処理がおこなわれ、映像信号には遅延が
発生する。遅延情報加算手段202では、遅延情報分離
手段200において分離された遅延情報と、信号処理手
段201における映像信号の遅延量を加算する。遅延情
報多重手段203は、信号処理手段201の出力する映
像信号の水平あるいは垂直ブランキング区間に、遅延情
報加算手段において加算された遅延情報を多重して出力
する。映像信号処理ブロックの出力において、映像信号
の情報信号源から出力されてからの総遅延量が、映像信
号に多重されて伝送される。
【0033】同様にして、音声信号入力211は遅延情
報分離手段204に入力される。音声信号入力211
は、例えばAES/EBUディジタル信号であり、AE
S/EBU信号のうちCビットあるいはUビットに遅延
情報が書き込まれているものとする。ここでいう遅延情
報とは、音声信号が、マイクロフォン等の情報信号源か
ら出力されてからの遅延量の総和を示す。音声信号入力
211は、音声信号処理ブロックに入力されるまでに、
同様な音声信号処理ブロックを複数個経由して音声信号
処理ブロックに入力されているものとする。遅延情報分
離手段204では、入力される音声信号211から、遅
延情報を分離する。遅延情報分離手段204の出力は、
信号処理手段205に入力され、信号処理が行われる。
【0034】信号処理手段205は、例えば高能率符号
化やエフェクト等の処理がおこなわれ、音声信号には遅
延が発生する。遅延情報加算手段206では、遅延情報
分離手段204において分離された遅延情報と、信号処
理手段205における音声信号の遅延量を加算する。遅
延情報多重手段207は、信号処理手段205の出力す
るAES/EBU音声信号の、CビットあるいはUビッ
トに遅延情報加算手段において加算された遅延情報を多
重して出力する。音声信号処理ブロックの出力におい
て、音声信号の情報信号源から出力されてからの総遅延
量が、音声信号に多重されて伝送される。
【0035】以上のように、本実施例によれば、情報信
号源から出力されてからの映像信号および音声信号の遅
延量を、順次加算していくことで、映像信号および音声
信号の遅延量が伝送され、映像信号と音声信号の遅延差
を容易に知ることができる。図3は、本発明の第3の実
施例における信号処理装置の構成を示したブロック図で
ある。図3において、映像信号入力310は、遅延情報
分離手段300に入力されている。遅延情報分離手段3
00で分離された遅延情報は、制御手段302に入力さ
れる。また、音声信号入力311は、遅延情報分離手段
301に入力されている。遅延情報分離手段301で分
離された遅延情報は、制御手段302に入力される。遅
延情報分離手段300の出力する映像信号と遅延情報分
離手段301の出力する音声信号は、遅延調整手段30
3に入力され、制御手段302の出力によって遅延量が
制御される。
【0036】本実施例は、映像信号と音声信号を記録す
る例えばDVTR等の記録再生装置の一部に相当する。
すなわち、従来例の図5で示した記録再生装置503の
一部分に相当する。図3において、映像信号入力310
は遅延情報分離手段300に入力される。映像信号入力
310には、水平ブランキング区間あるいは垂直ブラン
キング区間に、映像信号の遅延情報が挿入されているも
のとする。ここでいう遅延情報とは、映像信号が、カメ
ラ等の情報信号源から出力されてからの遅延量の総和を
示す。映像信号入力310は、本信号処理装置に入力さ
れるまでに、例えば上記第2の実施例で示したような映
像信号処理ブロックを複数個経由して本信号処理装置に
入力されているものとする。遅延情報分離手段300で
は、入力された映像信号310から、遅延情報を分離す
る。遅延情報分離手段300の出力は、制御手段302
に入力される。
【0037】また、音声信号入力311は遅延情報分離
手段301に入力される。音声信号入力311は、例え
ばAES/EBUディジタル信号であり、AES/EB
U信号のうちCビットあるいはUビットに遅延情報が書
き込まれているものとする。ここでいう遅延情報とは、
音声信号が、マイクロフォン等の情報信号源から出力さ
れてからの遅延量の総和を示す。音声信号入力311
は、本信号処理装置に入力されるまでに、上記第2の実
施例で示したような音声信号処理ブロックを複数個経由
して本信号処理装置に入力されているものとする。遅延
情報分離手段301では、入力される音声信号311か
ら、遅延情報を分離する。遅延情報分離手段311の出
力は、制御手段301に入力される。
【0038】遅延調整手段303は、例えばメモリ等で
構成され、映像信号と音声信号との遅延差を調整する。
遅延調整手段303には、映像信号入力310と、音声
信号入力311が入力され、制御手段302からの制御
信号にもとずいて、映像信号と音声信号の遅延差を吸収
する。遅延調整手段303から出力された映像信号と音
声信号は、例えばDVTRでは、信号処理され変調され
テープに記録される。
【0039】以上のように本実施例によれば、遅延調整
手段303から出力された映像信号と音声信号は、自動
的に遅延差が吸収されており、手動で遅延差を調整する
ような煩雑さが解消される。また、遅延調整手段を、伝
送路の途中に挿入することで、映像信号と音声信号の遅
延差が吸収され、映像信号と音声信号の同期をとること
が容易になる。
【0040】なお、第1または第3の実施例において
は、記録再生するブロックまたは装置をDVTRとした
が、DVTR以外の映像信号と音声信号を同時にあつか
う装置に適用されることは、いうまでもない。また、第
1ないし第3の実施例において、次世代TV信号として
EDTV2信号を例にあげたが、EDTV2信号のとど
まらず、HDTV信号やあるいは他方式のTV信号を現
行方式に変換して伝送あるいは記録する場合においても
同様であることはいうまでもない。
【0041】また、第2および第3の実施例において
は、映像信号および音声信号それぞれについて、遅延量
の総和を伝送したが、例えば総和でなく映像信号と音声
信号の遅延量の差分を伝送してもよいことはいうまでも
ない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の信号処理
装置によれば、音声信号入出力用のコネクタを削減する
ととができコストダウンが可能となる。また、EDTV
2信号やあるいは現行NTSC信号等情報量の違う映像
信号を記録再生する場合でも、コネクター等の接続を全
く変えずに記録再生でき、操作性を格段に向上させるこ
とが可能となる。また、映像信号と音声信号の同期を取
ることが容易になる。
【0043】以上のように本発明の実用上の効果は大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における信号処理装置の
構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における信号処理装置の
構成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施例における信号処理装置の
構成を示すブロック図
【図4】従来の信号処理装置の構成を示すブロック図
【図5】同信号処理装置の他の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100 第1の信号処理手段 101 選択手段 102 第2の信号処理手段 103 遅延手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−95522(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 H04N 5/92

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号処理ブロックと記録再生ブロックと
    から成る信号処理装置であって、第1の映像信号入力を
    処理する第1の信号処理手段と、前記第1の信号処理手
    段の出力と第2の映像信号入力の一方を選択する選択手
    段と、音声信号入力を遅延させる遅延手段と、前記選択
    手段の出力と前記遅延手段の出力とを処理する第2の信
    号処理手段とを備え、前記第1の信号処理手段は、前記
    信号処理ブロックに有り、前記遅延手段と前記第2の信
    号処理手段は、前記記録再生ブロックに有ることを特徴
    とする信号処理装置。
  2. 【請求項2】 映像信号入力から、映像信号の遅延情報
    を分離する第1の遅延情報分離手段と、前記第1の遅延
    情報分離手段の出力の映像信号を処理する第1の信号処
    理手段と、前記第1の遅延情報分離手段の出力する遅延
    情報と前記第1の信号処理手段における映像信号の遅延
    時間を加算する第1の遅延情報加算手段と、前記第1の
    信号処理手段の出力に前記第1の遅延情報加算手段から
    出力された遅延情報を多重する第1の遅延情報多重手段
    と、音声信号入力から、音声信号の遅延情報を分離する
    第2の遅延情報分離手段と、前記第2の遅延情報分離手
    段の出力の音声信号を処理する第2の信号処理手段と、
    前記第2の遅延情報分離手段の出力する遅延情報と前記
    第2の信号処理手段における音声信号の遅延時間を加算
    する第2の遅延情報加算手段と、前記第2の信号処理手
    段の出力に前記第2の遅延情報加算手段から出力された
    遅延情報を多重する第2の遅延情報多重手段とを備えた
    信号処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の信号処理装置において遅
    延情報を多重された映像信号および音声信号から、映像
    信号の遅延情報を分離する第3の遅延情報分離手段と、
    音声信号の遅延情報を分離する第4の遅延情報分離手段
    と、第3の遅延情報分離手段の出力する映像信号の遅延
    情報と第4の遅延情報分離手段の出力する音声信号の遅
    延情報に基づいて、映像信号と音声信号の遅延量を制御
    する制御手段と、前記制御手段によって制御され、前記
    第3の遅延情報分離手段の出力する映像信号と前記第4
    遅延情報分離手段の出力する音声信号との遅延量を調
    整する遅延調整手段とを備えた信号処理装置。
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